JPS63273085A

JPS63273085A - 放射線検出器

Info

Publication number: JPS63273085A
Application number: JP10457787A
Authority: JP
Inventors: Yuzo Yoshida; 吉田　祐三
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1987-04-30
Filing date: 1987-04-30
Publication date: 1988-11-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的コ（産業上の利用分野）本発明は放射線断層撮影に用いる放射線検出器に関する
。

（従来の技術）第１図に示すような、偏平なファンビームＸ線ＦＸを連
続に曝射するＸ線源１と、このＸ線を電離電流として検
出する複数の放射線検出素子を並設して成る放射線検出
器２とを、被検体３を介して対峙させ、Ｘ線源１と放射
線検出器２とを、被検体３を中心にして互いに同方向に
同一角度で回転移動ざぜ、被検体３の断面の種々の方向
に対するＸ線吸収データを収集するコンピュータトモグ
ラフィ（以下ＣＴと略称する）装置がある。

この装置によれば、軟組織から硬質組織に至るまで、明
確な断層像が得られる。

そして、以上のような装置において、放射線検出器２は
、被検体３の断面を透過したＸ線エネルギーを電離電流
として検出し、データ処理部（ＤＡＳ＞４に転送して最
終的にデータとして出力するようになっている。

従来のＤＡＳは、検出器２からの入力電流をオペアンプ
にてＩ／Ｖ変換し、それを積分器にて積分し、Ａ／Ｄ変
換するという回路であったが、最近では安価なりＡＳと
して単純にコンデンサに検出器２からの電荷を所定時間
蓄積し、スイッチにより電荷をＱ／Ｖアンプに送って電
圧に変換し、それをＡ／Ｄ変換する回路としたものがあ
る。

（発明が解決しようとする問題点）上述した従来のＤＡＳのうち、検出器２からの入力電流
をオペアンプにてＩ／Ｖ変換し、それを積分器にて積分
し、Ａ／Ｄ変換するものは、検出器からＤＡＳまでの信
号パスラインは、初段のオペアンプにより電位的に安定
しているが、コンデンサに検出器２からの電荷を所定時
間蓄積しスイッチにより電荷をＱ／Ｖアンプに送って電
圧に変換し、それをＡ／Ｄ変換するものは、電荷がコン
デンサに蓄積されれば、それに伴い信号パスラインの電
位が変化し、隣接の信号パスライン或いは他の物体（例
えばケース筐体）との間の電気力線の変動（容量の変動
）が生じ、検出器からの信号がノンリニアにより、再構
成した画像にリング状アーチファク１〜が生じるという
問題がある。

本発明の目的は、以上のような問題点を解決し、コンデ
ンサを用いたＡＤＳを採用した場合でも、リング状アー
チファクトが生じない良好な画像を得ることのできる放
射線検出器を提供することにある。

［発明の構成］（問題点を解決するための平日）上記目的を達成するため本発明は、検出素子とデータ処
理部とを接続する信号転送媒体に静電シールドを設けた
構成とした。

（作　用）本発明は上記の構成としたので次のように作用する。

即ち、信号転送媒体に静電シールドを設けたことにより
、電荷がコンデンサに蓄積されても、隣接の信号パスラ
イン或いは他の物体との間の電気力線の変動が生じず、
リニアな信号を検出器からＤＡＳに転送せしめることが
でき、もってリング状アーチファクトのない良好な画像
を得ることができる。

（実施例）以下図示の実施例について説明する。

第１図は本発明に係る放射線検出器を用いたＣＴ装置の
構成を示すブロック図、第２図は検出器部分の斜視図で
ある。

これらの図において、Ｘ線源１から放射されたＸ線ＦＸ
は被検体３を透過した後、検出器２に入射し、検出器電
流は、単純なコンデンサ回路を有するＤＡＳ４に送られ
、ざらに信号ケーブル（パワーケーブル）５を通じてコ
ントロールボックス６に転送されてＡ／Ｄ変換される。

更に計韓機１６に送られて再構成処理がなされた後、デ
ィスプレイ１７にて画像が表示されるようになっている
。

第３図は検出器２の断面図であり、検出素子１８により
得られた信号は、信号転送媒体８及びフィードスルーピ
ン９を経由してＤＡＳ４に送、られる。このパスの電位
変動によって、信号はノンリニアとなる。

信号転送媒体８の斜視図を第４図に示す。同図において
、１０は信号電極、１１は電圧電極板であり、それらが
交互に並んでいる。１０ａは電離電流を取り出すタブで
あり、このタブ１０ａ及び信号転送媒体８の信号パター
ン１３を経由して電離電流が前記ＤＡＳ４に送られる。

本実施例では、信号転送媒体８を、表裏が静電シールド
された多層のフレキシブルＰＣ板で構成しである。

前記信号パターン１３が密になると裏表にパターンを形
成した方が便利であり、第５図は、裏表にパターンを形
成した信号転送媒体８の断面図を示す。

第５図において、１５は母材であり、その裏表に電極タ
ブ１０ａとつながる信号パターン１３が形成されている
。母材１５は、例えばフレキシブルな絶縁材であるポリ
イミドフィルムで構成し、信号パターン１３は銅箔で形
成する。本実施例では、更にその上に絶縁物（例えばポ
リイミドフィルムからなるカバーレイ）１２を介し、シ
ールド材として銅箔１４を貼り付け、更にその上を、周
囲との電気的接触を回避するために、絶縁物（例えばポ
リイミドフィルム）で覆っである。尚、１６は各層を接
合する熱硬化性接着剤である。また、前記シールド１４
は、一点にて、アースポテンシャルにおとす。

以上本発明の一実施例について説明したが、本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、本発明要旨の範囲
内において適宜変形実施可能であることは言うまでもな
い。

例えば、第６図に示すように信号パターン１３を、片側
のみ形成してもよい。

［発明の効果］以上詳述したように本発明によれば、信号転送媒体に静
電シールドを設けたことにより、電荷がコンデンサに蓄
積されても、隣接の信弓パスライン或いは他の物体との
間の電気力線の変動が生じず、信号の安定性が得られ、
リニアな信号を検出器からＤＡＳに転送せしめることが
でき、もってリング状アーチファクトのない良好な画像
を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る放射線検出器を用いたＣＴ装置の
構成を示すブロック図、第２図は検出器部分の斜視図、
第３図は検出器部分の断面図、第４図は信号転送媒体の
斜視図、第５図は信号転送媒体の一例の断面図、第６図
は第５図のものとは異なる信号転送媒体の断面図である
。１・・・Ｘ線源、２・・・検出器、３・・・被検体、４
・・・ＤＡＳ、５・・・信号ケーブル、６・・・コント
ロールボックス、７・・・計算機、８・・・信号転送媒
体、９・・・フィードスルービン、１０・・・信号電極
板、１１・・・高圧電極板、１２・・・絶縁物、１３・
・・信号パターン、１４・・・シールド、１５・・・母
材、１６・・・熱硬化性接着剤、１７・・・ディスプレ
イ、１８・・・検出素子。代理人　弁理士　則　　近　　憲　　缶周　　　　　近
　　　　藤　　　　　猛９スール１ズルー【・ン第　　３　図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）入射した放射線エネルギーを電離電流として検出
する検出素子と、この検出素子からの信号を処理するデ
ータ処理部とを信号転送媒体で接続した放射線検出器に
おいて、前記信号転送媒体に静電シールドを設けたこと
を特徴とする放射線検出器。
（２）前記信号転送媒体は、表裏が静電シールドされた
多層のフレキシブルＰＣ板で構成した特許請求の範囲第
１項記載の放射線検出器。