JPS63272269A - 拡大表示機能付黒板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、読取り装置によって読取られた原稿の画像
情報を、記録装置により大形記録媒体に拡大記録するこ
とのできる黒板に係り、特に複数の画像情報を記憶装置
に記憶して、任意に画像情報を大形記録媒体に拡大記録
可能にした拡大表示可能な黒板に関する。

（従来の技術） 近来、会議等で、黒板画面上の内容を自動的に読み取り
、それを用紙に縮小記録するようにした電子黒板装置が
用いられていて、会議の能率を向上させており、また、
展示会における説明等にも利用されている。ところで、
手持の原稿等を黒板面に拡大表示できる機能を持った拡
大表示機能付きの電子黒板も例えば、特開昭６０−２６
３５５７号公報等により既に知られている。これによれ
ば、ＯＨＰ装置を用いる必要がないので、ＯＨＰフィル
ムを作成する手間が省けるほか、光学的な装置である○
ＨＰ装置を会議場に設置するための照明等の調整も必要
でなく、これに加えて、それらの多くの装置を使い分け
る面倒がない等の利点がある。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、かかる従来の拡大表示機能付き電子黒板
は、手持原稿を１枚ずつ画像読取装置によって読み取ら
せては黒板面に拡大表示するというものであった。その
ために何枚かの原稿を前後して繰り返し拡大表示したい
ような場合に、画像読取操作を重複して繰り返すことと
なって面倒であり、能率が悪かった。

〈発明の目的） 本発明は、このような問題点を鑑みて為されたもので、
その目的とするところは、複数枚の原稿画像を一括して
記憶装置に記憶させておいてこの画像を、適宜選択的に
黒板面に拡大表示できるようにした拡大表示機能付黒板
を提供するものである。これにより、会議等の進行能率
を高めんとするものである。

（問題点を解決するための手段） この目的を達成するため本発明に係る拡大表示機能付黒
板は、筆記可能な記録媒体と、原稿面の画像を読み取る
ための手段と、この読み取られた画像情報を前記記録媒
体面に拡大して記録するための手段とを具備し、複数枚
の原稿の画像情報を記憶し得る記憶装置と、該記憶装置
に記憶された複数の画像情報を選択的に前記拡大記録手
段へ出力させる手段とが設けられていることを要旨とし
ている。

（作用） このような構成により、会議に必要だと思われる複数枚
の原稿を前もって記憶装置に記憶させておけば、簡単な
ボタン操作によって必要な画像が記憶装置から随時取り
出され、記録媒体面に拡大出力表示される。そのため、
原稿を拡大表示のたびに読取装置に読み取らせるといっ
た操作が不要となる。

（実施例） 以下、この発明を具体化した実施例を第１図〜第５図に
従って説明する。

第１図及び第２図に示すように、本実施例は、原稿の画
像情報を読み取る原稿読取り部５、前記画像情報を記憶
しておく記憶部、前記画像情報を大形記録媒体たるシー
ト１５に記録する記録部６、必要な画像情報を記憶部か
ら呼び出す操作パネル２から構成されている。

左右一対の脚部４を有する四角環状のフレーム１の両端
内側には一対のシート巻取りドラム７−１．７−２が並
列支持され、駆動手段としてのモータ（図示せず）によ
り正逆回転される。前記両ドラム７−Ｌ、７−２には前
記シート１５の両端部がそれぞれロール状に巻取られ、
前記フレーム１の前面開口部３において、シート１５の
表記面１５ａに表記することができる。前記開口部３に
対応して前記シート１５を筆記可能に支持するためのボ
ード１４が設けられている。

シート１５はガイドローラ１２−１と１２−２との間で
水平に張架されていて、その部分に記録部６が配設され
ている。記録部６は、ドナーシート８、サーマルヘッド
１０、プラテン１１．サーマルヘッド押圧機構（図示せ
ず）がら構成されている。サーマルヘッド１ｏとプラテ
ン１１の間に、シート１５とドナーシート８が具備され
、記録時には、サーマルヘッドが前記押圧機構により押
圧されて、ドラム７−１とプラテン１１が同期して回転
し、シート１５及びドナーシート８を送っている。ここ
で用いているドナーシート８は、シート１５上にサーマ
ルヘッド１０によりきれいに転写でき、黒板消しで容易
に消去できるインクを用いている。記録時におけるシー
ト１５の移動に伴いドナーシート８も移動し、ドナーシ
ート巻取りドラム９−２に巻き取られる。

第３図に示すように、原稿読取り部５は、光源１７、ミ
ラー１８、レンズ１９、ＣＣＤイメージセンサ２０、制
御回路２１、原稿送りローラ２４−１．２４−２から構
成されている。原稿読取り部人口２７に入った原稿２３
は、モータ（図示せず）により駆動する紙送りローラ２
４−１．２４−２によって一定速度で読み取られながら
、原稿受は部１６まで送られる。読み取りは、光源１７
から原稿２３面に照射された光の反射光線が、ミラー１
８を介してレンズ１９により収束されると共に、ＣＣＤ
イメージセンサ２０上に結像されて電気信号に変換され
、制御回路２１にて制御されて図示しない信号線を介し
て記録部６に伝送されるようになっている。

前記フレーム１の前面下部に設けられた繰作部２は、前
記モータ（図示せず）によるシート１５の巻取り方向、
原稿読取部５及び記録部６の作動、原稿読取部５により
読み取られた画像情報の記憶、シート表記面１５ａへ表
記したい前記画像情報の選択を操作するためである。第
４図は、前記操作部の１部分を示したものであるが、こ
の部分は、制御部内の記憶部に入力した複数の原稿の画
像情報を原稿１枚単位に分別して、選択キー２５を押す
ことにより必要な画像情報のみ得ることができる。その
時、どの選択キー２５に何が入力されているか一目で確
認できるように、選択キー２５の下に水性インク等で筆
記、消去可能なタイトル記入欄２６を設けている。

第５図に示すように、読み取る原稿２３の画像情報を記
憶部に記憶させる場合には、読取キー２つを押しながら
、記憶しておきたい選択キー２５を指で押してから原稿
２３を原稿読取部入口２７に挿入する。画像情報が記憶
されている選択キー２５を前記のごとく押すと、前回の
記憶された画像情報が消去されて、新たに入力された画
像情報のみが記憶されるようになっている。すると、セ
ンサ（図示せず）が挿入された原稿２３を感知し、原稿
送りローラ２４−１．２４−２が回転を開始して原稿２
３は自動的に読み取られて、原稿受は部１６まで送られ
る。また、記憶部に記憶された画像情報をシート１５の
表記面１５ａに表記する場合には、記録キー２８を押し
ながら、記録させたい画像情報の記憶されている選択キ
ー２５を押すと、制御回路２１により自動的にシート表
記面１５ａに拡大表記される。一方、前記画像情報を記
憶部に記憶させずに直接シート表記面１５ａに記録する
場合には、操作部２のキーには触れずに原稿２３を原稿
読取部人口２７に挿入すれば、前記同様にセンサ（図示
せず〉が原稿を感知して原稿の画像情報を読み取り、前
記画像情報が制御回路２１により拡大され、直接記録部
６に伝達されてシート表記面１５ａに拡大記録される。

本実施例では、選択キー２５の数を５つに設定している
がその数の増減は可能である。

なお、この発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、例えば本実施例を、黒板画面上の画像情報と自動的
に読み取りそれを用紙に縮小記録する電子黒板装置に応
用する等、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形
状、構成を任意に変更することも可能である。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明の拡大表示機能付黒板によ
れば、複数枚の手持原稿等をあらがしめ記憶装置にまと
めて記憶させておくことにより、適宜所望の原稿画像を
選択的に黒板面に拡大表示できるものであって、わざわ
ざ拡大表示のたびに原稿を入力し読み取らせるといった
操作は不要である。従って、この黒板は非常に使い勝手
が良く、会議の能率向上等に大いに寄与するものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を具体化した一実施例に係る黒板の外
観図、第２図はそのＡ−Ａ線断面矢示図、第３図は原稿
読取部５の要部を示す概略構成図、第４図は操作部２の
概略構成図、第５図は読み取りおよび記録制御のフロー
チャートである。 ２・・・操作部　　　５・・・原稿読取部　６−・・記
録部１５・・・記録媒体　２３・・・原稿 特許出願人　ブラザー工業株式会社 取締役社長　　河嶋　勝二 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 筆記可能な記録媒体を有し、原稿面の画像を読み取るた
   めの手段と、この読み取られた画像情報を前記記録媒体
   面に拡大して記録するための手段とを具備した黒板にお
   いて、 複数枚の原稿の画像情報を記憶し得る記憶装置と、該記
   憶装置に記憶された複数の画像情報を選択的に前記拡大
   記録手段へ出力させる手段とが設けられてなることを特
   徴とする拡大表示機能付黒板。