JPS63267834A - 石油燃焼器の電磁ポンプ制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、石油燃焼器の電磁ポンプ制御装置に関するも
のである。

従来の技術 まず従来の電磁ポンプ制御装置を第３図の回路図を用い
てその動作とともに説明していくと、商用交流電圧１は
トランス２により降圧されトヲンヌ２０２次側ｐ−ｑ間
に交流電圧ｖａを発生する。

交流電圧ｖａは、定電圧電源回路Ａのダイオード３とコ
ンデンサー４により整流・平滑されて非安定直流電圧Ｖ
ａを発生する。この電圧Ｖａは同回路Ａの抵抗５、ツェ
ナーダイオード６、トランジスター７により構成された
シリーズ　レギュレーター回路により、安定した直流電
圧ｖｂとなる。

ここでＶａとｖｂの関係は、ツェナーダイオード６のツ
ェナー電圧Ｖｚ６、ツェナー電流をＩｚ６、）ランシス
ター７の直流電流増幅率ヲ■、ベース・エミッター間電
圧をＶＢＥＴとすると下記の式で表わせる。

ｖｂ中Ｖ　ｚ　６−Ｖ　Ｂ　Ｅ　７　１一般ニツェナー
電圧とトランジスターのベース・エミッタ間電圧は一定
と考えられるので、Ｖｚ６、ＶＢＥＴは一定となり、ｖ
ｂは１式の如（Ｖａに関係なく一定の値となる。今、懲
焼制御部、パルス発生部等を不揮発性メモリ内に設けで
あるマイクロコンピュータ１１の出力端子０１が“Ｈ“
の時は、ポンプ駆動用フォトカプラのフォトダイオード
８ａには給電されていない。従って、ポンプ駆動用フォ
トカプラのフォトトランジスタ８ｂはＯＦＦ状ｉになる
ので、トランジスタ９はＯＮｌ、、、？に？ｄ！ポンプ
１０に直流定電圧ｖｂを供給する。次に、マイクロコン
ピュータ１１の出力端子０１が“Ｌ“の時は、ポンプ駆
動用フォトカプラのフォトダイオード８ａは給電される
ので、そのフォトトランジスタ８ｂｌｄＯＮＬ、）ラン
ジスタ９のベース・エミッター間をショートさせる。従
って、トランジスタ９はＯＦＦし、電磁ポンプ１０には
給電されなくなる。

以上の繰り返しによりポンプ駆動回路Ｂが電磁ポンプ１
０を作動させ、燃焼器に石油を供給して気化・燃焼させ
る。そしてマイクロコンピュータ表１１中に設けられた
パルス発生部からの信号に基づいて上記トランジスタ９
の０Ｎ１０ＦＦ間隔を制御して、燃焼状態を強−弱度化
させる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながらこのポンプ制御装置では、定電圧電源回路
Ａが何らかの原因で故障し電磁ポンプ１０に印加される
電圧がｖｂよりも大きくなった場合には、電磁ポンプ１
０の吐出量が大きく変化する。

例えば何らかの原因によりツェナーダイオード６がオー
プンになった場合には、１式でもわかるようにＶｚ５＝
■すなわちｖｂ＝（１）（実際にはＶａキｖｂ）となり
、電磁ポンプ１０に過大電圧が印加されることになる。

このような状態を図で示したのが第２図である。一般に
非安定直流電圧Ｖａは商用交流電圧の変動を考慮して、
直流安定電圧ｖｂよりも高いレベルに設定しである。Ｖ
ｐは正常時の電磁ポンプ１０に印加されるパルス波形で
ある。即ち電磁ポンプ１ｏに印加される電圧Ｖｐは＃１
ぼｖｂと等しくなる。それがツェナーダイオード６のオ
ープン不良又はトランジスタ９のコレクタ・エミッタ間
ショート不良等により、第２図の破＃！Ｖｐ’のような
過大電圧が電磁ポンプ１０に印加される。また、トラン
ジスタ９のコレクタ・エミッタ間がショートした場合に
も上記と同様になる。そして電磁ポンプ１ｏに過大電圧
が印加された場合には、電磁ポンプ１ｏ内にあるプラン
ジャー（図示せず）のストロークが長くなり、１パルス
当りの石油供給量が多くなる。このため、バーナー内で
の火炎の長さが伸び、場合によっては暖房器の吹出しル
ーパーから火炎が噴出する場合がある。なお、この反対
に油が減少する場合があるが、その場合にはフレームロ
ンドが検出する。

ところが前述したような場合には火炎が多くなるのでフ
レームロンドは異常を検出しない。したがってこのよう
な問題に対しては品質の向上にたよらざるを得ない状態
であった。

本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、機器の安
全性の向上を目的としたものである。

問題点を解決するだめの手段 本発明は上記目的を達成するために定電圧電源回路にサ
イリスタを接続し、このサイリスタよりも電源側の電源
ラインにヒユーズ素子を直列接続するとともに、前記サ
イリスタのゲートをツェナーダイオードを介して上記定
電圧電源回路の田方部に接続した構成としである。

作　　　用 本発明は上記構成によって、定電圧電源回路の部品故障
等によって電磁ポンプに過大電圧が印加された場合、こ
れを検出してボンデ駆動回路への給電を停止し燃焼を停
止させるので、温風吹出口等から火炎が出ることがなく
、安心して使用することができる。

実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明すると、定
電圧電源回路Ａ１ポンプ駆動回路Ｂならびにその他第３
図と同一番号を附記した所は第３図と同様であり、説明
は省略する。ここでこの回路では定電圧電源回路Ａとト
ランス２との間に異常電圧検出部Ｃが新たに設けである
。

異常電圧検出部Ｃは、定電圧電源回路Ａと並列にサイリ
スタ１３が接続されており、サイリスタ１３よりも電源
供給側にヒユーズ素子１４が直列接続しである。また、
サイリスタ１３のゲート・カソード間には抵抗１６とコ
ンデンサ１６が接続され、サイリスタ１３のゲートは、
ツェナーダイオード１７を介して定電圧電源回路Ａの出
力Ｖａに接続しである。ここで、ツェナーダイオード１
７のツェナー電圧は、第２図に示すような異常電圧Ｖｓ
に等しい値にしである。なお、図中１８はファンモータ
等の全負荷群、１９は直流変換回路である。

上記構成において、以下回路動作を説明する。

今、定電圧電源回路Ａが正常な場合は、Ｖ　ｓ　＞　Ｖ
　ｂとなり、ツェナーダイオード１７の内部抵抗は非常
に大きな値となる。従って、サイリスタ１３のゲートに
は電流が流れず、サイリスタ１ａはＯＦＦのままで電磁
ポンプ１０は、マイクロコンピュータ１１からの信号に
基づいて動作する。次に、定電圧電源回路Ａのツェナー
ダイオード６がオープン不良又はトランシヌタ７のコレ
クタ・エミッタ間がショート不良を起して、第２図の如
く、ｖｂ＞　Ｖ　ｓとなる場合には、ツェナーダイオー
ド１７の内部抵抗が非常に小さな値となり、サイリスタ
１３のゲートにトリカ゛−電流を流し、サイリスタ１３
をＯＮさせる。サイリスタ１３がＯＮすると、トランス
２の２次側ｐ−ｑｓダイオード３、サイリスタ１３、ヒ
ユー２゛素子１４で構成された閉ループに過大電流が流
れ、ヒユーズ素子１４を適当な値にしておくことにより
、これを溶断させ、電磁ポンプ１０への給電を停止し、
燃焼を停止させる。

発明の効果 以上実施例の説明で明らかなように本発明によれば、ポ
ンプ印加電圧が異常になった場合の油供給量の増加に対
し事前にこれを検出して温風吹出し部における炎の吹き
出し等を防止することができる。特に本発明では動作が
迅速であり、安全性が飛躍的に向上する利点がある。す
なわち本発明と同様炎の吹き出しを防止する方法として
温風吹出口部分にサーミスタやサーモスタットナトの感
温素子を設けてその温度上昇から動作を停止させる方法
が考えられるが、いずれも動作遅れなどがあるのに対し
、本発明はほとんど検出遅れがなく、非常に高い安全性
が確保されるものである。

また、本発明はハード回路のみで燃焼を停止させるよう
に構成にしであるので、外来サージ電圧などにより、マ
イクロコンピュータが暴走したような場合でも、確実に
電磁ポンプを停止させることができるので、さらに安全
性が向上する。　　′

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における電磁ポンプ制御装置
の回路図、第２図は同パルス波形の説明図、第３図は、
従来例を示す回路図である。 ２・・・・・・トランス（直流電源）、Ａ・・・・・・
定電圧電源回路、Ｂ・・・・・・ポンプ駆動回路、１３
・・・・・・サイリスタ、１４・・・・・・ヒユーズ素
子、１７・・・・・・ツェナーダイオード。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 直流電源に定電圧電源回路を介してポンプ駆動回路を接
   続し、かつ上記定電圧電源回路にサイリスタを接続し、
   このサイリスタよりも電源側の電源ラインにヒューズ素
   子を直列接続するとともに、前記サイリスタのゲートを
   ツェナーダイオードを介して上記定電圧電源回路の出力
   部に接続した石油燃焼器の電磁ポンプ制御装置。