JPS63283440A - 電動機用端部カバ−装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電動機の端部を密封するカバー装置に関する。

例えば工作機械の軸送り用のサーボモータにおいて、端
部を密封カバーする装置として利用可能である。

〔従来の技術と問題点〕

従来電動機の端部カバーとしては、例えばアルミニウム
鋳物等の金属製カバーを使用していた＝然しなから鋳物
成形後、切削加工等を行なわなければならず、製造コス
トは必ずしも低（はないと共に、重量的にも改善の余地
を有していた。そこで軽量であると共に製造コストの低
い射出成形によるプラスチック製のカバーを用いるよう
になってきた。

一方、近年電動機、特にサーボモータをメインテナンス
フリーにて使用する傾向にあり、更には苛酷な雰囲気条
件、例えば切削剤を常時使用している工作機械の各軸の
送りサーボモータとしても使用する要求がある。こうし
た使用条件においても雰囲気中のミスト等の侵入を防止
し、電動機内を良好な雰囲気に保つべ（気密性を高める
必要がある。

依って本発明は斯る問題点の解決を図るべく、気密性が
高いと共に、軽量で低コストな電動機用端部カバー装置
の提供を目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記発明目的に鑑みて本発明は電動機の端部をカバーす
る端部カバー装置であって、電動機のハウジング端面に
押圧されて取付けられる環状フランジと該環状フランジ
の前記ハウジング端面に対向する環状面に環状凸部とを
有したプラスチック類の端部カバーと、該端部カバーの
前記環状凸部と前記ハウジング端面との間に配設された
環状パツキンとを具備したことを特徴とする電動機用端
部カバー装置を提供する。

〔作　用〕

電動機のハウジング端面と端部カバーの環状フランジと
の間に挟持された環状パツキンは端部カバーの環状フラ
ンジの全周に亘って設けられた環状凸部の作用によって
全周に亘って押圧されることとなるので、電動機の端部
を密封することが可能となる。

〔実施例〕

以下本発明を添付図面に示す実施例に基づいて更に詳細
に説明する。第１図はサーボモータの後端部の略示断面
図であり、ハウジング１０内にはモータの出力軸と連結
された検出器用の回転軸２６が回転可能に支持されてい
る。この回転軸２６にはスリットを設けた回転板２８が
、またハウジング１０には該ハウジングに固定された発
光素子３゜と受光素子３４並びにスリットを設けた固定
板３２が取付けられている。こうした光学式ロークリエ
ンコーダを保護すべく以上の各機器は射出成形によりつ
くられたプラスチック類のカバー１６によって被われて
いる。本実施例ではモータの回転位置検出用に光学式ロ
ータリエンコーダを使用する場合を例示しているが、以
下に説明する端部カバー装置の適用対象としては他の方
式の検出器でもよく、或いは検出器が一体的に組込まれ
ていないタイプの電動機のロータ及びステータ部を保護
する場合にも適用可能である。

カバー１６にはハウジング１０の後端面１２と対向可能
な位置に環状のフランジ１８が設けられており、このフ
ランジ１８にはボルト２４を挿通させる孔３６がその周
方向に亘って適宜数設けられている。このフランジ１８
が前記ハウジング１０の端面１２と対向する側の環状面
２０には、上述の孔３６の径方向位置よりも内周側に環
状の凸部２２が立設されている。

上記構成のカバー１６をハウジング１０に取付けるに際
してはゴム製の環状パツキン１４を挟持させる。そして
ボルト２４によってフランジ１８をハウジング１０に対
して押圧固定させる。こうすると前記凸部２２がゴム製
の環状パツキン１４を押圧してモータ内部と外部雰囲気
とを完全に遮断することができる。

この凸部２２の高さは路次のようにして決定する。カバ
ー１６のフランジ１８にこの凸部２２が設けられていな
い場合を考え、ハウジング１０の端面１２にカバー１６
を直接ボルト固定したとする。この場合カバー１６のフ
ランジ１８における環状面２０の平面度の不均一性等に
起因して各ボルト間のフランジがハウジング１０の端面
１２から浮くことがある。また同じく環状面２０の平面
度の不均一性から該環状面２０の内周側と外周側とでは
ハウジング１０の端面１２との隙間に差を生ずることが
ある。凸部２２の高さは少なくとも前者のボルト間のフ
ランジ１８の浮き上がり量と後者の環状面２０の内外に
おける隙間差とを埋めることのできる高さに設定する。

第１図ではこの高さは強調して描いである。

なおこの凸部２２を設けることにより、射出成形後のフ
ランジ１８の変形を小さく押さえる作用も果たす。環状
凸部２２の幅はフランジ１８の環状面２０の幅と比較し
て十分小さく設定するので、ゴム製環状パツキン１４を
十分に押圧することができ、従って該パツキン１４と協
働して十分なシール効果をもたらす。

〔発明の効果〕

以上の構成による端部カバー装置を具備した電動機であ
れば、絶えず切削剤を使用している工作機械において、
各軸の送り用に使用しても雰囲気中のミスト状切削剤の
侵入を防止可能であり、またこうした密封構造の故に一
般大気中のダストの侵入等も防ぐことができ、延いては
メインテナンスフリーな電動機の提供を可能ならしめる
。更には射出成形によるプラスチック製カバーを採用す
るため軽量で低コストなカバーの大量生産を可能とする
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る端部カバー装置を有した電動機の
端部の破断断面図。 １０・・・ハウジング、　　　１４・・・環状パツキン
、１６・・・カバー、　　　　　１８・・・フランジ、
２２・・・環状凸部。 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、電動機の端部をカバーする端部カバー装置であって
   、電動機のハウジング端面に押圧されて取付けられる環
   状フランジと該環状フランジの前記ハウジング端面に対
   向する環状面に環状凸部とを有したプラスチック製の端
   部カバーと、該端部カバーの前記環状凸部と前記ハウジ
   ング端面との間に配設された環状パッキンとを具備した
   ことを特徴とする電動機用端部カバー装置。 ２、前記環状パッキンがゴム部材から成る特許請求の範
   囲第１項に記載の電動機用端部カバー装置。