JPS63266399A - X線反射鏡 - Google Patents

X線反射鏡

Info

Publication number
JPS63266399A
JPS63266399A JP62101347A JP10134787A JPS63266399A JP S63266399 A JPS63266399 A JP S63266399A JP 62101347 A JP62101347 A JP 62101347A JP 10134787 A JP10134787 A JP 10134787A JP S63266399 A JPS63266399 A JP S63266399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
layers
beryllium oxide
reflecting mirror
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62101347A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Suzuki
弘幸 鈴木
Tadashi Sato
正 佐藤
Kunio Nakajima
邦雄 中島
Koichi Tamura
浩一 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP62101347A priority Critical patent/JPS63266399A/ja
Publication of JPS63266399A publication Critical patent/JPS63266399A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、対象波長領域が1人から200人のX線光学
素子、特にX線反射鏡に関するものである。
本発明は、波長が1人から200人の範囲のX線の反射
と分散を必要とする全ての分野に対して、例えば、分光
結晶、モノクロメータ、X線顕微鏡。
X線望遠鏡、X線リングラフィ、あるいはX線を利用し
た分析計測機器などへの広範な応用を有する。
〔発明の概要〕
本発明のX線反射鏡においては、ガラス、シリコン、グ
ラファイトあるいは金属などの基板上に酸化ベリリウム
と金属層(W、 l(f、 Ag、 Pd、 Rh。
Ru+ Pt、 Au、 Ta、 lr、 Os、 R
eの中から少なくとも一種以上の元素を含む)とを交互
に積層させることにより、形成されている。このX線反
射鏡は、結晶性の拘束を受けず、反射率を制御すること
ができる。また、−次および高次の反射率が向上し、あ
るいは特別な用途に対しては1次の反射率を増加させ高
次の反射率を実質的にゼロにすることができる。
本発明は、波長が1人から200人のX線領域において
反射と分散を必要とするすべての分野に対して、例えば
、分光結晶、モノクロメータ、X線OJi微vL、X線
望遠鏡、X線リソグラフィあるいはX線を利用する分析
計測機器などの分野への応用が可能である。
〔従来の技術〕
本発明の対象波長傾城である1人から200人の範囲は
、使用する光学素子の面で隣接する波長領域と大きく異
なっている。すなわち、はぼ200人を境にして、それ
より長波長側では直入射光学系が使用でき、また1人よ
り短波長の領域では結晶光学が使われている。それに対
して、その中間の1人から200人のX線波長領域では
、あらゆる物質の垂直入射に対する反射率が実用上はと
んどゼロになるため、反射面にすれすれに光を入射させ
る斜入射光学系が一般に用いられている。
また、X線領域において反射特性や分散特性を有するも
のとしては、LiF、熱分解グラファイト。
ラングミュア−プロジェット膜などが知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の斜入射光学系を使ったものでは数10%の高い反
射率が得られるが、細い入射ビームに対しても大面積の
光学素子が必要になるばかりでなく、結像光学系では収
差が極端に大きくなる。また、−m的に光路が長くなる
という欠点がある。
Lid、熱分解グラファイトおよびラングミュア−プロ
ジェット膜などから形成された光学素子は、格子間隔の
拘束が大きいためにX線の使用波長領域が狭く、使用範
囲が限定されてしまう、さらに、これらの材料は反射率
がすべて望ましい値よりも大幅に小さいという欠点があ
る。
そこで本発明は、従来のこのような欠点を解決するため
になされたものであり、直入射でも高い反射率を有し、
使用波長範囲が広いxvA用反射鏡を提供することを目
的としている。
また直入射ばかりでなく、ビームの方向を高い効率で直
角方向に曲げたり、偏光子やフィルタ。
ビームスプリフタの役割を果たす光学素子に対する要望
をも満たすことができる。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために本発明は、酸化ベリリウ
ムと金属N (W、 If、 Ag、 Pd、 Rh、
 Ru。
pt、八u、 Ta、 Ir、 Os、 Reの中から
少なくとも一種以上の元素を含む)を交互に積層させて
形成することにより、直入射でも高い反射率を有し、使
用可能なX線の波長領域を1人から200人までに拡大
することができる。
本発明のX線用多層膜反射鏡は、境界面で互いに拡散せ
ず、しかも光学定数の大きく異なる2種〜数100人の
緻密な連続膜を積層させたものである。各多対のうち金
属層はX線を反射する役割をもち、酸化ベリリウムの層
はバフファーの役割をする。この多対を連続的に多層化
することによって、X線は各層で多重反射し反射率を増
大させることができる。
また各層の膜厚を数人から数100人の間の適切な値に
することによってX線の波長が1人から200人の範囲
でX線用の反射鏡として利用することができ、反射率は
8人付近で20%以上、114人では90%以上のもの
が得られた。
〔実施例〕
以下本発明を実施例にもとすいて説明する。
本発明のXvA反射鏡は、分子線エピタキシー法。
スパッタリング法、イ゛オンビームスバッタ法、真空蒸
着法などによって作製することができるが、ここでは膜
作製に多蒸発源の真空蒸着装置を用いた。
装置蒸着室内の真空度はできるだけ高真空が望ましいの
で、タライオボンプを使って7 X 10−”T。
rrに保ち蒸着を行った。加熱には電子ビームを用い、
各金属(W、 Hf、 Ag、 Pd、 Rh、 Ru
、 Pt、 Au。
τa、 Ir、 Os、 Reの中から少なくとも一種
以上の元素)と酸化ベリリウムの2つの藩着源がそれぞ
れ独立に加熱される。各金属と酸化ベリリウムの蒸着層
の厚さは、それぞれ独立の二つのシャッターによって制
御する。ざらにプログラミング機構をもつ水晶発振式I
E[計を用いて、金属と酸化ベリリウムとの膜厚を設定
し、二つのシャッターの開閉を自動的に行い規則正しい
蒸着を繰り返して行わせることによって膜厚と層対の数
を制御する。
基牟反にはガラス、シリコンウェハ、グラファイト。
各種金属を用いた。基板の表面粗さは10Å以下であっ
た。蒸着中は基板の温度が上昇しないように基板を水冷
あるいは液体窒素で冷却した。
第1図は本発明のX線反射鏡の構成図を示したものであ
る。入射ビーム1は、反射鏡の各層対の金属N3で反射
される。また一部は酸化ベリリウム層4の中で多重反射
されて反射ビーム2を構成する。以下、酸化ベリリウム
を8eOと書く。
第1表は真空蒸着法で作ったPt −BeO多層膜につ
いてX線波長が8.34人から114人の範囲で測定し
た反射率の値である。 Ptc!: BeO膜厚と層対
を変化させることによって各X線波長で反射率13〜5
9%が得られた。第1表には、Pt −BeOの組合せ
の結果についてのみを示したが、金属としてW、 Hf
Ag、 Pd、 Rh、 Ru、 Pt、 Au、 T
a、 Ir、 Os、 Reを用いても、あるいはこれ
らの金属の合金によってもptBeO多層膜と同様に反
射率を向上させるという結果が得られた。X線波長が数
人の領域では各金属とBeOとの層対の数を増やせば増
やすほど反射率が向上するという結果が得られている。
しかし、現実的には沼対作製上の装置的t11約や基板
の平滑性などの制約から100層以上のものを作ること
は困難であることがわかった。 第2表はW、 If。
八g、 Pd、 Rh、 Ru、 Pt、 Au、 T
a、  Ir、 Os、 Reの各金属と[leOとの
多層膜の多対30層についてX線波長が、8634人と
114人のときに測定した反射率の値を示す。X線の入
射角は10°である。それぞれの波長において各金属と
 Aj’Nとの組合せによる多層膜反射鏡は、反射率3
〜92%の値が得られた。
第   1   表 第2図は、Pt −BeOの30!多層膜反射鏡につい
てX線波長23.6人での反射率の測定結果を示すもの
である。X線の入射角は0@がら25°まで変化させて
測定した。また、ptの膜厚は23人、BeOの膜厚は
45人である。X線の波長と多対の膜厚との関係から、
特定の入射角の付近に反射率の大きくなる分が現れる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明はガラス、シリコンウェハ
、グラファイトあるいは各種金属などの基板上にBe0
層と金属Fi (W、 Hf、 Ag、 Pd、 Rh
Ru、 PL、 Au、 Ta、 Ir、 Os、 R
eの中から少なくとも一種以上の元素を含む層)を交互
に積層させることにより形成される、X線波長1人から
200人の範囲で使用可能な多層膜反射鏡である。
このX線反射鏡は、結晶性の拘束を受けることなく、制
御された反射率を有し、1次および高次の反射率を向上
させ、あるいは特別な用途に対しては1次の反射を増加
され高次の反射を実質的にゼロにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わるX¥a反射鏡の構成を示す断面
図、第2図は、真空蒸着法で作製したpt−Be030
F!膜反射鏡の反射率測定結果を示す説明図である。 1・・・入射X線ビーム 2・・・反射X&?tビーム 3・・・金属層 4・・・ Be0層 5・・・基板 以上 出願人 セイコー電子工業株式会社 ×B反Aすすをのり昨10図 第1図 反 身重 牟 (7ζン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数個の層対が互いの上に形成されており、前記
    の層対は対象波長領域が1Åから200Åの波長領域で
    X線分散特性を有し、各層対の一層が酸化ベリリウムで
    あり、また各層対の第二層は金属材料によって構成され
    ていることを特徴とするX線反射鏡。
  2. (2)金属材料層がW、Hf、Ag、Pd、Rh、Ru
    、Pt、Au、Ta、Ir、Os、Reの中から少なく
    とも一種以上の元素を含むことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載のX線反射鏡。
JP62101347A 1987-04-24 1987-04-24 X線反射鏡 Pending JPS63266399A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62101347A JPS63266399A (ja) 1987-04-24 1987-04-24 X線反射鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62101347A JPS63266399A (ja) 1987-04-24 1987-04-24 X線反射鏡

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63266399A true JPS63266399A (ja) 1988-11-02

Family

ID=14298302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62101347A Pending JPS63266399A (ja) 1987-04-24 1987-04-24 X線反射鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63266399A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08199342A (ja) * 1995-01-19 1996-08-06 Rikagaku Kenkyusho 軟x線光学素子用多層膜構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08199342A (ja) * 1995-01-19 1996-08-06 Rikagaku Kenkyusho 軟x線光学素子用多層膜構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7679820B2 (en) IR absorbing reflector
JP3060624B2 (ja) 多層膜反射鏡
JP2883100B2 (ja) 軟x線・真空紫外線用ハーフミラー又はビームスプリッター
Horikawa et al. Design and fabrication of the Schwarzschild objective for soft x-ray microscopes
JP2723955B2 (ja) 軟x線・真空紫外線用多層膜反射鏡
JPS6388502A (ja) 軟x線又は真空紫外線用多層膜反射鏡
JP2692881B2 (ja) 軟x線又は真空紫外線用多層膜の製造方法ならびに光学素子
JPS63266399A (ja) X線反射鏡
Kolbe Laser induced damage thresholds of dielectric coatings at 193 nm and correlations to optical constants and process parameters
JPH0194300A (ja) X線又は真空紫外線用多層膜反射鏡の作成方法
JPS63106703A (ja) 光学素子
JPS63266397A (ja) X線反射鏡
JPS63266398A (ja) X線反射鏡
JPS63266400A (ja) X線多層膜反射鏡
JPH06186403A (ja) 多層膜光学部材
JPS58223101A (ja) 多面鏡の製造方法
JP2535038B2 (ja) X線・真空紫外線用多層膜反射鏡
JP2746602B2 (ja) 分光フイルター
JPH01309000A (ja) X線反射鏡
JPS63271200A (ja) X線反射鏡
JP2585300B2 (ja) X線又は真空紫外線用多層膜反射鏡
JP2814595B2 (ja) 多層膜反射鏡
JPS63266396A (ja) X線多層膜反射鏡
JP2535037B2 (ja) X線・真空紫外線用多層膜反射鏡
JP2535036B2 (ja) X線・真空紫外線用多層膜反射鏡