JPS63274288A - コンポジットビデオ信号分離装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明はコンポジットビデオ信号の分離装置に関し、
詳細には、テレビジョン等の通信信号として用いるカラ
ーコンポジットビデオ信号から輝度を表す輝度信号をデ
ィジタルデータとして得る装置に関し、更に、カラーコ
ンポジットビデオ信号から色差信号ｌと色差信号Ｑを表
す色差信号をディジタルデータとして得る装置に関する
。

（Ｃ７）従来の技術 カラーコンポジットビデオ信号はテレビジョン等の通信
に用いる信号であり、一般に撮像管、同期信号発生回路
、走査回路及び映像信号増幅器等からなる映像カメラに
より撮影した映像を、輝度、色差信号■、色差信号Ｑを
表す信号、水平・垂直同期信号、色差信号Ｉの副搬送波
と同一位相同一周波数のサブキャリアバーストとを変調
し送信する信号である。また、モノクロのコンポジット
ビデオ信号では、色差信号Ｉ及び色差信号Ｑが不要とな
るので輝度信号、水平・垂直同期信号を変調し送信する
信号である。以下、モノクロのコンポジットビデオ信号
は基本的にカラーコンポジットビデオ信号から色差信号
を除いた信号なので、カラーコンポジットビデオ信号に
ついて説明する。カラーコンポジットビデオ信号の基本
を表す１例を示せば、テレビジョンの映像信号の映像の
明るさを表す輝度信号、映像の色の状態を表す色差信号
■及び色差信号Ｑは、それぞれ４．１［ＭＩｌｚ］、１
．５［Ｈｚ］及び０．５［Ｍｔｌｚ］を遮断周波数とす
る低域フィルタを通し、更に、色差信号Ｉと色差信号Ｑ
は、同周波数だが位相が相互に９０度ずれた副搬送波を
平衡変調器で変調し、輝度信号、色差信号■、色差信号
Ｑサブキャリアバースト、垂直同期信号及び水平同期信
号とを混合して信号出力する。

従来、このようにして信号出力されたアナログ信号であ
るカラーコンポジットビデオ信号を輝度成分、色差信号
１１色差信号Ｑの各信号に分離するには次のように行っ
ていた。即ち、第３図に示すようなアナログ方式の分離
装置（１００）では、カラーコンポジットビデオ信号か
ら同期分離手段（１０１）により同期信号を分離し、輝
度信号は、カラーコンポジットビデオ信号の同期信号を
除くことにより得ることができるので、４．１［ＭＨｚ
］を遮断周波数とする低域フィルタ（１０２）で分離す
ることにより得ていた。、また、色差信号！及び色差信
号Ｑを含む複合色差信号を帯域フィルタ（１０３）によ
り取出し、更に複合色差信号は、相互に９０度ずれた位
相をなす副搬送波を平衡変調器で変調して出力されてい
るので、サブキャリアバーストと同位相であり同周波数
の信号及びサブキャリアバーストと同周波数であり９０
度の位相をなす信号を用い平衡復調器（１０４）、（１
０５）で復調することにより色差信号Ｉ及び色差信号Ｑ
のそれぞれを取出し、それぞれ１　、５　［ＭＨｚ］、
０．５［ＭＨｚコを遮断周波数とする低域フィルタ（１
０６）、（１０７）を通すことにより色差信号Ｉ及び色
差信号Ｑそれぞれの信号を得るという装置により行って
いた。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 しかし、従来行っていた上述のようなアナログ方式の分
離装置では、各フィルタの調整が必要なので、テレビ等
に実施した場合に製造工程でのフィルタの調整が必要で
あるという問題点を有した。更に、平衡復調器は温度に
よる特性の変化（温度依存性）が大きいので、自己の温
度変化、周辺部品、周辺環境等の温度変化とともにその
特性が変化してしまい、特性を一定に保つのが困難であ
るという問題点を有した。また、カラーコンポジットビ
デオ信号を、例えば、ディジタルビデオテープレコーダ
にディジタル録画する場合等輝度成分、色差信号Ｉ成分
、色差信号Ｑ成分をディジタルデータに変換して記録す
る場合には、別途ディジタル変換器が必要であるという
問題点を有した。

に）問題点を解決するための手段 この発明は、発生間隔が同間隔からなり、コンポジット
ビデオ信号に含まれるサブキャリアバースト１周期に偶
数回発生するタイミング信号を発生し出力するタイミン
グ信号発生手段と、タイミング信号及びアナログ信号を
入力し、タイミング信号を入力した瞬間に入力するアナ
ログ信号をディジタルデータ信号に変換し出力するアナ
ログ／ディジタル変換手段と、ディジタルデータ信号及
びタイミング信号を入力し、タイミング信号を入力した
瞬間に入力するディジタルデータ信号を次にタイミング
信号を入力するまで出力維持する複数の信号出力維持手
段と、複数の信号入力が可能であるとともに入力信号の
総合を平均し演算結果を出力する平均処理手段とからな
り、■の信号出力維持手段は、アナログ／ディジタル変
換手段からの入力信号を平均処理手段及び他の信号出力
維持手段へ出力維持し、他の１の信号出力維持手段は、
入力対応する他の信号出力維持手段の出力維持する信号
を入力し、平均処理手段へ出力維持し、他の信号出力維
持手段は入力対応する信号出力維持手段の信号を入力し
、出力対応する信号出力維持手段及び平均処理手段へ出
力維持することを特徴とし、あるいは、上記のタイミン
グ信号発生手段の発生するタイミング信号がサブキャリ
アバースト１周期毎に発生することを特徴とし、あるい
は更に、タイミング信号発生手段の発生するタイミング
信号がサブキャリアバーストの周波数の４の整数倍の頻
度で発生することを特徴とするコンポジットビデオ信号
分離装置、及び、カラーコンポジットビデオ信号に含ま
れるサブキャリアバーストのθ度位相と同期するととも
にサブキャリアバースト１／４周期毎にタイミング信号
を発生し出力するタイミング信号発生手段と、タイ、ミ
ング信号及びアナログ信号を入力し、タイミング信号を
入力した瞬間に入力するアナログ信号をディジタルデー
タ信号に変換し出力するアナログ／ディジタル変換手段
と、ディジタルデータ信号及びタイミング信号を入力し
、タイミング信号を入力した瞬間に入力するディジタル
データ信号を次にタイミング信号を入力するまで出力維
持する信号出力維持手段と、複数の信号入力が可能であ
り入力信号の総合を平均し演算結果を出力する平均処理
手段と、信号出力維持手段の出力信号及び平均処理手段
の出力信号を入力し、ディジタルデータ信号である入力
信号相互を減算しその結果を信号出力する減算処理手段
と、減算処理手段の出力信号を入力し、サブキャリアバ
ーストの位相０度及び１８０度の場合のカラーコンポジ
ットビデオ信号をディジタル変換し信号出力維持手段、
平均処理手段及び減算処理手段によって処理された信号
を入力した場合にその信号を出力維持する色差信号Ｉデ
ータ出力維持手段と、減算処理手段の出力信号を入力し
、サブキャリアバーストの位相９０度あるいは２７０度
の場合のカラーコンポジットビデオ信号をディジタル変
換し信号出力維持手段、平均処理手段及び減算処理手段
によって処理された信号を入力した場合にその信号を出
力維持する色差信号Ｑデータ出力維持手段とからなり、
信号出力維持手段は、第１の信号出力維持手段乃至第４
の信号出力維持手段とから構成し、第１の信号出力維持
手段は、タイミング信号を入力した瞬間に入力するアナ
ログ／ディジタル変換手段の出力信号を平均処理手段及
び第２の信号出力維持手段へ出力維持し、第２の信号出
力維持手段は、タイミング信号を入力した瞬間に入力す
る第１の信号出力維持手段の出力維持する信号を第３の
信号出力維持手段及び平均処理手段へ出力維持し、第３
の信号出力維持手段は、タイミング信号を入力した瞬間
に入力する第２の信号出力維持手段の信号を第４の信号
出力維持手段及び平均処理手段へ出力維持し、第４の信
号出力維持手段は、タイミング信号を入力した瞬間に入
力する第３の信号出力維持手段の出力維持する信号を平
均処理手段及び減算処理手段へ出力することを特徴とす
るコンポジットビデオ信号の分離装置を堤供することに
より上述のような種々の問題点を解決する。

（ホ）作　用 送信されるカラーコンポジットビデオ信号をタイミング
信号発生手段が入力し、入力信号に含まれるサブキャリ
アバーストの０度位相と同期するとともにサブキャリア
バーストｌ／４周期毎にタイミング信号を発生し出力す
る。他方、アナログ／ディジタル変換手段が送信される
カラーコンポジットビデオ信号及びタイミング信号を入
力し、タイミング信号を入力した瞬間に入力するアナロ
グ信号をディジタルデータ信号に変換し出力する。次い
で、第１の信号出力維持手段乃至第４の信号出力維持手
段とから構成する信号出力維持手段の第１の信号出力維
持手段が、タイミング信号を入力し、入力した瞬間に同
時に入力するアナログ／ディジタル変換手段の出力信号
を平均処理手段へ出力するとともに第２の信号出力維持
手段へ出力維持する。同時に第２の信号出力維持手段が
、タイミング信号を入力し、入力した瞬間に同時に入力
する第１の信号出力維持手段の出力維持する信号、従っ
て、１信号前のタイミング信号を第１の信号出力維持手
段が入力したときに出力した信号を平均処理手段へ出力
維持するとともに第３の信号出力維持手段へも出力維持
する。同様に第３の信号出力維持手段も、タイミング信
号を入力し、入力した瞬間に同時に入力する第２の信号
出力維持手段からの出力信号を出力対応する第４の信号
出力維持手段へ出力維持するとともに平均処理手段へ出
力維持する。更に、第４の信号出力維持手段も、タイミ
ング信号を入力し、入力した瞬間に同時に入力する第３
の信号出力維持手段の出力維持する信号を平均処理手段
に出力維持するとともに減算処理手段へも出力する。次
いで、平均処理手段が、信号出力維持手段の出力信号を
入力し、入力した総ての信号の総合を平均する。従って
、その演算結果は入力した信号の平均値となり、その演
算結果を出力し、この平均処理手段から出力される信号
がカラーコンボジットビデオ信号に含まれる輝度信号の
ディジタルデータ信号となる。

次いで、減算処理手段が、信号出力維持手段の第４の信
号出力維持手段の出力信号を入力するとともに平均処理
手段の出力信号を入力し、ディジタルデータ信号である
入力信号相互を減算しその結果を信号出力する。この時
出力される信号がカラーコンポジットビデオ信号の色差
信号Ｉ及び色差信号Ｑとの混合されたディジタルデータ
信号となる。次いで、減算処理手段の出力する色差信号
Ｉ及び色差信号Ｑの混合されたディジタル信号を色差信
号■データ出力維持手段及び色差信号Ｑデータ出力維持
手段が入力する。この時、色差信号■データ出力維持手
段では、入力するカラーコンポジットビデオ信号をディ
ジタル変換し信号出力維持手段及び減算処理手段により
処理されたディジタルデータ信号が信号処理している被
分離信号であるカラーコンポジットビデオ信号のサブキ
ャリアバーストの位相０度あるいは１８０度の場合の信
号である場合には、その入力信号を出力維持する。

この出力される信号が、被分離信号であるカラーコンポ
ジットビデオ信号の色差信号Ｉのディジタルデータ信号
となる。また、色差信号Ｑデータ出力維持手段では、入
力するカラーコンポジットビデオ信号をディジタル変換
し信号出力維持手段及び減算処理手段により処理された
ディジタルデータ信号が信号処理している被分離信号で
あるカラーコンポジットビデオ信号のサブキャリアバー
ストの位相９０度あるいは２７０度の場合の信号である
場合には、その入力信号を出力維持する。この出力され
る信号が、被分離信号であるカラーコンポジットビデオ
信号の色差信号Ｑのディジタルデータ信号となる。

従って、前述の平均処理手段の出力する信号が、被分離
信号であるカラーコンポジットビデオ信号の輝度信号の
ディジタルデータ信号となり、色差信号Ｉデータ出力維
持手段の出力する信号が、被分離信号であるカラーコン
ポジットビデオ信号の色差信号■のディジタルデータ信
号となり、色差信号Ｑデータ出力維持手段の出力する信
号が、被分離信号であるカラーコンポジットビデオ信号
の色差信号Ｑのディジタルデータ信号となる。

（へ）　実施例 以下この発明の実施例を表す第１図、カラーコンポジッ
トビデオ信号の説明図である第２図に従い本発明の詳細
な説明する。

（１）はコンポジットビデオ信号分離装置である。

コンポジットビデオ信号分離装置（１）は、処理タイミ
ングを指示するためのタイミング信号発生手段（２）、
アナログ／ディジタル変換手段（３）（以下、ＡＤ変換
手段（３）という）、４段からなる信号出力維持手段（
４）、各信号出力維持手段（４）からのデータの平均値
を計算し信号出力する平均処理手段（５）、２の入力信
号を減算しその結果を出力する減算手段（６）及びクロ
マ成分出力維持手段（７）よりなる。

タイミング信号発生手段（２）は、被分離信号であるカ
ラーコンポジットビデオ信号のサブキャリアバーストの
１／４の周期であり、サブキャリアバーストのθ度位相
で一致するようタイミングパルスを発生する。即ち、カ
ラーコンポジットビデオ信号のサブキャリアバーストを
分離し、分離したサブキャリアバーストを入力し、サブ
キャリアバーストの１／４の周期でありサブキャリアバ
ーストの０度、９０度、１８０度、２７０度の各位相で
タイミングパルスを発生し、ＡＤ変換手段（３）、信号
出力維持手段（４）及びクロマ成分出力維持手段（力へ
タイミング信号として出力する。本実施例ではカラーコ
ンポジットビデオ信号を入力してサブキャリアバースト
を分離したが、他の手段によって既に分離されたサブキ
ャリアバーストを入力し、同様にタイミングパルスを発
生してもよい。また更に、タイミング信号は特にパルス
として発生しなくとも上記タイミングパルス同様の周期
の交流波とすることもでき、ＡＤ変換手段（３）、信号
出力維持手段（４）及びクロマ成分出力維持手段（７）
に処理タイミングを指示することができればどのような
方法により行ってもよい。

ＡＤ変換手段（３）は、順次送信されてくるアナログ信
号であるカラーコンポジットビデオ信号を入力し、タイ
ミング信号発生手段（２）の発生するタイミングパルス
を入力した瞬間のカラーコンポジットビデオ信号の瞬時
電流値をディジタル量に変換しディジタルデータとして
信号出力する。以下、このカラーコンポジットビデオ信
号をディジタル変換した信号をディジタルデータ信号と
いう。

従って、この実施例では、タイミング信号発生手段（２
）の発生するタイミングパルスはカラーコンポジットビ
デオ信号のサブキャリアバーストの１７４周期毎に発生
しているので、ＡＤ変換手段（３）から出力されるカラ
ーコンポジットビデオ信号のディジタルデータ信号は、
副搬送波１周期の輝度信号及び複合色差信号を４つのデ
ィジタルデータ信号として出力する。

信号出力維持手段（４）は、所謂ラッチ手段よりなり、
第１の信号出力維持手段（４）ａ乃至第４の信号出力維
持手段（４）ｄよりなり、第１の信号出力維持手段（４
）ａは、タイミング信号発生手段（２）から入力するタ
イミングパルスを入力した瞬間のＡＤ変換手段（３）の
出力するディジタルデータ信号を一時保持し出力する手
段であり、その出力信号は平均処理手段（５）及び第２
の信号出力維持手段（４）ｂへ出力する。第２の信号出
力維持手段（４）ｂはタイミング信号発生手段（２）の
発生するタイミングパルスを入力した瞬間に第１の信号
出力維持手段（４）ａの出力維持する信号を一時保持し
第３の信号出力維持手段（４）ｃ及び平均処理手段（５
）へ出力する手段であり、第３の信号出力維持手段（４
）ｃも第２の信号出力維持手段（４）ｂ同様に平均処理
手段（５）及び第４の信号出力維持手段（４）ｄへ信号
出力する。第４の信号出力維持手段（４）ｄは、タイミ
ング信号発生手段（２）の発生するタイミングパルスを
入力した瞬間に第３の信号出力維持手段（４）ｃから入
力する信号を一時保持し信号出力する。

平均処理手段（５）は、第１の信号出力維持手段（４）
ａ乃至第４の信号出力維持手段（４）ｄの出力するディ
ジタルデータ信号を加算処理しその結果を平均し出力す
る。本実施例に於いては、平均処理手段（５）は入力す
る信号を加算し平均したが、他の方法により入力信号を
平均してもよい。

減算手段（６）は、平均処理手段（５）の出力する平均
処理された信号及び第４の信号出力維持手段（４）ｄの
出力するディジタルデータ信号を入力し、入力が有った
場合にそのディジタルデータ信号を減算しその結果を出
力する。

クロマ成分出力維持手段（力は、色差信号Ｉのデータを
得るための色差信号■データ出力維持手段（７）ａ及び
色差信号Ｑのデータを得るための色差信号Ｑデータ出力
維持手段（力すよりなる。

色差信号■データ出力維持手段（７）ａは、ＡＤ変換手
段（３）がサブキャリアバーストの位相９０度及び２７
０度の場合に相当するタイミングパルスを入力した時に
ディジタルデータ信号として出力した信号が、信号出力
維持手段（４）及び減算手段（６）を経て入力されたデ
ィジタルデータ信号を、それぞれ次にＡＤ変換手段（３
）が０度あるいは１８０度の場合に相当するタイミング
パルスを入力したときに出力したディジタルデータ信号
を入力するまで出力維持する。

色差信号Ｑデータ出力維持手段（７）ｂは、色差信号Ｉ
データ出力維持手段（７）ａ同様に、ＡＤ変換手段（３
）がサブキャリアバーストの位相が０度及び１８０度の
場合に相当するタイミングパルスを入力した時にディジ
タルデータ信号として出力した信号が、信号出力維持手
段（４）ａ〜（４）ｄ及び減算手段（６）を経て入力さ
れたディジタルデータ信号を、それぞれ次にＡＤ変換手
段が９０度あるいは２７０度の場合に相当するタイミン
グパルスを入力したときに出力したディジタルデータ信
号を入力するまで出力維持する。

ついで以下にアナログ信号であるカラーコンポジットビ
デオ信号をＡＤ変換手段（３）が入力してからの信号処
理を順次説明する。

放送局等から送られてくる信号を受信処理したアナログ
信号であるカラーコンポジットビデオ信号は、タイミン
グ信号発生手段（２）及びＡＤ変換手段（３）に入力さ
れ、カラーコンポジットビデオ信号を入力したタイミン
グ信号発生手段（２）は、被分離信号であるカラーコン
ポジットビデオ信号からサブキャリアバーストをフィル
タ等により分離し、分離したサブキャリアバーストの１
／４の周期のパルスを発生し、このパルス信号をタイミ
ングパルスとして出力する。

他方、ＡＤ変換手段（３）は、カラーコンポジットビデ
オ信号を入力すると同時にタイミング信号発生手段（２
）の発生したタイミングパルスをも入力する。そしてタ
イミングパルスを入力した瞬間のカラーコンポジットビ
デオ信号の瞬時電流値をディジタルデータに変換しディ
ジタルデータ信号として出力する。従って、ディジタル
変換された信号は既に複数ビット長でその電流値を表し
ており、その出力信号は入力したカラーコンポジットビ
デオ信号のサブキャリアバースト１周期に４回出力し、
タイミングパルス入力時つまりサブキャリアバーストの
それぞれ０度、９０度、１８０度、２７０度の位相位置
でディジタル変換し信号出力維持手段（４）へ出力する
。

次いで、信号出力維持手段（４）の第１の信号出力維持
手段（４）ａはＡＤ変換手段（３）の出力するディジタ
ルデータ信号及びタイミングパルスを入力し、タイミン
グパルスを入力した瞬間にＡＤ変換手段（３）から入力
するディジタルデータ信号を、次にタイミングパルスを
入力するまで出力保持する。同様に、第２の信号出力維
持手段（４）ｂ乃至第４の信号出力維持手段（４）ｄは
それぞれ第１の信号出力維持手段（４）ａ乃至第３の信
号出力維持手段（４）ｃの出力するディジタルデータ信
号を入力し、次にタイミングパルスを入力するまでその
信号を出力保持する。

そこで、今仮にサブキャリアバーストの位相０度の場合
に発生したタイミングパルスをＡＤ変換手段及び第１の
信号出力維持手段（４）ａ乃至第４の信号出力維持手段
（４）ｄが入力すると、ＡＤ変換手段（３）ではカラー
コンポジットビデオ信号のサブキャリアバーストの位相
０度での電流値を数値変換しディジタルデータ信号とし
て出力し、第１の信号出力維持手段（４）ａは、サブキ
ャリアバーストの位相０度でのタイミングパルスを入力
するので、サブキャリアバーストの位相０度でのＡＤ変
換手段の出力するディジタルデータ信号を入力するとと
もに、１周期前のサブキャリアバーストの位相２７０度
でのディジタルデータ信号を出力保持し続ける。同時に
第２の信号出力維持手段（４）ｂは、第１の信号出力維
持手段（４）ａの出力する１周期前のサブキャリアバー
ストの位相２７０度でのディジタルデータ信号を入力す
るとともに１周期前のサブキャリアバーストの位相１８
０度でのディジタルデータ信号を出力し続け、第３の信
号出力維持手段（４）ｃ及び第４の信号出力維持手段（
４）ｄもそれぞれＩ周期前のサブキャリアバーストの位
相１８０度及び９０度でのディジタルデータ信号をそれ
ぞれ入力するとともに！周期前のサブキャリアバースト
の位相９０度及び０度でのディジタルデータ信号をそれ
ぞれ出力する。

すると、平均処理手段（５）は第１の信号出力維持手段
（４）ａ乃至第４の信号出力維持手段（４）ｄの出力す
る！周期前のサブキャリアバーストの位相０度、９０度
、１８０度、２７０度でのディジタルデータ信号を入力
し、その４つのディジタルデータ信号を総合平均し出力
するので、１周期前のディジタル変換された色差信号の
平均値を算出することによりディジタル変換された輝度
データとして出力される（この信号を輝度データ信号と
いう）。モノクロのコンポジットビデオ信号を例えばテ
レビで見る場合は、この得られた輝度信号によりブラウ
ン管の各位置毎の輝度を変化させることにより映像を見
ることが可能となり、以下に説明する色差信号を分離し
なくともここまでの装置で足りる。

他方、減算手段（６）では同時に、平均処理手段（５）
から出゛力される輝度データ信号及び第４の信号出力維
持手段（４）ｄの出力する１周期前のサブキャリアバー
ストの位相０度でのディジタルデータ信号とを入力し、
減算処理することにより、１周期前のサブキャリアバー
ストの位相０度の時のディジタルデータ信号の色差信号
Ｉ及び色差信号Ｑとの混合された信号（この信号を、デ
ィジタル色差混合信号という。）を得る。更に、減算手
段（６）の出力するデジタル色差混合信号は、色差信号
Ｉデータ出力維持手段（７）ａ及び色差信号Ｑデータ出
力維持手段（７１ｂとへ出力される。

色差信号■データ出力維持手段（力ａでは、カラーコン
ポジットビデオ信号の色差信号Ｑのサブキャリアの電流
値が０になり色差信号Ｑを含まない色差信号Ｉの電流値
のみとなるサブキャリアバーストとの位相が０度及び１
８０度の場合のみを出力保持することにより、ディジタ
ル変換した色差信号Ｉのディジタルデータ（この信号を
、ディジタル色差信号■という）を得ることができるの
で、金入力したディジタル色差混合信号かサブキャリア
バーストの位相０度での信号なので入力したディジタル
色差混合信号をディジタル色差信号Ｉとして出力保持す
る。同様に色差信号Ｑデータ出力維持手段（７）ｂでは
、カラーコンポジットビデオ信号の色差信号Ｉのサブキ
ャリアの電流値が０になり色差信号Ｉを含まない色差信
号Ｑの電流値のみとなるサブキャリアバーストとの位相
が９０度及び２７０度の場合のみを出力保持することに
より、ディジタル変換した色差信号Ｑのディジタルデー
タ（この信号を、ディジタル色差信号Ｑという）を得る
ことができるので、金入力したディジタル色差混合信号
のサブキャリアバーストの位相が９０度あるいは２７０
度ではないので、金入力した信号を出力保持せず既に出
力保持している信号を出力保持し続ける。

次いで、サブキャリアバーストの位相が９０度の場合に
発生したタイミングパルスをＡＤ変換手段及び第１の信
号出力維持手段（４）ａ乃至第４の信号出力維持手段（
４）ｄが入力すると、前述したサブキャリアバーストの
位相が０度の場合に発生したタイミングパルスを入力し
てからの一連の動作同様に、第１の信号出力維持手段（
４）ａは位相９０度でのタイミングパルスを入力するの
で、サブキャリアバーストの位相０度でのディジタルデ
ータ信号を出力保持し続け、第２の信号出力維持手段（
４）ｂは位相９０でのタイミングパルスを入力するので
、１周期前のサブキャリアバーストの位相２７０度での
ディジタルデータ信号を出力保持し続け、第３の信号出
力維持手段（４）ｃは位相９０度でのタイミングパルス
を入力するので、！周期前のサブキャリアバーストの位
相１８０度でのディジタルデータ信号を出力保持し続け
、第４の信号出力維持手段（４）ｄは位相９０度でのタ
イミングパルスを入力するので、１周期前のサブキャリ
アバーストの位相９０度でのディジタルデータ信号を出
力保持し続ける。すると、平均処理手段（５）は第１の
信号出力維持手段（４）ａ乃至第４の信号出力維持手段
（４）ｄの出力する１周期前のサブキャリアバーストの
位相９０度、１８０度、２７０度及びＡＤ変換手段（３
）が現在入力しているサブキャリアバーストの位相０度
でのディジタルデータ信号を入力し、その４つのディジ
タルデータ信号を加算し平均し出力するので、ＡＤ変換
手段（３）が現在入力しているカラーコンポジットビデ
オ信号の位相から１周期前のディジタル変換された色差
信号の平均値を算出することにより輝度データ信号を出
力する。他方、減算手段（６）では同時に、平均処理手
段（５）から出力される輝度データ信号及び第４の信号
出力維持手段（４）ｄの出力する１周期前のサブキャリ
アバーストの位相９０度でのディジタルデータ信号とを
入力し、減算処理することにより、１周期前のサブキャ
リアバーストの位相９０度でのディジタル色差混合信号
を得る。更に、減算手段（６）の出力するデジタル色差
混合信号は、色差信号Ｉデータ出力維持手段（７）ａ及
び色差信号Ｑデータ出力維持手段（７）ｂとへ出力され
、色差信号Ｉデータ出力維持手段（７）ａでは、金入力
したディジタル色差混合信号がサブキャリアバーストの
位相が９０度での信号なのでその信号を出力保持せず既
に出力保持している信号を出力保持し続ける。同様に色
差信号Ｑデータ出力維持手段（７）ｂでは、今入力した
ディジタル色差混合信号のサブキャリアバーストとの位
相が９０度なので、今入力した信号をディジタル色差信
号Ｑとして出力保持し続ける。

同様にして入力するアナログ信号であるカラーコンポジ
ットビデオ信号を順次ディジタルデータに変換し、信号
処理することにより平均処理手段（３）、色差信号Ｉデ
ータ出力維持手段（７）ａ及び色差信号Ｑデータ出力維
持手段（７）ｂよりディジタルデータとしてカラーコン
ポジットビデオ信号の輝度データ信号、ディジタル色差
信号Ｉ及びディジタル色差信号Ｑを順次得ることが可能
である。更に、アナログ信号としてこれらの信号が必要
な場合には、更にディジタルデータ信号をアナログ信号
に変換することにより得ることが可能である。

尚、本実施例では、タイミング信号発生手段（２）のタ
イミングパルスはサブキャリアバーストの１／４周期毎
に発生するが、輝度データ信号をより正確に得る目的で
は、必ずしも１７４周期毎つまりサブキャリアバースト
１周期に４回でなくてもよく、サブキャリアバースト１
周期に４の整数倍ならば何回でもよい。更に、例えばモ
ノクロのコンポジットビデオ信号を分離しテレビを見る
等、輝度データ信号を得る目的だけに本装置を用いるの
であれば４の整数倍でなくてもよく、２の整数倍ならば
よい。これは、複合色差信号の色差信号■及び色差信号
Ｑの変調が、それぞれ直角の位相をなす副搬送波を変調
しているためである。更に、信号出力維持手段（４）は
サブキャリアバースト１周期当たりのタイミングパルス
の発生回数と少なくも同数必要である。

また、本実施例に於いて、色差信号Ｉデータ出力維持手
段（７）ａ及び色差信号Ｑデータ出力維持手段（７）ｂ
は、サブキャリアバーストの位相を、サブキャリアバー
ストを自身で入力しその位相位置を判断してもよく、あ
るいは、タイミング信号を入力し、タイミング信号から
判断してもよく、あるいは、独自にサブキャリアバース
トの位相位置を指示する信号を出力する手段を設け、そ
の指示により出力維持してもよい。

（ト）発明の効果 以上のように、本発明によればカラーコンポジットビデ
オ信号を分離するにあたり、従来のアナログ式分離装置
のように各フィルタの調整を必要とせず、テレビ等に実
施した場合にフィルタ調整の工程が必要であるという問
題点の除去か可能である。更に、平衡復調器は温度によ
る特性の変化（温度依存性）が大きいという問題点も解
消でき、特性を一定に保つことが可能である。また、カ
ラーコンポジットビデオ信号を、ディジタルデータとし
て記録する場合等輝度成分、色差信号Ｉ成分、色差信号
Ｑ成分をディジタルデータとして記録する場合には、別
途ディジタル／アナログ変換器を必要としない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の実施例を表し、第２図は、カラー
コンポジットビデオ信号の説明図である。第３図は、従
来のアナログ式の分離装置例を表す。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）発生間隔が同間隔からなり、コンポジットビデオ
   信号に含まれるサブキャリアバースト１周期に偶数回発
   生するタイミング信号を発生し出力するタイミング信号
   発生手段と、タイミング信号及びアナログ信号を入力し
   、タイミング信号を入力した瞬間に入力するアナログ信
   号をディジタルデータ信号に変換し出力するアナログ／
   ディジタル変換手段と、ディジタルデータ信号及びタイ
   ミング信号を入力し、タイミング信号を入力した瞬間に
   入力するディジタルデータ信号を次にタイミング信号を
   入力するまで出力維持する複数の信号出力維持手段と、
   複数の信号入力が可能であるとともに入力信号の総合を
   平均し演算結果を出力する平均処理手段とからなり、１
   の信号出力維持手段は、アナログ／ディジタル変換手段
   からの入力信号を平均処理手段及び他の信号出力維持手
   段へ出力維持し、他の１の信号出力維持手段は、入力対
   応する他の信号出力維持手段の出力維持する信号を入力
   し、平均処理手段へ出力維持し、他の信号出力維持手段
   は入力対応する信号出力維持手段の信号を入力し、出力
   対応する信号出力維持手段及び平均処理手段へ出力維持
   することを特徴とするコンポジットビデオ信号分離装置
   。
2. （２）タイミング信号発生手段の発生するタイミング信
   号がサブキャリアバースト１／４周期毎に発生すること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載のコンポジット
   ビデオ信号分離装置。
3. （３）タイミング信号発生手段の発生するタイミング信
   号がサブキャリアバーストの周波数の４の整数倍の頻度
   で発生することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   のコンポジットビデオ信号分離装置。
4. （４）カラーコンポジットビデオ信号に含まれるサブキ
   ャリアバーストの０度位相と同期するとともにサブキャ
   リアバースト１／４周期毎にタイミング信号を発生し出
   力するタイミング信号発生手段と、タイミング信号及び
   アナログ信号を入力し、タイミング信号を入力した瞬間
   に入力するアナログ信号をディジタルデータ信号に変換
   し出力するアナログ／ディジタル変換手段と、ディジタ
   ルデータ信号及びタイミング信号を入力し、タイミング
   信号を入力した瞬間に入力するディジタルデータ信号を
   次にタイミング信号を入力するまで出力維持する信号出
   力維持手段と、複数の信号入力が可能であり入力信号の
   総合を平均し演算結果を出力する平均処理手段と、信号
   出力維持手段の出力信号及び平均処理手段の出力信号を
   入力し、ディジタルデータ信号である入力信号相互を減
   算しその結果を信号出力する減算処理手段と、減算処理
   手段の出力信号を入力し、サブキャリアバーストの位相
   ０度及び１８０度の場合のカラーコンポジットビデオ信
   号をディジタル変換し信号出力維持手段、平均処理手段
   及び減算処理手段によって処理された信号を入力した場
   合にその信号を出力維持する色差信号Ｉデータ出力維持
   手段と、減算処理手段の出力信号を入力し、サブキャリ
   アバーストの位相９０度あるいは２７０度の場合のカラ
   ーコンポジットビデオ信号をディジタル変換し信号出力
   維持手段、平均処理手段及び減算処理手段によって処理
   された信号を入力した場合にその信号を出力維持する色
   差信号Ｑデータ出力維持手段とからなり、信号出力維持
   手段は、第１の信号出力維持手段乃至第４の信号出力維
   持手段とから構成し、第１の信号出力維持手段は、タイ
   ミング信号を入力した瞬間に入力するアナログ／ディジ
   タル変換手段の出力信号を平均処理手段及び第２の信号
   出力維持手段へ出力維持し、第２の信号出力維持手段は
   、タイミング信号を入力した瞬間に入力する第１の信号
   出力維持手段の出力維持する信号を第３の信号出力維持
   手段及び平均処理手段へ出力維持し、第３の信号出力維
   持手段は、タイミング信号を入力した瞬間に入力する第
   ２の信号出力維持手段の信号を第４の信号出力維持手段
   及び平均処理手段へ出力維持し、第４の信号出力維持手
   段は、タイミング信号を入力した瞬間に入力する第３の
   信号出力維持手段の出力維持する信号を平均処理手段及
   び減算処理手段へ出力することを特徴とするコンポジッ
   トビデオ信号の分離装置。