JPS63267722A - 抗肥満症剤 - Google Patents

抗肥満症剤

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JPS63267722A
JPS63267722A JP62104064A JP10406487A JPS63267722A JP S63267722 A JPS63267722 A JP S63267722A JP 62104064 A JP62104064 A JP 62104064A JP 10406487 A JP10406487 A JP 10406487A JP S63267722 A JPS63267722 A JP S63267722A
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JP
Japan
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obesity
dha
derivative
dehydroepiandrosterone
active ingredient
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JP62104064A
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Osamu Nishikaze
西風 脩
Yoshio Hayashi
義夫 林
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DAIICHI YAKUHIN SANGYO KK
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DAIICHI YAKUHIN SANGYO KK
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/56Compounds containing cyclopenta[a]hydrophenanthrene ring systems; Derivatives thereof, e.g. steroids
    • A61K31/565Compounds containing cyclopenta[a]hydrophenanthrene ring systems; Derivatives thereof, e.g. steroids not substituted in position 17 beta by a carbon atom, e.g. estrane, estradiol
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/06Antihyperlipidemics

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は抗肥満作用を有するデヒドロエピアンドロステ
ロン(DHA)を有効成分とする抗肥満症剤に関するも
ので、ヒト及び動物の肥満症及び肥満防止に適用するも
のである。
[従来の技術] 肥満症については、脂肪組織、特に皮下脂肪組織に中性
脂肪が異常に蓄積し、体重が骨格系或は生理機能の限界
を越えて増加した状態が肥満と言われている。実際的に
は、第1表に示す性別にみた身長別の標準体重の20%
以上増加しているものが臨床的に肥満と定義されている
皮下脂肪組織の中性脂肪が蓄積する順位は頬部、胸部、
大腿部、最後に腹壁の順である。肥満症の原因は、(1
)過食及び運動不足、(2遺伝、(3)6因、(4)体
質、(5)内分泌異常に分けられる。
(1)によるものは外因性肥満症或は単純性肥満症、(
2〜(5)によるものは内因性肥満症と呼ばれている。
外因性肥満症は内因性肥満症より圧倒的に多く、過食に
よるエネルギーの摂取過剰及び運動不足によるエネルギ
ーの消費量が低いことが重なると発症し易い。この外因
性肥満症でも内因性の因子の関与は否定できない。脂肪
組織は年齢とともに大きくなり、又細胞数も増加する。
先天的にこの細胞数が多い場合には、外因性肥満症にな
り易い。又、生態因子によっても外因性肥満症を起し易
い、家庭の食事傾向、民族差等も関与する。
内因性肥満症の原因と考えられる遺伝因子ならびに体質
には不明の点が多い。これらは、先に述べた脂肪組織、
食欲調節機序、更には内分泌機能の個体差によるもので
ある。6因も肥満症の原因になり得るが、肥満症が6因
を悪化させることがある。
食欲中枢は視床下部の腹側内側核と外側核にあり、この
2核の拮抗関係でバランスをとっている。この中枢には
、情緒、感情、胃機能、血糖等が関係すると考えられて
いる。脳腫瘍、脳炎又は髄膜炎後遺症、頭部外傷後遺症
で肥満症を起こすことがある。
内分泌(及び代謝)因子による肥満症は比較的少ないと
言われている。クッシング(Cushlng)症候群は
その典型である。特殊なものとしてはローレンス−ムー
ン−ビードル(Laurence−Moon−Bled
l)症候群、フレーリッヒ(Pr6hl 1ch)症候
群があり、視床下部の異常によると考えられている。
又、ステロイドの長期投与による医療性肥満症もある。
肥満症は糖尿病、冠状動脈硬化症、胆石症、脂肪肝、腎
臓病等の疾患を合併症として起こし易い。更に心理的な
異常も起こし易い。
肥満に対して従来から行なわれている治療は、(1)食
糧を減少させる食事療法、(2運動によって消費エネル
ギーを増大させる運動療法、(3)薬剤投与による薬物
療法、(4)その他外科的療法がある。
薬物療法については、主に視床下部に働いて食欲を調節
する薬剤や、視床下部以外に働いて体重を減少させる薬
剤がある。前者としては、アンフェタミン、マシンドー
ル、フェンフルラミン等が使用され、後者としては甲状
線ホルモン、ジニトロフェノール等が使用されている。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、前記食事療法では食生活を大幅に変更し、摂取
カロリーのコントロールに努めなければならず、長期間
空腹に耐えなければならない。又、前記運動療法では相
当の運動量を長期間継続して行なわなければならず、肉
体的な苦痛がともなうため強い精神力が必要である。部
会では運動する場所に恵まれない場合が多く、又身体的
状態により運動を行なうことができない場合もある。更
に、運動により食欲が刺激され、エネルギーの摂取量が
増加してしまい、体重減少効果が殆ど得られないことが
一般に多い。
又、薬物投与における前記薬剤には好ましくない副作用
があるため、肥満症の治療においては、いずれも補助的
な治療法として位置付けられているにすぎない。
[問題点を解決するための手段] 本発明者等は、肥満症につき生化学的に研究を行なった
結果、DHAが優れた抗肥満作用を有することを見いだ
した。本発明者等は、これらの知見をもとに、更にヒト
での治療実験を行なうためDHA製剤を調製し、肥満症
患者に投与してその効果並びに副作用について検討した
その結果、DHA製剤には全く副作用も認められず、従
来にない卓越した抗肥満症剤になり得ることを確認し本
発明を完成した。
すなわち本発明は、DHA又はその誘導体を有効成分と
することを特徴とする抗肥満症剤にかかるものであり、
ここでDMA誘導体とじてはDMA硫酸抱合体等があげ
られる。
ここで使用するDMAは既知の化学物質であり、副腎皮
質より産生、分泌されるステロイドホルモンの一種であ
る。又、DHA誘導体としではDHAの3位の水酸基の
エステル誘導体等があり、代表的なものとしてはDHA
の尿中排泄型であるDMA硫酸抱合体があげられるが、
これらに限られず、合成誘導体を使用してもよい。
以下に本発明の有効成分であるDMA%DHA硫酸ナト
リウムの性状について述べる。
(1)デヒドロエビアンドロステン(DHA)化学名:
3β−ヒドロレキ−5−アンドロステン−1フーオン(
3β−hydroxy−5−androsten−17
−one) 分子酸二〇鵞9 H2S 02 分子量: 288.43 融 点:針状晶;140〜141”C 葉状晶;152〜153℃ 溶解性: ベンゼン、アルコール、エーテルに易溶クロロホルム、
石油エーテルに難溶 (2)デヒドロエピアンドロステロン硫酸ナトリウム(
DHA−S) 化学名:3β−ヒドロキシン−5−アンドロステン−1
7−オン硫酸ナトリウム・2水和物(3β−hydro
xy−5−androsten−17−one−sod
lus 5uHate dihydrate)分子式:
 C10H27NaOs S 争2H20融点:約15
4℃(分解) 性状: 水晶は白色の結晶又は結晶性の粉末でにおいはなく、味
は苦い。
溶解性: メタノールにやや溶は易く、水にやや溶けに<<、無水
エタノールに溶けにくく、アセトン、エーテル、クロロ
ホルム、又はベンゼンに殆ど溶けない。
p H:  4.0〜7.0 (0,5W/V%水溶液
)本発明において使用する、DHA又はその誘導体の人
体適用量は、経口投与の場合で25〜7511g/日で
あり、性別、年令、肥満度、その他の症状に応じて適宜
増減することができる。
経口投与用の製剤としては錠剤、カプセル剤、顆粒剤、
散剤等が適用でき、いずれも常法により製剤化すること
ができる。
[作   用] 副腎皮質ステロイドの合成経路の概略は第1図に示され
るが、副腎皮質で生合成されるステロイドホルモンは現
在までのところ、約50種が単離されている。それらは
、第2表に示すように生化学的に糖代謝に関係をもつ糖
質コルチコイド(例えばコルチゾール)、電解質代謝に
関係をもつ鉱質コルチコイド(例えばアルドステロン)
、更にアンドロジエン(DHA及びその硫酸抱合体(D
MA−S))に大別される。
DHAはDHA−Sよりつくられる。そのため、DHA
−3はDHAの貯蔵型ホルモンとも呼ばれている。この
DHAは男性ホルモンであるテストステロン並びにエス
トラジオールの生合成母体ともなるステロイドであるが
、副腎皮質におけるテストステロン、エストラジオール
の合成はわずかにしかすぎない。
DHAは性ホルモンとしての作用は極めて少なく、脂質
代謝、蛋白質代謝に影響し、リン酸、カリウム、ナトリ
ウム、塩素等の塩類代謝にも影響を与えるとされている
。尿中への排泄については第2図に示すようにDHA−
Sの型で排泄されるほか、アンドロステンジオンを経て
、アンドロステロン、エチオコラノロンの硫酸或はグル
クロン酸抱合体の型で排泄される。これらはいずれも1
7−KS(ケトステロイド)として測定することができ
る。女性(非妊婦)の場合は、これら17−KSの殆ど
が副腎皮質由来とされ、男性の場合はその2/3乃至3
/4が副腎皮質由来で、残りの1/3乃至1/4が精巣
由来とされている。
肥満症患者について、尿中に排泄されるDHA−代謝産
物(尿中17− K S )の量を調べてみると、低値
を示し糖尿病、その他の疾病を併発した場合は、著しい
低値を示すことが実験的に確認されている。
DMA、DHA−S (DMAの貯蔵型)は低年令のヒ
ト(20〜30才)の血液中には豊富に存在しているが
、加令とともに徐々に低下してくる。これに反しコルチ
ゾールは、年令と関係なくほぼ定量(1日15〜20m
g)が分泌され、その代謝物として17−0HC3(ヒ
ドロキシコルチコイド)が尿中に排泄される。
DHAは脂質の合成を抑制して、血中のコレステロール
、脂質を下げる作用があるのに対し、コルチゾールの過
剰分泌は、それに抗するインシュリンの過剰分泌とあい
まって、脂質の合成が促進される。従って、DMA分泌
量が年令、その他の理由によって低下してくると、コル
チゾール、インシュリンに対する制御、抑制ができなく
なり、脂質は次第に脂肪組織内に蓄積するようになって
くる。これは結果的に肥満現象となって現われ、前述の
ように、ときにインシュリンの産生、分泌に破綻をきた
し、ついには糖尿病をひきおこすようになる。
DHAはインシュリンの産生とコルチゾールの産生を同
時に抑制し、制御する作用があるほか、血液の凝固、血
小板の凝集を阻止する作用をもっている。
DMAは経口投与するとき、腸に達してDHA−Sとな
り、その型で各組織に運ばれ再び、DHAを再生する。
これが脂肪合成に密接に関与している酵素、グルコース
−6−ホスフアートデヒドロゲナーゼ(06PDH)の
活性を抑制する。それが抗肥満作用として現われるもの
と思われる。そのほか本実験を通して、副作用を全く認
めなかったこともDHAの大きな特徴ということができ
る。
なお、以上のDHAによる抗肥満作用はヒトばかりでな
く、家庭や動物園等で飼育される動物にもあてはまり、
ヒト及び動物用の抗肥満症剤として有効である。
[実 施 例] 以下に、本発明の抗肥満症剤の製造例、動物試験例、急
性毒性試験例及び臨床治験例について述べるが、これら
によって本発明は何ら限定されるものではない。
製造例I   DHA錠 1錠中の組成 りHA (デヒドロエピアンドロステロン)     
 25  mg乳糖                
    80  mgデンプン           
          12.5mgポリビニルピロリド
ン−に30           5  o+gステア
リン酸マグネシウム            2.51
11g計                   12
5  sg製錠法   湿顆粒法 錠径 7IllI 外 観   白色錠 製造例2   DHA−S錠 1錠中の組成 りHA−S (デヒドロエピアンドロステロン硫酸ナトリウム)35
1g乳糖                    7
0  a+gデンプン               
      12.5mgポリビニルピロリドン−に3
0            5  ff1gステアリン
酸マグネシウム            2.5mg計
                   125 1g
製錠法   湿顆粒法 錠径 7 m/11 外 観   白色錠 ここで、DHA−335■gはD HA 25mgに相
当する。
動物試験例1 雌性ラッカー(Zucker)ラット24匹(やせの対
照8、肥満の対照4、やせの試験群8、肥満の試験群4
)を用いて本試験を行なった。DHA投与群は、粉末餌
料にDMAを0.6%添加したものを用い、対照群には
同一粉末餌料をそれぞれ23週間給餌したのち各試験に
供した。
DHAを投与したときの体重、食餌摂取量、血清中グル
コース量及びインシュリン量は下記第3表の通りであっ
た。
第  3  表 又、摘出組織内の脂肪重量は下記第4表の如き結果であ
った。
第  4  表 動物試験例2 SD系成熟ラう)20匹(雄性10.雌性10)を用い
対照群及び試験群に分けた。試験群にはDMA含有の食
餌(食餌中にDHAを0,6%配合したもの)を与え、
対照群にはDHA非含有の食餌をそれぞれ11週間給餌
したのち、各試験に供した。
6週、11週における食餌摂取量、体重、静止時の熱代
謝に対するDMAの作用は下記第5表に示すような傾向
を示した。
第   5   表 DHA投与群の体組成は下記第6表の如き結果であった
第   6   表 更に、計重量、肝組織内におけるG6PDH活性及び血
清中トリグリセライドに対するDHAの影響について実
験した。その結果は下記第7表に示す通りであった。
第  7  表 急性毒性試験 雄性及び雌性のICR系マウス及びSD系ラットにDH
Aを皮下又は経口投与し、LD50(wg/kg)を求
めた。その結果を下記第8表に示す。
第  8  表 なお、マウス及びラットによる慢性毒性試験では肝の病
理学的変化は認められなかった。
臨床治験例 治験は5例の肥満患者について実施した。同患者の年令
、性別、身長、体重等は下記第9表に示す通りである。
治験に用いた薬剤はDHA錠とし、本島1錠中に25m
gのDHAを含有する。
服用量は毎食1回1錠、1日3回服用(これは1日あた
り75mgのDHA投与量に相当する)し、その期間は
症状により3〜5力月間とした。そのほか、本試験の目
的より同期間中は、他薬剤の併用をさけることとした。
服用後における患者の体重データも同第9表に示した。
第  9  表 DHA錠による治験実施の前、後における患者血液の生
化学的データを下記第1O表に示す。
第  lO表 [発明の効果] 以上述べたように本発明の抗肥満症剤によれば、有効成
分であるDMA又はその誘導体が、インシュリン及びコ
ルチゾールの産生を抑制し血中のコレステロール及び脂
質を低下させ、或は脂肪合成に密接に関与する酵素の活
性を抑制するので、ヒト及び動物において優れた抗肥満
効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は副腎皮質ステロイドの合成経路を示す図、第2
図はデヒドロエピアンドロステロンの代謝機構を示す図
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)デヒドロエピアンドロステロン又はその誘導体を有
    効成分とすることを特徴とする抗肥満症剤。 2)デヒドロエピアンドロステロンの誘導体がデヒドロ
    エピアンドロステロン硫酸抱合体である特許請求の範囲
    第1項記載の抗肥満症剤。
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KR880012232A (ko) 1988-11-26
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