JP2020150662A - ブレーキ付きモータ、モータシリーズの製造方法、及び検出装置付きモータ - Google Patents

ブレーキ付きモータ、モータシリーズの製造方法、及び検出装置付きモータ Download PDF

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Abstract

【課題】リード線を取り外す必要がなく、簡単にブレーキまたは検出装置等のメンテナンスをすることができるブレーキ付きモータ、モータシリーズの製造方法、及び検出装置付きモータを提供することを目的とする。【解決手段】内部にモータ軸が設けられたモータフレームと、モータ軸を制動するためのブレーキと、ブレーキが内部に収められており二分割可能に形成されている第1のブレーキカバー及び第2のブレーキカバーと、を備えており、第1のブレーキカバーには、内周面と外周面とを連通する連通孔が設けられており、ブレーキに接続されるブレーキリード線は連通孔を通過して外部に引き出されている。ブレーキのメンテナンス時にブレーキリード線を取り外す必要がないため、メンテナンス作業が容易となる。【選択図】 図2

Description

本発明は、ブレーキの調整が容易なブレーキを備えたブレーキ付きモータ、検出装置の調整が容易な検出装置付きモータ、及びブレーキ付きモータを含むモータシリーズの製造方法に関する。
従来、特許文献1には、フレームとスペーサとの間にフレーム窓およびブラケット窓と連通する第1および第2リード穴と、第1および第2リード穴を連絡する連絡穴とを設けた中継パッキンを設け、電磁ブレーキのリード線を第1リード穴から連絡穴を介して第2リード穴に通した電磁ブレーキ付きモータが開示されている。この電磁ブレーキ付きモータによれば、固定子巻線のリード線をフレーム内に押し込んでも、電磁ブレーキのリード線は固定子巻線のリード線の影響を受けないようにしてあるので、フレーム窓の角や電磁ブレーキの回転部に押し付けられたり、傷をつけられることがなくなる。
特開平9−23609号公報
しかしながら、従来、このような電磁ブレーキ付きモータでは、使用によってブレーキディスク(可動部)が摩耗すると、ブレーキフィールド(固定部)とアーマチュア(可動部)との間隔(ギャップ)が広くなり、アーマチュアへのブレーキコイルの吸引力が弱くなって制動の解除ができなくなる。よって、メンテナンスによりギャップを調整して適正値に維持する必要がある。特許文献1に記載の電磁ブレーキ付きモータでは、ギャップの調整作業をするためにはブラケットを外す必要があり、そのためにはブレーキのリード線を一旦外す作業が必要となるため、メンテナンスに手間がかかってしまう。
また、特許文献1に記載の電磁ブレーキ付きモータにおいて、電磁ブレーキの代わりに、例えばモータ軸の回転を検出するエンコーダ等の検出装置を設け、エンコーダのリード線を同様に第1リード穴から連絡穴を介して第2リード穴に通した構造を考えた場合であっても、エンコーダのメンテナンス時にはブラケットを外す必要があり、同じくリード線を一旦外す作業が必要となるため、メンテナンスに手間がかかってしまう。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、リード線を外すことなく、簡単にブレーキまたは検出装置等のメンテナンスをすることができるブレーキ付きモータ、検出装置付きモータ、及びモータシリーズの製造方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1記載のブレーキ付きモータは、内部にモータ軸が設けられたモータフレームと、前記モータ軸を制動するためのブレーキと、前記ブレーキが内部に収められており、二分割可能に形成されている第1のブレーキカバー及び第2のブレーキカバーと、を備えており、前記第1のブレーキカバーは前記モータフレームと前記ブレーキとの間に配置されており、前記第2のブレーキカバーは前記ブレーキを挟んで前記第1のブレーキカバーとは反対側に配置されており、前記第1のブレーキカバーには、内周面と外周面とを連通する連通孔が設けられており、前記ブレーキに接続されるブレーキリード線は前記連通孔を通過して外部に引き出されていることを特徴とするものである。
また、請求項2記載のブレーキ付きモータは、内部にモータ軸が設けられたモータフレームと、前記モータ軸を制動するためのブレーキと、前記ブレーキが内部に収められており、二分割可能に形成されている第1のブレーキカバー及び第2のブレーキカバーと、を備えており、前記第1のブレーキカバーは前記モータフレームと前記ブレーキとの間に配置されており、前記第2のブレーキカバーは前記ブレーキを挟んで前記第1のブレーキカバーとは反対側に配置されており、前記第1のブレーキカバーと前記第2のブレーキカバーとの分割面において、前記第1のブレーキカバーまたは前記第2のブレーキカバーの少なくとも一方には、内周面と外周面とを連通する切り欠きが設けられており、前記ブレーキに接続されるブレーキリード線は前記切り欠きを通過して外部に引き出されていることを特徴とするものである。
また、請求項3記載のブレーキ付きモータは、請求項1または2に記載のブレーキ付きモータであって、更に、前記第1のブレーキカバーと前記第2のブレーキカバーとの分割面は、前記モータ軸の軸心に垂直な方向から見て、前記ブレーキと重なる位置にあることを特徴とするものである。
また、請求項4記載のブレーキ付きモータは、請求項1から3のいずれか1項に記載のブレーキ付きモータであって、更に、前記ブレーキはブレーキコイルが内蔵されたブレーキフィールドを備え、前記第1のブレーキカバーと前記第2のブレーキカバーとの分割面は、前記モータ軸の軸心に垂直な方向から見て、前記ブレーキフィールドと重なる位置にあることを特徴とするものである。
また、請求項5記載のブレーキ付きモータは、請求項1から4のいずれか1項に記載のブレーキ付きモータであって、更に、前記モータフレームと前記第1のブレーキカバーとの間に配置され、前記モータ軸を回転可能に軸支するモータブラケットを備え、前記第1のブレーキカバーは前記モータブラケットに取り付けられており、前記ブレーキは前記第1のブレーキカバーに取り付けられていることを特徴とするものである。
また、請求項6記載のモータシリーズの製造方法は、請求項5に記載のブレーキ付きモータと、当該ブレーキ付きモータから前記第2のブレーキカバー、前記ブレーキ、及び前記第1のブレーキカバーを除き、前記モータブラケットに前記ブレーキとは異なる第2のブレーキを取り付けた第2のブレーキ付きモータとを含んで構成されるモータシリーズの製造方法であって、前記ブレーキ付きモータを製造する工程と、前記ブレーキ付きモータで使用されるモータブラケットと共通のモータブラケットを用いて、前記第2のブレーキ付きモータを製造する工程と、を実行することを特徴とするものである。
また、請求項7記載の検出装置付きモータは、内部にモータ軸が設けられたモータフレームと、前記モータ軸の回転を検出する検出装置と、前記検出装置が内部に収められており、二分割可能に形成されている第1のカバー及び第2のカバーと、を備えており、前記第1のカバーは前記モータフレームと前記検出装置との間に配置されており、前記第2のカバーは前記検出装置を挟んで前記第1のカバーとは反対側に配置されており、前記第1のカバーには、内周面と外周面とを連通する連通孔が設けられており、前記検出装置に接続されるリード線は前記連通孔を通過して外部に引き出されていることを特徴とするものである。
また、請求項8記載の検出装置付きモータは、内部にモータ軸が設けられたモータフレームと、前記モータ軸の回転を検出する検出装置と、前記検出装置が内部に収められており、二分割可能に形成されている第1のカバー及び第2のカバーと、を備えており、前記第1のカバーは前記モータフレームと前記検出装置との間に配置されており、前記第2のカバーは前記検出装置を挟んで前記第1のカバーとは反対側に配置されており、前記第1のカバーと前記第2のカバーとの分割面において、前記第1のカバーまたは前記第2のカバーの少なくとも一方には、内周面と外周面とを連通する切り欠きが設けられており、前記検出装置に接続されるリード線は前記切り欠きを通過して外部に引き出されていることを特徴とするものである。
請求項1及び2記載のブレーキ付きモータによれば、ブレーキのメンテナンス時にブレーキリード線を外す必要がない。このため、ブレーキのメンテナンス作業が容易となる。
また、請求項3記載のブレーキ付きモータによれば、ブレーキのメンテナンス作業時に、第2のブレーキカバーを取り外すことで、第1のブレーキカバーからブレーキ部が露出する。このため、ブレーキのメンテナンス作業がより容易となる。
また、請求項4記載のブレーキ付きモータによれば、ブレーキのメンテナンス作業時に、第2のブレーキカバーを取り外すことで、第1のブレーキカバーからブレーキ部のうちアーマチュアが露出する。このため、ブレーキのメンテナンス作業がより容易となる。
また、請求項5記載のブレーキ付きモータによれば、ブレーキのメンテナンス時や交換時に、ブレーキ、第1のブレーキカバー、及び第2のブレーキカバーを外しても、モータブラケットによってモータ軸が軸支されているため、モータ部が分解されることがない。このため、メンテナンス作業や交換作業が容易となる。
また、請求項6記載のモータシリーズの製造方法によれば、ブレーキ、第1のブレーキカバー、及び第2のブレーキカバーを除いた状態のモータモジュールとして在庫することができ、使用者の要求に応じて、第1及び第2のブレーキカバー付きのブレーキ付きモータと、ブレーキカバーの無いブレーキ付きモータとを選択して製造することができるため、生産性が良い。また、モータ軸やモータブラケットを共通化できるため、ブレーキの種類に応じたブレーキ付きモータの選択をコストダウンの効果が大きい構成で実現可能となる。
また、請求項7及び8記載の検出装置付きモータによれば、検出装置のメンテナンス時にリード線を外す必要がない。このため、検出装置のメンテナンス作業が容易となる。
第1実施形態における防水機構を備えないブレーキ付きモータの説明図である。 第1実施形態における防水機構を備えたブレーキ付きモータの説明図である。 防水機構を備えたモータを含むモータシリーズの分解斜視図である。 第2実施形態における防水機構を備えたブレーキ付きモータの説明図である。 第3実施形態におけるエンコーダ付きモータの説明図である。 第4実施形態におけるエンコーダ付きモータの説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。
[ブレーキ付きモータの説明]
図1は、防水機構を備えないブレーキ付きモータ(減速機構付き)の説明図であり、ブレーキ部分のみ断面を表示している。このブレーキ付きモータ1Aは、筒状のモータフレーム2と、モータフレーム2の軸方向の一端側(負荷側)にギアブラケット3を介して接続されるギアヘッド4と、モータフレーム2の他端側(反負荷側)にモータブラケット5を介して接続されるファンカバー6Aと、ファンカバー6A内でモータブラケット5とファン7との間に設けられるブレーキ8Aと、モータフレーム2の上面に設置された端子箱9とを備えている。
モータフレーム2の内部には、図示しないステータとロータとからなるモータが収容され、ロータに結合されたモータ軸10が、ギアブラケット3とモータブラケット5とにそれぞれ保持された軸受11,11を介して軸心C0を中心として回転可能に支持されている。負荷側に突出するモータ軸10の端部は、ギアヘッド4内に設けられた図示しない減速機構の入力側と噛合している。減速機構の出力軸12は、ギアヘッド4から突出している。
ブレーキ8Aは、モータブラケット5にボルト13,13・・で固定され、反負荷側にリング状の凹部を開口させたブレーキフィールド14と、ブレーキフィールド14内に収容されてブレーキリード線15と電気的に接続されるブレーキコイル16と、ブレーキフィールド14の反負荷側に配置されるアーマチュア17とを備えている。ブレーキフィールド14の反負荷側の面には、図示しないスペーサを介して、リング状のサイドプレート18が固定されている。サイドプレート18は、図示しないギャップ調整ネジにより、ブレーキフィールド14との間隔(ギャップ)が調整可能となっている。アーマチュア17は、ボルト13に外周が係合して回転を規制された状態で軸方向へ移動可能に支持されるが、ブレーキフィールド14に設けられた図示しないコイルバネによって、サイドプレート18側へ付勢されている。モータブラケット5の外周とファンカバー6Aとの間には、隙間が設けられており、ブレーキリード線15はこの隙間を通ってファンカバー6Aの外部へ引き出されている。
モータ軸10の反負荷側の端部にはキー溝22が軸方向に形成されている。モータ軸10の反負荷側の端部はファンカバー6A内に突出し、アーマチュア17とサイドプレート18との間には、円盤状のブレーキディスク19が設けられて、このブレーキディスク19が、ブレーキハブ20Aを介してモータ軸10の反負荷側の端部と回転方向で一体に結合されている。このブレーキハブ20Aは、外周にブレーキディスク19の中心孔が嵌合する複数の平面を有する筒体で、中心には、モータ軸10の端部に隙間嵌めで嵌合する貫通孔21が形成されている。貫通孔21の内面には、モータ軸10のキー溝22に対応するキー溝が形成されている。さらに、ブレーキハブ20Aの外周には、2つのネジ穴23,23が、ブレーキハブ20Aの軸方向に2つ形成されており、それぞれ内面のキー溝と連通している。
よって、ブレーキハブ20Aは、モータ軸10の端部を貫通孔21に嵌合挿入させた状態で、キー溝22と貫通孔21内面のキー溝とに跨がってキー24を嵌合させ、ネジ穴23から螺合させた止めネジ25をキー24に押圧させることで、モータ軸10と一体にキー結合される。このブレーキハブ20Aは、ブレーキ8Aのブレーキフィールド14及びアーマチュア17、サイドプレート18の中心を貫通して反負荷側に突出している。
そして、反負荷側に突出するブレーキハブ20Aの先端には、延長軸26Aを介してファン7が結合される。この延長軸26Aは、一端をブレーキハブ20Aの貫通孔21に嵌合させた状態で、ネジ穴23から螺合させた止めネジ(頭無しネジ)27を、延長軸26Aの一端に設けた凹部に係止させることで、他端を突出させた状態で、ブレーキハブ20Aを介してモータ軸10と一体に結合される。そして、突出した他端にファン7の嵌合孔28を嵌合させて、その外側でファン7の羽根の間から中心側へ螺合させた止めネジ29を、延長軸26Aの他端に係止させることで、ファン7と一体に結合されることになる。
以上の如く構成されたブレーキ付きモータ1Aにおいては、OFF状態でのアーマチュア17は、コイルバネの付勢によって反負荷側へ移動して、ブレーキディスク19をサイドプレート18に押し付ける。よって、モータ軸10には、ブレーキディスク19及びブレーキハブ20Aを介して制動がかけられた状態となる。ここで給電によってONすると、ブレーキリード線15を介してブレーキコイル16に給電されてブレーキコイル16に電磁力による吸引力が発生するため、アーマチュア17は、コイルバネの付勢に抗して負荷側へ移動してブレーキディスク19から離間する。よって、モータ軸10の制動が解除されたロータが回転し、減速機構を介して出力軸12が減速回転することになる。
なお、ファンカバー6Aにおけるファン7との対向部分には、図示しない吸気口が形成されているため、モータ軸10の回転に伴ってファン7が回転すると、ファンカバー6A内で空気がファン7の外周側へ導かれて、モータブラケット5の外周とファンカバー6Aとの隙間を通ってモータフレーム2の表面及びギアヘッド4の表面を冷却するようになっている。
[防水機構を備えたブレーキ付きモータの説明]
図2は、防水機構を付加したブレーキ付きモータ1Bを示している。ここではモータブラケット5の反負荷側の面に、ブレーキフィールド14を保持してブレーキ8Bの外側を覆う短筒状の防水スペーサ30がボルト止めされて、モータブラケット5と防水スペーサ30との接触面には、Oリング31が設けられている。モータブラケット5の負荷側でモータ軸10の貫通部分には、オイルシール32が設けられている。
また、防水スペーサ30の反負荷側には、ブレーキ8Bを覆う防水カバー33がボルト止めされて、防水スペーサ30と防水カバー33との間にもOリング34が設けられている。防水スペーサ30と防水カバー33との分割面35は、モータ軸10の軸心C0に垂直な方向から見て、ブレーキフィールド14と重なる位置にある。防水スペーサ30の側面には、内周面36と外周面37とを連通する連通孔38が設けられており、ブレーキリード線15は連通孔38を通って防水スペーサ30の外部に引き出されている。
ここでのブレーキハブ20Bは、図3にも示すように、ブレーキ付きモータ1Aで用いたブレーキハブ20Aよりも軸方向に長く形成されて、延長軸26Bも、防水カバー33を貫通する中間部が設けられて軸方向に長くなっている。また、ブレーキ8Bは、ブレーキ付きモータ1Aで用いたブレーキ8Aよりも径方向に小さく、軸方向に厚く形成されている。
延長軸26Bにおける防水カバー33を貫通している部分には、オイルシール39が設けられ、防水カバー33とファン7との間には、Vリング40が外装されている。ブレーキリード線15と連通孔38との隙間はゴムブッシュによって止水されており、防水スペーサ30と防止カバー33とによって、ブレーキ8B部に水等が進入しないような防水構造となっている。ファンカバー6Bはブレーキ付きモータ1Aのファンカバー6Aよりも軸方向に長く(深く)形成されている。
図3にも示すように、防水機構を備えたブレーキ付きモータ1Bは、ファンカバー6B、ブレーキ8B、ブレーキハブ20B、防水スペーサ30、防水カバー33、及び延長軸26Bを除く他の構成はブレーキ付きモータ1Aと同じとなっている。よって、ブレーキ付きモータ1Aと、防水機構を備えたブレーキ付きモータ1Bとを含んで構成されるモータシリーズを製造する際には、ブレーキ付きモータ1Aを製造する工程(モータ軸10の端部にブレーキハブ20A及び延長軸26Aを取り付け、モータブラケット5の反負荷側にブレーキ8Aを組み付け、延長軸26Aにファン7を取り付けてファンカバー6Aを被せる工程)と、防水機構を備えたブレーキ付きモータ1Bを製造する工程(モータ軸10の端部にブレーキハブ20B及び延長軸26Bを取り付け、モータブラケット5の反負荷側に防水スペーサ30、ブレーキ8B、及び防水カバー33を組み付け、延長軸26Bにファン7を取り付けてファンカバー6Bを被せる工程)とを実行すればよい。
このように、上記形態のモータシリーズの製造方法によれば、モータフレーム2、ギアブラケット3、ギアヘッド4、モータブラケット5、及びモータ軸10までを共通化できるため、最小限のモータ部分をモジュールとして在庫することができる。例えば防水機構が必要無いブレーキ付きモータの受注に対しては、ブレーキ付きモータ1Aを製造する工程を実行すれば完成し、防水機構が必要なブレーキ付きモータの受注に対しては、ブレーキ付きモータ1Bを製造する工程を実行すれば完成する。よって、製造面でも短納期対応が可能となり、防水機構を備えないブレーキ付きモータと防水機構を備えるブレーキ付きモータとの選択をコストダウンの効果が大きい構成で実現することができる。
また、防水機構を備えたブレーキ付きモータ1Bによれば、防水スペーサ30に設けられた連通孔38を通してブレーキリード線15が引き出されるため、ブレーキギャップのメンテナンス時にもブレーキリード線15を取り外す必要がない。このため、メンテナンス作業が簡単になる。
また、防水機構を備えたブレーキ付きモータ1Bによれば、ブレーキ8Bのメンテナンス時に、防水カバー33を取り外すことで、防水スペーサ30の端面からブレーキ部が露出する。このため、ブレーキ8Bのメンテナンス作業がより簡単になる。
また、防水機構を備えたブレーキ付きモータ1Bによれば、防水スペーサ30と防水カバー33との分割面35は、モータ軸10の軸心C0に垂直な方向から見て、ブレーキフィールド14と重なる位置にある。このため、ブレーキ8Bのメンテナンス時に、防水カバー33を取り外すことで、防水スペーサ30の端面からアーマチュア17が露出する。このため、ブレーキ8Bのメンテナンス作業がより簡単になる。
また、ブレーキ付きモータ1A及び防水機構を備えたブレーキ付きモータ1Bによれば、モータ軸10は軸受11を介してモータブラケット5に軸支されている。このため、例えばブレーキ部品の交換等のメンテナンス時において、ブレーキ8A、またはブレーキ8B及び防水スペーサ30を取り外した場合であっても、モータブラケット5によりモータ軸10は保持されるため、モータ部を分解することなく作業をすることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について図4を参照して説明する。図4は、第2実施形態における防水機構を備えたブレーキ付きモータ1Cの説明図であり、図2に対応する図面である。第2実施形態における防水機構を備えたブレーキ付きモータ1Cの構造は、防水スペーサ30Aの形状が、第1実施形態における防水機構を備えたブレーキ付きモータ1Bとは異なる。上記を除くブレーキ付きモータ1Cの構成と動作とについては、上述の第1実施形態におけるブレーキ付きモータ1Bと同様なので、詳細な説明は省略する。
この防水スペーサ30Aには、側面に連通孔は形成されておらず、連通孔の代わりに、防水スペーサ30Aと防水カバー33との分割面における防水スペーサ30A側には、ブレーキリード線15を通すための切り欠き41が設けられている。ブレーキリード線15が通過する切り欠き41部分の隙間はゴムブッシュによって止水されている。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を得る。上記形態の防水機構を備えたブレーキ付きモータ1Cによれば、防水スペーサ30Aに設けられた切り欠き41を通してブレーキリード線15が引き出されている。このため、ブレーキギャップのメンテナンス時に防水カバー33を外す際にブレーキリード線15を取り外す作業が不要であり、メンテナンス作業が簡単になる。また、本実施形態においては切り欠き41は防水スペーサ30A側に設けられているが、防水カバー33側に設けられていても良い。また、切り欠き41は防水スペーサ30Aと防水カバー33との両方に設けられていても良い。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について図5を参照して説明する。図5は、第3実施形態におけるエンコーダ付きモータ1Dの説明図であり、図2に対応する図面である。第3実施形態におけるエンコーダ付きモータ1Dの構造は、ブレーキの代わりにエンコーダ42を備えている点が、第1実施形態とは異なる。上記を除くエンコーダ付きモータ1Dの構成については、上述の第1実施形態におけるブレーキ付きモータ1Bと同様なので、詳細な説明は省略する。
エンコーダ付きモータ1Dにおいては、ブレーキハブ20Bの外周面に、モータ軸10の回転を検出するためのエンコーダ42が取り付けられている。エンコーダ42は防水スペーサ30にボルトにより回転止めされて、エンコーダ42のリード線45は連通孔38を通って防水スペーサ30の外部に引き出されている。また、図3にも示すように、ブレーキ付きモータ1Bからブレーキ8Bを除き、代わりにエンコーダ42を取り付けることで、ブレーキ付きモータ1Bをエンコーダ付きモータ1Dに変更することもできる。
第3実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を得る。上記形態のエンコーダ付きモータ1Dによれば、防水スペーサ30に設けられた連通孔38を通してエンコーダ42のリード線43が引き出されるため、エンコーダ42のメンテナンス時に防水カバー33を取り外す際にもリード線43を取り外す必要がない。このため、メンテナンス作業が簡単になる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について図6を参照して説明する。図6は、第4実施形態におけるエンコーダ付きモータ1Eの説明図であり、図5に対応する図面である。第4実施形態におけるエンコーダ付きモータ1Eの構造は、防水スペーサ30Aの形状が、第3実施形態におけるエンコーダ付きモータ1Dとは異なる。上記を除くエンコーダ付きモータ1Eの構成と動作とについては、上述の第3実施形態におけるエンコーダ付きモータ1Dと同様なので、詳細な説明は省略する。
この防水スペーサ30Aには、側面に連通孔は形成されておらず、連通孔の代わりに、防水スペーサ30Aと防水カバー33との分割面における防水スペーサ30A側には、エンコーダ42のリード線43を通すための切り欠き41が設けられている。リード線43が通過する切り欠き41部分の隙間はゴムブッシュによって止水されている。
第4実施形態においても、第3実施形態と同様の効果を得る。上記形態のエンコーダ付きモータ1Eによれば、防水スペーサ30Aに設けられた切り欠き41を通してエンコーダ42のリード線43が引き出されている。このため、エンコーダ42のメンテナンス時に防水カバー33を取り外す際にリード線43を取り外す作業が不要であり、メンテナンス作業が簡単になる。また、本実施形態においては切り欠き41は防水スペーサ30A側に設けられているが、防水カバー33側に設けられていても良い。また、切り欠き41は防水スペーサ30Aと防水カバー33との両方に設けられていても良い。
[本発明と実施形態との構成の対応関係]
本実施形態のブレーキ付きモータ1Aは、本発明の第2のブレーキ付きモータの一例である。本実施形態のブレーキ8Aは、本発明の第2のブレーキの一例である。本実施形態の防水スペーサ30,30Aは、本発明の第1のブレーキカバー及び第1のカバーの一例である。本実施形態の防水カバー33は、本発明の第2のブレーキカバー及び第2のカバーの一例である。本実施形態のエンコーダ42は、本発明の検出装置の一例である。
1A,1B,1C ブレーキ付きモータ
1D,1E エンコーダ付きモータ
2 モータフレーム
5 モータブラケット
8A,8B ブレーキ
10 モータ軸
14 ブレーキフィールド
15 ブレーキリード線
16 ブレーキコイル
30,30A 防水スペーサ
33 防水カバー
35 分割面
36 内周面
37 外周面
38 連通孔
41 切り欠き
42 エンコーダ
43 リード線
C0 軸心

Claims (8)

  1. 内部にモータ軸が設けられたモータフレームと、
    前記モータ軸を制動するためのブレーキと、
    前記ブレーキが内部に収められており、二分割可能に形成されている第1のブレーキカバー及び第2のブレーキカバーと、
    を備えており、
    前記第1のブレーキカバーは前記モータフレームと前記ブレーキとの間に配置されており、
    前記第2のブレーキカバーは前記ブレーキを挟んで前記第1のブレーキカバーとは反対側に配置されており、
    前記第1のブレーキカバーには、内周面と外周面とを連通する連通孔が設けられており、
    前記ブレーキに接続されるブレーキリード線は前記連通孔を通過して外部に引き出されている
    ことを特徴とするブレーキ付きモータ。
  2. 内部にモータ軸が設けられたモータフレームと、
    前記モータ軸を制動するためのブレーキと、
    前記ブレーキが内部に収められており、二分割可能に形成されている第1のブレーキカバー及び第2のブレーキカバーと、
    を備えており、
    前記第1のブレーキカバーは前記モータフレームと前記ブレーキとの間に配置されており、
    前記第2のブレーキカバーは前記ブレーキを挟んで前記第1のブレーキカバーとは反対側に配置されており、
    前記第1のブレーキカバーと前記第2のブレーキカバーとの分割面において、前記第1のブレーキカバーまたは前記第2のブレーキカバーの少なくとも一方には、内周面と外周面とを連通する切り欠きが設けられており、
    前記ブレーキに接続されるブレーキリード線は前記切り欠きを通過して外部に引き出されている
    ことを特徴とするブレーキ付きモータ。
  3. 前記第1のブレーキカバーと前記第2のブレーキカバーとの分割面は、前記モータ軸の軸心に垂直な方向から見て、前記ブレーキと重なる位置にある
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のブレーキ付きモータ。
  4. 前記ブレーキはブレーキコイルが内蔵されたブレーキフィールドを備え、
    前記第1のブレーキカバーと前記第2のブレーキカバーとの分割面は、前記モータ軸の軸心に垂直な方向から見て、前記ブレーキフィールドと重なる位置にある
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のブレーキ付きモータ。
  5. 前記モータフレームと前記第1のブレーキカバーとの間に配置され、前記モータ軸を回転可能に軸支するモータブラケットを備え、
    前記第1のブレーキカバーは前記モータブラケットに取り付けられており、
    前記ブレーキは前記第1のブレーキカバーに取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のブレーキ付きモータ。
  6. 請求項5に記載のブレーキ付きモータと、当該ブレーキ付きモータから前記第2のブレーキカバー、前記ブレーキ、及び前記第1のブレーキカバーを除き、前記モータブラケットに前記ブレーキとは異なる第2のブレーキを取り付けた第2のブレーキ付きモータとを含んで構成されるモータシリーズの製造方法であって、
    前記ブレーキ付きモータを製造する工程と、
    前記ブレーキ付きモータで使用されるモータブラケットと共通のモータブラケットを用いて、前記第2のブレーキ付きモータを製造する工程と、
    を実行することを特徴とするモータシリーズの製造方法。
  7. 内部にモータ軸が設けられたモータフレームと、
    前記モータ軸の回転を検出する検出装置と、
    前記検出装置が内部に収められており、二分割可能に形成されている第1のカバー及び第2のカバーと、
    を備えており、
    前記第1のカバーは前記モータフレームと前記検出装置との間に配置されており、
    前記第2のカバーは前記検出装置を挟んで前記第1のカバーとは反対側に配置されており、
    前記第1のカバーには、内周面と外周面とを連通する連通孔が設けられており、
    前記検出装置に接続されるリード線は前記連通孔を通過して外部に引き出されている
    ことを特徴とする検出装置付きモータ。
  8. 内部にモータ軸が設けられたモータフレームと、
    前記モータ軸の回転を検出する検出装置と、
    前記検出装置が内部に収められており、二分割可能に形成されている第1のカバー及び第2のカバーと、
    を備えており、
    前記第1のカバーは前記モータフレームと前記検出装置との間に配置されており、
    前記第2のカバーは前記検出装置を挟んで前記第1のカバーとは反対側に配置されており、
    前記第1のカバーと前記第2のカバーとの分割面において、前記第1のカバーまたは前記第2のカバーの少なくとも一方には、内周面と外周面とを連通する切り欠きが設けられており、
    前記検出装置に接続されるリード線は前記切り欠きを通過して外部に引き出されている
    ことを特徴とする検出装置付きモータ。
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