JPS63287934A - カメラの保護バリア開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の利用分野］ この発明は、カメラの保護バリア開閉装置に関するもの
であり、特に、保護バリアを形状記憶合金の動力で開閉
するように構成した保護バリア開閉装置に関するもので
ある。

［発明の背景］ 従来公知の保護バリア開閉装置は、開放用操作手段、閉
鎖用操作手段、保護バリア駆動部材、及びバリア駆動保
持部材の合計４種の部材から構成されており、該バリア
駆動保持部材としてばねが用いられていた。この公知の
装置においては、保護バリアの開放操作時及び閉鎮操作
時には該ばねの力とは反対方向に力を加えることが必要
であったため、かなりの操作力を要し、従って、保護バ
リアを開閉しにくいという欠点があった。

［発明の目的］ この発明の目的は、手指によって大きな操作力をバリア
操作部材に加える必要がなく、軽くバリア操作部材等を
押えるだけでバリアを開閉することがで診るとともにバ
リアを開放する時もバリアを閉鎖する時も同じ操作を行
なうだけでよい、新規な保護バリア開閉装置を提供する
ことである。

［発明の概要］ この発明による保護バリア開閉装置は、保護バリアを開
閉駆動する形状記憶合金製の駆動部材と、該駆動部材に
通電するための通電回路と、該保護バリアが開位置にあ
るか閉位置にあるかを検出する検出器と、該検出器の検
出結果に応じて該保護バリアの次の動作時の通電を決定
する手段と、該保護バリアを開位置に向って駆動する場
合及び閉位置に向って駆動する場合のいずれの場合にお
いても同一操作で操作される保護バリア開閉操作スイッ
チと、を有していることを特徴とする０本発明の保護バ
リア開閉装置では、保護バリアの駆動部材が電気的エネ
ルギーを機械的な力に変換する動力発生部材として構成
されているので該保護バリアを起動する時の必要操作力
は電気的スイッチを操作するに必要な極めて小さな操作
力で足り、従って、本発明の保護バリーア開閉装置は従
来公知の装置にくらべて極めて操作が容易である。

また、本発明の保護バリア開閉装置は、保護バリアが開
位置にあるか閉位置にあるかを検出するとともにその検
出結果に応じて次の動作を保護バリアに行わせるために
通電方向が自動的に選択されるように構成されているの
でカメラ使用者は保護バリアを開くか閉じるかに関係な
く常に同じ操作を行うだけでよく、従って、従来公知の
装置にくらべて操作が容易である。

［発明の実施例］ 以下に図面を参照して本発明の一実施例を説明する。

第１図は本発明による保護バリア開閉装置の一実施例に
おいて保護バリアが閉位置にある状態を示した正面図、
第２図は第１図の装置において該保護バリアが開位置に
ある状態を示した正面図、第３図は該装置の電気的構成
の一実施例を示した図、である。

第１図及び第２図において、１は軸１ａを中心として回
動可能な保護バリア、６は該保護バリア１によって開閉
されるべき領域、７はカメラのレンズ鏡筒等に固定され
た固定板、２は該保護バリア１が閉鎖位置　（第１図に
示した位置）にある時には該保護バリア１を該閉鎖位置
に留めるように作用するとともに該保護バリア１が開放
位置（第２図に示した位置）にある時には該保護バリア
１を該開放位置に留めるように作用する保持ばね、３は
収縮した時に保護バリア１を閉鎖位置から開放位置へ向
って駆動する形状記憶合金製の第１駆動部材、４は収縮
した時に保護バリア１を開放位置から閉鎖位置へ向って
駆動する形状記憶合金製の第２駆動部材、５は３個の接
片５ａ〜５ｃを有して保護バリア１に固定された位置検
出器、８及び９は該位置検出器５の３個の接片５ａ〜５
ｃのうちの中央の接片５ｂに該開放位置と該閉鎖位置と
において圧接されて該接片５ｂを第１図及び第２図のよ
うに側方へ変位させる固定ビン、である、保持ばね２及
び第１駆動部材３並びに第２駆動部材４は保護バリア１
の柄部と固定板７との間に張設されている。保護バリア
１の柄部における保持ばね２の固定位置１ｂは、保護バ
リア１が第１図に示した閉鎖位置にある時には軸１ａよ
りも先端側に位置し、保護バリア１が第２図の開放位置
にある時には軸１ａよりも基端側に位置するように設定
されている。

第１及び第２の駆動部材３及び４は第３図の回路に組込
まれており、該駆動部材３及び４には通電制御回路１１
から電流が供給されるようになっている０通電制御回路
１１への入力信号が前記位置検出器５から供給されるよ
うになっており、該位置検出器５の接片５ｂが他の接片
５ａ及び５ｃのいずれに接触するかによって該通電制御
回路１１が駆動部材３及び４のいずれに電流を供給する
かが決定される。

位置検出器５と直列に接続されたスイッチ１０は不図示
の開閉操作用ボタンと一体になったスイッチであり、該
スイッチｌＯは保護バリア１の開こうとする場合及び閉
じようとする場合のいずれの場合においても該ボタンを
押すことによって閉じられる開閉共通スイッチである。

１２は保護バリア１が開放された時にカメラを撮影可能
状態にするための制御回路である。

次に前記の如き本実施例の保護バリア開閉装置の動作を
動作を説明する。

カメラの非使用時には保護バリア１はＮ１図のように領
域６を遮蔽する閉位置にあり、位置検出器５の接片５ｂ
は固定ビン８に係合して接片５ａに圧接されている。従
って、位置検出器５は第３図のようになっている。この
時には第１及び第２の駆動部材３及び４は共に通電され
ていない状態にあり、保持ばね２の作用のみによって保
護バリア１が強制的に第１図の位置に保持されている。

従って、第２の駆動部材４は収縮した状態にされてはい
るが第２の駆動部材４は収縮する方向の力を発生してい
ない、また、第１の駆動部材３も収縮方向の力も伸長方
向の力も発生していない。

保護バリア１が第１図の位置に静止している時に不図示
のバリア開閉ボタンを押すとスイッチ１０が閉じ、スイ
ッチ１０及び位置検出器５の接片５ｂ及び５ａを介して
通電制御回路１１に「バリア開」を表わす入力信号が入
るため、通電制御回路１１は第１の駆動部材３に通電を
行って該駆動部材３を所定温度になるように加熱する９
通電が行われて該駆動部材３が所定温度まで加熱される
と、該駆動部材３は急速に収縮し、その結果、保護バリ
ア１は第１図の位置から軸１ａを中心として時計方向に
回動されて最終的に第２図の位置まで回動されて停止す
る。従って領域６（すなわち、撮影用レンズ開口部）が
露出して撮影が可能となる。なお、保護バリア１が第１
図の位置から第２図の位置まで回動する間、第２の駆動
部材４に対して通電が行われていないので、第２の駆動
部材４は通常のばねと同じように外力によって伸長され
るのみである。

保護バリアｌが第２図の位置に到達すると、位置検出器
５の接片５ｂが固定ピン９に当接することによって接片
５Ｃ側へ押し曲げられるため、接片５ｂと接片５Ｃとが
接触する。このため、通電制御回路１１は駆動部材３へ
の通電を停止するとともに次の動作時には駆動部材４へ
の通電を行うようにセットされる。また、接片５ｂと接
片５ｃとが接触したことに応じて制御回路１２に信号が
入り、該制御回路１２によフてカメラが撮影可能状態に
セットされる。

撮影終了後、再び不図示バリア開閉ボタンを押すと、ス
イッチ１０が再び閉じ、今度は駆動部材４に通電が行わ
れる。駆動部材４に通電が行われて駆動部材４が所定温
度に加熱されると、該駆動部材４が急速に収縮するため
、保護バリア１は第２図の位置から第１図の位置に回動
されて該領域６が遮蔽され、また、位置検出器５の接片
５ａと接片５ｂとが接触するため、駆動部材４への通電
が断たれ次の動作時には駆動部材３への通電を行うよう
にセットされる。

保護バリア１は保持ばね２の力のみによって第１図の位
置に保持される。

以上のように本実施例の保護バリア開閉装置では、スイ
ッチ１０と一体の保護バリア開閉操作ボタンを押すだけ
で保護バリアが開閉動作するので、従来の保護バリア開
閉装置のように操作にかなりの力を要することなく、容
易且つ迅速に保護バリアの開閉操作を行うことができる
。

なお、スイッチ１０は独立した開閉操作ボタンと一体に
しておいてもよいが、スイッチ１゜をカメラのレリーズ
ボタンと連動するように構成しておけば、撮影動作と連
動して保護バリアの開閉を自動的に行うことができる。

これにより、保護バリアの開閉操作に際して、保護バリ
アが閉位置にあるのか、閉位置にあるのかを眼で確認す
る必要がないため、保護バリアの開閉状態を誤認するこ
とがない。

［発明の効果］ 実施例で説明したように本発明の保護バリア開閉装置で
は形状記憶合金から成る駆動部材によって保護バリアを
開閉動させるように構成したので保護バリアの開閉操作
時において手指にかなりの力を力な加えて操作部材を操
作する必要がなくなり、指で操作用ボタンを押すだけで
保護バリアを駆動することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による保護バリア開閉装置の一実施例に
おいて保護バリアが閉位置にある状態を示した図、第２
図は該保護バリアが閉位置にある状態を示した図、第３
図は同実施例の装置に含まれる電気回路の一部を示した
概略図、である。 １・・・保護バリア　　　２・・・保持ばね３・・・第
１の駆動部材　４・・・第２の駆動部材５・・・位置検
出器　　　６・・・遮蔽すべき領域８及び９・・・固定
ビン １０・・・バリア開閉操作ボタンに連動するスイッチ１
】・・・通電制御回路。 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 保護バリアを開位置に向って駆動する形状記憶合金製の
   第１の駆動部材と、該保護バリアを閉位置に向って駆動
   する形状記憶合金製の第２の駆動部材と、該保護バリア
   が開位置にあるか閉位置にあるかを検出する検出器と、
   該検出器の検出結果に応じて該保護バリアの次の動作時
   には該第１及び第２の駆動部材のいずれに通電すべきか
   を決定する通電制御手段と、該保護バリアを開位置に向
   って駆動しようとする場合及び該保護バリアを閉位置に
   向って駆動しようとする場合のいずれの場合においても
   同一操作で操作される保護バリア開閉操作スイッチと、
   を有していることを特徴とするカメラの保護バリア開閉
   装置。