JPS6327825A - 感熱複写装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複写原稿と被複写材とを圧着させ、露光光源
の光照射によって感熱複写を行う感熱複写装置に関する
ものであり、特に、光源のエネルギー制御に関するもの
である。

従来の技術　　・ 近年、熱複写装置と称する光線を利用した画像の形成装
置は、電子閃光放電管式製版機やＯＨＰ原稿作成機等に
よく使われている。

従来の熱転写記録装置は、例えば特開昭５３−１２１６
３７号公報に示されているように、第４図のようになっ
ていた。

第４図において、４１は複写原稿で、４２は被複写材で
ある。また４３は透明部材からなる回転可能に支持され
た管状の露光用ローラで、この露光用ローラ４３の内部
には反射鏡４４とキセノンフランシュランプ４５が配置
されている。さらに、ゴムローラ４６が露光用ローラ４
３に押し当てられて、複写原稿４１と被複写材４２を密
着させている。ゴムローラ４６が回転して、重ね合され
た複写原稿４１と被複写材４２を送るようになっている
。

密着した複写原稿４１と被複写材４２が所定の長さ送ら
れる毎にキセノンフラッシュランプ４５が発光して、複
写原稿４１のパターンに応じて発熱して被複写材４２に
パターンが複写される。

発明が解決しようとする問題点 しかし、このような光照射によって温度差パターンを形
成し感熱複写を行う感熱複写装置においては、複写原稿
と被複写材の温度が変化すると、複写に必要なエネルギ
ーが変化する。そのため、室温や装置の温度が変化して
複写原稿や被複写材の温度も変化し、複写に必要なエネ
ルギーが変化しても、常に光量を一定にして複写を行う
と、温度が低い時には複写エネルギーが不足してかすれ
等が生じ、また温度が高い時には複写エネルギーが過度
になりつぶれ等が生じたりして印字品質を著しく低下さ
せるという問題点を有していた。

本発明は上記問題点に鑑み、複写原稿や被複写材の温度
に応じて転写エネルギーを制御して、ムラの無い印字を
可能とする感熱複写装置を提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の感熱複写装置は、
複写原稿又は被複写材の温度を検出する温度検出手段と
、温度検出手段によって検出した温度に応じて複写エネ
ルギーを制御する制御手段とを具備したものである。

作用 本発明は上記した構成によって、複写原稿又は被複写材
の温度に応じて複写エネルギーを制御する事により、室
温や装置温度・が変化しても、常に最適な複写エネルギ
ーで複写°できる様になり、常に品質の良い複写を行う
ことが可能になる。

実施例 以下本発明の一実施例の感熱複写装置について、図面を
参照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例における感熱複写装置の転写
部を示すものである。第１図において、マスクシート１
１は供給ロール１２に巻かれており、巻き取りロール１
３によって巻き取られており、途中でローラ１４に巻き
付けられている。記録用紙１５はマスクシート１１とロ
ーラ１４の間にあり、マスクシート１１の張力によって
マスクシート１１と互いに密着している。ローラ１４に
近接して露光用光源であるキセノンフラッシュランプ１
６が対向しており、キセノンフラッシュランプ１６の回
りには反射鏡１７が配されている。

また、ローラ１４の近傍にはマスクシート１１の温度を
検出するための温度検出器１８が取り付けられている。

マスクシート１１は図２に示すように、透明シー）ｌｌ
ａの片面にアルミ蒸着層１１ｂが設けられ、他方の面に
熱溶融性インクｌｌｃが塗布しである。そして複写しよ
うとするパターンに応じてアルミ蒸着層１１ｂが取り除
かれている。マスクシート１１と記録用紙１５は、熱溶
融性インクｌｉｅが塗布しである面で重ねられている。

第３図はキセノンフランシュランプ１６の発光制御部を
示すもので、キセノンフランシュランプ１６に与えるエ
ネルギーを蓄えるためのコンデンサ２０と、コンデンサ
２０を充電するための充電回路２１と、温度検出器１８
に依って検出した温度情報に応じてコンデンサ２０の充
電電圧を制御する充電制御回路２２、及び発光信号を出
力する発光指令回路２３から構成されている。

以上のように構成された感熱複写装置についてその動作
を説明する。

ローラ１４上にマスクシート１１と記録用紙１５とを重
ねて保持し、マスクシート１１の張力によってマスクシ
ート１１と記録用紙１５とを所定の力で密着させ、キセ
ノンフラッシュランプ１６を発光させるとマスクシート
１１のアルミ蒸着層１１ｂが取り除かれている部分は光
が透過し、アルミ蒸着層１１ｂが残った部分は光を反射
するため、熱溶融性インクＩｌｃはパターンに応じて光
を受けて発熱し、溶融して記録用紙１５に転写する。

マスクシート１１と記録用紙１５は、巻き取りロール１
３の回転によって連続的に送られている。

そしてマスクシート１１と記録用紙１５が所定の長さを
送られる毎に発光が行われて複写が行われる。

マスクシート１１と記録用紙１５は、ローラ１４に接す
ると温度が変化するので、複写を行う直前のマスクシー
ト１１の温度を測るために、温度検出器１８はマスクシ
ート１１と記録用紙１５がローラ１４に接している位置
で接触し、しかもキセノンフラッシュランプ１６の光に
よって加熱されて検出に誤差が生じないように、反射鏡
１７の外側に取り付けられている。

充電回路２１は交流電源を昇圧・整流してコンデンサ２
０を充電し、充電制御回路２２によって指示された電圧
まで充電すると充電を完了する。

キセノンフラッシュランプ１６は、コンデンサ２０が所
定の電圧まで充電された後、発光措令回路２３から発光
信号を受けて発光する。

コンデンサ２０の静電容量をＣ１充電電圧をＶとすると
充電エネルギーＱは、 Ｑ−ＣＶ２　／２ なる式で与えられる。そこで充電制御回路２２は、温度
検出器１８に依うて検出したマスクシート１１の温度に
応じて、温度が低い時にはコンデンサ２０の充電電圧を
高く、温度が高い時にはコンデンサ２０の充電電圧を低
く制御して、キセノンフラッシュランプ１６の発光エネ
ルギーを最適に制御するようになっている。

以上のように本実施例によれば、マスクシートの温度に
応じて転写エネルギーを制御する事により、室温や装置
の温度が変化しても、常に最適な転写エネルギーで転写
できる様になり、濃度ムラの無い良好な印字を得ること
ができる。

なお、実施例において複写原稿をパターンに応じて光を
透過するシートとしたが、複写原稿に一般原稿を、被複
写材に感熱発色性透明シートを用いて、一般原稿の着色
部分を発熱させて悪態発色性透明シートを発色させる方
式にして、！！！熱発色性透明シートの温度を検出して
複写エネルギーを制御しても良い、また、温度検出器と
して接触式の検出器でなく赤外線放射温度計のような非
接触式の検出器を使用してもよい。

発明の効果 以上のように本発明によれば、複写原稿又は被複写材の
温度に応じて光源の発光エネルギーを制御するため、気
温や装置の温度が変化しても最適な複写エネルギーで複
写を行うことが可能になり、常に良好な複写を行うこと
ができ、きわめて有用である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における感熱複写装置の転写
部の断面図、第２図は複写原稿の断面図、第３図は感熱
複写装置の露光光源の発光制御部の説明図、第４図は従
来の感熱複写装置の断面図である。 １１・・・・・・マスクシート、１４・・・・・・ロー
ラ、１５・・・・・・印字用紙、１６・・・・・・キセ
ノンフラッシュランプ、１８・・・・・・温度検出器。 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　はか１名ｆず°゛−
７７−７７ フンーＬ−ラ 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複写原稿と被複写材とを圧着させて保持する保持手段と
   、光照射によって感熱複写をするための光源と、前記光
   源の発光を制御する発光制御回路と、前記複写原稿又は
   前記被複写材の温度を直接又は近傍から算出して検出す
   る温度検出手段とを具備し、前記複写原稿又は前記被複
   写材の温度に応じて前記光源の発光エネルギーを制御す
   ることを特徴とする感熱複写装置。