JP2572678Y2 - レーザ光線治療器用挿入針 - Google Patents

レーザ光線治療器用挿入針

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JP2572678Y2
JP2572678Y2 JP1992025330U JP2533092U JP2572678Y2 JP 2572678 Y2 JP2572678 Y2 JP 2572678Y2 JP 1992025330 U JP1992025330 U JP 1992025330U JP 2533092 U JP2533092 U JP 2533092U JP 2572678 Y2 JP2572678 Y2 JP 2572678Y2
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輝幸 酒井
悟 伊豆
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、特定波長帯域のレーザ
ビームを血管内に照射することにより循環器系疾患を効
果的に治療することのできるレーザ光線治療器用挿入針
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、特定の波長帯域、すなわち、赤色
可視光域または近赤外線域のレーザビームをリュウマ
チ、関節炎等の患部に照射すると病状が好転することが
知見され、この原理を利用したレーザ光線治療器が提案
され実用化されている(例えば、特開昭64ー1766
1号公報参照)。
【0003】このレーザ光線治療器は、波長0.632
μmの赤色光域のレーザビームを出力するHe:Neガ
スレーザや、波長0.65〜1.0μm(InGaP)
や波長0.7〜1.0μm(AlGaAs)の近赤外線
域のレーザビームを出力する半導体レーザをレーザビー
ム発生源として用い、該レーザビーム発生源に接続され
た光ファイバの先端部に装着された挿入針を体表面から
患部の中心(例えば組織や関節裂隙の内部)にまで差込
み、レーザビーム発生源から出力されるレーザビームを
前記光ファイバの先端部から前記患部に直射するもの
で、一例として、レーザニードルと呼ばれる装置が提案
されている。一方、上記のレーザビームを静脈内に直接
照射し循環器系疾患を治療する試みもなされている。こ
の場合、光ファイバの先端部が挿入された挿入針を静脈
内に刺入し、レーザビーム発生源から出力されるレーザ
ビームを前記光ファイバの先端部から静脈内に直射す
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】通常、注射針を静脈内
に刺入する場合、刺入時に血液の還流状態を確認するこ
とで、注射針が静脈内に正しく挿入されたか否かを判断
している。しかし、上記のレーザビームを静脈内に直接
照射する場合では、前記挿入針内に光ファイバの先端部
が挿入されているために挿入針内が中空とはならず、刺
入時に血液の還流状態を確認することができず、したが
って、静脈内刺入が確実に行えたか否かを確認すること
ができないという欠点があった。
【0005】本考案は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、刺入時に血液の還流状態を確認することが
できるレーザ光線治療器用挿入針を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は次の様なレーザ光線治療器用挿入針を採用
した。すなわち、特定波長帯域のレーザビームを血管内
に照射することにより循環器系疾患を治療することので
きるレーザ光線治療器の挿入針であって、針内に光ファ
イバが挿入された挿入針本体と、該挿入針本体の針が挿
通されて当該針の先端部が露出されるとともに該挿入針
本体に着脱自在に嵌合される外筒とからなり、該外筒の
少なくとも前記針を挿入する部分は、可視光を透過させ
ることができ、かつ生体適合性のある材料からなること
を特徴としている。
【0007】
【作用】本考案のレーザ光線治療器用挿入針では、挿入
針が静脈内に刺入されたことを確認するには、この挿入
針及び外筒を静脈内に刺入した後に、外筒を保持したま
まこの外筒から挿入針本体を外れない程度に引き抜き、
前記外筒内に静脈血が還流したことを目視で確認する。
ここで、前記外筒内に静脈血が還流しない場合は、この
挿入針及び外筒が静脈内に正しく刺入されていないこと
を示し、再度この挿入針及び外筒を静脈内に正しく刺入
し、上記の確認動作を繰り返す。確認動作を行なった後
に挿入針本体を外筒内に戻せば、レーザビーム発生源か
ら出力されるレーザビームを前記光ファイバの先端部か
ら静脈内に直射することが可能になる。以上により、挿
入針の静脈内への刺入状態を刺入時に目視で確認するこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、レーザ光線治療器用挿入針(以
下、単に挿入針と略称する)1を示す斜視図である。
【0009】この挿入針1は、挿入針本体2と外筒3と
から構成されている。該挿入針本体2は、ポリテトラフ
ルオロエチレン、ポリプロピレン等の生体適合性材料か
らなる略角柱状の本体11に軸線方向に貫通孔12が形
成され、該本体11の長手方向の一端部13は外方へ拡
張され、該一端部13には外筒3を嵌合するための嵌合
凹部14が形成され、該嵌合凹部14の中央の突部15
には前記貫通孔12と連通される針16が同軸的に固定
されている。
【0010】外筒3は、ポリテトラフルオロエチレン、
ポリプロピレン等の生体適合性材料からなる略切頭円錐
状の本体21に軸線方向に貫通孔22が形成され、該本
体21の底面側には前記挿入針本体2の嵌合凹部14と
嵌合する嵌合凸部23が形成され、また切頭側には前記
針16が挿通されて当該針16の先端部16aが露出さ
れ可視光を透過させることのできる透明または半透明の
長尺の筒部24が一体に取り付けられている。
【0011】そして、挿入針本体2の針16には、レー
ザビーム発生源に接続する光ファイバが先端部16aま
で挿入されている。また、この挿入針本体2の嵌合凹部
14には外筒3の嵌合凸部23が嵌合される。挿入針本
体2を外筒3に挿入合体時は、針16と筒部24とは引
き抜きできる程度に挿入された状態にある。
【0012】次に、この挿入針1の使用方法について説
明する。針16の先端部16aと筒部24の先端部分を
静脈内に刺入し、外筒3を保持したままこの外筒3の筒
部24から針16が外れない程度に挿入針本体2を外方
に引き抜き、筒部24内に静脈血が還流したことを目視
で確認する。ここで、筒部24内に静脈血が還流しない
場合は、針16の先端部16a及び筒部24の先端部分
が静脈内に正しく刺入されていないことを示し、再度こ
の針16の先端部16a及び筒部24の先端部分を静脈
内に正しく刺入し、上記の確認動作を繰り返す。上記の
確認動作を行なった後に挿入針本体2を外筒3内に戻せ
ば、レーザビーム発生源から出力されるレーザビームを
前記光ファイバの先端部から静脈内に直射することが可
能になる。以上により、挿入針1の静脈内への刺入状態
を刺入時に目視で確認することができる。
【0013】以上説明した様に、上記の挿入針1によれ
ば、挿入針本体2と外筒3とから構成され、該挿入針本
体2は、本体11の長手方向の一端部13に嵌合凹部1
4が形成され、該嵌合凹部14の突部15には針16が
同軸的に固定され、一方、外筒3は、本体21の底面側
に嵌合凸部23が形成され、切頭側には透明または半透
明の長尺の筒部24が一体に取り付けられているので、
挿入針1の静脈内への刺入状態を刺入時に目視で確実か
つ速やかに確認することができる。
【0014】
【考案の効果】以上説明した様に、本考案のレーザ光線
治療器用挿入針によれば、特定波長帯域のレーザビーム
を血管内に照射することにより循環器系疾患を治療する
ことのできるレーザ光線治療器の挿入針であって、針内
に光ファイバが挿入された挿入針本体と、該挿入針本体
の針が挿通されて当該針の先端部が露出されるとともに
該挿入針本体に着脱自在に嵌合される外筒とからなり、
該外筒の少なくとも前記針を挿入する部分は、可視光を
透過させることができ、かつ生体適合性のある材料から
なることとしたので、挿入針の静脈内への刺入状態を刺
入時に目視で確実かつ速やかに確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例のレーザ光線治療器用挿
入針を示す斜視図である。
【図2】本考案に係る一実施例のレーザ光線治療器用挿
入針の挿入針本体を示す斜視図である。
【図3】本考案に係る一実施例のレーザ光線治療器用挿
入針の外筒を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 レーザ光線治療器用挿入針 2 挿入針本体 3 外筒 11 本体 12 貫通孔 13 一端部 14 嵌合凹部 15 突部 16 針 16a 先端部 21 本体 22 貫通孔 23 嵌合凸部 24 筒部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−200464(JP,A) 特開 平1−141671(JP,A) 実開 平4−128762(JP,U) 実開 平4−88958(JP,U) 実開 平3−46334(JP,U) 実開 平1−42012(JP,U) 実開 昭64−3647(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61N 5/06 A61B 17/36 350

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定波長帯域のレーザビームを血管内に
    照射することにより循環器系疾患を治療することのでき
    るレーザ光線治療器用挿入針であって、 針内に光ファイバが挿入された挿入針本体と、 該挿入針本体の針が挿通されて当該針の先端部が露出さ
    れるとともに該挿入針本体に着脱自在に嵌合される外筒
    とからなり、 該外筒の少なくとも前記針を挿入する部分は、可視光を
    透過させることができ、かつ生体適合性のある材料から
    なることを特徴とするレーザ光線治療器用挿入針。
JP1992025330U 1992-04-20 1992-04-20 レーザ光線治療器用挿入針 Expired - Fee Related JP2572678Y2 (ja)

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