JPS6328396A - 不飽和ワツクスエステルの製造方法 - Google Patents

不飽和ワツクスエステルの製造方法

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JPS6328396A
JPS6328396A JP61171161A JP17116186A JPS6328396A JP S6328396 A JPS6328396 A JP S6328396A JP 61171161 A JP61171161 A JP 61171161A JP 17116186 A JP17116186 A JP 17116186A JP S6328396 A JPS6328396 A JP S6328396A
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wax
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Masakazu Okumura
昌和 奥村
Shigeru Ii
井伊 茂
Shinya Ichikawa
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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、微生物学的に不飽和脂肪酸から不飽和ワック
スエステルを高収量に製造する方法に関するものである
ワックスエステルは、化学的には高級脂肪族アルコール
と高級脂肪酸とのエステルであって、動植物の表皮保護
、湿潤帷持、熱10失の防止等の作用があり、また産業
的には、潤滑剤、艶出し剤、撥水剤、化粧品等の原料等
として、多量に使用されている。
従来不飽和ワックスエステルは、はとんどは動植物に起
因する天然物から製造されており、その供給は必ずしも
安定しているとは言えなかった。
特にマツコラ鯨油からは、良質の潤滑油や化粧品の原料
として極めて好適なワックスエステルが1qられている
のであるが、近年捕鯨禁止に端を発する供給不安により
、代替原料の必要にせまられている。
マツコラ鯨油は、炭素数がそれぞれ14〜18の長鎖脂
肪酸と長鎖アルコールとからなる直鎖状のエステルであ
って、その脂肪酸及びアルコールは、それぞれ飽和又は
二重結合を一個有する不飽和のものである。
このマツコラ鯨油の代替原料として、深海魚オレンジラ
フイー (Hoplos(ethus atlanti
cus)油や、植物ホホバ(3immondsia c
hinensis )油が注目されている。オレンジラ
フイー油は、炭素数がそれぞれ16〜22であり、飽和
又は二重結合を−側存する不飽和の、長鎖脂肪酸と長鎖
アルコールとのエステルを主成分とするものであり、ま
たホホバ油は、bjM数がそれぞれ20及び22で、そ
れぞれ二重結合−個を有する不飽和長鎖脂肪酸と不飽l
I′l長鎖アルコールとのエステルを主成分とするもの
である。これらはマツコラ鯨油に類似の構造を右してお
り、マツコラ鯨油の代替原料となり得るものであるが、
旧習では漁獲制限や魚臭の問題があり、また後者では播
種から収穫に至るまでに長期間を要するものであって、
充分に安定した供給源とは言えなかった。
また微生物学的にワックスエステルを生産する方法が知
られている。この方法は、微生物の成育が速く、生産性
の調整が容易であって、優れた方法である。
従来の技術 而して従来微生物学的にワックスエステルを得る方法と
して、M 1crococcus cerifican
sを用いてn−ヘキサデカンやn−オクタデカン等のパ
ラフィンから、パルミチン酸セチルやバルミチン耐イク
タデシル等の飽和のワックスニスデルを生産する方法(
米国待:’F 311095068)、原生初物ユーグ
レナにより、炭素数が26〜30の飽口】直鎖ワックス
エステルを生産する方法(持聞昭59−118090号
) 、 N0cardia 、属放線菌を用いてn−へ
キザデノJンからパルミチン酸セチルを土産する方法(
△dv、 AI)pl、Microbiol、  14
i(1971年)93頁) 、 、A、cinetob
acterllmiZ等を使用して飽和炭化水素からマ
ツコラ鯨油やホホバ油に類似の化学構造を有する不飽和
のワックスエステルを得る方法(米国特許第44042
83号)、△cinetobacterfi細菌をエタ
ノール中で培養して、不飽和ワックスエステルを得る方
法(米国特許第4567144号)、等が知られている
而して、これらのIMP物体内において、n−パラフィ
ンからワックスエステルを生成する代謝経路としては、
n−パラフィン(RC820H3)のモノオキシゲナー
ぜによる水酸化反応又は、アルケンへの脱水素反応に続
く水の付IIOによって、脂肪族アルコール(RCH2
CH20H)を生じる。さらにこの脂肪族アルコールが
、アルコールデヒドロゲナーゼの作用で脂肪族アルデヒ
ド(R−CH2−CHO)に酸化され、さらにアルデヒ
ドデヒドロゲナーゼの作用で酸化されて脂肪酸< R−
082−000H)を生じ、該脂肪酸と前記脂肪族アル
コールとがエステル化して、ワックスエステルを生じる
ものと考えられている。
従ってこれらの微生物においては、前記代謝経路の中間
物質である脂肪族アルコールを資化せしめることにより
、ワックスエステルを(りることも可能である筈であり
、かかる知見に基いて、COrynebacteriu
m sp、3−401によりオレイルアルコールからA
レイルオレートを(創る方法< A gria、 Bi
ol、chem、46’5 (1982年)405頁)
等が知られている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら前記各公知方法の内、前三者の方法で得ら
れるものはすべて飽和のワックスエステルであった。マ
ツコラ鯨油は前述のように潤滑油として優れているが、
潤滑油としては耐圧性、耐老化性を満足する必要があり
、そのためには、ワックスエステルを構成する脂肪酸及
びアルコールの炭素数がそれぞれ14以」−であり、且
つ前記脂肪酸及び脂肪族アルコールの少なくとも一方に
不飽和二重結合を有していることが必要であると考えら
れている。従って、前述のような飽和ワックスエステル
は、マツコラ鯨油の代替原料としては適当でない。
またher述の従来の方法のうち、米国特許44042
83号や米国特許第4567144号に示された方法に
よれば、一応は不飽和のワックス−Lステルが得られる
が、その生産性(ま低く好ましい方法とはいえない。
また脂肪族アルコールを資化してワックスエステルを(
ワる方法は、高価な高級脂肪族アルコールを原料として
使用するものであり、実験室的方法としてはともかく、
工業的方法としては不適当である。
本発明1よかかる事情に鑑みなされたものであって、第
一の発明は微生物に脂肪酸を資化せしめることにより前
記代謝経路を逆に辿って脂肪族アルコールを生成し、該
脂肪族アルコールと前記脂「h酸とで不飽和ワックスエ
ステルを生成せんとするものであり、また第二の発明は
脂肪酸とn−パラフィンとを併用して資化せしめること
により脂肪酸を前記代謝経路を逆に辿ってアルコールを
生ぜしめると共に、n〜パラフィンの酸化を促進してそ
のn−パラフィンに起因するワックスエステルをも生成
せしめ、両者に起因する不飽和ワックスを生成せんとす
るものであって、安価な脂肪酸やn−パラフィンから優
れた不飽和ワックスエステルを高収率で製造する方法を
提供することを目的とするものである。
問題点を解決する手段 而して本願第一の発明は、n−パラフィンを資化する微
生物を、不飽和脂肪酸を含有する培地で培養することを
特徴とするものであり、第二の発明は、n−パラフィン
を資化する微生物を、不飽和脂肪酸及びn−パラフィン
を含有する培地で培養することを特徴とするものである
本発明にJ3いて使用する微生物としては、n −パラ
フィンを資化してワックスエステルを生成することので
きる微生物であれば可能であり、このような性質を有す
る微生物は従来各種のものが知られているので、その内
から適宜のものを選択して使用することができる。代表
的なものとしてアシネトバクタ−(△cinetoba
cter)属、アクロモバクタ−く△chromoba
cter) 属、コリネバクテリウム(Coryneb
acterium) 属、サツカロミセス(Sacch
aromyces) a等の微生物が挙げられ、その他
、リカJレゾイア(N ocardia ) 属、アー
スロバフタ−(A rthrobacter ) ’i
5、マイコバクテリウム(M ycobacteriu
m)属、プソイドモナス(Pseudononas) 
風、ミクロコツカス(M 1crococcus)属、
カンジダ(Candida) 属、ロドトルラ(Rh。
dotorula)属、ピキア(PiChia)属、サ
ツカロミコプシス(S accharomycopsi
s )属の微生物ら使用できる。
これらの微生物を培養する培地及び培養条件としては、
通常微生物を培養するために使用される培地及び条件を
使用することができる。その−例を挙げれば、窒素源と
して塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、尿素、アン
モニア、アミノ酸等の微生物資化性窒素化合物、燐酸ナ
トリウム、燐酸カリウム硫酸マグネシウム、硫酸マンガ
ン、硫酸第一鉄、塩化第二鉄、塩化カルシウム、塩化マ
ンガン等の無機塩類、及び必要に応じてビタミン類、酵
母エキス、コーンステイープリカー等の微生物成長促進
物質を添加したものを、基本培地として使用づる。
そして本発明においては、この培地に炭素源として不飽
和脂11J酸を添110し、これに微生物を接種して、
20〜40℃で振盪しながら好気的に培養することによ
って、これを微生物に資化せしめるのである。微生物に
資化せしめる不飽和脂肪酸としては、オレイン酸、リノ
ール酸、α−リルン醗、パルミトオレイン酸、ガドレイ
ン酸、ボンドイン醗、エルカMWを挙げることができる
。さらにこの際、微生物の成倉を促進し、ワックスエス
テルの生産を順調に行わしめるために、酢酸、プロピオ
ン酸、フマル酸、リンゴ酸、ピルビン酸等の低級有R酸
、グルコース、フラクトース、キシロース等の炭水化物
、グリセリン等を第二の炭素源として培地に添加するの
も良い。
また第二の発明においては、不l!2!和脂肪酸及びn
−パラフィンを混合して培地に添加し、これを微生物に
資化せしめる。n−パラフィンとしては、炭素数10〜
24程度のn−パラフィンが適当である。また前述と同
様に、さらに第二の炭素源として低級脂肪酸、炭水化物
、グリセリン等を添加しても良い。
このようにして微生物が不飽和脂肪酸没びn−パラフィ
ンを資化し、ワックスエステルが蓄積されたならば、ク
ロロホルム抽出等の方法で脂質を抽出し、この脂質から
シリカゲルを使用したカラムクロマトグラフィー等でワ
ックスニスデルを分離する。
作用 前記微生物による不飽R1脂り7j酸からワックスエス
テルの生成機構は、次のようなものであると巧えられる
すなわち、前2 n−パラフィンの代謝経路における脂
肪族アルコールの酸化経路の可逆反応により、逆経路を
辿って過剰の不飽和脂肪酸が還元されて不飽和脂肪族ア
ルコールが生成され、該不飽和脂肪族アルコールと前記
不飽和脂肪酸とがコースチル化し、不飽和ワックスエス
テルが生成されるものである。
このような過程を経て合成されたワックスエステルは、
大部分が不飽和脂肪酸と不飽和脂肪族アルコールどのエ
ステルであり、そのエステルを構成する不飽和脂肪酸と
不飽和脂肪族アルコールの炭素数は、いずれも原料の脂
肪酸と同じ炭素数のものが主体であり、それよりも2又
は4少ないものが若干含まれる。
また本発閑において不飽和脂肪酸とn−パラフィンとを
混合して資化せしめた場合においては、不飽和脂肪酸と
共にn−パラフィンも資化され、不飽和脂肪酸に起因す
るワックスエステルのみでなくn−パラフィンに起因す
るワックスエステルをも生成する。
微(1物Jにn−パラフィンのみを資化せしめた14合
にtitワックスエステルの生成効率は極めて低いので
あるが、不飽和脂肪酸と共に資化せしめた場合には極め
て効率良く資化される。その理山は明らかではないが、
不飽和脂肪酸の存在又はその還元反応がn−パラフィン
の酸化を促進し、n−パラフィンに起因する脂肪族アル
コールを生成し、これと資化させた不飽和脂肪酸とがエ
ステル化して、ワックスエステルを生成するのではない
かと考えられる。
発明の効果 本発明によれば、豊富に且つ安価に供給される不飽和脂
肪酸及びn−パラフィンを原料とし、これらを微生物に
資化Vしめることにより不飽和ワックスエステルを製造
することができ、培地に添+JD シた不飽和脂肪酸及
びn−パラフィンに由来する不飽和ワックスエステルを
効率良く生成させることができるのである。
而して本発明により得られたワックスエステルは、その
成分中に高率で不飽和二重結合を有しており、マツコラ
鯨油に類似の化学構造を有し、その代替原料として潤滑
剤等の用途に広く使用することができる。
また下飽fI′1脂肪酸と共にn−パラフィンを資化せ
しめた場合には、n−パラフィンを単独で資化せしめた
場合よりも効率良く資化され、ワックスエステルの収量
が高くなる。
実施例 以下本発明の実施例について説明する。
NHaNO3をO,l 、Kt−12PQcを0.47
q、Na H2POn ・12H7Oを0.03!J 
、M!J 5O4−7H20を0.05q及び、粉末酵
母エキス0.59を100耐の水道水に溶解し、pHを
7.0に調整した。ここに所定の不飽和脂肪酸又はこれ
に代る資化物71を所定吊添110 t、、120℃で
20分間オー1−クレープ中で滅菌して、これを培養液
とした。
次いでこの培養液に所定の微生物を接種し、120回/
minで振盪しながら、28℃で70時間培養した。
然る後1g養液に同値のクロロホルムを加え、激しく振
盪して脂質を抽出した。抽出した脂質はシリカゲルカラ
ムに負荷し、ヘキサン/′酢酸エチル<10:0.5)
混液で溶出し、純粋のワックスエステル画分を得た。
分離したワックスエステルをアルカリで鹸化し、脂肪酸
成分とアルコール成分とに分解し、脂肪酸成分をメチル
エステル化した後、それぞれガスクロマトグラフィーに
よる分析を行い、構成成分の組成を調べた。
実験1 微生物として、アシネ1へバクター・カルコアセティク
ス(A cinetobacter  Ca1COaC
e[1CuS )(I A fvl −12088)を
使用した。、口の実験において培養液に添加した資化物
τ1及び(1られたワックスエステルの収量は、次の通
シ〕である。
資化物t1ニオレインM1U 収量:杓350 m+j/ 100mQ資化物71:リ
ノール酸0.59 収量:杓120 mg/ 100mR 資化物質:α−リルン酸0.5゜ 収51:約70 rng/ 100m1!資化物質:牛
脂オレイン酸(日本油脂株式会社製)19 収 θ1 :  9勺 3 4 0 111(1/  
100+ni!資化物質ニステアリン酸1g 収量:約320 mq/ +oomc 資化物質ニオレイン!0.5uとn−ヘキサデカン0.
59との混合添加 収量:杓300 m!II/ 100w+f!資化物質
:n−ヘキサデカン1g 収量:杓16 mg/100mQ 実験2 微生物として、アクロモバクタ−・ぜロシス(△ ch
romobacjer  xerosis)   (I
  F  O−+2668)を使用した。この実験にお
いて培養液に添fノ[t L、た資化物質及び1qられ
たワックスエステルの収hh、↓、次の通りである。
資化物質ニオレイン酸19 収量:約320 mg/ 1ooB 資化物質;ステアリン酸1g 収量:約330 mlJ/ 100m4資化物質ニオレ
イン酸0.5gと混合n−パラフィン(日本石油株式会
社製日石Q MソルベントM)0.5111との混合添
加 収伍:約2501119/ 100m&資化物質:日石
0号ソルベント〜I1g収吊:約47 mtJ/ 40
0m4 実験3 微生物として、コリネバクテリウム・バウロメタボラム
(Corynebacteriui  paurome
jabolum)(IF○−12160>を使用した。
この実験において培養液に添加した資化物質及び1qら
れたワックスエステルの収♀は、次の通りである。
資イヒ′sJ7丁ニオレイン酸1り 収量:杓230 mg/ 100IIli!資化1!7
1質ニオレイン酸0.59と660号ソルベントMo、
5Gとの混合添加 収量;杓250111(J/ 1oomt資化1カ質:
660号ソルベントM 1 g収量:約10 +nq/
 100mQ 実験4 微1物として、サツカロミセス・セレヴイジア工・エリ
ブソイデウス変種(3accharomyces  c
erevisiae  var、  ellipsoi
deus)  (A HU −3035)を使用した。
この実験において培養液に添加した資化物質及び得られ
たワックスエステルの収出は、次の通りである。
資化物質ニオレイン酸1g 収け:約200 m9/ 100mQ 資化物質ニオレイン酸015gと混合n−パラフィンく
660号ソルベントL)0.!Mどの混合添カロ 収量:約1801nQ/ +00+J 実験5 微生物として、サツカロミセス・セレヴイジア上(S 
accharomyces  ccrevisiae)
  (△HU −3033)を使用し、培養液のpHは
6.5に調整した。
この実験において培養液に添加し、た資化物質及び(q
られたワックスエステルの収量は、次の通りである。
資化物質ニオレイン酸19 収 fit  :  GiJ  1  2 0  mM
  100mQ資化物質ニオレイン酸0.59と660
号ツルベン1−10.59との混合添加 収W:約110 m!11/ 100mQ以トの各実験
にa−3いで使用される資化物質の構成成分は、表1の
通りである。なお表中「構成成分」の欄の数値は、甲−
の数値を記したものはn−パラフィンの炭素数を示し、
N:Mの形式で示したものは、Nは脂肪酸の炭素数を示
し、Mは脂肪酸中の二重結合の数を示す。
また各実験において得られたワックスエステルの構成成
分を、表2に示す。この表2における「構成成分」の欄
の数値は、表1の場合と同様に脂肪酸又は脂肪族アルコ
ール中の炭素数及び二重結合の数を示す。
以上の実施例から、培養液に添加された不飽和脂肪酸及
び該不飽和脂肪酸が還元された不飽和長鎖アルコールを
、それぞれその構成成分として有する不飽和ワックスエ
ステルが効率よく生成していることがL’l解できる。
また不飽和脂肪酸とn−パラフィンとを併用した場合に
よメいても、特に生成したワックスニスフル中のアルコ
ール成分中にn−パラフィンの酸化生成物が多量に含ま
れており、n−パラフィンをし効セ良く取込んでワック
スニスデルが生成していることが叩解できる。然るにn
−パラフィンを単独で使用した場合には、ワックスエス
テルの生成量がル\なく、n−パラフィンを不飽和脂肪
酸と併用した場合にのみ本発明の効果が生じていること
が理解でさる。
またステアリン酸のような飽和脂肪酸を資化けしめた場
合においてもワックスエステルが19られるが、そのワ
ックスエステルは飽和1ノックスTステルを主体とする
ものであって、不飽和ワックスエステルの含有率は低く
、マツコラ鯨油の代替品としては適切でない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 n−パラフィンを資化する微生物を、不飽和脂肪酸
    を含有する培地で培養することを特徴とする、不飽和ワ
    ックスエステルの製造方法 2 n−パラフィンを資化する微生物を、不飽和脂肪酸
    及びn−パラフィンを含有する培地で培養することを特
    徴とする、不飽和ワックスエステルの製造方法
JP61171161A 1986-07-21 1986-07-21 不飽和ワツクスエステルの製造方法 Expired - Lifetime JPH0634731B2 (ja)

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