JPS6327554B2 - - Google Patents

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JPS6327554B2
JPS6327554B2 JP55125032A JP12503280A JPS6327554B2 JP S6327554 B2 JPS6327554 B2 JP S6327554B2 JP 55125032 A JP55125032 A JP 55125032A JP 12503280 A JP12503280 A JP 12503280A JP S6327554 B2 JPS6327554 B2 JP S6327554B2
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JP
Japan
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swash plate
curved surface
convex curved
slider
piston
Prior art date
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Application number
JP55125032A
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English (en)
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JPS5749081A (en
Inventor
Mitsuhiro Hatsutori
Hiromitsu Oono
Kenji Takenaka
Shigeaki Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiho Kogyo Co Ltd
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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Publication date
Application filed by Taiho Kogyo Co Ltd, Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK filed Critical Taiho Kogyo Co Ltd
Priority to JP55125032A priority Critical patent/JPS5749081A/ja
Priority to BR8105720A priority patent/BR8105720A/pt
Publication of JPS5749081A publication Critical patent/JPS5749081A/ja
Priority to US06/736,397 priority patent/US4568252A/en
Publication of JPS6327554B2 publication Critical patent/JPS6327554B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2201/00Metals
    • F05C2201/90Alloys not otherwise provided for
    • F05C2201/906Phosphor-bronze alloy
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2203/00Non-metallic inorganic materials
    • F05C2203/08Ceramics; Oxides
    • F05C2203/0804Non-oxide ceramics
    • F05C2203/0856Sulfides
    • F05C2203/086Sulfides of molybdenum
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2253/00Other material characteristics; Treatment of material
    • F05C2253/12Coating

Landscapes

  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Compressor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は斜板式圧縮機に関し、とくに斜板とピ
ストンとの間に配設された摺動子の改良に関する
ものである。
斜板式圧縮機の一種に、回転軸に一定角度傾斜
して固着された斜板と、前記回転軸に平行に設け
られたシリンダ内に嵌装されたピストンと、前記
斜板と前記ピストンとの間に配設させられた摺動
部材とを含み、前記斜板の回転によつて前記ピス
トンが往復動させられ、シリンダ内に媒体が導入
され圧縮されるものがある。
この圧縮機の摺動部材は、従来前記ピストンに
設けられた凹部に係合する鋼球と板体の一方の面
が前記斜板と摺接し他方の面に設けられた凹部が
該鋼球と係合するシユーとが一対として構成され
ていた。このため、前記摺動部材の摺動部分が多
いことから製作コストが高くなり、部品点数が多
いから小型軽量化の障害となり、しかも組立の作
業性及び部品管理が煩雑である問題があつた。
これ等の問題を解決するため、先に前記シユー
を省略した斜板式圧縮機を開発し出願した。実願
昭第53−121758号及び特願昭第55−29667号がそ
れである。
斯る斜板式圧縮機の摺動部材は平面部が斜板に
摺接し球面部がピストンに設けられた凹部に係合
する半球状の摺動子のみによつて構成され小型軽
量化、コスト低減等が達成される。しかし、該圧
縮機が小型軽量を求められる車両用エアコン等の
冷媒圧縮機として使用され、特に冷媒ガス中に混
合した油ミストによる潤滑方式が適用される場合
において、エンジンのアイドル運転時のような低
速運転の際には、前記摺動子に対して潤滑油供給
量が少くなつて苛酷な潤滑条件となり場合によつ
ては該摺動子が焼付く欠点があつた。
本発明者等は、以上の事情を背景とし苛酷な潤
滑条件下においても前記半球状の摺動子が焼付か
ない斜板式圧縮機を開発するため鋭意研究を重ね
た結果、前記平面部が僅か膨出した凸曲面に形成
されるとともにその凸曲面の外周縁に丸味部が形
成された半球状の摺動子を使用すると前記苛酷な
潤滑条件下においても摺動子の焼付きが発生しな
いという予想外の事実を見い出した。本発明はこ
の知見に基いて為されたものである。
すなわち、本発明の斜板圧縮機は回転軸に一定
角度傾斜して固着された斜板と、前記回転軸に平
行に設けられたシリンダ内に嵌装されたピストン
と、球面部及び平面部を備え該球面部において前
記ピストンに設けられた凹部と係合する一方前記
平面部において前記斜板と摺接して該斜板の駆動
力を前記ピストンに伝達する略半球状の摺動子と
を含み、前記斜板の回転に伴なつて前記ピストン
が往復動させられる斜板式圧縮機において、前記
摺動子の前記平面部をその中央を頂点とし高さが
15μm以下である極めて曲率半径の大きい滑らか
な凸曲面とするとともに、該凸曲面の外周縁に該
凸曲面に滑らかに連なる丸味部を形成したことを
特徴とする。
そして、更に改良された態様としては、上記と
同様の斜板式圧縮機において、前記摺動子の前記
平面部がその中央を頂点とし高さが15μm以下で
ある極めて曲率半径の大きな滑かな凸曲面とされ
るとともに、該凸曲面の外周側に該凸曲面に対し
て傾斜した面取部が形成され、かつそれら凸曲面
と面取部との境界に凸曲面に滑らかに連なる丸味
部が形成される。
以下エアコン等の冷凍装置に適用可能な斜板式
圧縮機に応用した本発明の最適の実施例を図面に
基いて説明する。
第1図において1,2はシリンダブロツクであ
り、互に対称な形状のシリンダブロツク1,2が
二個合せられることによつて、圧縮機本体3を構
成している。各シリンダブロツク1,2には三個
ずつ(五個でも良い)のシリンダボア1a,2a
が回転軸5と平行に形成され、これらシリンダボ
ア1a,2aに両頭のAl−Si系合金製ピストン
4が摺動可能に嵌合されている。圧縮機本体3の
中心孔3aには回転軸5が挿通され、軸受6,7
によつて回転可能に支承されている。この回転軸
5の中央部には斜板8がスプリングピン9によつ
て固定されており、この斜板8が回転する時直径
が13.5mmの略半球状の鋼製の摺動子10を介して
前記ピストン4がシリンダボア1a,2a内で往
復運動させられるようになつている。すなわち、
第2図に示されるように、摺動子10は、球面部
10aと平面部10bとを備え、該平面部10b
をその中央を頂点とし高さが最も望ましい範囲で
ある2〜5μmである極めて曲率半径の大きい滑
らかな凸曲面10cに形成されるとともに、該平
面部10bの外周縁には該平面部10bに対して
5〜15゜の傾斜角度を成す面取部10dが形成さ
れている。該凸曲面10cは肉眼によれば平面と
して見える程度なのでその存否が確認されない
が、測定機によると第3図に示される該凸曲面1
0cのプロフアイルの如くに拡大されて充分確認
され得、該凸曲面10cの高さH1は隣接する面
取部10dとの境界に形成された丸味部の円と該
凸曲面10cとの接点12aからその頂点までの
高さとして測定される。このように形成された摺
動子10は、球面部10aがピストン4に設けら
れた凹部11に係合しかつ平面部10bが斜板8
に摺接する状態で該斜板8の両側に夫々配設され
ている。13,14はスラストベアリングであ
る。尚、このように摺動子10は鋼球を切断し該
切断面に前記凸曲面10c及び面取部10dを形
成するように仕上加工されて製造されてもよい
し、予め半球状に鍛造加工して焼入れ後、その表
面にバフ研磨等の仕上加工を加えて製造されても
よい。また、凸曲面10cは曲率半径の大きい球
面でよく、この場合加工が容易となる。
第1図にもどつてシリンダブロツク2の端面に
は、サクシヨンバルブシート15及びバルブプレ
ート16、ガスケツト17を間に挾んでフロント
ハウジング20が固定されている。バルブプレー
ト16には三個ずつの吸入口16a及び吐出口1
6bが形成されており、それぞれサクシヨンバル
ブシート15、及び図示しないデイスチヤージバ
ルブリードと協同して三個の吸入弁18及び吐出
弁19を構成している。各吸入弁18はフロント
ハウジング20に形成された共通の吸入室21か
ら冷媒ガスを吸入し得る位置に設けられており、
各吐出弁19は共通の吐出室22へ冷媒ガスを吐
出し得る位置に設けられている。
前記回転軸5はフロントハウジング20の中央
部を貫通して外部に突出し、この突出端において
駆動源に接続される。回転軸5とフロントハウジ
ング20とは軸封装置23によつて気密を保たれ
ている。
一方シリンダブロツク1の端面にはサクシヨン
バルブシート31、バルブプレート32、ガスケ
ツト33を間に挾んでリヤハウジング34が固定
されており、各シリンダボア1aは吸入弁35を
介して吸入室36に、また吐出弁37を介して吐
出室38に接続されている。
前記吸入室21と同36とは圧縮機本体3を軸
方向に貫通して形成された図示しない吸入通路に
よつて互に連通させられ、同じく図示しない共通
の吸入フランジによつて吸入管に接続されてい
る。また、吐出管22と同38とはそれぞれ、バ
ルブプレート16,32に形成された孔39,4
0とシリンダブロツク2,1に形成された吐出通
路41,42とによつて共通の吐出フランジ43
に接続されている。
以上のように構成された斜板式圧縮機におい
て、回転5が図示しないエンジン等の駆動軸によ
つて回転させられると、該回転軸5に固定された
斜板8が回転させられると同時に摺動子10を介
してピストン4が往復動させられる。
このため、摺動子10は、斜板8の面のピスト
ンに対する当り角度の変化に応じて揺動及び自転
させられるとともに、該摺動子10の平面部10
bと斜板8との間の摺接部分には斜板8の例えば
23m/sec程度の速い周速と例えば80Kg/cm2程度
の高い面圧(ピストンの負荷)とに基づく激しい
摩擦が発生する。とくに、冷媒ガス中に混入させ
た油ミストによる潤滑方式が適用され、かつ低速
に回転軸5が駆動された場合には、前記摺接部分
へ供給される潤滑油量が少なくなるため摺動子1
0の焼付きが容易に発生し得る状態となる。
しかし、本発明の摺動子10の平面部10bが
前述の如くの凸曲面10cに形成された上、その
外周縁に丸味が付けられているので、殆んど該摺
動子の焼付が発生しないのである。この効果は凸
曲面10cと外周縁の丸味部との存在に基づくも
のであるから面取部10dがなくても生じるが、
面取部10dは斜板8表面に附着した油を摺接面
に引き込んで油膜の形成を促進する所謂ウエツジ
効果を大きく生じさせ一層焼付を防止する利点が
ある。
このように、平面部10bの中央部を頂点とし
僅かな高さH1に形成された凸曲面10cと外周
縁の丸味部とが上記焼付を防止するのは次の理由
によるものと推察される。すなわち、凸曲面10
cと斜板8の表面との間に極めて角度の小さいし
かもその角度が滑らかに減少する楔状の隙間が形
成されるため、高速に摺動が行なわれると該斜板
8の表面に附着している潤滑油が引き込まれて両
者を直接接触させない油膜が形成される所謂ウエ
ツジ効果による流体潤滑が構成されることが考え
られる。また、摺動子10の前記揺動に伴つて該
斜板8と凸曲面10cとの当り部分が回転毎に変
化し、摺接する該当り部分の潤滑油の循環量が多
くなつて潤滑条件が一層各善されることが考えら
れる。
また、半球状の摺動子10は平面部10bの大
きさの割に高さが高いため、斜板8との間の摩擦
力に基づく回転モーメントの影響を強く受け、平
面部10bのリーデイングエツジ、すなわち斜板
8の回転方向に対向する側の縁が特に強く斜板8
に押圧される傾向があるのであるが、本実施例の
摺動子10においては平面部10bに凸曲面10
cが形成されているため、以下の理由でリーデイ
ングエツジの斜板への押圧が軽減されることも耐
焼付性向上の理由の一つと考えられる。摺動子1
0に上記のように回転モーメントが作用すれば、
凸曲面10cの存在によつて摺動子10に微小角
度の揺動が許容される(摺動子10とピストン4
との接触面は球面であるため、勿論摺動子10の
揺動を妨げることはない)。この摺動子10の揺
動に伴つて、凸曲面10cのリーデイングエツジ
に近い側の部分が斜板8に接近し、両者間の隙間
が減少するのであるが、この隙間は潤滑油が逃げ
ることを容易に許容しない程度に小さなものであ
るため、摺動子10の僅かな揺動に伴つて凸曲面
10cと斜板8との間に高い油膜圧力が発生し、
摺動子10がそれ以上揺動することを阻止する役
割を果たす。摺動子10の平面部10bが完全な
平面であれば、摺動子10が僅かな角度揺動した
だけでもリーデイングエツジが斜板8に高い面圧
で押し付けられて焼付が発生することとなるので
あるが、本摺動子10は平面部10bに凸曲面1
0cが形成されているために、そのような事態の
発生が回避され、起動トルクが減少し、発熱量が
低下して、摺動子10と斜板8との焼付が防止さ
れるのである。
しかしながら、圧縮機の起動時、あるいはピス
トン4の上死点や下死点においてそれまで負荷が
かかつていなかつた側の摺動子10に負荷がかか
る時のように、摺動子10に作用する回転モーメ
ントが大きく、それに十分対抗し得る油膜圧力が
発生し難い時には、摺動子10のリーデイングエ
ツジが斜板8に押圧されることを完全には回避し
得ない。この際、凸曲面10cの外周縁に鋭利な
角部が形成されていればこの角部が斜板8に食い
込む感じとなつて、所謂かじりが生じ易い。それ
に対して、凸曲面10cの外周縁にその凸曲面1
0cに滑らかに連なる状態で形成された丸味部は
上記の角部をなくすとともに、くさび効果による
油膜の形成を助け、かじりの発生を良好に防止す
るものと考えられる。特に圧縮機の起動時におい
ては殆ど無潤滑の状態で摺動子10が斜板8上を
摺動することとなるため両者の摩擦力が大きく、
上記のかじりが発生し易い上に、車両用エアコン
の圧縮機においては起動停止が相当頻繁に繰り返
されるのが普通であるため、使用条件は極めて苛
酷である。したがつて、丸味部の形成は車両用エ
アコンの斜板式圧縮機の摺動子において特に顕著
な効果を生じさせるものと考えられる。
以上の推論が妥当か否かは今後の研究に待たれ
るが、その効果は次に述べる実験によつて明らか
にされる。
実験 本発明に係る2種類の摺動子と、比較試料とし
ての2種類の摺動子とを使用して焼付荷重を測定
した。本発明に係る2種類の摺動子は面取部10
dを備えたものと備えないものとであり、勿論、
双方とも凸曲面10cとその外周縁の丸味部とは
備えているものである。また、比較試料である2
種類の摺動子の一方は、丸味部および面取部10
dは備えているが凸曲面10cを備えないもの
と、凸曲面10cおよび面取部10dは備えてい
るが丸味部を備えていないものとである。以上4
種類の摺動子のそれぞれについて、凸曲面10c
の高さH1または丸味部の高さH2を複数種類に
変えた試料を準備し、斜板8と同一材質の回転板
に該試料を押しつけてこの押圧力漸増させ、焼付
が発生した場合の押しつけ荷重(焼付荷重)を
夫々測定した結果を表わすグラフを第4図に示
す。尚、本実験は以下の条件下において為された
ものである。
回転板と摺動子との摩擦速度V:15m/秒、 押付荷重:20Kg/20分の漸増方式、 潤滑条件:パツト給油方式(0.4c.c./分) 油種:冷凍機油1/軽油9 摺動子:材質鋼(SUJ−2) 球面部の直径 13.5mm 表面アラサ 0.3μm以下 回転板:真直度 1μm〜1.5μm 表面アラサ 0.7μm以下 第4図中に示された実線(凸曲面および丸味部
が形成されたもの)によれば、凸曲面10cの高
さH1が僅かでもあれば焼付荷重が250Kgを越え、
該高さH1が約5μmのときに焼付荷重が最大
(500Kg以上)となり、その後暫減して高さH1が
15μmを越えると焼付荷重が250Kgより小さくな
る。これは面取部10dを備えた摺動子について
も、備えない摺動子についても同様である。一方
同図中の点線(凸曲面が形成されないもの)によ
れば、第5図に示されるような、平面部10bに
凸曲面10cが形成されず平坦である場合の摺動
子の焼付荷重は160Kgであり、面取部10dと平
面部10bとの間の境界に丸味部を設けた場合に
はその丸味部を含めた平面部10bの高さH2が
3μmのときに最大値(300Kg)となり、その後暫
減する。尚、該高さH2は丸味部の曲率半径を有
する円と面取部10dとの接点12bから平面部
10bまでの高さとして測定される。また、第4
図において二点鎖線は凸曲面10cと面取部10
dとは有しているが、両者の境界に丸味部を有し
ない試料の焼付荷重を示すものであり、H1が約
10μmのとき焼付荷重が最大となるが、その値は
約200Kgに過ぎない。
以上の説明から明らかなように、平面部10b
と面取部10dとの境界に丸味部を有していて
も、凸曲面10cを有していなければ焼付荷重は
300Kg程度に抑えられ、また凸曲面10cと面取
部10dとを有していても両者の境界に丸味部を
有していなければ、最大焼付荷重が200Kg程度に
抑えられるのであつて、凸曲面10cと丸味部と
の両方を設けることが半球状摺動子の耐焼付性を
向上させる上で極めて有効なのである。
実験 一方、凸曲面10cの高さと摩耗量との関係を
調べるために行なわれた実験によると、凸曲面
10cの高さH1の異なる摺動子試料を斜板8と
同じ材質の回転板に一定荷重で押付けると所定時
間後の夫々の試料の高さH1の減少量(摩耗量)
は第6図のグラフに示される如くとなる。尚、本
実験は以下の条件の下において為されたものであ
る。
回転板と摺動子との摩擦速度V:15m/秒 押付荷重:100Kg(ならし運転中25Kg) テスト時間:100時間(ならし時間30分後) 潤滑条件及び油種:実験と同じ 摺動子:材質 鋼(SUJ−2) 表面アラサ 0.3μm以下 球面部の直径 13.5mm 回転板:実験と同じ 第6図のグラフによれば凸曲面10cの高さH
1が7μmを越えるとその高さH1の減少量(摩
耗量)が急激に増大する。この摩耗量の増大は斜
板8及びピストンと摺動子10との間にガタを発
生させ振動及び騒音、あるいは圧縮機の寿命短縮
の原因となるものである。
したがつて、以上の両実験、の結果によれ
ば、摺動子10の摩耗量を増大させない範囲にお
いて焼付荷重を向上させるための望ましい凸曲面
の高さH1は、7μm以下であり、更に望ましく
は2−5μmの高さである。
実験 前記実験と同様に本発明に係る2種類の摺動
子ならびに比較試料としての2種類の摺動子をそ
れぞれ斜板式圧縮機に実際に組み込んで、性能実
験を行つた。圧縮機の回転数を複数種類に変化さ
せて1冷凍トン当たりの必要馬力の測定を行つた
のである。この1冷凍トン当たりの必要馬力は摺
動子10と斜板8との摺動抵抗によつて左右され
るものであるため、これを測定することにより摺
動の良好さを調べることができるのである。
実験条件は、下記のようであり、 吐出側ガス圧:15Kg/cm2 吸入側ガス圧:2Kg/cm2 潤滑油:冷凍機オイル80c.c. 斜板:A390製 ガス量:800g 第7図における各曲線A,B,C,Dはそれぞ
れ下記の試料についての結果を示している。
凸曲面 丸味部 面取部 Aあり(H1=3μm) あり あり Bあり(H1=3μm) あり なし Cあり(H1=3μm) なし あり Dなし あり あり (H2=3μm) 第7図から明らかなように、凸曲面10c、面
取部10dおよび丸味部の全てを備えた本発明に
係る摺動子が最も優れており、凸曲面10cおよ
び丸味部を備えるが面取部10dを備えない本発
明に係る摺動子が次に優れている。この結果か
ら、凸曲面10cと丸味部とを備えたシユーに更
に面取部10dを設ければ、摺動抵抗を一層低減
させ得ることがわかる。これに対して、比較試料
の摺動子はいずれも本発明に係る摺動子より劣つ
ており、特に凸曲面10cおよび面取部10dは
備えているが丸味部を備えない摺動子の場合に必
要馬力が特に高くなつている。このことから、丸
味部が摺動抵抗の低減に大きく寄与することがわ
かる。
尚、前記摺動面を構成する斜板8及び凸曲面1
0cの表面粗度は、勿論、より小さい値に形成さ
れた方が望ましい。
以上詳記したように、本発明は、斜板式圧縮機
の半球状の摺動子10の平面部10bをその中央
を頂点とし高さH1が15μm以下である極めて曲
率半径の大きな滑らかな凸曲面10cとするとと
もに、その外周縁に凸曲面に滑らかに連なる丸味
部を形成したものであるため、斜板圧縮機の製作
コストを低減し、部品点数を少なくして小型軽量
化し得、しかも組立の作業性及び部品管理が容易
となる前記半球状の摺動子の利点を失うことな
く、該摺動子の焼付荷重が簡単な構成によつて著
しく改善され、とくに苛酷な潤滑条件下の運転に
おいても摺動子が焼付かない斜板式圧縮機を提供
し得る優れた効果を奏するのである。
また、凸曲面10cおよびその外周縁の丸味部
に加えて面取部を形成すれば、摺動抵抗が低減し
て斜板式圧縮機の1冷凍トン当たりの必要馬力が
低減する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の斜板式圧縮機を示す
断面図である。第2図は第1図の実施例の摺動子
を示す正面図である。第3図は第2図の摺動子の
凸曲面の拡大プロフアイルを示す測定図である。
第4図は実験の測定結果を表わすグラフであ
る。第5図は実験に使用された凸曲面のない摺
動子の平面部の拡大プロフアイルを示す測定図で
ある。第6図は実験の測定結果を表わすグラフ
である。第7図は実験の測定結果を表わすグラ
フである。 1a,2a:シリンダ(シリンダボア)、4:
ピストン、5:回転軸、8:斜板、10:摺動
子、10a:球面部、10b:平面部、10c:
凸曲面、11:凹部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転軸に一定角度傾斜して固着された斜板
    と、前記回転軸に平行に設けられたシリンダ内に
    嵌装されたピストンと、球面部及び平面部を備
    え、該球面部において前記ピストンに設けられた
    凹部と係合する一方、前記平面部において前記斜
    板と摺接して、該斜板の駆動力を前記ピストンに
    伝達する略半球状の摺動子とを含み、前記斜板の
    回転に伴なつて前記ピストンが往復動させられる
    斜板式圧縮機において、 前記摺動子の前記平面部を、その中央を頂点と
    し、高さが15μm以下である極めて曲率半径の大
    きい滑らかな凸曲面とするとともに、該凸曲面の
    外周縁に該凸曲面に滑らかに連なる丸味部を形成
    したことを特徴とする斜板式圧縮機。 2 回転軸に一定角度傾斜して固着された斜板
    と、前記回転軸に平行に設けられたシリンダ内に
    嵌装されたピストンと、球面部及び平面部を備
    え、該球面部において前記ピストンに設けられた
    凹部と係合する一方、前記平面部において前記斜
    板と摺接して、該斜板の駆動力を前記ピストンに
    伝達する略半球状の摺動子とを含み、前記斜板の
    回転に伴なつて前記ピストンが往復動させられる
    斜板式圧縮機において、 前記摺動子の前記平面部を、その中央を頂点と
    し、高さが15μm以下である極めて曲率半径の大
    きい滑らかな凸曲面とするとともに、該凸曲面の
    外周側に該凸曲面に対して傾斜した面取部を形成
    し、かつ該凸曲面と該面取部との境界に凸曲面に
    滑らかに連なる丸味部を形成したことを特徴とす
    る斜板式圧縮機。 3 前記凸曲面が球面である特許請求の範囲第1
    項又は第2項に記載の斜板式圧縮機。 4 前記凸曲面の高さが7μm以下である特許請
    求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の斜
    板式圧縮機。 5 前記凸曲面の高さが2〜5μmである特許請
    求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の斜
    板式圧縮機。
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