JPS63287183A - ビデオ記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビデオ記録装置に関する。

〔従来の技術〕

従来のビデオ記録再生装置、所謂ＶＴＲでは、磁気テー
プに記録する信号は、映像信号と音声信号である。撮影
時、被写体、周辺の環境などは刻々と変化し、ビデオ・
カメラでは、その状況変化に対してフォーカス調整、ア
イリス調整、ホワイト・バランス調整などの各種の調整
を行うことにより対処しているが、それによっても、全
ての状況に対処できているわけではない。その−例とし
て、低照度下での撮影がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

充分な照度が確保できない状況では、カメラからのビデ
オ信号のＳ／Ｎが低下し、記録映像はザラザラした質感
のものになる。これを防ぐために、成る照度以下のとき
には、ビデオ信号をロー・バス・フィルタに通して帯域
制限し、Ｓ／Ｎの改善を図ろうとする構成が提示されて
いる。しかし、この構成では、記録映像をダビングした
場合、ダビング自体によに帯域制限が加わるため、上記
ロー・パス・フィルタにより帯域制限されたシーンは更
に帯域制限されることになり、非常にぼけた画像になっ
てしまう。また、ダビング時にそのシーンの画質をシャ
ープにしようとしても、記録信号は映像信号と音声信号
だけであるので、対策は不可能である。

そこで、本発明はこの問題点を解決するビデオ記録装置
を提示することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係るビデオ記録装置は、カメラからの被写体の
映像信号を記録媒体に記録するビデオ記録装置であって
、被写体の照度を検出する照度検出回路を設け、当該照
度検出回路により検出された照度情報を、当該映像信号
と共に当該記録媒体に記録することを特徴とする。

〔作用〕

撮影時の照度情報を映像信号と共に記録媒体に記録して
おくので、映像再生時に、その照度情報を併せて再生す
ることにより、撮影時の照度状況を知ることができる。

従って、その再生照度情報に応じて、例えば再生映像信
号の通過帯域を調整することで、Ｓ／Ｈの悪い状況で撮
影された映像であっても、選択的にＳ／Ｎを改善できる
。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。第
１図は所謂８ミリＶＴＲにおける一実施例の構成ブロッ
ク図を示す。

第１図において、１０はビデオ・カメラ部、３０は記録
再生系である。１２は撮影レンズ、１４はレンズ１２に
よる被写体像を電気信号に変換し、輝度信号及び色信号
として出力するカメラ映像信号処理回路、。１６はカメ
ラ映像信号処理回路１４から照度情報を検出する照度情
報検出回路、１８はマイクロフォン、２０はマイクロフ
ォン１８からの音声信号を増幅する音声増幅回路、２２
は音声信号出力端子、２４は映像信号出力端子、２６は
照度情報出力端子である。

記録再生系３０において１．３２は音声信号を記録用に
ＦＭ変調する音声信号記録処理回路、３４は映像信号に
記録用の処理（輝度信号についてはＦＭ変調、色信号に
ついては低域に周波数変換して、多重化）する映像信号
記録処理回路、３６は照度情報を音声ＰＣＭエリア内の
ＩＤ情報に変換するＰＣＭ１０記録処理回路である。３
８は記録ヘッド、４０は磁気テープ、４２は再生ヘッド
である。記録・再生の兼用機では記録ヘッドが再生ヘッ
ドを兼ねることもある。

４４は、再生ヘッド４２により再生された信号の内、音
声ＦＭ信号を取り出して復調する音声信号再生回路、４
６は再生された輝度ＦＭ信号及び低域変換色信号から輝
度信号及び色信号を再生する映像信号再生回路、４８は
再生されたＰＣＭ信号から１０信号に変換されていた照
度情報を再生するＰＣＭＩＤ再生回路、５０は、ＰＣＭ
　ＩＤ再生回路４８からの再生照度情報に従い通過帯域
の変化する帯域可変回路であり、映像信号再生回路４６
からの輝度信号及び色信号の通過帯域を制限する。５２
は、再生照度情報による帯域可変回路５０の制御を停止
させるスイッチ、５４は再生音声信号の出力端子、５６
は再生映像信号の出力端子である。

照度情報検出回路１６の照度情報検出原理としては、カ
メラ映像信号処理回路１４に含まれるＡＧＣ（自動利得
制御）回路のＡＧＣｉ１１制御電圧を利用できる。第２
図は、ＡＧＣ制御電圧と照度との関係を示し、照度情報
検出回路１６は、ＡＧＣ制御電圧が一定の照度情報検出
レベルを越えるか否かにより、第２図のＳ／Ｎ悪化領域
（低照度域）であるか否かを示す照度情報を出力する。

第３図は８ミリ・フォーマットＶＴＲの記録信号スペク
トルを示し、第４図はそのテープ・フォーマットを示す
、このスペクトル及びテープ・フォーマット自体は公知
であるので詳しい説明は省略する。

次に、第１図の装置の動作を説明する。撮影・記録時に
は、マイクロフォン１８で得られる音声信号は、増幅回
路２０で増幅され、音声信号記録処理回路３２でＦＭ変
調され、記録ヘッド３８により磁気テープ３０に記録さ
れる。カメラ映像信号処理回路３４からの映像信号（輝
度信号及び色信号）は、映像信号記録処理回路３４で輝
度信号はＦＭ変調され、色信号は低域に周波数変換され
、上記音声ＦＭ信号と共に記録ヘッド３８により磁気テ
ープ４０に記録される。

撮影している被写体の照度が低下し、暗くなると、映像
信号出力端子２４に出力される映像信号のＳ／Ｎは悪化
していく。また、カメラ映像信号処理回路１４における
ＡＧＣ回路での利得減衰量が第２図に示すように減少し
、ＡＧＣ？ｔｄ制御電圧は増大する。ＡＧＣ＊Ｊ？Ｉｆ
ｆ電圧が第２図の照度情報検出レベルを越えると、照度
情報検出回路１６は照度情報信号を出力する。この照度
情報信号は、ＰＣＭ　１０記録回路３６で１フイールド
毎の１０信号に変換され、記録ヘッド３８により磁気テ
ープ４０に記録される。

再生動作を説明する。再生ヘッド４２から得られる音声
ＦＭ信号は音声信号再生回路４４で復調され、再生音声
信号が出力端子５４から出力される。

再生ヘッド４２からの輝度ＦＭ信号と低域変換色信号は
、映像信号再生回路４６でそれぞれ輝度信号と色信号に
戻され、帯域可変回路５０に供給される。また、ＰＣＭ
　１０再生回路４８は、再生ヘッド４２で再生されたＰ
ＣＭ信号から１０信号を取り出し、照度情報信号を復元
する。これにより、磁気テープから再生された個々の映
像に対応する照度情報が得られる。この照度情報を利用
したい場合には、スイッチ５２を閉成する。

スイッチ５２が閉成されている場合、ＰＣＭ　１０再生
回路４８からの照度情報に従い、帯域可変回路５０は、
第５図に示すように通過帯域が変更される。即ち、低照
度下での撮影によるＳ／Ｎの悪いシーンでは、映像信号
再生回路４６からの輝度信号及び色信号の帯域を第５図
の破線のように狭く制限してＳ／Ｎを改善し、通常照度
での撮影によるシーンでは、第５図の実線で示すより広
い帯域にする。

他のＶＴＲへダビングするときや、シャープな映像が要
求されるときには、スイッチ５２を開放しておけばよい
。これにより、ＰＣＭ　１０再生回路４８からの照度情
報は無視される。

上記実施例では、磁気テープに記録された照度情報を用
いて、再生時に再生映像信号の通過帯域を制御したが、
Ｓ／Ｎの改善という点では、再生照度情報に従い帰還型
のノイズ・キャンセラの効果を調節してもよい、また撮
影・記録時に、照度に応じた映像信号処理を行い、再生
時に、再生照度情報に従い映像信号処理前の信号状態に
戻すこともできる。

〔発明の効果〕

以上の説明から容易に理解出来るように、本発明によれ
ば、記録映像が低照度下で撮影されたのか否かを再生時
に知ることができ、従って、記録映像の撮影時の照度に
応じて再生映像のＳ／Ｎ改善処理の程度を調節でき、再
生映像の全体的なＳ／Ｎを改善できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の構成ブロック図、第２図
は照度とＡＧＣ制御電圧との関係図、第３図は記録信号
のスペクトル、第４図は磁気テープの記録パターン、第
５図は帯域可変回路５０の特性図である。 １０−・−カメラ部　１２−撮影レンズ　１８−・−マ
イクロフォン　３０・・−記録再生系　５４−・〜音声
信号出力端子　５６−映像信号出力端子 第２図 第４図 第３図 第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）カメラからの被写体の映像信号を記録媒体に記録
   するビデオ記録装置であって、被写体の照度を検出する
   照度検出回路を設け、当該照度検出回路により検出され
   た照度情報を、当該映像信号と共に当該記録媒体に記録
   することを特徴とするビデオ記録装置。
2. （２）８ミリ規格の磁気テープのＰＣＭＩＤ領域に前記
   照度情報を記録する特許請求の範囲第（１）項に記載の
   装置。