JPS63268960A

JPS63268960A - エンジンのノツキング抑制装置

Info

Publication number: JPS63268960A
Application number: JP10521187A
Authority: JP
Inventors: Yoshikazu Kanamaru; 金丸　良和; Yukio Honda; 幸男本多; Chiaki Mitsufuji; 三藤　千明; Shunsuke Fujimura; 藤村　俊介
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1987-04-28
Filing date: 1987-04-28
Publication date: 1988-11-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、エンジンのノッキング抑制制御装置に関し、
特に加速状態においてノッキングが検出された場合の制
御も対象としたノッキング抑制装置に関する。

（従来技術）エンジンのノッキング制御においては、ノッキングが生
じた場合、ノッキングを早期に解消するように点火時期
、あるいは、過給圧、空燃比等の°エンジン制御量を制
御することが従来から知られている。

たとえば、特開昭５６−２３５６６号公報にはノッキン
グが生じた場合には、点火時期を遅らせてノッキングを
抑制するようにした制御装置が開示されている。

（解決しようとする問題点）このエンジン制御量に対するノッキング対策では、点火
時期の場合には、遅らせ、過給圧は、低下させまた、空
燃比は、混合気を希薄にするように化１？卸される。

しかし、このような制御は、エンジン出力性能の観点に
おいては、出力を低下させるように作用する。

したがって、加速操作中にノッキングが生じたような場
合に上記のようなノッキング抑制制御が行われると所望
の出力を確保することができず、加速応答性が悪くなる
といった問題がある。

（問題点を解消するための手段）本発明は、このような事情に鑑みて構成されたもので、
加速中にノッキングが生じた場合であっても良好な出力
応答性を確保することができるエンジンのノッキング抑
制装置を提供することを目的とする。

本発明の装置は、エンジンのノッキングを検出するノッ
キング検出手段と、該ノッキング検出手段からの出力に
応じてノッキングを抑制するようにエンジンを制御する
ノッキング抑制制御手段とを備えたエンジンのノッキン
グ抑制装置であってエンジンの加速状態を検出する加速
検出手段をさらに備え、該加速検出手段により加速が検
出されかつノッキング検出手段によりノッキングが検出
たれた場合には上記ノッキング抑制制御手段によりノッ
キング抑制制御を制限するように構成され　　　−たこ
とを特徴とする。

（作　用）本発明のノッキング制御では、通常の運転状態でノッキ
ングが生じた場合には、点火時期、過給圧等のエンジン
制御量は、ノッキングを解消するように、すなわち、点
火時期は、遅角側に、過給圧は低下するように、それぞ
れ制御される。

しかし、加速状態において、ノッキングが検出しされた
場合には、加速状態が解除するまで、このようなノッキ
ング制御を行わないようになっている。

なお、本発明の好ましい態様、では、加速中にノッキン
グが発生した場合に空燃比を過濃にし混合気の温度上昇
を抑制しこれによってノッキングを抑制する制御を上記
ノッキング制御の制限に併せて行うようにしてもよい。

（発明の効果）本発明の制御によれば、加速中は、エンジン制御量に対
するノッキング制御を制限するので、上記ノッキング制
御による出力の低下現象は発生せず、したがって、良好
な加速応答性を保持することができる。

（実施例の説明）以下、図面を参照しつつ本発明の１実施例につき説明す
る。

第１図を参照すれば、本例のエンジンｌの内部にはピス
トン２が摺動自在に収容されており、このピストン２の
上方空間は、燃焼室３を構成している。この燃焼室３に
は、吸気通路４および排気通路５が連通しており、吸気
弁６および排気弁７が各通路４．５のそれぞれのボート
に組合わされる。

吸気通路４の上流には、エアフローメータ８が取りつけ
られ、その下流側には、ターボスーパーチャーヂャー１
０のコンブリレッサ１１が配置されている。

このコンブリレッサ１１の下流には、インタークーラ１
２及びスロットル弁１３がそれぞれ、この順で配置され
る。そして、スロットル弁１３の下流にはサージタンク
１４が設けられている。

さらに下流の燃焼室３の近傍には、燃料を噴射するイン
ジェクタ１５が取り付けられる。

また、排気通路５には、コンプレッサ１１と共通軸のタ
ービン１６が配置され、このタービン１６の上流側には
、ターボチャーヂャ−１０をバイパスして排気ガスを下
流側に導く、ウェストゲート弁１７が配置されている。

このウェストゲート弁１７は、ダイヤフラム装置１８に
よって開度が制御されるようになっており、このダイヤ
フラム装置１８の作動圧力の導入は、３方ソレノイド弁
１９を介して行われる。

３方ソレノイド弁１９は、圧力導入管２０及び２１によ
り、インタークーラ１２下流の吸気通路４または、ター
ボチャーチャー１０上流の吸気通路４と連通できるよう
なっている。

さらに、本例のエンジンｌは、エンジン振動を検出する
ことによりノッキングを検出するノックセンサ２２と所
定のタイミングで点火信号を発生するディストリビュー
タ２３を備えている。

また、エンジン１は、インジェクタ１５に対し燃料噴射
量制御、過給圧制御、あるいは、点火時期を制御するた
めの制御信号を出力する好ましくはマイクロコンピュー
タを含んで構成される電子コントロールユニット２４が
設けられている。

コントロールユニット２４には、エアフローメータ８ら
の吸入空気量を表す信号、スロットル弁１３の開度を表
す信号、ノックセンサ２２からのノッキングを表す信号
、及びディストリビュータ２３からのエンジン回転数を
表す信号等が入力される。

コントロールユニット２４は、上記入力信号を演算して
、点火時期制御信号をイグナイタ２５、点火コイル２６
及びディストリビュータ２３を介して各気筒の点火プラ
グに出力する。

また、インジェクタ１５に対し所定の燃料噴射制御信号
を出力する。

さらに、コントロールユニット２４は、３方ソレノイド
弁１９に対し制御信号を出力し、ダイヤフラム装置１８
を介してウェストゲート弁１７の開度を制御しこれによ
って、過給圧を制御するようになっている。・第２図を参照してコントロールユニット２４における本
例のノッキング制御の点火時期制御について説明する。

コントロールユニット２４は、まス、ディストリビュー
タ２３の信号からエンジン回転数（Ｎｅ）、及びエアフ
ローメータ８の出力から吸入空気量を算出する（Ｓｌ）
。

つぎにコントロールユニット２４はこれらのデータから
基本燃料噴射量（Ｔｐ）を算出する（Ｓ２）。

そして、基本燃料噴射量（Ｔｐ）及びエンジン回転数（
Ｎｅ）から、マツプを用いて基本点火時期θｂを読み込
む（Ｓ３）。

つぎに、コントロールユニット２４は加速状態になった
かどうか、スロットル弁１３の開度変化から判定しくＳ
４）、判定がＹＥＳの場合にはノックコントロール制御
停止の実行フラグを立てる（Ｓ５）。

そして、この場合には、ノッキング遅角補正量ｅｋを零
にして（Ｓ６）、最終点火進角量θｉを算出する（Ｓ７
）。

また、ステップ（Ｓ４）で、加速開始状態になっていな
い場合には、すでに加速中になっているかどうかをノッ
クコントロール制御停止の実行フラグの値から判定しく
Ｓ８）、加速中である場合には、上記同様ノッキング遅
角補正量θｋを零にして、最終点火進角量θ１を算出す
る。

ステップ（Ｓ８）において、加速中でもない場合には、
コントロールユニット２４は、ノックコントロール実行
フラグをクリアする（Ｓ９）。

そして、ノックセンサ２２からの信号により、ノッキン
グが発生しているかどうかの判定を行う（ＳＩＯ）。

ノッキングが発生している場合には、現在のノッキング
遅角補正量θｋに所定のノッキング遅角量ｏｒを加えて
ノッキング遅角補正量θｋを増大する（Ｓｌｌ）。すな
わち、点火時期を遅角させるノッキング制御を行う。

ステップ（Ｓｌｌ）において、ノッキングが発生してい
ない場合には、ノッキング遅角補正量θｋが零あるかど
うかを判断しく５１２）、零である場合には、ノッキン
グ遅角補正量θｋをそのままにし、零でない場合には、
現在のノッキング遅角補正量θｋから所定のノッキング
遅角復帰量θａを減算してノッキング遅角補正量θｋを
減少させるようにする（Ｓ１３）。すなわち、進角操作
する。

したがって、ノッキングが発生した場合の点火時期の変
化は、第３図に示すようになる。

すなわち、ノッキングが発生した場合には、ノッキング
遅角量ｏｒだけ遅角させ、ノッキングが解消した場合に
はノッキング遅角復帰量θａだけ徐々に進角させるよう
になっている。

しかし、この制御は、加速状態では、おこなわないので
、良好な出力応答性を確保することができる。

第４図を参照すると、ノッキング制御としての燃料噴射
量制御についてのフローチャートがしめされている。

本例では、この制御は、点火時期を制御することによっ
てノッキングを抑制する制御の代わりに行われるように
なっている。

第４図において、コントロールユニット２４は前例と同
様にエンジン回転数（Ｎｅ）と吸入空気量から基本燃料
噴射量（Ｔｐ）を演算する。（ｓ１４．１５）。

そして、ノッキングが発生しているかどうが及び加速状
態かどうかをノックコントロール制御停止フラグの値か
ら判定しく５１６）、フラグの値から条件を満足してい
ない場合には、通常の演算にししがって燃料噴射パルス
［１］を算出する（Ｓ１？）。

しかし、加速状態かつノッキングが発生している場合に
は、ノッキング補正を加えて燃料噴射パルス巾を算出す
る。この場合、加速中ノッキングが発生した場合には、
空燃比を過濃にして、混合気の温度を低下させこれによ
って、ノッキングを解消するようにしている。このよう
な制御を行うと、通常のノッキング対策と異なり、出力
低下の問題を回避しつつノッキングを抑制するこができ
る。

さらに、点火時期によるノッキング抑制制御の代わりに
、加速状態におけるノッキング制御を過給圧について行
うこともできる。

この場合、通常の過給圧制御装置では、ノッキングが生
じた場合に加速時か否かに関わらず、３方ソレノイド弁
１９を開いてダイヤフラム装置１８に過給圧を導入し、
ウェストゲート弁１７をひらいて過給圧を低下させるよ
うに制御するようになっている。この方法では、通常の
ノッキング対策としては、有効であるが、加速時には、
出力が低下すると言う問題がある。

しかし、本例の装置においては、コントロールユニット
２４は、加速時にノッキングが生じた場合には、３方ソ
レノイド弁１９に制御信号を出力して該弁１９を開きダ
イヤフラム装置１８に対して導入される過給圧を、小さ
くして、ウェストゲート弁１７を閉状態に維持し、過給
圧を低下させないように制御する。これによって、加速
時の出力低下を防止することができる。

なお、上記のような加速時における点火時期、過給圧、
燃料噴射量に対する上記ノッキング抑制制御は、単独で
又は適当に組み合わせて行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明にかかるノッキング制御装置を装備す
ることができるエンジンの概略構成図、第２図は、本発
明に係るノッキング制御の制御内容をしめずフローチャ
ート、第３図は、第２図における制御の点火時期補正量
の関係をしめず説明図、第４図は、本発明の係る他のノ
ッキング制御の制御内容を示すフローチャートである。 ■・・・・・・エンジン、　　　２・・・・・・ピスト
ン、３・・・・・・燃焼室、　　　４・・・・・・吸気
通路、５・・・・・・排気通路、　　６・・・・・・吸
気弁、７・・・・・・排気弁、　　　８・・・・・・エ
アフローメータ、９・・・・・・エアフローセンサ、１０・・・・・・ターボチャーヂャー、１１・・・・・
・コンブリレソサ、１２・・・・・・インタークーラ、１３・・・・・・ス
ロットル弁、１４・・・・・・サージタンク、１５・・
・・・・インジェクタ、１６・・・・・・タービン、１
７・・・・・・ウェストゲート弁、１８・・・・・・ダ
イヤフラム装置、１９・・・・・・３方ソレノイド弁、２０．２１・・・・・・圧力導入管、２２・・・・・・ノックセンサ、２３・・・・・・ディストリビユータ、２４・・・・・
・コントロールユニット、２５・・・・・・イグナイタ
、　　　２６・・・・・・コイル。第３図

Claims

【特許請求の範囲】

エンジンのノッキングを検出するノッキング検出手段と
、該ノッキング検出手段からの出力に応じてノッキング
を抑制するようにエンジンを制御するノッキング抑制制
御手段とを備えたエンジンのノッキング抑制装置におい
て、エンジンの加速状態を検出する加速検出手段をさら
に備え、該加速検出手段により加速が検出されかつノッ
キング検出手段によりノッキングが検出たれた場合には
上記ノッキング抑制制御手段によりノッキング抑制制御
を制限するように構成されたことを特徴とするエンジン
のノッキング抑制装置。