JPS63266356A - 交差反応の影響を抑えた免疫学的測定法 - Google Patents

交差反応の影響を抑えた免疫学的測定法

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JPS63266356A
JPS63266356A JP10003087A JP10003087A JPS63266356A JP S63266356 A JPS63266356 A JP S63266356A JP 10003087 A JP10003087 A JP 10003087A JP 10003087 A JP10003087 A JP 10003087A JP S63266356 A JPS63266356 A JP S63266356A
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JP
Japan
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cross
reaction
reactivity
measurement
reactive
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JP10003087A
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English (en)
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Nobuyuki Kubota
窪田 信幸
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Eiken Chemical Co Ltd
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Eiken Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、免疫学的凝集阻止反応による物質の測定方法
に関する。更に詳しくは、免疫学的凝集阻止反応におけ
る交差反応を抑えた免疫学的な測定法に関する。
[従来技術] 免疫学的凝集阻止反応は、現在ハプテン性の各種薬剤や
ホルモン、あるいは微生物由来抗原等の測定に広く応用
されている反応である。
一般に免疫学的反応を利用した測定法においては、使用
する抗体の有する交差反応性が測定を妨害する一つの要
因となっている。交差反応とは、・抗体が反応を期待さ
れている抗原以外の抗原と反応することを指す。
抗体の作製には、特定の抗原を免疫原として接種した動
物の血清よりコンベンショナルな抗体を得る方法と、細
胞融合法を利用してモノクローナル抗体を得る方法があ
る。後者は抗体の均一性で優れた点を有し、モノクロー
ナル抗体を適当に選択することにより比較的交差反応性
の低い抗体を得ることは可能である。しかし交差反応性
の点で多少劣るものであっても、経済的理由および免疫
動物の選択のilが広いという点から前者のコンベンシ
ョナルな抗体作製法にも捨てがたいものがある。前者の
コンベンショナルな抗体の交差反応性を抑えるためには
、以下の二つの方法が行われている。
■交差が予測される物質に対して免疫寛容とした動物に
所望の物質による免疫を行って、交差反応性を示す抗体
の産生自体を抑えてしまう。
■交差反応が予測される物質を用いたイムノアフィニテ
ィーカラムクロマトグラフィー等の操作により交差及耐
性を示す抗体を吸収除去してしまう。
しかし、■の方法では得られる抗血清の力価を上げるこ
とが困難である。又■の方法は、どの程度の交差反応性
抗体を取り除くのかを決定することが困難であり、余分
な操作を必要とするうえ収率も悪く、又得られた抗体の
力価も満足できないことが多い、したがっていずれの方
法も経済的に問題を有するものであり、そのうえ均一な
試薬による高精度な測定は期待し難いものであった。
[発明の目的] 本発明は、免疫学的凝集阻止反応における交差反応を経
済的に抑えることが可能な測定法の提供を目的としてい
る。
[発明の構1&] 本発明は、免疫学的凝集阻止反応に基づく測定法におい
て、試料中に混在することが予測される交差反応性物質
、又は該交差反応性物質の交差反応性抗原決定基を有す
る物質を添加して免疫学的反応を行わせることを特徴と
する交差反応の影響を抑えた免疫学的測定法である。
本発明の免疫学的凝集阻止反応で測定される物質と、そ
れに対応する交差反応性物質の例としては、テオフィリ
ン測定におけるカフェイン、プリミドン測定におけるフ
ェノバルビタール、並びに免疫学的に互いに類似する生
体内の各種ステロイドホルモン同志等が挙げられる。
本発明においては、交差反応性物質にかえて該交差反応
性物質の交差反応性抗原決定基を有する物質(以下交差
反応性類似物質と略す)を使用することも可能である。
交差反応性物質又は交差反応性類似物質は、最終的に免
疫学的凝集反応を生起させるときに存在していればよい
ものである。したがって任意の試薬中に予め混合した形
で試薬セットとして提供すれば便利である1例えばハプ
テン抗原の免疫学的凝集阻止反応に使用される合成多価
抗原試薬に予め混合しておくと、従来の測定法と全く同
一の操作で測定を行うことができる。
本発明における交差反応性物質又は交差反応性類似物質
の添加量は、交差率や試料中に混在する交差反応性物質
の推測される濃度範囲によって変動するものである。い
くつかの例を挙げてその添加量を示せば、次のようなも
のになる。
テオフィリン測定時の交差反応性物質カフェインの添加
量は反応液11当り 0.01〜0.2JIg程度が、
プリミドン測定時の交差反応性物質フェノバルビタール
の添加量は反応液11当り0.5〜10.Opg程度が
好ましい。
[発明の作用] 本発明における交差反応性物質あるいは交差反応性類似
物質は、免疫学的凝集阻止反応における交差反応を抑え
る作用を有する。交差反応性物質が交差反応を抑えるの
は矛盾しているようにも思えるが1本発明者は交差反応
率は交差反応性物質濃度が低いほど大きく、高濃度であ
る場合には比較的小さいという事実に着目して、鋭意研
究の結果本発明を完成した。
以下実施例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。
[実施例] 1、テオフィリン測定時におけるカフェインによる交差
反応の抑制 テオフィリン(以下THPと略す)を0.0.6.1.
3.2.5.5.10.20 、及び40pg/ml含
む標準試料、カフェイン(以下CAFと略す)を0.7
.8.15.6.31.3.62.5.125.250
.500及び 11000p/ml含む標準試料、並び
にTHPを含まないと思われる10例の血清サンプルを
検体として1本発明による測定法を行い従来の方法との
比較をした。
本発明による測定法では、合成多価抗原液中にCAFを
IJIg/■Iとなるように添加した試薬を用いた。測
定操作は、下記フローチャートのとおりである。
■抗THP抗体感作ラテックス試薬30(lp1分注息
lO秒後 ■100倍希釈検体803i1分注 目0秒後 ■攪拌 暮90秒後 ■合成多価抗原液2OJJI分注 110秒後 ■攪拌 830秒後 ■吸光度測定(測定波長585!II+)1100秒後 ■吸光度測定(測定波長は■に同じ) 尚試薬としては以下のものを使用した。
抗THP抗体感作ラテックス試薬:常法により平均粒径
(1,109μ層のポリスチレンラテックス(ダウ ケ
ミカル社製)に、抗THPウサギ抗体を物理的吸着によ
り感作させた後、1%牛血清アルブミン(以下BSAと
略す)を含む生理食塩水・アンモニウム緩衝液(以下S
ABと略す)中に0.1%となるように分散させて抗T
HP抗体感作ラテックス試薬とした。
合成多価抗原液:常法によりウサギアルブミン(以下R
3Aと略す)にTHPを結合させて得られたTHP結合
R5Aを、0.1%BSA含有SABに5μg/mlと
なるように溶解させて合成多価抗原液とした0本発明に
よる方法に用いるものには更にCAFを 1μg/ml
添加した。
TI(PとCAFの標準試料について、■で得られる吸
光度(OS^)から■で得られる吸光度(O3a)を引
いて差吸光度(DO5)を求め、検量線を作成した。(
従来法は第1図に、本発明法は第2図に示す) 第1図中CAF標準試料から得られたDO3をTI(P
の検量線にあてはめTHP濃度に換算していくと、第1
表に示すようなデータが得られた。
又本発明法についても同様の処理を行い、第2表に示す
ようなデータが得られた。
更に、10例の血清サンプルを検体として同様の操作に
従ってDO5を求め、前記検量線(第1図又は第2図)
にあてはめてTHP濃度を決定した。結果は第3表に示
すとおりである。
以下余白 第1表 番交差率: (TI(P!!!!算濃度/CAF濃度)
X100 (%)第2表 一交a率: (THP換3ffe度/CAFielft
) X 100 (%)第3表 2、プリミドン測定時におけるフェノバルビタールによ
る交差反応の抑制 プリミドン(以下PRMと略す)を0 、1.0.2.
0.4.0.8.0.16.O、及び24.Opg/s
l含む標準試料、並びにフェノバルビタール(以下PB
と略す)を 0.1.2.4.9.19.5.78.1
.312.5.1250.5000、及び20000p
g/■l含む標準試料を検体として本発明による測定法
を行い、従来の方法との比較をした。
末完11による測定法では、合成多価抗原液中にFBを
78.1)+g/mlとなるように加えた試薬を用いた
測定操作は、抗THP抗体感作ラテックス試薬にかえて
抗PRM抗体感作ラテックス試薬を用いる他は、実施例
1で述べた方法に従った。尚試薬としては、以下のもの
を使用した。
抗PRM抗体感作うテックス試薬:抗THPウサギ抗体
にかえて抗PRMウサギ抗体を用いた他は、実施例1と
同様の操作により抗PRM抗体感作ラテックス試薬を得
た。
合成多価抗原液:THP結合R3AをPRM結合R3A
とする他は、実施例1と同様の操作により合成多価抗原
液を得た0本発明による方法に用いるものには、更にP
Bを78.17+g/ml添加した。
又検量線も実施例1と同様の方法で作成した。
(従来法は第3図に、本発明法は第4図に示す)FB標
準試料の測定における凝集阻止率と交差率の関係は、第
3表に示すとおりであった。
第3表 [発明の効果] 実施例からも明らかなように、本発明法によれば免疫学
的凝集阻止反応における交差反応の影響が効果的に抑え
られている。具体的に述べると。
実施例1中で従来法によればCA F 7.8pg/m
l含有試料では20.5%という大きな交差率を示すこ
とが観察された。又、TIPを含まないと思われる血清
サンプルを測定して得られたDOSは、THPW度0,
5〜2.2pg/mlに対応する値を示すことが観察さ
れた。一方合成多値抗原液にCAFをLpg/■l加え
た本発明法によれば、第2図及び第2表から明らかなよ
うに、THP標準試料の測定結果には同等影響を与える
ことなく交差反応を効果的に抑えていることがわかる。
実施例2でも同様のことはいえ、最終的に凝集反応を生
起させるときにFBを試薬成分として共存させることに
より、試料由来のPBに起因する交差反応の影響を効果
的に抑えている。
以上のように、本発明によれば経済的な負担が少なく、
かつ均一な試薬による非常に高精度な測定を期待しうる
交差反応を抑えた免疫学的凝集阻止反応による測定が可
能となる。
中でも実施例1で交差反応性物質として取り挙げたCA
Fは、各種嗜好飲料中に含まれており一般的なヒト血清
中に混在する可能性は高く、その交差反応の抑制は大き
な意義を有するものと思われる。
【図面の簡単な説明】
第1図はテオフィリンとカフェインの標準試料の従来法
による測定結果をもとに作成した検量線を、第2図はテ
オフィリンとカフェインの標準試料の本発明法による測
定結果をもとに作成した検量線を、第3図はプリミドン
とフェノバルビタールの標準試料の従来法による測定結
果をもとに作成した検量線を、第4図はプリミドンと7
エノバルビタールの標準試料の本発明法による測定結果
をもとに作成した検量線を示す、第1図及び第2図の縦
軸には差吸光度(DOS)を、横軸にはTHP又はCA
Fの濃度をとった。又第3図及び第4図の縦軸にはPR
M又はFB濃度がOの時のDOSで各濃度におけるDO
Sを除して求めた%値(D OS / D OS MJ
X )を、横軸にはPRM又はFBの濃度をとった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)免疫学的凝集阻止反応に基づく測定法において、試
    料中に混在することが予測される交差反応性物質、又は
    該交差反応性物質の交差反応性抗原決定基を有する物質
    を添加して免疫学的反応を行わせることを特徴とする交
    差反応の影響を抑えた免疫学的測定法 2)添加すべき交差反応性物質、又は該交差反応性物質
    の交差反応性抗原決定基を有する物質が、予め試薬成分
    として混合されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第一項に記載の免疫学的測定法
JP10003087A 1987-04-24 1987-04-24 交差反応の影響を抑えた免疫学的測定法 Pending JPS63266356A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0434363A (ja) * 1990-05-31 1992-02-05 Hitachi Chem Co Ltd 微生物に対する抗体検出方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0434363A (ja) * 1990-05-31 1992-02-05 Hitachi Chem Co Ltd 微生物に対する抗体検出方法

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