JPS6328676A - サ−マルヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はサーマル式の記録装置の記録ヘッド（サーマル
ヘッド）の構造に関する。

〔従来の技術〕

プリンタやファクシミリなどの記録装置として、プラテ
ンに沿って移動するキャリジ上に記録ヘッドを搭載し、
該記録ヘッドでシート（用紙などの記録媒体）を主走査
しながら記録してい（シリアル式のものが広く使用され
ている。

また、記録方式にはサーマル式、ワイヤドツト式および
インクジェット式などの各方式があり、サーマル式の記
録装置には、普通シートを使用しインクリボンを介して
記録へ、ド（サーマルヘッド）を圧接し熔融インクを付
着する熱転写式記録装置と、加熱により発色する感熱シ
ートを使用しサーマルヘッドを圧接して直接加熱して記
録する感熱式記録装置とがある。

本発明はンリアル型のサーマル式記録装置に使用される
記録ヘッドに関する。

ところで、最近、文意や画像の入出力装置としてのワー
ドプロセッサシステムの需要が多くなっており、このワ
ードプロセッサシステムは、−役に、入力部としてのキ
ーボード、入力ｔｉ　Ｗを画面表示するＣＲＴ、入力情
報を記憶するフロッピーディスクドライブなどの外部記
憶袋τ、並びに出力装置としての記録装置（プリンタ）
から構成されている。

しかし、従来、ワードプロセッサシステムやコンピュー
ターシステムなどにおいては、記録装置は単に受けた画
像データに基いて文字や図形を作成するだけであったの
で、出力されるデータを記憶再生するためにはフロソピ
ーディスクドライブなどの外部記憶装置すなわち記録装
置とは全く別の装置が必要であった。

したがって、システムが大型で重いものになり、操作性
および携帯性に難点があり、しかも高価であった。

例えば、記憶再生装置としても手近かなテープレコーダ
ーを利用することが考えられるが、テープレコーダーは
その多くが音響用であり、デジタル記憶再生には不向き
であり、音量レベルの微調整が必要であり、その書き込
みデータの読み誤りが多発しやすいという欠点がある。

また、テープレコーダーとワードプロセンサーとをコー
ドで接続しなければならず、持ち運びに不便である。

さらに、半導体記憶方式では、バッテリーのバンクアッ
プが必要であり、特別な装置は不要であるが、システム
が高価になったり、記憶容量が不足しがちであるという
欠点があった。

そこで、記録装置自体に磁気記憶再生手段を装着するこ
とが考えられる。この磁気記憶再生手段は、記↑Ｏ媒体
としての磁気テープおよび磁気ストライブあるいは磁気
シートにデータを書き込んだり該磁気シートからデータ
を読み込んだりするための磁気ヘッドで構成される。

しかし、記録装置に記録ヘッドの他に独立した磁気へノ
ドを設ける方法では、磁気ヘッドやその駆動用回路を設
けるためのスペースが必要であり、構造が大型で複雑に
なり、コストも大巾に上がるという問題がある。

〔目的〕

本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決でき
、サーマル式記録装置において、余分なスペースを必要
とせず簡単な構造で、記録動作の他に磁気記憶再生動作
をも実現しうるサーマルヘッドを提供することである。

〔目的達成のための手段〕

本発明は、共通の基板に、複数の電気熱変換体から成る
ドツト形成手段とともに、薄膜磁気ヘッドを設けたサー
マルヘッドにより、上記目的を達成するものである。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明を具体的に説明する。

第１図は本発明によるサーマルヘッドを備えたサーマル
式記録装置を示す。

第１図において、記録装置のベース１にはシート送りモ
ーター２によって回転駆動されるシート送りローラー３
が軸支されており、該シート送りローラーの上側にはプ
ラテンホルダー４が設置され、該プラテンホルダーによ
って前記シート送りローラー３と平行に延びるプラテン
５が支持されている。

用紙またはプラスチック薄板などの記録媒体であるシー
ト６は、シート送りローラー３の周面との摩擦力により
プラテン５の前面に沿って矢印Ａ方向へＩＪｉｌ送（副
走査）される。

前記シート送りローラー３およびプラテン５の前方には
、これらと平行にガイドシャフト７が設置され、該ガイ
ドシャフトにキャリジ８が矢印Ｐ方向に往復動可能に案
内支持されている。

図示の例では、前記キャリジ８は、キャリジモークー９
により、プーリ１ｏおよびタンミングベルト１１等から
成る伝動機構を介して駆動される。

キャリジ８にはプラテン５にバンクアンプされたシート
６に対し、圧接離反可能な記録ヘッド（サーマルヘッド
）１２が搭載されている。

また、キャリジ８には、前記サーマルヘッド１２と前記
シート６との間にインクリボン１３を送給するためのイ
ンクリボンカセット１４が着脱自在（交換可能）に装着
されている。このインクリボン１３は、サーマルヘッド
１２のドツト形成手段により加熱され、熔融インクをシ
ート６上に付着（転写）して印字記録するものである。

前記ベースｌには、キャリジ８の移動方向Ｐと平行に延
び、該キャリジを案内支持するとともに記録時該キャリ
ジの動きを利用してインクリボン１３の巻取り機構を駆
動するためのガイドラック１５が設けられている。

第２図は前記サーマルヘッド１２の正面すなゎ。

ちドツト形成手段が設けられた面の要部を示し、第３図
は第２図中の線■−■から見た平面を示す。

第２図および第３図において、サーマルヘッド１２は、
−枚のセラミックまたはシリコンウェハーで作られた基
板２０の正面に、複数の（例えば２４個）の発熱抵抗体
などの電気熱変換体の列から成るドツト形成手段２１を
配設した構造を有している。

本発明によれば、前記基板２０の表面には、さらに薄膜
磁気ヘッド２２が設けられている。すなわち、サーマル
式のドツト形成手段（印字記録手段）２１と磁気的な記
ｉ宕再生手段２２とが共通の基板２０上に形成されてい
る。

基板２０の表面には、第２図に示すごとく、前記ドツト
形成手段２１の各電気熱変換体に印字データ信号に基い
て通電するためのリード線および共通ｓｉ等のプリント
配線２３、並びに前記薄膜磁気ヘッド２２に通電するた
めの配線（図示せず）が設けられている。

第４図は、第２図中の線ＩＶ−ＩＶに沿った、前記ドツ
ト形成手段２１の横断面を示す。

第４図において、ドツト形成手段２１は、微細パターン
が作りやすく熱応答性にすぐれた薄膜構造をなしており
、基板２０に、′８着されたガラス質のグレーズ２４と
該グレーズの表面に所定間隔をおいて縦１列に添付され
た複数（例えば２４（固）の発熱抵抗体２５と各発熱抵
抗体の両面に接合された電極（リード線など）の１２６
とこれらの表面にコーディングされた耐酸化、−２７お
よび耐摩耗、ｇ２８とを接合して構成されており、その
厚さは例えば４０〜６０μ程度である。

なお、第４図中の矢印Ｐはキャリジ８　（第１図）の移
動方向を示す。

第２図において、前記磁気ヘッド２２は基板２０の側面
に添着して設けられ、プラテン５　（第１図）に向かい
合う面に上下方向に延びる細いギャップ（またはギャッ
プ形成材質）２つが形成されている。

第５図は第２図中の線Ｖ−Ｖに沿った前記磁気ヘッド２
２の横断面を示す。

第５図において、磁気ヘッド２２は、基板２０に添着さ
れた下部絶縁Ｊ’ｆｆ（保ａ！膜）３０と、該絶縁層の
表面に接合された下部磁性層（Ｉ極）３１と、該下部磁
性層の表面に添着されたギャソフ絶縁層（ギャップ形成
材質）３２と、該ギヤ・ノブ絶縁層に隣接して配置され
上下の絶縁１’ｉＪ（フォトレジスト）３３．３３で挟
持されたコイル３４と、これらの表面に添着された上部
磁性層（磁極）３５と、該上部磁性層の表面に接合され
た上部絶縁層（保護膜）３６とから成る積層体で構成さ
れており、その厚さは例えば５０μ程度である。

なお、第５図中の矢印Ｐはキャリジ８　（第２図）の移
動方向を示す。

然して、前記ドツト形成手段２１と前記薄膜磁気ヘッド
２２は、いずれもプラテン５（第１図）と同一高さ位置
に、したがって、第２図に示すようにサーマルヘッド１
２上の同一高さ範囲に形成されており、記録または記憶
再生に際しヘッドダウンした時プラテン５の所定位置に
圧接されるよう配置されている。

第６図は、サーマルヘッド１２のドツト形成手段２１に
よって記録されるシート６の一部に、記録装置に入力さ
れる画像データを前記″ａ膜磁気ヘッド２２によって記
憶（Ｗき込み）しかつ再生（読み込み）するための磁気
ストライプ部を一体的または剥離可能に設けてデータの
記憶再生を兼ねた記録用のシートを例示する。

第６図のシートに記録する場合は、キャリジ８で主走各
するとともに適宜シート送り（副走査〉しながら磁気ス
トライプ部３７以外の部分にインクリボン１３　（第１
図）を使用する熱転写方式または感熱シートを使用する
感熱方式で印字記録を行う。

第６図のシートにデータを記１．ａ再生する場合は、シ
ート送りで磁気ストライプ部３７がプラテン５および磁
気ヘッド２２と同一高さに整合する位１にシート６をセ
ットし、該磁気ヘッド２２を圧接した状態でキャリジ８
を移動させながらデータの書き込みまたは読み込みを実
行していく。

第７図は第６図の磁気ストライプ３了に代る磁気記憶媒
体を例示する。

第７図の記す、９媒体は記録用シート６とは別に単独に
使用できる磁気ストライプユニットであり、クリップ３
８でプラテン５（第１図）に着脱自在に取付けられるス
トライプホルダー３９の前面（磁気へ、ド２２に向い合
う面）に磁気ストライプ４０を添着した構造を有する。

この磁気ストライプ４０はホルダー３９に対し粘着剤等
で着脱（交換）自在に添着することが好ましい。

第８図は以上説明したシリアル式記録装五をワードプロ
セッサーに接続した時の制御系のブロック図である。

第８図において、ワードプロセンサーシステム全体を制
御するｃｐｕｓ　ｏに対して、キーボード５１およびキ
ーボードコントローラ５２から画像データ（情報）が入
力される。ＣＰＵ５０には、キーボード５１等から入力
さた情報（画像データなど）を−時的に貯えたり、シス
テム全体を制御するための各種プログラムが記憶されて
いるメモリー５３が接続されている。

一方、ＣＰＵ５０の出力側にはＣＲＴコントローラ５４
およびＣＲＴ５５が接続され、メモリー５３に入力した
情報（画像データ等）をＣＲＴ５５の画面に表示するよ
う構成され、さらに、ＣＰＬＪ５０の出力側にはプリン
タコントローラ５６を介してプリンタ（記録装置）５７
が接読されている。

前記プリンタ５７は本発明によるサーマルヘッド１２を
備えたものであり、キャリジ８の往復動並びに該キャリ
ジ上のサーマルヘッド１２のドツト形成手段２１および
薄膜磁気ヘッド２２の駆動をプリンタコントローラ５６
からの指令に基いて制御するよう構成されている。

次に具体的な動作を説明する。

キーボード５１から入力された画像データ（情報）は文
節変換等の処理の後メモリー５３に貯えられる。

シート６上への記録を希望する場合は、シート６のセッ
トを検出したりスイッチを操作するなどして記録と記憶
再生のうちから記録の方を選択し、ＣＰＵ５０からプリ
ントコントローラ５６への指令により、サーマルヘッド
１２をヘッドダウンし、キャリジ８の駆動とともに該サ
ーマルヘッド１２のドツト形成手段２１の駆動並びにシ
ート６の送り動作が制御され、従来のシリアル式のサー
マル記録装置と同様にシート６上に画像が形成されてい
く。

磁気記憶を希望する場合は、第６図のシー２トロの磁気
ストライプ３７がプラテン５に合致する所定位置になる
よう該シート６がセットされたこと、あるいは第７図の
磁気ストライプ４０がプラテンに装着されたことを検出
したり、切換えスイッチを操作するなどして磁気記憶制
御を選定する。

そこでＣＰＵ５０から記憶命令が来るとプリンタコント
ローラ５６によりサーマルヘッドｉ２をヘッドダウンし
て薄膜磁気ヘッド２２を磁気ストライプ３７または４０
に圧接し、キャリジ８を走査移動させてメモリー５３か
らのデータを磁気ストライプ３７または４０に書き込ん
でいく。

書き込みが終了すると磁気へラド２２を磁気ストライプ
３７または４０から離反させ、キャリジモーター９を駆
動してキャリジ８を初期位Ｗへ復帰させる。

磁気ストライプ３７または４０に書き込んだ（記憶した
）データを読み込み（再生）する場合は、前述の書き込
みする時の操作と同じような操作をして磁気ヘッド２２
で磁気ストライプ３７または４０を走査することにより
データの再生を実行することができる。

第９図は以上の動作の手順を示すフローチャートである
。

第９図において、ステップ１００で記録装置が起動され
ると、ステップ１０１でキーボード５１からデータが入
力され、ステップ１０２で記録動作であるか否かを判別
する。

記録動作でなければ次のステップ１０３で記録Ｎ主動作
であるか否かを判別する。

ステップ１０２で記録動作が選定されると、ステップ１
０４へ進んでシートを供給してこれを記録装置にセット
し、次いでステップ１０５で記録ヘッド１２をヘッドダ
ウンし、ステップ１０６で記録動作を行なう。

記録動作が終るとステップ１０７でヘッドアップし、ス
テップ１０８で記録装置を初期状態へ復帰させる。

一方、ステップ１０３で記録再生が選定されると、ステ
ップ１０９へ進んで記録装置内に磁気メモリーである磁
気ストライプをセットし、次いでステ、プ１１０で記録
ヘッド１２をヘッドダウンし、ステップ１１１で記憶・
再生動作を行なう。

記憶・再生動作が終るとステップ１１２でヘッドアップ
し、ステップ１１３で記録装置を初期状態へ復帰させる
。

こうして、一連の動作の後ステップ１０８またはステッ
プ１１３で初期状１聾に復帰すると、再びステップ１０
２へ戻り、記録動作または記憶・再生動作を選択して前
述の動作を繰返す。ステップ１０２およびステップ１０
３でいずれの動作も選択しない場合はステップ１１４へ
進み、動作を終了する。

以上説明した実施例によれば、次のような効果が得られ
た。

い）従来記録動作しか実行しえなかった記録値τに対し
、データの記憶再生および校正の機能を付加することが
でき、したがって、フロッピーディスクドライブ等の外
部記憶装置の全部または一部をなくすことができ、シス
テムの構成の簡単化、小型化およびコスト節減を達成で
きた。

（１１）薄膜磁気ヘッド２２をドツト形成手段２１とと
もに共通のヘース（基板）２０上に形成したので、新た
な機能を追加することなくほぼ制御回路の変更のみで、
記憶再生および校正の機能を付加することができた。

また、磁気ヘッド２２を薄膜構造にしたので、セラミッ
ク等の基板２０に対しドツト形成手段２１と類似の薄膜
蒸着工程でヘッド部および配線部を形成することができ
、生産性を高めることができた。

（ｉｉｉ）１つの磁気ヘッド２２で記憶および再生の双
方を行うので、異なるヘットで行う場合に比べ、記憶再
生の信頼性を向上させることができた。

なお、図示の実施例では、本発明をインクリボン１３を
使用する熱転写記録装置に通用したが、本発明はインク
リボンを使用しない感熱シート式記録装置に対しても同
様に適用することができる。

または、図示の実施例では磁気記憶媒体として磁気スト
ライプ３７または４０を使用したが、本発明は磁気ヘッ
ト２２の前面に磁気テープを供給する方式によっても同
様に実施することができる。

〔効果〕

以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、きわ
めて簡単かつ小型の構成で、記録機能に加えてデータの
記憶、再生および校正の機能を実現するのに通したシリ
アル式記録装置用のサーマルヘッドが提供される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるサーマルヘッドを備えたサーマル
式記録装置の斜視図、第２図は本発明の一実施例による
サーマルヘッドの正面図、第３図は第２図の平面図、第
４図および第５図はそれぞれ第２図中の線ＩＶ−ｒＶお
よび線■−■に沿った断面図、第６図は磁気ストライプ
付きのシートを例示する模式図、第７図は着脱式の磁気
ストライプを例示する斜視図、第８図は本発明によるサ
ーマルヘッドを使用した記録装置の制御システムを例示
するブロック図、第９図は第８図の制御システムの動作
手順を示すフローチャートである。 ６−・・−一−−−シート、８−−一−−・−・キャリ
ジ、１２−−サーマルヘッド、２０−−一−−−−基板
、２１−一一−ドツト形成手段、２２−ｍ−−−−−・
−薄膜磁気ヘッド、３７．４０−一一−−−−磁気スド
ライブ。 代理人　弁理士　　大　音　康　毅 第６図 第９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）共通の基板に、複数の電気熱変換体から成るドッ
   ト形成手段とともに、薄膜磁気ヘッドを設けて成るサー
   マルヘッド。