JPS63273187A - 通信機能付ｉｃカ−ド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ＩＣカード自身が通信回線を介して相手ノ
ード（通信端末、プログラム等）とのエンド・エンド通
信を実行する通信機能付ＩＣカードに関するものである
。

〔従来の技術〕

従来のＩＣカード−は、自身が挿入される端末との通信
機能のみを有しており、他のノードとの通信機能を有し
ていなかった。そのため、オンライン業務にＩＣカード
を利用する時は、第３図に例示したような機能分担で、
オンライン業務を遂行している。すなわち、ＩＣカード
１０の所有者は、通信端末２０にＩＣカード１０を挿入
した後、オンラインサービスを選択し、対応するアプリ
ケーションプログラム２１を走行させる。アプリケーシ
ョンプログラム２１は、自身の有する（あるいはカード
所有者の人力する）相手センタ３０の電話番号を通信処
理プログラム２２に送り、通信回線４０を介して相手セ
ンタ３０との通信リンクを確立する。もし、相手センタ
内のアプリケーションプログラム３２を起動したければ
、自らの有するプログラムの識別情報を、相手センタの
通信処理プログラム３１に通知して、アプリケーション
プログラム３２を起動させる。この結果、通信端末２０
内のアプリケーションプログラム２１は相手センタ３０
との間でエンド・エンド通信ができるようになり、オン
ライン業務が実行される。もし、カード所有者に関する
情報のＩＣカード１０への人出力の必要が生じれば、通
信端末２ｏ内の対カードとの通信処理プログラム２２、
ＩＣカード１ｏ内の端末との対端末通信処理プログラム
１１を介してメモリ領域１２にアクセスする。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、この場合、オンライン業務を実行するアプリケ
ーションプログラム２１は、通信端末２０に存在する。

したがって、ＩＣカード１０の所有者は、希望する業務
を実行するプログラムを内蔵する端末によってしか希望
のオンラインサービスを受けられない。また、１台の通
信端末２０で数多くのオンラインサービスを提供しよう
とすれば、数多くのアプリケーションプログラム２１を
内蔵せねばならず、通信端末２０の大型化、高価格化を
招くという問題点がある。

この発明は、上記の問題点を解決するためになされたも
ので、ＩＣカード自身に業務用プログラムの走行機能、
任意のノードとのエンド・エンド通信機能を持たせるこ
とにより、ＩＣカード所有者が安価・簡易な通信端末を
用いて希望のオンラインサービスを受けられるようにし
た通信機能付ＩＣカードを提供するものである。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明にかかる通信機能付ＩＣカードは、カード内の
メモリ領域に、通信回線を介して接続したい相手の電話
番号と、通信したい相手ノードの識別情報と、通信中に
自身および相手に付与されるノードアドレスと、オンラ
イン業務用のアプリケーションプログラムを格納すると
ともに、さらに相手ノードとのエンド・エンド通信を行
う通信処理プログラムを備えたものである。

〔作用〕

この発明においては、自己の希望するサービスを実用で
きるアプリケーションプログラムをカード内に有してい
るので、このアプリケーションプログラムを用いて希望
する相手センタあるいは通信端末との間でオンラインサ
ービスを受けることができる。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図である。

まず、ＩＣカード１００内には、不揮発性メモリＩＣと
マイクロプロセッサ（ＭＰＵ）を内蔵するが、ＭＰＵと
しては、メモリＩＣ内のプログラムの走行を可能ならし
めるものを用いる。

ＩＣカード１００内のメモリ領域（メモリＩＣ）１０１
には、オンライン業務用のアプリケーションプログラム
（ＡＰ）、オンラインサービス時の相手センタの電話番
号、相手センタ内のＡＰの識別情報、自身と相手（セン
タ、端末等）のノードアドレスを格納する。カード内Ｍ
ＰＵのプログラム領域１０２には、基本プログラムとし
て、対ＡＰ通信処理プログラム、対端末通信処理プログ
ラム、対端末および対センタ通信処理プログラムを格納
する。通信端末２００内には、対カードと対センタの通
信処理プログラム２０１．２０２がそれぞれ存在するが
、アプリケーションプログラムは存在しない。通信端末
にはキーボード２１０が設けられる。また、相手センタ
３００には対端末およびカード通信処理プログラム３０
１およびアプリケーションプログラム３０２が格納され
ている。

このようなシステム構成により、オンライン業務は以下
の手順で実行される。

カード所有者は、ＩＣカード１００を通信端末２００に
挿入した後、キーボード２１０より希望するアプリケー
ション塩またはサービス塩を入力する。対カード通信処
理プログラム２０１は、この情報をカード内のプログラ
ム領域１０２に送信する。プログラム領域１０２内の基
本プログラムは、メモリ領域１０１内のメモリ管理テー
ブルを参照しながらアプリケーションプログラム（ＡＰ
）を起動し、業務処理遂行の実行権を与える。

前記ＡＰは、最初に基本プログラムを介して通信端末２
００に相手センタの電話番号を送り、通信回線４００に
よる通信端末２００と相手センタ３００と、の通信リン
クを確立させる。続いて、センタ内ＡＰ情報をカードの
基本プログラム、通信端末２０ｏ１回線４００を経由し
て相手センタ３００に送信し、アプリケーションプログ
ラム３０２を起動させる。以後の業務処理は、基本的に
はカード内のメモリ領域１０１内のＡＰと、相手センタ
３００内のＡＰ３０２間のエンド・エンド通信によって
実行される。

この時、カード内のメモリ領域１０２内の基本プログラ
ム、通信端末２００内の対カード、対センタ通信処理プ
ログラム２０１，２０２．相手センタ３００内の通信処
理プログラム３０１は、中間ノードとしてエンド・エン
ド通信をサポートする。各エンドノード、中間ノードは
それぞれ独自のノードアドレスを持っており、かつ相手
のノードアドレスを知っている。各ノード間で転送され
る情報は、全て第２図のようなフォーマットを有し、情
報送信ノードアドレスと情報受信ノードアドレスが記述
される。これにより中間ノードは確実に情報を正規の受
信ノードに送信することができる。

以上の説明より明らかなように、この発明によるシステ
ムを用いれば通信端末２００内にはアプリケーションプ
ログラムを必要としない。カード所有者は、自己の希望
するサービスを実行できるアプリケーションプログラム
をカード１００内に格納することにより、希望する相手
センタ３００あるいは別の通信端末２００との間で、オ
ンラインサービスを受けることができる。

〔発明の効果〕

この発明は以上説明したとおり、カード内のメモリ領域
に、通信回線を介して接続したい相手の電話番号と、通
信したい相手ノードの識別情報と、通信中に自身および
相手に付与されるノードアドレスと、オンライン業務用
のアプリケーションプログラムを格納するとともに、さ
らに相手ノードとのエンド・エンド通信を行う通信処理
プログラムを備えたので、以下の利点がある。

（１）通信端末自身の機能としては、回線を介した相手
センタまたは別の通信端末との通信機能とＩＣカー・ド
との通信機能があれば良く、業務処理遂行能力（アプリ
ケーションプログラム）は必要としない。

（２）　　カード所有者は、上記通信端末とＩＣカード
を用いて、ＩＣカード内のＡＰがサポートする任意のオ
ンラインサービスを受けられる。

（３）シたがって、上記通信端末は汎用端末として機能
する。

（４）ＡＰは、カード所有者により自由に生産。

変更できることから、カード所有者は自由に受けたいサ
ービスを追加、変更できる。

（５）通信端末の小型化、低価格化が実現できる。

（６）　　カード所有者は、自分専用のサービスを専用
のＡＰにより実現でき、きめ細かなサービス低周と実現
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のＩＣカードの構成とこれを用いた時
のオンラインサービス実施時の概念を示すブロック図、
第２図は、第１図のシステムで用いる情報のフォーマッ
ト例を示す図、第３図は従来のＩＣカードを用いた時の
オンラインサービス実施時の概念を示すブロック図であ
る。 図中、１００はＩＣカード、１０１はメモリ領域、１０
２はプログラム領域、２００は通信端末、２０１は対カ
ード通信処理プログラム、２０２は対センタ通信処理プ
ログラム、２１０はキーボード、３００は相手センタ、
３０１は通信処理プログラム、３ｏ２はアプリケーショ
ンプログラム、４００は回線である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　カード内のメモリ領域に、通信回線を介して接続した
   い相手の電話番号と、通信したい相手ノードの識別情報
   と、通信中に自身および相手に付与されるノードアドレ
   スと、オンライン業務用のアプリケーションプログラム
   を格納するとともに、さらに相手ノードとのエンド・エ
   ンド通信を行う通信処理プログラムを備えたことを特徴
   とする通信機能付ＩＣカード。