JPS6327573B2 - - Google Patents

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JPS6327573B2
JPS6327573B2 JP16112880A JP16112880A JPS6327573B2 JP S6327573 B2 JPS6327573 B2 JP S6327573B2 JP 16112880 A JP16112880 A JP 16112880A JP 16112880 A JP16112880 A JP 16112880A JP S6327573 B2 JPS6327573 B2 JP S6327573B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pocket hole
gap
mold
liner
synthetic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16112880A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5786612A (en
Inventor
Hiroshi Ito
Kenichi Kawakita
Masayoshi Senbon
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority to JP16112880A priority Critical patent/JPS5786612A/ja
Publication of JPS5786612A publication Critical patent/JPS5786612A/ja
Publication of JPS6327573B2 publication Critical patent/JPS6327573B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は無給油式ロツドエンドの製造方法に
関するものである。
一般に、内・外輪間に樹脂ライナーを有する軸
受、例えば第1図に示すロツドエンドにおいて
は、ボールスタツド1がソケツトハウジング2に
対し円滑に作動するためには、樹脂製のライナー
3とボールスタツド1の球体1aとの間に僅かな
隙間を与える必要があるが、内外の部材の間に射
出成形によつて樹脂を充填したままでは、隙間を
得られず、これに均一な隙間を与えることは容易
ではなかつた。
従来から行われている隙間出しの方法として
は、例えば使用荷重より遥かに大きな荷重を加え
て樹脂層に塑性変形を生じさせる方法があるが、
負荷を大きくすると樹脂層の破損や外方部材の変
形を起こすことが多いという難点があり、又この
方法では極く小さな隙間しか得られない。
又、中間の樹脂材料の熱膨張係数がソケツトハ
ウジングを構成する鋼に比べて著しく大きく、又
軟化温度が低く、熱伝導率が小さい性質を利用し
て、中間の樹脂部材と一方の部材との間に熱を加
えることにより隙間を形成する方法(特開昭50−
78749号公報)もある。この方法は、第2図に示
すように、ソケツトハウジング5のポケツト穴6
とボールスタツド7先端の球体8との間に空間を
設け、その空間に耐摩耗製樹脂9を射出成形によ
つて充填して硬化させた後、当該軸受を高周波加
熱コイル10等によつて外周側から極く短時間急
速加熱した後冷却するものである。
このようにすると、ソケツトハウジング5のみ
が急速加熱され、熱はソケツトハウジング5から
これに接触している樹脂層9に伝わり、樹脂の熱
伝動率が低いため、短時間加熱では樹脂層9の厚
さ方向に温度勾配を生じ、ソケツトハウジング5
と接する部分のみが軟化或いは溶融すると共に、
樹脂層9全体の平均温度も若干上昇し、溶融部分
が樹脂と鋼との熱膨張量の差による余剰体積に相
当する分だけ端面にはみ出す。次いで冷却に際し
ては溶融した樹脂はソケツトハウジング5のポケ
ツト穴6に溶着し、同時に厚さ方向に収縮を生
じ、樹脂層の厚みが薄くなり、その結果ポールス
タツド7先端の球体8と樹脂層9との間に隙間を
生じさせるものである。
しかし、この方法で隙間を形成すると樹脂をポ
ケツト穴6と球体8との間に充填する均一な隙間
を形成するために両部材を金型内にセツトする作
業に手間がかかり、又ポケツト穴6と球体8との
間に樹脂を充填した後、高周波加熱コイル10等
によつて隙間出し操作を行うので作業に煩しさが
あつた。
そこで、この発明は、ソケツトハウジング自体
を一方の金型とし、別途に用意した隙間形成用の
金型との組合わせによつて両部材間に所望の厚み
で、かつ、均一な隙間を形成し、この隙間に充填
した合成樹脂材料の硬化後、高周波加熱コイル等
による隙間出し操作を行うことなく、隙間形成用
の金型を取り外すだけで、ソケツトハウジングの
ポケツト穴の内面に所望厚さのライナーを形成す
るもので、即ちソケツトハウジングのポケツト穴
に、当該ポケツト穴に挿入するボールスタツドの
球体の径より所定量だけ大径の球径部を有する金
型を、ポケツト穴周縁のカシメ部を利用して、ポ
ケツト穴と球径部との間に均一な隙間を形成する
ように、かつ、隙間から合成樹脂材料の流出を阻
止する如く芯合わせして配置し、金型とポケツト
穴との間に形成された隙間内に合成樹脂材料を充
填して合成樹脂材料の硬化後、金型をポケツト穴
から取外してポケツト穴の内面に上記の隙間に相
当する耐摩耗性を有するライナーを形成し、上記
内面にライナーが形成されたポケツト穴にボール
スタツドの球体を挿入した状態でポケツト穴周縁
のカシメ部をカシメる様にした無給油式ロツドエ
ンドの製造方法を提供するものであり、以下この
発明の詳細を図面に示す実施例に従つて説明する
と次の通りである。
第3図乃至第6図はこの発明に係る無給油式ロ
ツドエンドの製造方法を説明するための説明図で
あり、図中20は無給油式ロツドエンドのソケツ
トハウジング、21はソケツトハウジング20に
穿設した、後述するボールスタツド26先端の球
体と嵌合するポケツト穴、22はポケツト穴21
の底部に形成した合成樹脂材料の注入孔である。
23はポケツト穴21の表面に射出成形にてライ
ナー24を形成する時、ポケツト穴21内に配置
する別途に用意した隙間形成用の金型であり、こ
の金型23先端の球形部23aの直径は、ポケツ
ト穴21内に挿入する後述するボールスタツド2
6の球体27の直径より所定の隙間分だけ大きく
設定してある。又、この金形23には、ポケツト
穴21周縁のカシメ部21aと嵌合する環状をし
た凹溝25が設けてあり、この凹溝25をカシメ
部21aに嵌合さすことにより、ライナー形成時
の金型23の位置決めを行うようにしておく。2
6はソケツトハウジング20のポケツト穴21と
嵌合する球体27を先端に有するボールスタツ
ド、28はボールスタツド26の球体27をソケ
ツトハウジング20のポケツト穴21内に挿入し
た後、ポケツト穴21のカシメ部21aをカシメ
るためのカシメ治具であり、このカシメ治具28
の先端に設けたテーパ面28aの傾斜角度はスム
ースなカシメができるように約40゜にしておく。
上記構成に於いて、この発明に係る方法により
無給油式ロツドエンドを製造するには、先ず第4
図に示す如く、ソケツトハウジング20のポケツ
ト穴21内に金型23を、ポケツト穴21の周縁
のカシメ部21aを利用して芯合わせしてセツト
した後、ポケツト穴21の底部に形成した注入孔
22から、ポケツト穴21と金型23との間に形
成された隙間内に耐摩耗性を有する合成樹脂を充
填して硬化させ、ライナー24を形成する。尚、
この合成樹脂としては、例えば射出成形可能な熱
可塑性樹脂に無機充填剤入りポリテトラフルオロ
エチレンを20重量パーセント以上混合して成る添
加剤入り樹脂等を使用すればよい。このようにし
て樹脂が硬化し、ポケツト穴21の表面にライナ
ー24が形成されると、金型23をポケツト穴2
1から取外し、次にライナー24の形成されたポ
ケツト穴21にボールスタツド26の球体27を
挿入し、最後にカシメ治具28によつてポケツト
穴21周縁のカシメ部21aをカシメてボールス
タツド26の球体27がポケツト穴21から逸脱
しないようにしてロツドエンドの組立を終了す
る。
また、第7図に示すようにハウジング入口部3
0の樹脂層の厚さを入口に向かつて漸次薄くして
おくと、ハウジングの最終カシメ時に樹脂層のダ
ブツキがなく良好なロツドエンドが得られる。
尚、このカシメ工程に於いて、ポケツト穴21
周縁のカシメ部21aが円曲になるように、カシ
メ部21aの断面形状、カシメ治具28の形状等
を適当に設定し、またカシメ代は、連結部が円滑
に動ける適正スキマが得られるようボールスタツ
ド26の球体27の寸法及びカシメ量を調整、管
理するようにしておく。
上記のようにして無給油式ロツドエンドを製造
すれば、別途用意する隙間形成用の金型23の先
端の球形部23aの直径は、ポケツト穴21内に
挿入するボールスタツド26の球体27の直径よ
り所定の隙間分だけ大きく設定してあるため、金
型23とポケツト穴21との間に形成された隙間
内に合成樹脂を充填して当該合成樹脂を硬化さ
せ、金型を取り外したのちポケツト穴の内面に形
成されたライナー24の厚みは、ポケツト穴21
内にボールスタツド26の球体27を挿入した
時、球体27とライナー24との間に所定量の隙
間が形成される厚みになつている。このため、従
来のような合成樹脂材料の充填硬化後の高周波加
熱コイル等による特別な隙間出し操作を行う必要
がなくなり、また、金型23先端の球形部23a
の直径を調整することにより、任意の隙間を設定
できるようになり、またライナー24の射出成形
が容易なので、安価で安定した製品を製造できよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はロツドエンドの1例を示す断面図、第
2図はロツドエンドの樹脂層を高周波加熱コイル
によつて加熱する例を示す図面、第3図乃至第6
図はこの発明に係る製造方法を工程順に示した説
明図、第7図は他の実施例を示す断面図である。 20……ソケツトハウジング、21……ポケツ
ト穴、23……金型、23a……金型の球形部、
24……ライナー、25……カシメ部、26……
ボールスタツド、27……球体、28……カシメ
治具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ソケツトハウジングのポケツト穴に、当該ポ
    ケツト穴に挿入するボールスタツドの球体の径よ
    り所定量だけ大径の球径部を有する金型を、ポケ
    ツト穴周縁のカシメ部を利用して、ポケツト穴と
    球径部との間に均一な隙間を形成するように、か
    つ、隙間から合成樹脂材料の流出を阻止する如く
    芯合わせして配置し、金型とポケツト穴との間に
    形成された隙間内に合成樹脂材料を充填して合成
    樹脂材料の硬化後、金型をポケツト穴から取外し
    てポケツト穴の内面に上記の隙間に相当する耐摩
    耗性を有するライナーを形成し、上記内面にライ
    ナーが形成されたポケツト穴にボールスタツドの
    球体を挿入した状態でポケツト穴周縁のカシメ部
    をカシメる様にしたことを特徴とする無給油式ロ
    ツドエンドの製造方法。
JP16112880A 1980-11-14 1980-11-14 Manufacture of unlubricated rod end Granted JPS5786612A (en)

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JP16112880A JPS5786612A (en) 1980-11-14 1980-11-14 Manufacture of unlubricated rod end

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JP16112880A JPS5786612A (en) 1980-11-14 1980-11-14 Manufacture of unlubricated rod end

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JPS5786612A JPS5786612A (en) 1982-05-29
JPS6327573B2 true JPS6327573B2 (ja) 1988-06-03

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JPH02125066U (ja) * 1989-03-20 1990-10-15
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JPH02125066U (ja) * 1989-03-20 1990-10-15
JPH02125065U (ja) * 1989-03-20 1990-10-15

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