JPS63278762A - ファインセラミックスの研削亀裂の検出方法およびその装置 - Google Patents

ファインセラミックスの研削亀裂の検出方法およびその装置

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JPS63278762A
JPS63278762A JP62112441A JP11244187A JPS63278762A JP S63278762 A JPS63278762 A JP S63278762A JP 62112441 A JP62112441 A JP 62112441A JP 11244187 A JP11244187 A JP 11244187A JP S63278762 A JPS63278762 A JP S63278762A
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JP
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grinding
fine ceramics
cracks
signal
acoustic emission
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Hiroshi Eda
弘 江田
Yoshiaki Kakino
義昭 垣野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車部品、工作機械部品等に使用される
ファインセラミックスを研削加工する際に発生する研削
亀裂の検出方法およびその装置に関する。
(従来の技術) ファインセラミックスは、自動車エンジン、ターボチャ
ージャを始めとする自動車部品、工作機械の主軸、ハウ
ジング等の機械部品、IC基板、切削工具、さらには各
種電子部品等に多く利用されている。
このファインセラミックスの加工には研削加工が用いら
れるが、ファインセラミックスの研削加工は、一般の金
属材料と違い、塑性変形がほとんど認められないほど小
さいために、弾性的な研削機構がとられ、研削亀裂型の
加工となる。したがって、ファインセラミックスの研削
加工に際し、いかに小さな研削亀裂にして研削表面を仕
上げ、その小さな亀裂が部品として機械等に組込まれた
ときに、機械の破壊の起源にならない程度にする必要が
ある。しかし、ファインセラミックスの研削亀裂を検出
するには、従来、各種顕微鏡などを使用して、目視a祭
をする以外に適当な検出手段がなかった。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、ファインセラミックスの研削加工は、金属の
ように大きな塑性変形をしないために、研削亀裂の発生
によって研削エネルギーを吸収し、研削表面や研削切り
くずを生成することとなる。
したがって、このとき必ず研削亀裂が発生することにな
る。そこで、研削亀裂を発生させずに研削加工ができな
いにしても、この亀裂の大きさをファインセラミックス
がもともと内在している欠陥と同じ大きさか、それより
小さな欠陥にすれば、研削加工における欠陥により部品
に対する安全性が損われるというおそれがない。この安
全性を保証できる基準は現在のところ、ファインセラミ
ックスの結晶粒界の大きさが安全に対する闇値とみなす
ことができる。
この発明は前記事情に着目してなされたもので、その目
的とするところは、ファインセラミックスの高精度、高
能率研削のために、研削中の研削亀裂を検出し、常時監
視することによって不良品を無くすことにある。
(問題点を解決するための手段及び作用)この発明は前
記目的を達成するために、ファインセラミックスの研削
加工に際して発生するアコースティック・エミッション
を電気信号に変換し、この電気信号を増幅器によって増
幅し、増幅した信号を工作物の切削亀裂によって生じる
前記アコースティック・エミッションのパワーが顕著に
なる0、8〜1.4MHzの特定周波数帯域に対応した
バンドパスフィルタに通したのち検波し、この値が予め
設定した閾値より大きいとき、これを実効値の2乗値[
RMS] ”の弁別器により検出して研削亀裂の発生を
監視するファインセラミックスの研削亀裂の検出方法お
よびその装置を提供することにある。
そして、この発明は、ファインセラミックスの研削中に
亀裂が生じて不良な製品が生産された場合、これを検出
して許容できない研削亀裂になる以前に、研削条件の緩
和を図るなどして不良品の発生を防ぐことができるよう
にしたことにある。
(実施例) 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はファインセラミックスの研削亀裂を検出する装
置を示すもので、1は円板状の研削砥石である。2は平
面研削盤のテーブルであって、このテーブル2には工作
物取付用万力3が設置され。
この工作物取付用万力3に工作物4を取付けて、この工
作物4の上面を前記研削砥石1によって研削するように
なっている。
前記工作物取付用万力3にはアコースティック・エミッ
ションを電気信号に変換するセンサ5が設けられ、この
センサ5は前記電気信号を増幅する前置き増幅器6を介
して主増幅器7に接続されている。この主増幅器7はバ
ンドパスフィルタ8を介して検波器9に接続され、さら
にこの検波器9はバンドパスフィルタ9の出力の実効値
の2乗値[RMS] ”と予め設定した閾値と比較する
[RMS] ”の振幅囲器10が接続され、この振幅囲
器10は警報手段としての警報器11に接続されている
そして、前記バンドパスフィルタ8の周波数帯域は、フ
ァインセラミックスの研削加工中に研削亀裂が生じるに
伴ってアコースティック・エミッション信号のパワーが
顕著になる0、8〜1.4MHzの特定周波数帯域に対
応し、電気ノイズなどを含まないようにするために、本
実施例では1.0〜1.2MHzとしている。
つぎに、前述のように構成されたファインセラミックス
の研削亀裂検出装置の作用について説明する。
ファインセラミックスを研削砥石1によって切削加工中
に発生するアコースティック・エミッション信号は、セ
ンサ5によって電気信号に変換されたのち、増幅器6.
7によって増幅される6そして、バンドパスフィルタ8
を通すことにより、正常な研削加工によって発生するア
コースティック・エミッション、機械的ノイズおよび電
気的ノイズを除去したのち、検波器9によって検波する
しかるのち、予め設定されている閾値1例えば20XI
O3Cttr’) ”より大きな[RMSコ2値を弁別
湯10により検出したとき、これに応答する警報機11
が警報ブサーを発生して研削亀裂を警報する。
第2図は前記検出装置によって下記の加工条件で平面研
削を行なって研削亀裂を含むアコースティック・エミッ
ション信号をバンドバイフィルタ8をかけないで検出し
た一例を示すものである。
工作物;5iC(コールドプレス) 切込みd;5〜35μm 研削砥石: S D C100s 125M砥石周速度
Vs ; 1g00m /ll1inテーブル速度V 
w ; 1ooaa / min研削液; J rSW
I種(X30倍希釈水)第3図は同研削中においてバン
ドパスフィルタ8を1.0〜1.2MHzの周波数帯域
に設定し、研削亀裂の大きさが砥石切込みdの増加とと
もに、アコースティック・エミッション波出力が大きく
なることと、その時のアコースティック・エミッション
振幅μVもdとともに大きくなることを示す。
また、ファインセラミックスの種類はAff20.、S
iC,Si3N4およびZrO,、サイアロン等を用い
ているが、それらの研削亀裂の発生するアコースティッ
ク・エミッション周波数帯域は、1.0〜1゜2MHz
辺りに集中していること、および研削亀裂を伴わない研
削によるアコースティック・エミッション波は、0.8
MHz以下の低周波数域になるので信号処理の容易な帯
域を選び、前記範囲にバンドパスフィルタ8をセットし
た。
研削亀裂の周波数が前記材料について0.8〜1.4M
Hzに亘ることは、各材料の材料試験を行ない。
亀裂破壊を起こさせ、他の現象が全く混入しない条件を
作ってその時のアコースティック・エミッション波を分
析して判定した。
第3図は5i3N4(コールドプレス)を用いて研削し
、砥石S D C1008125M、切込みd=2.5
〜35μm、工作物速度″2/″″v=50a*/wi
n、研削液;JIS  Wl種(X30倍希釈水)の条
件で研削したときのアコースティック・エミッション波
のパワースペクトル(dB)とその実効値RMS値をd
変化に対して示したものである。
第4図は、研削後、研削表面をエツチングを施して研削
亀裂によって生じた割れの大きさ、つまりチッピングの
幅を統計的に処理した値と、その時のアコースティック
・エミッション波の実効値[RMSl ”をとって表示
したときの一例を示しいてる。なお、この場合の研削条
件はつぎのとおりである。
研削砥石;s DC14ON100B S D C1008125M 工作物;5iC(コールドプレス) 砥石周速度; V s = 1800 m / win
工作物速度; 1f v = 50〜500 an /
 lll1n切込み:d=5〜35μm 研削液;JIS  Wl(X30倍希釈水)第4図によ
れば、たとえばア27ステイツク・エミ7 シ:! ’
)波の実効値[RMSl 2=20X103(μv)2
が出力されると、研削表面には約200μmの研削亀裂
が検出されることが示される。この研削亀裂の検出装置
は、研削亀裂によってもたらされるチッピングの大きさ
が約10μm程度の大きさまで検出される。
第5図は、工作物をsi、N4に変えたときのアコース
ティック・エミッション波の実効値[RMSl”と、研
削亀裂破壊によるチッピング幅との関係を示す。
第5図によれば、たとえばアコースティック・エミッシ
ョン波の実効値[RMSl ”=15X103(μv)
2が出力されると、研削表面には約150μmの研削亀
裂によるチッピング(欠損)が検出されることがわかる
なお、第5図の研削条件は下記の通りである。
研削砥石; S D C140N100BS D Ct
oo 8125M 工作物;5lsN+(コールドプレス)砥石周速度; 
V s = 1800 m / win工作物速度Hl
/−w = 50〜500aa / min切込み; 
d :2.5〜35μm 研削液:JIS  W1種(X30倍希釈水)(発明の
効果) 以上説明したように、この発明によれば、ファインセラ
ミックスの研削加工に際して生ずるアコースティック・
エミッションを利用し、研削加工中に大きな研削亀裂が
生じるに伴って前記アコースティック・エミッションの
パワーが特定周波数帯域で顕著になることを見出だし、
これによって研削亀裂を検出することによって研削加工
製品の歩留りを向上できると同時に、製品が亀裂破壊を
起こす確立を大幅に減少、改善できる。また、この方法
および装置によれば、研削亀裂の検出だけでなく、ファ
インセラミックス製品の亀裂の発生や成長を監視するこ
とも有効に行うことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例を示す検出装置の構成図、
第2図は同検出装置により測定した研削加工中のアコー
スティック・エミッション波信号を示す波形図、第3図
はセラミックスSiCを研削しているときの研削亀裂の
アコースティック・エミッション波信号を示す波形図、
第4図は検出装置を使用してアコースティック・エミッ
ション波実効値出力の閾値に対して研削亀裂破壊による
チッピング幅の検出例を示す説明図、第5図はセラミッ
クスSi3N、を研削しているときのアコースティック
・エミッション波実効値の閾値に対して研削亀裂破壊に
よるチッピング幅の検出例を示す説明図である。 1・・・研削砥石  4・・・工作物 6.7・・・増幅器 8・・・バンドパスフィルタ 9・・・検波器  10・・・振幅弁別器11・・・警
報器 千1図 Width of chipping (7um)手続
補正書 特許庁長官 黒  1) 明  雄  殿1、 事件の
表示 昭和62年特許願第 112441 号の検出方法およ
びその装置 3、 補正をする者 事件との関係  特許出願人 4、代理人 住 所 東京都中央区銀座6丁目7番16号岩月ビル(
1)  明細書4頁、最終行の「切削亀裂」を「研削亀
裂」と訂正する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ファインセラミックスの研削加工に際して発生す
    るアコースティック・エミッションを電気信号に変換し
    、かつ増幅器によって増幅した信号を工作物の研削亀裂
    によって生じる前記アコースティック・エミッションの
    パワーが顕著になる0.8〜1.4MHzの特定周波数
    帯域に対応したバンドパスフィルタに通したのち検波し
    、この値が予め設定した閾値より大きいとき、これを振
    幅弁別器により検出して、警報するようにしたことを特
    徴とするファインセラミックスの研削亀裂の検出方法。
  2. (2)バンドパスフィルタの通過帯域が1.0〜1.2
    MHzであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のファインセラミックスの研削亀裂の検出方法。
  3. (3)ファインセラミックスの研削加工に際して発生す
    るアコースティック・エミッションを電気信号に変換す
    るトランデューサと、前記電気信号を増幅する増幅器と
    、この増幅器の出力に接続されたバンドパスフィルタと
    、このバンドパスフィルタの出力の振幅の2乗計算器お
    よび予め設定した閾値と比較する振幅弁別器とから構成
    されることを特徴とするファインセラミックスの研削亀
    裂の検出装置。
JP62112441A 1987-05-11 1987-05-11 ファインセラミックスの研削亀裂の検出方法およびその装置 Pending JPS63278762A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6069550A (ja) * 1983-09-26 1985-04-20 Hiroshi Eda 研削割れ検出方法及び装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6069550A (ja) * 1983-09-26 1985-04-20 Hiroshi Eda 研削割れ検出方法及び装置

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