JPS63274780A - ホ−ロ製品 - Google Patents

ホ−ロ製品

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JPS63274780A
JPS63274780A JP10665787A JP10665787A JPS63274780A JP S63274780 A JPS63274780 A JP S63274780A JP 10665787 A JP10665787 A JP 10665787A JP 10665787 A JP10665787 A JP 10665787A JP S63274780 A JPS63274780 A JP S63274780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic mica
hollow
enamel
glass
mica
Prior art date
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Pending
Application number
JP10665787A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadami Suzuki
鈴木 忠視
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10665787A priority Critical patent/JPS63274780A/ja
Publication of JPS63274780A publication Critical patent/JPS63274780A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、調理器具、グラスライニング製品などのホー
ロ層を有するホーロ製品に関するものである。
従来の技術 通常、ホーロ製品のホーロ層は次のような製法にもとづ
いて形成されている。すなわち、(1)基材の成形、(
2)基材の前処理、(3)スリップの製造、(4)塗布
、(向乾燥、(6)焼成、(7)検査の7つの工程から
なっているが、この工程の中で、スリップの製造工程、
特にスリップの組成によってホーロ層の特性が決定され
る(湿式法の場合)。
従来、スリップの製造はホーロ製品の用途に応じて、単
独のガラスフリットまたは数種類のガラスフリットと珪
石、粘土、電解質、顔料等を配合したものに適度の水を
加えてボールミルなどでミル引きを行ない、所定の粒度
に調整する。このようにして調整されたスリップを前処
理を施した基材にスプレーまたはディプなどの方法によ
り塗布し、乾燥後、焼成してホーロ層を形成する。その
他、ホーロ層の形成方法としては乾式法(静電塗布)、
または電着などが知られているが、これは一般的ではな
い。
上記のような方法で製造されるホーロ製品の特徴は、 (1)鉄基材の表面にホーロ層を形成するため、耐食性
が比較的よい。
(2)顔料を添加するため、好みの色が出せる。
(3)ホーロ層はガラス質であるため、光沢がよい。
(4)ホーロ製品は金属とガラスの複合製品であるため
、ガラスの特徴と金属の特徴を有する。
などであるが問題点も多い。主な問題点は次のようなも
のである。
(1)ホーロ層は気泡を含んでいるため、ピンホールを
完全になくすためには多層コーティングにしなければな
らず、この場合、多層コーティングにすれば膜厚が厚く
なる。
(2)ホーロ層はガラス質であるため、機械的衝撃。
熱的衝撃に対して弱く、クラックが入ったシ、剥離した
シ、欠けたシすることがある。
上記のような欠点を改良するために、アルミナを添加し
たシ、無機繊維を添加したり(特公昭60−25380
号公報)、ウィスカーを添加する(特開昭60−176
946号公報)など添加物を加えることによシ特性を改
善しようとする試みもなされている。
発明が解決しようとする問題点 ホーロ製品は、従来の技術の項でも説明したように種々
の問題点を有するもので、すなわち、ホーロ層はガラス
質の被膜であるため、熱衝撃性。
機械的衝撃性に問題があった。また、ホーロ層は本質的
に気泡を有しているため、ピンホールレスの被膜を形成
するのが困難であシ、その結果、耐食性に問題があった
本発明はこのような問題点を解決したホーロ製品を提供
することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のホーロ製品は、金
属基材に少なくともホーロ質ガラスと合成雲母を含むホ
ーロ層を形成したものである。
作用 上記構成によれば、金属基材に少なくともホーロ質ガラ
スと合成雲母を含むホーロ層を形成しているため、ホー
ロ層に含まれる合成雲母の作用により、ホーロ層の気泡
が減少するとともに巨大泡の発生を防止することができ
る。その理由は、合成雲母は板状の微粒子であるため、
焼成工程でホーロ質ガラスの粒子と粒子が溶融し合う際
のガス放出の通路となっている。したがって、ピンホー
ルレス化が容易になり、耐食性が向上する。また、添加
された合成雲母はホーロ質ガラスの粒子間にマトリック
スに配列されているため、熱衝撃あるいは機械衝撃時の
緩衝材として作用することになって、ホーロ層のクラッ
クや剥離を防止できる。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第1図および第2図は本発明のホーロ製品の一実施
例を示すもので、電気オープンの受皿である。この受皿
は金属基材1にホーロ用の前処理(Ni処理、酸洗エツ
チング、プラストなど)を施し、少なくともホーロ質ガ
ラスと合成雲母を含む適度に調整されたスリップを塗布
し、そして乾燥、焼成を行なってホーロ層2を形成して
いる。
なお、ホーロ層2は用途によ・って多層コーティングも
可能である。このような方法で形成したホーロ層2は前
述のように少なくともホーロ質ガラスと合成雲母を含む
ものであり、本実施例ではホーロ質ガラスとしてチタン
系の一般ホーロ用ガラスフリット(白色)を用いたが、
これに限定されるものではない。
次に、本発明者らはホーロ層2の気泡を減少させるため
の添加物として、セラミック繊維、セラミックウィスカ
ー、天然雲母9合成雲母などについて検討した。
セラミック繊維およびウィスカーについては特公昭60
−25380号公報、特開昭60−176946号公報
で述べられている通シ、気泡を減少させる効果はあるが
、スリップの調整が非常に困難であり、ホーロ質ガラス
を限定しなければならない。天然雲母は結晶水を多く含
んでおり、焼成時に発泡するため、使用できないことが
明らかになった。
合成雲母はフッ素金雲母CKMgs(ム1SisO+o
)F2)を例にとって説明すると、天然金雲母 (KMgs(ムji’、5is01o)(OH)”lの
(OI(−)基をF−ですべて置換したもので、このO
H−イオンとF−イオンは電荷も大きさも等しいため、
その置換によって結晶構造はまったく変化しないが、天
然雲母にない特徴がある。第1の特徴は、耐熱温度が著
しく高い。天然雲母はすべて(OH−)基を含んでいる
ため、白雲母は600℃、金雲母は800℃でこれを水
として放出し、結晶が崩壊する。これに対して、合成雲
母はフッ素の化学結合力が強いため、1100°Cまで
は安全に使用できる。第2の特徴は純粋に合成できるこ
とであシ、合成雲母は不純物が含まれているため、加熱
時のガス放出が非常に多く、ホーロ層に気泡ができやす
いが、合成雲母は不純物が皆無に等しいため、ガス放出
がまったくなく、ホーロスリップに添加すると気泡の非
常に少ない緻密なホーロ層を形成することができる。ま
た、天然雲母は不純物のために多少とも着色しているが
、合成雲母は無色透明であシ、白のホーロに添加しても
色を損うことがない。これに加えて、合成雲母は天然雲
母に比ベバラッキが少なく、安定した品質が得ら゛れる
。以上の検討結果からホーロ層2の気泡を減少させるに
は合成雲母が適していることが明らかになった。合成雲
母の中でも前述したフッ素金雲EEE (KMg3(A
ISi、O4O)F2’)またはカリ四ケイ素雲母〔K
Mg25(Si4O4)F2,1の単独または混合物が
適していた。合成雲母の添加量はホーロ質ガラス100
重量部に対して合成雲母を1〜20重量部添加したもの
が良好であった。
次に、具体的な実験例を用いて本発明の詳細な説明する
第1図に示した受皿について、合成雲母の添加の有無で
のサンプルを作成し、比較検討した。金属基材はホーロ
用鋼板(spp)を第1図のように成型し、その後、前
処理としてN1処理を施したものを用いた。
ホーロ層を形成するためのホーロスリップトシて、次表
のような配合比のスリップを調整した。
(以下余白) 表において、スリップAは合成雲母を含むもので、スリ
ップBは合成雲母のないものである。なお、合成雲母の
粒度は−325mashOものを用いた。上記の配合比
のスリップを前述の金属基材に120μm程度の膜厚に
なるようにスプレーにて伶布し、そして乾燥後、800
°Cにて焼成し、サンプルを得た。
上記のサンプルでヒートショック試験を行なっ念結果、
合成雲母の入っているもの(スリップ人を使用)は30
0°C×10サイクルのヒートショックに耐えられたが
、合成雲母の入っていないものは200℃×10サイク
ルでクラックが入った。
また耐食性試験では、塩水噴霧試験の結果、合成雲母入
りのものは赤錆は発生しなかったが、合成雲母の入って
いないものは赤錆が発生した。
発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明のホーロ製
品は、金属基材に少なくともホーロ質ガラスと合成雲母
とを含むホーロ層を形成しているため、耐食性、耐熱衝
撃性1機械的衝撃性に優れたものが得られるものである
。また、着色においても色を損うことがなく、したがっ
てあらゆるホーロ製品に適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のホーロ製品の一実施例を示す受皿の断
面図、第2図は第1図のA部の拡大断面図である。 1・・・・・・金属基材、2・・・・・・ホーロ層。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属基材に少なくともホーロ質ガラスと合成雲母
    とを含むホーロ層を形成したことを特徴とするホーロ製
    品。
  2. (2)ホーロ層はホーロ質ガラス100重量部に対して
    合成雲母を1〜20重量部添加してなる特許請求の範囲
    第1項記載のホーロ製品。
  3. (3)合成雲母はフッ素金雲母〔KMg_3(AlSi
    _3O_1_0)F_2〕またはカリ四ケイ素雲母〔K
    Mg_2_5(Si_4O_1_0)F_2〕の単独あ
    るいは混合物である特許請求の範囲第1項記載のホーロ
    製品。
JP10665787A 1987-04-30 1987-04-30 ホ−ロ製品 Pending JPS63274780A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0601346A1 (de) * 1992-12-09 1994-06-15 Schott Glaswerke Auf Glas- oder Glaskeramiksubstrate aufgebrachte Dekorschichten aus keramischen Farben

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JPS60191033A (ja) * 1984-03-09 1985-09-28 Mitsubishi Electric Corp 耐食性管体

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