JPS63277901A - 長さ・角度測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 水平面内で被測定部品を回動する回転テーブルと、被測
定部品の上面に形成した距離測定部の２個所に垂直触針
を順次接触した時の、垂直触針のＸ軸・Ｙ軸方向のそれ
ぞれの移動距離を測定する手段と、被測定部品の側面に
形成した角度測定部の２個所に水平触針を順次接触した
時の、回転テーブルの回転角度を測定する手段とで、長
さ・角度測定装置を、構成することにより、被測定部品
の上面部の側の長さ、角度のみならず、側面部の角度を
も容易に測定し得る長さ・角度測定装置を提供する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、外形構造が比較的簡単な部品の、外形長さ、
外形角度、及び部品の表面に形成した距離測定部の距離
、角度測定部の角度を測定する長さ・角度測定装置に関
する。

〔従来の技術〕

第４図に示す１は、機械加工、またはモールド成形され
たほぼ円筒形の被測定部品であって、上平面２に、中心
距離Ｂを測定することが要求されている上面孔２ａ、　
２ｂが形成されている。

即ちこの上面孔２ａ、　２ｂは、距離測定部であって、
上面孔２ａ、　２ｂの内径は等しい場合も異なる場合も
ある。

また円筒形の側面３には、同一の高さの位置に軸心に向
かって、側面孔３ａ、　３ｂを設けである。そして、こ
の側面孔３ａ、　３ｂの中心線は被測定部品１の軸心で
交叉するが、この角度を測定するごとが要求されている
。

即ち側面孔３ａ、　３ｂは、角度測定部であって、側面
孔３ａ、　３ｂの内径は、等しい場合も異なる場合もあ
る。

上述のような被測定部品１の、上面孔２ａと上面孔２ｂ
との中心距離Ｂを、１　／１００　ｍｍ　　程度の精度
で測定するには、従来は、工具顕Ｕ＆　ｋｌを用いてい
た。また工具顕微鏡で、側面孔３ａ、　３ｂの角度を測
定することもできる。

工具ＳＪｍ鏡の構成は、十字マークが表示されるＳ！ｉ
ｌｉ徽鏡部と、Ｘ軸方向及びＹ軸方向にそれぞれ並行移
動するＸ−Ｙテーブルと、Ｘ−Ｙテーブル上に設置され
、上面に被測定部品を載置する回転テーブルとより構成
されている。

工具顕微鏡で上面孔２ａと上面孔２ｂとの中心距離を測
定するには、まず、Ｘ−Ｙテーブルを例えばＹ軸方向に
移動した場合に、上面孔２ａの中心と上面孔２ｂの中心
を結ぶ直線が、Ｙ軸に並行するように、被測定部品１を
テーブル上に載置する。

そして、上面孔２ａの中心を十字マークの中心に合わて
、Ｙ軸目盛を読む。次に、上面孔２ｂの中心が十字マー
クの中心に一致するまで、Ｘ−ＹテーブルをＹ軸方向に
移動して、その時のＹ軸目盛を読み、上面孔２ａと上面
孔２ｂとの距離を測定している。

側面孔３ａと側面孔３ｄとが挟む角度を測定するにそし
て、軸心が回転テーブルの中心に一敗するように、被測
定部品ｌをテーブル上に載置し、ピン６ａの軸心を十字
マークに一致させて、その時の角度測定基準マークの指
示する角度目盛（回転テーブルの外周面に設けである）
を読む。

次に回転テーブルを回転してピン６ｂの軸心を十字マー
クに一敗させて、その時の角度測定基準マークの指示す
る角度目盛（回転テーブルの外周面に設けである）を読
み、側面孔３ａ、　３ｂ　　が挟む角度を測定している
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら上記従来の工具顕微鏡を用いて角度を測定
する場合には、側面孔の内形に等しいピンが必要であり
、角度測定作業に時間を要するという問題点がある。側
面孔が角孔の場合には、特に角度測定が困難である また市販の工具顕微鏡はサイズが限定されており、距離
測定の場合においても、被測定部品が大きいと、大きい
工具顕微鏡を新たにオーダーメイドしなければならず、
コスト高になるという問題点があった。

本発明はこのような点にかんがみて創作されたもので、
外形が比較的簡単の部品に適用して、角度の測定作業が
容易で、且つ被測定部品が大きい場合に低コストである
長さ・角度測定装置を提供することを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕 上記従来の問題点を解決するため本発明は、第１図に例
示したように、構成しである。

１２は、被測定部品１を軸心がテーブルの回転中心と一
致するように、上部に！！置する回転テーブルであって
、水平面内で回動するように基台１０に装着しである。

そして、基台１０には回転テーブル１２の外周部に対応
して、リング状の角度目盛１１を設けである。

なお、回転テーブル１２の外周面には、角度測定基準マ
ークを刻印しである。

１６は、被測定部品ｌの側面に形成した角度測定部に、
触針先端を接触させる水平触針であって、基台１０上に
設置した触針ホルダ１５に案内され、垂直方向に摺動移
動するとともに、被測定部品１の軸心方向に水平にスラ
イドするように装着されている。

２０は、回転テーブル１２の外側にＹ軸に並行するよう
に、基台１０に設置したサイドテーブルであって、上面
にＹ軸目盛２１を有している。

またスライドテーブル３０が、サイドテーブル２０に直
交した状態で、Ｙ軸目盛２１に沿って移動するように、
サイドテーブル２０にはガイドを設けである。

３０は、上面にＹ軸目盛２１に直交するＸ軸目盛３１を
有し、サイドテーブル２０に直交した状態で、被測定部
品１の上方を、並行に移動するスライドテーブルである
。スライドテーブル３０には、スライダー４０がＸ軸目
盛３１に並行した方向に、摺動移動できるようなガイド
を備えている。

なお、スライドテーブル３０には、Ｙ軸目盛２１に対応
した位置に、Ｙ座標測定基準マーク３２を刻印しである
。

４１は、触針先端を被測定部品１の上面に形成した距離
測定部、若しくは角度測定部に接触させる垂直触針であ
って、スライダー４０に、垂直方向に摺動可能に装着さ
ている。なおスライダー４０には、Ｘ軸目盛３１に対応
した位置に、Ｘ座標測定基準マーク４２を刻印しである
。

〔作用〕

本発明の長さ・角度測定装置で、被測定部品１の上面に
形成した２つの距離測定部の距離を測定するには、まず
、被測定部品１の２つの距離測定部を結ぶ直線が、Ｘ軸
（またはＹ軸）に並行するよにう、被測定部品１を回転
テーブル１２上に設置≠零する。

そして、スライダー４０（Ｙ軸に並行の場合はスライド
テーブル３０）を移動して、垂直触針４１の触針先端を
一方の距離測定部の所定の個所に接触させ、その時Ｘ座
標測定基準マーク４２（またはＹ座標測定基準マーク３
２）が指示するＸ軸目盛３１　（またはＹ軸目盛２１）
の目盛りを読む。

次に他方の距離測定部の所定の個所に触針先端が接触す
るように、スライダニ４０（Ｙ軸に並行の場合はスライ
ドテーブル３０）を移動調整して、その時のＸ座標測定
基準マーク４２（またはＹ座標測定基準マーク３２）が
指示するＸ軸目盛３１（またはＹ軸目盛２１）の目盛り
を読む。

上述のように操作することにより、２つの距離測定部の
距離を測定することができる。

被測定部品１の側面に形成した２つの角度測定部の中心
線等が、軸心で交叉する角度を測定するには、まず、被
測定部品１の軸心が回転テーブル１２の回転中心に一致
するように、被測定部品ｌを回転テーブル１２上に設置
する。

そして水平触針１６の触針先端を、一方の角度測定部の
所定の個所に接触させ、その時の角度測定基準マーク１
３が指示する角度目盛１１の目盛りを読む。

次に、回転テーブル１２を回転して、水平触針１６の触
針先端を、他方の角度測定部の所定の個所に接触させ、
その時の角度測定基準マニラ１３が指示する角度目盛１
１の目盛りを読む。

上述のようにすることにより、２つの角度測定部の中心
線等が、被測定部品１の軸心で交叉する角度を測定する
ことができる。

〔実施例〕

以下図を参照しながら、本発明を具体的に説明する。

第１図は本発明の一実施例の斜視図、第２図は本発明の
装置を用いて、（ａ）は、長さ測定する方法を示す図、
（ｂｌは、角度測定する方法を示す図、第３図は、本発
明の他の測定方法を示す図である。

第１図において、水平面内で回転するように基台１０上
に装着した回転テーブル１２には、被測定部品１の軸心
を回転中心に一致させた状態でｆｉｔすることが容易の
ように、例えばスクロールチャックような、チャック１
４）を設けである。

回転テーブル１２の外周面には、副尺型（測定精度が３
分）の角度測定基準マーク１３を刻印してあり、この角
度測定基準マーク１３に対応して、基台１０には、リン
グ状に３６０度に分割した角度目盛１１を設けである。

基台１０の一方の側縁部に、垂直方向にガイド溝を有す
るに触針ホルダ１５を装着しである。触針ホルダ１５の
ガイド溝に、水平触針１６を水平に支持するスライド駒
（図示せず）を装着し、水平触針１６を垂直方向に摺動
移動できるようにしである。

被測定部品１の側面に形成した角度測定部の所定の個所
に、触針先端を接触させる水平触針１６は、円錐形の触
針先端を有するほぼピン形で、スライド駒を水平に貫通
する貫通孔に挿入され、水平触針１６の軸心が回転テー
ブル１２の回転軸を指向するな ように４っている。

サイドテーブル２０は、回転テーブル１２の外側にＹ軸
に並行するように、基台１０上に設置してあり、サイド
テーブル２０の上面には、長いＹ軸目盛２１を設けであ
る。また、サイドテーブル２０の側面に、スライドテー
ブル３０の一方の端部を挿入するガイド溝を水平に設け
である。

スライドテーブル３０は、一端がサイドテーブル２０の
ガイド溝に挿入され、他端が補助サイドテーブル２０Ｂ
に支持されて、一端がＹ軸目盛２１に沿った状態で、被
測定部品１の上方をＸ軸に並行に摺動するようになって
いる。

スライドテーブル３０の上面には、Ｙ軸目盛２１に直交
する長いＸ軸目盛３１を設けである。なお、スライドテ
ーブル３０には、Ｙ軸目盛２１に対応して、例えば副尺
よりなるＹ座標測定基準マーク３２を刻印しである。

４０は、スライドテーブル３０に設けたガイド部に案内
されて、Ｘ軸目盛３１に沿って、スライドテーブル３０
上をＸ軸方向に摺動移動するスライダーである。

円錐形の触針先端を有するほぼピン形の垂直触針４１は
、スライダー４０の垂直孔を貫通するよう社装着され、
垂直孔内を下方に押し下げ、触針先端を被測定部品１の
上面に形成した距離測定部、若しくは角度測定部の所定
の個所に、接触させるようになっている。

なおスライダー４０には、Ｘ軸目盛３１に対応した位置
に５例えば副尺よりなるＸ座標測定基準マーク４２を刻
印しである。

第２図（ａ）において、被測定部品１の軸心が回転中心
に一致するように、被測定部品ｌを回転テーブル１２上
にチャックする。

そして、垂直触針４１を降下させて、上面孔２ａにその
触針先端を挿入する。この際、垂直触針４１の触針先端
は円錐形であるので、垂直触針４１の軸心は上面孔２ａ
の軸心に一致する。

この際、Ｘ座標測定基準マーク４２が指示するＸ軸目盛
３１の位置により、垂直触針４１のＸ軸上の位置を読む
。また、Ｙ座標測定基準マーク３２が指示するＹ軸目盛
２１の位置により、垂直触針４１のＹ軸上の位置を読む
。

次に、スライダー４０．及びスライドテーブル３０を移
動して、垂直触針４１の触針先端を上面孔２ｂに挿入す
る。そしてこの場合の垂直触針４１のＸ軸上の位置、及
びＹ軸上の位置を読む。

このことにより上面孔２ａ、　２ｂの中心のＸ軸上の距
１ｖｉ１ｔｂ、及びＹ軸上の距離Ｃを測定することがで
きる。したがって、上面孔２ａと上面孔２ｂとの直線路
離漿は、三角法により求めることができる。

上述の手段によれば、上平面２上に散在して形成された
内径の異なる孔の中心距離を、容易にかつ比較的高精度
（例えば２／１００ｍの精度）に測定できる。

なお、被測定部品ｌの軸心が、回転中心に一致しなくて
、上面孔２ａと２ｂの中心を結ぶ直線が、例えばＸ軸目
盛３１に並行するように、被測定部品１を回転テーブル
１２上に載置すれば、単にＸ軸目盛３１を読むだけで容
易に、上面孔２ａと上面孔２ｂとの直線距離壮社を測定
することができる。

第２図（ｂ）において、被測定部品１の軸心が回転中心
に一致するように、被測定部品１を回転テーブル１２上
にチャックしである。

そして、水平触針１６を被測定部品１方向に押して、そ
の触針先端を側面孔３ａに挿入し、その時の角度測定基
準マーク１３が指示する角度目盛１１の目盛りを読む。

次に回転テーブル１２を回転し、水平触針１６の触針先
端を、側面孔３ｂに挿入する。その時の角度測定基準マ
ーク１３が指示する角度目盛１１の目盛りを読み、側面
孔３・ａと側面孔３ｂの中心線が被測定部品１の軸心上
で交叉する角度αを測定する。

なお、角度測定の精度は、副尺の形成方法によるが、三
分程度であって、比較的高精度である。

第３図において、被測定部品ｌの側面３には、角孔４ａ
と角孔４ｂとを形成しである。

双方の対応する垂直な内壁、即ち内壁４ａ−１と内壁４
ｂ−１とが、被測定部品１の軸心上で挟む角度βを、従
来手段で測定することは非常に困難であった。

しかし、本発明の測定装置によれば、触針先端１６ａか
細い棒形または舌片形の水平触針１６を用い、この水平
触針１６の触針先端を、内壁４ａ−１，内壁４ｂ−１に
それぞれ接触させることにより、容易に角度βを測定す
ることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、被測定部品の上面部の側
の長さ、角度のみならず、側面部の角度をも容易に測定
することができ、且つ装置の構造が簡単で低コストであ
る等、実用上で優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の斜視図、 第２図の（ａ）、　（ｂ）はそれぞれ本発明の実施例の
測定方法を示す図、 第３図は本発明の他の測定方法を示す図、第４図は、被
測定部品の斜視図である。 図において、 １は被測定部品、　　　２ａ　、　２ｂは上面孔、３ａ
、　３ｂは側面孔、　　４ａ、　４ｂは角孔、１０は基
台、　　　　　　１１は角度目盛、１２は回転テーブル
、　１５は触針ホルダ、１６は水平触針、　　　２０は
サイドテーブル、２１はＹ軸目盛、　　　３０はスライ
ドテーブル、３１はＸ軸目盛、　　　４０はスライダー
、４１は垂直触針をそれぞれ示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 上部に被測定部品（１）を載置すべく、水平面内で回動
   するように基台（１０）に装着した回転テーブル（１２
   ）と、 該回転テーブル（１２）の回転角を測定すべく、該回転
   テーブル（１２）か、該基台（１０）の上面かのいずれ
   か一方に設けた角度目盛（１１）と、 基台（１０）上に垂直方向に移動可能に装着され、触針
   先端が該被測定部品（１）の側面に形成した角度測定部
   に、所望に接触するように該回転テーブル（１２）の中
   心に向けて、スライドさせる水平触針（１６）と、 スライドテーブル（３０）の移動距離を測定するＹ軸目
   盛（２１）を有し、該回転テーブル（１２）の側方に設
   置したサイドテーブル（２０）と、 Ｘ軸方向に移動するスライダー（４０）の、移動距離を
   測定するＸ軸目盛（３１）を有し、該サイドテーブル（
   ２０）に直交した状態で、該被測定部品（１）の上方を
   摺動する前記スライドテーブル（３０）と、該スライダ
   ー（４０）に装着され、触針先端が該被測定部品（１）
   の上面に形成した距離測定部、若しくは角度測定部に所
   望に接触するように、垂直方向にスライドさせる垂直触
   針（４１）とを、備えたことを特徴とする長さ・角度測
   定装置。