JPS63274159A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPS63274159A JP63032013A JP3201388A JPS63274159A JP S63274159 A JPS63274159 A JP S63274159A JP 63032013 A JP63032013 A JP 63032013A JP 3201388 A JP3201388 A JP 3201388A JP S63274159 A JPS63274159 A JP S63274159A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 この発明は単一の金属付着物で形成された多重レベルの
集積回路配線構造を有する半導体装置およびその製造方
法に関するものである。
B、従来技術 半導体基板を加工し、希望する回路を形成した場合、デ
バイスには配線構造を設けなければならない。「配線構
造」と同義語の用語は、「金属被膜構造」である。第3
図は層ごとの構造を利用して配線構造を提供する第1の
従来技術の方法を示すものである。
この手法の最初の工程を詳述すると、半導体基板100
を処理し、半導体回路102および104を設け、次い
で絶縁層106を半導体基板100の頂面に形成する。
次に、絶縁層106をマスクし、エツチングして、配線
トレンチ107および111を設ける。これらの配線ト
レンチ107および111をそれぞれ半導体回路102
および104に対応する位置において、絶縁層106ま
で完全にエツチングする。次いで、配線トレンチ107
および111を、導電性材料110および114によっ
て充填する。
配線トレンチ107および111を導電性材料で充填し
たら、絶縁層106の表面を平坦化する。
希望する配線構造の他の構成を進め、連続的に絶縁層1
18.124.130および136を形成する。これら
の各々をマスクし、エツチングして、配線トレンチを形
成し、次いでこれに導電性材料を充填する。
第3図の例には、結果として得られた2つの配線構造が
示されている。最初の構造は導電性材料の堆積110.
120.12E3.132および138からなるもので
あって、半導体回路102と接続するものであり、第2
の構造は導電性材料の堆積114.122.128およ
び134からなるものであって、半導体回路104と接
続するものである。
多重レベルの配線構造を構成する上記の手法は従来技術
、たとえばハンフリ(Humphreys )の米国特
許第3838442号(この出願の譲受人に譲渡された
)において周知である。
第3図の例に示されている多層手法は、幾つかの点で不
利である。第1に、きわめて多くのマスキングおよび堆
積工程が生産ラインの最後となる処理段階で必要となり
、これによって生産歩留りが低下することがある。次に
、より重要なことは、結果として得られる第3図の配線
構造において、多数の金属界面が配線構造内に形成され
ることである。これらの界面は全体的な配線構造の抵抗
を高めるものである。さらに、これらの局所的な高抵抗
領域は、オーバーヒートや熱故障を引き起こしがちであ
る。
半導体業界がきわめて高密度な半導体回路に向かうとい
う傾向の結果として、配線構造の接触抵抗が重大な関心
事となってきた。これに関し、第3図の従来手法におい
て見られる過剰な接触抵抗が、許容できないものである
ことが判明した。
第2の従来技術の手法は配線構造の金属界面および加工
工程の数を減らすものであって、第4図に示すスタッド
・ダウン手法のものである。第4図において、第3図の
ものと同じ部分は同じ参照番号で示しである。
第4図の場合、半導体基板100を加工し、半導体回路
102および104を形成する。配線構造を形成する加
工工程を詳細に述べると、絶縁層200が半導体基板1
00の頂面に形成される。
絶縁層200を第1のマスクによってマスクし、次いで
部分的にエツチングして、配線トラフ202および20
4を形成する。次に、第2のマスクを施し、絶縁層をさ
らにエツチングしてスタッド・ダウン・バイア206お
よび208を形成する。
これらのバイアはそれぞれ配線トラフ202および20
4の底部から下方へ延びている。
スタッド・ダウン・バイアの配線構造を形成する方法は
、当技術分野で周知のものである。たとえば、マグド他
(Magdo et al、 )に対して0発行され、
この出願の譲受人に譲渡された米国特許第390445
4号は、第1方向のスロットを画定するために第1のマ
スクを使用し、次いで交差方向に交差スロットを画定し
、エツチングするために第2のマスクを使用してスタッ
ド・ダウン・バイアを形成する方法を開示している。ス
タッド・ダウン・バイアはエツチングされた2つのスロ
ットの交点に形成される。スタッド・ダウン・パイアの
手法の他のものが、ナイト(Knight)に対して発
行された米国特許第4451893号に記載されている
いったん形成されると、配線トラフ202および204
ならびにスタッド・ダウン・バイア206および208
は、導電性材料で充填される。次いで、絶縁層200の
全表面が平坦化される。
希望する配線構造の次の部分を形成するために、配線ト
ラフ216および218ならびにこれらに対応するスタ
ッド・ダウン・バイア220および222が絶縁層21
4中にエツチングされる。エツチングが行なわれると、
配線トラフ216および218、ならびにスタッド・ダ
ウン・バイア220および222のそれぞれが、導電性
材料224および226で充填される。配線構造は絶縁
層228にトレンチ232を形成し、トレンチを導電性
材料230によって充填することによって完成する。
第3図と第4図の配線構造を比較する場合、第4図の導
電性材料の2つの堆積が、第3図の導電性材料の4つの
堆積を置換したものであることに留意されたい。それ故
、第4図のスタッド・ダウン手法は、金属界面の数が5
0%削減され、かつ得られる配線構造の加工工程の数も
削減されるという点で、第3図の手法よりも有利なもの
である。
他の従来技術の手法は第4図のスタッド・ダウン手法と
きわめて類似したものであって、スタッド・アップ手法
のものである。この手法を第5図を参照して説明する。
第5図において、第3図と同じ要素には、同じ参照番号
が与えられている。
希望する配線構造を形成するには、第3図に関して説明
したのと同様に、バイア107および111を絶縁層1
06に形成し、充填する。次いで、導電性材料(すなわ
ち、通常は金属)の層を絶縁層106の頂面に形成し、
エツチングして、配線部材300および302をもたら
す。詳細にいえば、導電性層をエツチングして、配線部
材300が同じ導電性層から形成されたスタッド・アッ
プ306、ならびに相互接続部304で構成されるよう
にする。同様に、配線部材302は同じ導電性層から形
成されたスタッド・アップ310、ならびに相互接続部
308で構成される。
配線部材300および302が形成されたら、絶縁層3
12を形成し、通常はスタッド・アップ構造306およ
び310の頂面と同一平面になるまで平坦化する。次い
で、導電性材料(すなわち、通常は金属)の他の層を同
様な態様で形成し、処理して、配線部材314および3
16を形成する。
配線部材314は同じ導電層で形成されたスタッド・ア
ップ320および相互接続部318からなっている。配
線部材314および316が形成されたら、絶縁層32
4を形成し、通常はスタッド・アップ構造320の頂面
と同一平面になるまで平坦化する。スタッド・アップ構
造を構成する方法を開示している参照文献のひとつは、
上述の米国特許第4451893号である。
従来技術のスタッド・ダウン手法と同様に、第5図のス
タッド・アップ手法は、加工工程の数および配線構造の
金属界面の数が少なくなるという点で、第3図の従来技
術の手法よりも有利なものである。
第4図のスタッド・ダウン手法および第5図のスタッド
・アップ手法は両方とも上記の点で有利なものであるが
、若干の接触抵抗が、得られる配線構造全体にわたって
残っている。たとえば、第4図の導電性材料230と2
24.224と210.22θと212の間の界面はす
べて、接触抵抗の増加に寄与するものである。同様に、
配線部材314と300.300と110,316と3
02、ならびに302と114の間の界面も、接触抵抗
を増大させる。
第4図および第5図のスタッド・ダウンおよびスタッド
・アップの手法は改善を示すものではあるが、これらの
接触抵抗が高密度でコンパクトな集積回路の製造および
作動に許容できないものであることが判明している。そ
れ故、接触抵抗をほとんど、あるいはまったく持たない
配線構造を作り上げる手法が必要となっている。
接触抵抗の問題の他に、用途の広い製造方法を提供し、
これによって厚い線と薄い線を有する配線構造を製造で
きるようにすることにも、従来技術は不十分なものであ
る。厚い線の配線構造は面積抵抗を下げる必要がある場
合に重要であり、薄い線の配線構造は低キャパシタンス
の線が必要な場合に重要である。したがって、厚い線お
よび薄い線の両方の配線構造を製造することを可能とす
る多様性をも有する配線構造も必要とされている。
C6発明が解決しようとする問題点 この発明は上述の必要性を溝たす、独特な配線構造およ
び加工手法を提供するものである。
したがって、この発明の重要な目的は、内部金属界面を
育していない独特な金属被膜構造を存する半導体装置を
提供することである。
この発明の他の目的は、内部金属界面を有していない金
属被膜構造を有する半導体装置を形成する方法を提供す
ることである。
この発明のさらに他の目的は、単一の金属層で形成され
た多重レベルの金属被膜構造を提供することである。
付加的な目的は、単一の金属層で形成された多重レベル
の金属被膜構造を形成する方法を提供することである。
この発明の他の目的は、低抵抗線となる厚い配線構造、
および低キヤパシタンス線となる薄い配線構造を存する
金属被膜構造を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、低抵抗線となる厚い配線
構造、および低キヤパシタンス線となる薄い配線構造を
有する多重レベルの金属被膜構造を形成する方法を提供
することである。
他の目的は、従来技術で必要なものよりも加工工程が少
ない、金属被膜構造を形成する方法を提供することであ
る。
D0問題点を解決するための手段 したがって、この発明は少なくともひとつのスタッド・
ダウンと、複数本の相互接続線と、前記複数本の相互接
続線の少なくとも1本が第1の厚さを有しており、かつ
前記複数本の相互接続線の少なくとも他の1本が前記の
第1の厚さよりも厚い第2の厚さを有することと、少な
くともひとつのスタッド・アップとからなり、前記スタ
ッド・ダウン、前記の複数本の相互接続線、および前記
スタッド・アップとが単一の金属層から形成されている
配線構造を有する半導体装置に関するものである。
80作用 まず、この発明が単一層の導電性材料から多重レベルの
配線構造を製造することを容易とするものであるから、
内部金属界面が排除される。この発明は同一の導電性材
料層からのスタッド・ダウン、スタッド・アップならび
に厚い線および薄い線の配線構造の製造を容易とするに
あたっての、多様性ももたらす。結果として、スタッド
・ダウン構造およびスタッド・アップ構造によって表わ
される外部接続構造と、厚い線および薄い線の配線構造
のそれぞれによって表わされる低抵抗線および低キヤパ
シタンス線とを有する多重レベル配線構造を製造する能
力が与えられる。最後に、この発明は従来技術の加工工
程に比較して、配線構造を加工する工程が少ないという
点で有利である。
F、実施例 まず理解しなければならないのは、図示の高さ、幅およ
び厚さが例示および明確化のみを目的としたものであっ
て、実際のあるいは相対的な寸法を表わすことを目的と
したものではない、すなわち寸法のなかには図面の明確
さを改善するために誇張されているものもあることであ
る。
第1A図はこの発明の配線構造手法の最初の加工工程を
示すものである。半導体基板400の内部には、半導体
回路領域402および404を形成する。次いで、バリ
ヤ層405を半導体基板の頂面上に形成する。バリヤ層
406の目的は以降の高温加工工程中に、望ましくない
イオンが半導体基板中に拡散し、これを汚染することを
防止することである。この場合、十分な厚さを堆積させ
、必要な保護を与えられるかぎり、保護特性を有する任
意の材料を使用することができる。好ましい実施例にお
いて、バリヤ層405はチッ化シリコンで構成されてお
り、数百オングストロームの厚さまで堆積される。
次いで、絶縁層40θを半導体基板400の頂面に形成
する。この絶縁層406は任意の絶縁材料、たとえば二
酸化シリコンによって構成できる。
好ましい実施例において、この二酸化シリコン層はホウ
素またはリンによって軽くドープされているが、これは
あとで高温処理工程を使用して、絶縁層40Bの平坦度
を改善することを容易とするものである。たとえば、こ
の層の典型的な厚さは、数百オングストロームである。
平坦度を改善する他の方法は、機械的な研磨法である。
平坦化されたら、絶縁層406をマスクし、エツチング
して、配線トラフ408.410および412を形成す
る。周知の任意の半導体エツチング法を使用することが
できる。たとえば、好ましい処理の実施例はフッ化ガス
によるRIEエツチングを使用する。次いで、絶縁層4
06を再度マスクし、エツチングして、配線トラフ40
8および412のそれぞれにスタッド・ダウン・バイア
414および416を形成する。第3図に関して上述し
たように、マスキングおよびエツチングを行なって、配
線トラフの下部にスタッド・ダウン・バイアを形成する
手法は当技術分野において周知のものである。以下の説
明から明らかになるように、スタッド・ダウン・バイア
414および416は半導体拡散領域402および40
4のそれぞれとの配線構造の接続を容易とするのに役立
つ。
配線トラフ408.410および412、ならびにスタ
ッド・ダウン・バイア414および416が形成された
ら、導電性材料を絶縁層406の頂面に堆積させ、スタ
ッド・ダウン・バイア414および416ならびに配線
トラフ408.410および412を充填し、かつ絶縁
層406の頂面に導電性材料の層420を形成する。任
意の導電性材料を使用することができる。しかしながら
、好ましい材料は金属である。好ましい金属としてはア
ルミニウム・タングステンおよびタングステン合金があ
る。導電性材料層を堆積させるには、任意の周知の付着
法、たとえば化学蒸着(CVD)、蒸着およびスパッタ
リングを使用することができる。アルミニウムの化学蒸
着が好ましいが、これほこの組合せが配線トラフおよび
スタッド・ダウン・バイアを充填する際に最良の結果を
もたらすからである。また、導電性材料を偏りなく堆積
させ、層420の平坦度を維持しなければならない。そ
の結果を第1B図に示す。
導電性材料層420の厚さに関しては、以下の説明から
、層が希望する配線構造を製造するのに十分な厚さのも
のでなければならないことが明らかとなろう。この厚さ
は多数の要因、たとえば必要な配線レベルの数、使用す
る導電性材料の抵抗率、配線構造の抵抗性および容量性
の制約、および実装上の制約によって左右される。実験
を行なって、必要な厚さを正確に決定することができる
ひとつの例において、導電性材料層は15000オング
ストロームの厚さまで堆積された。
スタッド・ダウン・バイア414および416、配線ト
ラフ408.410および412を充填する材料、なら
びに導電性材料層420は、単一の均質な導電性材料で
形成されるが、これはこれらが導電性材料の単一の堆積
の際に形成されるからである。それ故、導電性材料層4
20は内部金属界面を有していない層を表わしている。
十分な堆積を行なって、導電性材料層を希望する厚さに
したら、マスク材料422を導電性材料層420の頂部
表面に施す。次いで、第ルジスト・マスク(図示せず)
を施し、露出を行なって、希望する配線構造上にスタッ
ド・アップ構造を形成すべき領域に、マスク材料422
が残るようにする。次いで、導電性材料層420をエツ
チングし、第1C図に示すように、スタッド・アップ構
造424.42B、428.430および432を設け
る。導電性材料層420のこのエツチングおよび以降の
エツチングにおいて、周知の半導体エツチング法のいず
れをも使用することができる。
好ましい実施例においては、反応性イオン・エツチング
が使用された。導電性材料層420をエツチングする場
所が、厚いところだけであることに留意されたい。
スタッド・アップ構造424.426.428.430
および432をエツチング処理によって画定したら、第
2マスク層423を形成し、希望する配線構造を画定す
る。この工程において、スタッド・アップ構造に対して
レジスト部分を与えるために使用された以前のマスク材
料422を除去してもかまわないし、あるいは第2マス
ク層423を第1マスク層422上に形成してもかまわ
ないことに留意されたい。エツチング処理をさらに行な
って、希望する配線構造を形成したら、好ましい実施例
においては第1マスク材料422を維持し、希望するス
タッド・アップ構造の頂面にマスク材料を再形成するこ
とによる整合の問題を回避する。それ故、第2マスク材
料423を第1C図に示す第1マスク材料422の残余
部分上に形成する。
第2マスク材料423をマスクし、希望する配線構造を
画定したら、導電性材料層420の残余の厚さに第2の
エツチング処理を施す。エツチングを絶縁層408の頂
部レベルで停止し、スタッド・ダウン・バイアおよび配
線トラフ内にある導電性材料が残るようにする。
結果として得られる第1D図の構造には、希望するスタ
ッド・アップ構造の頂面に残っている第1マスク材料4
22のみが示されていることに留意されたい。第2マス
ク材料423もこれらの部分に形成されたが、これらの
部分はマスクされないままにされ、その後第2のエツチ
ング処理の際に除去される。これとは対照的に、配線構
造を希望する部分に残っている第2マスク材料423の
部分は図示されている。
エツチングが絶縁層406の頂面まで行なわれたら、第
1マスク材料422と第2マスク材料423の残余部分
を除去することも、あるいはそこに残しておくこともで
きる。好ましい実施例においては、希望するスタッド・
アップ構造の頂面のマスク材料の部分を除去し、電気接
点を形成できるようにする。
上述の加工工程ののち、付加的な絶縁材料を絶縁層40
6の頂面上に堆積させ、希望するスタッド・アップ構造
の頂面と同一レベルまで平坦化することができる。この
ことは結果として得られる配線構造に付加的な安定性お
よび完全性を与え、かつ実装された配線構造に絶縁保護
を与えるのに役立つものである。
第1A図ないし第1D図の好ましい加工工程によって製
造された配線構造は、この発明の望ましい特徴を説明し
、かつこの発明の詳細な説明する例として選ばれたもの
である。上述の付加的な絶縁層の形成は、図示されてい
ない。その代わり、第1A図ないし第1D図の加工工程
によって得られた配線構造の例が、絶縁層406から取
り除かれたものとして第2図に示されている。
ここで詳細な説明を行なう。形成された配線構造の4つ
の例450.452.454および456が示されてい
る。構造の最初の例において、第1D図および第2図に
示されている配線構造はスタッド・アップ構造424、
スタッド・ダウン構造464、および厚い配線構造44
2を存している。さらに、配線構造450は薄い配線構
造460を有している。スタッド・アップ構造424、
スタッド・ダウン構造464、厚い配線構造442およ
び横方向配線構造460を含む配線構造450の構造全
体が、導電性材料の同一の層から形成されていることに
留意されたい。それ故、配線構造450は、好ましい実
施例においては金属で形成されている、均一な導電性材
料構造である。
それ故、スタッド・ダウン構造464からスタッド・ア
ップ構造424への導電路がもたらされるが、これは内
部金属界面を有しておらず、したがって内部接触抵抗を
育していない。
スタッド・ダウン構造464は第1A図を参照して説明
したスタッド・ダウン・バイア414を充填した導電性
材料によって製造される。同様に、厚い配線構造442
の下部は、第1A図を参照して説明した配線トラフ40
8を充填した導電性材料によって製造される。厚い配線
構造442の上部ならびに薄い横方向配線構造4θ0は
、第1D図を参照して説明したように、第2マスク材料
423による導電性材料420のマスキングおよびエツ
チングによって形成される。最後に、スタッド・アップ
構造424は、第1c図を参照して説明したように、第
1マスク材料422による導電性材料層420のマスキ
ングおよびエツチングによって形成される。
厚い配線構造442はその太さがスタッド・アップ構造
とスタッド・ダウン構造との厚さの大部分を含んでいる
という点で厚いものである。これとは対照的に、以下で
説明するように、この例の他の配線構造はこの厚さのう
ちはるかに小さい部分(たとえば、半分の厚さ)を含ん
でいるものである。厚い配線構造が他の配線構造に比較
して、その長さ方向に沿って大きな断面積を有している
場合、厚い配線構造442は抵抗の低い線を表わしてい
る。それ故、厚い低抵抗線を形成する方法を提供する他
に、この発明はこれらの厚い線の抵抗値を配線ピッチを
変更せずに制御する機構も提供するものである。
この点に関し、厚い配線構造442が第1D図および第
2図において、配線トラフ408の深さプラス導電性材
料層420を表わす厚さaを存するものとして示されて
いることに留意されたい。
この厚い配線構造442の厚さを配線トラフ408の深
さを制御するか、あるいは配線トラフ408上に使用さ
れている導電性材料1!420の厚さを制御するかのい
ずれかによって容易に制御できるので、線442の抵抗
も制御できる。
ここで、構造の第2の例を詳細に説明する。スタッド・
アップ構造426および428の両方が形成され、かつ
薄い配線構造462が形成されている配線構造452が
示されている。詳細にいえば、スタッド・アップ構造4
26および428は第1B図および第1C図を参照して
説明したように、第1マスク材料422にしたがって導
電性材料層420をエツチングすることによって形成さ
れる。薄い配線構造462は第1A図を参照して説明し
たように、配線トラフ410を充填した導電性材料によ
って形成される。第2配線構造452は、好ましい実施
例においては金属である単一の層で形成された均質な導
電性材料をも表わしている。
薄い配線構造462はその厚さが、スタッド・ダウン構
造とスタッド・アップ構造との間にある厚さのわずかな
部分(典型的な場合、半分の厚さ)のみを含んでいると
いう点で薄いものである。薄い配線構造462が第1D
図において、第1A図を参照して説明したように、配線
トラフ410の深さに正確に対応した厚さbを有するも
のとして示されていることに留意されたい。
第2の配線構造452の配線構造の特徴は、幾つかの点
で有利なものである。まず、配線構造452が内部金属
界面を有していないアンダーパス配線構造であって、2
つのスタッド・アップ構造426および428の両方の
接続を可能とするものであることに留意されたい。薄い
配線構造462はスタッド・アップ構造426および4
28の接続に役立つものであるが、配線構造462の下
にある絶縁層406の一部によって、半導体基板400
から絶縁されている。付加的な絶縁材料が上述したよう
に絶縁層406の頂面上に形成されている場合には、配
線構造482はさらに情報のものから絶縁される。
第2の配線構造452の他の利点は、容量性効果に関す
るものである。半導体デバイスにおいて、隣接する配線
構造の間にかなりの容量性効果が存在することがしばし
ばある。配線構造452の重要な特徴は、薄い配線構造
462がこの容量性効果を減らすのに役立つ線だという
ことである。配線構造462を厚い配線構造として構成
した場合、配線構造450と452との間にかなりの容
量性効果が生じることになるであろうが、これは配線構
造442および482がコンデンサの平行な極板として
作用するからである。「平行な極板」の面積が薄い配線
構造を使用することによって大幅に減少するので、容量
性効果も減少する。
薄い配線構造は低キヤパシタンス線ではあるが、厚い配
線構造に比較して、その長さに沿った断面積が小さいこ
とはこれが抵抗の高い線であるということを意味する。
それ故、この発明は線の抵抗の増大と引き替えに、薄い
低キャパシタンスの配線構造を構成する際に多様性を提
供するものである。
ここで、構造の第3の例を詳細に説明する。配線構造4
54は同様に、薄く、低キャパシタンスのものである。
詳細にいえば、配線構造454は薄い配線構造466お
よびスタッド・ダウン構造468で構成されている。ス
タッド・ダウン構造468は第1A図および第1B図を
参照して説明した、スタッド・ダウン・バイア416を
充填した導電性材料で形成されている。薄い配線構造4
66は第1A図および第1B図を参照して説明したよう
に、配線トラフ412を充填した導電性材料で形成され
ている。第3の配線構造454は第2の配線構造452
のものと同様な細い、低キャパシタンスの構造であるが
、第3の配線構造454が半導体拡散領域404に対す
る内部回路相互接続を行なうものであることに留意され
たい。このことは第2の配線構造452の場合の、2つ
のスタッド・アップ構造の間の内部回路相互接続とは対
照的なものである。
隣接する配線構造の間の容量性効果の他に、配線構造と
半導体基板400との間に容量性効果が生じることもあ
る。たとえば、薄い配線構造462および466は半導
体基板400(一方のコンデンサ極板として作用する)
から、距離dだけ分離された他方の平行なコンデンサ極
板として作用することがある。この距離dは第1D図お
よび第2図に示されているものであって、薄い配線構造
462および466の下にあって、これらを半導体基板
400から絶縁する絶縁層406の部分に対応している
。薄い配線構造と半導体基板400の間の容量性効果を
減少させる方法のひとつは、分離距離dを増やすことで
ある。半導体基板400からのこの分離の増加は、第4
の配線構造45θによって達成される。
この分離距離の増加を説明すると、第2図に付加された
鎖線470は、絶縁層406の頂面を表わすものであり
、また鎖線472は半導体基板400の頂面を表わすも
のである。
第2および第3の配線構造452および454のそれぞ
れにおいて、薄い配線構造462および48Bは配線ト
ラフ4.10および412のそれぞれを充填した導電性
材料によって形成されている。
これとは対照的に、第4の配線構造458の薄い配線構
造44Bは絶縁層470の頂面上にある、導電性材料層
420の部分で形成されている。
図示の例において、第4の配線構造456は幾つかの点
で容量性効果をさらに減少させた配線構造を表わしてい
る。まず、隣接する薄い配線構造466および446の
間の容量性効果がさらに減少するのは、線が互いに関し
である角度をなしているからであって、これは同一平面
にある線4θ2および466と対照をなすものである。
次に、配線トラフを充填した導電性材料ではなく、絶縁
層40Bの頂面上にある導電性材料によって、配線構造
448が形成されているので、半導体基板400からの
分離距離eは上述の分離距離dよりも大きくなっている
ことに留意されたい。半導体基板400からのこの分離
の増大は、薄い配線構造446と半導体基板400の間
の容量性効果の減少をもたらす。
G1発明の効果 均質な導電性材料で形成された多重レベル配線構造は内
部金属界面を有しておらず、したがって内部接触抵抗を
宵していない多重レベル配線構造の構成を達成するもの
である。上記の利点の他に、この発明の手法はスタッド
・アップ、スタッド・ダウン、厚い線および薄い線の配
線構造の構成という多様性をももたらすものである。厚
い配線構造は低抵抗線であり、薄い配線構造は低キヤパ
シタンス線である。最後に、半導体基板からの薄い低キ
ヤパシタンス線の分離距離を制御し、薄い配線構造と半
導体基板の間の容量性効果をさらに下げることができる
【図面の簡単な説明】
第1八図ないし第1D図は、例示的な多重レベル配線構
造をもたらす、この発明の好ましい加工工程を示す単純
化された斜視図である。 第2図は、第1A図ないし第1D図の加工工程によって
製造された例示的な配線構造を示す図である。 第3図は、半導体基板上に製造された従来技術の多層配
線構造を有する半導体基板の一部を示す単純化された断
面図である。 第4図は、半導体基板上に製造された従来技術のスタッ
ド・ダウン配線構造を有する半導体基板の一部を示す単
純化された断面図である。 第5図は、半導体基板上に製造された従来技術のスタッ
ド・アップ配線構造を有する半導体基板の一部を示す単
純化された断面図である。 1001400・・・・半導体基板、102.104.
402.404・・・・半導体回路領域(半導体拡散領
域)、405・・・・バリヤ層、106.118.12
4.130.13B、200.214.312.324
.40B、470・・・・絶紳層、107.111.2
32・・・・配線トレンチ、110.114.120.
122.126.128.132.134.138.2
24.22B、228.230・・・・導電性材料、2
02.204,216.218.408.410.41
2・・・・配線トラフ、20B、208、’ 220.
222.414.416・・・・スタッド・ダウン・バ
イア、300.302.314.31E3・・・・配線
部材、304.308.318・・・・相互接続部、4
20.430・・・・導電性材料層、422・・・・マ
スク材料、423・・・・第2マスク層、306.31
0.320.424.42B、428.430.432
・・・・スタッド・アップ構造、442・・・・厚い配
線構造、450.452.454.456・・・・配線
構造、44B、460.4B2.46B・・・・薄い配
線構造、464.488・・・・スタッド・ダウン構造
。 出願人  インターナショナル・ビジネス・マシーンズ
・コーボレーシeン 代理人  弁理士  山  本  仁  朗(外1名) 第2図 第3図 第4図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも1つのスタッド・ダウンと、複数の相
    互接続線であぅて、少なくともその1つが第1の厚さを
    有し、少なくとも他の1つが上記第1の厚さよりも薄い
    第2の厚さを有するものと、 少なくとも1つのスタッド・アップと、 を有し、上記のスタッド・ダウン、相互接続線およびス
    タッド・アップが単一の金属層でつくられている配線構
    造を有することを特徴とする半導体装置。
  2. (2)半導体基板上に絶縁層を形成する工程と、上記絶
    縁層を選択的にマスクしエッチングして、配線トラフお
    よび選択されたトラフから下方へ延びるスタッド・ダウ
    ン・バイアを形成する工程と、上記配線トラフおよびス
    タッド・ダウン・バイアを充填しかつ上記絶縁層上に所
    定の厚さの層を形成するように金属層を付着する工程と
    、 上記金属層を選択的にマスクしエッチングしてスタッド
    ・アップを形成する工程と、 上記金属層を更に選択的にマスクしエッチングして、少
    なくとも1つが上記配線トラフ内の上記金属層の部分と
    上記絶縁層の表面から突出した上記金属層の部分とから
    なる第1の厚さを有し、少なくとも他の1つが上記配線
    トラフ内の上記金属層の部分または上記絶縁層上の上記
    金属層の部分からなる、上記第1の厚さよりも薄い第2
    の厚さを有する複数の相互接続線を形成する工程と、を
    含むことを特徴とする、半導体装置の製造方法。
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