JPS63273418A - 培地の入床方法 - Google Patents

培地の入床方法

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JPS63273418A
JPS63273418A JP62109151A JP10915187A JPS63273418A JP S63273418 A JPS63273418 A JP S63273418A JP 62109151 A JP62109151 A JP 62109151A JP 10915187 A JP10915187 A JP 10915187A JP S63273418 A JPS63273418 A JP S63273418A
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JP
Japan
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medium
bed
temperature
fermentation
culture medium
Prior art date
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Pending
Application number
JP62109151A
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English (en)
Inventor
Shigeru Tamiya
田宮 茂
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は培地の入床方法に係り、さらに詳しくはマツシ
ュームの育成に適した培地の入床方法に関するものであ
る。
[従来の技術] マツシュルーム、特にシャンピニオンと呼ばれるフラン
ス特産のマツシュルームは原地で長い歴史によって培か
われた独得の技術により育成されている。このような技
術は門外不出のものであり。
部外者、特に外国人には伝授されないのが通常である。
また、たとえ育成技術の伝授を受けたとしても、外国に
おいてマツシュルームの育成は困難である。
原地と外国では気候や風土が異なるほか、原地と同様の
培地を得るのが困難だからである。
そこで、マツシュルームの生産に興味を持つ人達が様々
の培地を作る研究およびマツシュルームの生産方法の研
究に取り組んでいる。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、現在までに提案されているマツシュルーム用
の培地は再現性が困難であったり、原価が高過ぎたりな
どと言う問題があり、流通問題までも考えるととても商
品化は無理と言う結論になる。
最も問題なのは培地の入床方法及び床の構造で。
この床が理想的にできないと均一なマツシュルームを大
量に得ることができない。
本考案は、かかる問題点を解決するためになされたもの
で、均一なマツシュルームを大量に得ることができる培
地の入床方法を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明者は、上述した問題点を解決するために、種々研
究を重ねた結果、商品化が確実に出来るマツシュルーム
が生産できる入床方法及び床を完成した。
即ち、前醗酵工程および後醗酵工程を経て得られた培地
をほぐして床箱に偏平状に入床させ、温度要###をコ
ントロールできる室内において、換気を繰り返して行な
うと共に、入床の間、室温を20〜25℃に保ち培地の
温度を15〜20℃に維持させるようにしたものである
[作用] 上述した手段によれば、床箱に培地を偏平状に入床させ
るので、換気の際02の供給およびCO□の除去が効果
的に行なわれる。また、入床の間、室温を15〜20℃
に保ち培地の温度を20〜25℃に維持させるようにし
たので培地の能力が低下することもない。
[実施例] 以下、本発明に係る培地の醗酵方法の一実施例について
説明する。
最初に培地の前醗酵工程について説明する。
先ず、稲藁を各々が200m前後になるように3つ切り
する0次に、切断された稲藁を例えば高さ1m、幅1m
に積み上げる。この場合の積上げにあっては奥行き長さ
は任意として良い、なお、稲藁の代わりに麦藁類を用い
ても良い。その後、積上げられた稲藁に水を充分に散水
する。この散水嫌は稲藁100重量部に対して水150
〜230重量部程度とする。しかる後、1日間堆積して
稲藁を醗酵させる。このときの稲藁の醗酵状態は温度・
湿度等によって変化するので上記堆積時間を適宜調整し
ても良い。
そして、翌日シ上記稲藁に鶏糞、米ぬかおよび油粕を投
入する。この場合の投入量は稲藁100重量部に対して
鶏糞5〜15重量部、米ぬか3〜10重量部および油粕
3〜10重量部であり、投入する際、稲藁、鶏糞、米ぬ
かおよび油粕を十分に混合させるようにする。また、こ
のとき外気が乾燥し、稲藁の水分含有量が少ないと思わ
れる場合には適量の水を加える。なお、このとき石灰窒
素。
硫酸、過燐酸石灰および消石灰を適宜混合させても良い
そうして、このまま1〜5日間放置すると醗酵により培
地の温度が上昇する。しかし、この醗酵は部分的に不均
等である。そこで、切り返しを行なって固りを解き砕い
てよく混和し、空気を補給すると共に組成を均一にし、
全体の醗酵を促進させ、均一なる醗酵を起させる。また
、この切り返しによって、培地の温度が部分的に70℃
を越えて培地の能力が低下するのが防止される。
そして、この切り返し後1〜5日経過の後、再度切り返
しを行ない、さらに1〜5日放置し均一なる醗酵を一層
促進させる。
このようにして十分な醗酵を行なわせた後、稲藁100
重量部に対して尿素0.2〜1重量部を用意し、これを
1〜5日間縞間隔数回に分けて加える。この際、適宜に
切り返しを行なう、具体的には、まず、用意した尿素の
3分の1を稲藁に混合し1〜5日間放置する。しかる後
、尿素をまた3分の1だけ稲藁に混合し2〜10回程度
切り返し温度調節を行なう、その後、1〜5日間放置し
、最後に残る3分の1の尿素を混合する。そして、その
まま1〜5日間放置する。なお、このように尿素を複数
回に分けて混合するのは、急激な醗酵を防止するととも
に、均一な醗酵を行なわせるためである。
その後、切り返しを行なった後、培地の水分調整を行な
う、つまり、培地を手に握り水がしみ出した場合には1
石膏を混合し1手で握っても水がしみ出さない程度に水
分muを行なう0石膏を加える場合の投入量は、稲藁1
00重量部に対して石膏0.5〜2重量部である。なお
、この水分調整後、培地はpH7程度になっていること
が好ましく、PH7程度になっていない場合には、適宜
酸又はアリカリで調整する。
以上のようにして、培地の前醗酵が完了する6この前醗
酵完了までに要する期間は、夏期で約17日間、春秋期
で約23日間、冬期で約28日間程度である。
次いで、このようにして得られた培地は後醗酵工程に回
わされる。この後醗酵工程では、大気中に浮遊している
雑菌を殺菌し、前醗酵を完了した培地に含まれるアンモ
ニアを除去し、マツシュルーム菌糸の繁殖に適した生物
学的環境を作る。
この工程では、まず、前醗酵の終った培地を40〜50
aiの高さで法相にほぐして入れ、温度及び湿度を制御
できる後醗酵室内に上記床箱を収容する。
この後醗酵室内で第1回目は培地の温度60℃、室内の
湿度100%で8時間放置し、第2回目は温度55℃、
湿度100%で2日間放置する。
そして第3回目に、温度50℃、湿度100%で3日間
放置する。続いて第4回目に温度45℃、湿度100%
で2.5日間放置し、最後に第5回目として温度23.
5℃、湿度100%となるように3日間で温度を下げる
以上のようにして、後醗酵工程が完了する。なお、上述
した後醗酵工程では温度と湿度の管理が極めて正確に行
なわれなければならず、温度や湿度のチェックは1時間
ごとに実施し、正確にコントロールする必要がある。
このようにして後醗酵が完了した培地は栽培室に連ばれ
、入床作業が行なわれる。
この入床作業にあたっては、後醗酵完了後の培地は固く
なっているので、これをばらばらにほぐして末節内に入
床させる。この場合の入床斌は一坪当り250kg〜3
00kgであり、入床時間は24時間である。また、入
床後には例えば2時毎おきに換気を10分間ずつ行ない
、培地がら発生するC○2ガスを除去する。なぜなら、
co2ガスの濃度が高いとマツシュルームの軸が長くし
がもマツシュルームの笠が開き易くなり、マツシュルー
ムの成長が阻害されてしまうがらである。
また、入床期間を通じて、栽培室内の温度を18℃、一
方、培地の温度を23.5℃に保つ、この温度条件のと
きがマツシュルーム菌糸の育成が最適となる。
しかして、このようにして得られた培地を用いて、マツ
シュルームの育成を行なえば、次のような効果を得る。
即ち、培地の入床にあたり、培地を偏平状に入床させる
ようにしているので、通気性が良く、したがって換気の
際に0□の供給が容易となり、一方培地からはCO2が
効果的に除去される。また、入床にあたり、培地の温度
および栽培室の温度をマツシュルーム菌糸の育成に適し
た温度に保っているので、培地能力の低下が防止される
ことになる。その結果、このようにして得られた培地に
よってマツシュルームの生産を行なえば良好なマツシュ
ルームを大量に生産することができる。ちなみに、この
条件の下でマツシュルーム(シャンピニオンのブラウン
種)を栽培したところ、従来に比べて約2倍量の収穫が
得られた。
なお、本発明は、かかる実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であ
る。つまり、入床時間、換気の間隔、換気時間、入床の
際の室温および培地温度を適宜変化させても良い、要は
、入床を偏平状態で行ない、これにより培地の通気性を
良くしておいて後換気し、他方、入床期間中に培地およ
び栽培室内の温度をマツシュルーム菌糸の育成に適した
温度にすれば良い、ちなみに換気間隔は1〜3時間おき
、換気時間は5〜15分間、培地温度は20〜25℃、
栽培室の室温は15〜20”Cぐらいが適切であった。
[発明の効果] 以上の説明からも明らかなように、本発明によれば、前
醗酵工程および後醗酵工程を経た培地を末節内に偏平状
に入床させ、温度klk!kmをコントロールできない
室内において、換気を繰り返してなすと共に、入床の間
、室温を15〜20℃に保ち培地温度を20〜25℃に
維持するようにしているので、マツシュルーム菌糸の育
成に適した培地が得られ、良好なマツシュルームを大量
に生産できることとなる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 前醗酵工程および後醗酵工程を得て得られた培地をほぐ
    して床箱に偏平状に入床させ、温度をコントロールでき
    る室内において、繰り返して換気を行なうと共に、その
    入床の間、室温を15〜20℃に保ち培地の温度を20
    〜25℃に維持させるようにしたことを特徴とする培地
    の入床方法。
JP62109151A 1987-05-01 1987-05-01 培地の入床方法 Pending JPS63273418A (ja)

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JP62109151A JPS63273418A (ja) 1987-05-01 1987-05-01 培地の入床方法

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JP62109151A JPS63273418A (ja) 1987-05-01 1987-05-01 培地の入床方法

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JPS63273418A true JPS63273418A (ja) 1988-11-10

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ID=14502916

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JP62109151A Pending JPS63273418A (ja) 1987-05-01 1987-05-01 培地の入床方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016041027A (ja) * 2014-08-15 2016-03-31 マッシュトレーディング株式会社 茸類栽培方法、発酵菌床生成ミキサー、及び茸類栽培システム

Cited By (1)

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JP2016041027A (ja) * 2014-08-15 2016-03-31 マッシュトレーディング株式会社 茸類栽培方法、発酵菌床生成ミキサー、及び茸類栽培システム

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