JPS63276277A - 半導体負性微分抵抗素子 - Google Patents

半導体負性微分抵抗素子

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JPS63276277A
JPS63276277A JP11175987A JP11175987A JPS63276277A JP S63276277 A JPS63276277 A JP S63276277A JP 11175987 A JP11175987 A JP 11175987A JP 11175987 A JP11175987 A JP 11175987A JP S63276277 A JPS63276277 A JP S63276277A
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JP
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indium arsenide
ternary mixed
gallium antimony
indium arsenic
quantum well
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JP11175987A
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Shunichi Muto
俊一 武藤
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [概要] インジウム砒素(InAs)を主成分とする3元混晶と
P型ガリウムアンチモン(GaSb)との接合など所謂
タイプ■の多層構造(第4図(b)参照)においては、
InAs層が正孔のバリアになるようなGaSb景子井
戸が形成できる。該バリア中における電子の有効質量が
小さい事実を利用して、大きい共鳴トンネル電流及び大
きいビーク/バレー電流比を有する負性微分抵抗素子に
適した上記半導体4重ヘテロ構造を提案する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は共鳴トンネル効果を利用した真性抵抗特性の改
善された半導体素子に関する。
最近、化合物半導体のヘテロ接合を用いる新機能素子の
研究が盛んに行われているなかで、共鳴トンネル効果に
よる負性抵抗特性を応用する、共鳴トンネルバリア(R
TB)ダイオード、共鳴トンネルホットエレクトロント
ランジスタ(RHET)等が高速で、且つ新しい機能を
有する素子として期待されている。
第2図(a)に示すような負性抵抗特性において共鳴ト
ンネル電流のピーク値及び該ピーク値とバレー電流値の
比は重要な素子特性でありこれらの値は大きい方が望ま
しく、例えば RIIETに利用した場合、より高速で
ノイズマージンのより大きい新機能回路が構成できる。
近年における分子ビームエピタキシャル技術の進歩によ
って、従来困難であった共鳴トンネルバリア構造の制作
が可能になり、素子特性の改善や新しい機能素子開発が
促進されている。
〔従来の技術〕
共鳴トンネルバリア構造として従来、利用されているも
のはガリウム砒素/アルミニウム・ガリウム・砒素(G
aAs/A IGaAs)、インジウム・ガリウム・砒
素/インジウム・アルミニウム・砒素(InGaAs/
InAlAs)等、所謂タイプIのヘテロ接合構造に限
られていた。即ち第4図(a)に示すように一方の伝導
帯底が他方の価電子帯頂より高エネルギーであるような
ヘテロ接合である。本発明は第4図(b)に示されるタ
イプ■と呼ばれるヘテロ接合、即ち一方の伝導帯底が他
方の価電子帯頂より低エネルギであるようなヘテロ接合
による共鳴トンネルバリア構造に基くものである。ここ
で1は伝導帯底、2は価電子帯頂、3は禁制帯である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
二つのバリヤと一つの量子井戸を備えた四重ヘテロ接合
構造による共鳴トンネル電流の代表的な特性を第2図(
a)に示す。 ここで■はピーク電流、■はバレー電流
を示す。G5As / AlGaAs、のヘテロ接合よ
りなる共鳴トンネルバリア構造を有する負性微分抵抗素
子においては共鳴トンネル電流密度のピーク値が2 x
 10’ cm−2で、ピーク電流とバレー電流の比は
高々5程度である。素子応用の観点からはこれらの値を
まだまだ大きくする必要がある。
〔問題点を解決するための手段] 前記問題点はインジウム砒素又はインジウム砒素を主成
分とする3元混晶とガリウムアンチモンとの四重ヘテロ
接合より成り、2つのインジウム砒素又はインジウム砒
素を主成分とする3元混晶バリア層と1つのガリウムア
ンチモン量子井戸層、または2つのガリウムアンチモン
バリア層と1つのインジウム砒素又はインジウム砒素を
主成分とする3元混晶量子井戸層を備え、インジウム砒
素又はインジウム砒素を主成分とする3元混晶バリア層
中の電子の量子化準位が両側のガリウムアンチモンの価
電子帯頂よりも高エネルギであるか、又はガリウムアン
チモンバリア層中の正孔の量子化準位が両側のインジウ
ム砒素又はインジウム砒素を主成分とする3元混晶の伝
導電子帯底よりも低エネルギであるエネルギバンド構造
を有し、該量子井戸による共鳴トンネル効果に基く負性
微分抵抗を利用することにより解決される。
〔作用〕
従来のGaAs/AlGaAs、 InGaAs/In
AlAsヘテロ接合よりなる共鳴トンネルバリア構造の
研究から、バリア中における電子の有効質量が共鳴トン
ネル電流のピーク値及び該ピーク電流値とバレー電流値
の比に大きい影響を与えることが明らかになってきた。
する。但し、Eはバリア上端と電子のエネルギとの差、
dはバリア層の厚さ、2πイはブランクの定数(6,6
3xlO−”7 erg、s)である。即ち共鳴トンネ
ル電流のピーク値は、電子の有効質量が小さい程大きく
なる。
一方、バレー電流は、電子の散乱による寄与が大きいと
考えられている。即ち電子の散乱が小さい程バレー電流
は小さい。一方バリヤ中における電子の散乱では、L、
 Oフォノンによるものが支配的であるり、このL O
フォノン放出確率は計算にl/ス よれば(m*)に比例する。即ちバレー電流は。
電子の有効質量が小さい程小さくなる。
以上の理由により、電子の有効Fa量の小さいトンネル
バリアを利用することは、共鳴トンネル電流特性の改善
に対し極めて有効である。
本発明はインジウム砒素又はインジウム砒素を主成分と
する3元混晶が、小さい電子有効質量を有すること、又
該化合物半導体を含む共鳴トンネルバリア構造がヘテロ
構造タイプ■を利用することによって実現できることに
着眼して生まれたものである。
因に、m*の値は、AlxGa、−xAs(x=0.3
0)、GaSb、InAs  に対してそれぞれ0.0
92m、 、0.042m0.0.023m、である。
但しmoは電子質量である。
〔実施例〕
第1図に本発明の実施例を示す。
第1図(a)は素子の断面構造の模式図であり、第1図
(b)は該素子のエネルギバンド構造を示したものであ
る。
第1図(a)において、6はp+GaSb基板、1〜5
は6の上に例えば分子ビームエピタキシアル成長法(M
BE法)によって形成した例えば下記のような結晶層で
ある。
符号  組成     不純物濃度  厚さくcm−3
)   (入) l    p−GaSb              
1.xlOI8 :Be     50002 1nA
s、−xSbx (x=0.09)ノンドープ  31
3  GaSb        ノンドープ  314
  1nAs、−、Sbx (x=0.09)ノンドー
プ  315  p−GaSb       1xlO
” :Be   50007.8は電極金属で、例えば
金・亜鉛/金(ΔUZ n / A u )により形成
される。
第1図(b)において、GaSb層】、及び5に存在す
る正孔に対してInAs、−xSbx (x=0.09
)層2、および4はトンネルバリアとして作用し、Ga
Sb  q3は量子井戸として作用する。
9.10 はともにInAs、−、Sb、c(x=0.
09)層における電子の第一量子化準位(第一サブバン
ド)を表し、11はGaSb層における正孔の第一量子
化準位(第一サブバンド)を表している。12はGaS
bの禁制帯幅(0,73eV)、13はInAs、−x
Sbx(x=0.09)の禁制帯幅(0,32eV)、
14はGarbO価電子帯頂とInAs、−XSbX(
x=0.09)の伝導帯底とのエネルギ差(0,35e
V)、15はフェルミエネルギ準位である。ここで、第
一サブバンド9、及び10がGaSbの価電子帯頂より
も上にあるようにInAs、−xSb、 (x=0.0
9)層2及び4の厚さを選択することが必要である。
第2図は、第1図(a)の素子を動作させた場合に得ら
れる電流−電圧特性とその原理を模式的に示したもので
ある。第2図(a)に該素子の共鳴トンネル電流の負性
微分抵抗特性を実線で示した。
点線で示した特性は従来の改善以前の素子特性を表して
いる。■はビーク電流を表すと共に、ピーク電流を与え
るバイアス電圧を表す。又■はバレー電流を表すと共に
、バレー電流を与えるバイアス電圧を表す。第2図(b
)はバイアス条件■に対応するエネルギバンド構造図を
表し、図中の数字は第1図(b)と同一である。■の状
態は共鳴状態で、p−GaSb層1のフェルミ準位15
がGaSb井戸層3の第一サブバンド11に一致してお
り大きい電流が流れる。第2図(c)はバイアス条件■
に対応するエネルギバンド構造図を表している。■の状
態は共鳴状態から最もずれた状態で電流は最も小さくな
る。
第3図に本発明の他の実施例を示す。
第3図(a)は素子の断面構造の模式図であり、第3図
(b)は該素子のエネルギバンド構造を示したものであ
る。
第3図(a)において、28はn+ GaSb基板、2
1〜27は28の上に例えば分子ビームエピタキシアル
成長法(MBE法)によって形成した結晶層である。2
1.25はn型InAs +−8Sb、 (x=0.0
9)層で、26.27はn型GaSb層である。22.
24はGaSb  バリア層、23はInAs、−xs
bX (x=0.09)の量子井戸層である。29.3
0は電極金属で、例えば金・ゲルマニウム/金(Au−
Ge/Au)により形成される。
第3図(b)において31.32はGaSbバリア層2
2.24における正孔の第一サブバンドを表し、33 
 はInAs1−8Sb、 (x=0.09)井戸層2
3における電子の第一サブバンドを表している。34.
35はそれぞれGaSb、InAs、−、Sbx (x
=0.09)の禁制帯を、36はフェルミエネルギ単位
を表している。ここで、第一サブバンド31及び32が
InAs、−xSbx (x=0.09)層23の伝導
帯底よりも下にあるようにGaSb層22.24の厚さ
を選択しなければならない。
本実施例では、基板GaSbとの格子整合を得るためI
nAsの代わりにInAs1−xSbX(xJ、09)
を用いているが電子の有効質量には殆ど差異がない。X
値が大きくなると電子の有効質量は小さくなる方向であ
るが、ヘテロ構造がタイプ■にとどまる必要上X値とし
てO≦X ≦0.2の範囲にあることが望ましい。
また、本実施例におけるInAsSb/GaSbの四重
ヘテロ構造以外でもタイプHに属する半導体の組合せ1
例えばInAs/GaAs’Sbの四重ヘテロ構造より
なる素子においても同様の効果が認められる筈である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によるInAsSb/ Ga
Sbヘテロ構造よりなる四重ヘテロ接合共鳴トンネルダ
イオードは、従来のGaAs/AlGaAs系ダイオー
ドに比較してピーク電流において約10倍、ピーク/バ
レー電流比において約4倍の改善をもたらした。例えば
これをRIIETに応用した場合、ノイズマージンのよ
り大きい新機能回路が構成できる。
このように本発明は、共鳴トンネル効果を利用する新し
い半導体素子の進歩に道を開いた。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明による素子断面構造の模式第2図
(b)はバイアス条件■に対応するエネルギバンド構造
図、 第2図(C)はバイアス条件■に対応するエネルギバン
ド構造図、 第3図(a)は本発明による素子断面構造の模式第3図
(b)は該素子のエネルギバンド構造図、第4図(a)
はヘテロ構造タイプIのエネルギバンド構造図、 第4図(b)はヘテロ構造タイプHのエネルギバンド構
造図 である。 図において、 1.5はp−GaSbエピタキシャル層、2.4は1n
As、−,5bX(x=0.09)エピタキシャル層3
はGaSbエピタキシャル層、 6はP ” GaSb基板、 7.8は電極金属、 9.10はそれぞれ2.4における電子の第一サブバン
ド、 11は3における正孔の第一サブバンド、12はGaS
bの禁制帯、 13はInAs、、xSbx (x=0.09)の禁制
帯、14はGa5bO価電子帯頂とInAs1−xSb
x (x=0.09)伝導帯底とのエネルギ差 15はフェルミエネルギ準位、 2k 23.25はInAs、−xSb、 (x=0.
09)エピタキシャル層、 22.24.26.27はGaSbエピタキシャル層、
28はn” GaSb基板 29.30は電極金属、 31.32はそれぞれ22.24における正孔の第一サ
ブバンド、 33は23における電子の第一サブバンド、34はGa
Sbの禁制帯、 35はInAs、−xSbx (x=0.09)の禁制
帯、36はフェルミエネルギ準位 を示す。 草1因(0,) 草 1 し■(ム) バイアス所行  ■        バイアス呆(隼 
■$2図(b)      $ 2図(c)ニネノLギ
バレド′M#−滝図 革 3 咀(I))

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. インジウム砒素又はインジウム砒素を主成分とする3元
    混晶とガリウムアンチモンとの四重ヘテロ接合より成り
    、2つのインジウム砒素又はインジウム砒素を主成分と
    する3元混晶バリア層と1つのガリウムアンチモン量子
    井戸層、または2つのガリウムアンチモンバリア層と1
    つのインジウム砒素又はインジウム砒素を主成分とする
    3元混晶量子井戸層を備え、インジウム砒素又はインジ
    ウム砒素を主成分とする3元混晶バリア層中の電子の量
    子化準位が両側のガリウムアンチモンの価電子帯頂より
    も高エネルギであるか、又はガリウムアンチモンバリア
    層中の正孔の量子化準位が両側のインジウム砒素又はイ
    ンジウム砒素を主成分とする3元混晶の伝導電子帯底よ
    りも低エネルギであるエネルギバンド構造を有し、該量
    子井戸による共鳴トンネル効果に基く負性微分抵抗を利
    用することを特徴とする半導体負性微分抵抗素子。
JP11175987A 1987-05-08 1987-05-08 半導体負性微分抵抗素子 Pending JPS63276277A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0581239A2 (en) * 1992-07-31 1994-02-02 Hughes Aircraft Company Strained interband resonant tunneling negative resistance diode
JP2012514345A (ja) * 2008-12-30 2012-06-21 インテル コーポレイション トンネル電界効果トランジスタ及びその製造方法

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