JPS63271746A - 光磁気記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、光磁気メモリー、磁気記録表示素子等に使用
される光磁気記録媒体に関し、特に膜面と重直な方向に
磁化容易軸を有し、保磁力、カー回転角が大きく、Ｓ／
Ｎが良好でかつ化学的に安定な媒体に係わるものである
。

（従来の技術とその問題点） 従来光磁気記録媒体としては、下記のものが使用されて
いる・ イ）ＭｎＢｉ等の多結晶膜。

口）ＧＩＧ等の単結晶薄膜。

ハ）ＧｄＴｂＦｅ、ＴｂＦｅＣｏ等の希土類−鉄族合金
系の非晶質薄膜。

これらの媒体のうちイ）は、カー回転角が大きいという
特徴を有する反面、結晶粒界の存在のため光が散乱し、
Ｓ／Ｎが極端に小さくなるという欠点があり、また口）
は磁気特性においては優れているが、大面積のディスク
の作製が困難であるという不利がある。

これに対しハ）は、媒体雑音が小さく、膜の作製が比較
的容易で経済的であるため、近年注目され広く研究され
ているが、これはカー回転角が小さいため十分なＳ／Ｎ
が得られず、また安定性に欠け、膜の腐食により時間の
経過とともに磁気特性が劣化するという点に問題があっ
た。

このように従来公知の媒体は、最近の高密度の情報記録
には不充分であったので、キューリ一点が低く、保磁力
、カー回転角が大きくかつ化学的に安定な薄膜が強く要
望されていた。

（問題点を解決するための手段） 本発明者らは、鋭意研究の結果上記問題点を解決する本
発明を完成したのであって、膜面と重直な方向に磁化容
易軸を有する非晶質磁化膜が設置された光磁気記録媒体
において、該磁化膜が４〜１５モル％のＲ（ＲはＹを含
む希土類元素の少なくとも１種または２種以上である）
、４〜１５モル％のＭ　（ＭはＺｎまたはＨｆである）
および残部Ｔ（ＴはＦｅまたはＦｅとＣＯである）から
なる光磁気記録媒体である。ただしＦｅとＧｏの混合の
場合のＣｏ量は、３０％ｉｔ％以下が好ましい。

このような組成の薄膜によって、カー回転角が約０．５
度と極めて大きく、大気中に１力月以上放置しても磁気
特性が劣化せず、さらに保磁力および飽和磁化が大きい
ため、垂直方向に磁化容易軸を設けて、情報記録密度を
格段に高く保つことができる光磁気記録媒体を提供する
ことができた。

（実施例） 本発明によるＲ−Ｍ−Ｔ系合金の非晶質薄膜を。

ＲＦスパッタリング法により作製した場合の組成と磁気
特性の関係を次表に示す。

Ｈｃ：保磁力、　　　輸：力−回転角。

膜厚は、磁化を安定にし、垂直方向に磁化容易軸を実現
するため２０００Å以上とした。

表から明らかなように、本発明の媒体は保磁力Ｈｃが０
．６５〜０．７３　ｋｏｅ、カー回転角転は０．４４〜
０゜４８度ときわめて大きく優れた磁気特性を有し、し
かもこの薄膜は、大気中に１力月間放置してもなんら特
性の変化はみられず、安定な媒体であることが確認され
た。

したがって本発明は、高密度の情報書き込みおよび読み
出しにあたり、十分な能力を発揮するものである。

（発明の効果） 以上述べたように、本発明の光磁気記録媒体は、従来の
ものに比べて。

ｉ）熱安定性が良好である。

ｉｔ）カー回転角が大きく、したがってＳ／Ｎが大きい
。

ｉｎ）耐食性に優れ化学的に非常に安定である・Ｋ）記
録密度を高くすることができる。

のような優れた特性を有し、産業上きわめて有用なもの
である。

手続補正書 昭和６２年１月２２日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 膜面と垂直な方向に磁化容易軸を有する非晶質磁化膜が
   設置された光磁気記録媒体において、該磁化膜が４〜１
   ５モル％のＲ（ＲはＹを含む希土類元素の少なくとも１
   種または２種以上である）、４〜１５モル％のＭ（Ｍは
   ＺｎまたはＨｆである）および残部Ｔ（ＴはＦｅまたは
   ＦｅとＣｏである）からなる光磁気記録媒体。