JPS63267459A - 血液と生化学的薬液の遠心沈殿セル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は血液遠心沈殿セルに関する。

従来の技術 血しよう、白血球、血小板のような、他の血液成分から
の赤血球の分離を達成するための血液遠心沈殿法が現在
、セルまたはボウルとして周知の装置内で達成されてい
ることは周知されている。

これらのセルは通常、所望容積のベル形〈円すい台形）
の外側容器を包含する。中央通路を有する、やや小さい
が同様に何形された容積置換体が、分離を容易にさせる
ため、容器内へ同軸に囲われる。

置換体は、円筒状の内壁と円すい台上の外壁とを有しそ
れらが壁の上縁および下縁で密閉されるようにした回転
立体として表わすことができる。セルは、前記容器の上
端に連結され■つそれを囲む固定ハウジングを包含する
。連結部には、適当なガスケットやシールを備えた環状
の回転自在な軸受が包含される。ハウジングは、容器内
に延び且つ血液の流入および血液成分の流出用の管への
外部からの接続部に適した概ね１司軸の２本の導管を有
する。中央の内側導管は置換体内の中央通路を貫いて延
び且つ容器の底部に向かって下方へ延びる。外側導管は
その下端で、固定ハウジングの基底部、即ち容器の頂部
のすきま部分の置かれた対面する２枚の円板の間に形成
された環状通路に連通している。これらの周知のセルに
おいては、回転マンドレルによって外側容器が把持され
且つ急速に回転される。全面が内側導管を経てセルに送
入されて外側容器の底部に到達し、それがそこで遠心力
を受け、その結果として、より重い赤血球が外側容器の
壁の方へ集まって凝縮し、内部に残存する血しようと血
小板と白血球とで構成されるより軽い部分から、はぼ垂
直な面で分離される。

この過程が続行されるにつれ、全面の流入により、容器
内に分離された成分のレベルが上昇し、軽い成分は固定
ハウジングの２枚の円板の間の通路に入り始め、次いで
外側導管に沿って進み、排出される。この過程は、容器
内の濃縮された赤血球により、固定ハウジングの円板間
の通路に分離面が接近するまで続けられる。この過程は
、セルからの赤血球の流出を防止するため、この時点で
中断させなければならない。その場合には全面の供給が
中断され、セルを回転さゼているマンドレルは停止され
る。セルにはより軽い部分がな（、濃縮された赤血球で
一杯になり、それを中央導管で吸引してセルを空にさせ
、意図された使用先に送ることができる。

発明が解決しようとする問題点 これらの周知のセルの著しい不利点は、濃縮された赤血
球の抽出が、これらの赤血球がセルを完全に満たした時
、従って可成りの吊の血液が遠心分離された後にしか可
能でない、ということである。この不利点は、手術中の
自己輸血、即ち外科手術中患者から流れる血液の回収の
場合に特に関連がある。この血液は吸引され、洗液のた
め生理的溶液と混合され、赤血球の分離用ヒルに送られ
る。赤血球を患者へ急速に返血することは致命的に重要
である。周知のセルを以てした場合には血液分離を停止
してこれらの赤血球を抽出するためにセルを赤血球で完
全に満たす必要があるので、この急速返血は明らかに不
可能である。小容積セルの使用は、様々な実際の場合に
おける性能を最適化するような諸寸法の範囲を有するこ
とは実行不可能なので、この問題を解決することになら
ない。上記の説明と不利点とは、完全な血液からの赤血
球の分離と、且つまた生理的溶液からの赤血球の分離と
に適用されるものである。

本発明の目的は、セルが完全に満たされるに至るを持つ
必要なしに濃縮された赤血球の抽出を可能にさせる血液
の遠心沈ｊ股用廿ルを提供することにある。

本発明の別の目的は、最少の費用と、作ｆ）＋中の最大
の信頼性とを保証するような、特に簡単な構造を有する
セルを提供することにある。

問題点を解決するための手段 この目的は、外壁と上端部と畜１．／ｌ底部とを有する
中心軸線の回りに回転自在な外側容器を包含する、本発
明による血液遠心沈殿セルにより達成される。このセル
は、上端部と下端部と概ね円筒状の縦方向通路とを有し
且つ前記下端部を容器の底部に近接させて容器内へ同軸
に囲われた容積置換体を包含する。このヒルは、環状の
回転自在なシールを介して容器の上端に連結され且つそ
れを囲む固定ハウジングを包含する。このハウジングは
、血液の流入と血液成分の流出とに適した同軸の内側導
管と同軸の外側導管とを右する。容器の上端に近接して
ハウジング内に固定通路が包含され、外側導管の下端と
連通している。内側導管が置換体の中央通路を口いて下
方へ延び、その端部を容器の底部に近接させている。置
換体は更に、置換体の底部に近い位置で内側導管と中央
通路との間のすきまを封止するため内側導管を受容する
ようにされた中央孔を有する円板形のエラストマーのガ
スケットを包含する。内側導管と置換体との間のすきま
の封止により、濃縮された赤血球で容器を一杯にさせる
必要なしに、容おの回転中、内側導管を通して容器から
引ぎ出すことができる。

本発明のそれ以上の諸特徴と諸利点とは、非限定的な一
例としての、添付図面についての本発明の詳細な説明に
より明らかとなるはずである。

実施例および作用 本発明は、ベル形（円すい台形）の外側容器１が外壁と
上端と密閉底部１ａとを有するようにした図に関連して
より一層理解される。外側容器は、上端部４と下端部５
と概ね円筒状の縦方向通路６とを有する容ｖ４置換休２
を囲う。置換体はやや小さく、外側容器１のベル形（円
すい台形）形状にほぼ対応する形状を有し、全体として
、上縁を上端部４で、下縁を下端部５で囲われた円筒状
の内壁３とベル形の外壁２とを有する回転立体として表
わされる。置換体は、下端部５を容器の底部１ａに近接
させて容器内へ同軸に取り付けられて置換体の外面と容
器の内面との間に外側通路７を、また置換体の下端部と
容器の底部との間に底部通路８を画定する。

セルは、全体として９で表示される環状の回転自在な一
組のシールと軸受とを介して外側容器の上端を囲うよう
に連結された、全体として１０で表示される固定ハウジ
ングを包含する。固定ハウジング１０は、セルの回転軸
線と同軸をなす内側導管１１と外側導管１２とを包含す
る。内側導管１１は、下端部１１ａを容器の底部１ａに
近接させて置換体の中央通路６を貴き下方へ延びる。内
側導管１１は上端に典型的４ｒ導管接続部分１１ｂを備
え、それが当初、全面または溶液内の血液のセル内への
人口として作用する。外側■管１２は導管接続部分１２
ｂを備え、その下端で、容器の上端に近いハウジングの
基底部に置かれた対面する２枚の円板１３ａ、１３ｂ間
に形成された通路１３に連通ずる。通路１３と外側導管
１２とは主として、セルからの血しようと血小板と白血
球とで構成されるより軽い部分を除去するために利用さ
れる。

本発明の主な特徴は、通路６の下端が、内方７ランジ１
４を形成し且つ封止ガスケット１５を保持する縮小直径
部分を有することである。封止ガスケット１５は、内側
導管の下端部１１ａと置換体の中央通路６との間のすき
まを封止する。例示の封止ガスケットは、中央通路内に
保持されるに適した外径を有し且つ導管１１を受容する
ようにされた中央孔を有するエストラマーの円板として
表わされている。封止係合が得られ、しかも固定した内
側導管１１と相対的なシールの回転を許容する種々の形
状と材料とを利用できる。

セルの作動中、外側容器１は、マンドレルに保持され且
つ回転マンドレル遠心装置で急速に回転される。全面（
または溶液内の血液）は接続部１１ｂへ連続的に給送さ
れ、内側導管１１を通り、容器の底部で端部１１ａから
排出され、容器の回転の結果として遠心力の作動を受け
る。この機能は、周知の全ての遠心沈殿セルに共通であ
る。先行技術による周知の遠心沈殿セルにおいては、内
側導管の下端部１１ａが、空気を含有し且つ矢張り軽い
部分に連通ずる通路６内の空間に連通しており、従って
遠心沈殿中のこの時に内側導管１１を介して赤血球を吸
引することはできない。セルの回転の中断により、分離
された部分の再混合が生起され、従って、濃縮された赤
血球を導管１１を介して吸引するため外側容器を完全に
満たす前に遠心沈殿を停止させることはできない。

封止ガスケット１５から生ずる本発明によれば、遠心沈
殿中のいかなる時でも、セルの回転を停止させずに全面
の流入を中断することができ、且つ１１ａで内側導管を
介し固定ハウジングを経て赤血球の濃縮物を引き出すこ
とができる。導管１１は、濃縮された赤血球が位置する
外壁に隣接した外側通路７に連通している底部通路８に
連通ずる。

封止ガスケット１５は、この赤血球連通路ネットワーク
を、容器の上方および下方部分に（中央通　４゜路６全
体にわたって）あるより軽い部分から分離するものであ
る。

セルが完全に満たされなくてもセルからの赤血球の吸引
が生起し得るため、本発明は、封止ガスケットにより、
企図した目的を達成することができる。

自己輸血の場合には、少量の血液が回収されてセルへ送
られた後でも、もとの患者への赤血球の返血を迅速に遂
行することが可能である。赤血球の吸引段階は、セルが
ほぼ、血しようと血小板と白血球とから成る軽い成分の
みを含有するに至るまで続けることができる。

本発明をある実施例に関連して説明し図示したが、当業
者には容易に理解されるように、本発明の精神を逸脱す
ることなく諸修正および諸変更をなし得ることを理解す
べきである。−Ｆ記の諸修正および諸変更は、添付フレ
イムにおいて限定した本発明の予備知識と範囲とに属す
るとみなされるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明のＩＭ造体を示す部分断面正面図である。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）血液と生化学的薬液の遠心沈殿セルにして、外壁
   と上端と密閉底部とを有する中心軸線の回りに回転自在
   な外側容器と、上端部と下端部と概ね円筒状の縦方向通
   路とを中に有し且つ前記下端部を前記容器の底部に近接
   させて前記容器内へ同軸に囲われた容積置換体と、環状
   の回転自在なシールを介して前記容器の上端に連結され
   てそれを囲み且つ血液の流入と血液成分の流出とに適し
   た同軸の第一導管と概ね同軸の第二導管とを有する固定
   ハウジングと、前記容器の上端に近接し且つ前記第二導
   管に連通して前記ハウジング内に固定通路を備える装置
   とを含み、前記第一導管がその端部を前記容器の底部に
   近接させて前記置換体の中央縦方向通路を貫き下方へ延
   び、前記置換体が更に、前記容器からの赤色血液成分の
   流出を容易にさせるため、前記置換体の下端部に近い位
   置で前記の第一導管と中央通路との間のすきまをほぼ封
   止する装置を有するようにした遠心沈殿セル。
2. （２）特許請求の範囲第１項に記載の遠心沈殿セルにお
   いて、前記封止装置が、前記第一導管を受容するように
   された中央孔を有する円板形のエラストマーのガスケッ
   トを含むようにした遠心沈殿セル。
3. （３）特許請求の範囲第２項に記載の遠心沈殿セルにお
   いて、前記ガスケットが、前記置換体の中央通路にある
   環状の凹所内に保持されるようにした遠心沈殿セル。
4. （４）特許請求の範囲第１項に記載の遠心沈殿セルにお
   いて、前記置換体の中央通路が、その下端部に近い縮小
   直径部分を更に含むようにした遠心沈殿セル。
5. （５）特許請求の範囲第４項に記載の遠心沈殿セルにお
   いて、前記置換体の縮小直径部分が環状凹所を包含し、
   前記封止装置が更に、前記環状凹所と係合するようにさ
   れた直径を有し且つ前記第一導管を受容するようにされ
   た内孔を有するようにした遠心沈殿セル。