JPS63267062A - 描画像デ−タ復号装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、通信の分野において送信側からの描画像人力
データ（手書き人力データ〉を通信回線（例えば電話回
線）に伝送し、受信側でリアルタイムに描画像の再生を
行わせる描画像データ復号装置に関するものである。

（従来の技術） 近年、通信の分野、特に電話において音声以外に描画像
データ、即ち手書き人力を重畳して伝送し、受信側では
再び音声と描画像データを分離し、描画像データをリア
ルタイムで再生する技術、いわゆるオーディオグラフィ
の研究が盛んになってきている。実用化においては、ア
ナログ回線の場合は描画像データを伝送するために音声
部の帯域を制限するので音質の劣化をまねき、電気通信
法の関係で実用化はされなかった。ディジタル回線の場
合は帯域がはるかに広いため、音質を劣化することなく
描画像データと音声の重畳が可能であり、例えば、ＩＮ
Ｓシステム（ディジタル回線通信網）では、テスト的に
運用されている。

以下、図面を用いて従来のディジタル方式の描画像デー
タの伝送方法について説明を行う。

第４図は従来の描画像データ圧縮装置、第５図は従来の
描画像データ復号装置の構成を示す。

第４図において、１１はタブレット等の描画像人力デー
タ人力装置、１２はバッファメモリー、１３は・差分装
置、１４は量子化装置、！５は伝送装置である。

以上のように構成された上記従来の描画像データ圧縮装
置の動作について説明を行う、第４図において、タブレ
ット等の描画像入力データ人力装置１１により、手書き
入力のサンプリング時閏閏隔ごとの座標の値が取り込ま
れる。座標の値はバッファメモリー１２に入り、入力の
ない時間を有効に利用して転送レートを下げるようにす
る。バッファメモリー１２からの出力は差分装置１３を
通り、前のサンプル点との差分データに変換される０通
常、手書き入力の書くスピードはほぼ一定であるので、
差分データは元の座標値に比べて十分に小さな値になる
。したがって量子化装置１４で差分値の小さいものには
細かい量子化ステップで、大きなものに関しては粗い量
子化ステップで量子化を行う。

このように差分および量子化された描画像データは、伝
送装置１５により場合によっては他のデータ（音声デー
タ等）と重畳して通信回線に通信用フォーマットに変調
して送出される。

次に第５図を用いて従来の描画像データ復号装置につい
て説明を行う、第６図において、２１は受信装置、２２
は分離装置、２３は逆量子化装置、２４は差分復号装置
、２５は°バッファメモリー、２６は表示装置である０
以上のように構成された上記従来の描画像データ復号装
置の動作について説明を行う。

第６図において、前述した描画像データ圧縮装置からの
通信用のフォーマットに変調された信号は、通信回線を
経由して受信装置２！に入り通信用フォーマットから復
調され、分１ｌｌＩ置２２で描画像データとそれ以外の
データ（例えば音声データ）に分離される。そして描画
像データについて逆量子化装置２３で逆量子化を行い、
差分復号装置２４で差分値を復号データに加算すること
により描画像の点列を再生する。再生データはバッファ
メモリー２５で蓄積した後表示装置２６で表示される。

データの圧縮に関しては、差分値データ又は量子化デー
タに対し、さらに、差分をとったり、また、量子化の方
法を工夫することにより圧縮率の向上を図っているもの
もある。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、前述の方式による描画像伝送は、各点の
座標値を基本とする局所的な情報を使用しているため、
大幅な圧縮率の向上は不可能であった。

本発明は前記の問題点に対し、各点の情報を大域的にと
らえることにより点列を一つのパターンとして把握する
ことによって、パターンのパラメータで点列を表現して
伝送することにより大幅に圧縮率を向上させた方式によ
る描画像データ復号装置を提供するものである。

なお、本発明の方式による描画像圧縮装置は、本出願人
が先に特願昭６１−２１３２６６号として出願している
ものである。

（問題点を解決する手段） 前記問題点を解決するために、本発明の描画像データ復
号装置では、描画像入力に対し入力点列と特定のパター
ン（例えば直線２円など）とのマツチングを調べ、一致
すれば点列を送出する代わりにパターンを示すコードと
パラメータ（例えば、始点、終点、サイズｅｔｃ）を伝
送する描画像データ圧縮装置から伝送されてくる通信用
のフォーマットに変調されたデータを受信し復調する受
信装置と、該受信装置からのデータを描画像データとそ
れ以外のデータに分離する分離装置と、該分離装置から
の描画像データから特定のパターンを伝送しているかを
検出するパターン検出装置と、該パターン検出装置で検
出されたパターンに対して付与されているパラメータで
指定された位置と大きさのパターンを表す点列を発生さ
せる複数個のパターン発生装置と、これら複数個のどの
パターンにも一致しない場合に対して伝送される従来の
差分量子化法で送出されるデータに対し逆量子化を行う
逆量子化装置と、逆量子化された差分データを加算し復
号させて点列を発生させる差分復号装置と、前記パター
ン発生装置からの出力点列と前記差分復号装置からの出
力点列について不連続又は不自然なつながりに対して平
滑化を行う平滑化装置と、該平滑化装置の出力点列を蓄
積するバッファメモリーと、該バッファメモリーの内容
を表示する表示装置を備える構成となっている。

（作用） 本発明は上記構成により、パターン検出装置においてパ
ターンを示すコードを検出すれば付与されているパラメ
ータを用い、指定された位置、サイズのパターンを表す
点列をパターン発生装置で発生させることにより、伝送
する情報を大幅に減少させ高圧縮率で描画像データの伝
送が可能になる。

通常の手書き入力では、第３図に示すように図形２文字
でも例えば直線１円弧の占める部分が非常に多い、また
、人間が文字や図形を見る場合、最初に認識するのは、
直線や円弧のパターンである。

したがって、本発明を用いれば描画像伝送の情報量を大
幅に圧縮し、再生が可能になる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例について第１図ないし第３図を
参照しながら説明する。

第１図は、本発明の一実施例における描画像データ復号
装置の構成を示すもので、１は受信装置、２は分離装置
、３はパターン検出装置、４１〜４Ｎはパターン発生装
置、５は逆量子化装置、６は差分復号装置、７は平滑化
装置、８はバッファメモリー、９は表示装置である。

以下、上記のように構成された描画像データ復号装置の
動作について説明する。

受信装置１では、通信回線から伝送されてくる通信用フ
ォーマットに変調されたデータを受信し復調を行う、そ
して分離装置２で多重化されているデータから描画像デ
ータを分離し、パターン検出装置３でこの描画像データ
からパターンを示すコードの検出を行う。

ここで描画像データは、第２図に示すようにパターンを
示すコード（例えば直線ならθｌ９円弧ならθ２）およ
びパターンの特性を示すパラメータ群（例えば直線であ
れば始点と終点、円弧なら始点、終点、半径、中心点等
）、および／または、どの代表的な複数個のパターンと
も一致しなければそのことを示すコード（例えば９９）
と従来の差分量子化法で送出されるデータ列からなって
いる。

パターン検出装置３は、パターンを示すコードを検出す
ると複数個のパターン発生装置４１〜４Ｎの中から対応
するｔ＋ターンを発生するパターン発生装置にパラメー
タを送出する。パラメータの送出を受けたパターン発生
装置４ｌ−４Ｎは、パラメータに応じた位置に対応する
サイズのパターンを示す点列を発生させる。このように
、複数の代表的なパターンに対応する点列はパターン発
生装置４ｌ−４Ｎで発生させる。また、複数個のどのパ
ターンとも一致しない場合には、そのことを示すコード
を検出し、従来の差分量子化法で伝送されたデータは、
逆量子化装［５で逆量子化され、差分復号装置６により
加算されて復号された点列とな　　　□る。

平滑化装置７では、パターン発生装置１４１〜４Ｎの各
発生点列および差分復号装置６の出力点列が接続部分で
不連続が発生したり、不自然なつながり具合いになるの
を防ぐため、境界部の点列データを平滑化させる。これ
は、人間が見た時、前記不連続や不自然なつながり具合
いが特に目につくためである。平滑化の方法としては、
多項式近似やスプライン間数を用いる方法がある。

このようにして得られた点列データはバッファメモリー
８に蓄積され、表示間＠９で再生描画像を表示する０表
示装置としてはグラフィック・デイスブレー（ＣＲＴタ
イプ、プラズマタイプ、液晶タイプ等）やプロッター等
がある。

本発明の主要のポイントであるパターン発生装置４１〜
４Ｎに間しては、例えば直線であれば直線を発生させる
Ｄ　Ｄ　Ａ　（Ｄ　１ｇ１ｔａｌ　Ｄ　１ｆｆｅｒｅｎ
ｔｉａｌＡｎａｌｙｚｅ）のアルゴリズムがあり、また
、円弧。

楕円等を発生するアルゴリズムも提案されている。

したがって、例えばディジタル舎シグナル・プロセッサ
ーにパターン発生のアルゴリズムのソフトウェアをのせ
ることにより実現が可能である。また、現在すでにグラ
フィック・コントローラとしてパターン発生アルゴリズ
ムを内蔵したＬＳＩが開発されているので、それを利用
することもできる。また、平滑化装置７についても、デ
ィジタル・プロセッサー等で高速演算を行うことにより
実現できる。

本実施例では、代表的なパターンとして０円弧とか直線
等のパターンを例として説明を行ったが、本発明はこれ
に限るものではなく、例えば文字データの多い伝送であ
れば、各文字とのマツチングを行い、マツチングが一致
すればその文字をコードと文字の位置を伝送し、受信側
ではパターン発生装置として文字発生装置を用いて文字
を表示し、それ以外のデータは従来の伝送方式で伝送し
再生することも可能である。

（発明の効果） 以上のように、本発明は、描画像入力に対し入力点列と
特定のパターンとのマツチングを調べ、一致すれば点列
を送出する代わりにパターンを示すコードとパラメータ
を伝送する描画像データ圧縮装置から伝送されてくる描
画像データから特定のパターンを伝送しているかを検出
し、検出されたパターンに対して付与されているコード
とパラメータからパターン発生装置で対応するパターン
の点列を再生させるようにしたもので、これにより、従
来の伝送と比べて高い圧縮率で描画像の伝送および復号
が可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における描画像データ復号装
置の構成を示すブロック図、第２図は描画像データ圧縮
装置からの描画像データのフォーマット例、第３図は手
書き文字９図形の例を示す手書き線図、第４図は従来の
方式による描画像データ圧縮装置の構成を示すブロック
図、第６図は従来の方式による描画像データ復号装置の
構成を示すブロック図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 描画像入力に対し入力点列と特定のパターンとのマッチ
   ングを調べ、一致すれば点列を送出する代わりにパター
   ンを示すコードとパラメータを伝送する描画像データ圧
   縮装置から伝送されてくる通信用フォーマットに変調さ
   れたデータを受信し復調する受信装置と、該受信装置か
   らのデータから描画像データを分離する分離装置と、該
   分離装置からの描画像データから特定のパターンを伝送
   しているかを検出するパターン検出装置と、該パターン
   検出装置で検出されたパターンに対して付与されている
   パラメータで指定された位置と大きさのパターンを表す
   点列を発生させる複数個のパターン発生装置と、これら
   複数個のどのパターンにも一致しない場合に対して伝送
   される通常の差分量子化法で送出されるデータに対し逆
   量子化を行う逆量子化装置と、逆量子化された差分デー
   タを加算し復号させて点列を発生させる差分復号装置と
   、前記パターン発生装置からの出力点列と前記差分復号
   装置からの出力点列について不連続又は不自然なつなが
   りに対して平滑化を行う平滑化装置と、該平滑化装置の
   出力点列を蓄積するバッファメモリーと、該バッファメ
   モリーの内容を表示する表示装置を備えることを特徴と
   する描画像データ復号装置。