JPS63283694A - ミシン - Google Patents

ミシン

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JPS63283694A
JPS63283694A JP11926787A JP11926787A JPS63283694A JP S63283694 A JPS63283694 A JP S63283694A JP 11926787 A JP11926787 A JP 11926787A JP 11926787 A JP11926787 A JP 11926787A JP S63283694 A JPS63283694 A JP S63283694A
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bed housing
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は高さを極力低くできるように改良を加えたミシ
ン関する。本発明は小型の家庭用サイクルミシンに利用
することができる。
(従来の技術) 従来よりミシン特に家庭用ミシンでは小型化が!!請さ
れている。小型化を図ったミシンは、その代表例が特公
昭44−30179号公報に開示されているように、ベ
ッドハウジングと、ベッドハウジングの他端部より立上
がりベッドハウジングの一端部を覆うアームハウジング
と、アームハウジングに内蔵された作動リンク機構と、
作動リンク機構の先端に枢支された垂直方向にのび先端
に針をもつ縦長棒状の針棒と、作動リンク機構を作動さ
せる駆動部とで構成されている。ここで、作動リンク機
構を作動させる駆動部は、駆動モータと、駆動モータと
作動機構との間に介在する主軸とで形成されている。そ
して、針に上糸を掛けた状態で、駆動部が駆eすると、
縦長棒状の針棒は垂直方向に往復移動し、これにより針
棒の先端の針が布に差しこまれ、縫い目が形成される。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上記した特公昭44−30179号公報に開
示されているミシンでは、先端に針をもつ針棒は、縦長
棒状で![!直方向に往l!移動する構成である。その
ため、針棒の垂直方向の往復移動を考慮すると、ミシン
の高さを低くするには限界があった。
また上記した特公昭44−30179号公報に開示され
ているミシンでは、駆動部を構成する駆動モータはベッ
ドハウジング内に配設されているらのの、主軸はベッド
ハウジング内から垂直方向に配設され、ベッドハウジン
グとアームハウジングとの境界部を貫通して主軸の半分
程度がアームハウジング内に突き出している。そのため
、ミシンの高さを低くするには限界があった。
本発明は上記した実情に鑑みなされたものであり、その
目的は、高さを低(するに有利なミシンを提供するにあ
る。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明にかかるミシンは、従来の作動リンク機構とは異
なり、針棒腕を垂直方向の往復直線運動ではなく、円弧
運動を伴った往復揺動運動させると共に、針棒腕を揺動
させる駆動部をベッドハウジング内に収容したものであ
る。
即ち、本発明にかかるミシンは、駆動部をベッドハウジ
ングに配置した点を特徴とし、すなわち、一端部に針挿
通孔をもつベッドハウジングと、該ベッドハウジングの
他端部より立上がりベッドハウジングの一端部を覆うア
ームハウジングと、アームハウジング内に揺動自在に収
納され先端に針をもつ針棒腕と、ベッドハウジング内に
収納され針棒腕を揺動させる駆動部とを有することを特
徴とするものである。
ベッドハウジングおよびアームハウジングはハウジング
として機能するものである。ベッドハウジングは一端部
に針挿通孔をもつ。ベッドハウジングは高さ方向に薄型
化されていることが望ましい。アームハウジングはベッ
ドハウジングの他端部より立上がりベッドハウジングの
一端部を覆うものである。
針棒腕を揺動自在に保持するにあたっては、ベッドハウ
ジングに揺動軸を水平方向に配設し、この揺動輪に針棒
腕を枢支−4るのがよい。また、揺動軸の軸芯と、ベッ
ドハウジングに保持された針挿通孔とは、ほぼ同一高さ
に設定されていることが望ましい。このようにほぼ同一
高さとすれば、針棒腕の先端に止めた針が揺動運動する
際に、揺動する針の向心方向と、針挿通孔と揺動軸の軸
芯とをつなぐ線とがほぼ一致し、したがって針挿通孔の
上に保持される布に針を垂直方向に差しこませるに有利
である。針を布に垂直に差しこませることを考慮すると
、針棒腕の揺動中心となる揺動軸は、針棒腕の先端にあ
る針から遠い位置にあることが望ましい。針棒腕は、揺
動軸に枢支された高さの低い立上り部と、立上り部に枢
支された横長な横長アーム部とで形成することが望まし
い。
この場合、横長アーム部に先端に針を取付けるので、横
長アーム部の長さのふん、針と揺動輪との間の距離を大
きくでき、針が揺動する際の曲率半径を大にするに有利
であり、また、立上り部の高さが低いので、アームハウ
ジングの高さを低くするに有利である。
駆動部は、ベッドハウジングに収納され、針棒腕をベッ
ドハウジングに対して揺動させるものである。駆動部は
、ベッドハウジング内に保持された駆動モータと、ほぼ
水平方向にかつ揺動軸と平行にベッドハウジングに保持
され駆動モータにより回転される主軸と、針棒腕と主軸
との間に介在してベッドハウジング内に保持され主軸の
回転運動を針棒腕のtase運動に変換する変換部と、
から構成することができる。変換部としてはカム機構、
スライダーリンク機構を採ることができる。
ベッドハウジング内には、ほぼ水平な主軸と平行に配設
されて釜軸と、釜相により回転される釜と、釜軸と主軸
との間に介在し主軸の回転を釜軸に伝達する伝達部とを
配設するとよい。伝達部は、主軸に取着された第1タイ
ミングギヤと、釜軸に取着された第2タイミングギヤと
、第1タイミングギヤおよび第2タイミングギヤ間に張
設されたタイミングベルトとから構成することができる
このようにすれば、上糸を操作する側の針棒腕と、釜と
の同期性を高めるに有利である。
ベッドハウジングには、通常、天ビンが針棒腕と隣設し
て配置されている。天ピンは主軸により作動される。天
ビンは、後述の実施例に示すように、主軸側に連結され
主軸の回転により揺動する高さの低い立上りアームと、
立上りアームに枢支されてほぼ水平方向に移動する先端
に上糸引掛は用のフックをもつ横長アームとで形成する
ことができる。
(作用) 釘に上糸をll)りるとともに、針の下方に布をセット
した状態で、駆動部が駆動すると、針棒腕は揺動し、よ
って引棒腕の先端の針は、直線運動ではなく、円弧運動
を伴ったJi!IvJ運動を行い布に差しこまれ、縫い
目が形成される。
(実施例) 以下、本発明にかかるミシンの一実1M@について図面
を参照して説明する。
本実施例にかかるミシンは、刺繍を行う家庭用小型サイ
クルミシンに適用した場合である。以下構成要素ごとに
図面を参照して説明(る。第1図はミシン全体の斜視図
、第2図はミシンの要部の分解斜視図、第3図はベッド
カバーを外した状態のミシンの底面図、第4図は第3図
のIV −IV線に沿う断面図、第5図は第3図のv−
v線に沿う断面図、第6図は第3図のVT−VT線に沿
う断面図、第7図はトップカバーを取外した状態の平面
図、第8図は第3図の■−■線断面図である。
(構成) ハウジング1について主に第1図を参照して説明する。
ハウジング1は、第1図に示すように、下部を形成する
高さ方向にil型化されたベッドハウジング10と、ベ
ッドハウジング10の他端部から上方に立上りざらに横
方向に延設されてベッドハウジング10の一端部を覆う
アームハウジング11と、かうなる。アームハウジング
11の上面開口には、トップカバー12が脱着自在に取
付けられている。ベッドハウジング10には刺繍枠部1
3が取付けられている。刺繍枠部13は外枠130と内
枠131とで形成されている。操作員130aを操作し
て外枠130と内枠131とで、刺繍すべき布を挟む。
この刺繍枠部13は移動部132に取付けられ、ハウジ
ング1のモータ部100に内蔵されたステッピングモー
タからなるX方向モータおよびY方向モータによりX方
向およびY方向に移動される。X方向モータおよびY方
向モータは、ハウジング1に内蔵されているCPUを主
構成要素とする制御部により制御されて駆動する。尚、
制御部の記憶素子には刺繍用のプログラムが記憶され、
このプログラムに応じてX方向モータおよびY方向モー
タが駆動され、刺繍枠部13が移動する。
ハウジング1のベッドハウジング10の一端部には、ア
ームハウジング11の先端下方に位置して針挿通孔14
0をもつ針板14が取りつけられている。なお、前記Y
モータは第3図においてYモータ16として図示されて
いる。
第2図、第4図、第5図を主に参照して針棒腕2につい
て説明する。針棒腕2は、先端に向かうにつれて幅狭と
なる斜め横方向にのびる横長アーム部20と、横長アー
ム部20と一体な幅広で高さの低い立上り部21とで形
成されている。針棒腕2の先端の孔20bには、針棒2
2が止めねじ223により取付けられている。針棒22
の下端には、針止め23が針止めねじ230で取付けら
れ、針止め23には縫い用の針24が取りつけられてい
る。針棒腕2の立上り部21の高さは、揺動軸30を中
心として揺動する針24が針板14に対して垂直方向に
なるようにまたは垂直にちかくなるように、針棒22や
針24の^ざなどを考慮して設定されている。針棒腕2
の横長アーム部20の先端の孔20aに押え棒25が挿
通されている。押え棒25の上端は止め輪250.0リ
ング251で抜は止めされている。押え棒25の下端に
は布押え機能をもつ金fillの押え本体26が取りつ
けられている。押え本体26に取りつけられたガイド棒
27は第4図に示すように、針棒腕2のガイド孔28に
挿通されている。押え本体26と針棒腕2との間にはス
プリング29が介在している。押え本体26の下面部に
は、リング状のゴムから作製されたllI!i機能およ
び布押え機能を高める弾性体32が取付けられている。
釧棒腕2の立上り部21の下部に形成した孔21aには
、揺動軸30が水平方向に指向して挿通されている。揺
動軸30は第2図にしめす軸受け300、スプリング3
01、止め輪302を介して、第4図に示すようにハウ
ジング1のベットハウジング10のベッド101に形成
した窪み部1ob付近の壁部10aに水平方向に軸支さ
れている。
針棒腕2を揺動させるための駆動部は、第4図に示すハ
ウジング1のベッドハウジング10に配設されている。
つまり、駆vJ部は、ベッドハウジング10内に形成し
た支柱10hにねじ400aで締付されたモータ取付は
板400に保持された駆動モータ40と、大径で減速用
の中間プーリ41と、中間プーリ41と駆動モータ40
のモータ軸に圧入されたプーリ40aとの間に張設され
たベルト48と、中間プーリ41のギヤ41aとかみあ
う大ギヤ42と、第2図に示すように大ギV42と一体
になって回転する主軸43と、主軸43の端部にビン4
40で固定された天ビンクランク44と、第5図に示す
ように天ビンクランク44のカム部44aとはまりあう
孔45aをもつ針棒クランク45とで形成される。第5
図に示すように、主軸43には球形軸受43aが挿通さ
れている。前記球形軸受43aは第3図に示すようにベ
ッドハウジング10の取付は部10e、ねじ10gによ
り締付けられたホルダ10hを介して保持されている。
第3図に示すように中間プーリ41は支軸49に支持さ
れる。支軸4つはモータ取付は板400に止め輪49a
を介して取付けられている。
第2図に示すように針棒クランクロッド45のコンロッ
ド部45bの孔45cと針棒pH2の立上り部21の孔
21bとには、軸46が止め輪46aを介して保持され
ている。ここで、第5図から明らかなように、クランク
44のカム部44aは主輪43の軸芯に対して偏芯して
いる。そのため、主軸43が回転すると、偏芯している
カム部44aが回転するため、針棒クランクロッド45
のフンロッド部45bは上下方向に往復揺動運動する。
その結果、針棒腕2の立上り部21は上下方向に往復運
動し、よって針棒腕2は、揺動軸30を中心として第4
図に示す矢印へ方向およびA′力方向11復揺動する。
第2図に示すように、針棒腕2の横には、上糸を緩めた
り緊張させたりする天ピン6が配設されている。天ピン
6は、高さの低い立上り?−ムロ0ど、ビン60aで枢
支された横長アーム61とで形成されている。天ピン6
はいわゆるスライダーリンク機構で作動する。即ち、天
ピン6の立上りアーム60の下端に形成した孔6aには
、スライド軸62が取付けられている。スライド軸62
には、スライダーとして機構する粉末合金製のブッシン
グ64がスライド自在に挿入され、ブッシング64はス
ライド軸62の軸芯方向の両側でブッシングホルダー6
5に挟持されている。
第4図にしめすように、天ビン6の立上りアーム60の
孔6a付近に形成した枢支孔60aには、軸受け60b
を介して天ビン軸63が挿通されている。第4図に示す
ように、天ビン軸63はベッドハウジング10に保持さ
れている。天ピン6は天ピン軸63を中心として揺動す
るように枢支されている。ここで、第2図に示すように
天ビンクランク44の孔44bには、先端がコの字形状
をなすコ字部470をもつクランクビン47が回動自在
にはめこまれている。第4図に示すようにコ字部470
はブッシング64を挟持している。天ピン6の横長アー
ム61の先端部には、上向きのフック66が設けられ、
フック66の両脇には2個の係合溝67が設けられてい
る。第4図に示すようにハウジング1のアームハウジン
グ11の上面板110の直下には、ガイド長孔150が
形成されたガイド部材15が水平に配設されている。
ガイド長孔150を形成づる周縁部151とフック66
の各係合溝67は係合し、ガイド長孔150にそってフ
ック66の係合溝67はほぼ水平方向に案内される。こ
のとき、フック66の両側に、ガイド長孔150を形成
づる周縁部151が位置しているので、フック66の倒
れを防止するに有利である。なお、フック66の先端は
、アームハウジング11の上面板110よりも上方に突
出している。
第4図および第6図にしめすようにハウジング1のベッ
ドハウジング10内に、釜7が針板14の下方で配置さ
れている。釜7は釜軸79に、止めねじ792で固定さ
れ、釜軸79は球形軸受790を介してハウジング1の
ベッドハウジング10内に水平方向にかつ主軸43と平
行に配設されている。球形軸受790は第3図に示す−
ようにベッドハウジング10内の取付は部101にねじ
10kにより締付けられたホルダ10Lを介して保持さ
れている。尚、第4図において7aはねじ7bで固定さ
れたフックリテーナである。
第6図に示づように釜軸79には小タイミングギr78
が止めねじ780を介して取付けられている。一方、第
2図および第5図に示すように、主軸43にはクラッチ
作動リング70、板バネからなるワンウェイクラッチ7
1、リング72、大タイミングギヤ73が取りつけられ
ている。大タイミングギヤ73は軸部731および止め
ねじ73aを介して主軸43に連結され、主軸43と連
Illプる。
クラッチ作動リング70のスリット700にワンウェイ
クラッチ71の突片710が係合している。ワンウェイ
クラッチ71の突片711は大タイミングギヤ73のス
リット730に係合している。
第2図および第8図に示すようにクラッチ作動リング7
0にソレノイド74、クラッチ作動爪75が隣設してい
る。クラッチ作動爪75の孔75aには支軸49が挿通
され、クラッチ作動爪75は孔75aを中心として揺動
する。クラッチ作動爪75のビン75bはソレノイド7
4のロッド740の孔741に止め輪742を介しては
めこまれている。クラッチ作動爪75はスプリング76
で付勢されており、その付勢力で、クラッチ作動爪75
は孔75aを中心として回動し、爪751はクラッチ作
動リング70の爪701を押圧しようとするも、ソレノ
イド74によりロッド740を介して吸引されているた
めクラッチ作動リング70の爪701の係合は解かれて
いる。したがってワンウェイクラッチ71は締まる方向
に作動し、締まったワンウェイクラッチ71を介して主
軸43と大タイミングギヤ73とは連結される。よって
、大ギヤ42が回転して主軸43が回転すると、大タイ
ミングギヤ73は連動して回転する。すると、歯付きの
タイミングベルト77が回転し、小タイミングギヤ76
が回転し、釜軸77、釜7が回転する。本実施例では、
大タイミングギヤ73の歯数は小タイミングギヤ78の
歯数の2倍に設定されている。したがって、大タイミン
グギヤ73が1回転すると小タイミングギヤ78は2回
転する。つまり、主軸43が1回転して針棒腕2が1往
復すると、釜7は2回転するように成っている。尚、ス
プリング76の端76aは後述するブラケット80の係
止孔823に係止している。
裁縫終了などのため釜7の回転を停止させたい場合には
、前記した制御部がソレノイド74を作動する。故にロ
ンドア40が前進してクラッチ作動爪75が孔75aを
中心として回り、爪751とクラッチ作動リング70の
爪701とが係合される。よってワンウェイクラッチ7
1は、開く方向に作動し、大ギヤ42は回転しても主軸
43や大タイミングギヤ73は回転しない。よって大タ
イミングギヤ73は停止し、タイミングへルト77は作
動せず、釜7の回転は停止される。尚、ソレノイド74
は第8図にしめすようにベッドハウジング10に形成し
た支柱部10hに保持されたモータ取付は板400にね
じ743を介してベッドハウジング10内に取付けられ
ている。
第2図および第8図に示すようにタイミングベルト77
の上方には、ブラケット80が取付けられている。ブラ
ケット80は、金属板で形成され、固定孔810をもつ
固定部81と、テンションブ□  −リ820を回転自
在に軸支した保持部82と、保持部82と固定部81と
の間に位置する変形部83とで形成されている。変形部
83には、変形を容易にずべくスリット830が形成さ
れ、保持部82は強度確保などのため補強リプ効果をも
つように所百コの字形状に折曲されている。保持部82
には突片821が形成され、突片821に、めねじをも
つねじ孔822が形成されている。第8図に示1ように
ブラケット80は、止めねじ810aを固定孔810に
挿通してベッドハウジング10のベッド101の下面に
固定されている。
ここで、おねじをもつ調節ねじ84が突片821のねじ
孔822にねじ込まれている。調節ねじ84の先端はベ
ッドハウジング10のベッド101の下面に配設した当
接部10cに当接している。
したがって、調節ねじ84を操作して回せば、調節ねじ
84に螺合しているねじ孔822が変形部83の変形を
介して上下方向に変位し、ブラケット80の保持部82
、テンションプーリ820は上下方向に位[1整され、
タイミングベルト77の張り度は調節される。したがっ
て、タイミングベルト77の緩みを防止でき、釜7と針
棒腕2との同期性、つまり、上糸と下糸との同期性の確
保に有利である。
尚、第2図および第5図に示すように、主軸43には、
大円と小円とからなる検出板85が取付けられ、更に、
使用者が手作業で操作づるハンドホイール86が、止め
ねじ861により取付けられている。検出板85の回転
つまり主軸43の回転は、フォトインタラプタ850で
検出される。
フォトインタラプタ850はベッドハウジング10に内
蔵され、視覚センサとして機能する。なお、ハンドホイ
ール86は、糸のからみなどのように刺繍作業に支障が
きたした時に、駆動モータ40の停止状態で、ハンドホ
イール86を作業者の手作業で回して、主軸43を回転
し、これにより釜7、針棒腕2、天ピン6の位置を修正
するためのものである。尚、球形軸受860は第3図に
示すようにベッドハウジング1.0の取付は部10dに
ねじ1Ofにより締付けられたホルダ10hを介して保
持されている。
(作用) さて、上記した本実施例にかかるミシンの作動について
説明する。
まず、刺繍枠部13に布をセットするとともに、針24
および天ピン6のフック66に上糸を掛けた状態で、操
作スイッチを操作し、駆動モータ40を回転駆動させる
。駆動モータ40の回転によりベルト48、中間プーリ
41、大ギヤ42、主軸43が第2図において反時計β
向に回転する。
すると、前述したように主軸43に対して偏芯している
天ピンクランク44のカム部44aが回転するため、カ
ム部44aにはまりこんでいる針棒クランクロッド45
のコンロッド部45bが上下方向に揺動する。そのため
、フンロッド部45bに軸46で連結されている針棒腕
2の立上り部21が上下方向に運動し、その結果、針棒
腕2に第4図に示す矢印へ方向および矢印へ一方向に揺
動軸30を中心として往復揺wJする。したがって釧2
4は針板14の針挿通孔140に挿通されたり、針挿通
孔140から外れたりする。この場合、針棒腕2の横長
アーム部20は横方向に長く揺動軸30は針24から遠
い位置にあり針24が揺動する曲率半径が大きくなるこ
と、揺動軸30の軸芯と針板14の上面部とがほぼ同一
高さに設定されていることにより、矢印へ方向にm肋し
た針24は針板14付近では針板14に対して垂直また
は垂直に近い状態にある。よって針24は垂直ま7Cは
垂直に近い状態で、刺繍枠部13に保持した布、it挿
通孔140に挿通される。第9図は針棒腕2が上がりき
った針棒上死点の状態を示し、第11図は針棒腕2が下
がりきった針棒下死点にある状態を示す。主軸43の回
転につれて、針棒腕2は、第9図、第10図、第11図
、第12図の順に揺動するものである。
本実施例では、主軸43が回転すると、ワンウェイクラ
ッチ71を介して大タイミングギヤ73が回転し、タイ
ミングベルト77、小タイミングギヤ78、釜軸79を
介して釜7が針棒82の揺動と同期して回転し、つまり
針棒腕2が1往復すると釜7は2回転し、針24が針板
14の上方の刺繍枠部13に保持されている布を貫通し
て針挿通孔140を通ったときに、針24に掛けられて
いる上糸に釜7からの下糸が引掛かり、上糸と下糸とで
刺繍枠部13の布に縫い目が形成される。
この場合、刺繍枠部13は、前記したtil制御部に制
御されるX方向モータ、Y方向モータにより移動され、
よって布に刺繍が形成される。
次に天ビン6の作動について説明する。主軸43が反時
S1方向に回転すると、天ビンクランク44のコ字部4
70に保持されているブッシング64は反時ITth向
へつまり第4図にしめず矢印C方向に主軸43の軸芯を
中心として回転する。このときクランクビン47は天ピ
ンクランク44の孔44bに対して回るので、コ字部4
70およびブッシング64は方向転換する。上記のよう
にブッシング64が矢印C方向に回転すると、コの宇部
470に保持されているブッシング64はスライド軸6
2を滑りながら、スライド軸62の長さ方向にそって往
復スライドを繰返J0このとき、第4図に示すようにス
ライド軸62の基端62bが孔6aに規制されるので、
ブッシング64の矢印C方向への回転に伴ない、第9図
〜第12図に示すように、スライド軸62の傾き角度は
変動する。
このようなスライド軸62の傾き角度の変動に伴い、ス
ライド軸62を固着している天ビン6の立上りアーム6
0は、矢印り方向および矢印D′方向に往復揺動する。
一方、フック66の係合溝67はガイド部材15のガイ
ド長孔150に案内され、ほぼ水平方向に往復移動する
ため、天ビン6の横長アーム61ほぼ水平方向つまり矢
印E方向および矢印E′方向に往復移動する。
針棒腕2が針棒上死点にある第9図に実線で示す状態か
ら、ブッシング64が主軸43の軸芯43bを中心とし
て矢印C方向に回転すると、ブッシング64と孔6aと
で傾き角度が規υ1されるスライド軸62は、第9図に
二点鎖線でしめすようにやや立上る。そのため立上りア
ーム60は第9図において矢印り一方向へ揺動、し始め
る。したがつで天ビン6のフック66は矢印E′方向つ
まり帰り方向へ移動し、上死点に近づく。天ピン6が帰
りきった天ビン上死点の位置にある状態を第10図に示
ず。
さらに、第10図に示す天ピン上死点の位置から、天ビ
ンクランク、44が回転してブッシング64が第10図
に示す矢印C方向へ更に回転すると、第10図に二点鎖
線でしめすように、ブッシング64と孔6aとで傾き角
度がg4ii11されるスライド軸62は、前よりも少
し寝る方向に傾く。この結果、天ビン6の立上りアーム
60は矢印り方向に揺動し始め、フック66は第10図
に示す矢印E方向に移動し始める。よってフック66に
掛けられていた上糸の緊張は緩む。
ここで第10図は針24が布に挿通される直前の状態を
示すものであり、布に針24を挿通する直前では上糸の
緊張による切断を防止するため等の理由で、上糸の緊張
度を緩める必要がある。そのため、前記のごとくフック
66が矢印E方向に移動してフック66に掛けられてい
る上糸を緩ませるのである。
第11図ではブッシング64が更に矢印C方向に回転し
た状態を実線で示す。第11図では第10図の場合より
もフック66はさらに針24側に移動して上糸を緩めて
いる。第11図に実線で示す状態から、天ビンクランク
44がさらに回転してブッシング64が第11図にしめ
ず矢印C方向に回転すると、第11図に示すようにスラ
イド軸62はほぼ水平方向に近い状態で寝る方向に近づ
く。よって更に天ビン6の立上りアーム6oは第11図
に示す矢印り方向に揺動を進める。したがって、天ピン
6のフック66は針24側に更に移動し天ビン下死点の
状態に近づく。第12図は天ピン6が進みきった天ピン
下死点の状態を示す。
ところで、上記した天ピン6は早戻り機構となっている
。即ち、第10図に実線で示す天ビン上死点の状態から
、第11図に実線および二点鎖線で示す状態を経て一1
第12図に実線で示す天ピン下死点の状態になるまでの
間、つまりフック66が針24側に向かう行きの場合に
は、第12図に示すように、ブッシング64は主軸43
の回りを角度θ1(第12図参照)相当ぶん回転しなけ
ればならない。一方、第12図に実線で示す天ピン下死
点の状態から、第10図に実線で示す天ピン上死点の状
態になるまでの間、つまりフック66が針24側から揺
動軸30側へ戻る帰りの場合には、ブッシング64が角
度θ2相当ぶん主軸43の回りを回転するだけで足りる
。ここで、θ1〉θ2(第12図参照)の関係である。
したがプてフック66は早戻りして短時間で戻る。
(効11り 上記した本実施例では針棒腕2を揺動軸30を中心とし
てベッドハウジング10に対して揺動する構成であるた
め、縦棒状の針棒が垂直方向に往復移動する構成の従来
のミシンに比較し、ミシン全体の高さを低くすることが
できる。殊に針棒腕2の横長アーム部20の長さが長い
ので、揺動中心である揺動軸30の軸芯から針24まで
の距離を大きくでき、したがって針24が針挿通孔14
0に向けてms−する際の曲率半径を大ぎくとることが
でき、針24を針挿通孔140に対して垂直に挿通する
に有利である。
上記した本実施例では主軸が垂直方向に配設された特公
昭44−30179号公報のミシンに比較し、主軸43
、揺動輪30、天ビン軸63、釜軸79などの駆動部を
水平方向に設定し、高さ方向に薄型化したベッドハウジ
ング10内に配設しており、更に駆動モータ401中間
プーリ41、大ギヤ42、針棒クランクロッド45、天
ビンクランク44、さらには釜軸79などの駆動部を、
高さ方向に薄型化したベッドハウジング10に配設した
ので、ハウジング1全体の^さを低くするに有利である
上記のように揺動軸30.主軸43、駆動モータ40、
中間プーリ41、大ギヤ42などの駆動部を、ベッド1
01内に配設したので、^い強度、厳格な寸法精度を要
するのは、ベッド101だけであり、アームハウジング
11は高い強度、厳格な寸法精度が不要となり、アルミ
ダイキャストや鋳鉄といった従来より使用されているコ
ストが高り重量のある材料をアーム11ハウジングに使
用せずともよく、アームハウジング11は合成樹脂で作
製でき、軽石化、コストダウンに有利である。
[発明の効果] 本発明にかかるミシンでは、針棒腕をベッドハウジング
に対して揺動する構成であるため、縦棒状の針棒が垂直
力@、茎往復移動する構成の従来のミシンに比較し、ミ
シン全体の高さを低(することができ、家庭用小型ミシ
ンとして適する。
又、本発明にかかるミシンでは、針棒腕を揺動さきるた
めの駆動部をベッドハウジングに配設したので高さを低
くくするに一層有利である。この点、駆動部を構成する
垂直方向に伸びる主軸がベッドハウジングからアームハ
ウジングに突き出している特公昭44−30179号公
報に開示されているミシンとは異なる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はミシン全体の
斜視図、第2図は要部の分解斜視図、第3図はベッドカ
バーを外した状態のミシンの底面図、第4図は第3図の
IV−IV線に沿う断面図、第5図は第3図のv−v線
に沿う断面図、第6図は第3図のVl−Vl線に沿う断
面図、第7図はトップカバーを取外した状態の平面図、
第8図は第3図の■−■線断面図、第9図は針棒腕上死
点を示す側面図、第10図は天ピン上死点を示す側面図
、第11図は針棒腕上死点を示す側面図、第12図は天
ピン下死点を示す側面図である。 図中、1はハウジング、10はベッドハウジング、11
はアームハウジング、14は針板、140は針挿通孔、
2は針棒腕、20は横長アーlい部、21は立上り部、
22は針棒、24は針、30はf!始動軸40は駆動モ
ータ、43は主軸、44は天ピンクランク、45は針棒
クランクロンド、6は天ピン、63は天ピン軸、66は
フックをそれぞれ示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一端部に針挿通孔をもつベッドハウジングと、該
    ベッドハウジングの他端部より立上がり該ベッドハウジ
    ングの該一端部を覆うアームハウジングと、アームハウ
    ジング内に揺動自在に収納され先端に針をもつ針棒腕と
    、該ベッドハウジングに収納され該針棒腕を揺動させる
    駆動部とを有することを特徴とするミシン。
  2. (2)針棒腕は、ベッドハウジングにほぼ水平方向に保
    持された揺動軸に枢支されており、駆動部は、ベッドハ
    ウジング内に保持された駆動モータと、ほぼ水平方向に
    かつ該揺動軸と平行に該ベッドハウジングに保持され該
    駆動モータにより回転される主軸と、針棒腕と該主軸と
    の間に介在して該ベッドハウジング内に保持され該主軸
    の回転を該針棒腕の揺動運動に変換する変換部とからな
    る特許請求の範囲第1項目記載のミシン。
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