JPS6325638A

JPS6325638A - 感熱複写装置

Info

Publication number: JPS6325638A
Application number: JP61170054A
Authority: JP
Inventors: Masanori Yoshikawa; 正紀吉川; Shuichi Watanabe; 周一渡辺
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1986-07-18
Filing date: 1986-07-18
Publication date: 1988-02-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、複写原稿と被複写材とを密着させ、露光光源
の光照射によって感熱複写を行う感熱複写装置に関する
ものであり、特に、転写部の温度制御に関するものであ
る。

従来の技術近年、感熱複写装置は、保守性に優れ、カラー化も容易
であることから、コンピュータの出力装置等、多様な目
的に使われてきている。

露光光源の光照射によって温度差パターンを形成し、感
熱複写を行う感熱複写装置には、温度差パターンを形成
する方法として、複写原稿の画像部と非画像部との光の
吸収量の差により温度差パターンを形成する方法や、光
を！！沢的に透過し得る手段を有するマスクシートを用
いる方法などがある。しかしながら、上述の様な光照射
による感熱複写装置においては、一定エネルギーで転写
を行っても転写部の温度により温度が変化するので、転
写部の温度を制御する必要がある。

以下、図面を参照しながら、上述した従来の感熱複写装
置の一例について説明する。

第３図は従来の感熱複写装置の転写部を示すものである
。第３図において、３１は露光光源で、３２は反射鏡で
ある。３３はガラス管で、ベルト３４に対向して、複写
原稿３５と感熱紙３６とを挾持し、密着させている。３
７と３８はベルトローラで、ベルト３４に張力を与えて
いる。

以上のように構成された感熱複写Ｗｌについて、以下そ
の動作の説明をする。

複写原稿３５と感熱紙３６とは、ガラス管３３とベルト
３４との間に送り込まれて密着される。

しかる後に露光光源３１を発光させて、複写原稿３５の
画像部と非画像部とによる温度差パターンを形成して、
被複写材３６に複写を行う。

発明が解決しようとする問題点しかしながら上記のような構成では、初期状態では転写
部の温度は室温に近いが、連続的に作動させると、露光
光ｆＡ３１の発光によりガラス管３３の温度が上昇し、
熱伝導により感熱紙３６に温度バイアスがかけられる。

このため、上記のような構成では、初期状態の複写画像
と連続運転時の複写画像とに）店度の相違が見られる。

特に、冬期等室温が低い場合にはエネルギー不足となり
、鮮明な画像が得られない。

低温時においても鮮明な画像を得ようとすると、大きな
エネルギーを供給することが必要となり、装置の大型化
をまねき高価になる。

本発明は上記問題点に鑑み、室温の高低に関らず、初期
状態から連続運転時まで一定濃度の画像が得られ、しか
も、小型・安価な感熱複写装置を提供するものである。

問題点を解決するための手段上記問題点を解決するために本発明の感熱複写装置は、
透明部材を予め所定の温度にまで加熱し、その後に露光
光源による感熱複写を行うという構成を備えたものであ
る。

作用本発明は上記した構成によって、透明部材が所定の温度
に加熱されているので、初期の画像濃度が室温の影響を
受けずに一定となる。このように温度バイアスをかける
ことにより、低温時でも少ないエネルギーで複写が行な
え、さらに連続運転時も濃度変化のない画像が得られる
ことになる。

実施例以下本発明の一実施例の感熱複写装置について、図面を
参照しながら説明する。

第１図は本発明の第１の一実施例における感熱複写装置
の転写部を示すものである。第１図において、１）は露
光光源で、１２は反射鏡である。

１３はガラス板である。１４は保持ローラで、マスクシ
ート１５と被複写材１６とを保持し、ガラス板１３に対
向している。マスクシート１５と被複写材１６とは、ガ
ラス板１３と保持ローラ１４との間で密着される。マス
クシート１５は、第２図に示すように透明シート１５ａ
の片面にアルミ蒸着１）５ｂと、他方の面に感熱インク
層１５ｃとを設けたものである。１７は温度検出器であ
る。

以上のように構成された感熱複写装置について、以下第
１図および第２図を用いてその動作を説明する。マスク
シート１５は放電破壊記録により、第２図に示すように
アルミ蒸着層１５ｂに画像パターンが形成されている。

温度検出器１７により、ガラス板１３の温度が所定温度
に達していないことが検出されると、露光光ｔ１．１）
が発光を開始し、所定温度に達すると発光を停止する。

その後に、マスクシート１５と被複写材１６とが、ガラ
ス板１３と保持ローラ１４との間に送り込まれ、第１図
に示す状態となり、ここで露光光源１）の光照射によっ
て複写が行なわれる。

また、待期中には所定の温度範囲を設定して、温度検出
器１７により前記温度範囲の上限を検出した時には発光
を停止し、前記温度範囲の下限を検出した時には発光を
開始することにより、ガラス板１３の温度を前記温度範
囲に保つことができる。上記のような構成では、装置の
待期中は常にガラス板１３が前記温度範囲に保たれるの
で、待期状態から直ちに複写が行なえる。

以上のように本−実施例によれば、露光光源１）を発光
させることにより、ガラス板１３を所定温度に加熱し、
その後に複写を行うことで初期状態から連続運転時と同
じ濃度の画像が得られる。

また、待期状態でガラス板１３の温度を所定の温度範囲
に保つことができるので、直ちに複写が行なえる。

なお、第１の一実施例において、ガラス板１３はガラス
に限定されるものではなく、透明部材であれば他の材質
でもよい、また、保持ローラ１４は円筒面としたが、平
面としてもよい、この時、ガラス板１３も平面となるの
はいうまでもない。

また、複写原稿にマスクシート１５を用いて被複写材に
転写するとしているが、９通原稿と感熱紙を用いてもよ
い。

発明の効果以上のように本発明は、透明部材を所定の温度まで加熱
してから転写を行うという構成により、初期状態から、
連続運転時と同じ濃度の画像を得ることができる。また
、前記透明部材が低温の時に比べて少ないエネルギーで
複写が行なえるので、装置の小型化・低価格化が画れる
。

さらに、所定の温度範囲を設定し、透明部材の温度が前
記温度範囲に保たれるように加熱・加熱停止を繰り返す
ことにより、待ち時間を無くすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における感熱複写装置の転写
部を示す断面図、第２図はマスクシートの構成図、第３
図は従来の感熱複写装置の転写部を示す側面図である。１）・・・・・・露光光源、１２・・・・・・反射鏡、
１３・・・・・・ガラス板、１４・・・・・・保持ロー
ラ、１５・旧・・マスクシート、１６・・・・・・被複
写材、１７・・・・・・温度構出器。代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　はか１名１）−　愈
尤尤原１２−　ダ打伐１．５−−−７７７シート第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）透明部材と、前記透明部材に対向する部材と、前
記透明部材と前記対向部材との間で密着された複写原稿
と被複写材とに光を照射して複写を行う光源とを備え、
前記透明部材を所定の温度まで加熱した後に複写を行う
ことを特徴とする感熱複写装置。
（２）光源を発光させることにより、透明部材を所定の
温度まで加熱することを特徴とする特許請求の範囲第（
１）項記載の感熱複写装置。
（３）透明部材の温度を検出する手段を備えたことを特
徴とする特許請求の範囲第（１）項又は第（２）項のい
ずれかに記載の感熱複写装置。
（４）透明部材を所定の温度範囲に保温するために、加
熱量を制御する手段を備えたことを特徴とする特許請求
の範囲第（３）項記載の感熱複写装置。