JPS6327002A - 避雷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、避雷器、サージアブソーノベなどの避雷装置
に係り、特に避雷素子として酸化亜鉛を主成分とし、焼
結体自体が電圧非直線抵抗特性をキＪつ電圧非直線抵抗
体を使用したもので、その電圧非直線抵抗体の積重支持
構造を改良した避雷装置に関するものである。

（従来の技術） 避雷器に使用されている電圧非直線抵抗体は、一般には
バリスタと呼ばれ、その代表的なものとしては、近年開
発された酸化亜鉛バリスタがある。

これは酸化亜鉛を主成分とし、これに少量のビスマス、
アンチモン、コバルト、マンガン、クロム等の酸化物を
添加し、混合造粒、成形した後、空気中で高温焼成し、
その焼結体に電極を取り付けて構成されるものである。

上記の様に製造されたバリスタは、その優れた非直線電
圧−電流特性が利用されて電圧定化、あるいはサージ吸
収を目的としたａ電器やサージアブソーバに広く利用さ
れている。これらのバリスタは単体で使用される事が少
なく、一般的には数個〜数十個を積み重ねる事によって
組立てられ。

その組立て技術にいろいろと工夫が凝らされている。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、従来の組立て技術は、例えば［器の場合、第
７図に示すように碍管１内に第８図ａ。

ｂで示す円板状又は円柱状の多数の抵抗体２′を積み重
ね、この抵抗体２′の積重体を両側の絶縁ロッド４、当
板５およびナツト６により上下のカラー３を介して締め
つけて固定し、この積重体とバネ７で押圧して碍管１内
に確実に固体する支持構造を採用していた。これは従来
の抵抗体２′が第８図に示すように円板状又は円柱状で
抵抗体自身に固定機能がないからである。

そのため、避雷器として不可欠な所定の放圧空間８を確
保しようとすると、どうしても絶縁ロッド４などの支持
構造体があることから必要以上に碍管１の内径が大きく
なり、その重量、容積も必然的に大きくなり、ａ電器の
耐震特性に悪影響をおよぼすばかりでなく、その設置に
当たり架台を強固なものにしなければならない等の問題
点があった。更らに価格面上高額な避雷器となり、営業
面でも問題となる。

本発明の目的は、電圧非直線抵抗体の積重体を固定する
支持構造物を極力省略することにより、放圧空間を十分
に確保することができ、碍管の大形化を抑制して全体を
軽量、小形でしかも安価に構成し得る避雷装置を提供す
ることにある。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段および作用）本発明によ
る避雷装置は、多数枚の電圧非直線抵抗体を衝合面に成
形した凹部、凸部の嵌合によって績み重ね、この抵抗体
の積重体を碍管内に支持固定したことを特徴とするもの
である。

本発明においては、相互の電圧非直線抵抗体が凹部、凸
部の嵌合構造で積み重ねられるので、積重支持力を確保
することができ、特別の支持物を使用しなくとも、碍管
内に強固に支持固定することができる。

（実施例） 以下、本発明を第１図ないし第６図に示す実施例を参照
して説明する。まず本発明に使用する電圧非直線抵抗体
２の製法について説明する。酸化亜ｍ　（ＺｎＯ’）　
９７．５　ｍｏＱ％と酸化ビスマス（Ｂｉ−０３）。

酸化コバルト（ｃｏｚｏｉＬ酸化マンガン（ＭｎＯ）　
、酸化７　ンチ’ｃ　ン（Ｓｂｚ　Ｏｉ　）　−ｆａ化
クロム（Ｃｒ、０３）の粉末を各々０．５　ｍｏ１２％
づつ秤量する。

次にこれを分散剤、潤滑剤、バインダーと共に混合−粉
砕機に投入し、更らに８０〜１５０　ｗｔ％の水を注入
したスラリー状の状態で１〜３時間混合する。混合、粉
砕後のスラリーはスプレードライヤーで乾燥造粒し、直
径４（１−１３０ｍｍ、厚さ３０〜６０＋＋ｖｕに圧縮
成形する。

この時の成形は、単なる円板又は円柱状のものでなく、
本発明においては１両衝合而に凹凸形状を有する成形に
パンチを用いる事によって第２図。

第３図及び第５図に示す形状のものを製作する。

その後、添加した分散剤、潤滑剤、バインダーを予め除
去するため空気中で５００℃で一次焼成し、更らに１０
５０℃で側面に高抵抗層を形成させるのに必要な二次焼
成をする。二次焼成後に予めスラリー状に調整しておい
た高抵抗形成物を焼成物の側面にスプレー塗布し、更ら
に１１００〜１２５０℃で三次焼成する。

次に焼成したものは高抵抗層を更らに完全にするため、
予めスラリー状に調整しておいた仕上げ用高抵抗形成物
を側面に再度塗布し、４００〜６００℃で焼付ける０次
に焼結体の凹凸面の寸法Ｍ度を出すため必要に応じて研
摩加工し、アルミニウム電極を溶射によってとりつけ、
電圧非直線抵抗体２を製造する。

第２図ａ、ｂは本発明に使用するための電圧非直線抵抗
体２を示すもので、その上下面に四部１１を設けるよう
成形したものである。この電圧非直線抵抗体２を碍管１
内に支持固定して組立てた本発明の避雷装置を第１図に
示している。

すなわち第１図において、碍管１内に電圧非直線抵抗体
２をその凹部１１に絶縁物スペーサ９を介挿しながら積
み重ねる。抵抗体２の積重体の最下部の凹部１１を下部
支持カラー３ｂに載せ、最上部の抵抗体２の凹部１１に
上部支持カラー３８を載せ、これをバネ７で押圧して固
定する。

このように第１図に示すような電圧非直線抵抗体２の積
重体では相互の抵抗体２がスペーサ９と凹部１１との嵌
合によって支持固定構造が強化され、従来のように絶縁
ロッド４、当板５およびボルト６などの支持部品を省略
してもよくなり、避雷器動作時の内圧を逃がす放圧空間
に支障をきたすことはない。

電圧非直線抵抗体２の凹凸形状は第２図のみに限るもの
でなく、第３図のａ、ｂに示すように抵抗体２の下面に
凹部１１を形成し、上面に凸部１２を形成し、その凹部
１１と凸部１２との寸法を管理することにより、第４図
に示すように抵抗体２を凹部１１と凸部１２との相互嵌
合で積み重ねて構成することもできる。

また第５図ａ、ｂに示すように抵抗体２の上下面に凸部
１２を形成し、この凸部１２のみを形成した抵抗体２と
第２図に示す凹部１１のみを形成した抵抗体２とを第６
図に示すように交互に凹部１１と凸部１２とを嵌合して
積み重ねても強固な支持構造体を得ることができる。

第４図および第６図に示す積重体は、凹部１１と凸部１
２との嵌合によって相互の抵抗体２の積重組合せを確保
しており、この場合は第１図に示すスペーサ９を省くこ
とができる。

なお以上の実施例は避雷器について説明したが、サージ
アブソーバの電圧非直線抵抗体にも同様に実施すること
ができる。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、電圧非直線抵抗体の上下
面に凹凸部を形成し、この凹凸部の嵌合によって抵抗体
の積重体の支持固定力を確保するよう構成したことによ
り、従来のように絶縁ロッドなどの特別の支持構造物を
使用する必要がなく、放圧空間を有効に確保することが
でき、さらに部品点数の削減１組立工数の低減と全体の
軽量、小形化に役立つことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の避雷装置を示す縦断面図、第２図ａお
よびｂは本発明の避雷装置に使用する電圧非直線抵抗体
を示す平面図および縦断正面図、第３図ａおよびｂは同
じく電圧非直線抵抗体の他の実施例を示す平面図および
縦断面図、第４図はその抵抗体積重体の一部を示す縦断
面図、第５図ａおよびｂは同じく電圧非直線抵抗体のさ
らに他の実施例を示す平面図および縦断面図、第６図は
その抵抗体積重体の一部を示す縦断面図、第７図は従来
の避雷器を示す縦断正面図、第８図ａおよびｂは従来の
電圧非直線抵抗体を示す平面図および縦断面図である。 １・・・碍管　　　　　　２・・・電圧非直線抵抗体３
ａ、　３ｂ・・・カラー　　　７・・・バネ８・・・放
圧空間　　　　９・・・スペーサ１１・・・凹部　　　
　　　１２・・・凸部（８７３３）代理人弁理士　猪　
股　祥　晃（はが１名）第１図 第２図 第３図　　　第４図 第５図　　　第６図 第７図 第８図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）多数枚の電圧非直線抵抗体を衝合面に形成した凹
   部、凸部の嵌合によって積み重ねて抵抗体の積重体を形
   成し、この抵抗体の積重体を碍管内に支持固定したこと
   を特徴とする避雷装置。
2. （２）上下面に凹部を形成した複数枚の電圧非直線抵抗
   体を凹部間にスペーサを挿入して積み重ねたことを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の避雷装置。
3. （３）上面および下面にそれぞれ凸部および凹部を形成
   した電圧非直線抵抗体をその凸部および凹部を嵌合して
   積み重ねたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の避雷装置。
4. （４）上下面に凸部を形成した電圧非直線抵抗体と、上
   下面に凹部を形成した電圧非直線抵抗体とを、その凸部
   および凹部を相互に嵌合して積み重ねたことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の避雷装置。