JPS63264637A - 導電性繊維膜構造材 - Google Patents

導電性繊維膜構造材

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JPS63264637A
JPS63264637A JP62096192A JP9619287A JPS63264637A JP S63264637 A JPS63264637 A JP S63264637A JP 62096192 A JP62096192 A JP 62096192A JP 9619287 A JP9619287 A JP 9619287A JP S63264637 A JPS63264637 A JP S63264637A
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JP
Japan
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conductive fiber
structural material
knitted fabric
woven
fabric
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JP62096192A
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English (en)
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Yuichi Yanagiuchi
柳内 雄一
Kiyoshi Ito
清 伊藤
Eiichi Ota
太田 栄一
Sadaji Takagi
貞治 高木
Masayoshi Niimi
新実 正義
Yoshiro Hoshino
星野 嘉郎
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Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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    • D06NWALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06N7/00Flexible sheet materials not otherwise provided for, e.g. textile threads, filaments, yarns or tow, glued on macromolecular material
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06NWALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • D06N3/04Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D06N3/047Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds with fluoropolymers

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電磁波遮蔽性、電波吸収性9面発熱性、避雷
効果、及び構造物施工時に重要な接合強度を要求に応じ
て与えることができる導電性繊維膜構造材に関するもの
である。
〔従来の技術とその間厘点〕
わが国における近代建築として膜構造を使い始めたのは
、欧米に比べて、かなり遅く、1970年、大阪万国博
覧会における大型膜構造物の施工実績によって注目され
るようになった。
当初、積層膜としては、PvC−ナイロン織物又はPv
C−ビニロン織物が使われていたが、耐候性の不足及び
吸湿時の寸法又は形態の安定性等の面から、PvC−ポ
リエステル織物に主流が移り、その後、建築物の防火規
制が強まるに及び、PvC−ガラス繊維が汎用品として
の地歩を固めた。
更に、膜構造物の恒久性が求められるようになると、膜
材として耐候性の良い四弗化エチレン樹脂、ガラス繊維
織物の積層膜材が使われ始めた。
四弗化エチレン樹脂−ガラス繊維織物は、防火性及び形
態の安定性、透光性等の優れた性能はあるが、この膜材
にも次に挙げるような欠点がある。
即ち、近年エレクトロニクス関連機器の著しい進歩に伴
ない、OA機器等の使用分野が広がり、これらの使用に
より、随所で発生する’211磁波障害が社会問題とな
りつつある。
電磁波障害の防止に関する規制については、米゛ 国の
FCC1西独のVDE、国際無線障害委員会の勧告によ
るCl5PR等がある。
わが国では日本電子工業振興会他、関連4団体の申し合
わせによる自主規制が昭和61年6月から行なわれてい
る。
ガラス繊維織物或は、四弗化エチレン重合体等のプラス
チックスは電気絶縁性に優れている。しかし、電気絶縁
性が良いということは、反面、電磁波を容易に透過させ
ることを意味する。
従って、ガラス繊維−四弗化エチレン樹脂から成る膜構
造材を使うと、外部からの電磁波は自由に透過し、膜構
造物内で使用されている電子機器に侵入して、誤動作を
起させる懸念があり、他方、膜構造物内で使われる電子
機器から発生する電磁波は自由に膜材を透過し拡散され
て周辺の電子機器に電磁波障害を及ぼす恐れがある。
更に、ガラス繊維、四弗化エチレン系樹脂は共に電気の
不良導体のため、静電気を帯びた時、空気中の汚塵を膜
表面に吸着し汚れ易いという欠点がある。
このような欠点の改良を目的とした膜構造材が特開昭5
5−51551号公報に「銅張積層板の製造方法」とし
て開示されている。
この方法は、四弗化エチレン又は四弗化エチレン共重合
体のフィルムとガラスクロスに四弗化エチレン又は四弗
化エチレン共重合体を含浸又は塗布せしめたフィルムを
夫々2〜3層交互に重ね合わせ、その外層の片面又は両
面に銅箔を設けた後、これらを加熱、加圧し溶着せしめ
ることにより製造するものである。
しかし乍ら、この方法で製造したものにも、次のような
欠点が考えられる。
銅箔は、電気の良導体であり、電気特性には優れている
が、表面が酸化され易く、酸化生成した酸化銅は電気特
性が著しく低下する。
また、膜構造物を建設する際、膜材の端部を折り曲げて
接続すると、銅箔が折損して不連続となり、導電性が悪
くなる恐れがある。
更に、銅箔は光透過性がなく、この膜構造材を用いた構
造物内部は照明がないと、全くの暗闇状態となってしま
う。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を、導電性繊
維の織物又は編物の使用により解決しようとするもので
ある。
一般に、膜構造物は、戸外と隔離された広い空間を経済
的に得られるところに利点があり、特に冬期にそのよう
な空間の得難い降雪地域で簡便に用いたいところである
。しかし乍ら、膜構造物では1ノミ雪荷重に充分耐えら
れず、使用は困難である。
本発明は、この点を導電性繊維織編物の面状発熱性によ
って解決しようとするものである。
また、膜構造材の強度に関しては、従来のガラス繊維−
四弗化エチレン樹脂系では平面部の強度は非常に優れる
ものの、膜構造物施工上、次のような欠点を持っている
即ち、大型膜構造物を建設するには、膜材と膜材を継ぎ
合わせる必要があり、この部分の強度を保つためには、
膜材の端を折り曲げて作方に重ね合わせることが望まし
い。
しかし乍ら、ガラス繊維は折り曲げに弱く脆いので、上
記の方法で継ぎ合わせると、折り曲げ部が折損して、そ
の部分の強度が著しく低下する。
ガラス繊維の折損を避けるために已むを得ず、膜材の端
と端を重ね合わせ接着するのみで施工すると、接着強度
が弱いという欠点がある。
本発明は、折り曲げに強い導電性繊維を使用することに
より、この点を解決しようとするものである。
更に、ガラス繊維とプラスチックスを基材とした膜によ
り大型膜構造物を建設した場合、電気絶縁性のため、そ
のままでは落雷に対して無防備であり、必らず別途、避
雷設備を設けねばならない。
本発明は、導電性繊維を使用することにより、そのケー
ジ効果によって、この点を解決しようとするものである
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上述のような従来技術の諸問題点に鑑み、電
磁波遮蔽性、電波吸収性9面発熱性、避雷効果、及び構
造物施工時に重要な接合強度を要求に応じて与えること
のできる導電性繊維膜構造材を提供することを目的とし
てなされたもので、その構成は、導電性繊維織編物単独
又はこれとガラス繊維織物を重ね合わせたものに熱可塑
性樹脂を含浸、溶着し、或はこの溶着体を熱可塑性樹脂
フィルムを介して積層し再溶着して成ることを特徴とす
るものであり、膜構造材の利用範囲を大幅に広げ得るも
のである。
本発明に使用される導電性繊維には、ステンレス鋼繊維
、一般金属繊維、炭素繊維又は金属被覆した炭素繊維、
金属被覆したガラス繊維、金属被覆した有機繊維、炭素
微粒子を表面コートした有機繊維、炭素微粒子を混入紡
糸した有機繊維、並びに7クリロニトリル一硫化銅複合
体繊維が適し、形状はモノフィラメント系、マルチフィ
ラメント系、紡績糸、及びそれらの合糸、撚糸を織物あ
るいは編物として適用する。
尚、炭素微粒子を表面コートした有機繊維、炭素微粒子
を混入紡糸した有機繊維、及びアクリロニトリル−硫化
銅複合体繊維は、これらに更に金属被覆を施して用いる
ことができる。
膜構造材料化は、上記の導電性繊維織編物に熱可塑性樹
脂を含浸、溶着して行なう。
熱可塑性樹脂としては、熱溶融性があり、常温で可撓性
のある被膜形成可能な樹脂すべてが適用できるが、後述
の面発熱性による融雪機能を発揮せしめる場合には高融
点の材料を必要とする。
また、使用する導電性繊維についても、この場合には非
溶融性のステンレス鋼繊維、一般金属繊維、炭素繊維又
は金属被覆ガラス繊維を選ぶ必要がある。
一方、面発熱効果を必要とせず、電磁波遮蔽性。
電波吸収性、帯電防止性等の電気的特性を主眼とする時
は、前記導電性各繊維のうち、有機繊維を選ぶことがで
きる。
比較的、高融点の熱可塑性樹脂としては、四弗化エチレ
ン重合体、四弗化エチレン−六弗化プロピレン共重合体
、四弗化エチレンーパーフロオロアルコキシエチレン共
重合体、三弗化エチレン重合体、四弗化エチレン−エチ
レン重合体、弗化ビ二すデン重合体が挙げられる。この
うち、本発明の膜構造体用としては、四弗化エチレン重
合体又は四弗化エチレン共重合体が最も好ましい。
四弗化エチレン重合体又は四弗化エチレン共重合体の場
合は、それらの粉末を水中分散体として含浸、塗布、乾
燥する方法を用いる。
四弗化エチレン重合体又は四弗化エチレン共重合体は、
粉末を水中分散させた形で用いるには、その沈降防止と
展着性付与のため、媒体の粘度を上げる必要があり、粘
度上昇剤として、アルギン酸ソーダ、カルボキシメチル
セルローズ、メチルセルローズ、ポリビニルアルコール
等の高分子糊剤を使用する。
付着は導電性繊維織編物を単層として、又は別のガラス
繊維織物と重ね合わせて行なう。このガラス繊維織物は
主として膜構造材を補強する働きを持っている。
付着後の溶着は、乾燥後、空気加熱炉を用いて300〜
380℃で3分間〜10分間程度加熱して行なうか、高
温プレス機を用いて350〜3aO℃で2分間〜7分間
程度プレス加熱する方法もある。連続通人式の空気加熱
炉を用いるときは、加熱の前半を300℃程度に、後半
を360〜380℃程度に調節して行なってもよい。
また、溶着体を積層する場合には、その層間に熱可塑性
樹脂フィルムを介して行なうが、この材料も前述の含浸
用と同じく熱溶融性、常温可読性であればよい。この場
合も面発熱性を考慮したときは、高融点であることを要
し、四弗化エチレン系フィルムが適している。
四弗化エチレン系フィルムとしては、四弗化エチレンと
六弗化プロピレンとの共重合体又はパーフルオロアルコ
キシ基を側鎖に持つ四弗化エチレン重合体のフィルムが
接着能力1作業性の関係から特に好適である。
四弗化エチレン系フィルムを用いて積層、溶着を行なう
場合、加熱は高温プレス機を用いて350〜380℃で
4分間〜8分間行なうのが適当である。
この時のプレス圧力は通常2〜20Itg/cdで行な
う。
この積層時に、織物を基布としたものの場合、一方をバ
イアス方向に配置することによって、従来斜め方向に不
足した強さ及び変形性を大11に改善することが可能と
なる。
尚、金属被覆の方法は、通常、メッキ法、真空蒸着法を
用い得るが、プラスチック等に施す無電解メッキ法によ
るのが容易である。
メッキ金属としては、空気中で酸化され難いニッケルが
適しているが、電気的特性の優れた銅をメッキ後、酸化
防止を目的として、その上にニッケルメッキを重ねて行
なうことが望ましい。
また、真空蒸着が可能な金属は多種類に及ぶが。
処理の経済性、効果等から、アルミニウムが適している
本発明において使用する、ステンレス鋼繊維。
一般金属繊維、炭素繊維、及び金属被覆した炭素繊維、
ガラス繊維、或は有機繊維、炭素微粒子を表面コートし
た有機繊維、炭素微粒子を混入紡糸した有機繊維、なら
びにアクリロニトリル−硫化銅複合体繊維は、何れも優
れた電気的特性を有しており、従来の四弗化エチレン−
ガラス繊維膜端造林の電磁波遮蔽効果の欠落及び帯電性
から来る汚れ易さを改善するものである。
更に、ステンレス鋼繊維、一般金属繊維は可撓性を持つ
ため、これら素材を基布としたもの及びこれらとガラス
繊維、炭素繊維を上述の方法で組合わせたものは、膜構
造付同志の接合において端部分で折り曲げ重ね合わせを
行なっても、折損することなく、従って充分な強度を保
つことができる。
加うるに、本発明による導電性繊維膜構造材は、その優
れた電気的特性により、先に述べた電磁波遮蔽効果の外
に他の特性をも備えている。
即ち、導電性が良いため1面発熱体としての効果を持ち
、通電することによ、り膜全体に均一な加温が可能であ
り、降雪地域に用いた時、有利な融雪作用が得られる。
この点は、従来膜構造物による経済的な屋内空間が望ま
れ乍ら、その屋根部分の強度不足のため採用できなかっ
た雪国でのスポーツ施設や各種イベント用臨時建築物等
への利用が可能となる点で大きな意味を持つものであり
、積雪荷重を考慮した強度保持に関する対策が軽減され
、経済的な設計ができることになる。
また、導電性が良いため、膜構造物の裾部分の電気的接
地に留意すれば、避雷効果が同時に得られる特徴を持つ
従って、従来は大型膜構造物の場合、相当の避雷設備を
設けなければならなかったが、導電性膜を用いれば、屋
根部分全体が導電性のため、避雷設備が簡単で済み、し
かも内部の安全性は高く保たれることとなる。特に危険
物倉庫等に利用する時にその特徴が発揮される。
更に、本発明による膜構造材において、ステンレス鋼繊
維、一般金m繊維と他の導電性繊維、即ち、金属膜被覆
繊維、炭素微粒子表面コート繊維。
炭素微粒子混入紡糸繊維、或はアクリロニトリル−硫化
銅複合体繊維を織編物として層状に組合わせた場合、相
当の電波吸収効果を示す特徴がある。
本発明による導電性膜構造材は、上述のように、従来の
四弗化エチレン系樹脂−ガラス繊維膜材にみられなかっ
た種々の特徴を持つが、膜強度、接合部強度、電気的特
性(電磁波遮蔽性、導電性。
帯電防止性、電波吸収性)等は、それぞれ必要度に応じ
て、ステンレス鋼繊維、一般金属繊維、炭素繊維、ガラ
ス繊維、各種導電性有機繊維等の、繊度、フィラメント
本数、紡績糸番手、混用割合。
織編の形態選択、織密度9編ゲージや金属被覆の程度、
有無等の選択、及び熱可塑性樹脂含浸、溶着時のガラス
繊維織物の種類選択とその重ね合わせの有無、ならびに
積層枚数の選択により、調節することができる。
〔実施例〕
以下1本発明を具体的な実施例により説明する。
実施例1 ステンレス鋼繊維5US304の直径8μm X 50
0本のトウに2.54cm当り6回りの撚りを施し、2
.54cm当り経方向30本、緯方向24本の平織布を
製織して脱脂した後、ポリ四弗化エチレン粉末をアルギ
ン酸ソーダ0.4%水溶液に分散させたディスパージョ
ンとして含浸させ、両面をドクターロールで掻き取り、
90−100℃で乾燥し、引き続いて300°Cで3分
間、更に380℃で2分間溶着を行なった。このディス
バージJン含浸、溶着のサイクルを3回繰り返し、ポリ
四弗化エチレンを平方m当り600g含浸コートした膜
構造材を得た。
比較用として、ガラス繊維フィラメント4dX500本
のトウを用い、2.54cm当り経方向30本、緯方向
24本の平織布を製織し、表面処理後、上記と同様にし
てポリ四弗化エチレン平方m当り600g含浸コートし
た膜構造材を得た。
これらの膜構造材の各種物性は第1表の通りであった。
電界ジ−ドル性能:タケダ理研TR4110試験器にて
測定。
た。
本発明によるステンレスm織物を基布とした膜構造材は
、折り曲げ接合を行なっても、その部分の引張強さが、
非接合個所の約97%を維持した。
一方、比較用のガラス繊維織物を基布とした膜構造材は
折り曲げ部で内部ガラス繊維が折損するため、引張強さ
を約67%を失った。
実施例2 ステンレス鋼繊維5US304の直径8μ×300本の
トウに2.54Q1当り6回の撚りを施し、2.54a
n当り経方向30本、緯方向24本の手織布を製織して
脱脂した。一方、ガラス繊維フィラメント4d X 2
00本のトウを用い、2.54am当り経方向30本、
緯方向24本の平織布を製織し、脱脂表面処理を行なっ
た。
これらの織物を重ね合わせた状態で、実施例1と同様に
してポリ四弗化エチレンを平方m当り620g含浸コー
トした膜構造材を得た。
この膜構造材は、ポリ四弗化エチレンが充填接着剤とし
て働くため、ステンレス鋼繊維織物とガラス繊維織物が
一層化したものとして得られる。
こうして得られた膜構造材は、38〜40dBの電界シ
ールド性を示すと共に、引張強さ92kg/cm、実施
例1と同様にして測定した接合部引張強さは64順1と
なり、非接合個所の約70%の強さを維持していた。
実施例3 ステンレス鋼繊維5US304の直径8μm X 25
0本のトウとガラス繊維フィラメント4d X 250
本のトウを合わせて2.54C!11当り6回の撚りを
施し、2.54an当り経方向30本、緯方向24本の
平織布をs&i!+、、脱脂表面処理後、実施例1と同
様にしてポリ四弗化エチレンを平方m当り580g含浸
コートした膜構造材を得た。
こうして得られた膜構造材は、37〜39dBの電界シ
ールド性を示すと共に、引張強さ98kg/cm、実施
例1と同様にして測定した接合部引張強さは68kg/
■となり、非接合個所の約70%の強さを維持していた
実施例4 ステンレス鋼繊維5US304の直径8μm X 30
0本のトウと、無電解金属メッキ法により銅とニッケル
の順にそれぞれ0.2μm、 0.15μmの厚みにメ
ッキしたガラス繊維のフィラメント4d X 200本
のトウを合わせて2.54G当り6回の撚りを施し、こ
れを用いて2.54an当り経方向30本、緯方向24
本の平織布を製織し、脱脂表面処理後、実施例1と同様
にしてポリ四弗化エチレンを平方m当り600g含浸コ
ートした膜構造材を得た。
こうして得られた膜構造材は、39〜40dBの電界シ
ールド性を示すと共に、引張強さ87kg/印、実施例
1と同様にして測定した接合部引張強さは58kg/c
mとなり、非接合個所の約67%の強さを維持していた
実施例5 ステンレス鋼繊維5US304の直径8μm X 25
0本のトウとポリアクリロニトリル系炭素繊維の8dX
200本のトウを合わせて2.54an当り4回の撚り
を施し、これを用いて2.54cm当り経方向30本、
緯方向24本の平織布を製織し、脱脂表面処理後、実施
例1と同様にしてポリ四弗化エチレンを平方m当り55
0g含浸コートした膜構造材を得た。
こうして得られた膜構造材は、40〜4’ldBの電界
ジ−ドル性を示すと共に、引張強さ117 kg / 
cm、実施例1と同様にして測定した接合部引張強さは
92kg/crnとなり、非接合個所の約78%の強さ
を維持していた。
実施例6 無電解金属メッキ法により、銅及びニッケルの順に、そ
れぞれ0.15μm、 0.1μmの厚みに金属メッキ
を施したポリアクリロニトリル系炭素繊維8d×400
本のトウを用いて°2.54ao当り経方向30本、緯
方向24本の平織布をyA織し、脱脂表面処理後、実施
例1と同様にしてポリ四弗化エチレンを平方m当り50
0g含浸コートした膜構造材を得た。
こうして得られた膜構造材は、41〜43dBの電界シ
ールド性を示すと共に、引張強さ145kg/■、実施
例1と同様にして測定した接合部引張強さは110 k
g / allとなり、非接合個所の約76%の強さを
維持していた。
実施例7 ステンレス鋼繊維5LIS316 Lの直径40μmの
フィラメントを用いて200メツシユ(経・緯2.54
■当り200本)の平織布を製織して脱脂した。一方、
ガラス繊維フィラメント4d X 400本のトウを用
い、2.54an当り経方向30本、緯方向24本の平
織布を製織し、脱脂表面処理を行なった。これらの両織
物を重ね合わせた状態で、実施例1と同様にしてポリ四
弗化エチレンを平方m当り600g含浸コートした膜構
造材を得た。
この膜構造材もポリ四弗化エチレンが充填接着剤として
働き、−r化したものとして得られた。
こうして得られた膜構造材は、40〜42dBの電界シ
ールド性を示した。
実施例8 ステンレス鋼繊維5US316 Lの直径8μmX繊維
長90〜150mnのスライバーから見掛線番20番手
の紡績糸を紡出し、これを用いて、18ゲージの丸編機
にてコース20/ 2.54an 、ウェール17/2
.54anの編地を作製した。一方、ガラス繊維フィラ
メント4dX 200本のトウを用い、2.54G当り
経方向30本、緯方向24本の平織布を製織し、脱脂表
面処理を行なった。
先のステンレス!ll鋼繊維編地を切開いた上、脱脂し
てから、このガラス繊維織物と重ね合わせた状態で、実
施例1と同様にしてポリ四弗化エチレンを平方m当り6
50g含浸コートした膜構造材を得た。
こうして得られた膜構造材は、42〜44dBの電界シ
ールド性を示すと共に、引張強さ63kg/an、実施
例1と同様にして測定した接合部引張強さは34kg 
/ anとなり、非接合個所の約54%の強さを維持し
ていた。なお、このステンレス鋼繊維編物を使用した膜
構造剤は引張破壊時に接合部、非接合部共に織物材料の
ような完全な破断に至らず、つながりが残る特徴を示し
た。
実施例9 ステンレス鋼繊維5US316 Lの直径100μmの
フィラメントを用いて100メツシユ(経・緯2.54
cm当り100本)の平織布を製織し、脱脂表面処理を
施して基布とし、ポリ四弗化エチレン粉末をアルギン酸
ソーダ0.49(、水溶液に分散させたディスパージョ
ンを含浸させ、両面をドクターロールで掻き取り90〜
100℃で乾燥し、引き続いて290℃で3分、更に3
80℃で2分溶着を行なった。このディスパージョン含
浸、溶着のサイクルを3回繰り返し、ポリ四弗化エチレ
ンを平方m当り200g含浸コートした膜材を得た。こ
の膜材を両面にして0,15mn厚の四弗化エチレンと
六弗化プロピレンの共重合体のフィルムをはさみ、37
0℃で3分間加圧プレスして一体化を行ない、膜構造材
Aを得た。
一方、前記膜材を3枚重ねとし、その中間にそれぞれ0
.15nm厚の四弗化エチレンと六弗化プロピレンの共
重合体のフィルムをはさみ、370℃で5分間加圧プレ
スして一体化を行ない、膜構造材Bを得た。
更に、前記膜材を4枚重ねとし、内2枚ハ45・バイア
スに配着し、その中間層にそれぞれ0.15mm厚の四
弗化エチレンと六弗化オウロピレンの共重合体のフィル
ムをはさみ、370℃で6分間加圧プレスして一体化を
行ない、膜構造材Cを得た。
このようにして得た膜構造材A−B−Cの各種物性は第
2表の通りであった。
圧プレスして接合した。
以上のように、膜構造材A−B−Cは、共に優れた接合
部引張強さを示すが、膜材の一部をバイアス方向に配置
したCでは、引張強さに方向性がなくなり、膜構造物用
として特に好ましい性質が得られた。
実施例10 ステンレス鋼繊維s維の直径150μmのフィラメント
を用いて120メツシユの平織物を製織し、実施例6と
同様にしてポリ四弗化エチレンを平方m当り240g含
浸コートした膜材を得た。別に無電解金属メッキ法によ
り銅とニッケルの順にそれぞれ0.2μm、 0.15
μmの厚みにメッキしたガラス繊維フィラメント4d 
X 3QQ本のトウに2.54cm当り4回の撚りを施
し、これを用いて2.54c+n当り経方向30本、緯
方向24本の平織布を製織し、実施例1と同様にしてポ
リ四弗化エチレン平方m当り350g含浸コートした膜
材を得た。
このようにして得たステンレス鋼繊維膜材とガラス繊維
膜材を重ね、両膜材間及び外側に0.12n+m厚のパ
ーフルオロアルキシ基を側鎖に持つ四弗化エチレン重合
体フィルムを配し、370’Cで6分間加圧プレスして
一体化を行なった。
こうして得られた膜構造材は平方m当り2900gの重
量を持つと共に、引張強度145kg/cyn、実施例
6と同様にして測定した接合部強度84kg/cmを示
した。また、電界シールド性は42〜44dBを示した
〔発明の効果〕
本発明は上述の通りであって、膜構造材に導電性を持つ
繊維を使用することにより、従来の材料の膜構造材に欠
けていた電磁波遮蔽性、?11波吸収性、帯電防止性、
避雷機能2面発熱性による融雪機能等から得られ、また
、導電性繊維に可撓性の良いステンレス鋼等金属繊維を
用いることにより、膜材間の折り曲げ抱き合わせ接合が
可能となり、強固な膜構造物を得ることができる。
また、導電性繊維織編物の種類の選択によって、その膜
構造材に上述の電気的特性、接合強度を、それぞれの膜
構造物の要求に応じたバランスで与えることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 導電性繊維織編物単独又はこれとガラス繊維織物を
    重ね合わせたものに熱可塑性樹脂を含浸、溶着して成る
    ことを特徴とする導電性繊維膜構造材。 2 導電性繊維織編物単独又はこれとガラス繊維織物を
    重ね合わせたものに熱可塑性樹脂を含浸、溶着し、この
    溶着体を熱可塑性樹脂フィルムを介して積層し、再溶着
    して成ることを特徴とする導電性繊維膜構造材。 3 前記の導電性繊維織編物が、ステンレス鋼繊維から
    成る特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の導電性繊
    維膜構造材。 4 前記の導電性繊維織編物が、一般金属繊維から成る
    特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の導電性繊維膜
    構造材。 5 前記の導電性繊維織編物が、炭素繊維又は金属被覆
    した炭素繊維の織物から成る特許請求の範囲第1項又は
    第2項に記載の導電性繊維膜構造材。 6 前記の導電性繊維織編物が、金属被覆したガラス繊
    維の織物から成る特許請求の範囲第1項又は第2項に記
    載の導電性繊維膜構造材。 7 前記の導電性繊維織編物が、金属被覆した有機繊維
    から成る特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の導電
    性繊維膜構造材。 8 前記の導電性繊維織編物が、炭素微粒子を表面コー
    トした有機繊維から成る特許請求の範囲第1項又は第2
    項に記載の導電性繊維膜構造材。 9 前記の導電性繊維織編物が、炭素微粒子を混入紡糸
    した有機繊維から成る特許請求の範囲第1項又は第2項
    に記載の導電性繊維膜構造材。 10 前記の導電性繊維織編物が、アクリロニトリル−
    硫化銅複合体繊維から成る特許請求の範囲第1項又は第
    2項に記載の導電性繊維膜構造材。 11 前記の導電性繊維織編物が、ステンレス鋼繊維、
    一般金属繊維、又は特許請求の範囲第5、6、7、8、
    9、10各項の繊維、の1種以上を、フィラメント状で
    ガラス繊維フィラメントと混繊、紡績糸状でガラス繊維
    フィラメント糸を交撚、或はフィラメント糸、紡績糸又
    はこれらの混繊糸、交撚糸の状態でガラス繊維フィラメ
    ント糸と交織又は交編した織編物から成る特許請求の範
    囲第1項又は第2項に記載の導電性繊維膜構造材。 12 前記の熱可塑性樹脂が四弗化エチレン重合体又は
    四弗化エチレン共重合体である特許請求の範囲第1項又
    は第2項に記載の導電性繊維膜構造材。 13 前記の熱可塑性樹脂フィルムが四弗化エチレン系
    重合体である特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の
    導電性繊維膜構造材。
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