JPS63266266A - 無段変速機用制御装置 - Google Patents
無段変速機用制御装置Info
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- JPS63266266A JPS63266266A JP9936087A JP9936087A JPS63266266A JP S63266266 A JPS63266266 A JP S63266266A JP 9936087 A JP9936087 A JP 9936087A JP 9936087 A JP9936087 A JP 9936087A JP S63266266 A JPS63266266 A JP S63266266A
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- Transmission Devices (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
本発明は、無段変速機、特に自動車用無段変速機におけ
る制御装置に係り、詳しくはベルト(チェーン型も含)
式等の無段変速装置と、プラネタリギヤ装置等のトルク
比幅拡大用の補助変速装置とを組合せてなる無段変速機
に用いられる制御装置に関する。
る制御装置に係り、詳しくはベルト(チェーン型も含)
式等の無段変速装置と、プラネタリギヤ装置等のトルク
比幅拡大用の補助変速装置とを組合せてなる無段変速機
に用いられる制御装置に関する。
(ロ)従来の技術
近時、燃料消費率の向上等の要求により、自動車のトラ
ンスミッシ璽ンとしてベルト式無段変速装置(CVT)
を組込んだ無段変速機が注目されている。
ンスミッシ璽ンとしてベルト式無段変速装置(CVT)
を組込んだ無段変速機が注目されている。
一般に、該無段変速機は、ベルト式無段変速装置、流体
継手(又は電磁パウダークラッチ)、前後進切換え装置
及び減速ギヤ装置モして差動歯車装置とから構成されて
いるが、上記無段変速装置はスペース及びベルトの最小
曲率半径等の制限によりそのトルク比幅を大きくとるこ
とはできず、該無段変速装置のみによるトルク比幅の範
囲では燃費、変速性能等の自動車に対する諸要求に対応
するのに充分ではない。
継手(又は電磁パウダークラッチ)、前後進切換え装置
及び減速ギヤ装置モして差動歯車装置とから構成されて
いるが、上記無段変速装置はスペース及びベルトの最小
曲率半径等の制限によりそのトルク比幅を大きくとるこ
とはできず、該無段変速装置のみによるトルク比幅の範
囲では燃費、変速性能等の自動車に対する諸要求に対応
するのに充分ではない。
そこで、特開昭61−31752号公報に示すように、
ベルト式無段変速装置に、ラビニ璽型プラネタリギヤユ
ニット等からなる補助変速装置を直列に連結し、該補助
変速装置を低速段と高速段とに切換えることによりトル
ク比幅を拡大した無段変速機が案出されている。
ベルト式無段変速装置に、ラビニ璽型プラネタリギヤユ
ニット等からなる補助変速装置を直列に連結し、該補助
変速装置を低速段と高速段とに切換えることによりトル
ク比幅を拡大した無段変速機が案出されている。
そして、該無段変速機は、補助変速装置の高速段及び低
速段の切換えをシフトレバ−のL(ロー)レンジ及びD
(ドライブ)レンジへのシフト操作により行い、また車
速及びスロットル開度にて定まる目標機関回転速度にな
るように無段変速装置を適宜制御するが、該目標機関回
転速度をシフト位置即ち補助変速装置の低速段と高速段
とで別個に設定している。
速段の切換えをシフトレバ−のL(ロー)レンジ及びD
(ドライブ)レンジへのシフト操作により行い、また車
速及びスロットル開度にて定まる目標機関回転速度にな
るように無段変速装置を適宜制御するが、該目標機関回
転速度をシフト位置即ち補助変速装置の低速段と高速段
とで別個に設定している。
(+9 発明が解決しようとするW4題点しかし、上述
無段変速機は、シフトレバ−の操作により補助変速装置
を、低速段と高速段とに切換えるので、操作が繁雑であ
ると共に、適切な操作が難しい。
無段変速機は、シフトレバ−の操作により補助変速装置
を、低速段と高速段とに切換えるので、操作が繁雑であ
ると共に、適切な操作が難しい。
そこで、本出願人は、エンジン回転数、スロットル開度
等の走行状況により定まる目標トルク比に対して、無段
変速装置及び補助変速装置を所定判断に基づき適正に制
御し、もって補助変速装置を低速モード及び高速モード
に自動的に切換える無段変速機用制御装置を提案した。
等の走行状況により定まる目標トルク比に対して、無段
変速装置及び補助変速装置を所定判断に基づき適正に制
御し、もって補助変速装置を低速モード及び高速モード
に自動的に切換える無段変速機用制御装置を提案した。
そして、該制御装置にあっては、車輌の停止制御時特に
最良燃費特性により制御する場合、アクセルペダルの踏
込みを解除すると、目標エンジン回転数が減少してトル
ク比が低くなるように制御され、更に惰行状態が続いた
ね、ブレーキ操作が行われると、車速が減少し、トルク
比が徐々に大きくなり、停車時には最大トルク比になる
ように制御する。これは、次の発進をスムーズに行うた
めに必要であり、特にベルト式無段変速装置はベルトの
保護から停止中には変速操作を行えないので、無段変速
装置は確実に最大トルク比になるように制騨する必要が
ある。
最良燃費特性により制御する場合、アクセルペダルの踏
込みを解除すると、目標エンジン回転数が減少してトル
ク比が低くなるように制御され、更に惰行状態が続いた
ね、ブレーキ操作が行われると、車速が減少し、トルク
比が徐々に大きくなり、停車時には最大トルク比になる
ように制御する。これは、次の発進をスムーズに行うた
めに必要であり、特にベルト式無段変速装置はベルトの
保護から停止中には変速操作を行えないので、無段変速
装置は確実に最大トルク比になるように制騨する必要が
ある。
ところで、特に、補助変速装置を、低速モードと高速モ
ードとが互いに等しいトルク比を達成し得る領域(第6
図のC参照)並びに高速モードのみが達成し得る領域(
第6図のB参[)に目標トルク比がある場合、高速モー
ドが優先して作動するように、かつ低速モードのみが達
成し得る領域(第6図のA参照)に目標トルク比がある
場合、低速モードが作用するよう切換えるものにあって
は、車輌の停止制御時、まず高速モードにおいて無段変
速装置のダウンシフトが行われ(第6図矢印E参照)、
該装置が最大トルク比になった後、補助変速装置が低速
モードに切換えられると共に、無段変速機のトルク比を
高速モードの最大トルク比に近づけるべく無段変速装置
がアップシフトしく第6図矢印F参照)、更に、その後
、無段変速装置が車速減少に伴なってダウンシフトする
。
ードとが互いに等しいトルク比を達成し得る領域(第6
図のC参照)並びに高速モードのみが達成し得る領域(
第6図のB参[)に目標トルク比がある場合、高速モー
ドが優先して作動するように、かつ低速モードのみが達
成し得る領域(第6図のA参照)に目標トルク比がある
場合、低速モードが作用するよう切換えるものにあって
は、車輌の停止制御時、まず高速モードにおいて無段変
速装置のダウンシフトが行われ(第6図矢印E参照)、
該装置が最大トルク比になった後、補助変速装置が低速
モードに切換えられると共に、無段変速機のトルク比を
高速モードの最大トルク比に近づけるべく無段変速装置
がアップシフトしく第6図矢印F参照)、更に、その後
、無段変速装置が車速減少に伴なってダウンシフトする
。
しかし、補助変速装置が高速モードから低速モードへ切
換えられ、更に無段変速装置がアップシフトした後、ブ
レーキ操作により急激に車速が減少して停止すると、無
段変速装置のダウンシフトが間に合わず、停止時に最大
トルク比とすることができない状態が発生する虞れがあ
り、この場合、次の発進時にトルクが不足して、発進性
能を低下してしまう。
換えられ、更に無段変速装置がアップシフトした後、ブ
レーキ操作により急激に車速が減少して停止すると、無
段変速装置のダウンシフトが間に合わず、停止時に最大
トルク比とすることができない状態が発生する虞れがあ
り、この場合、次の発進時にトルクが不足して、発進性
能を低下してしまう。
そこで、本発明は、停止制御時には、無段変速装置が最
大トルク比になる状態に維持することにより、上述問題
点を解消することを目的とするものである。
大トルク比になる状態に維持することにより、上述問題
点を解消することを目的とするものである。
(ハ) 問題を解決するための手段
本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、第1
図に示すように、その制御対象となる無段変速機12が
、無段階にトルク比を可変制御し得る無段変速装置30
と、該無段変速装置30と組合わされて、変速制御可能
領域を、比較的高いトルク比領域となる低速モードLと
比較的低いトルク比領域となる高速モードHとに切換え
得る補助変速装M20と、前記無段変速装置を可変制御
する無段変速操作手段100と、前記補助変速装置を切
換え作動するモード切換え手段110と、を備えている
。
図に示すように、その制御対象となる無段変速機12が
、無段階にトルク比を可変制御し得る無段変速装置30
と、該無段変速装置30と組合わされて、変速制御可能
領域を、比較的高いトルク比領域となる低速モードLと
比較的低いトルク比領域となる高速モードHとに切換え
得る補助変速装M20と、前記無段変速装置を可変制御
する無段変速操作手段100と、前記補助変速装置を切
換え作動するモード切換え手段110と、を備えている
。
また、無段変速装M30のトルク比を検知するトルク比
検知手段111、補助変速装置20が低速モードにある
か高速モードにあるかを検知するモード検知手段112
、及び走行状況にて定まる目標トルクを設定する目標ト
ルク比設定手段113と、更に、無段変速判断手段11
5a及びモード切換え判断手段115bからなり、かつ
前記トルク比検知手段111、モード検知手段110及
び目標トルク比設定手段113からの信号に基づき、適
宜判断して前記無段変速操作手段100及びモード切換
え手段110に信号を発する変速判断手段と、を設置す
る。
検知手段111、補助変速装置20が低速モードにある
か高速モードにあるかを検知するモード検知手段112
、及び走行状況にて定まる目標トルクを設定する目標ト
ルク比設定手段113と、更に、無段変速判断手段11
5a及びモード切換え判断手段115bからなり、かつ
前記トルク比検知手段111、モード検知手段110及
び目標トルク比設定手段113からの信号に基づき、適
宜判断して前記無段変速操作手段100及びモード切換
え手段110に信号を発する変速判断手段と、を設置す
る。
そして、走行状態センサからの信号に基づき、走行停止
制御状態であるかを判断する停止#御判断手段116と
、該停止制御判断手段116からの信号に基づき、前記
変速判断手段115の少なくとも無段変速判断手段11
5aに、前記無段変速装置が最大トルク比状態を維持す
べく、変速制御の停止信号を発する変速制御停止手段1
17と、を備えることを特徴とする。
制御状態であるかを判断する停止#御判断手段116と
、該停止制御判断手段116からの信号に基づき、前記
変速判断手段115の少なくとも無段変速判断手段11
5aに、前記無段変速装置が最大トルク比状態を維持す
べく、変速制御の停止信号を発する変速制御停止手段1
17と、を備えることを特徴とする。
(ホ)作月
以上構成に基づき、エンジンの出力トルクが、無段変速
機12を介して車輪に伝達され、自動車は適宜速度にて
走行し、この際、無段変速機12は、ベルト等の無段変
速装置30の無段階トルク比制御と、補助変速装置12
0の低速モードLと高速モードHの切換え制御にて、第
6図に示すように比較的大きなトルク比幅にて制御され
る。
機12を介して車輪に伝達され、自動車は適宜速度にて
走行し、この際、無段変速機12は、ベルト等の無段変
速装置30の無段階トルク比制御と、補助変速装置12
0の低速モードLと高速モードHの切換え制御にて、第
6図に示すように比較的大きなトルク比幅にて制御され
る。
そして、所定時間以上の惰行走行又はブレーキ作動が行
われ、車速が減少して所定値になると、停止制御判断手
段116が停止制御状態と判断し、変速制御停止手段1
17が作動する。
われ、車速が減少して所定値になると、停止制御判断手
段116が停止制御状態と判断し、変速制御停止手段1
17が作動する。
この状態では、例えスロットル開度、入力軸回転数及び
車速等の各走行状況センサからの信号を受けて、最良燃
費特性等の所定変速特性になるように、変速機12全体
での目標トルク比a1が目標トルク比設定手段113に
て設定され、該目標トルク比が、低速モードLと高速モ
ードHとが互いに等しいトルク比を達成し得る領域Bに
ある場合、高速モードHが作動するようにモード切換え
手段110が切換えられ、領域Aにある場合は低速モー
ドLが作動するようにモード切換え手段110が切換え
られるものであっても、高速モードHの最大トルク比a
1.1lIaχから無段変速装置30がアップシフト(
矢印F参照)しながら、高速モーFHから低速モードL
に切換えられろことなく、無段変速変速判断手段115
aの作動が停止され、無段変速装置30は最大トルク比
aHIIILX状態に維持される。この際、モードの切
換え判断手段115bは、低速モードLに切換えられる
か(矢印■参照)、又は高速モードHのままで停止状態
又は所定最低車速になるまで維持され、その後に低速モ
ードLに切換えられる。これにより、次の発進時、最大
トルク比状態からスムーズに加速し得る。
車速等の各走行状況センサからの信号を受けて、最良燃
費特性等の所定変速特性になるように、変速機12全体
での目標トルク比a1が目標トルク比設定手段113に
て設定され、該目標トルク比が、低速モードLと高速モ
ードHとが互いに等しいトルク比を達成し得る領域Bに
ある場合、高速モードHが作動するようにモード切換え
手段110が切換えられ、領域Aにある場合は低速モー
ドLが作動するようにモード切換え手段110が切換え
られるものであっても、高速モードHの最大トルク比a
1.1lIaχから無段変速装置30がアップシフト(
矢印F参照)しながら、高速モーFHから低速モードL
に切換えられろことなく、無段変速変速判断手段115
aの作動が停止され、無段変速装置30は最大トルク比
aHIIILX状態に維持される。この際、モードの切
換え判断手段115bは、低速モードLに切換えられる
か(矢印■参照)、又は高速モードHのままで停止状態
又は所定最低車速になるまで維持され、その後に低速モ
ードLに切換えられる。これにより、次の発進時、最大
トルク比状態からスムーズに加速し得る。
(へ)実施例
以下、本発明を具体化した実施例について説明する。
まず、本発明に係る無段変速機(詳しくは特願昭61−
205614号参照)を、第2図に示す概略図に沿って
説明すると、無段変速機12は、補助変速装置を構成す
るシングルプラネタリギヤ装[20、ベルト式無段変速
装置30、トランスファー装置80、減速ギヤ装置71
と差動歯車装置72とからなる出力部材70、そして胃
ツクアップクラッチCLを有する流体継手13、及びデ
ュアルプラネタリギヤ装置からなる正逆転切換え伝動装
置90を備えている。そして、シングルプラネタリギヤ
装置20は、無段変速装置30の出力部30aに連結す
る第1の要素20R(又は2OS)と、無段変速機12
の出力部材70に連結する第2の要素20Cと、無段変
速機12の入力軸60にトランスファー装置80を介し
て連結する第3の要素20S(又は20R)とを有して
いる。また、該プラネタリギヤ装置20を高速モードH
と低速モードLに切換えるモード切換え手段110は、
ローワンウェイクラッチF及びローコースト及リバース
ブレーキB1からなろ係止手段とハイクラッチC2から
なり、該係止手段F、 B1が低速モードLとなる減速
機構として用いろ際の反力支持部材となる第3の要素2
0S(又は2OR)にトランスファー装M80を介して
連結しており、またハイクラッチC2が入力軸60と第
3の要素203 (又は20R)との間に介在している
。
205614号参照)を、第2図に示す概略図に沿って
説明すると、無段変速機12は、補助変速装置を構成す
るシングルプラネタリギヤ装[20、ベルト式無段変速
装置30、トランスファー装置80、減速ギヤ装置71
と差動歯車装置72とからなる出力部材70、そして胃
ツクアップクラッチCLを有する流体継手13、及びデ
ュアルプラネタリギヤ装置からなる正逆転切換え伝動装
置90を備えている。そして、シングルプラネタリギヤ
装置20は、無段変速装置30の出力部30aに連結す
る第1の要素20R(又は2OS)と、無段変速機12
の出力部材70に連結する第2の要素20Cと、無段変
速機12の入力軸60にトランスファー装置80を介し
て連結する第3の要素20S(又は20R)とを有して
いる。また、該プラネタリギヤ装置20を高速モードH
と低速モードLに切換えるモード切換え手段110は、
ローワンウェイクラッチF及びローコースト及リバース
ブレーキB1からなろ係止手段とハイクラッチC2から
なり、該係止手段F、 B1が低速モードLとなる減速
機構として用いろ際の反力支持部材となる第3の要素2
0S(又は2OR)にトランスファー装M80を介して
連結しており、またハイクラッチC2が入力軸60と第
3の要素203 (又は20R)との間に介在している
。
具体的には、プラネタリギヤ装置20のリングギヤ20
Rが無段変速装置30の出力部30aに連動し、かつキ
ャリヤ20Gが出力部材70に連動し、そしてサンギヤ
203がトランスファー装置80を介してローワンウェ
イクラッチF及びローコースト&リバースブレーキB1
に連動すると共にハイクラッチC2に連動している。
Rが無段変速装置30の出力部30aに連動し、かつキ
ャリヤ20Gが出力部材70に連動し、そしてサンギヤ
203がトランスファー装置80を介してローワンウェ
イクラッチF及びローコースト&リバースブレーキB1
に連動すると共にハイクラッチC2に連動している。
また、デュアルプラネタリギヤ装置90は、そのサンギ
ヤ903が入力軸60に連結し、かつキャリヤ90Gが
無段変速袋fi30の入力部30bに連結すると共にフ
ォワードクラッチC1を介して入力軸60に連結し、ま
たリングギヤ90RがリバースブレーキB2に連結して
いる。
ヤ903が入力軸60に連結し、かつキャリヤ90Gが
無段変速袋fi30の入力部30bに連結すると共にフ
ォワードクラッチC1を介して入力軸60に連結し、ま
たリングギヤ90RがリバースブレーキB2に連結して
いる。
以上構成に基づき、本無段変速機12における各クラッ
チ、ブレーキ及びワンウェイクラッチは、各ポジション
において第3図に示すように作動する。なお、※はロッ
クアツプクラッチCLが適宜作動し得ることを示す。
チ、ブレーキ及びワンウェイクラッチは、各ポジション
において第3図に示すように作動する。なお、※はロッ
クアツプクラッチCLが適宜作動し得ることを示す。
詳述すると、Dレンジにおける低速モードLにおいて、
フォワードクラッチC1が接続している外、ローワンウ
ェイクラッチFが作動する。この状態では、エンジンク
ランク軸の回転は、ロックアツプクラッチCL又は流体
継手13を介して入力軸60に伝達され、更にデュアル
プラネタリギヤ装置90のサンギヤ903に直接伝達さ
れると共にフォワードクラッチC1を介してキャリヤ9
0Cに伝達される。従って、該デュアルプラネタリギヤ
装[90は入力軸60と一体に回転し、正回転をベルト
式無段変速装置30の入力部30bに伝達し、更に該無
段変速袋M30にて適宜変速された回転が出力部30a
からシングルプラネタリギヤ装置20のリングギヤ20
Rに伝達される。
フォワードクラッチC1が接続している外、ローワンウ
ェイクラッチFが作動する。この状態では、エンジンク
ランク軸の回転は、ロックアツプクラッチCL又は流体
継手13を介して入力軸60に伝達され、更にデュアル
プラネタリギヤ装置90のサンギヤ903に直接伝達さ
れると共にフォワードクラッチC1を介してキャリヤ9
0Cに伝達される。従って、該デュアルプラネタリギヤ
装[90は入力軸60と一体に回転し、正回転をベルト
式無段変速装置30の入力部30bに伝達し、更に該無
段変速袋M30にて適宜変速された回転が出力部30a
からシングルプラネタリギヤ装置20のリングギヤ20
Rに伝達される。
一方、この状態では、反力を受ける反力支持要素である
サンギヤ203はトランスファー装Byg。
サンギヤ203はトランスファー装Byg。
を介してローワンウェイクラッチFにて停止されており
、従ってリングギヤ20Rの回転は減速回転としてキャ
リヤ20Gから取出され、更に減速ギヤ装置71及び差
動歯車装置72を介してアクスル軸73に伝達される。
、従ってリングギヤ20Rの回転は減速回転としてキャ
リヤ20Gから取出され、更に減速ギヤ装置71及び差
動歯車装置72を介してアクスル軸73に伝達される。
また、Dレンジにおける高速モードHにおいては、フォ
ワードクラッチC1の外、ハイクラッチC2が接続する
。この状態では、前述同様に無段変速装置30にて適宜
変速された正回転が出力部30aから取出されてシング
ルプラネタリギヤ装置20のリングギヤ20Rに入力さ
れる。一方、同時に、入力軸60の回転はハイクラッチ
C2及び)・ランスファー装置80を介してシングルプ
ラネタリギヤ装置20のサンギヤ203に伝達され、こ
れにより該プラネタリギヤ装置20にてリングギヤ20
Rとサンギヤ208とのトルクが合成されてキャリヤ2
0Cから出力される。なおこの際、サンギヤ20Sには
トランスファー装置80を介して反力に抗する回転が伝
達されるので、トルク循環が生じることなく、所定のプ
ラストルクがトランスファー装置80を介して伝達され
る。そして、該合成されたキャリヤ20Cからのトルク
は減速ギヤ装置71及び差動歯車装置72を介してアク
スル軸73に伝達される。
ワードクラッチC1の外、ハイクラッチC2が接続する
。この状態では、前述同様に無段変速装置30にて適宜
変速された正回転が出力部30aから取出されてシング
ルプラネタリギヤ装置20のリングギヤ20Rに入力さ
れる。一方、同時に、入力軸60の回転はハイクラッチ
C2及び)・ランスファー装置80を介してシングルプ
ラネタリギヤ装置20のサンギヤ203に伝達され、こ
れにより該プラネタリギヤ装置20にてリングギヤ20
Rとサンギヤ208とのトルクが合成されてキャリヤ2
0Cから出力される。なおこの際、サンギヤ20Sには
トランスファー装置80を介して反力に抗する回転が伝
達されるので、トルク循環が生じることなく、所定のプ
ラストルクがトランスファー装置80を介して伝達され
る。そして、該合成されたキャリヤ20Cからのトルク
は減速ギヤ装置71及び差動歯車装置72を介してアク
スル軸73に伝達される。
なお、Dレンジにおける作動では、ワンウェイクラッチ
Fに基づき逆トルク作用時(エンジンブレーキ時)はフ
リーとなるが、Sレンジにおいては、ローワンウェイク
ラッチFに加えてローコースト及リバースブレーキB1
が作動し、逆トルク作用時も動力伝達する。
Fに基づき逆トルク作用時(エンジンブレーキ時)はフ
リーとなるが、Sレンジにおいては、ローワンウェイク
ラッチFに加えてローコースト及リバースブレーキB1
が作動し、逆トルク作用時も動力伝達する。
また、Rレンジにおいてはローコースト及リバースブレ
ーキB1と共にリバースブレーキB2が作動する。この
状態では、入力軸60の回転は、デュアルプラネタリギ
ヤ装置90にてリングギヤ90Rが固定されることに基
づきキャリヤ90Gから逆回転としてベルト式無段変速
装[30に入力される。一方、ローコースト及リバース
ブレーキB1の作動に基づきシングルプラネタリギヤ装
置20のサンギヤ203が固定されており、従って無段
変速装置30からの逆回転はプラネタリギヤ装置20に
て減速され、出力部材70に取出される。
ーキB1と共にリバースブレーキB2が作動する。この
状態では、入力軸60の回転は、デュアルプラネタリギ
ヤ装置90にてリングギヤ90Rが固定されることに基
づきキャリヤ90Gから逆回転としてベルト式無段変速
装[30に入力される。一方、ローコースト及リバース
ブレーキB1の作動に基づきシングルプラネタリギヤ装
置20のサンギヤ203が固定されており、従って無段
変速装置30からの逆回転はプラネタリギヤ装置20に
て減速され、出力部材70に取出される。
また、Pレンジ及びNレンジにおいては、ローコースト
及リバースブレーキB1が作動する。
及リバースブレーキB1が作動する。
ついで、上述無段変速機を、第4図に沿って具体的に説
明すると、本無段変速8!12は、3分割からなるトラ
ンスミッションケース15を有しており、該ケース15
に入力軸60及び無段変速値[30の入力軸30bが同
軸状に回転自在に支持されて第1軸を構成していると共
に、無段変速装置30の出力軸30aとギヤ軸70aが
同軸状に回転自在に支持されて第2軸を構成している。
明すると、本無段変速8!12は、3分割からなるトラ
ンスミッションケース15を有しており、該ケース15
に入力軸60及び無段変速値[30の入力軸30bが同
軸状に回転自在に支持されて第1軸を構成していると共
に、無段変速装置30の出力軸30aとギヤ軸70aが
同軸状に回転自在に支持されて第2軸を構成している。
更に、第1軸上にはロックアツプクラッチCLを備えた
流体継手13が配設されていると共に、ハイクラッチC
2、ローコースト及リバースブレーキB1、ローワンウ
ェイクラッチFからなるモード切換え手段110が配設
されており、更に、デュアルプラネタリギヤ装M90、
フォワードクラッチC1及びリバースブレーキB2から
なる正逆転切換え装置が配設され、また油圧ポンプ17
が配設されている。一方、第2軸上にはシングルプラネ
タリギヤ装置20が配設されている。
流体継手13が配設されていると共に、ハイクラッチC
2、ローコースト及リバースブレーキB1、ローワンウ
ェイクラッチFからなるモード切換え手段110が配設
されており、更に、デュアルプラネタリギヤ装M90、
フォワードクラッチC1及びリバースブレーキB2から
なる正逆転切換え装置が配設され、また油圧ポンプ17
が配設されている。一方、第2軸上にはシングルプラネ
タリギヤ装置20が配設されている。
更に第1軸部分について説明すると、入力軸60はその
一端部に四ツクアップクラッチcr=及び流体継手13
の出力部材が係合していると共にその他端部にデュアル
プラネタリギヤ装置90のサンギヤ903が係合してお
り、更に該入力軸60上にはケース15に固定されてい
るスリーブ部15aが配設されている。また、該スリー
ブ部15aにはワンウェイクラッチFを介してスプロケ
ット81が連結されていると共に、入力軸60に連結し
ているスリーブ軸41が回転自在に支持されている。更
に、該スリーブ軸41から立上っているフランジ部41
aはその一側にてフォワードクラッチC1がその油圧ア
クチュエータ42と共に設置され、またその他側にハイ
クラッチC2がその油圧アクチュエータ43と共に設置
されている。
一端部に四ツクアップクラッチcr=及び流体継手13
の出力部材が係合していると共にその他端部にデュアル
プラネタリギヤ装置90のサンギヤ903が係合してお
り、更に該入力軸60上にはケース15に固定されてい
るスリーブ部15aが配設されている。また、該スリー
ブ部15aにはワンウェイクラッチFを介してスプロケ
ット81が連結されていると共に、入力軸60に連結し
ているスリーブ軸41が回転自在に支持されている。更
に、該スリーブ軸41から立上っているフランジ部41
aはその一側にてフォワードクラッチC1がその油圧ア
クチュエータ42と共に設置され、またその他側にハイ
クラッチC2がその油圧アクチュエータ43と共に設置
されている。
そして、ハイクラッチC2はその被動側が前記スプロケ
ット81のボス部に連結され、かつ該ボス部はケース1
5にその油圧アクチュエータ45と共に配設されている
ローコースト及リバースブレーキB1に連結している。
ット81のボス部に連結され、かつ該ボス部はケース1
5にその油圧アクチュエータ45と共に配設されている
ローコースト及リバースブレーキB1に連結している。
一方、フォワードクラッチC1の被動側はデュアルプラ
ネタリギヤ装置90のキャリヤ90Cに連結しており、
またデュアルプラネタリギヤ装置90のリングギヤ90
Rは油圧アクチュエータ46と共にケース15に配設さ
れたリバースブレーキB2に係合している。
ネタリギヤ装置90のキャリヤ90Cに連結しており、
またデュアルプラネタリギヤ装置90のリングギヤ90
Rは油圧アクチュエータ46と共にケース15に配設さ
れたリバースブレーキB2に係合している。
なお、キャリヤ90Cは互に噛合しかつサンギヤ903
に噛合しているビニオン90P1及びリングギヤ90R
に噛合しているピニオン90P2を支持している。
に噛合しているビニオン90P1及びリングギヤ90R
に噛合しているピニオン90P2を支持している。
また、無段変速装置30は、特願昭60−298794
号(未公開)に詳、シ<述べであるように、プライマリ
プーリ31、セカンダリプーリ32及びこれら両プーリ
に巻掛けられたベルト33からなり、かつ両プーリはそ
れぞれ固定シーブ31a。
号(未公開)に詳、シ<述べであるように、プライマリ
プーリ31、セカンダリプーリ32及びこれら両プーリ
に巻掛けられたベルト33からなり、かつ両プーリはそ
れぞれ固定シーブ31a。
32a及び可動シーブ31b、32bからなる。
更に、プライマリプーリ31には、ベアリングにて支持
されかつ複数枚の皿バネ38を介在して入力軸30bに
一体に回転するように連結されているスラスト力保持部
材34aと固定シーブ31aとの間に、伝達トルクに対
応した軸力を付与する調圧カム機WI34が配設されて
お9、また可動シーブ31bは固定シーブ31aのボス
部31cにボールスプラインを介して摺動のみ自在に支
持されていると共に、その背部にボールネジ装置35が
配設されている。ボールネジ装置35はそのボルト部3
5aがケース15に回転不能にかつスラストベアリング
を介して入力軸30bに軸方向移動不能に連結されてお
り、またそのナツト部35bが可動シーブ31bにスラ
ストベアリングを介して軸方向に一体に移動するように
連結されている。一方、セカンダリプーリ32はその固
定シーブ32aが出力軸30aと一体にケース15に回
転自在に支持されておし、かつ可動シーブ32bが出力
軸30aにボールスプラインを介して摺動のみ自在に支
持されている。更に、該可動シーブ32bの背面にはボ
ールネジ装置36が配設されており、そのボルト部36
aがケース15に回転不能にかつ出力軸30aに固定さ
れたフランジ30dにスラストベアリングを介して軸方
向移動不能に連結され、またそのナツト部36bがスラ
ストベアリングを介して可動シーブ32bと軸方向に一
体に移動するように連結されている。そして、プライマ
リプーリ31及びセカンダリプーリ32の間には操作軸
37が回転自在に支持されている。
されかつ複数枚の皿バネ38を介在して入力軸30bに
一体に回転するように連結されているスラスト力保持部
材34aと固定シーブ31aとの間に、伝達トルクに対
応した軸力を付与する調圧カム機WI34が配設されて
お9、また可動シーブ31bは固定シーブ31aのボス
部31cにボールスプラインを介して摺動のみ自在に支
持されていると共に、その背部にボールネジ装置35が
配設されている。ボールネジ装置35はそのボルト部3
5aがケース15に回転不能にかつスラストベアリング
を介して入力軸30bに軸方向移動不能に連結されてお
り、またそのナツト部35bが可動シーブ31bにスラ
ストベアリングを介して軸方向に一体に移動するように
連結されている。一方、セカンダリプーリ32はその固
定シーブ32aが出力軸30aと一体にケース15に回
転自在に支持されておし、かつ可動シーブ32bが出力
軸30aにボールスプラインを介して摺動のみ自在に支
持されている。更に、該可動シーブ32bの背面にはボ
ールネジ装置36が配設されており、そのボルト部36
aがケース15に回転不能にかつ出力軸30aに固定さ
れたフランジ30dにスラストベアリングを介して軸方
向移動不能に連結され、またそのナツト部36bがスラ
ストベアリングを介して可動シーブ32bと軸方向に一
体に移動するように連結されている。そして、プライマ
リプーリ31及びセカンダリプーリ32の間には操作軸
37が回転自在に支持されている。
なお、第4図は展開図なので、操作軸37が上方に描か
れているが、実際は、操作軸37は正面視において入力
軸30bと出力軸30aの中間部分に位置している。そ
して、該操作軸37には円形ギヤ37a及び非円形ギヤ
37b1更にウオームホイール37cが固定されており
、該ホイール37Cは無段変速操作手段を構成する電動
モータ100 (第1図及び第7図参照)に連結されて
いるウオーム37dが噛合している。また、円形ギヤ3
7aはプライマリプーリ31側のナツト部35bに固定
されている幅広の円形ギヤ35cに噛合しており、また
非円形ギヤ37bはセカンダリプーリ32側のナツト部
3.6 bに固定されている幅広の非円形ギヤ36cに
噛合している。
れているが、実際は、操作軸37は正面視において入力
軸30bと出力軸30aの中間部分に位置している。そ
して、該操作軸37には円形ギヤ37a及び非円形ギヤ
37b1更にウオームホイール37cが固定されており
、該ホイール37Cは無段変速操作手段を構成する電動
モータ100 (第1図及び第7図参照)に連結されて
いるウオーム37dが噛合している。また、円形ギヤ3
7aはプライマリプーリ31側のナツト部35bに固定
されている幅広の円形ギヤ35cに噛合しており、また
非円形ギヤ37bはセカンダリプーリ32側のナツト部
3.6 bに固定されている幅広の非円形ギヤ36cに
噛合している。
また、シングルプラネタリギヤ装置20は、第2軸を構
成するギヤ軸70a上に配設されており、そのリングギ
ヤ20Rがフランジ30dll:隣接してベルト式無段
変速装置30の出力軸30aに連結されている。また、
ギヤ軸70aにはサンギヤ20Sと一体にスプロケット
82が回転自在に支持されており、更に該ギヤ軸70a
に、ピニオン20Pを回転自在に支持しているキャリヤ
20Gが固定されている。
成するギヤ軸70a上に配設されており、そのリングギ
ヤ20Rがフランジ30dll:隣接してベルト式無段
変速装置30の出力軸30aに連結されている。また、
ギヤ軸70aにはサンギヤ20Sと一体にスプロケット
82が回転自在に支持されており、更に該ギヤ軸70a
に、ピニオン20Pを回転自在に支持しているキャリヤ
20Gが固定されている。
一方、該第2軸上のサンギヤ203と一体のスプロケッ
ト82と前記ローワンウェイクラッチFにて支持されて
いるスプロケット81との間にはサイレントチェーン8
3.が巻掛けられており、これらスプロケット及びチェ
ーンにてトランスファー装置80を構成している。
ト82と前記ローワンウェイクラッチFにて支持されて
いるスプロケット81との間にはサイレントチェーン8
3.が巻掛けられており、これらスプロケット及びチェ
ーンにてトランスファー装置80を構成している。
また、前記ギヤ軸70aはギヤ71aを一体に構成して
出力部材70を構成しており、かつギヤ71aは中間軸
71bに固定されているギャグ1Cと噛合している。更
に、中間軸71bには小ギヤ71dが形成されており、
かつ該ギヤ71dは差動歯車装置72に固定されている
リングギヤ72aと噛合して、減速装置71を構成して
いる。
出力部材70を構成しており、かつギヤ71aは中間軸
71bに固定されているギャグ1Cと噛合している。更
に、中間軸71bには小ギヤ71dが形成されており、
かつ該ギヤ71dは差動歯車装置72に固定されている
リングギヤ72aと噛合して、減速装置71を構成して
いる。
また、差動歯車装置72からは左右フロントアクスル軸
73が延びている。
73が延びている。
ついで、本無段変速機12の作用を説明する。
エンジンクランク軸の回転はロックアツプクラッチCL
又は流体継手13を介して入力軸60に伝達され、更に
デュアルプラネタリギヤ装置90のサンギヤ90Sに伝
達されると共にスリーブ軸41に伝達されろ。Dレンジ
及びSレンジにおいてはフォワードクラッチC1が接続
しかつリバースブレーキB2が解放しているので、デュ
アルプラネタリギヤ装置90はサンギヤ90Sとキャリ
ヤ90Gとが一体に従ってリングギヤ90Rも一体に回
転して、正回転がベルト式無段変速装W30の入力軸3
0bに伝達される。
又は流体継手13を介して入力軸60に伝達され、更に
デュアルプラネタリギヤ装置90のサンギヤ90Sに伝
達されると共にスリーブ軸41に伝達されろ。Dレンジ
及びSレンジにおいてはフォワードクラッチC1が接続
しかつリバースブレーキB2が解放しているので、デュ
アルプラネタリギヤ装置90はサンギヤ90Sとキャリ
ヤ90Gとが一体に従ってリングギヤ90Rも一体に回
転して、正回転がベルト式無段変速装W30の入力軸3
0bに伝達される。
そして、該入力軸30bの回転は、スラスト力保持部材
34aを介して調圧カム機構34に伝達され、更にプラ
イマリプーリ31の固定シーブ31a及びボールスプラ
インを介して可動シーブ31bに伝達される。この際、
調圧カム機構34は入力軸30bに作用する入力l・ル
クに対応した軸力が皿バネ38を介してシーブ31aの
背面に作用し、一方、他方のシーブ31bは所定変速比
に対応してボールネジ装置35がその長さ方向に固定さ
れた状態にあり、従ってスラストベアリングを介してシ
ーブ31bの背面に同等の反力が作用し、これにより、
プライマリプーリ31は入力トルクに対応した挟持力に
てベルト33を挾持する。
34aを介して調圧カム機構34に伝達され、更にプラ
イマリプーリ31の固定シーブ31a及びボールスプラ
インを介して可動シーブ31bに伝達される。この際、
調圧カム機構34は入力軸30bに作用する入力l・ル
クに対応した軸力が皿バネ38を介してシーブ31aの
背面に作用し、一方、他方のシーブ31bは所定変速比
に対応してボールネジ装置35がその長さ方向に固定さ
れた状態にあり、従ってスラストベアリングを介してシ
ーブ31bの背面に同等の反力が作用し、これにより、
プライマリプーリ31は入力トルクに対応した挟持力に
てベルト33を挾持する。
更に、ベルト33の回転はセカンダリプーリ32に伝達
され、更に出力軸30aに伝達される。また、該ベルト
伝動に際して、後述するように、スロットル開度及び車
速等の各センサからの信号に基づき、モータが制御され
て、ウオーム37d及びウオームホイール37cを介し
て操作軸37が回転される。すると、円形ギヤ37a及
び35cを介してプライマリプーリ31側ボールネジ装
置35のナツト部35bが回転すると共に、非円形ギヤ
37b、36cを介してセカンダリプーリ32側ボール
ネジ装置36のナツト部36bが回転する。これにより
、ケース15に回転止めされているボルト部35 a、
36 aとの間でナツト部35b、36bが相対回
転して、ボールネジ装置35,36はスラストベアリン
グを介して可動シーブ31b、32bを移動してプライ
マリプーリ31及びセカンダリプーリ32を所定有効径
に設定し、設定トルク比が得られる。なおこの際、両ボ
ールネジ装置は線形移動するため、ベルト33により規
定される可動シーブ本来の移動量との間に差を生ずるが
、セカンダリプーリ32側が非円形ギヤ37b、36c
を介して回転するので、可動シーブはその本来の移動量
に整合する量にて移動される。また、両シーブ31a、
31b及び32a、32bによるベルト挾圧力は、プラ
イマリプーリ31側においてはスラストベアリングを介
して入力軸30bを引張るように作用してケース15に
作用することはなく、同様にセカンダリプーリ32側に
おいても出力軸30aを引張るように作用してケース1
5に作用することはない。
され、更に出力軸30aに伝達される。また、該ベルト
伝動に際して、後述するように、スロットル開度及び車
速等の各センサからの信号に基づき、モータが制御され
て、ウオーム37d及びウオームホイール37cを介し
て操作軸37が回転される。すると、円形ギヤ37a及
び35cを介してプライマリプーリ31側ボールネジ装
置35のナツト部35bが回転すると共に、非円形ギヤ
37b、36cを介してセカンダリプーリ32側ボール
ネジ装置36のナツト部36bが回転する。これにより
、ケース15に回転止めされているボルト部35 a、
36 aとの間でナツト部35b、36bが相対回
転して、ボールネジ装置35,36はスラストベアリン
グを介して可動シーブ31b、32bを移動してプライ
マリプーリ31及びセカンダリプーリ32を所定有効径
に設定し、設定トルク比が得られる。なおこの際、両ボ
ールネジ装置は線形移動するため、ベルト33により規
定される可動シーブ本来の移動量との間に差を生ずるが
、セカンダリプーリ32側が非円形ギヤ37b、36c
を介して回転するので、可動シーブはその本来の移動量
に整合する量にて移動される。また、両シーブ31a、
31b及び32a、32bによるベルト挾圧力は、プラ
イマリプーリ31側においてはスラストベアリングを介
して入力軸30bを引張るように作用してケース15に
作用することはなく、同様にセカンダリプーリ32側に
おいても出力軸30aを引張るように作用してケース1
5に作用することはない。
更に、ベルト式無段変速装置30の出力軸30aの回転
はシングルプラネタリギヤ装置20のリングギヤ20R
に伝達され、更にキャリヤ20Cを介してギヤ軸70a
に伝達されろ。
はシングルプラネタリギヤ装置20のリングギヤ20R
に伝達され、更にキャリヤ20Cを介してギヤ軸70a
に伝達されろ。
そして、Dレンジにおける低速モードLの場合、第3図
に示すようにローワンウェイクラッチFが作動状態にあ
り、従ってリングギヤ20Rからキャリヤ20Cへのト
ルク伝達に際して、サンギヤ203が反力を受けるが、
該サンギヤ203はトランスファー装置80を介してロ
ーワンウェイクラッチFにて回転止めされており、シン
グルプラネタリギヤ装置20は減速機構を構成している
。
に示すようにローワンウェイクラッチFが作動状態にあ
り、従ってリングギヤ20Rからキャリヤ20Cへのト
ルク伝達に際して、サンギヤ203が反力を受けるが、
該サンギヤ203はトランスファー装置80を介してロ
ーワンウェイクラッチFにて回転止めされており、シン
グルプラネタリギヤ装置20は減速機構を構成している
。
従って、ベルト式無段変速装置30の出力軸30aの回
転は、シングルプラネタリギヤ装置120にて単に減速
され、更にギヤ71a、71c、中間軸71b1ギヤ7
1d及びマウントギヤ72aからなる減速ギヤ装置71
を介して更に減速され、そして差動歯車装置72を介し
て左右フロントアクスル軸73に伝達される。
転は、シングルプラネタリギヤ装置120にて単に減速
され、更にギヤ71a、71c、中間軸71b1ギヤ7
1d及びマウントギヤ72aからなる減速ギヤ装置71
を介して更に減速され、そして差動歯車装置72を介し
て左右フロントアクスル軸73に伝達される。
また、後述するように、制御部からの信号によりハイク
ラッチC2が接続して高速モードHに切換えられると、
入力軸60の回転はベルト式無段変速装置30に伝達さ
れると共に、スリーブ軸41及びハイクラッチC2を介
してスプロケット81に伝達され、更にサイレントチェ
ーン83及びスプロケット82を介してシングルプラネ
タリギヤ装置20のサンギヤ20Sに伝達される。なお
この際、トランスファー装置80入力端のスプロケット
81はローワンウェイクラッチFにてシングルプラネタ
リギヤ装置のサンギヤ203からの反力を受けているの
で、つかみ換えによるシフトショックを防止して、ハイ
クラッチC2の接続により滑らかに回転を開始してサン
ギヤ203にトルクを伝達する。これにより、ベルト式
無段変速装M30により無段変速されたトルクとトラン
スファー装置80を介するトルクとがシングルプラネタ
リギヤ装置20にて合成され、該合成トルクがキャリヤ
20Cからギヤ軸70aに伝達される。
ラッチC2が接続して高速モードHに切換えられると、
入力軸60の回転はベルト式無段変速装置30に伝達さ
れると共に、スリーブ軸41及びハイクラッチC2を介
してスプロケット81に伝達され、更にサイレントチェ
ーン83及びスプロケット82を介してシングルプラネ
タリギヤ装置20のサンギヤ20Sに伝達される。なお
この際、トランスファー装置80入力端のスプロケット
81はローワンウェイクラッチFにてシングルプラネタ
リギヤ装置のサンギヤ203からの反力を受けているの
で、つかみ換えによるシフトショックを防止して、ハイ
クラッチC2の接続により滑らかに回転を開始してサン
ギヤ203にトルクを伝達する。これにより、ベルト式
無段変速装M30により無段変速されたトルクとトラン
スファー装置80を介するトルクとがシングルプラネタ
リギヤ装置20にて合成され、該合成トルクがキャリヤ
20Cからギヤ軸70aに伝達される。
更に、前述低速モードLと同様に、減速ギヤ装置71及
び差動歯車装置72を介して左右フロントアクスル軸7
3に伝達される。
び差動歯車装置72を介して左右フロントアクスル軸7
3に伝達される。
また、Sレンジにおける低速モードLでは、エンジンブ
レーキ等による負トルクをも受けるので、ローコースト
及リバースブレーキB1が係合してスプロケット81は
正逆回転とも阻止される。また、Sレンジにおけろ高速
モードHはDレンジの高速モードと同様である。
レーキ等による負トルクをも受けるので、ローコースト
及リバースブレーキB1が係合してスプロケット81は
正逆回転とも阻止される。また、Sレンジにおけろ高速
モードHはDレンジの高速モードと同様である。
一方、RレンジではフォワードクラッチC1が解放され
ると共にリバースブレーキB2が係合される。従って、
デュアルプラネタリギヤ装置90のサンギヤ908に伝
達された入力軸60の回転は、リングギヤ90Rの停止
に伴ってキャリヤ90Cから逆回転としてベルト式無段
変速装置30の入力軸30bに伝達される。この際、シ
ングルプラネタリギヤ装置20のサンギヤ203からト
ランスファー装置80を介して反力トルクはスプロケッ
ト81に逆回転として作用するので、四−コースト及リ
バースブレーキB1が作動して該スプロケット81を停
止している。
ると共にリバースブレーキB2が係合される。従って、
デュアルプラネタリギヤ装置90のサンギヤ908に伝
達された入力軸60の回転は、リングギヤ90Rの停止
に伴ってキャリヤ90Cから逆回転としてベルト式無段
変速装置30の入力軸30bに伝達される。この際、シ
ングルプラネタリギヤ装置20のサンギヤ203からト
ランスファー装置80を介して反力トルクはスプロケッ
ト81に逆回転として作用するので、四−コースト及リ
バースブレーキB1が作動して該スプロケット81を停
止している。
また、上述無段変速機12のトルク伝達において、第5
図に示すように、低速モードLにあっては全伝達トルク
がベルト式無段変速装置30を介して伝達されるが、高
速モードHにあっては、べルト式無段変速装置30を経
るトルクとトランスファー装置80を経るトルクがトル
ク比に応じた所定割合いにて分担される。
図に示すように、低速モードLにあっては全伝達トルク
がベルト式無段変速装置30を介して伝達されるが、高
速モードHにあっては、べルト式無段変速装置30を経
るトルクとトランスファー装置80を経るトルクがトル
ク比に応じた所定割合いにて分担される。
更に、第6図に示すように、ベルト式無段変速装W30
のトルク比に対する無段変速機12のトルク比は、低速
モードにおいては曲線りに示すようになり、かつ高速モ
ードにあっては曲線Hに示すようになる。従って、低速
モードLから高速モードHへ(又はその逆に)ステップ
する際のステップ比(低速側トルク比/高速側トルク比
)は曲線Sで示すようになる。
のトルク比に対する無段変速機12のトルク比は、低速
モードにおいては曲線りに示すようになり、かつ高速モ
ードにあっては曲線Hに示すようになる。従って、低速
モードLから高速モードHへ(又はその逆に)ステップ
する際のステップ比(低速側トルク比/高速側トルク比
)は曲線Sで示すようになる。
ついで、第7図に沿って、本無段変速機のIIJl&!
I装置について説明する。
I装置について説明する。
本制御装置(システム)Uは、変速制御部U8、エンジ
ンブレーキ制御部U2、ロックアツプクラッチ制御部U
3、ライン圧制御部U4及びシフトレンジ制御部U5を
備えている。
ンブレーキ制御部U2、ロックアツプクラッチ制御部U
3、ライン圧制御部U4及びシフトレンジ制御部U5を
備えている。
変速制御部U、は、目標トルク比設定手段113、及び
所定幅lからなる目標トルク比a″との現在のトルク比
aとを比較し、かつプラネタリギヤ装置20の低速及び
高速モードL、Hの切換え及び無段変速装置30の変速
量を判断する変速判断手段115を有しており、更に、
スロットル開度θ及び車速■等により車輌が停止制御に
あるかを判断する停止制御判断手段116、及び該停止
制御判断手段の停止判断に基づき、変速手段115に制
御停止信号を発する変速制御停止手段117を有してい
る。また、変速制御部U、には、トルク比検知手段を構
成するプライマリプーリ回転数N inセンサ111a
及びセカンダリプーリ回転数N outセンサ111b
からの信号、更に、スロットル間度θセンサ122、車
速Vセンサ123、補助変速装置を構成するプラネタリ
ギヤ装置20の低速及び高速モードL、Hを検知するモ
ードセンサ(モード検知手j5j)112、そしてP、
R,N、D。
所定幅lからなる目標トルク比a″との現在のトルク比
aとを比較し、かつプラネタリギヤ装置20の低速及び
高速モードL、Hの切換え及び無段変速装置30の変速
量を判断する変速判断手段115を有しており、更に、
スロットル開度θ及び車速■等により車輌が停止制御に
あるかを判断する停止制御判断手段116、及び該停止
制御判断手段の停止判断に基づき、変速手段115に制
御停止信号を発する変速制御停止手段117を有してい
る。また、変速制御部U、には、トルク比検知手段を構
成するプライマリプーリ回転数N inセンサ111a
及びセカンダリプーリ回転数N outセンサ111b
からの信号、更に、スロットル間度θセンサ122、車
速Vセンサ123、補助変速装置を構成するプラネタリ
ギヤ装置20の低速及び高速モードL、Hを検知するモ
ードセンサ(モード検知手j5j)112、そしてP、
R,N、D。
Sの各レンジを検知するシフi・レンジセンサ125の
各センサからの信号が入力されており、かつこれらセン
サからの信号に基づき演算・判断された41号が電動モ
ータ100の駆動回路120及びL−Hシフトソレノイ
ド駆動回路121に出力する。また、モータ駆動回y8
120!よ、変速制御部U、及びエンジンブレーキ制御
部U2からの信号に基づき所定信号を発するPWM発信
器、該発信型からの信号を所定レベルまで増幅するドラ
イブ回路、及び該増幅信号をモータ100に供給するブ
リッジ回路からなる。
各センサからの信号が入力されており、かつこれらセン
サからの信号に基づき演算・判断された41号が電動モ
ータ100の駆動回路120及びL−Hシフトソレノイ
ド駆動回路121に出力する。また、モータ駆動回y8
120!よ、変速制御部U、及びエンジンブレーキ制御
部U2からの信号に基づき所定信号を発するPWM発信
器、該発信型からの信号を所定レベルまで増幅するドラ
イブ回路、及び該増幅信号をモータ100に供給するブ
リッジ回路からなる。
そして、該変速*Jfa11部U、の目標トルク比設定
手段113が、スロットル開度θに対応したプライマリ
プーリ回転数N1n(=エンジン回転数)と車速Vに基
づき、Sレンジにおいては最大動力制御を行うように、
またDレンジにおいては最良燃費制御を行うように、目
標トルク比を演算して設定する。なお、該目標トルク比
設定手段113は、吸気管負圧、セカンダリプーリ回転
数N out、又は出力ギヤ回転数等の他の走行状況セ
ンサからの信号を受けて設定してもよく、また最大動力
制御及び最良燃費制御に限らず、最大トルク制御その池
中間の制御でもよいことは勿論である。そして、該目標
トルク比設定手段113にて設定された目標トルク比a
1は所定幅−の不感帯が設定され、判断手段114,1
15にて、該目標トルク比a1が車速V等からの現在の
無段変速機のトルク比aと時々・刻々比較され、該トル
ク比aが不感帯幅Iから外れた部分(斜線部分)にて所
定変速信号が出力される。
手段113が、スロットル開度θに対応したプライマリ
プーリ回転数N1n(=エンジン回転数)と車速Vに基
づき、Sレンジにおいては最大動力制御を行うように、
またDレンジにおいては最良燃費制御を行うように、目
標トルク比を演算して設定する。なお、該目標トルク比
設定手段113は、吸気管負圧、セカンダリプーリ回転
数N out、又は出力ギヤ回転数等の他の走行状況セ
ンサからの信号を受けて設定してもよく、また最大動力
制御及び最良燃費制御に限らず、最大トルク制御その池
中間の制御でもよいことは勿論である。そして、該目標
トルク比設定手段113にて設定された目標トルク比a
1は所定幅−の不感帯が設定され、判断手段114,1
15にて、該目標トルク比a1が車速V等からの現在の
無段変速機のトルク比aと時々・刻々比較され、該トル
ク比aが不感帯幅Iから外れた部分(斜線部分)にて所
定変速信号が出力される。
一方、エンジンブレーキ制御部U2は、図示するように
各センサからの信号を受けて、前記モータ駆動回路12
0及びL−Hシフトソレノイド駆動口@121に出力し
、これにより、Sレンジでエンジンブレーキ状態即ちス
ロットル開度が零又は零付近状態を検知した場合、最大
動力制御用の目標トルク比とは異なる比較的高い目標ト
ルク比を定め、効果的なエンジンブレーキを作用する。
各センサからの信号を受けて、前記モータ駆動回路12
0及びL−Hシフトソレノイド駆動口@121に出力し
、これにより、Sレンジでエンジンブレーキ状態即ちス
ロットル開度が零又は零付近状態を検知した場合、最大
動力制御用の目標トルク比とは異なる比較的高い目標ト
ルク比を定め、効果的なエンジンブレーキを作用する。
また、ロックアツプ制御部U3は、図示するような各セ
ンサからの信号を受けて、ロックアツプソレノイド駆動
回路126に出力し、これにより流体継手13内に設け
たロックアツプクラッチCLを係合・解放制御する。
ンサからの信号を受けて、ロックアツプソレノイド駆動
回路126に出力し、これにより流体継手13内に設け
たロックアツプクラッチCLを係合・解放制御する。
更に、ライン圧制御部U4は、図示するような各センサ
からの信号を受けて、シフトコントロールソレノイド駆
動回路127に出力し、これにより、スロットル開度に
対応するライン圧を発生すると共に、NレンジからDレ
ンジ(又はSレンジ)及びNレンジからRレンジにシフ
トする際、フォワードクラッチC1又はリバースブレー
キB2が係合するときに生ずるシフトショックを軽減す
べく、N→D(S)、N−hRシフトが検知されたとき
、ライン圧を低下し、その後通常位置まで徐々に上昇さ
せる。
からの信号を受けて、シフトコントロールソレノイド駆
動回路127に出力し、これにより、スロットル開度に
対応するライン圧を発生すると共に、NレンジからDレ
ンジ(又はSレンジ)及びNレンジからRレンジにシフ
トする際、フォワードクラッチC1又はリバースブレー
キB2が係合するときに生ずるシフトショックを軽減す
べく、N→D(S)、N−hRシフトが検知されたとき
、ライン圧を低下し、その後通常位置まで徐々に上昇さ
せる。
また、シフトチェンジ制御部U5ば、各センサからの信
号を受けて、シフトレンジチェンジ用モーク駆動回路1
29に出力し、これにより運転席に設置されたシフトレ
バ−のセット位置に応じて、ステッピングモータを駆動
・制御してマニュアルバルブ132のシフト位置を変更
する。
号を受けて、シフトレンジチェンジ用モーク駆動回路1
29に出力し、これにより運転席に設置されたシフトレ
バ−のセット位置に応じて、ステッピングモータを駆動
・制御してマニュアルバルブ132のシフト位置を変更
する。
そして、各ソレノイド及びモータ駆動器l8121.1
29,126,127は油圧制御装置130の所定バル
ブを作動して、モード切換え手段110を構成するハイ
クラッチC2及びローコースト及リバースブレーキB1
、並びにフォワードクラッチCI、 リバースブレー
キB2、ロックアツプクラッチCL及び流体継手(F/
C)1 gを制御する。
29,126,127は油圧制御装置130の所定バル
ブを作動して、モード切換え手段110を構成するハイ
クラッチC2及びローコースト及リバースブレーキB1
、並びにフォワードクラッチCI、 リバースブレー
キB2、ロックアツプクラッチCL及び流体継手(F/
C)1 gを制御する。
油圧制御装置130は、第8図に示すように、シフトレ
ンジチェンジモータ駆動回路129にて駆動されるステ
ッピングモータ(131)に連結されているビニオンに
より作動されるマニュアルバルブ132、レフトコント
ロールソレノイド駆動回路127にて駆動されろリニア
ソレノイド133により作動されるレギュレータバルブ
135、ロックアツプソレノイド駆動装置126にて駆
動されるソレノイドバルブ136により作動されるロッ
クアツプコントロールバルブ137、L−Hソレノイド
駆動回路121にて駆動されろソレノイド139により
作動されるロー・ハイシフトバルブ140を有しており
、更にアキュムレータ141及びロー・ハイシフトタイ
ミングバルブ142を有している。そして、レギュレー
タバルブ135は油圧ポンプ17からの圧油が供給され
るポー)b、う、イン圧ポートa□及び潤滑油ポートL
uを有している。
ンジチェンジモータ駆動回路129にて駆動されるステ
ッピングモータ(131)に連結されているビニオンに
より作動されるマニュアルバルブ132、レフトコント
ロールソレノイド駆動回路127にて駆動されろリニア
ソレノイド133により作動されるレギュレータバルブ
135、ロックアツプソレノイド駆動装置126にて駆
動されるソレノイドバルブ136により作動されるロッ
クアツプコントロールバルブ137、L−Hソレノイド
駆動回路121にて駆動されろソレノイド139により
作動されるロー・ハイシフトバルブ140を有しており
、更にアキュムレータ141及びロー・ハイシフトタイ
ミングバルブ142を有している。そして、レギュレー
タバルブ135は油圧ポンプ17からの圧油が供給され
るポー)b、う、イン圧ポートa□及び潤滑油ポートL
uを有している。
また、マニュアルバルブ132は、第1及び第2のライ
ン圧ボート!□、13、Rレンジにてライン圧が供給さ
れるボートr、S及びDレンジにてライン圧が供給され
るポートe、S、N、R,Pレンジにてライン圧が供給
されるボートf、N。
ン圧ボート!□、13、Rレンジにてライン圧が供給さ
れるボートr、S及びDレンジにてライン圧が供給され
るポートe、S、N、R,Pレンジにてライン圧が供給
されるボートf、N。
R,Pレンジにてライン圧が供給されるボートgを備え
ており、ボートeはフォワードクラッチ油圧サーボC1
及びロー・ハイシフトバルブ140のボートe2に、ボ
ートfはロー・ハイシフトバルブ140のボー1−f2
に、ボートgはロックアツプコントロールバルブ137
の油室g2及びロー・ハイシフトバルブ140の油室g
3に、そしてボートrはリバースブレーキ油圧サーボB
2にそれぞれ連通している。
ており、ボートeはフォワードクラッチ油圧サーボC1
及びロー・ハイシフトバルブ140のボートe2に、ボ
ートfはロー・ハイシフトバルブ140のボー1−f2
に、ボートgはロックアツプコントロールバルブ137
の油室g2及びロー・ハイシフトバルブ140の油室g
3に、そしてボートrはリバースブレーキ油圧サーボB
2にそれぞれ連通している。
また、ロックアツプコントロールバルブ137は、ライ
ン圧ポート14、流体継手(F/C)13に連通するボ
ートh及び四ツクアップクラッチ油圧サーボCLに連通
するボートlを有し、更にその上油室jにソレノイドバ
ルブ136にて制御される油圧が作用し、かつ下池室g
2にスプールを上方に付勢するスプリングが配設されて
いると共にD及びSレンジ以外にライン圧が作用する。
ン圧ポート14、流体継手(F/C)13に連通するボ
ートh及び四ツクアップクラッチ油圧サーボCLに連通
するボートlを有し、更にその上油室jにソレノイドバ
ルブ136にて制御される油圧が作用し、かつ下池室g
2にスプールを上方に付勢するスプリングが配設されて
いると共にD及びSレンジ以外にライン圧が作用する。
従って、ソレノイドバルブ136がオンすると、上油室
jがドレーンされてスプールが上方に移動し、ボートI
4からのライン圧が流体継手13に送られ、またD及び
Sレンジにおいて、ソレノイドバルブ136がオフにな
ると、スプールはスプリングに抗して下方に移動し、ボ
ートj4からのライン圧が四ツクアップクラッチ油圧サ
ーボCLに送られ、該クラッチを係合し、更にN、R,
Pレンジにおいては下池室g2にライン圧が作用して、
スプールが下方に移動することはない。
jがドレーンされてスプールが上方に移動し、ボートI
4からのライン圧が流体継手13に送られ、またD及び
Sレンジにおいて、ソレノイドバルブ136がオフにな
ると、スプールはスプリングに抗して下方に移動し、ボ
ートj4からのライン圧が四ツクアップクラッチ油圧サ
ーボCLに送られ、該クラッチを係合し、更にN、R,
Pレンジにおいては下池室g2にライン圧が作用して、
スプールが下方に移動することはない。
また、ロー・ハイシフトバルブ140は上記ボートa2
及びf2の外にボートk及びmを有しており、ボートに
はチェックバルブ付オリフィス143を介してハイクラ
ッチ油圧サーボC2に連通し、かつボートmはオリフィ
ス145及びロー・ハイシフトタイミングバルブ142
を介してローコースト及リバースブレーキ油圧サーボB
1に連通している。更に、該ロー・ハイシフトバルブ1
40はその上油室iにソレノイドバルブ139にて制御
される油圧が作用しており、かつその下油室g3にスプ
ールを上方に付勢するスプリングが配置されていると共
にD及びSレンジ以外にてライン圧が作用している。ま
た、アキュムレータバルブ141はスプリング141a
にて付勢されているピストン141bを有しており、該
ピストンにて構成されるアキュムレータ室141Cは前
記ハイクラッチ油圧サーボC2及びロー・ハイシフトタ
イミングバルブ142の上油室qに連通しており、かつ
その背圧室141dにはライン圧が作用している。
及びf2の外にボートk及びmを有しており、ボートに
はチェックバルブ付オリフィス143を介してハイクラ
ッチ油圧サーボC2に連通し、かつボートmはオリフィ
ス145及びロー・ハイシフトタイミングバルブ142
を介してローコースト及リバースブレーキ油圧サーボB
1に連通している。更に、該ロー・ハイシフトバルブ1
40はその上油室iにソレノイドバルブ139にて制御
される油圧が作用しており、かつその下油室g3にスプ
ールを上方に付勢するスプリングが配置されていると共
にD及びSレンジ以外にてライン圧が作用している。ま
た、アキュムレータバルブ141はスプリング141a
にて付勢されているピストン141bを有しており、該
ピストンにて構成されるアキュムレータ室141Cは前
記ハイクラッチ油圧サーボC2及びロー・ハイシフトタ
イミングバルブ142の上油室qに連通しており、かつ
その背圧室141dにはライン圧が作用している。
従って、ソレノイドバルブ139がオン状態にあると、
上油室nがドレーンされてスプールが上方位置にあり、
S、N、R,Pの各レンジ(即ちDレンジ以外)にてラ
イン圧が供給されているポートf2がポートmに連通す
ると共に、S、Dレンジにてライン圧が供給されている
ポートe2が閉塞されている。この状態では、ローコー
スト&リバースブレーキ油圧サーボB1にライン圧が供
給され、ブレーキB1が係合しかつハイクラッチC2が
解放して、低速モード状態にある。また、ソレノイドバ
ルブ139がオフすると、スプールは下方に移動し、ポ
ートe2をポートkに連通し、かっポートf2をwI塞
すると共にポートmをドレーンする。この状態では、ラ
イン圧がアキュムレータ室141cに供給されると共に
ハイクラッチ油圧サーボC2に供給され、またロー・ハ
イシフトタイミングバルブ142の上油室qにライン圧
が作用してスプールを下方に移動し、ブレーキ油圧サー
ボB1の油圧をドレーンする。従って、ハイクラッチC
2が係合しかつローコースト及リバースブレーキB1が
解放して、高速モード状態にある。
上油室nがドレーンされてスプールが上方位置にあり、
S、N、R,Pの各レンジ(即ちDレンジ以外)にてラ
イン圧が供給されているポートf2がポートmに連通す
ると共に、S、Dレンジにてライン圧が供給されている
ポートe2が閉塞されている。この状態では、ローコー
スト&リバースブレーキ油圧サーボB1にライン圧が供
給され、ブレーキB1が係合しかつハイクラッチC2が
解放して、低速モード状態にある。また、ソレノイドバ
ルブ139がオフすると、スプールは下方に移動し、ポ
ートe2をポートkに連通し、かっポートf2をwI塞
すると共にポートmをドレーンする。この状態では、ラ
イン圧がアキュムレータ室141cに供給されると共に
ハイクラッチ油圧サーボC2に供給され、またロー・ハ
イシフトタイミングバルブ142の上油室qにライン圧
が作用してスプールを下方に移動し、ブレーキ油圧サー
ボB1の油圧をドレーンする。従って、ハイクラッチC
2が係合しかつローコースト及リバースブレーキB1が
解放して、高速モード状態にある。
なお、N、R,Pの各レンジ即ちD及びSレンジ以外は
、ロー・ハイシフトバルブ140の下油室g3にライン
圧が作用し、例えソレノイドバルブ139がオフになっ
ても、スプールが下方に移動してハイクラッチC2が係
合することはない。また、Dレンジにおでいは、ソレノ
イドバルブ139がオン状態にあっても、ポートf2に
はライン圧が供給サレナいので、ローコースト&リバー
スブレーキB1が作動することはない。
、ロー・ハイシフトバルブ140の下油室g3にライン
圧が作用し、例えソレノイドバルブ139がオフになっ
ても、スプールが下方に移動してハイクラッチC2が係
合することはない。また、Dレンジにおでいは、ソレノ
イドバルブ139がオン状態にあっても、ポートf2に
はライン圧が供給サレナいので、ローコースト&リバー
スブレーキB1が作動することはない。
次に、本無段変速機用制御装置Uの作動について、フロ
ーに沿って説明する。
ーに沿って説明する。
第9図は、メインフローを示す図であり、シフトレバ−
のボジシyン、スロットル開度θ、プライマリプーリ回
転数Nin、セカンダリプーリ回転数N out及び車
速Vを入力して、Dレンジ制御、Sレンジf4HIO1
NレンジIn、Rレンジfat姉、Pレンジ制御の各制
御を設定し、そして各制御に対応して各ソレノイド13
6,139及びモータ100及び131に出力する。
のボジシyン、スロットル開度θ、プライマリプーリ回
転数Nin、セカンダリプーリ回転数N out及び車
速Vを入力して、Dレンジ制御、Sレンジf4HIO1
NレンジIn、Rレンジfat姉、Pレンジ制御の各制
御を設定し、そして各制御に対応して各ソレノイド13
6,139及びモータ100及び131に出力する。
第1θ図は、Dレンジ制御を示すフローであり、モード
センサ112から低速モードLにあるか高速モードHに
あるかの信号を入力しくsi)、また最良燃費曲線に基
づきスロットル開度θに対応するプライマリプーリの目
標回転数N8を設定する(S2)。更に、プライマリプ
ーリ回転数N10とセカンダリプーリの回転数N ou
tから無段変速装置30のトルク比T (= N in
/Nout )が算出され(33)、そしてステップ
S4にて、該トルク比Tにおける低速モードLのトルク
比a1と高速モードHのトルク比aHが算出される。即
ち、プラネタリギヤ装置20のサンギヤ203とリング
ギヤ20Rの歯数比(2OS/2 OR)をλとし、ト
ランスファー装置80における出力スプロケット82と
入力スプロケット81の歯数比(81/82)をiとす
ると、 a、=TX(1+λ) により算出される。更に、目標回転数に対して許容ずれ
幅lを設定して目標回転数幅N”maχpN’minを
設定する(S5)。そして、ステップS6にて、目標ト
ルク比の上限a″@aχ及び下限a“winが算出され
る。即ち、 a ” wax == (N ” max X C)
/ Va’m1n= (N”m1nXC) / Vで定
まり、かっCは、タイヤ直径DT及び終減速比iciに
て定まる定数(aOXπx D、 / i dX 10
00)である。なお、以上ステップ32.S5,36が
、目標トルク比設定手段113に対応する。
センサ112から低速モードLにあるか高速モードHに
あるかの信号を入力しくsi)、また最良燃費曲線に基
づきスロットル開度θに対応するプライマリプーリの目
標回転数N8を設定する(S2)。更に、プライマリプ
ーリ回転数N10とセカンダリプーリの回転数N ou
tから無段変速装置30のトルク比T (= N in
/Nout )が算出され(33)、そしてステップ
S4にて、該トルク比Tにおける低速モードLのトルク
比a1と高速モードHのトルク比aHが算出される。即
ち、プラネタリギヤ装置20のサンギヤ203とリング
ギヤ20Rの歯数比(2OS/2 OR)をλとし、ト
ランスファー装置80における出力スプロケット82と
入力スプロケット81の歯数比(81/82)をiとす
ると、 a、=TX(1+λ) により算出される。更に、目標回転数に対して許容ずれ
幅lを設定して目標回転数幅N”maχpN’minを
設定する(S5)。そして、ステップS6にて、目標ト
ルク比の上限a″@aχ及び下限a“winが算出され
る。即ち、 a ” wax == (N ” max X C)
/ Va’m1n= (N”m1nXC) / Vで定
まり、かっCは、タイヤ直径DT及び終減速比iciに
て定まる定数(aOXπx D、 / i dX 10
00)である。なお、以上ステップ32.S5,36が
、目標トルク比設定手段113に対応する。
更に、ステップS7にて、現在ギヤ装置20が低速モー
ドしであるか、高速モードHであるかの判断を行う。そ
して現在が低速モードLにある場合は、後に述べる第1
2図に示す方法にてL−Hチェンジを行うか否かを判断
しくSS)、また、現在が高速モードHにある場合は、
後に述べる第14図に示す方法にてH−4Lチエンジを
行うか否かを判断する(311)。更に、ステップS8
のL→H判断において、L→Hチェンジを行うと判断す
ると、L−Hシフトソレノイド駆動回路121にL4H
チェンジ信号を発しく39)、高速モードHとなり、ま
たステップ811のH−L判断において、H4Lチェン
ジを行うと判断すると、後で述べる第16図の方法にて
現在停止制御状態にあるか否か判断され(330)、そ
して停止制御状態でないと判断すると、L−Hシフトソ
レノイド駆動回路121にH−Lチェンジ信号を発しく
312)、低速モードとなる。一方、ステップS8のL
−H判断において、L→Hチェンジを行わないと判断し
た場合、およびステップSllにおいてH−Lチェンジ
を行わないと判断した場合には、後に述べろ第18図に
示す方法にて、無段変速装置(CVT)30の変速判定
を行う(310)。なお、以上ステップ38,811が
、モード切換え判断手段115bに対応し、またステッ
プ310が無段変速判断手段115aに対応し、更にス
テップ330が停止制御判断手段116及び変速制御停
止手段117に対応する。
ドしであるか、高速モードHであるかの判断を行う。そ
して現在が低速モードLにある場合は、後に述べる第1
2図に示す方法にてL−Hチェンジを行うか否かを判断
しくSS)、また、現在が高速モードHにある場合は、
後に述べる第14図に示す方法にてH−4Lチエンジを
行うか否かを判断する(311)。更に、ステップS8
のL→H判断において、L→Hチェンジを行うと判断す
ると、L−Hシフトソレノイド駆動回路121にL4H
チェンジ信号を発しく39)、高速モードHとなり、ま
たステップ811のH−L判断において、H4Lチェン
ジを行うと判断すると、後で述べる第16図の方法にて
現在停止制御状態にあるか否か判断され(330)、そ
して停止制御状態でないと判断すると、L−Hシフトソ
レノイド駆動回路121にH−Lチェンジ信号を発しく
312)、低速モードとなる。一方、ステップS8のL
−H判断において、L→Hチェンジを行わないと判断し
た場合、およびステップSllにおいてH−Lチェンジ
を行わないと判断した場合には、後に述べろ第18図に
示す方法にて、無段変速装置(CVT)30の変速判定
を行う(310)。なお、以上ステップ38,811が
、モード切換え判断手段115bに対応し、またステッ
プ310が無段変速判断手段115aに対応し、更にス
テップ330が停止制御判断手段116及び変速制御停
止手段117に対応する。
第11図は、Sレンジ制御を示すフローであり、第10
図に示すフローとエンジンブレーキ制御部分を除いて同
一であり、同一部分は同一符号を付して説明を省略する
。ただし、ステップS2においては、Dレンジ制御の場
合とは異なり、例えば最大動力曲線に基づきスロットル
開度θに対応するプライマリプーリの目標回転数N゛を
設定する。
図に示すフローとエンジンブレーキ制御部分を除いて同
一であり、同一部分は同一符号を付して説明を省略する
。ただし、ステップS2においては、Dレンジ制御の場
合とは異なり、例えば最大動力曲線に基づきスロットル
開度θに対応するプライマリプーリの目標回転数N゛を
設定する。
ステップ313は、通常変速制御U、がエンジンブレー
キ制御U2かを判断するステップであり、スロットル開
度θが零又は零付近の場合(θ≦θwin)、エンジン
ブレーキ制御へ流れ(314)、その他の場合は通常の
変速制御に流れる。なお、第10図におけるステップ3
30の停止制御は、本フローではステップ14のエンジ
ンブレーキ制御にて行われるので、必要としない。
キ制御U2かを判断するステップであり、スロットル開
度θが零又は零付近の場合(θ≦θwin)、エンジン
ブレーキ制御へ流れ(314)、その他の場合は通常の
変速制御に流れる。なお、第10図におけるステップ3
30の停止制御は、本フローではステップ14のエンジ
ンブレーキ制御にて行われるので、必要としない。
ついで、第1図及び第7図に示すモード切換え判断手段
114、即ち第10図及び第11図におけるステップ3
8,811部分について説明する。
114、即ち第10図及び第11図におけるステップ3
8,811部分について説明する。
第12図は、アップシフト時の判断、即ちステップS8
の内容を示す図であり、まずステップS4にて算定され
た低速モードLでのトルク比aLがトルク比aとに記憶
される(3g、)。そして、予め定めであるセカンダリ
プーリ32の限界回転数N out maχと現在のセ
カンダリプーリの回転数N outを比較し、該回転数
N outが限界回転数N out maにを超えてい
る場合、直ちに高速モードHに切換えてセカンダリプー
リの回転数をさげる(SS2)。また、セカンダリプー
リの回転数N outが限界回転数N out max
以内である場合、第13図に示すように、高速モードH
での最大トルク比aHIIIaχと、ステップS6にて
算出した目標トルク比a1の上限a ’ maχと比較
しく583)、該目標トルク比上限a″waxがトルク
比aHIIIaxより高ければ、モード切換えは行われ
ず、低速モードLを維持する。一方、目標トルク比上限
a″maχがトルク比aHwaxより低い場合、更に現
実のトルク比aと該目標トルク比上限a″a+axとを
比較しくS 81!、)する。そして、a > a″I
IJLKなる関係即ちアップシフト時の場合は直ちに高
速モード■(に切換わり、またダウンシフト時の場合は
モード切換えは行われず、低速モードLを維持する。こ
れにより、キックダウン時等に無段変速袋[30がダウ
ンシフト中にL−H切換えが生じることを防止し、フィ
ーリング悪化を防止する。
の内容を示す図であり、まずステップS4にて算定され
た低速モードLでのトルク比aLがトルク比aとに記憶
される(3g、)。そして、予め定めであるセカンダリ
プーリ32の限界回転数N out maχと現在のセ
カンダリプーリの回転数N outを比較し、該回転数
N outが限界回転数N out maにを超えてい
る場合、直ちに高速モードHに切換えてセカンダリプー
リの回転数をさげる(SS2)。また、セカンダリプー
リの回転数N outが限界回転数N out max
以内である場合、第13図に示すように、高速モードH
での最大トルク比aHIIIaχと、ステップS6にて
算出した目標トルク比a1の上限a ’ maχと比較
しく583)、該目標トルク比上限a″waxがトルク
比aHIIIaxより高ければ、モード切換えは行われ
ず、低速モードLを維持する。一方、目標トルク比上限
a″maχがトルク比aHwaxより低い場合、更に現
実のトルク比aと該目標トルク比上限a″a+axとを
比較しくS 81!、)する。そして、a > a″I
IJLKなる関係即ちアップシフト時の場合は直ちに高
速モード■(に切換わり、またダウンシフト時の場合は
モード切換えは行われず、低速モードLを維持する。こ
れにより、キックダウン時等に無段変速袋[30がダウ
ンシフト中にL−H切換えが生じることを防止し、フィ
ーリング悪化を防止する。
第14図は、ダウンシフト時の判断、即ちステップ31
1の内容を示す図であり、まず低速モードLにした場合
のプライマリプーリ31の回転数N1nLを演算する。
1の内容を示す図であり、まず低速モードLにした場合
のプライマリプーリ31の回転数N1nLを演算する。
即ち、低速モードLにした場合のトルク比aL(34参
照)と車速v1そして先に示したタイヤ直径及び終減速
比にて定まる定数Cから、a L X V / Cなろ
式にて回転数N1nLが演算される(S 11.)。ま
た同様に、トルク比aL1車速V及び無段変速装置の1
−ルク比Tから、aLXV / CX T 即ち N
1nL/T なる式にて、低速モードLにした場合の
セカンダリプーリ32の回転数N out Lが演算さ
れる(S112)。そして、上記プライマリプーリ31
の回転数N1nLと予め定めであるプライマリプーリ3
1の限界口に:数Nin ulaxと比較しくS 11
.J 、回転数N1nLが限界回転数Ninmaにを超
える場合、モード切換え1よ行われず、高速モードHを
維持する。なお、ステップ5116で現実のトルク比a
としてa□を記憶するが、これは、次に続くステップS
10のCVT変速判定において、aHを現在のトルク比
として用いるためである。また、回転数N:nLが限界
回転数Ninmaχを超えない場合、上記セカンダリプ
ーリ320回転数N out Lと予め定めであるセカ
ンダリプーリの限界回転数N out waxと比較し
くS 11.) 、@転数N out Lが限界回転数
N out maxを超える場合、モード切換えは行わ
れず、高速モードHを維持する。
照)と車速v1そして先に示したタイヤ直径及び終減速
比にて定まる定数Cから、a L X V / Cなろ
式にて回転数N1nLが演算される(S 11.)。ま
た同様に、トルク比aL1車速V及び無段変速装置の1
−ルク比Tから、aLXV / CX T 即ち N
1nL/T なる式にて、低速モードLにした場合の
セカンダリプーリ32の回転数N out Lが演算さ
れる(S112)。そして、上記プライマリプーリ31
の回転数N1nLと予め定めであるプライマリプーリ3
1の限界口に:数Nin ulaxと比較しくS 11
.J 、回転数N1nLが限界回転数Ninmaにを超
える場合、モード切換え1よ行われず、高速モードHを
維持する。なお、ステップ5116で現実のトルク比a
としてa□を記憶するが、これは、次に続くステップS
10のCVT変速判定において、aHを現在のトルク比
として用いるためである。また、回転数N:nLが限界
回転数Ninmaχを超えない場合、上記セカンダリプ
ーリ320回転数N out Lと予め定めであるセカ
ンダリプーリの限界回転数N out waxと比較し
くS 11.) 、@転数N out Lが限界回転数
N out maxを超える場合、モード切換えは行わ
れず、高速モードHを維持する。
そして、該回転数N out Lも限界回転数を超えな
い場合は、第15図に示すように、目標トルク比下限a
″ainと高速モードHでの最大トルク比IHwaxと
を比較しくS 11.) 、目標トルク比下限a ’
winが高速モー)ζ最大トルク比aHIIIaxより
高い場合、低速モードLに切換えられてダウンシフトが
行われる。
い場合は、第15図に示すように、目標トルク比下限a
″ainと高速モードHでの最大トルク比IHwaxと
を比較しくS 11.) 、目標トルク比下限a ’
winが高速モー)ζ最大トルク比aHIIIaxより
高い場合、低速モードLに切換えられてダウンシフトが
行われる。
また、前記低速モードLから高速モードHへの切換え、
並びに高速モードHから低速モードLへの切換えに際し
、目標トルク比a1は上限a″maxと下限a″sin
との間に所定ヒステリシスがあり、高速モード最大トル
ク比aHmax付近で頻繁にモード切換えが行われるこ
とを防止している。
並びに高速モードHから低速モードLへの切換えに際し
、目標トルク比a1は上限a″maxと下限a″sin
との間に所定ヒステリシスがあり、高速モード最大トル
ク比aHmax付近で頻繁にモード切換えが行われるこ
とを防止している。
なお、上述実施例は、センサ111a及び111bに基
づき、無段変速袋W30のプライマリプーリ31及びセ
カンダリプーリ32の回転数によ抄トルク比を求めてい
るが、プライマリプーリ31又はセカンダリプーリ32
の可動シーブ31b。
づき、無段変速袋W30のプライマリプーリ31及びセ
カンダリプーリ32の回転数によ抄トルク比を求めてい
るが、プライマリプーリ31又はセカンダリプーリ32
の可動シーブ31b。
32bの位置を検知して、該位置からトルク比を求めて
もよい。また、本実施例の無段変速装置30は、可動シ
ーブ31b、32bの位置と軸37との位置が対応して
いるので、実際には、ギヤ37a、37b又はウオーム
ホイール37cの回転角位置を検知すればよ(、該検知
手段がトルク比検知手段111となる。
もよい。また、本実施例の無段変速装置30は、可動シ
ーブ31b、32bの位置と軸37との位置が対応して
いるので、実際には、ギヤ37a、37b又はウオーム
ホイール37cの回転角位置を検知すればよ(、該検知
手段がトルク比検知手段111となる。
ついで、第16図に沿って、第10図におけろステップ
30の^容、即ち停止制御判断手段116及び変速制御
停止手段117について説明する。
30の^容、即ち停止制御判断手段116及び変速制御
停止手段117について説明する。
まず、第14図に示すフローからH−L信号が入ると、
ステップ5301にて、スロットル開度θが零又は零付
近の惰行範囲θ1にあるか(θくθ1)を判断する。な
お、停止制御の判断は、上述スロットル開度に限らず、
ブレーキペダルの踏圧作動を検知するセンサを設け、該
センサにより停止制御状態を判断してもよい。そして、
スロットル開ドツクθが惰行開度θ1息上である場合、
即ち停止制御状態ではない場合、ステップ12のH−L
チェンジが行われる。また゛、スロットル開度θが惰行
開度θl以下、即ち停止制御状態では、現在の車速Vと
、低速モードして惰行開度θi以下の時の目標回転数で
走行できろ最低車速vLIIIinと比較しく330゜
)、V≦VLminなる関係になるまで、モード切換え
(H−Lチェンジ)は行われず、かつステップ510(
詳しくは第18図のステップS 106)に無段変速停
止信号が発せられ、無段変速装置30が最大トルク比状
態に保持される。即ち、第17図において、高速モード
線Hに沿って、車速■の減速に応じて無段変速袋W30
のトルク比もダウンシフトし、通常制御ではJ点にて低
速モードLに切換わると共に無段変速装置30かに点に
向けてアップシフトするが、本停止制御にあっては、無
段変速装置30は最大トルク比状態で停止され、そして
車速VがV、 winまで低下した時点で、低速モード
Lに切換えられる。
ステップ5301にて、スロットル開度θが零又は零付
近の惰行範囲θ1にあるか(θくθ1)を判断する。な
お、停止制御の判断は、上述スロットル開度に限らず、
ブレーキペダルの踏圧作動を検知するセンサを設け、該
センサにより停止制御状態を判断してもよい。そして、
スロットル開ドツクθが惰行開度θ1息上である場合、
即ち停止制御状態ではない場合、ステップ12のH−L
チェンジが行われる。また゛、スロットル開度θが惰行
開度θl以下、即ち停止制御状態では、現在の車速Vと
、低速モードして惰行開度θi以下の時の目標回転数で
走行できろ最低車速vLIIIinと比較しく330゜
)、V≦VLminなる関係になるまで、モード切換え
(H−Lチェンジ)は行われず、かつステップ510(
詳しくは第18図のステップS 106)に無段変速停
止信号が発せられ、無段変速装置30が最大トルク比状
態に保持される。即ち、第17図において、高速モード
線Hに沿って、車速■の減速に応じて無段変速袋W30
のトルク比もダウンシフトし、通常制御ではJ点にて低
速モードLに切換わると共に無段変速装置30かに点に
向けてアップシフトするが、本停止制御にあっては、無
段変速装置30は最大トルク比状態で停止され、そして
車速VがV、 winまで低下した時点で、低速モード
Lに切換えられる。
ついで、無段変速装置(CVT)の変速判断手段115
a1即ち第10図及び第11図におけるステップS1
0について、第18図に沿って説明する。
a1即ち第10図及び第11図におけるステップS1
0について、第18図に沿って説明する。
まず、入力回転数が低い場合、無段変速袋W30の変速
作動によるベルトへの悪影響及び変速フィーリングの悪
化を防止するため、現在の車速Vが極低車速(V wi
n)の場合に変速作動を阻止する(s 10.)。そし
て、極低車速でない場合、目標I、ルク比a1に対して
現実のトルク比aが大きい場合(S10□)、無段変速
装置30はアップシフトしくS 10.) 、また目標
トルク比a1に対して現実のトルク比が小さい場6(s
1o4)、無段変速装置30はダウンシフトしく310
.)、更にその他の場合は無段変速装置30に停止・維
持信号を発する(S 10.)。なお、本実施例では、
無段変速装置30の頻繁な変速作動によるフィーリング
の悪化を防止するため目標トルク比a1は上限a’ma
χ及び下限a ” winからなる所定幅を有する。ま
た、モード切換え信号を発した直後に無段変速装置の変
速作動が行われろ場合、ステップ38..3116(第
12,14図参照)にてモード切換えが終了(クラッチ
C2の係合完了又は解放完了)した状態の低速モードL
又は高速モードHでのトルク比aL、aHが読込まれて
いるので、実際には、本無段変速装置の変速判定におい
て、モード切換え終了後のトルク比aL又はaHに対し
て、今アップシフトすべきか、ダウンシフトすべきか、
又は停止状態を維持すべきかを判定され、かつ該モード
切換え後のトルク比を基準として目標トルク比と比較さ
れ、変速量が算出される。従って、!・ルク比aとして
、モード切換え後の)・ルク比aL又はaHを用いるこ
とにより、たとえ、モード切換中であっても無段変速装
置30はモード切換え後の状態に対して予め変速制御す
ることができ、すみやかに目標トルク比a1に近4ける
ことができろ。また、現実のトルク比Tが無段変速装置
のトルク比の下限(T win )及び上限(T +m
ar )を超えないように、超えた場合は無段変速装置
は変速を停止する(Sl 0、、 S 108)。
作動によるベルトへの悪影響及び変速フィーリングの悪
化を防止するため、現在の車速Vが極低車速(V wi
n)の場合に変速作動を阻止する(s 10.)。そし
て、極低車速でない場合、目標I、ルク比a1に対して
現実のトルク比aが大きい場合(S10□)、無段変速
装置30はアップシフトしくS 10.) 、また目標
トルク比a1に対して現実のトルク比が小さい場6(s
1o4)、無段変速装置30はダウンシフトしく310
.)、更にその他の場合は無段変速装置30に停止・維
持信号を発する(S 10.)。なお、本実施例では、
無段変速装置30の頻繁な変速作動によるフィーリング
の悪化を防止するため目標トルク比a1は上限a’ma
χ及び下限a ” winからなる所定幅を有する。ま
た、モード切換え信号を発した直後に無段変速装置の変
速作動が行われろ場合、ステップ38..3116(第
12,14図参照)にてモード切換えが終了(クラッチ
C2の係合完了又は解放完了)した状態の低速モードL
又は高速モードHでのトルク比aL、aHが読込まれて
いるので、実際には、本無段変速装置の変速判定におい
て、モード切換え終了後のトルク比aL又はaHに対し
て、今アップシフトすべきか、ダウンシフトすべきか、
又は停止状態を維持すべきかを判定され、かつ該モード
切換え後のトルク比を基準として目標トルク比と比較さ
れ、変速量が算出される。従って、!・ルク比aとして
、モード切換え後の)・ルク比aL又はaHを用いるこ
とにより、たとえ、モード切換中であっても無段変速装
置30はモード切換え後の状態に対して予め変速制御す
ることができ、すみやかに目標トルク比a1に近4ける
ことができろ。また、現実のトルク比Tが無段変速装置
のトルク比の下限(T win )及び上限(T +m
ar )を超えないように、超えた場合は無段変速装置
は変速を停止する(Sl 0、、 S 108)。
ついで、第19図に沿って、Rレンジでの制御について
説明する。
説明する。
まず、上述ステップ10.と同様に、極低車速での変速
を阻止しく323)、またプライマリプーリの回転数N
inが過大に上昇しないように、回転数の上限N +n
axをおさえ(S24)、それ以上の場合無段変速装置
30をアップシフトする(325)。
を阻止しく323)、またプライマリプーリの回転数N
inが過大に上昇しないように、回転数の上限N +n
axをおさえ(S24)、それ以上の場合無段変速装置
30をアップシフトする(325)。
また、無段変速装置30のトルク比Tを算出しく326
)、該トルク比Tが無段変速装置のトルク比上限T I
IIaxと比較され(327)、小さい場合無段変速装
置がダウンシフトしく328)、かつそれ以外の場合停
止する(S29)。
)、該トルク比Tが無段変速装置のトルク比上限T I
IIaxと比較され(327)、小さい場合無段変速装
置がダウンシフトしく328)、かつそれ以外の場合停
止する(S29)。
なお、Nレンジ及びPレンジでは、すべてのソレノイド
駆動回路及びモータ駆動回路が停止する。
駆動回路及びモータ駆動回路が停止する。
(ト)発明の詳細
な説明したように、本発明によれば、無段変速装置30
と補助変速装置20の組合せにより、変速範囲の拡大が
図られ、かつ変速判断手段115により補助変速装置の
モード切換え及び・無段変速装置の可変制御を適宜行っ
て、無段変速機12全体の制御を自動的に行うことがで
きるものでありながら、停止制御時には、無段変速装置
130を最大トルク比状態に維持して変速IIJlii
!+を停止するので、急速に車輌が停止する場合でも、
無段変速装置を最大トルク比状態に確実に保持でき、次
の発進の際の応答性を向上することができる。
と補助変速装置20の組合せにより、変速範囲の拡大が
図られ、かつ変速判断手段115により補助変速装置の
モード切換え及び・無段変速装置の可変制御を適宜行っ
て、無段変速機12全体の制御を自動的に行うことがで
きるものでありながら、停止制御時には、無段変速装置
130を最大トルク比状態に維持して変速IIJlii
!+を停止するので、急速に車輌が停止する場合でも、
無段変速装置を最大トルク比状態に確実に保持でき、次
の発進の際の応答性を向上することができる。
特に、変速判断手段115が、低速モードLと高速モー
ドHとが互いに等しいトルク比を達成し得る領域Bにあ
る場合も、高速モードHが優先して作動するように制御
する場合、ダウンシフト時に低速モードLへの切換えと
共に無段変速装置30がアップシフトする関係上、停止
制御時に無段変速装置30が最大トルク比に戻るのが間
に合わな(なる虞れがあるが、本発明により、停止制御
時には、比較的高い車速のときに無段変速袋M30は最
大トルク比状態に維持されて、確実に停止時の最大トル
ク比を実現できる。
ドHとが互いに等しいトルク比を達成し得る領域Bにあ
る場合も、高速モードHが優先して作動するように制御
する場合、ダウンシフト時に低速モードLへの切換えと
共に無段変速装置30がアップシフトする関係上、停止
制御時に無段変速装置30が最大トルク比に戻るのが間
に合わな(なる虞れがあるが、本発明により、停止制御
時には、比較的高い車速のときに無段変速袋M30は最
大トルク比状態に維持されて、確実に停止時の最大トル
ク比を実現できる。
また、補助変速装置としてプラネタリギヤ装置20を用
い、該ギヤ装置を減速機構として機能して低速モードL
となし、かつ該ギヤ装置をスプリットドライブ機構とし
て機能して高速モードHとなすと、優先的に使用する高
速モードHにおいて、無段変速装置30に作用する伝達
トルクの分担率が少なくなり、ベルト等との摩擦力を保
持するための軸力が小さくて足り、高い伝達効率が得ら
れて一層の燃費の向上を図ることができると共に、ベル
トに作用する挟圧力を減少して、耐久制を向上すること
ができる。
い、該ギヤ装置を減速機構として機能して低速モードL
となし、かつ該ギヤ装置をスプリットドライブ機構とし
て機能して高速モードHとなすと、優先的に使用する高
速モードHにおいて、無段変速装置30に作用する伝達
トルクの分担率が少なくなり、ベルト等との摩擦力を保
持するための軸力が小さくて足り、高い伝達効率が得ら
れて一層の燃費の向上を図ることができると共に、ベル
トに作用する挟圧力を減少して、耐久制を向上すること
ができる。
更に、目標トルク比a1が上限a”max及び下限a1
o+inからなる所定幅を有し、モード切換えに際して
所定ヒステリシスを設けると、高速モード最大トルク比
aH111aχ付近で、頻繁にモード切換えが行われる
ことを阻止して、制御を安定することができる。
o+inからなる所定幅を有し、モード切換えに際して
所定ヒステリシスを設けると、高速モード最大トルク比
aH111aχ付近で、頻繁にモード切換えが行われる
ことを阻止して、制御を安定することができる。
また、無段変速操作手段100が電動モータからなり、
該電動モータに基づく回転をネジ装置35.36により
スラスト力に変換して可動シーブを操作してなると、制
御部TJ、からの電気信号を、油圧に変換することなく
、直接操作手段100に伝達して制御することができ、
制御値MUの構造を簡単化できると共に、無段変速装g
3oの応答性を向上することができろ。
該電動モータに基づく回転をネジ装置35.36により
スラスト力に変換して可動シーブを操作してなると、制
御部TJ、からの電気信号を、油圧に変換することなく
、直接操作手段100に伝達して制御することができ、
制御値MUの構造を簡単化できると共に、無段変速装g
3oの応答性を向上することができろ。
第1図は本発明の機能を示すブロック図である。
そして、第2図は本発明を適用し得る無段変速機を示す
概略図、第3図はその各ポジシνンにおける各要素の作
動を示す図、第4図は本無段変速機を示す断面図である
。更に、第5図はトルク比と伝達トルク分担率の関係を
示す図、第6図はベルト(無段変速装置)トルク比に対
するステップ比及び無段変速機トルク比の関係を示す図
である。 そして、第7図は本発明に係る無段変速機用制御装置を
示す図、第8図はその油圧Iff御装置を示す図である
。更に第9図はメインフロー、第10図はDレンジフロ
ー、第11図はSレンジフローである。そして、第12
図はモード切換え手段の内容を示すアップシフト時の判
断を示すフロー、第13図はその状態における各トルク
比を示す図である。また、第14図はそのダウンシフト
時の判断を示すフロー、第15図はその状態における各
トルク比を示す図である。そして、第16図は停止制御
判断の内容を示す図であり、第17図は高速モード及び
低速モードに対する車速と無段変速装置トルク比との関
係を示す図である。また、第18図は無段変速判断手段
の内容を示すフロー、第19図はRレンジ制御を示すフ
ローである。 12・・・無段変速機 、 20・・・補助変速装置(
シンプルプラネタリギヤ装置) 、 20C・・第
2の要素(キャリヤ) 、 ZOa・・・第1の要
素(リングギヤ) 、 20S・・・第3の要素(サ
ンギヤ) 、 30・・・(ベルト式)無段変速装置
、 30a・・・出力部(軸)、30b・・・入力部
(軸) 、 31・・・プライマリプーリ 、 32
・・・セカンダリプーリ 、33・・・ベルト 、 7
0・・・出力部材 、 100・・・無段変速操作手
段(電動モータ) 、 110゜C2,Bl・・・
モード切換え手段 、 111・・・トルク比検知手
段 、 112・・・モード検知手段 、 113・
・・目標トルク比設定手段 、115・・・変速判断手
段 、 115a・・・無段変速判断手段 、 115
b・・・モード切換え判断手段 、 130・・・油圧
制御装置 、 Bl。 F・・・係止手段 、 116・・・停止1!i11御
判断手段、117・・・変速制御停止手段 、 B1・
・・ローコースト及リバースブレーキ 、 B2・・・
リバースブレーキ 、 C1・・・フォワードクラッ
チ 、C2・・・ハイクラッチ 、 CL・・・ロッ
クアツプクラッチ 、 F・・・ローワンウェイクラッ
チ 、H・・・高速モード 、 L・・・低速モード
、 U・・・無段変速機用I御装置 、Ul・・・(変
速)制御部 。
概略図、第3図はその各ポジシνンにおける各要素の作
動を示す図、第4図は本無段変速機を示す断面図である
。更に、第5図はトルク比と伝達トルク分担率の関係を
示す図、第6図はベルト(無段変速装置)トルク比に対
するステップ比及び無段変速機トルク比の関係を示す図
である。 そして、第7図は本発明に係る無段変速機用制御装置を
示す図、第8図はその油圧Iff御装置を示す図である
。更に第9図はメインフロー、第10図はDレンジフロ
ー、第11図はSレンジフローである。そして、第12
図はモード切換え手段の内容を示すアップシフト時の判
断を示すフロー、第13図はその状態における各トルク
比を示す図である。また、第14図はそのダウンシフト
時の判断を示すフロー、第15図はその状態における各
トルク比を示す図である。そして、第16図は停止制御
判断の内容を示す図であり、第17図は高速モード及び
低速モードに対する車速と無段変速装置トルク比との関
係を示す図である。また、第18図は無段変速判断手段
の内容を示すフロー、第19図はRレンジ制御を示すフ
ローである。 12・・・無段変速機 、 20・・・補助変速装置(
シンプルプラネタリギヤ装置) 、 20C・・第
2の要素(キャリヤ) 、 ZOa・・・第1の要
素(リングギヤ) 、 20S・・・第3の要素(サ
ンギヤ) 、 30・・・(ベルト式)無段変速装置
、 30a・・・出力部(軸)、30b・・・入力部
(軸) 、 31・・・プライマリプーリ 、 32
・・・セカンダリプーリ 、33・・・ベルト 、 7
0・・・出力部材 、 100・・・無段変速操作手
段(電動モータ) 、 110゜C2,Bl・・・
モード切換え手段 、 111・・・トルク比検知手
段 、 112・・・モード検知手段 、 113・
・・目標トルク比設定手段 、115・・・変速判断手
段 、 115a・・・無段変速判断手段 、 115
b・・・モード切換え判断手段 、 130・・・油圧
制御装置 、 Bl。 F・・・係止手段 、 116・・・停止1!i11御
判断手段、117・・・変速制御停止手段 、 B1・
・・ローコースト及リバースブレーキ 、 B2・・・
リバースブレーキ 、 C1・・・フォワードクラッ
チ 、C2・・・ハイクラッチ 、 CL・・・ロッ
クアツプクラッチ 、 F・・・ローワンウェイクラッ
チ 、H・・・高速モード 、 L・・・低速モード
、 U・・・無段変速機用I御装置 、Ul・・・(変
速)制御部 。
Claims (8)
- (1)無段階にトルク比を可変制御し得る無段変速装置
と、 該無段変速装置と組合わされて、変速制御可能領域を、
比較的高いトルク比領域となる低速モードと比較的低い
トルク比領域となる高速モードとに切換え得る補助変速
装置と、 前記無段変速装置を可変制御する無段変速操作手段と、 前記補助変速装置を切換え作動するモード切換え手段と
、を備えてなる無段変速機において、前記無段変速装置
のトルク比を検知するトルク比検知手段と、 前記補助変速装置が低速モードにあるか高速モードにあ
るかを検知するモード検知手段と、走行状況において定
まる目標トルク比を設定する目標トルク比設定手段と、 無段変速判断手段及びモード切換え判断手段からなり、
かつ前記トルク比検知手段、モード検知手段及び目標ト
ルク比設定手段からの信号に基づき、適宜判断して前記
無段変速操作手段及びモード切換え手段に信号を発する
変速判断手段と、 走行状況センサからの信号に基づき、走行停止制御状態
であるかを判断する停止制御判断手段と、 そして、上記停止制御判断手段からの信号に基づき、前
記変速判断手段の少なくとも無段変速判断手段に、前記
無段変速装置が最大トルク比状態を維持すべく、変速制
御の停止信号を発する変速制御停止手段と、 を備えてなることを特徴とする無段変速機用制御装置。 - (2)前記モード切換え判断手段が、前記低速モードと
高速モードとが互に等しいトルク比を達成し得る領域並
びに高速モードのみが達成し得る領域に前記目標トルク
比がある場合、前記高速モードが優先して作動するよう
に、かつ前記低速モードのみが達成し得る領域に前記目
標トルク比がある場合、前記低速モードが作動するよう
に、判断してなり、 また、前記無段変速判断手段が、前記モード切換え判断
手段にて選定されたモードにおいて、前記目標トルク比
を達成するように判断してなる、 特許請求の範囲第1項記載の無段変速機用制御装置。 - (3)前記変速制御停止手段が、前記高速モードにおい
て無段変速装置が最大トルク比に達した時点で、前記無
段変速判断手段及びモード切換え判断手段へ制御停止信
号を発してなる、 特許請求の範囲第1項記載の無段変速機用制御装置。 - (4)前記変速判断停止手段が、前記高速モードにおい
て、無段変速装置が最大トルク比に達した時点で、前記
無段変速判断手段へ制御停止信号を発し、そして前記モ
ード切換え判断手段へは停止信号を発せずに該モード切
換え判断手段が低速モード切換え信号を発し得るように
構成した、 特許請求の範囲第1項記載の無段変速機用制御装置。 - (5)前記補助変速装置が、前記無段変速装置の出力部
に連結する第1の要素と、無段変速機の出力部材に連結
する第2の要素と、無段変速機の入力部材に連結する第
3の要素を有するプラネタリギヤ装置からなり、 また、前記モード切換え手段が、係止手段及びクラッチ
からなり、かつ該係止手段を前記第3の要素に連結する
と共に、該第3の要素と前記入力部材との間に前記クラ
ッチを介在して、前記係止手段の作動により、前記プラ
ネタリギヤ装置を減速機構として機能して前記低速モー
ドとなし、かつ前記クラッチの接続により、前記プラネ
タリギヤ装置をスプリットドライブ機構として機能して
前記高速モードとなす、特許請求の範囲第1項記載の無
段変速機用制御装置。 - (6)前記目標トルク比設定手段が、目標トルク比を上
限及び下限からなる所定幅にて設定し、該目標トルク比
上限が前記高速モードで達成し得る場合に高速モードが
作動するように、かつ上記目標トルク比下限が前記低速
モードのみで達成し得る場合に低速モードが作動するよ
うに前記モード切換え手段を構成した、 特許請求の範囲第2項記載の無段変速機用制御装置。 - (7)前記無段変速装置が、有効径を変更し得る2個の
シーブを有するプライマリ及びセカンダリプーリ、及び
これら両プーリに巻掛けられるベルトからなるベルト式
無段変速装置である、特許請求の範囲第1項記載の無段
変速機用制御装置。 - (8)前記無段変速操作手段が、電動モータからなり、
該電動モータに基づく回転をネジ装置によりスラスト力
に変換して前記無段変速装置の可動シーブを操作してな
る特許請求の範囲第7項記載の無段変速用制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62099360A JP2766639B2 (ja) | 1987-04-21 | 1987-04-21 | 無段変速機用制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62099360A JP2766639B2 (ja) | 1987-04-21 | 1987-04-21 | 無段変速機用制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63266266A true JPS63266266A (ja) | 1988-11-02 |
JP2766639B2 JP2766639B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=14245413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62099360A Expired - Lifetime JP2766639B2 (ja) | 1987-04-21 | 1987-04-21 | 無段変速機用制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2766639B2 (ja) |
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- 1987-04-21 JP JP62099360A patent/JP2766639B2/ja not_active Expired - Lifetime
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