JPS63284343A - 陸屋根の排水構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、陸屋根の排水構造に関し、特に排水性を向上
した陸屋根の排水構造に関する。

〈従来の技術〉 従来、ビル等のコンクリート構造やプレハブ構造の建築
構造物においては、屋根が平坦に形成された陸屋根とな
っている。

しかしながら、この陸屋根は、表面が平坦に形成されて
いるため、排水性が悪く、降雨時に陸屋根の端部隔週に
形成された排水溝に雨水が排水されずに残留し、多くの
水溜りを生じた。

このため、降雨時には歩行困難になる等して陸屋根が使
用できず、特に陸屋根上において、屋上ビアガーデンや
屋上レストラン等の営業を行う場合、営業活動が阻害さ
れ、閉店を余儀なくされる等、被害が甚大となるという
問題点があった。

また、降雨後に使用するためには、水溜りを排除せねば
ならず、手数を要するという問題点があった。

そこで、従来陸屋根の表面を緩やかな蒲鉾状断面の如く
、排水溝に向って傾斜する形状とすることにより、排水
性を高める手段が提案されたが、傾斜面上にテーブルや
椅子を置くと不安定となるばかりではなく、歩行しづら
く、営業活動のみでなく、スポーツ等の余暇利用にも使
用し難く、利用性の面で難点を生ずるという問題点があ
った。

〈発明が解決しようとする問題点〉 このような従来例の問題点に鑑み、本発明の主な目的は
、雨水等の排水機能と平坦性による使用機能とを兼ね備
え、しかも簡易な構成とすることによって、降雨時の水
溜りを防止して、歩行し易くし、屋上ビアガーデン等の
営業活動に支障を生ずることなく使用でき、しかもスポ
ーツ等の余暇利用にも使用し易い陸屋根の排水構造を提
供することにある。

く問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、コンクリート構造
物やプレハブ構造物等の建築構造物の屋上等の略平坦に
形成された陸屋根において、表面に排水路を多数配設し
たことを特徴とする陸屋根の排水構造を提供することに
より達成される。

く作用〉 このように、本発明によれば、雨水等の排水機能と平坦
性による使用機能とを兼ね備え、しかも簡易な構成とす
ることによって、排水性が向上するため、降雨時の水溜
りを防止して、降雨時の営業利用や非降雨時の余暇利用
等の使用が可能となる。

すなわち、降雨時の雨水は、陸屋根に設けられた多数の
排水路に導入され、該排水路を流下して、排水溝へ流入
し、該排水溝を経て排水［Ｉへ導出される。

従って、陸屋根上に降下する雨水は、その殆どが排水路
へ導入されるなめ、陸屋根上に水溜りができるのが阻止
されることになる。

〈実施例〉 次に、本発明を添（寸の図面を参照して特定の実施例に
ついて詳述する。

第１図〜第３図は、本発明に基づく陸屋根の排水構造の
第１の実施例を示している。

陸屋根１は、平坦な屋根床２と、同法２の４隅が起立し
て立上り形成された立上り壁３と、固壁３に沿って四端
縁に溝状に形成された排水溝４と、同情４の端部に形成
された排水［１５から形成されている。

この屋根床２には、線状の排水路６が平行に多数配設さ
れでいる。

排水路６は、横断面がコ字状に形成された排水条溝７の
上端に、蓋受溝８が拡幅して形成され、さらに縦断面が
排水条溝７の底面の高さを屋根床２の中央で最高位とな
り、かつ排水溝４との結合部で最下位となるように略山
形に傾斜形成されている。

また、上記蓋受は溝８には、表面が屋根床２の表面と同
一平坦面となるようにして、平坦に形成された上蓋９が
着脱自在に設けられている。

この上蓋９は鉄板やプラスチックス板等の板材からなり
、表裏を貫通ずる導入孔１０が略均等なピッチで多数穿
設されている。

次に、上記実施例の作用について説明する。

上記陸屋根の排水構造によれば、屋根床２に平行線状の
排水路６を多数配設することにより、特に降雨時におけ
る雨水をより一層効果的に排水することができる。

すなわち、降雨の際に屋根床２上に降下した雨水は、上
蓋９に形成された多数の導入孔１０から排水条溝７内に
導入される。そして、該排水条溝７の傾斜底面に沿って
排水路６を流下して、屋根床２の端部に形成された排水
溝４に流入する。さらに、雨水は該排水溝４を流下して
間溝４の隅部に形成された排水口５から排出される。

第４図は、本発明の第２の実施例を示すものであり、上
記実施例の線状の排水路６が、屋根床２に平行かつ直交
させて多数升目状に配設されている。

すなわち、縦断面において底面の高さが、屋根床２の中
央で最高位となり、かつ排水溝４との結合部で最下位と
なるように略山形に傾斜形成された線状の排水路６が、
縦横に多数直交して升目組状に配設されている。

したがって、屋根床２の表面の排水性がより一層向上す
る利点がある。

尚、本発明の陸屋根の排水構造は、上記実施例のものに
限られることなく、例えば排水路６の配置を菱目組状、
鱗組状、斜組状等の非直交組状の配設にすることもでき
、また排水路６も直線状のものに限られることなく、折
線状や曲線状とすることもできる。

〈発明の効果〉 このように本発明によれば、雨水等の排水機能と平坦性
による使用機能とを兼ね備え、しかも簡易な構成とする
ことによって、屋根床に降下する雨水を排水路に導入し
て、排水溝を経て排水口へ排ＥＥ四−るため、屋根床の
排水性が向上し、還根床の水溜りの発生が防止される。

また、屋根床の表面は平坦性が維持されているため、上
記水溜り発生が防止されるのと相俟って、降雨中におい
ても歩行に支障を来さないので、屋上ビアガーデンや屋
上レストラン等の営業活動をそのまま続行できるなめ、
営業上の利便性が大である。

さらに、屋根床の表面が平坦であるため、スポーツ等の
余暇活動にも利用でき、陸屋根を幅広く利用することが
できる。

また、排水路の形成は、屋根床の施工時に同時に施工で
き、その施工も簡易であるため、製作費用が低順であり
、その効果は極めて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に基づく陸屋根の排水構造の第１の実施
例を示す平面図である。 第２図は第１図の縦断面図である。 第３図は第１図の拡大横断面図である。 第４図は本発明に基づく陸屋根の排水構造の第２の実施
例を示す平面図である。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）コンクリート構造物やプレハブ構造物等の建築構
   造物の屋上等の略平坦に形成された陸屋根において、 表面に排水路を多数配設したことを特徴とする陸屋根の
   排水構造。
2. （２）排水路は、平行線状に多数配設されていることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の陸屋根の排水
   構造。
3. （３）排水路は、升目組状に多数平行かつ直交させて配
   設されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項に
   記載の陸屋根の排水構造。
4. （４）排水路は、菱目組状、鱗組状、斜組状等の非直交
   組状に多数平行かつ非直交状に交叉させて配設されてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の陸屋
   根の排水構造。
5. （５）排水路は、陸屋根に条状に凹入形成された排水条
   溝と、該排水条溝の上面を覆う上蓋とからなることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項〜第４項の何れかに記載
   の陸屋根の排水構造。
6. （６）上蓋は、表面から裏面まで貫通する導入孔が多数
   穿設されていることを特徴とする特許請求の範囲第５項
   に記載の陸屋根の排水構造。