JPS6326867B2 - - Google Patents
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- JPS6326867B2 JPS6326867B2 JP55109111A JP10911180A JPS6326867B2 JP S6326867 B2 JPS6326867 B2 JP S6326867B2 JP 55109111 A JP55109111 A JP 55109111A JP 10911180 A JP10911180 A JP 10911180A JP S6326867 B2 JPS6326867 B2 JP S6326867B2
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B10/00—Other methods or instruments for diagnosis, e.g. instruments for taking a cell sample, for biopsy, for vaccination diagnosis; Sex determination; Ovulation-period determination; Throat striking implements
- A61B10/0045—Devices for taking samples of body liquids
- A61B10/007—Devices for taking samples of body liquids for taking urine samples
-
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- A61B10/00—Other methods or instruments for diagnosis, e.g. instruments for taking a cell sample, for biopsy, for vaccination diagnosis; Sex determination; Ovulation-period determination; Throat striking implements
- A61B10/0045—Devices for taking samples of body liquids
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Surgery (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
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- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この出願は1977年12月１日付けの米国特許出願
第856304号に基づく一部継続（CIP）出願であ
る。
第856304号に基づく一部継続（CIP）出願であ
る。
本発明は尿、又は、他の生物学的液体検体を入
れる容器に関し、このような液体を入れた後に、
容器は患者、又は、管理者により蓋を再び装着さ
れて密封され、蓋を取り外すことなく密封容器か
ら検体の一部を抜き取るために真空集液管を使用
することができ、これにより、容器内の検体、作
業者及び入れ物の外部を汚染することなく検体を
いくつかの他の入れ物に分配することができ、さ
らには、容器に入れた検体を注入したり、ピペツ
トを用いて移すことなく液体を移すことができ、
危険性のある生物学的液体を集め、移し、かつ分
配することができる集液容器に関する。
れる容器に関し、このような液体を入れた後に、
容器は患者、又は、管理者により蓋を再び装着さ
れて密封され、蓋を取り外すことなく密封容器か
ら検体の一部を抜き取るために真空集液管を使用
することができ、これにより、容器内の検体、作
業者及び入れ物の外部を汚染することなく検体を
いくつかの他の入れ物に分配することができ、さ
らには、容器に入れた検体を注入したり、ピペツ
トを用いて移すことなく液体を移すことができ、
危険性のある生物学的液体を集め、移し、かつ分
配することができる集液容器に関する。
本出願人は、上記性能を有する集液容器につい
て、先に米国特許出願をなし、特許を付与されて
いる（米国特許第4116066号明細書）。
て、先に米国特許出願をなし、特許を付与されて
いる（米国特許第4116066号明細書）。
しかしながら、本発明者らは、かかる危険性の
ある生物学的液体を集め、移し、かつ、分配する
ための集液容器について、さらに改良を加え、本
発明をなすに到つた。
ある生物学的液体を集め、移し、かつ、分配する
ための集液容器について、さらに改良を加え、本
発明をなすに到つた。
すなわち、本発明は、危険性のある生物学的液
体を集め、移し、かつ、分配するための集液容器
であつて、 開放端、閉塞端およびこれら端部を結ぶ側壁端
を有する前記液体を入れるためのカツプ； 中央部分、周辺部分および前記周辺部分の周り
にシール・フランジとを有し、前記シール・フラ
ンジが前記カツプの開放端とシール係合し、前記
中央部分が前記カツプの内側に内方向に向かつて
連続的に閉塞した凹部を有し、しかも、この凹部
が蓋の外表面上に出入口を有するとともに閉栓さ
れた真空集液管のカニユーレ貫通自在端部を収納
するための適合した寸法を有する、前記カツプの
開放端に取り付けられた前記開放端を閉塞するの
に適合した蓋；および 前記集液管がその貫通自在な閉栓端部で前記凹
部に収納する際に真空集液管の閉栓を貫通するた
めの位置で前記凹部内に全体が位置する第１の針
状端部と、前記集液管を前記凹部に装入する際に
前記カツプと前記集液管の間で連通が達成される
ような前記カツプ内の第２の針状端部とを有する
前記蓋の中央部に取り付けられたカニユーレ； を具備してなる容器に係るものである。
体を集め、移し、かつ、分配するための集液容器
であつて、 開放端、閉塞端およびこれら端部を結ぶ側壁端
を有する前記液体を入れるためのカツプ； 中央部分、周辺部分および前記周辺部分の周り
にシール・フランジとを有し、前記シール・フラ
ンジが前記カツプの開放端とシール係合し、前記
中央部分が前記カツプの内側に内方向に向かつて
連続的に閉塞した凹部を有し、しかも、この凹部
が蓋の外表面上に出入口を有するとともに閉栓さ
れた真空集液管のカニユーレ貫通自在端部を収納
するための適合した寸法を有する、前記カツプの
開放端に取り付けられた前記開放端を閉塞するの
に適合した蓋；および 前記集液管がその貫通自在な閉栓端部で前記凹
部に収納する際に真空集液管の閉栓を貫通するた
めの位置で前記凹部内に全体が位置する第１の針
状端部と、前記集液管を前記凹部に装入する際に
前記カツプと前記集液管の間で連通が達成される
ような前記カツプ内の第２の針状端部とを有する
前記蓋の中央部に取り付けられたカニユーレ； を具備してなる容器に係るものである。
しかして本発明によれば、従来、集液容器のカ
ツプ内に仕切りを設けることにより、真空集液管
を保持し、カツプから集液管への生物学的に危険
性のある液体を移していたのに対し、集液容器の
蓋の中央部の内側に内方向に向けて真空集液管の
カニユーレ貫通自在端部を収納するために適合し
た寸法を有する凹部を設けたので集液時に、集液
管を凹部の壁面に沿つて挿入することができ、ま
た、本発明の集液容器を作成するに際し集液容器
のカツプ内に仕切りを設ける必要がなく、さらに
はかかる仕切りが集液容器の使用時に破損する可
能性も少なくなつた。
ツプ内に仕切りを設けることにより、真空集液管
を保持し、カツプから集液管への生物学的に危険
性のある液体を移していたのに対し、集液容器の
蓋の中央部の内側に内方向に向けて真空集液管の
カニユーレ貫通自在端部を収納するために適合し
た寸法を有する凹部を設けたので集液時に、集液
管を凹部の壁面に沿つて挿入することができ、ま
た、本発明の集液容器を作成するに際し集液容器
のカツプ内に仕切りを設ける必要がなく、さらに
はかかる仕切りが集液容器の使用時に破損する可
能性も少なくなつた。
しかも、前記本出願人の米国特許明細書におい
て、開示されている集液容器においては、極めて
複雑な構造の針状ニードル構造を集液容器の底部
に必要としたが、本発明にあつては、カニユーレ
を蓋の中央部分の凹部に全体が位置する第１の針
状端部と、集液管をその凹部に挿入する際にカツ
プと集液管との間で連通させることができるよう
なカツプ内の第２の針状端部とを有する構成とし
たので従来に比べシンプルな構造の集液容器を提
供することが可能となつた。
て、開示されている集液容器においては、極めて
複雑な構造の針状ニードル構造を集液容器の底部
に必要としたが、本発明にあつては、カニユーレ
を蓋の中央部分の凹部に全体が位置する第１の針
状端部と、集液管をその凹部に挿入する際にカツ
プと集液管との間で連通させることができるよう
なカツプ内の第２の針状端部とを有する構成とし
たので従来に比べシンプルな構造の集液容器を提
供することが可能となつた。
さらに、本発明の集液容器は、以下の実施例に
おいても詳述するが、蓋とカツプとの間にロツク
機構を設けることにより、集液容器の開閉に伴な
う液もれ等を防止する構成とすることもできる。
おいても詳述するが、蓋とカツプとの間にロツク
機構を設けることにより、集液容器の開閉に伴な
う液もれ等を防止する構成とすることもできる。
以下添付図面に基づいて本発明を説明する。
第１及び２図に示す第１実施例による集液容器
はカツプ１０を有し、カツプ１０に尿又は他の生
物学的液体検体を入れることができ、この後に、
患者又は付添いの看護婦が蓋１１をカツプ１０に
装着する。カツプ１０は底部にへこみ１２を有す
ることができ、これにより、カツプ１０の底部の
小量の液体の最高の抜取りを保証する。
はカツプ１０を有し、カツプ１０に尿又は他の生
物学的液体検体を入れることができ、この後に、
患者又は付添いの看護婦が蓋１１をカツプ１０に
装着する。カツプ１０は底部にへこみ１２を有す
ることができ、これにより、カツプ１０の底部の
小量の液体の最高の抜取りを保証する。
蓋１１はその外側リムの周りにフランジ１３を
有し、蓋１１がカツプ１０に装着されるとき、フ
ランジ１３は締り嵌めを行うような寸法を有す
る。蓋１１はカニユーレ１４を有し、このカニユ
ーレ１４は蓋１１を貫通し、その下端１４ａはカ
ツプ１０の底部、又は、カツプ１０の底部がへこ
み１２を有する場合は、このへこみ１２に延び
る。カニユーレ１４の上端は蓋１１を貫通し、そ
の針状先端１４ｂはカツプ１０内から液体を抜き
取るために真空集液管１５の栓１５ａを貫通する
ようにしてある。カニユーレ１４を蓋１１に固定
するために、管状部１６又は同様の支持部が蓋１
１から内側に延びている。蓋１１は凹部１７を有
することもでき、この凹部は、真空集液管１５の
栓１５ａが凹部１７の底部から上方に延びる針状
先端１４ｂにより貫通されるとき、真空集液管１
５の端部を受け入れるに足る大きさにしてある。
この凹部１７は針状先端１４ｂを貫通させるため
に真空集液管１５を正しく位置させるように作用
する。凹部１７がない場合、針状先端１４ｂは蓋
１１の平らな面の上方に充分延びて真空集液管１
５の栓１５ａを貫通する。カツプ１０内の検体か
ら試料を取り出さないときは、キヤツプ１８がカ
ニユーレ１４の針状先端１４ｂに外嵌されてカニ
ユーレ１４からの検体の漏れを防止する。
有し、蓋１１がカツプ１０に装着されるとき、フ
ランジ１３は締り嵌めを行うような寸法を有す
る。蓋１１はカニユーレ１４を有し、このカニユ
ーレ１４は蓋１１を貫通し、その下端１４ａはカ
ツプ１０の底部、又は、カツプ１０の底部がへこ
み１２を有する場合は、このへこみ１２に延び
る。カニユーレ１４の上端は蓋１１を貫通し、そ
の針状先端１４ｂはカツプ１０内から液体を抜き
取るために真空集液管１５の栓１５ａを貫通する
ようにしてある。カニユーレ１４を蓋１１に固定
するために、管状部１６又は同様の支持部が蓋１
１から内側に延びている。蓋１１は凹部１７を有
することもでき、この凹部は、真空集液管１５の
栓１５ａが凹部１７の底部から上方に延びる針状
先端１４ｂにより貫通されるとき、真空集液管１
５の端部を受け入れるに足る大きさにしてある。
この凹部１７は針状先端１４ｂを貫通させるため
に真空集液管１５を正しく位置させるように作用
する。凹部１７がない場合、針状先端１４ｂは蓋
１１の平らな面の上方に充分延びて真空集液管１
５の栓１５ａを貫通する。カツプ１０内の検体か
ら試料を取り出さないときは、キヤツプ１８がカ
ニユーレ１４の針状先端１４ｂに外嵌されてカニ
ユーレ１４からの検体の漏れを防止する。
検体の試料をカツプ１０から取り出すときは、
真空集液管１５を針状先端１４ｂの上に置くだけ
でよく、これにより、カニユーレ１４が栓１５ａ
を貫通する。蓋１１を取り外す必要がないので、
真空集液管１５の外側の汚染は行らない。さら
に、検体を振つたり、混合したりしたときに、こ
の液体の検体は、蓋の取り外しを必要とするほと
んどの検体カツプの場合と異なり、カツプの外側
に沿つて流れ出さない。尿の防腐剤又は喀痰消化
剤を含む真空集液管１５がカニユーレに装着され
た場合、真空集液管１５が研究室に送られるとき
にこの真空集液管の汚染は行らない。この方法
は、研究室の種々の部門での処理のためにいくつ
かの入れ物に検体の一部を注入したり、ピペツト
で移す必要を排除することにより、検体中にある
感染性の物質で看護婦や研究所従業者を汚染する
可能性を減少させる。
真空集液管１５を針状先端１４ｂの上に置くだけ
でよく、これにより、カニユーレ１４が栓１５ａ
を貫通する。蓋１１を取り外す必要がないので、
真空集液管１５の外側の汚染は行らない。さら
に、検体を振つたり、混合したりしたときに、こ
の液体の検体は、蓋の取り外しを必要とするほと
んどの検体カツプの場合と異なり、カツプの外側
に沿つて流れ出さない。尿の防腐剤又は喀痰消化
剤を含む真空集液管１５がカニユーレに装着され
た場合、真空集液管１５が研究室に送られるとき
にこの真空集液管の汚染は行らない。この方法
は、研究室の種々の部門での処理のためにいくつ
かの入れ物に検体の一部を注入したり、ピペツト
で移す必要を排除することにより、検体中にある
感染性の物質で看護婦や研究所従業者を汚染する
可能性を減少させる。
本発明の範囲を逸脱することなく上記本発明の
実施例の種々の改変ができることは当業者は理解
できる筈である。例えば、第４図は本発明の他の
実施例による集液容器２０を示す。集液容器２０
はカツプ２２と脱着自在蓋２４とを有する。カツ
プ２２は、テーパ状連続側壁２６と、この側壁の
両端に開放端２８及び閉塞端３０とを有するテー
パ状管状容器から成る。蓋２４はカツプ２２の開
放端２８に脱着自在に装着される。カツプ２２は
蓋２４と共に液体室３２を形成し、この液体室は
生物学的に危険な物質を入れるのに適している。
カツプ２２及び蓋２４はいかなる通常の材料、例
えば、高分子樹脂で形成することができる。高分
子樹脂はよく知られており、例えば、ポリエチレ
ン、ポリカーボネート、ポリスチレン及び同様の
高分子樹脂である。
実施例の種々の改変ができることは当業者は理解
できる筈である。例えば、第４図は本発明の他の
実施例による集液容器２０を示す。集液容器２０
はカツプ２２と脱着自在蓋２４とを有する。カツ
プ２２は、テーパ状連続側壁２６と、この側壁の
両端に開放端２８及び閉塞端３０とを有するテー
パ状管状容器から成る。蓋２４はカツプ２２の開
放端２８に脱着自在に装着される。カツプ２２は
蓋２４と共に液体室３２を形成し、この液体室は
生物学的に危険な物質を入れるのに適している。
カツプ２２及び蓋２４はいかなる通常の材料、例
えば、高分子樹脂で形成することができる。高分
子樹脂はよく知られており、例えば、ポリエチレ
ン、ポリカーボネート、ポリスチレン及び同様の
高分子樹脂である。
第５図に示す蓋２４は、外周部３４と内側部３
６とを有する該略デイスク形閉塞部材から成る。
外周部３４は複数の隔てられた貫通孔３５を有す
る。凹部３８が内側部３６に設けられている（第
６図）。第５図に示すように、凹部３８は通常は
カバー４０により閉じられている。第４図に示す
ように、中央に位置する凹部３８は側壁４２及び
端壁４４により形成され、この側壁及び端壁は蓋
２４の成形面と連続するとともに、その一部であ
る。カツプ２２の開放端２８を閉じるように蓋２
４が装着されたとき、側壁４２及び端壁４４によ
り形成された凹部３８はカツプ２２の液体室３２
の中に延びる。管状カニユーレ４６が端壁４４の
中央部を貫通し、カニユーレ４６は好ましくはエ
ポキシ型接着剤により固定される。カニユーレ４
６の一端はカツプ２２の閉塞端部３０に隣接し、
他端の針状先端４８は凹部３８の中に配置され
る。カニユーレ４６は液体室３２と凹部３８を連
通させる。カニユーレ用保護鞘５０は取扱中の保
護手段として液体室３２内に位置するカニユーレ
４６に固定されている。第６図に明示するよう
に、カバー４０は凹部３８を閉じるためのプラグ
部５２を有する（第４及び５図）。プラグ５２の
下面から延びる針ガード５４は管状部材から成
り、第４図に示すようにカニユーレ４６に外嵌さ
れ、かつ、その針状先端４８を安全にする。カバ
ー４０を装着すると、凹部３８が閉じられるばか
りでなく、カニユーレ４６を介する連通も管状の
針ガード５４内に針先端４８が包含されることに
より阻止される。カバー４０はつまみループ５６
も有し、取扱い者はこのつまみループに指を通し
てカバー４０を凹部３８から持ち上げて取り外す
ことができる（第６図）。この構造は片手操作を
可能にする点で特に利点がある。すなわち、取扱
い者は片手にカツプ２２を保持し、指をつまみル
ープ５６に挿入し、指を上げることによりカバー
４０を凹部３８から取り外す。これは凹部３８と
カニユーレ４６の針状先端４８を連通させる。取
扱い者はもう一方の手で第１実施例のカツプ１０
のときと同じように真空集液管を凹部３８に配置
する。このようにして、取扱い者は便宜良く、か
つ、容易に生物学的に危険な物質を液体室３２か
ら装着された真空集液管を抜き取ることができ
る。充分な量の生物学的に危険な物質がカニユー
レ４６を通つて液体室３２から真空集液管に抜き
取られると、取扱い者は真空集液管を凹部３８か
ら取り外し、カバー４０を再び装着して液体室３
２の内部からのカニユーレの連通を再び阻止す
る。集液容器２０の一体単一構造が作業者を液体
室３２に入れた危険性のある生物学的物質に不必
要にさらすことを防ぐ。
６とを有する該略デイスク形閉塞部材から成る。
外周部３４は複数の隔てられた貫通孔３５を有す
る。凹部３８が内側部３６に設けられている（第
６図）。第５図に示すように、凹部３８は通常は
カバー４０により閉じられている。第４図に示す
ように、中央に位置する凹部３８は側壁４２及び
端壁４４により形成され、この側壁及び端壁は蓋
２４の成形面と連続するとともに、その一部であ
る。カツプ２２の開放端２８を閉じるように蓋２
４が装着されたとき、側壁４２及び端壁４４によ
り形成された凹部３８はカツプ２２の液体室３２
の中に延びる。管状カニユーレ４６が端壁４４の
中央部を貫通し、カニユーレ４６は好ましくはエ
ポキシ型接着剤により固定される。カニユーレ４
６の一端はカツプ２２の閉塞端部３０に隣接し、
他端の針状先端４８は凹部３８の中に配置され
る。カニユーレ４６は液体室３２と凹部３８を連
通させる。カニユーレ用保護鞘５０は取扱中の保
護手段として液体室３２内に位置するカニユーレ
４６に固定されている。第６図に明示するよう
に、カバー４０は凹部３８を閉じるためのプラグ
部５２を有する（第４及び５図）。プラグ５２の
下面から延びる針ガード５４は管状部材から成
り、第４図に示すようにカニユーレ４６に外嵌さ
れ、かつ、その針状先端４８を安全にする。カバ
ー４０を装着すると、凹部３８が閉じられるばか
りでなく、カニユーレ４６を介する連通も管状の
針ガード５４内に針先端４８が包含されることに
より阻止される。カバー４０はつまみループ５６
も有し、取扱い者はこのつまみループに指を通し
てカバー４０を凹部３８から持ち上げて取り外す
ことができる（第６図）。この構造は片手操作を
可能にする点で特に利点がある。すなわち、取扱
い者は片手にカツプ２２を保持し、指をつまみル
ープ５６に挿入し、指を上げることによりカバー
４０を凹部３８から取り外す。これは凹部３８と
カニユーレ４６の針状先端４８を連通させる。取
扱い者はもう一方の手で第１実施例のカツプ１０
のときと同じように真空集液管を凹部３８に配置
する。このようにして、取扱い者は便宜良く、か
つ、容易に生物学的に危険な物質を液体室３２か
ら装着された真空集液管を抜き取ることができ
る。充分な量の生物学的に危険な物質がカニユー
レ４６を通つて液体室３２から真空集液管に抜き
取られると、取扱い者は真空集液管を凹部３８か
ら取り外し、カバー４０を再び装着して液体室３
２の内部からのカニユーレの連通を再び阻止す
る。集液容器２０の一体単一構造が作業者を液体
室３２に入れた危険性のある生物学的物質に不必
要にさらすことを防ぐ。
第７図は蓋２４をより詳細に示し、カバー４０
を凹部３８から取り外した状態の蓋２４の断面を
示す。フランジ５８が蓋２４の外周部３４から下
方に延びて蓋２４の下側を部分的に隠す。ロツ
ク・ラグ６６がフランジ５８の内周面に周期的に
設けられている。内側スカート６０がフランジ５
８の内周面から内側に隔てて設けられている。内
側スカート６０はフランジ５８の内面と共に開放
端を有する溝６２を形成し、この溝６２は開放端
部２８のカツプ２２のリム６４を受け入れる寸法
及び形状を有する（第９図）。蓋２４の底面を示
す第８図から前記特徴の関係がわかる。また、く
さび部６８がフランジ５８の内面に隣接して溝６
８の閉塞端に設けられている。くさび部６８の機
能は後に述べる。第９図はカツプ２２の開放端２
８を示す。リム６４を形成し、かつ、カツプ２２
の外側に一体に成形された部分７０は溝６２に受
け入れられる。ロツク部７２，７４が部分７０に
浮き出し（レリーフ）状に一体に成形されてい
る。交互に設けられたロツク部７２，７４の各々
はそれぞれカム面７６，７８と停止部８０，８２
とを有する。ロツク部７２は係止部８４も有す
る。
を凹部３８から取り外した状態の蓋２４の断面を
示す。フランジ５８が蓋２４の外周部３４から下
方に延びて蓋２４の下側を部分的に隠す。ロツ
ク・ラグ６６がフランジ５８の内周面に周期的に
設けられている。内側スカート６０がフランジ５
８の内周面から内側に隔てて設けられている。内
側スカート６０はフランジ５８の内面と共に開放
端を有する溝６２を形成し、この溝６２は開放端
部２８のカツプ２２のリム６４を受け入れる寸法
及び形状を有する（第９図）。蓋２４の底面を示
す第８図から前記特徴の関係がわかる。また、く
さび部６８がフランジ５８の内面に隣接して溝６
８の閉塞端に設けられている。くさび部６８の機
能は後に述べる。第９図はカツプ２２の開放端２
８を示す。リム６４を形成し、かつ、カツプ２２
の外側に一体に成形された部分７０は溝６２に受
け入れられる。ロツク部７２，７４が部分７０に
浮き出し（レリーフ）状に一体に成形されてい
る。交互に設けられたロツク部７２，７４の各々
はそれぞれカム面７６，７８と停止部８０，８２
とを有する。ロツク部７２は係止部８４も有す
る。
第１０図は第９図のカツプ２２のリム６４の展
開図であり、ロツク部７２，７４の交互配置を示
す。これらのロツク部は蓋２４をカツプ２２のリ
ム６４にシール状に係合させるように作用し、こ
れにより、蓋２４がロツクされたときに、蓋２４
とカツプ２２の間に流体シールを提供する。蓋２
４とカツプ２２のロツク機構の作用を第１１図に
基づいて説明する。第１１図はリム６４に係合
し、かつ、ロツクされる蓋２４の部分の展開図で
ある。リム６４が溝６２に嵌合するように蓋２４
が装着されると、ロツク部７２，７４は孔３５の
直接下方に位置し、この時のロツク部７２，７４
の関係が第１１図に符号Ａで示されている。蓋２
４を右側に回転すると、ロツク部７２，７４は第
１１図に符号Ｂで示すようにロツク・ラグ６６と
カム接触を開始する。蓋２４を右側に回転させ続
けると、ロツク部７２，７４は第１１図に符号Ｃ
で示すようにロツク・ラグ６６と充分にロツクさ
れる位置までロツク・ラグ６６の上をカム接触移
動される。この充分にロツクされた位置におい
て、符号２４の底面は下方に引きよせられてカツ
プ２２のリム６４と流体をシールする状態に係合
する。蓋２４が左側に回転されてロツク部７２，
７４がロツク・ラグ６６とのカム接触から外さな
ければ、蓋２４は取り外すことができない。第１
１図に符号Ｄで示すように、蓋２４が左側に回転
されると、ロツク・ラグ６６は交互のロツク部７
２の係止部８４の下側と係合する。この位置にお
いて、液体室３２の内容物は蓋２４とカツプ２２
のゆるい結合により通気される。しかしながら、
蓋２４はカツプ２２から引き外されることを防止
され、これにより、液体室３２の内容物にさらさ
れたり、これがこぼれる危険はない。ロツク部７
２，７４がロツク・ラグ６６と充分に係合された
ときに、くさび部６８はリム６４を内側スカート
６０に向つて押し付けてリム６４と蓋２４の下側
の溝６２を形成する部分との間にしつかりした気
密の流体シールを保証する。この気密シールは液
体室３２内に生物学的に危険な物質を貯えるのに
特に有利である。
開図であり、ロツク部７２，７４の交互配置を示
す。これらのロツク部は蓋２４をカツプ２２のリ
ム６４にシール状に係合させるように作用し、こ
れにより、蓋２４がロツクされたときに、蓋２４
とカツプ２２の間に流体シールを提供する。蓋２
４とカツプ２２のロツク機構の作用を第１１図に
基づいて説明する。第１１図はリム６４に係合
し、かつ、ロツクされる蓋２４の部分の展開図で
ある。リム６４が溝６２に嵌合するように蓋２４
が装着されると、ロツク部７２，７４は孔３５の
直接下方に位置し、この時のロツク部７２，７４
の関係が第１１図に符号Ａで示されている。蓋２
４を右側に回転すると、ロツク部７２，７４は第
１１図に符号Ｂで示すようにロツク・ラグ６６と
カム接触を開始する。蓋２４を右側に回転させ続
けると、ロツク部７２，７４は第１１図に符号Ｃ
で示すようにロツク・ラグ６６と充分にロツクさ
れる位置までロツク・ラグ６６の上をカム接触移
動される。この充分にロツクされた位置におい
て、符号２４の底面は下方に引きよせられてカツ
プ２２のリム６４と流体をシールする状態に係合
する。蓋２４が左側に回転されてロツク部７２，
７４がロツク・ラグ６６とのカム接触から外さな
ければ、蓋２４は取り外すことができない。第１
１図に符号Ｄで示すように、蓋２４が左側に回転
されると、ロツク・ラグ６６は交互のロツク部７
２の係止部８４の下側と係合する。この位置にお
いて、液体室３２の内容物は蓋２４とカツプ２２
のゆるい結合により通気される。しかしながら、
蓋２４はカツプ２２から引き外されることを防止
され、これにより、液体室３２の内容物にさらさ
れたり、これがこぼれる危険はない。ロツク部７
２，７４がロツク・ラグ６６と充分に係合された
ときに、くさび部６８はリム６４を内側スカート
６０に向つて押し付けてリム６４と蓋２４の下側
の溝６２を形成する部分との間にしつかりした気
密の流体シールを保証する。この気密シールは液
体室３２内に生物学的に危険な物質を貯えるのに
特に有利である。
当業者は集液容器２０の簡単な単一構造を理解
できる筈であり、又、第一実施例の集液容器で述
べた型の排気集液管と共に集液容器２０が使用さ
れる容易さも理解される筈である。カツプ１０を
有する第一実施例の集液容器及び集液容器２０が
提供する保護作用は明らかである。集液容器に含
まれた物質を移すために別個の操作を必要とする
ばら部品は少ししかない。
できる筈であり、又、第一実施例の集液容器で述
べた型の排気集液管と共に集液容器２０が使用さ
れる容易さも理解される筈である。カツプ１０を
有する第一実施例の集液容器及び集液容器２０が
提供する保護作用は明らかである。集液容器に含
まれた物質を移すために別個の操作を必要とする
ばら部品は少ししかない。
第１図は本発明の集液容器の斜視図、第２図は
第１図の断面図、第３図は第２図と同様の図であ
るが、真空集液管を装着した図、第４図は他の実
施例による集液容器の断面図、第５図は第４図の
集液容器の蓋の斜視図、第６図は第４図の集液容
器の使用時の斜視図、第７図は第５図の蓋の断面
図、第８図は第５図の蓋の底面図、第９図は第４
図の集液容器のカツプの上部の側面図、第１０図
は前記カツプ上部の展開図、第１１図は前記蓋の
展開図であり、前記カツプ上部との係合関係を示
す図である。 １０…カツプ、１１…蓋、１２…前記カツプの
底部へこみ、１３…フランジ、１４…カニユー
レ、１４ｂ…前記カニユーレの針状先端、１５…
真空集液管、１５ａ…前記真空集液管の栓、１７
…前記蓋の凹部、１８…キヤツプ、２０…集液容
器、２２…カツプ、２４…蓋、２８…前記カツプ
の開放端、３４…前記蓋の外周部、３６…前記蓋
の内側部、３８…前記蓋の凹部、４０…カバー、
４６…カニユーレ、４８…前記カニユーレの針状
先端、５８…フランジ、６０…スカート、６６…
ロツク・ラグ、６８…くさび部、７２，７４…ロ
ツク部、７６，７８…カム面。
第１図の断面図、第３図は第２図と同様の図であ
るが、真空集液管を装着した図、第４図は他の実
施例による集液容器の断面図、第５図は第４図の
集液容器の蓋の斜視図、第６図は第４図の集液容
器の使用時の斜視図、第７図は第５図の蓋の断面
図、第８図は第５図の蓋の底面図、第９図は第４
図の集液容器のカツプの上部の側面図、第１０図
は前記カツプ上部の展開図、第１１図は前記蓋の
展開図であり、前記カツプ上部との係合関係を示
す図である。 １０…カツプ、１１…蓋、１２…前記カツプの
底部へこみ、１３…フランジ、１４…カニユー
レ、１４ｂ…前記カニユーレの針状先端、１５…
真空集液管、１５ａ…前記真空集液管の栓、１７
…前記蓋の凹部、１８…キヤツプ、２０…集液容
器、２２…カツプ、２４…蓋、２８…前記カツプ
の開放端、３４…前記蓋の外周部、３６…前記蓋
の内側部、３８…前記蓋の凹部、４０…カバー、
４６…カニユーレ、４８…前記カニユーレの針状
先端、５８…フランジ、６０…スカート、６６…
ロツク・ラグ、６８…くさび部、７２，７４…ロ
ツク部、７６，７８…カム面。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 危険性のある生物学的液体を集め、移し、か
つ、分配するための集液容器であつて、 開放端、閉塞端およびこれら端部を結ぶ側壁端
を有する前記液体を入れるためのカツプ； 中央部分、周辺部分および前記周辺部分の周り
にシール・フランジとを有し、前記シール・フラ
ンジが前記カツプの開放端とシール係合し、前記
中央部分が前記カツプの内側に内方向に向つて連
続的に閉塞した凹部を有し、しかも、この凹部が
蓋の外表面上に出入口を有するとともに閉栓され
た真空集液管のカニユーレ貫通自在端部を収納す
るために適合した寸法を有する、前記カツプの開
放端に取り付けられた前記開放端を閉塞するのに
適合した蓋；および 前記集液管がその貫通自在な閉栓端部で前記凹
部に収納する際に真空集液管の閉栓を貫通するた
めの位置で前記凹部内に全体が位置する第１の針
状端部と、前記集液管を前記凹部に装入する際に
前記カツプと前記集液管の間で連通が達成される
ような前記カツプ内の第２の針状端部とを有する
前記蓋の中央部に取り付けられたカニユーレ； を具備してなる容器。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US06/074,019 US4300404A (en) | 1977-12-01 | 1979-09-10 | Liquid specimen container |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5664639A JPS5664639A (en) | 1981-06-01 |
| JPS6326867B2 true JPS6326867B2 (ja) | 1988-05-31 |
Family
ID=22117199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10911180A Granted JPS5664639A (en) | 1979-09-10 | 1980-08-08 | Liquid collection vessel for shifting and distributing dangerous biological liquid |
Country Status (11)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4300404A (ja) |
| JP (1) | JPS5664639A (ja) |
| AU (1) | AU537285B2 (ja) |
| BR (1) | BR8005728A (ja) |
| DE (1) | DE3029631A1 (ja) |
| ES (1) | ES8203772A1 (ja) |
| FR (1) | FR2465219B1 (ja) |
| GB (1) | GB2060583B (ja) |
| MX (1) | MX150953A (ja) |
| NZ (1) | NZ194679A (ja) |
| SE (1) | SE443125B (ja) |
Families Citing this family (53)
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| USD434494S (en) * | 1999-08-06 | 2000-11-28 | Becton Dickinson And Company | Integrated pivot port closed collection container |
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