JPS63267348A - レ−ザプロ−ブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はとくに細い管腔に挿入して利用するのに好適
するレーザプローブに関する。

［従来の技術］ たとえば血管、胆管、気管支などの細い管腔に生じた患
部の治療法の１つとしてレーザプローブを用いたレーザ
照射治療が知られている。その場合、内視鏡によって管
腔内を観察し、そのチャンネルからレーザプローブを導
入する。そして、レーザプローブの出射端を患部に接近
させたなら、レーザ光を出射させることによって上記患
部を照射治療するようにしている。

ところで、血管などのように非常に細い管腔には内視鏡
を挿入することができない場合があり、そのようなとき
には管腔内にレーザプローブだけを挿入し、Ｘ線透視下
でレーザプローブの出射端の位置を確認しながら患部に
レーザ光を照射するということが行われている。

Ｃ発明が解決しようとする問題点コ しかしながら、そのような照射治療において、管腔が分
岐しているような場合、レーザプローブはそれ自体では
湾曲させることができないから、所望する方向の管腔に
導くことが難しかった。つまり、そのような場合には、
レーザプローブをなんども進退操作することによって管
腔の所望する方向に挿入するようにしている。そのため
、管腔の分岐点がレーザプローブによって傷付けられた
り、所望する方向に導入するのに長時間かかり、患者に
与える苦痛が大きくなるなどのことがあった。

さらに、管腔の壁面にある患部の方向にレーザプローブ
の出射端を向けることが難しいから、上記患部を確実に
レーザ光によって照射できないということもあった。

この発明は上記事情にもとずきなされたもので、その目
的とするところは、所望する方向に容易に導入すること
ができ、しかも患部などの被照射部位を確実に照射する
ことができるようにしたレーザプローブを提供すること
にある。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記問題点を解決するためにこの発明は、レーザ光を伝
達するためのレーザガイド体と、このレーザガイド体の
少なくとも出射端近傍に軸方向に沿って設けられ加熱す
ると屈曲するよう形状記憶加工された形状記憶合金で作
られた駆動部材とからレーザプローブを構成する。そし
て、上記駆動部材によってレーザプローブの出射端を屈
曲させることができるようにしたものである。

［実施例コ 以下、この発明の第１の実施例を第１図乃至第７図を参
照して説明する。第１図に示すレーザプローブ１はレー
ザガイド体２を備えている。このレーザガイド体２は石
英からなるコア３と、このコア３の外周面を被覆したク
ラッド４とからなる。

このクツラッド４はレーザガイド体２と同様石英から形
成されているが、シリコン樹脂で形成してもよい。

上記クラッド４の外周面はレーザガイド体２の折れを防
止するとともに、屈曲性を持たせるためにシリコン被膜
５が被覆され、このシリコン被膜５の外周面はジャケッ
ト６で覆われている。

なお、上記クラッド４をシリコンで形成した場合には、
上記シリコン被膜５はなくてもよい。

また、上記レーザガイド体２の先端部である出射端側の
クラッド４とシリコン被膜５との間には帯板状の駆動部
材７が介装されている。この駆動部材７の基端側にはリ
ード線８の一端が接続されている。このリード線８の他
端は図示しない電源に接続され、この電源によって上記
駆動部材７を通電加熱できるようになっている。この駆
動部材７は形状記憶合金によって作られていて、変態温
度以下では第３図に示すように真直ぐな状態にあるが、
変態温度以上に加熱すると、第４図に示すようにほぼへ
の字状に変形するよう形状記憶加工されている。

このようなレーザプローブ１を用いて第５図に示すよう
に血管１０に生じた患部１１を照射治療する場合につい
て説明する。まず、レーザプローブ１を管腔である血管
１０にＸ線透視下で出射端の位置を確認しながら挿入す
る。そして、分岐点において患部１１のある左側血管１
０ａに導入するには、上記レーザプローブ１に設けられ
た駆動部材７を通電加熱する。すると、レーザプローブ
１の出射端側か実線で示すようにへの字状に屈曲して左
側を向くから、このレーザプローブ１を容易に左側血管
１０ａに導入することができる。し−ザブローブ１を左
側血管１λａに導入し、その先端を患部１１に対向させ
たなら、その状態でレーザ光を出射させれば、上記患部
１１を照射治療することができる。

仮に、レーザプローブ１の出射端側を分岐点において屈
曲させることができないと、レーザプローブ１は同図に
破線で示すように右側血管１０ｂに入込んでしまい、な
んども進退操作を繰返して左側血管１０ａに導入しなけ
ればならないが、上述したように出射端側を屈曲させる
ことができると、左側血管１０ａに容易に導入すること
ができる。

また、第６図と第７図とに示すように内視鏡１５を血管
１ｚの分岐点の近傍まで挿入できる場合があ゛る。その
ような場合には、レーザプローブ１を上記内視鏡１５の
チャンネル１６を利用して左側血管１０ａに導入する。

そして、そのレーザプローブ１の出射端側を屈曲させれ
ば、その先端をレーザプローブ１の導入方向とずれた位
置にある患部１１に向けることができるから、この患部
１１を確実に照射治療することができる。

第８図はこの発明の第２の実施例を示し、これはレーザ
ガイド体２の先端をシリコン被膜５とジャケット６の先
端よりもわずかに突出させ、これらシリコン被膜５とジ
ャケット６に対するレーザ光の熱による影響を少なくす
るようにしたものである。

第９図と第１０図はこの発明の第３の実施例で、これは
２つの駆動部材７をレーザガイド体２の周方向に１８０
度ずらして設け、これら駆動部材７を加熱すると第１０
図に示すように同方向に屈曲するよう形状記憶加工した
。このようにすれば、レーザガイド体２が２つの駆動部
材７によって屈曲させられるので、このレーザガイド体
２を強い力で確実に屈曲させることができる。

第１１図と第１２図はこの発明の第４の実施例で、これ
は駆動部材７をバイブ状に形成し、加熱すると第１２図
に示すように屈曲するよう形状記憶加工したもので、こ
のよにずれが帯板状の場合に比べてさらに大きな屈曲力
でレーザガイド体２を屈曲させることができる。

なお、駆動部材を加熱する手段は通電加熱に限られず、
形状記憶合金が変形する温度以上に温められた液体、例
えば管腔が血管の場合は生理食塩水を流したり、血管以
外の管腔の場合には温水を流すなどして上記駆動部材を
加熱するようにしてもよい。

性のものを用いるようにしてもよいこと無論である。

さらに、駆動部材はクラッドとシリコン被膜の間でなく
、シリコン被膜とジャケットの間あるいジャケットの外
面に設けるようにしてもよい。

［発明の効果］ 以上述べたようにこの発明は、レーザプローブを構成す
るレーザガイド体の少なくとも出射端近傍に加熱すると
屈曲するよう形状記憶加工された駆動部材を設けるよう
にした。したがって、レーザプローブを屈曲させること
によって所望する方向への導入を容易に行うことができ
、また被照ｎ・１部位へのレーザ光の照射も確実に行う
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１の実施例を示すレーザプローブ
の一部分の断面図、第２図は第１図Ａ−Ａ線に沿う断面
図、第３図と第４図は駆動部材の変形前と変形後の斜視
図、第５図乃至第７図はそれぞれ使用状態の説明図、第
８図はこの発明の第２の実施例を示すレーザプローブの
一部分の断面図、第９図と第１０図はそれぞれこの発明
の第３の実施例を示す駆動部材の変形前と変形後の斜視
図、第１１図と第１２図はそれぞれこの発明の第４の実
施例を示す駆動部材の変形前と変形後の斜視図である。 ２・・・レーザガイド体、７・・・駆動部材。 出願人代理人　弁理士　坪井　　４ 第　１　図 第　２　図 第３図 ＠４図 第５図 第６図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. レーザ光を伝達するためのレーザガイド体と、このレー
   ザガイド体の少なくとも出射端近傍に軸方向に沿って設
   けられ加熱すると屈曲するよう形状記憶加工された形状
   記憶合金で作られた駆動部材とからなることを特徴とす
   るレーザプローブ。