JPS63281757A - 消失性模型を用いる減圧鋳造方法 - Google Patents
消失性模型を用いる減圧鋳造方法Info
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- JPS63281757A JPS63281757A JP11799387A JP11799387A JPS63281757A JP S63281757 A JPS63281757 A JP S63281757A JP 11799387 A JP11799387 A JP 11799387A JP 11799387 A JP11799387 A JP 11799387A JP S63281757 A JPS63281757 A JP S63281757A
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- Pending
Links
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は主として精密鋳造の分野において用いられる消
失性模型を用いる減圧鋳造方法の改良に関するものであ
る。
失性模型を用いる減圧鋳造方法の改良に関するものであ
る。
（従来の技術）
消失性模型を用いて寸法精度に優れた鋳造品を得ること
ができる鋳造法としては、ロストワックス法が古くから
知られているが、この方法では周知のようにワックスを
消失させるために鋳型を炉内に装入して長時間加熱しな
ければならず、手数がかかるうえに高価な塗型剤を使用
しなければならない欠点がある。そこで本発明者は特殊
な製法で成形されたウレタン樹脂製の消失性模型を減圧
枠中の鋳物砂等の内部に埋込み、これを溶融金属と置換
することにより、短時間で鋳造を行うことができる減圧
鋳造方法を先に発明し、特願昭６０−１６４７９４号（
特開昭６２−２４８５１号）として既に出願した。とこ
ろがこの方法では溶湯との接触により分解されたウレタ
ン樹脂の一部がすすとなって表面に残留することがある
ため、低炭素鋳鋼やステンレス鋳鋼等を溶湯として用い
た場合には加炭現象が生じて表面が劣化するおそれがあ
るうえ、模型との接触により？１熱が奪われるために置
換時に溶湯の温度低下が生じ、鋳造品に湯境不良と呼ば
れる形状不良が発生するおそれがあることが判明゛した
。
ができる鋳造法としては、ロストワックス法が古くから
知られているが、この方法では周知のようにワックスを
消失させるために鋳型を炉内に装入して長時間加熱しな
ければならず、手数がかかるうえに高価な塗型剤を使用
しなければならない欠点がある。そこで本発明者は特殊
な製法で成形されたウレタン樹脂製の消失性模型を減圧
枠中の鋳物砂等の内部に埋込み、これを溶融金属と置換
することにより、短時間で鋳造を行うことができる減圧
鋳造方法を先に発明し、特願昭６０−１６４７９４号（
特開昭６２−２４８５１号）として既に出願した。とこ
ろがこの方法では溶湯との接触により分解されたウレタ
ン樹脂の一部がすすとなって表面に残留することがある
ため、低炭素鋳鋼やステンレス鋳鋼等を溶湯として用い
た場合には加炭現象が生じて表面が劣化するおそれがあ
るうえ、模型との接触により？１熱が奪われるために置
換時に溶湯の温度低下が生じ、鋳造品に湯境不良と呼ば
れる形状不良が発生するおそれがあることが判明゛した
。
（発明が解決しようとする問題点）
本発明は上記したような従来の問題点を解決して、ロス
トワックス法のように長時間を要さずにごく短時間で鋳
造を行うことができるうえ、鋳造品の表面がすすにより
加炭されたり湯温低下による形状不良を生ずるおそれの
ない消失性模型を用いる減圧鋳造方法を目的として完成
されたものである。
トワックス法のように長時間を要さずにごく短時間で鋳
造を行うことができるうえ、鋳造品の表面がすすにより
加炭されたり湯温低下による形状不良を生ずるおそれの
ない消失性模型を用いる減圧鋳造方法を目的として完成
されたものである。
（問題点を解決するための手段）
本発明はポリウレタン樹脂、スチロール樹脂のような消
失性模型の表面に鋳湯時に通気性と適度の強度を持つ塗
型剤を層着し、これを減圧可能な枠内の砂やショットボ
ール等の内部に埋設し、枠内を減圧しながら熱風や薬品
等により消失性模型を分解、消失させたうえ、枠内に形
成された中空部に減圧状態のままで溶湯を鋳湯すること
を特徴とするものである。
失性模型の表面に鋳湯時に通気性と適度の強度を持つ塗
型剤を層着し、これを減圧可能な枠内の砂やショットボ
ール等の内部に埋設し、枠内を減圧しながら熱風や薬品
等により消失性模型を分解、消失させたうえ、枠内に形
成された中空部に減圧状態のままで溶湯を鋳湯すること
を特徴とするものである。
次に本発明を図示の実施例によって更に詳細に説明する
０本実施例はルーツ型真空ポンプのロータを鋳造する例
を示すものである。
０本実施例はルーツ型真空ポンプのロータを鋳造する例
を示すものである。
まず第１図に示されるように、ポリウレタン樹脂、スチ
ロール樹脂等の熱や薬品によって分解消失させることが
できる材料を用いて、消失性模型（１）を作る。第１図
において（１ａ）は中心軸となる部分、（１ｂ）はルー
ツ型の羽根部分、（１ｃ）は中空部である０次にこの消
失性模型（１）の表面に塗型剤（２）を層着する。塗型
剤（２）は鋳湯時に通気性と適度の強度を持つものであ
ることが必要であり、例えば酢酸ビニル系接着剤３〜１
０（重ｆｉ）％に木節粘土１０〜１５％、珪砂７５〜８
７％を加えたうえ水を添加してスラリー状としたものを
用いることができるが、更にグラスファイバー等を少量
混入して強度の向上を図ることが好ましい。
ロール樹脂等の熱や薬品によって分解消失させることが
できる材料を用いて、消失性模型（１）を作る。第１図
において（１ａ）は中心軸となる部分、（１ｂ）はルー
ツ型の羽根部分、（１ｃ）は中空部である０次にこの消
失性模型（１）の表面に塗型剤（２）を層着する。塗型
剤（２）は鋳湯時に通気性と適度の強度を持つものであ
ることが必要であり、例えば酢酸ビニル系接着剤３〜１
０（重ｆｉ）％に木節粘土１０〜１５％、珪砂７５〜８
７％を加えたうえ水を添加してスラリー状としたものを
用いることができるが、更にグラスファイバー等を少量
混入して強度の向上を図ることが好ましい。
次に消失性模型＋１１を第２図のように枠（３）内の砂
（４）やショットボール等の内部に埋設するとともに、
消失性模型からなる湯口管（５）、下部にストレーナ（
６）を備えた陶管製湯口管（７）、湯口カップ（１１）
、押湯カップ（１２）等をセントする。なお枠（３）内
には減圧用金網パイプ（８）が設けられているとともに
、その表面には減圧シール用のフィルム（９）がフィル
ム保護用乾燥砂ａ口に押えられてセントされており、枠
（３）内の減圧が確実に行われるようになっている。こ
のようにセットを完了したのち枠（３）内を減圧すると
ともに、湯口カップ（１１）及び押湯カップ（１２）の
上部から高温の熱風を吹込むか、あるいはアルコールの
ような溶剤やその他の薬品を注入して消失性模型＋１１
を分解、消失させる。分解物は砂（４）の間を通って減
圧用金網パイプ（８）から吸引され、外部へ排出される
ので、砂（４）の内部には塗型剤伐）だけが残り、消失
性模型（１１のあった部分は中空部（１３）となる、そ
こで枠（３）内を減圧したまま第３図のようにこの中空
部（１３）に溶湯（１４）を鋳込めば、中空部（１３）
の形状どおりの鋳造品が得られることとなる。
（４）やショットボール等の内部に埋設するとともに、
消失性模型からなる湯口管（５）、下部にストレーナ（
６）を備えた陶管製湯口管（７）、湯口カップ（１１）
、押湯カップ（１２）等をセントする。なお枠（３）内
には減圧用金網パイプ（８）が設けられているとともに
、その表面には減圧シール用のフィルム（９）がフィル
ム保護用乾燥砂ａ口に押えられてセントされており、枠
（３）内の減圧が確実に行われるようになっている。こ
のようにセットを完了したのち枠（３）内を減圧すると
ともに、湯口カップ（１１）及び押湯カップ（１２）の
上部から高温の熱風を吹込むか、あるいはアルコールの
ような溶剤やその他の薬品を注入して消失性模型＋１１
を分解、消失させる。分解物は砂（４）の間を通って減
圧用金網パイプ（８）から吸引され、外部へ排出される
ので、砂（４）の内部には塗型剤伐）だけが残り、消失
性模型（１１のあった部分は中空部（１３）となる、そ
こで枠（３）内を減圧したまま第３図のようにこの中空
部（１３）に溶湯（１４）を鋳込めば、中空部（１３）
の形状どおりの鋳造品が得られることとなる。
このように、本発明においては減圧された枠内で消失性
模型の分解、消失を行わせ、そのまま注湯を行わせるの
で、従来のロストワックス法のように鋳型を加熱炉に装
入する必要もなく、鋳造工程全体を短時間内に能率良く
進行させることができる。また本発明によれば先願の方
法のように消失性模型を溶湯により直接分解させるので
はなく、注湯時には既に完全な中空部（１３）が形成さ
れているので、すすが鋳造品の表面に残って低炭素鋳鋼
等に加炭現象を生じさせたり、溶湯の温度低下による形
状不良等を生ずる心配がない。
模型の分解、消失を行わせ、そのまま注湯を行わせるの
で、従来のロストワックス法のように鋳型を加熱炉に装
入する必要もなく、鋳造工程全体を短時間内に能率良く
進行させることができる。また本発明によれば先願の方
法のように消失性模型を溶湯により直接分解させるので
はなく、注湯時には既に完全な中空部（１３）が形成さ
れているので、すすが鋳造品の表面に残って低炭素鋳鋼
等に加炭現象を生じさせたり、溶湯の温度低下による形
状不良等を生ずる心配がない。
（発明の効果）
本発明は以上の説明からも明らかなように、短時間で精
密な鋳造を行うことができ、低炭素鋳鋼やステンレス鋳
鋼等に用いても加炭現象を生ずることがなく、また形状
不良等を生ずることがない、従って本発明によれば仕上
げ工数の減少、機械加工面の取代の低減、すすの介在に
よる欠陥防止、チル化傾向の減少、計画的なばらし時間
による安定した硬度の付与等の多くの利点を得ることが
できる。よって本発明は従来の問題点を一掃した消失性
模型を用いる減圧鋳造方法として、産業の発展に寄与す
るところは極めて大である。
密な鋳造を行うことができ、低炭素鋳鋼やステンレス鋳
鋼等に用いても加炭現象を生ずることがなく、また形状
不良等を生ずることがない、従って本発明によれば仕上
げ工数の減少、機械加工面の取代の低減、すすの介在に
よる欠陥防止、チル化傾向の減少、計画的なばらし時間
による安定した硬度の付与等の多くの利点を得ることが
できる。よって本発明は従来の問題点を一掃した消失性
模型を用いる減圧鋳造方法として、産業の発展に寄与す
るところは極めて大である。
第１図は本発明の実施例に用いた消失性模型の断面図、
第２図及び第３図は本発明の実施例の工程を示す断面図
である。 （１）：消失性模型、（３）二枠、（４）二砂。
第２図及び第３図は本発明の実施例の工程を示す断面図
である。 （１）：消失性模型、（３）二枠、（４）二砂。
Claims (1)
- ポリウレタン樹脂、スチロール樹脂のような消失性模型
の表面に注湯時に通気性と適度の強度を持つ塗型剤を層
着し、これを減圧可能な枠内の砂やショットボール等の
内部に埋設し、枠内を減圧しながら熱風や薬品等により
消失性模型を分解、消失させたうえ、枠内に形成された
中空部に減圧状態のままで溶湯を注湯することを特徴と
する消失性模型を用いる減圧鋳造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11799387A JPS63281757A (ja) | 1987-05-14 | 1987-05-14 | 消失性模型を用いる減圧鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11799387A JPS63281757A (ja) | 1987-05-14 | 1987-05-14 | 消失性模型を用いる減圧鋳造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63281757A true JPS63281757A (ja) | 1988-11-18 |
Family
ID=14725376
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11799387A Pending JPS63281757A (ja) | 1987-05-14 | 1987-05-14 | 消失性模型を用いる減圧鋳造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63281757A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6415259A (en) * | 1987-07-08 | 1989-01-19 | Kubota Ltd | Reduced pressure casting apparatus |
| EP0599507A1 (en) * | 1992-11-16 | 1994-06-01 | THE BABCOCK & WILCOX COMPANY | Lost foam processes for casting ferrous metals |
| JPH06226422A (ja) * | 1993-02-02 | 1994-08-16 | Daiichi Chuzo Kk | 減圧シェルモールド鋳造法 |
-
1987
- 1987-05-14 JP JP11799387A patent/JPS63281757A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6415259A (en) * | 1987-07-08 | 1989-01-19 | Kubota Ltd | Reduced pressure casting apparatus |
| EP0599507A1 (en) * | 1992-11-16 | 1994-06-01 | THE BABCOCK & WILCOX COMPANY | Lost foam processes for casting ferrous metals |
| AU672437B2 (en) * | 1992-11-16 | 1996-10-03 | Babcock & Wilcox Co., The | Lost foam process for casting stainless steel |
| JPH06226422A (ja) * | 1993-02-02 | 1994-08-16 | Daiichi Chuzo Kk | 減圧シェルモールド鋳造法 |
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