JPS63274283A - データ圧縮装置 - Google Patents

データ圧縮装置

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JPS63274283A
JPS63274283A JP63059573A JP5957388A JPS63274283A JP S63274283 A JPS63274283 A JP S63274283A JP 63059573 A JP63059573 A JP 63059573A JP 5957388 A JP5957388 A JP 5957388A JP S63274283 A JPS63274283 A JP S63274283A
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merr
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/50Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
    • H04N19/593Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving spatial prediction techniques

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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明はイメージ・データの圧縮に関し、さらに詳しく
は、予測符号化法を用いてデータ圧縮および再構成が行
われるイメージにおけるひずみの削減に関する。
B、従来技術およびその問題点 通常、イメージは「ピクセル」またはrペル」と呼ばれ
る画素の行として表わされる。イメージをデジタル・デ
ータとして特徴づけるために、各画素の特徴(例えば、
輝度、赤の強度、青の強度、等)は、普通、「グレイレ
ベル」値と呼ばれる値に謳って表わされる。輝度の場合
、グレイベル値は、白から黒へ、複数の段階を経て変化
する。例えば、8ビツトで表現する場合、各画素は、0
と225(28−1)の間のグレイレベル値によって表
現することができる。512個の画素を持つ行が480
行あるイメージの場合、1つのイメージの中のすべての
画素を表現するのに1合計512x480x8=196
6080ビツトが必要になる。これは、一種のパルス符
号変調(PCM)である。
イメージ・データを高速に転送しなければならない、ま
たは限られた記憶域に収容しなければならないアプリケ
ーションでは、イメージ中の画素についてのグレイレベ
ル情報を、上記約200万ビツトよりも少ないビットで
表わすことがしばしば求められる。必要とされるビット
数を減らすプロセスは、イメージ・データ圧縮と呼ばれ
る。データ圧縮に関連して、圧縮されたデータから元の
(オリジナル)画素値を近似することのできる相補的な
プロセス(つまり、伸張)がある。
従来のイメージ・データ圧縮方法の1つに予測符号化が
ある。予測符号化の基本的教示によれば、1以上の近隣
画素値に基づいて、「現在」画素(つまり、現在処理対
象である画素)に関して予測値が決定される。現在画素
に関する本来のグレイレベル値と予測値の差りは、予め
規定された量子化テーブルの対応する量子化レベルにマ
ツピングされる。量子化テーブルにおいては、差分値の
様々なレンジの各々が、対応するQNレベルによって指
定される(ここで、Nがレベルである)。例えば、QN
=QOは、第ルンジの中にある差分値に対応し、QN=
Q1は、第2レンジの中にある差分値に対応する、とい
った具合である。典型的には、量子化テーブル中のQN
レベルは、QOレベルに関して対称である。簡単のため
に、N22である、量子化テーブル中の「正の」部分(
例えば、QO,Ql、Q2等)のみを参照することにす
る。各レベルには、予め定まった数値が伴う。
例えば、QOは0として、Qlは4として、Q2は12
として、といった具合に、それぞれ指定可能である。(
上記対称性のために、QOの下の最初の量子化レベルは
−Ql値、つまり−4を持ち、その次の下の量子化レベ
ルは−12という値を持つ、以下同様、)従って、ある
所与の画素についての差分値の大きさが第ルンジにある
ならば。
予測符号器はQN=QOを選択し、これに関して指定さ
れている値(つまりO)を供給する。同様に、所与の画
素に関する差分値の大きさが(正の)第2レンジにある
ならば、QN=Q1であり、それについての指定値(つ
まり4)が供給される。予測符号化により得られるQN
レベルに関する指定値は、8ビットPCM表現よりも、
画素のグレイレベルを表現するのに役立つ、予測符号化
の既知の具体例として、差分パルス符合変調(D P 
CM)がある。
予測符号化によれば1本来の(8ビツトの)グレイレベ
ル値ではなく、QNに関する値を見ることによって、画
素データは大幅に圧縮される。 。
しばしば予測符号化と組み合わせて用いられる別の圧縮
技術が従来知られているが、これは「エントロピー・コ
ーディング」または「可変長符号化」と呼ばれている。
エントロピー・コーディングでは、事象を表現するのに
用いるビット数と事象確率の間に負の相関関係が持たさ
れる。予測符号化に関して言えば、エントロピー・コー
ディングは量子化レベル(またはその指定値)に適用さ
れる。すなわち、確率の高い量子化レベルはど、相対的
に短い長さくのビット)で特徴づけられる符号語のによ
って表現される一方、確率の低い量子化レベルはど、相
対的に長い表現になる。符号語の長さの正しい割振は、
情報理論に基づいて定まる。
しかしながら、短い符号語の使われる頻度が高ければ高
いほど、圧縮が良好になることは、直観的に明らかであ
ろう、この点に関して言えば、グレイレベルが一様のエ
リアが普通であるイメージにおいては、最も確からしい
量子化レベルはQN=QO(ここで、QO=O)であり
、最も短い符号語が該レベルに割り当てられる。
予測符号化の先の段階では、本来の値の予測符号化がす
んだ後で、画素のグレイレベル値の再構成が行われる。
「現在」画素についての再構成値を生成する際、該画素
の予測値Pと量子化レベルについて指定された値(例え
ばQ1=4)とが加算される。再構成値X′は本来の入
力値Xに近い値でなければならないが、異なる値となる
可能性もある。Dとその割り当てられたQN値が異なる
可能性があるので1本来の値X=(D+P)と再構成値
X’=(P+QN値)が異なる可能性がある。差分の最
大値は、所与のQN値へ量子化されるD値のレンジに依
存する。
重要なことだが、本来のグレイレベル値Xを持つ様々な
画素が、それぞれ異なる再構成X′を持つ様々な画素が
、それぞれ異なる再構成値X′を持つ可能性がある。さ
らに、予測符号化では1本来のプレイレベルが一様であ
るエリアに位置する行の中の一連の画素は、同じ値X′
を持つ傾向にある。すなわち、再構成値X′が該行を伝
播する、さらに3番目の行が独自の再構成値Xsを伝播
させるならば、各行の中の画素素は、大きさが微妙に異
なるグレイレベルを表示することになる。
大きさの違いが知覚できるほどならば、再構成された″
画素値から構成されるイメージにおいて、該変化はひず
み、つまり、しま(ストリーキング)として見えるだろ
う。
別の見方をすれば、QOレベルに対応する差分値のレン
ジが広いならば、本来は一様なグレイレベルであるエリ
アの中の行の各々の再構成値の間で起こり得る変動は、
対応して大きくなる。このような場合、しまは問題とな
る。
一見したところ、QOレベルに割り当てられる差分値の
レンジを削減すれば、しまの問題が解決されるように思
われる。差分値のQOレベル・レンジが十分小さければ
、ライン間での再構成画素値の変動は知覚されなくなる
であろう。
しかしながら、QOレベルのレンジを縮めると、データ
圧縮の点で大きな損失になる。
この結果、ジレンマが起こる。すなわち、データをより
大幅に圧縮しようとすればするほど、QOレベルに割り
当てられる差分値のレンジは広くなければならない、し
かしながら、QOに対応する差分値のレンジが広ければ
、しまが生じる。イメージ活動度(activity)
の低いエリア(すなわち。
本来のグレイレベル値が実質的に一様であるエリア)に
おいて、知覚可能なしまを作ることもなくデータ圧縮を
行うことが問題であった。
しまの形をとるひずみに関連する問題には、さらに、「
マツハ・バンディング(Mach−banding) 
Jと呼ばれる現象が関係する。特に1通常、イメージ中
のグレイレベル「ステップ」遷移は、人間が見るとき誇
張される。このように、ステップ遷移において、2つの
グレイレベル間の差分は、現実の差分よりも大きく見え
、望ましくないひずみをもたらす。
従来においては、しまが誇張されて知覚されるという問
題の対策として、3パス(three−pass)・ポ
ストプロセッサ・フィルタが提案されている。
しかしながら、3パス法は冗長な実行時間を必要とする
。第1のパスは、1隣接のフィルタである。
第2のパスは、2隣接フイルタであり、第3のパスは4
隣接フイルタである。たとえ第3のパスを使わなくても
、第2パス・2IIg!接フィルタは、高度に最適化さ
れたレジスタ・インテンシブ・アセンブリ言語によって
インプリメントした場合でさえもIBM(登録商標)P
C−AT上で17秒を必要とする。このように、本来の
ポストプロセッシング・フィルタを完全にソフトウェア
でインプリメントすることは実際的なことではない。
C1問題点を解決するための手段 本発明によれば、再構成された画素値から得られるイメ
ージ中のしまステップ・サイズを削減するための装置お
よび方法が提供される。また、好ましくは、符号圧縮化
を犠牲にすることなく「マツハ・バンディングJ効果を
削減するための装置および方法も提供される。
特に、本発明には、組み合わせることが好ましい2つの
方法論が関係する。選ばれた量子化器レベルがQO=O
となる、イメージ活動度が低いエリアに影響を及ぼすべ
く適用される第1の方法論は、「エラー・キャリー」と
呼ばれる。対称的な量J化器を想定すると、エラー・キ
ャリーには、次の次の要素が関係する。
(a)量子化器誤差(エラー)QERR=DttMER
R値に再マツプする。ただし、IQERRI≦(+Ql
値)/2となるようなQERR値は、何れもMERR=
0に再マツプされる。
(b)QOレベルが再び選択されるような一連の画素に
ついてMERR値を蓄積する。
(c)MERR値の蓄積された和の値の大きさが予め定
められたしきり値THRERRAを越すと、画素のQN
値を調整するとともに、和をリセットする。QNテーブ
ルが対称的である場合、しきい値THRERRAに到達
すると、選ばれる量子化器値が、Qルベルに相当する値
だけ、正または負に強制的に修正される。ここで、Ql
は、最小の非ゼロ量子化レベルである。このような修正
は、実際、「エラー・キャリー」修正の一形態である。
修正のサインは、MERRのサインに対応することに注
意されたい。
実際、第1の方法論は、IQERRIがQlとの間の予
め定まっている関係にあるときにQERRをMERR=
Oに再マツプするという制約に従って、QERR値をM
ERR値に再マツプすることによる、極めて効率的なや
り方で、量子化プロセスによってもたらされた誤差を蓄
積したものを追跡する。
しきい値THROは、ゼロの量子化値にマツプされるこ
とになるDPCM差分値のレンジを決める判断レベルと
して規定される。エントロピー・コーディングと組み合
わせるときには、THROの値を大きくすれば、イメー
ジ・データをより大幅に圧縮することができる。
第1の方法論によれば、 I RE  Transac
tionson Infor+5ation Theo
ry、I T −6,7,1960において、J、Ma
x著の論文“Quantizingfor minim
um distortion”の中で示唆されたレベル
以上にTHROを増加させることができる。
積分に先立って量子化器誤差を再マツプすることは、第
1の方法論の根本をなす重要なことである。ルックアッ
プ・テーブルによってインプリメント可能な再マツピン
グによれば、その大きさが(+Ql値)/2以下である
量子化器誤差に対して、ゼロの値が割り当てられる。量
子化プロセスの非線形性によりもたらされ、THROを
大きくした場合に得られる圧縮ゲインを減らしてしまう
ことになるリミット・サイクル振動(oscillat
ion)は、この要件によって回避される。さらに、し
きい値THRERRAに到達する度に、修正によって。
量子化器誤差の大きさは、(+Ql値)/2以下の値ま
で削減される。このように、M a xの量子化器によ
って達成されるのと同様のレベルまで、最大しま(スト
リーク)の減衰を達成することができ、しかも圧縮率は
本発明の方が大きい。
比較的大きな、孤立した量子化器誤差は、自動的に修正
プロセスのトリガになることはない。これらの誤差が統
合(積分)されたものだけが、修正のトリガになり得る
。このスキームを疑似スポットに対するフィルタと考え
てもよい、同様に、ゼロの値に再マツプされる低振幅量
子化器誤差は、その空間周波数に関係なく、完全に無視
される。
第1の方法論は、圧縮と妥協することなしに、水平方向
のしまを削減すべく、グレイレベル値に影響を及ぼす役
目を果す。
実施例として説明する第2の方法論は、マツハ・バンデ
ィング問題を志向している。特に、第2の方法論には、
選ばれた近隣画素についての値に基づいて、活動度の低
い(つまり、グレイレベルが比較的一様な)エリア内の
画素の再構成値を再評価するポストプロセッサ・フィル
タが関係する。
特に、現在画素が初期(initial)グレイレベル
値ニ0を、上隣りの画素がグレイレベル値I+1を下隣
りの画素がグレイレベル値ニー、を、それぞれ持つイメ
ージにおいて、現在画素についての3波後の値工。′は
、 IO+111 [(I−1−I。)。−+CI、1−I
。)。+]に等しくなるように決定される。ここで、2
つの差分値の大きさは、それぞれ、予め定められている
値C−またはC+によって、制限される。そして、Wは
実質的に1に等しい。
さらに、画素■−0が先行して次の式に従って補間され
ている場合を考えてみよう。
(添字は現在画素からの距離を示す。)画素T+、は、
先行して次の式に従って補間されるとする。
限界(リミット)をクランプすることにすると、3波さ
れた値は、 となる。ここで、Wは実質的に1に等しい。
ポストプロセッサに関して1重み付は係数Wを1に等し
くなるようにセットすることが好ましい。
先行技術(例えば米国特許第4504864号明細書)
では、差分の和の形の式を用いるマルチパス(mult
ipass)フィルタリングにおいて、重み付は係数を
約374とすることが提案されている。
すなわち、先行技術の1次パスには、次に示す1次値の
計算が含まれる。
! l0=Io+1/4[I、−IO)C÷(I+1−Io
)C12隣接画素(two nearest neig
hbors)に基づく2次フィルタは1次に示す同様の
式に基づく。
1  =I  +1/8[:(I−2−Io)。2+2
(I−1−IO)。2÷2(I+t−I□)。2”(I
+z−Io)。z]補開開式第2パス式に適用すること
によって。
Ioは次のように近似される。
1O=IO+1/2[(I−1−IO)÷(I+1−I
o)、1これは、重み付は係数が1/4である代りに1
/2であることを除いて、第1パスと同じ形をして・い
る。(差分が小さい場合、クリッピング係数は無視され
る。)2つのパスは一緒になって、差分の和について約
374の重み付は係数を与える。
人間が観察を行った実験によれば、重み付は係数Wが1
に等しい(または、実質的に等しい)と、結果が改善さ
れる。つまり、知覚される遷移を滑らかにし、しまを減
らす。
従って、重みを1とする単一パスは、マルチパス・フィ
ルタリングにおける2つのパスと置き換わる。従来のマ
ルチパス法と比較して、このポストプロセッサによれば
、フィルタリング(3波)が簡単な単一パスで行われる
ので、計算時間が節約される。第1フイールドを形成す
る1つおきのラインが圧縮済であって、かつ再構成画素
値も生成されており、そして(第2フイールドの)残り
のラインの中の画素についての値が第1フィールド画素
の再構成値から補間されるような場合のデータ圧縮に、
このポストプロセッサが容易に統合されることは特に重
要である。
このポストプロセッサがイメージの1行おきの行につい
て単純な隣接フィルタ・ストラフチャだけを使うこと、
およびこのフィルタが第2フイールド圧縮アルゴリズム
で必要な計算に統合され、かつこれを利用することによ
り、IBM  PC−AT(6MH7)処理時間で、イ
メージを伸張するのに通常必要な時間よりも約1.2秒
長い時間がかかるだけであった。本発明の第2の方法論
を使うことによって、データ伸張に要する時間は、約3
0秒だったものが、12秒未満に減少する。
D、実施例 一般的に言って、本発明によるイメージ・データ圧縮/
伸張システムは、まず、「現在」画素についてのグレイ
レベル・データに予測符号化を適用して対応するQN値
を導き、次に導いたQN値にエントロピー符号化を適用
して圧縮されたイメージ・データを生成する。圧縮され
たイメージ・データは、圧縮された姿で、望む通りに記
憶しておくこともできるし、転送することもできる。伸
張の際には、圧縮済データに対して、エントロピー・予
測符号化と逆の操作が行われ、本来のグレイレベル入力
値に実質的に対応するプレイレベル値が生成される。
第1図には、本発明の好適な実施例であるイメージ圧縮
/伸張システム100が示されている。
先行して生成された値りが量子化器102とスイッチ1
06に入る。値りは、好ましくは、まず現在画素につい
て予測値Pを生成し、次いで現在画素の本来のグレイレ
ベル値XからPを引くことによって決定される。予測値
の決め方は様々であるが、そのうちのどれであってもよ
い。例えば、Pは、現在画素の左隣りの画素に関連する
グレイレベル値に一致してもよいし、あるいは、異なる
方法で、現在画素の近傍にある画素に関連する値から計
算してもよい。具体例が何であれ、Pの定義は一貫して
いる。Pの定義に関係なく、D=X−Pであることが好
ましい。
量子化器102は、大きさに応じてD値をグループに分
け、各グループにQN値を割り当てる。
量子化器102は各り値を対応するQN値とマツチさせ
るROMのルックアップ・テーブルであることが好まし
い。
ここで、本システムには「損失のある(lossy) 
Jことがわかる。すなわち、圧縮時に差分値りを量子化
する際、失われる情報がある。
QN値はQNセレクタ104に入る。QN=0であると
き、スイッチ106は閉じ、対応するD値はQERR値
を生じさせるQERR値は再マツプ・エレメント108
に入る。再マツプ・エレメント108は、QERR値を
グループに分け、所与のグループの中の値に対応するM
ERR値を割り当てる。すなわち、第ルンジの中のQE
RR値は第1のMERR値に割り当てられる。(より大
きな数値からなるグループである)第2レンジの中のQ
ERR値は、(より大きな)MERR値に割り当てられ
る。以下同様である。
極めて重要なことだが、l QERRl≦(+Ql値)
/2であるすべてのQERR値に対して、値MERR=
Oが割り当てられることが好ましい。
グレイレベルが比較的一様である(QN=O)行の中の
画素に関するMERR値は、積分器110において蓄積
(例えば加算)される。I QERRlの値が(+Ql
値)/2以下である場合には、積分器110によって生
成さ−れる和が増えないことに注意されたい。QERR
の値がこれとは異なる場合、対応するMERR値が和に
加えられる。積分器110は、以下で述べるような適当
な時機にリセットされる。
積分器110によって生成された和は、比較器112.
114にて、それぞれ正のしきい値十THRERRA、
負のしきい値−THRERRAと比較される。比較器1
12.114の出力線は、QNセレクタ104と接続さ
れる。
QNセレクタ104は、量子化器102によって生成さ
れたQN値を入力として受け取る。このため、QNセレ
クタ104への入力は、QOについての値(好適なモー
ドでは0である)に対応するかもしれないし、Ql、Q
2等についての値に対応するかもしれない。
比較器112によって、+THRERRAに到達したこ
とが示されると、QNセレクタ104への信号によって
、QNセレクタ104が+Q1値を出力すべきことが示
される。同様に、−THRERRAに到達したことが示
されると、比較器114からの信号がトリガとなって、
QNセレクタが出力として−Q1値を生成し始める。ど
ちらのしきい値も越えない場合には、量子化器102か
らのQN出力が選択される。上記3つの場合の何れであ
っても、QN値が0と等しくないことを示す信号がQN
セレクタ104から出力され、積分器110へのリセッ
ト入力となる。該リセット入力は、積分器110が記憶
している和をOに初期化する。
このように、QNセレクタ104がQO値(つまり0)
を出力する限り、積分器110はMERR値の加算を行
うとともに、どちらかのTHRERRAに到達する度に
、あるいは量子化器102からQN≠QOが出力される
度に、積分器110がリセットされることがわかる。M
ERR値の加算および量子化器セレクタ出力の調整は、
本発明による「エラー・キャリー」修正を表わす。
以下では1本発明の[エラー・キャリー」の実施例を説
明する。
テーブル1は、サンプルである具体的な量子化器(第1
図の量子化器102参照)についての値を含んでいる。
(別個に処理することのできる)DPCM差分りのサイ
ン(算術的なサイン、つまり+や−のこと)を無視する
と、量子化器102は、レンジ(0,2)の中にあるD
PC:M差分を量子化レベルQO=Oと、レンジ(3,
8)の中にある差分をレベルQ1=4と、レンジ(9,
16)の中にある差分をレベルQ2=12と、それぞれ
同一視する。同様に、他の差分は、テーブル1の中のさ
らに高いレンジを使って識別される。(ここで用いる表
記法は通常のものである。つまり、(3゜8)は、この
レンジが、3と8を含み、かつこれらの値の間にある数
値にわたることを意味する。)テーブル 1 判断 160      148     ’無限大    
  255 テーブル2は同様の量子化器を示すが、これに関しては
最初の判断レベルが増加している。前に紹介した表記法
を使うと、テーブル1ではT HRO=2であ’)、 
テーブル2ではT HRO= 4 テある。
テーブル 2 判断 レベル        QN 16        i−2 無限大      255 テーブル3は、テスト・イメージのセットをこれら2個
の量子化器を使って、圧縮した結果をそれぞれ示す、二
乗平均方根(RMS)標準で測定したひずみも示されて
いる。予想された通り、THRO=4(b欄)にセット
すれば、THRO=2(am)にセットした場合に比べ
て、圧縮性能はかなり向上する。しかし、ひずみは後者
の方が少ない。
テーブル3のcmは、THRO==4にセットL、かつ
本発明の方法を適用した場合に得られる結果を示す。圧
縮はbIIに十分匹敵する。同時に、RMSひすみ度も
blllと同じ程度であるように思われるけれども、人
間の目にはbIIIの場合よりも好ましいイメージとし
て知覚される。テーブル1を使えばイメージの品質は最
良であるが、圧縮が犠牲になる。C欄の結果は1品質と
圧縮に関して合理的な妥協を表わしている。
テーブル 3 256X240のテスト・イメージ5個について得られ
た、圧縮済バイト数とRMSひずみa       b
       c バイト数 RMS  バイト数 RNS  バイト数 
RNSmarcos  12302  3.35  9
306  3.84  9657  3.79t2 1
3210  3.54 10274  3.89 10
772  3.84fruit  14992  4.
40 11689  4.74 12178  4.7
2ieee  15840  5.02 12850 
 5,24 13373  5.18denset  
18179  5.97 16296  6.14 1
6537  6.10平均  14905     1
2083     12503a00.テーブル1の量
子化器を使った場合す11.テーブル2の量子化器を使
った場合C10,テーブル2の量子化器と本発明法を使
った場合「エラー・キャリー」の方法論は、予測符号化
時に選ばれる量子化レベルとしてQNを規定することか
ら始まる。Csの結果は、一連の対象画素の各々に以下
のステップを適用することによって得られた。(方法は
第2図のフローチャートで説明する。) a)QN=QO=Oの場合: i)テーブル4を使って、量子化器誤差QERRを再マ
ツプする。
ii)再マツプされた誤差MERRを、積分器レジスタ
ERRAの中に蓄積する。
nl)ERRAの大きさがしきい値THRERRAに達
したか否かをチェックする。
iv ) T HRE RRAに達したならば、強制的
にQN=01とし、ステップ(b)へ行く。
v)THRERRAに達していなければ、QN=QOを
符号化し、次の画素を処理する。
b)QN≠QOの場合: 1)QNおよび関連するサインを符号化する。
1i)ERRA=Oにセットし、次の画素を処理する。
第2図、そしてこれまでの説明で記されるように、QN
≠0のときはいつでもDPCM差分のサインも符号化す
る必要がある。QNおよびそのサインの実際の符号化は
、エントロピー・コーディングについての適当なモデル
によって達成することができる。
テーブル 4 (QERRTBL) QERRMERR Ql値との好ましい関係に基づいたQERRのマツプが
行われないときに生ずる問題を考えるために、第3図を
参照してみよう。第3図は、一連の画素に適用された場
合の、上記事象を図示したものである。パート(a)で
は、本来の画素値が示されている。第3図のパート(b
)では、テーブル2の形の量子化器を使い、かつ全く修
正を加えなかった場合の、再構成された値が図示されて
いる。
パート(0)では、テーブル4による量子化器誤差の再
マツプを使ったエラー・キャリー修正を付加した後で得
られる同様の値が示されている。パート(d)の場合は
、再マツプ・ステップが一致(identity)オペ
レータ、つまりMERR=QERRであることを除き、
パート(C)と同様である。
第3図について、次の2点を仮定する。
i)テーブル2の量子化器を使う。
it)DPCM前画素子測器を使う。
(b)における量子化器誤差は、QERR=−3である
。この図のパート(d)の1つの重要な特徴は、(Ql
によって規定されるような)量子化器の細分性(gra
nularity)のために、QERRは、値−3およ
び値+1の間で絶えず循環することである。
この効果は、さらに、QN値が+Q1または−Q1の値
をとるような、量子化器の周期的修正を伴う。最終的な
結果は、非線形フィードバック・システムの場合に典型
的なリミット・サイクル振動となり、圧縮の劣化をもた
らす、かかる効果は、′初期のQEER(例のうちの、
QERR=4とQERR=−4は除く)と無関係に同じ
である。
第3図のパート(C)は、QERRの再マツプがテーブ
ル4を使って行われる場合の、一連の事象を示す、初期
遅延の後で、修正が行われる場合には、QERRが一層
小さな大きさの値にロックされる(この例では、この値
は+1である)、このような振舞は、圧縮性能の観点か
ら好ましいだけでなく、ひずみの観点からも好ましい。
他のDPCM予測器についても同様の結果が得られるこ
とに注意されたい。
テーブル4においては、IQERRI≦Ql/2の場合
、MERR=Oであるという要請が実現されているが、
次にこれについて説明する。他の点についてテーブル4
を変更することは可能であるが、リミット・サイクルを
回避するならば、上記公式を使うべきである。さらに、
この公式によれば、しまが制限され、その結果グレイレ
ベルの相違(disparity)が(+Ql値)/2
の振幅分だけで制限される。この場合の振幅は、しまの
最大振幅がTHROとなるような、エラー・キャリー訂
正なしの符号器の場合よりも優れている。
第1図において、QNセレクタ104から出力されたQ
N値は、エントロピー・エンコーダ120へ入る。エン
トロピー・エンコーダ120は算術符号化エンコーダで
あることが好ましい。エントロピー・コーディングに従
えば、モデル122はエントロピー・エンコーダ120
に対して状態入力を供給する。状態入力は、通常、履歴
に基づき、エントロピー・エンコーダ120に入るQN
値についての文脈を提供する。エントロピー・エンコー
ダ120によって、入力されたQN値は、確率の高いQ
N値入力が短い符号で表現され、かつ確率の低いQN値
入力が長い符号で表現されるように符号化される。状態
入力は、QN値の条件付き確率を識別するのに役立つ。
エントロコピー・エンコーダ120の出力は、圧縮され
た形のイメージ・データである。「現在」画素として次
々に画素が処理されていく際、QNセレクタ104から
QN値が連続して出力され、エントロピー・エンコーダ
120へ入る。エントロピー・エンコーダ120は、連
続して処理された画素についての圧縮済データのストリ
ームを出力する。圧縮データ・ストリームは、記憶また
は伝送のために、転送媒体124へ導かれる。圧縮済デ
ータ・ストリームは、エントロピー・デコーダ126へ
の1つの入力として供給される。エントロピー・デコー
ダ126へのもう1つの入力は、モデル122に対応す
るモデル128からの状態入力である。エントロピー・
デコーダ125は、QN値を出力する。グレイレベル生
成器130は、エントロピー・デコーダ126によって
生成されたQN値の各々について、プレイレベル値を決
定する。
普通、グレイレベル生成器130は、逆量子化器と予測
器エレメント(どちらも図示せず)を含む。
逆量子化器は、所与のエントロピー復号されたQN値に
関する差分値D′を出力する。また、予測器エレメント
は、Pが計算されたのと同じやり方で、予測値P′を計
算する。例えば、左隣りの画素についての値が(量子化
器102への入力値りの計算に使われる)予測値Pなら
ば、左隣りの画素について計算・伸張された値は、現在
画素についての予測値P′として機能する。D′とP′
を加えることにより、現在画素についての伸張されたグ
レイレベル値工 が定まる。
画素の伸張は、圧縮のときと同じ順番で行おれる。普通
、各行の左から右へ順次行われる。この点、イメージ全
体を通じて、下向きに、後続の隣接行を順次処理しても
行くようにしても差し支えない、あるいは、行の処理を
フィールド単位で行ってもよい(例えば、奇数番目の行
を先に処理し、後から偶数番目の行を処理する)。
何れの場合も、グレイレベル生成器130は、イメージ
中の各画素について伸張グレイレベル値を計算する0本
来グレイレベルが一様であったエリアでは、伸張された
値が行毎に違う可能性もあることに注意されたい、すな
わち、垂直方向に関して、伸張グレイレベル値には階段
(ステップ)状の遷移がある。
第4図には、単一の列の中に並んだ、連続する行の中の
画素の、伸張されたグレイレベルが示されている0画素
は、QN値が0であるエリアの中にある。つまり、比較
的一様なグレイレベル領域であることを示唆している。
第5図は1人間の視覚が第4図に示されたグレイレベル
をどのように知覚するかを示すグラフである。第5図で
は、マツハ・バンディングという周知の現象に従って。
ステップ遷移が(グラフ中で強度のスパイクとして示さ
れる)強調されたコントラストとして知覚される。
知覚されるコントラストを柔げるために、第1図では、
グレイレベル生成器130に続く垂直(方向)フィルタ
132が含まれている。垂直フィルタ132は、実際、
第4図のステップを滑らかにし、知覚される遷移を柔げ
る。
垂直フィルタ132は、水平方向のしまと遷移ひずみを
減らすのに役立つ、特に、垂直フィルタ132は、非線
形の、単純最隣接フィルタ構造を含む、これは、好まし
くは1つおきのラインの中の画素を後処理(ポストプロ
セス)する。垂直フィルタ132およびその使われる文
脈(状況)について、次に述べる。
垂直フィルター32は、垂直方向に関して現在画素の上
および下にある画素の値に基づいて、現在画素の値■。
を単に調整するだけである。
特に、現在画素が初期の(再構成された)グレイレベル
値を工0を持ち、上に隣接する画素がグレイレベル値I
+、を持ち、そして下に隣接する画素がグレイレベル値
I、を持つようなイメージにおいて、現在画素に関して
フィルタリングされた値は、■÷w[(r−、−I。)
、−÷(I+1−Io)、]と等しくなるように決めら
れる。ここで、2つの差分は。
それぞれ予め定められた値C−またはC+によって制限
される。そして、Wは実質的に1に等しい。
1つの具体例では、イメージ全体のために生成された(
つまり、イメージをインターレースされる独立したフィ
ールドに分けることのなかった)画素データに対して垂
直フィルター32が適用される。かかる例では、画素毎
に独立して再構成値が生成される。
別の例では、イメージがインタレースされる2つのフィ
ールド(1つは奇数行の画素を含み、もう1つは偶数行
の画素を含む)に分けられる場合に、都合よく用いられ
る。
インターレースされる2つのフィールドを用いるイメー
ジ圧縮の詳細は、本出願人の先願に係る特許出願(発明
の名称は「状態入力生成装置」)に述べられている。こ
こでは、2フイールド・イメージ・データ圧縮を説明す
るのに必要な範囲で、該特許出願の内容を引用する。
上記特許出願中の関連事項を要約するために、第6図を
参照することにしよう。画素12を含む行の上にある行
、および下にある行の中の画素は既に処理済であり、そ
れぞれに値が割り当てられていると仮定する。この説明
において、画素12の上の行、下の行、および同様の1
行おきの行は、イメージの第1フイールド中にあると考
えられる。
そして、これから処理される画素を含む残りの行は、イ
メージの第2フイールド中にあると考える。
続くエントロピー・コーディングのための画素12の処
理においては、画素12の予測値が次のように決められ
る。
、2・=鳥ユ土影U (上記のように、予測値は値りを決めるのに用いられる
。)画素12に関してエントロピー・エンコーダに供給
される状態入力を決定する際、勾配置がI2’−A2と
して計算される。状態入力は、(i)勾配置から導かれ
る。勾配部と、(ii)画素12の左側にある画素につ
いての量子化された出力のサインから導かれるサイン部
とを持つ。
本発明では、I2’がI+1に、A2が工+2に、B2
がニー〇に、それぞれ対応することに注意すると、圧縮
プロセスで用いられる計算がボストプロセッサにおいて
用いられる計算と関連を持つことがわかる。すなわち、 である。
同様に、勾配の計算、すなわち(I 2 ’ −A2)
は、サインを除いて、(I+、−IO)である。ポスト
プロセッサのために、これらの値は予め計算されており
(つまり、圧縮の際に計算されており。
)再度計算する必要はない。
さらに注意すると、第2フィールド画素について行われ
る補間は、第1フイールドの2つの画素間の差分を正確
に分ける。イメージの活動度が高い領域では、補間は変
化し得る。そしてかかる領域では、しま(ストリーキン
グ)が活動度によってマスクされる。このため、活動度
の低い領域中の画素についてのみ、垂直フィルタ132
は適用されるべきである。活動度の低い領域では、1隣
接フイルタは補間された画素を変化させない、さらに、
第2パス・2隣接フイルタは、2つの最隣接差分が相殺
されるので、これら第2フイールド・ラインの中での2
次の変化しかもたらさない。従って、第2フィールド行
の第1パス・フィルタリングは何の効果もなく、かつ第
2パス・フィルタリングはせいぜい極めて小さな変化を
もたらし得るだけである。従って、第2フィールド行を
後処理したとしても感知できるほどの利益は得られない
ので、後処理は行われない、この結果、計算効率が向上
する。
イメージ活動度の高低に基づいてイメージを分割するた
めの装置は、特願昭62−292269号にて開示され
ている。ここでも、十分な開示に必要なだけの引用を行
う。
データ圧縮処理で用いた計算と同じ計算が垂直フィルタ
ー32で使われることがわかる。この結果、必要な計算
が全体的に減る。さらに、垂直フィルタ132は、第2
フイールド値の補間で用いられるソフトウェア・コード
と統合することかできる。
また、2つのフィールドを持つ実施例に関連して、垂直
フィルター32は第1フィールド行でのみ実行され、第
2フィールド行はそれらから決定されることもわかる。
1にセットすることは、差分が小さいときに第1フィー
ルド行を補間することと等価である。上記式は差分の和
の式I  +W[(I  、−I。)。−+ (I +
 I  I O)。+]から導かれるので、そこにはク
ランプ・リミットが内在する。満足のいく結果は、(I
 + 2  r。)。やおよび(I−2−I。)。−に
ついてのクランプ・リミット(つまり、C十およびC−
)が4であるときに達成される。これは、差分(I+□
−■o)。やおよび(I−1−rO)。−についてのク
ランプ・リミットが8であることと等価である。
第7図ないし第10図は、4つの異なる条件の下で処理
され、再構成されたイメージ・データの列に関するプロ
ットを示す。各プロットにおいて、左から右へ進むこと
は、イメージ中の画素のある列に沿って次から次に行を
横切っていくことに対応する。第7図は、グレイレベル
が一様である領域において、データが本発明によって処
理されなかったときの、再構成データを示す。第8図で
は、本発明の垂直フィルタの面だけが使用されている。
第9図では、rエラー・キャリー」の面だけが使用され
ている。第10図は、本発明による「エラー・キャリー
」と垂直フィルタリングが適用されたデータを表わして
いる。第10図のプロットを吟味すると、列の中の行と
行の間で、他の図のプロットよりも一致の程度が大であ
ることがわかる。
すなわち、特に第7図や第8図のプロットと比べると、
振幅の変動が大幅に少ない。第9図と比べると、第10
図のプロットは、列iこ沿ったステップ遷移が減少した
ことを示している0例えば、第10図では、大きなステ
ップがあるにしても、そのサイズは小さくなっているか
、またはより小さないくつかのステップに分かれるかし
ている。また、隣り合う第1フィールド行間の差分を強
調して重みづけることにより1行についての値のディザ
リングを行うとしまをマスクするのに役立つ。
プロットは、しまおよび他の知覚されるひずみを減らす
のに、上述の「エラー・キャリー」およびポスト・フィ
ルタリングを組み合わせることが効果を持つことを示し
ている。
本発明によれば、上記のような量子化器102は、RO
Mテーブルとしてインプリメントすることができる。同
様に、再マツプ108も、ROMテーブルによってイン
プリメント可能である。スインチ106、積分器110
.およびしきい値比較器112,114は、通常のエレ
メントである。
エントロピー符号化エレメントは普通のエントロピー符
号化エレメントによってインプリメント可能である。エ
ントロピー符号化は、特願昭62−202007号に開
示されているようにして実行するのが好ましい。復号さ
れたデータからグレイレベル出力を導くエントロピーグ
レイレベル生成器130の一般的なことは、特願昭62
−292269号に述べられている。
以上、本発明をその好適な実施例に関して説明してきた
が、この他に様々な変形例が考えられる。
例えば、QERRからMERR値への再マツピングは、
より小さな数値セットへの再マツピングであることが好
ましい。しかしながら、再マツピングは、QERR値が
自分自身へ、または異なる値へ、1対1で行われる再マ
ツピングであっても構わない。
また、上記実施例では、QOに関して対称的なQNテー
ブルを開示した。しかしながら、別の例として、量子化
器レベルは非対称的であつ、でもよい。例えば、QNレ
ベルをQ(−3)、Q(−2)、Q(−1)、QO,Q
l、等のように規定し、各レベルには、それぞれ、負、
ゼロ、または正の特自の値を持たせることもできる。か
かる場合では、再マツピングも非対称であることが望ま
しいであろう、すなわち、Oへの再マツピングは、9■
:ゝ111・≦0≦9211・であるときに生じる。さ
らに、2つのリミットは異なっても差し支えないけれど
も、クランプ・リミットC+とC−は同じであることが
好ましい、同様に、都合に応じて5しきい値−THRE
RRAと+THRERRAは、同じであってもよいし、
違っていてもよい。
本発明は、IBM  370コンピユータ上で、フォワ
ード・ボーランド式表記法を用いるPDS(プログラミ
ング開発システム)を使ってインプリメントされた。し
かしながら、本方法論は、任意のコンピュータ・システ
ム上で、任意の言語(例えば、PASCALまたはアセ
ンブラ言語)によるソフトウェアの形でインプリメント
可能である。
E、効果 本発明によれば、予測誤差を量子化する過程で生じる誤
差に基づく整置を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による予測符号化エラー・キャリーお
よび垂直フィルタ・ポストプロセッサを含む、イメージ
・データ圧縮/伸張システムを示すブロック図である。 第2図は、ラスタ走査されたイメージの1ラインの処理
を説明しつつ、発明の方法論を示すフロー・チャートで
ある。 第3図は、4つの異なる条件の下における、イメージ・
データのある仮想ラインを示す図である。 (a)は、オリジナル・データ、(b)は、エラー・キ
ャリー修正なしの場合の再構成されたデータ。 (c)はエラー・キャリー修正および量子化器誤差の再
マツプを行った場合の再構成されたデータ、(d)はエ
ラー・キャリー修正および量子化器誤差の1対1の再マ
ツプを行った場合の再構成されたデータを、それぞれ示
している。 第4図は、ある画素列中に並ぶ画素のグレイレベル値を
示すグラフである。 第5図は、人間の視覚系が第4図に示された階段(ステ
ップ)遷移をいかに強調するかを示すグラフである。 第6図は、あるイメージ中の画素を示す図である。 第7図ないし第10図は、オリジナル・ソース・データ
がグレイレベル値の一定な領域に対応する場合に、4つ
の異なる条件の下で処理された再構成イメージ・データ
列についてのデータを示す図である。 出顕人  インターナショナル・ビジネス・マシーンズ
・コーポレーション 代理人  弁理士  頓  宮  孝  −(外1名) FIG、 3 FIG、4 FIG、 5 FIG、 (○

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (i)本来のグレイレベル値と予測値の差分を表わす値
    Dを計算する手段と、 (ii)値Dとして許容される数値を複数のレンジに区
    分し、各レンジに対して該レンジを代表する量子化値Q
    Nを設定し、その際、0を含むレンジ(以下、Q0レン
    ジと呼ぶ)にはQN値として0を割り当てるようにした
    、値DとQN値の予め定められた対応関係に従って、入
    力された値Dに応答してQN値を出力する量子化手段と
    、 (iii)QN値を入力として受け取りコード出力を生
    成するエントロピー符号化手段 を備えたデータ圧縮装置において、 (a)値DがQ0レンジに含まれるとき、量子化誤差を
    表わすQERR値を値Dにセットする手段と、(b)予
    め定められたQERR値とMERR値の対応関係に従っ
    て、QERR値をMERR値に変換するマップ手段と、 (c)符号化対象画素について計算した値DがQ0レン
    ジに含まれることが続く間、上記マップ手段の出力する
    MERR値を積算する手段と、 (d)上記MERR値の積算結果が所定のしきい値を越
    えた時点において、上記エントロピー符号化手段に供給
    するQN値を、0以外のQN値に変更する手段 とを具備することを特徴とするデータ圧縮装置。
JP63059573A 1987-04-24 1988-03-15 データ圧縮装置 Granted JPS63274283A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/042,132 US4785356A (en) 1987-04-24 1987-04-24 Apparatus and method of attenuating distortion introduced by a predictive coding image compressor
US042132 1993-04-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63274283A true JPS63274283A (ja) 1988-11-11
JPH0511837B2 JPH0511837B2 (ja) 1993-02-16

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ID=21920212

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JP63059573A Granted JPS63274283A (ja) 1987-04-24 1988-03-15 データ圧縮装置

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EP (1) EP0287891B1 (ja)
JP (1) JPS63274283A (ja)
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