JPS63284159A - チオエ−テル基を有するカテコ−ル類の合成方法 - Google Patents

チオエ−テル基を有するカテコ−ル類の合成方法

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JPS63284159A
JPS63284159A JP62118441A JP11844187A JPS63284159A JP S63284159 A JPS63284159 A JP S63284159A JP 62118441 A JP62118441 A JP 62118441A JP 11844187 A JP11844187 A JP 11844187A JP S63284159 A JPS63284159 A JP S63284159A
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泰宏 嶋田
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耕三郎 山田
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、チオエーテル基を有するカテコール類を選択
的に高収率で合成する方法に関する。
(従来の技術) チオエーテル基を有するカテコール類は、写真用化合物
として有用な化合物である0例えばその有用性は、特開
昭61−233741号に記載されている。さらに防腐
剤、防錆剤、保恒剤、医薬品などの中間体として用途の
開発が見込まれる化合物である。
従来、カテコール類にスルフィド類を導入する場合、例
えばスルフェニルクロリド類を用いる方法が知られてい
る。しかし電子吸引性基を有するカテコール類にスルフ
ィド類を導入する場合は、その反応性が低下するためス
ルフェニルクロリド類を用いても反応が進行しない場合
が多い、その時は、触媒として塩化アルミニウムを用い
ることが知られており、その例は特開昭61−2337
41号に記載されている。しかしながら、本願明細書の
特許請求の範囲第(2)項に記載の一般式(V)の化合
物に、塩化アルミニウムの存在下、スルフェニルクロリ
ド類を反応させると、カテコール部位に反応点が2ケ所
あるため各々の位置にスルフィド類が導入されたものと
、2ケ所スルフイド類が導入されたものとが生成するこ
とが判明した。
このため望みにかなった位置に導入されたものを得るに
は、何らかの分離操作を必要とし、その結果当然のこと
ながら収率の低下を招いた。また、塩化アルミニウムを
用いる場合、極低温(−20℃〜−10℃)の反応温度
を必要とし、反応操作の煩わしさは否めない事実であっ
た。このような理由から、カテコール類に選択的にスル
フィド類を導入する方法が望まれていた。
(発明が解決すべき問題点) 工業的に有用なチオエーテル基を有するカテコール類を
、温和な反応条件で収率良くかつ選択的に合成する方法
を提供することが本発明の目的である。
(問題点を解決するための手段) 前記の目的は、下記一般式(1)で示されるカテコール
類と下記一般式(■)で示される化合物とを、3価のリ
ン存在下で反応させ、下記一般式(III)で示される
化合物を合成することを特徴とするチオエーテル基を有
するカテコール類の合成方法によって達成された。
一般式(1)      一般式(II)式中、R3は
、ベンゼン環に置換可能な置換基を表わし、R1は脂肪
族基、芳香族基もしくは複素環基を表わし、Xはハロゲ
ン原子(例えば、塩素原子、臭素原子)又はイミド基(
例えば、フタルイミド基、スクシンイミド基)を表わし
、nは0ないし2の整数を表わす。ここでnが2のとき
2つのR4は各々同じものまたは異なるものを表わす。
一般式(I)で表わされる化合物のうち好ましい化合物
は、一般式(V)で表わされる。
一般式(V) 式中Rs、Rnは、ベンゼン環に置換可能な置換基を表
わし、R2はベンゼン環に置換可能なハメットのσ値で
0ないし1.0に含まれる電子吸引性基を表わし、nは
0ないし4の整数を表わす。
ここでnが複数のときR4は同じでも異なっていてもよ
く、R1が相互に結合して環を形成していてもよい、ハ
メットのσ値については、例えばTerry Marc
h、”Advanced Organic Chemi
stry”+第253真に記載されている。
さらに詳しくは、置換基R3、R4は、ハロゲン原子(
例えば、塩素原子、臭素原子)直鎖または分岐、鎖状ま
たは環状、飽和または不飽和置換または無置換の脂肪族
基(例えばメチル、プロピル、t−ブチル、トリフルオ
ロメチル、トリデシル、3−(2,4−ジ−t−アミル
フェノキシ)プロピル、2−ドデシルオキシエチル、3
−フェノキシプロビル、2−へキシルスルホニル−エチ
ル、シクロペンチル、ベンジル)、アリール基(例えば
フェニル、4−t−ブチルフェニル、4−テトラデカン
アミドフェニル)、ペテロ環!(例えば、2−フリル、
2−チェニル、2−ピリミジル、2−ベンゾチアゾリル
)、シアノ基、アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキ
シ、2−メトキシエトキシ、2−ドデシルオキシエトキ
シ、2−メタンスルホニルエトキシ)、アリールオキシ
基(例えば、フェノキシ、2−メチルフェノキシ、4−
t−ブチルフェノキシ)、ヘテロ環オキシ基(例えば、
2−ベンズイミダゾリルオキシ)、アシルオキシ基(例
えば、アセトキシ、ヘキサデカノイルオキシ)、カルバ
モイルオキシ基(N−エチルカルバモイルオキシ)、シ
リルオキシ基(例えば、トリメチルシリルオキシ)、ス
ルホニルオキシ基(例えば、ドデシルスルホニルオキシ
)、アシルアミノ基(例えば、アセトアミド、ベンズア
ミド、テトラデカンアミド、α−(2,4−ジー1−ア
ミルフェノキシ)ブチルアミド、2.4−ジ−t−アミ
ルフェノキシアセトアミド、α−(4−(4−ヒドロキ
シフェニルスルホニル)フェノキシ))デカンアミド、
イソペンタデカンアミド)、アニリノ基(例えばフェニ
ルアミノ、2−クロロアニリノ、2−クロロ−5−テト
ラデカンアミドアニリノ、2−クロロ−5−ドデシルオ
キシカルボニルアニリノ、N−アセチルアニリノ、2−
クロロ−5−(α−(2−1−ブチル−4−ヒドロキシ
フェノキシ)ドデカンアミド)アニリノ)、ウレイド基
(例えばフェニルウレイド、メチルウレイド、N、N−
ジブチルウレイド)、イミド基(例えば、N−スクシン
イミド、3−ペンジルヒダントイニル、4−(2−エチ
ルヘキサノイルアミノ)フタルイミド)、スルファモイ
ルアミノ基(例えば、N、N−ジプロピルスルファモイ
ルアミノ、N−メチル−N−デシルスルファモイルアミ
ノ)、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、オクチル
チオ、テトラデシルチオ、2−フェノキシエチルチオ、
3−フェノキシプロピルチオ、3− (4−t−ブチル
フェノキシ)プロピルチオ)、了り−ルチオ基(例えば
、フェニルチオ、2−ブトキシ−5−t−オクチルフェ
ニルチオ、3−ペンタデシルフェニルチオ、2−カルボ
キシフェニルチオ、4−テトラデカンアミドフェニルチ
オ)、ヘテロ環チオ基(例えば、2−ベンゾチアゾリル
チオ)、アルコキシカルボニルアミノ基(例えば、メト
キシカルボニルアミノ、テトラデシルオキシカルボニル
アミノ)、アリールオキシカルボニルアミノ基(例えば
、フェノキシカルボニルアミノ、2,4−ジーter 
t−ブチルフェノキシカルボニルアミノ)、スルホンア
ミド基(例えば、メタンスルホンアミド、ヘキサデカン
スルホンアミド、ベンゼンスルホンアミド、p−トルエ
ンスルホンアミド、オクタデカンスルホンアミド、2−
メチルオキシ−5−t−ブチルベンゼンスルホンアミド
)、カルバモイル基(例えば、N−エチルカルバモイル
、N、N−ジブチルカルバモイル、N−(2−ドデシル
オキシエチル)カルバモイル、N−メチル−N−ドデシ
ルカルバモイル、N−(3−(2,4−ジーLert−
アミ/L/ 7 x、 /キシ)プロピル)カルバモイ
ル)、アシル基(例工ば、アセチル基、(2,4−ジー
tert−アミルフェノキシ)アセチル、ベンゾイル)
、スルファモイル基(例えば、N−エチルスルファモイ
ル、N。
N−ジプロピルスルファモイル、N−(2−ドデシルオ
キシエチル)スルファモイル、N−エチル−N−ドデシ
ルスルファモイル、N、N−ジエチルスルファモイル)
、スルホニル基(例えば、メタンスルホンル、オクタン
スルホニル、ベンゼンスルホニル、トルエンスルホニル
)、スルフィニルi(fMえば、オクタンスルフィニル
、ドデシルスルフィニル、フェニルスルフィニル)、ア
ルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、
ブチルオキシカルボニル、ドデシルカルボニル、オクタ
デシルカルボニル)、アリールオキシカルボニル基(例
えば、フェニルオキシカルボニル、3−ペンタデシルオ
キシ−カルボニル)を表わす。
R1は、ベンゼン環に置換可能なハメットのσ値で0か
ら1.0に含まれる電子吸引性基を表わし、例としては
、ハロゲン原子(例えば塩素原子、臭素原子)、シアノ
基、ニトロ基、アリールオキシ基(例えばフェノキシ)
、アシルオキシ基(例えばアセトキシ)、カルバモイル
オキシ基、スルホニルオキシ基、アシルアミノ基(例え
はアセトアミド、プロピルアミド、(tl−ブチルアミ
ド)、スルホンアミド基、カルバモイル基、アシル基(
例えばアセチル、ベンゾイル)、スルホニル基、アルコ
キシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル、ブチル
オキシカルボニル)、了り−ルオキシカルボニル基、等
があげられる。
一般式(II)で表わされる化合物のうち特に好ましい
化合物は、一般式(■)で表わされる。
一般式(■) CIlS  Rt 式中、Rtは炭素数1ないし15の脂肪族基、芳香族基
もしくは、複素環基を表わす、脂肪族基とは、直鎖また
は分岐、鎖状または環状、飽和または不飽和、置換また
は無置換の脂肪族基である。
代表的な例としてはエチル基、(tlブチル基、メチル
基、(1)プロピル基、ベンジル基、シクロヘキシル基
、(31ブチル基、ヘプチル基または2−エチルヘキシ
ル基などが挙げられる。
芳香族基とは、置換もしくは無置換のフェニル基または
置換もしくは無置換のナフチル基である。
この中で置換フェニル基が好ましい例である。置換基と
して例えば脂肪族基(例えば(【)ブチル基)、アルコ
キシ基、ニトロ基、シアノ基、またはハロゲン原子(例
えばクロル原子)などを有してもよい。
複素環基とは、複素原子として窒素原子、イオウ原子ま
たは酸素原子から選ばれる5員または6貝の置換または
無置換の複素環基である0代表的な複素環基の例として
は、5− (1,2,3,4=テトラゾリル)基、5−
 (1,2,4−1−リアゾリル)基、2− (1,3
,4−チアジアゾリル)基、2− (1,3,4−オキ
サジアゾリル)基、ベンズイミダゾリル基、ベンズオキ
サシリル基、ベンズチアゾリル基などが挙げられる。複
素環基の置換基としては、フェニル基、脂肪族基(例え
ばメチル基)、脂肪族チオ基(例えばメチルチオ基)、
またはアシルアミノ基(例えばアセトアミド基)が代表
的な例である。
一般式(V)および(■)において、nが複数のときR
4が相互に結合して環を形成するときの代表的な例は、
一般式(A)および(B)で表わされるものである。
一般式(A)       一般式(B)式中、Rz、
RsおよびR1はすでに説明したのと同じ意味を表わす
次に本発明により合成できる一般式(■)で示される化
合物の具体例を以下に示す、但しこれらに限定されるわ
けではない。
CHl 側 CO*GHzCHs H ■ C,H。
αの Ql                    O■ 奪 C,Hs 0■ H 0■ H3 一般式(V)で示される化合物と、一般式(Vl)で示
される化合物と反応し、一般式(■)で示される化合物
を収率良く、選択的に得る反応は、3価のリンの存在下
で達成された。以下に本発明を構成する合成方法につい
て詳しく説明する。
この反応において3価のリンとしては、トリフェニルホ
スフィン、トリアルキルホスフィン(例えば、トリ (
II)−ブチルホスフィン)、三塩化リン、三臭化リン
、トリフェニルホスファイト、トリエチルホスファイト
などが用いられる。この中で好ましい例は、トリフェニ
ルホスフィン、トリアルキルホスフィンである。ここで
フェニルの置換基として好ましくはメチル基、メトキシ
基である。使用量は一般式(IV)の化合物1モルに対
し、0.7〜5.0モル、好ましくは、0.9〜3.0
モルが適切である0本発明において用いられる反応溶媒
としては、プロトン性溶媒、または非プロトン性溶媒の
高極性ないし低極性のいずれの溶媒も適宜選択してまた
は混合して用いることができる。
好ましくは非プロトン性溶媒である。例えば、アミド類
(例えばN、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメ
チルアセトアミド、ホルムアミド、N−メチルピロリド
ン)、ニトリル[(例えばアセトニトリル、プロピオン
トリル、ベンゾニトリル〉、エーテル[(例えばテトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチ
ルエーテル)、芳香族W4(例えばベンゼン、トルエン
)、ハロゲン系溶媒類(例えばクロロホルム、ジクロロ
メタン、四塩化炭素)、エステル類(例えば酢酸エチル
、酢酸ブチル)、ジメチルスルホキシド、スルホランが
あげられる。これらの中で特に好ましい溶媒は、エーテ
ル類、ハロゲン系溶媒類、エステル類である。
本発明において、反応温度は、0℃ないし100℃、好
ましくは20℃ないし80℃である0反応温度は化合物
の種類によって適宜選択される。
また反応時間は、概ね1時間ないし3時間であった。一
般式(Vl)で表わされる化合物の使用量は、一般式(
V)の化合物1モルに対し、0.7〜10.0モル、好
ましくは1.0〜6.0モルで適宜選択される。
(実施例) 以下に本発明により実施したチオエーテル基を有するカ
テコール類の代表的合成例について具体的に示す。
(例1)例示化合物+11の合成 化合物(31)、3.0g (4,98−01) 、化
合物(32)、4.2g (20,0麟−01)、およ
びトリフェニルホスフィン1.31 g (4,98s
u+ol)をテトラヒドロフラン6〇−に加えた0反応
温度を65℃に保ち1時間、攪拌した後、水約1001
111、酢酸エチル約100m加え、分液ロートに移し
2回抽出した。10%炭酸水素ナトリウム水溶液で2回
洗浄した後、10%塩酸水溶液で洗い、水洗して中和し
た。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し減圧下
、酢酸エチルを留去し、残香に塩化メチレン10−、ヘ
キサン12w11を加え再結晶した。結晶を口別するこ
とにより目的の例示化合物(11を2.4g得た。
収率は63%であった。融点(分解点)は162〜18
5℃であった。
例(2)例示化合物(11の合成 ↓ +11 化合物(31)、3.0g (4,98wmol) 、
化合物(32)、4.2g (20,0mmol)およ
びトリ (II)−ブチルホスフィン1.00 g (
4,98mmol)をテトラヒドロフラン60−に溶解
し、反応温度を65℃に保ち1時間攪拌した0反応汲水
約100ad、酢酸エチル約10(ldを加え分液ロー
トに移し2回抽出した。
10%炭酸水素ナトリウム水溶液で2回洗浄した後、1
0%塩酸水溶液で洗い水洗して中和した。
酢酸エチル層を無水硫酸す) IJウム乾燥し、減圧下
、酢酸エチルを留去し、残金に塩化メチレン10−、ヘ
キサン12−を加え、再結晶した。・結晶を日別するこ
とにより目的の例示化合物(1)を2.3g得た。収率
は57.5%であった。
例(3)  例示化合物(5)の合成 Phs ↓ 化合物(33)50.0 g (0,06モル)、化合
物(34)44.7 g (0,21モル)、およびト
リフェニルホスフィン15.7g (0,06モル)を
テトラヒドロフラン11に溶解し、環流下1時間撹拌し
た。その後本釣21酢酸エチル1.47!加え、分液ロ
ートに移し2回抽出し、10%炭酸水素ナトリウム水溶
液で3回洗浄した後、10%塩酸水溶液で洗い水洗して
中和した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで充分乾
燥し、減圧下、酢酸エチルを留去し、残金に塩化メチレ
ンioow11、ベキ9フエ20wrl加え再結晶した
。結晶を日別することにより目的の例示化合物(5)を
38.9g (収率64%)得た。融点(分解点)は1
73〜203℃であった。高速液体クロマトグラフィー
による分析の結果、ピーク面積強度比で98.4%の純
度であった。
高速液体クロマトグラフィーの測定条件カラム: 15
3X O,6asφのODSカラム溶離溶離液ニジオキ
サン/アセトニトリル/水口クロロホルム/リン酸リエ
チルアミ ン=40/30/30/ 2 / 0.2 (vo1%
)例(4)  例示化合物(5)の合成 化合物(33) 1.0g、トリフェニルホスフィン3
15■を四塩化炭素10m、テトラヒドロフラン15+
dの混合溶媒に溶解し1時間加熱還流した。
その後化合物(34)を383■加えさらに2時間加熱
還流した0反応汲水20−1酢酸エチル40m加え2回
抽出し、10%炭酸水素ナトリウム水溶液で3回洗浄し
た後、10%塩酸水溶液で洗い水洗して中和した。酢酸
エチル層を無水硫酸ナトリウムで充分乾燥し、減圧上酢
酸エチルを留去し、残金に塩化メチレン10−ヘキサン
12M!加え再結晶した。結晶を日別することにより目
的の例示化合物(5)を788■(収率65%)得た。
高速液体クロマトグラフィーによる分析の結果ピーク面
積強度で98.0%の純度であった。
流  1 :  1.Om/sin 検出波長:254nm 例(5)例示化合物O1の合成 il ↓ αの 化合物(33)20.8g (0,025モル)、化合
物(35)19.8g (0,1モル)およびトリフェ
ニルホスフィン6.6g (0,025モル)をテトラ
ヒドロフラン600−に溶解し、還流下3時間、攪拌し
た。その後、本釣I!、酢酸エチル1.21加え2回抽
出し、10%炭酸水素ナトリウム水溶液で3回洗浄した
後、10%塩酸水溶液で洗い、水洗して中和した。
酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで充分乾燥し、減圧
下、酢酸エチルを留去し、残香にアセトニトリル110
i加え再結晶した。結晶を日別することにより、目的の
例示化合物O1を12.8g (収率53%)得た。融
点(分解点)は、257〜263℃であった。
例(6)例示化合物01の合成 0■ しLlgl;HzL;H3 Phs ↓ α1 化合物(33)50.0 g (0,06モル)、化合
物(36)68.6g (0,24モル)およびトリフ
ェニルホスフィン15.7g (0,06モル)をテト
ラヒドロフラン11に溶解し、還流下30分間攪拌した
。その後水約21、酢酸エチル1.41加え2回抽出し
、10%炭酸水素ナトリウム水溶液で3回洗浄した後、
10%塩酸水溶液で洗い、水洗して中和した。酢酸エチ
ル層を無水硫酸ナトリウムで充分乾燥し、減圧下、酢酸
エチルを留去し残香にアセトニトリル25〇−加え再結
晶した。結晶を日別することにより、目的の例示化合物
aSを41.1g (収率63.5%)得た。融点(分
解点)は205〜206℃であった。高速液体クロマト
グラフィーによる分析の結果ピーク面積強度比で94%
の純度であった。
(測定条件は例+21と同じ) 例(7)  例示化合物αりの合成 Of( ↓ αり 化合物(33) 2.0g (1,2mmol) 、化
合物(37)2.95g (6,0mmol)およびト
リフェニルホスフィン63ONをテトラヒドロフラン4
0dに溶解し、還流下5時間攪拌した。その後水約10
0d、酢酸エチル100+d加え、2回抽出し、10%
炭酸水素ナトリウム水溶液で3回洗浄した後、10%塩
酸水溶液で洗い、水洗して中和した。酢酸エチル層を無
水硫酸す) IJウムで充分乾燥し、減圧下、酢酸エチ
ルを留去し、残香にアセトニトリルを加えた。結晶を日
別した後、0液の溶媒を留去し、残香にクロロホルム1
0−、ヘキサン12−を加え再結晶した。結晶を日別す
ることにより、目的の例示化合物Q9を0.5 g得た
。高速液体クロマトグラフィーによる純度は97%であ
った。(測定条件は例(2)と同じ)融点(分解点)は
207〜212℃であった。
比較実験例1 0■ ↓ 化合物(33) 140.0g (0,17モル)と塩
化アルミニウム22.4g (0,17モル)とを2.
81のテトラヒドロフランに溶解し、反応温度を一15
0℃に保ち、化合物(34)57.3 g (0,27
モル)の70(ld塩化メチレン溶液を3時間滴下した
0反応汲水約511酢酸エチル約51加え2回抽出し、
更に10%炭酸水素ナトリウム水溶液で3回洗浄した後
、10%塩酸水溶液で洗い水洗して一中和した。酢酸エ
チル層を無水硫酸ナトリウムで充分乾燥し、減圧下、酢
酸エチルを留去し、残香にクロロホルム437−、ヘキ
サン600−を加え、晶析した。
結晶を口割し、得られた粗結晶88.7gをメタトル3
00−に溶解し、メタノールを留去した後残金に塩化メ
チレン390−、ヘキサン320−加え、再結晶した。
得られた結晶を口割することにより目的物(5)を68
.5g (収率40.0%)得た。高速液体クロマトグ
ラフィーによる純度は、95.0%であった。
比較実験例2 化合物(33) 2.0 g (2,40snol)と
化合物(34)2.55g (12,0gmol)とを
40艷のテトラヒドロフランに溶解し、1時間加熱還流
した0反応後酢酸エチル4〇−加え2回水洗し、更に1
0%炭酸水素ナトリウム水溶液で3回洗浄した後10%
塩酸水溶液で洗い中和した。酢酸エチル層を無水硫酸ナ
トリウムで充分乾燥し、減圧下、酢酸エチルを留去した
後残金にクロロホルム10m、ヘキサン10dを加え晶
析した。得られた結晶を口割することにより目的物(5
)を0.50g (収率20%)得た。
比較実験例1.2の反応と実施例(2)の反応の高速液
体クロマトグラフィーによる生成物の生成比率を表1に
示す。
+ (測定条件は例(2)と同様) 表1の結果から本発明の方法は比較例に比べ好収率でか
つ高選択的に反応が進行することがわかる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I )で示されるカテコール類と下
    記一般式(II)で示される化合物とを、3価のリン存在
    下で反応せしめ下記一般式(III)で示される化合物を
    合成することを特徴とするチオエーテル基を有するカテ
    コール類の合成方法。 一般式( I )▲数式、化学式、表等があります▼ 一
    般式(II)X−S−R_2一般式(III)▲数式、化学
    式、表等があります▼ 一般式(IV)PY_3式中、R
    _1は置換基を表わし、R_2は、脂肪族基、芳香族基
    もしくは複素環基を表わし、Xはハロゲン原子もしくは
    イミド基を表わし、nは0ないし2の整数を表わす。こ
    こでnが複数のとき2つのR_1は、各々同じものまた
    は異なるものを表わす。Yは、脂肪族基もしくは芳香族
    基を表わす。
  2. (2)上記一般式( I )、(II)、及び(III)がそれ
    ぞれ下記一般式(V)、(VI)、及び(VII)であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記載のチオ
    エーテル基を有するカテコール類の合成方法。 一般式(V)▲数式、化学式、表等があります▼ 一般
    式(VI)Cl−S−R_2 一般式(VII)▲数式、化
    学式、表等があります▼式中、R_3およびR_4は、
    ベンゼン環に置換可能な基を表わし、R_5はベンゼン
    環に置換可能なハメットのσ値で0〜1.0に含まれる
    電子吸引性基を表わし、nは0ないし3の整数を表わす
    。ここでnが複数のときR_4は同じでも異なっていて
    もよく、R_4が相互に結合して環を形成していてもよ
    い。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0435334A2 (en) 1989-12-29 1991-07-03 Fuji Photo Film Co., Ltd. Silver halide color photographic material containing yellow colored cyan coupler

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