JPS6328701A - 車輪リム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は車輪、特に周囲方向に延在する連続溝を、各ビ
ード座部の軸方向で内側に、しかもそれに隣接したとこ
ろに有するような車輪リムを提供する英国特許明細書第
１５８４５５４号に説明している型の車輪リムに関する
。この溝は専用の車輪リム上でタイヤの特殊なトウを適
合させるように設計されており、それらはタイヤデフレ
ート時でさえ、非常に協力にビードを保持し、結果的に
車を安全に走行させる。このようなタイヤとリムは、“
Ｔ　Ｄ　”という名称で、いくつかの国で知られている
。

（従来の技術） この型の車輪に関わる問題は、”ＴＤ”　　トウを有し
ないが、同一公称ビード着座直径を有する通常のタイヤ
がリムに取付られる場合、十分に“膨大゛させることは
容易であるが、成る種の使用条件のもとでは、空気の保
持が不適切となるという場合である。特に、はんのわず
かに膨らんだタイヤの場合、ビードは溝内に着座した状
態で揺動し、さらに空気ももれる。この結果、ＴＤ“型
のタイヤ及び車輪は危険な誤適合を防ぐためには、非標
準型ビードシートの直径に制限されてしまう。

（発明が解決しようとする問題点） そこで、本発明はそのような車輪に関する前述の問題を
解決し、通常のタイヤと同様のビート保持用トウを有す
るタイヤに使用するのに適した車輪リムを提供すること
である。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、一対の間隔をおいて位置するビード座部と、
その各ビード座部の軸方向内側で、それに隣接した所に
ある周方向に延在するタイヤのトウと嵌合する溝とで成
り、さらにビード座部と溝との間にあって、放射方向の
高さが１〜３Ｍであるようなハンプからなる第２ビード
保持装置を有することを特徴とする、車輪リムである。

このハンプの軸方向の幅は、３帥以下であることが好ま
しい。

車輪に対して軸方向外側にあるハンプの辺縁部リムの軸
方向に対し、８０°又は、それ以上の角度を有する面を
意味する。

前記ハンプは鋳造車輪リムと一体的に鋳造することがで
きるが、圧延式車輪リムの場合、このハンプはリムの製
造後にそのリムに取付られる。そのような取付は溶接等
によって行うことができる。

前記ハンプは断面が矩形部材でも、円形部材であっもよ
い。しかしそれは、車輪のリムのまわりに端部と端部を
接続させるか、或いは離反して位置づけたいくつかの短
い部材によって形成することもできるが、車輪リムに取
付られる周方向へ連続するハンプで構成するのが好まし
い。

前記ハンプは溝に隣接して位置づけてもよいし、溝の肩
部分若しくは端部に取付ることもできる。

本発明の他の態様は添付図面に基づいて実施例によって
説明する。

（実施例） 第１図に示す車輪はテーパー形ビード座部１を有し、こ
の座部ｌはそこから軸方向外側にタイヤ保持フランジ２
を有する。ビード座部１の近くには、タイヤビード受容
溝３が配設され、この溝は英国特許明細書第１５８４５
５４号Ｉこ説明されている“ＴＤ″”型のものである。

この溝３は滑らかにカーブした軸方向外側の溝側部４と
軸方向内側の溝側部５とを有し、これらの側部は車輪の
リムが通常の圧延技術で製造できるような大きさの半径
を有する。

図示のように、軸方向外側の溝側４の上縁には、鋼リン
グ６が溶接される。このリング６は円形の横断面を有し
、そのリング６に隣接するビード座部面の上方へ、放射
方向へ向かって突出する。従ってそのリング６は低いハ
ンプを形成し、軸方向で外側の溝側上に急勾配の表面７
を形成する。

第２図に示す車輪リムは、一体的に鋳造された狭い幅の
ハンプ８を有し、このハンプ８は、車輪リムの軸方向Ａ
Ｘに対し、８０°以上の角度Ｘをなす急勾配の表面７を
有する。

リング６又はハンプ８は、この他の形状にしてもよいが
、標準タイヤを保持するためには、８０゛以上の急勾配
の表面を有することが重要である。

リングの高さは、乗用車用リムについては１．０〜３薗
の範囲で設定することができる。さらに大きな径のリム
については、上記の範囲を越えて、より大きな値とする
ことができるが、この高さはビードがビード座部に固定
されるのを妨げる程、高くてはいけない。さもないとビ
ード補強材を伸張し、損傷を与えることになる。

第３図に本発明の車輪リムに“Ｔ　Ｄ　”タイヤを装着
した場合の断面を示す。ハンプ６又は８は、この場合に
おいて、“Ｔ　Ｄ　”タイヤ及び車輪リムとしてよく知
られているビード保持性に何ら影響を及ぼさない。もし
必要なら、ＴＤ’”タイヤにリング又はハンプ８に嵌合
するような細溝若しくは、ノツチ（切欠部）を加え、タ
イヤとリムの嵌合をさらに向上させることもできる。

前記ビードトウは、溝と嵌合し、ビードが動（ときにハ
ンプ６又は８に妨げられることなく、ビード保持力を発
生する。

しかしながら、第２図に示すように本発明の車輪リムに
標準タイヤを装着したときの組立体は、普通のビード保
持性を有する。

（発明の効果） 本発明によって、“’ＴＤ”タイヤ及び通常のタイヤの
両方に適用しうる車輪リムを得ることができた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の車輪リムの１つのビード座部の横断面
図、第２図は本発明の他の形状を有する車輪リムに標準
タイヤを装着したものの横断面図、第３図は第１図の車
輪リムに“Ｔ　Ｄ　”タイヤを装着したときの横断面図
である。 く図中符号〉 １・・・ビード座部、２・・・タイヤ補強フランジ、３
・・・タイヤビード受容溝、４・・・軸方向外側の溝側
、５００．軸方向内側の溝側、６・・・リング、７・・
・急勾配の表面、８・・・ハンプ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一対の間隔をおいて位置するビード座部と、各ビー
   ド座部に対して軸方向内側にあり、しかもそれに隣接し
   て位置し、周方向へ延在するタイヤのトウと嵌合する溝
   とで成り、前記ビード座部と前記溝との間にあって、放
   射方向にビード座部から測定した高さが１〜３ｍｍであ
   るようなハンプから成る第２ビード保持装置を有するこ
   とを特徴とする車輪リム。 ２、前記ハンプの車輪リムの軸方向の幅が、３ｍｍを越
   えないことを特徴とする、特許請求の範囲１項記載の車
   輪リム。 ３、前記ハンプは前記ビード座部に対して事実上急勾配
   のタイヤ接触面を、軸方向外側の辺縁部に有することを
   特徴とする、特許請求の範囲第２項に記載の車輪リム。 ４、前記タイヤ接触面が、車輪リムの軸方 向に対し、８０°又はそれ以上の角度をなすことを特徴
   とする特許請求の範囲第３項記載の車輪リム。 ５、前記突出部材は横断面が円形のハンプであることを
   特徴とする、特許請求の範囲第３項又は第４項に記載の
   車輪リム。 ６、前記ハンプは前記の溝の軸方向外側の側部の肩部上
   に配設されることを特徴とする、特許請求の範囲第１〜
   ５項のいずれかに記載の車輪リム。 ７、前記ハンプは車輪リムの製造後、その車輪リムに取
   付られることを特徴とする、特許請求の範囲第１〜６項
   のいずれかに記載の車輪リム。 ８、前記ハンプは車輪リムに溶接されることを特徴とす
   る、特許請求の範囲第７項に記載の車輪リム。 ９、前記ハンプは、周方向へ連続していることを特徴と
   する、特許請求の範囲第１〜８項のいずれかに記載の車
   輪リム。