JPS63264511A - 米からの化粧品および入浴剤の製造法 - Google Patents

米からの化粧品および入浴剤の製造法

Info

Publication number
JPS63264511A
JPS63264511A JP62093257A JP9325787A JPS63264511A JP S63264511 A JPS63264511 A JP S63264511A JP 62093257 A JP62093257 A JP 62093257A JP 9325787 A JP9325787 A JP 9325787A JP S63264511 A JPS63264511 A JP S63264511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
rice bran
yeast
bran
cosmetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62093257A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0755887B2 (ja
Inventor
Takashi Tokuyama
孝 徳山
Yoshihisa Matsuo
嘉久 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP62093257A priority Critical patent/JPH0755887B2/ja
Publication of JPS63264511A publication Critical patent/JPS63264511A/ja
Publication of JPH0755887B2 publication Critical patent/JPH0755887B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/006Antidandruff preparations
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/96Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution
    • A61K8/97Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution from algae, fungi, lichens or plants; from derivatives thereof
    • A61K8/9728Fungi, e.g. yeasts
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/96Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution
    • A61K8/97Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution from algae, fungi, lichens or plants; from derivatives thereof
    • A61K8/9783Angiosperms [Magnoliophyta]
    • A61K8/9794Liliopsida [monocotyledons]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • A61Q19/10Washing or bathing preparations

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、玄米を精白して最初に出る赤糠部分全除去し
、さらに精白することにより得られる50係から92係
の米白糠を原料とし、この米白糠を蒸煮した後、麹ある
いは糖化酵素および酒母あるいは酵母を添加して糖化、
発酵を行なうことにより、優れた効果を有する化粧品お
よび入浴剤を製造する方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、入浴剤は重曹等の無機塩類を含むもの、生薬エキ
スを組み合わせたもの、硫黄比合物の入ったもの、炭酸
ガスを含んだもの等が主として開発されてきたが、温浴
効果に対しても、肌に対する効果についても、はとんど
効果が感じられないため、香りをつけたり1色をつけた
りし′て、雰囲気のみを楽しんでいるのが現状である。
また、化粧品についても同様で、化学物質を混ぜ合わせ
たものとか、生薬エキスを組み合わせたものがほとんど
で、自然保湿因子を多く含んだ効果が顕著なものは未だ
開発されていない。
(発明が解決しようとする問題点) 近年、あらゆる分野において天然指向が言われているが
、化粧品、入浴剤においても例外ではない。これは、単
なる副作用という面からだけでなく、安全性の点からも
注目されている。安全性とは、一つには長期間に亘って
肌に塗イUすること、また、入浴剤として長期間継続的
に浴槽につかることによる肌に対する作用あるいは肌か
らの吸収であり、また、一方では、肌に付けること、特
に手に付けることによる経口的体内への吸収である。
すなわち、化粧品については、食物の洗浄、食器の取り
扱い時などに、化粧品の付いた手で触れることが問題に
され、入浴剤としては、風呂にはいることにより、皮膚
に対する影響および全身の毛穴等からの吸収が問題にさ
れている。すなわち、安全性を持った天然物で、なおか
つ、今まで以上の効果を有するものが現在値まれている
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、動植物金利すという観点から。
主食である米を中心に、種々の植物成分の研究を進めて
きたが、玄米を精米機にかけ、赤糠部分を除去した後、
さらに精白を上げて来由糠部分を分離採取し、この来由
糠に加水し、麹または澱粉分解酵素を作用させた後、そ
のまま乾燥、粉末化するか、あるいは粗濾過または圧搾
p過して、クリーム状または液状物を得ることを特徴と
する米からの化粧品の製造法について、すでに発明(特
願昭59−190522)t、た。
そこで、全身美容という観点から入浴剤として。
上記製法にある米からの化粧品を風呂に添加してみた。
肌に対しては、つるつる、すべすべした感じがあるもの
の、温浴効果がないことがわかった。
そこで、本発明者らは、入浴剤として温浴効果が優れ、
また、近年自然保湿因子等で言われている湿潤さ、潤い
を与える化粧品の必要性に鑑み。
さらに研究開発を試みた。
まず、改めて米の各部位を玄米、白米、酒造用床(精米
歩合70係、65曝、60幅の白米)、精米歩合50係
以上(赤糠含む)の米糠、精米歩合50〜35鴫までで
得られる来由糠、精米歩合90〜92係の赤糠の部0分
に分けて1種々の酵素、RTh種々の条件で作用させて
みたが、温浴の効果は全く認められなかった。また、水
抽出、アルコール抽出も行なってみたが、温浴の効果は
全く認められなかった。さらに、上記床の各部位を用い
、糖化、発酵を行ない、その圧搾F液を用い官能評価を
行なってみたが、やはり温浴効果は全くといつていいほ
ど認められなかった。
ところが、精米歩合約90〜92幅までで得られる赤糠
と、精米歩合約90〜92係以上5(1までで得られる
来由糠とに分離し、この来由糠を原料として蒸煮した後
、麹あるいは澱粉分解酵素および酒母あるいは酵母によ
り糖化、発酵を行なったところ、前回の米の化粧品とは
異なり、肌に対して湿潤さ、潤いを与える効果を持ち、
しかも、温浴効果の優れた米からの化粧品および入浴剤
が得られることを見出し、本発明を完成するに至ったの
である。
すなわち、本発明は、玄米を精米機にかけ、赤糠部分を
除去した後、さらに精白を上げて50係から92%の来
由糖部分を分離採取し、この来由糖を蒸煮した後、麹あ
るいは澱粉分解酵素および酒母あるいは酵母で糖化、発
酵を同時または別々に行なった後、そのままあるいは粗
濾過または圧搾濾過して液状物を得ることを特徴とする
米から化粧品および入浴剤を製造する方法である。
本発明の方法においては、まず、玄米を精米機にかけ、
90〜92係精白で得られる赤糠を分離する。その後、
精白を上げて、精米歩合50係までに得られる来由糠を
分離採取する。このようにして得られた来由糠に散水し
て、よく攪拌して蒸す。この蒸した来由糖に加水し、麹
または澱粉分解酵素および酒母または酵母を添加して糖
化5発酵を行なう。なお、麹、澱粉分解酵素は併用して
もよく、酒母、酵母においても併用してさしつかえない
。あるいは麹または澱粉分解酵素で糖1ヒした後、酒母
または酵母を添加して発酵させてもよい。なお、来由糖
を蒸すかわりに加水して煮沸することにより、澱粉をα
比させて添加してもよい。
また、蒸煮前に澱粉分解酵素を加えて処理すると。
優れた効果が得られる、 大量に製造する場合、糖fヒと発酵のバランスを考えな
がら、3段階あるいは何段階にも分けて、蒸煮した原料
を投下するのが望ましいが、糖化、発酵さえすれば、一
度に投下してもかまわない。
特に少tを処理する場合においては、一度に投下するの
が有効である。また、加水した原料を煮沸した場合にお
いても、同様に糖化と発酵のバランスを考えながら何段
階にもわけて投下するのが望ましいが、糖化、発酵さえ
すれば、一度に投下しても何ら支障はない。糖化と発酵
を分離して行なう場合においても、同様のことがいえる
。なお、糖化に使用する澱粉分解酵素とは、澱粉液化酵
素および糖化酵素を指す。また、麹を使用する場合にお
いても、普通使用されている麹を使用してもよいし、ア
ミラーゼ力価さえあれば麹菌の種類および米の品種はと
わない。
ここで使用した来由糖の残りの白米は、そのまま酒造り
に使用することが可能であり、原料の有効利用といえる
。このように処理を行なったもろみは、約15〜20日
間糖化および発酵を行なう。
この時の糖化および発酵の日数は、効果さえ得られれば
短かくても長くてもよい。腐敗が心配ならば酸を添加し
てもよいし、温度、あるいは発酵の粗害にならない適当
な防腐をほどこせばよい。すなわち、精米歩合50〜9
2%までで得られる来由糖の部分を用いること、この来
由蒙゛の糖化および発酵を行なうことが、効果をもたら
す重要な要件である。また、ここで得られた来由糠の部
分をさらに特定することにより、一層の効果があるもの
が得られる。
以上の日数を経過しだもろみは、そのまま加熱するか、
圧搾濾過後、加熱するなどして、酵母の増殖上止めて液
“状物を得ることにより製品が得られる。さらに、この
液状物を再度濾過するか、清澄化するなど、用途にあわ
せて仕上げればよい。
次に、官能評価について記載する。
まず、予備試験として、玄米、白米、酒造用米(精米歩
合70%、65%、60優について)、精米歩合50係
以上(赤糠含む)の米糠、精米歩合50〜35係までで
得られる来由糠、精米歩合100〜92係の赤糠、精米
歩合92〜5o曝までで得られる来由糖に各々液化酵素
を反応させたものについて、5名の人に3回ずつ、表1
の方法に準じて入浴してもらい、温浴効果の官能評価を
行なったところ、全てのものに対して、全員が温浴効果
は全くないと答えた。
次に、上記の各種原料を糖化、発酵したろ液について、
同じく5名の人に3回ずつ、表1の方法に準じて入浴し
てもらい、温浴効果の官能評価を行なったところ、精米
歩合92〜50%の来由糠を糖化、発酵したものに限り
、はっきりとした温浴効果があると答えた。
そこで、本試験として、玄米、精米歩合70曝の白米、
精米歩合100〜92係の赤糠、精米歩合50〜35%
の来由糠、精米歩合92〜50係の粕糠の原料を用い、
それぞれ糖化、発酵を行なったろ液を用いて、温浴効果
の官能評価を行なった。結果を表1に示す。なお、参考
として精米歩合50〜92%の粕糠を液化酵素処理した
ものについても本試験を行なってみた。
表1に示したとおり、精米歩合50〜92%の来由糠を
用い、これをさらに糖fヒ、発酵したものにのみ、温浴
効果があると答えた。精米歩合50〜92係の来由糠の
液化酵素による糖化液については、予備試験と同様に全
く効果が認められなかった。なお、玄米について一人、
温浴効果はわからないがあるような気もするという人が
いたが、このパネラ−も精米歩合50〜92%の来由糠
の糖化、発酵液と比べると、歴然とした差があると答え
た。すなわち、米の部位を特定し、なおかつ糖化、発酵
することによってのみ、温浴効果が出現することが判明
した。
また、官能所見として、本発明に係る製品を入れたお湯
で髪を洗ったところ、全員がリンス効果ありとした。そ
して、男性のうち4名がフケがよく出ていたが、4名と
もフケ防止効果があるとし、女性2名については、化粧
のりが非常によくなるとした。
そこで、温浴効果(すなわち、体を芯から温め、湯ざめ
しにくい効果)を実験的に例証するため、入浴後の皮膚
表面温度維持効果をサーモグラフィー装置上用いて検討
した。
浸漬終了後30分のサーモグラムから読みとった各種原
料になる本試験と対照試験(水のみ)との皮膚表面温度
の差を表2に示す。
表  1 各種原料における温浴効果の評価 パネラ−男8名 女2名 注1.温浴効果は、F液100−を各自家庭用の浴槽(
180〜200t)に添加して5〜lO分間入浴し、入
浴終了後30分での体感を基とした。
記  号 +:温浴を感じる。
±:感じた気もするがはっきりとはわ からない。
m:効果なし 注2.官能評価は各自家底にもって帰ってもらい、各3
回入浴しての評価である。
注3.原料1〜5については、実施例1に準じて糖化1
発酵処理したp液を用いた。
注4.原料6については、加水して液flZ酵素を60
℃で1時間反応させ、煮沸により反応を停止させた後、
圧搾濾過して得たろ液を供試した・ 注1.原料1〜5については、実施例1に準じて糖化、
発酵処理したP液を供試した。
注2.原料6については、加水して液化酵素を60℃で
1時間反応させ、沸騰により反応を停止させた後、圧搾
濾過して得たp液を供試した。
注3. サーモグラムの測定方法を以下に記載する。
室温20℃±1℃程度で、空気の流れのない検査室にお
いて、被験者の前腕部を30分程度露出した状態で室温
に順応させ、その後。
人体表面から放射される赤外線を検知し、その強度から
温度情報を検出するサーモグラフィー装置を用いて、被
験者の右前腕上背部のサーモグラムを撮影した。次に、
被験者の右前腕対部までを、41℃に設定した恒温水槽
(9t)に10分間浸漬した。浸漬終了後、安静状態で
サーモグラムを撮影した。撮影の間隔は、浸漬終了後、
2分、5分、10分、15分、20分、25分、30分
、40分とし、皮膚表面温度の経時変化を観察した。こ
れを対照試験として、本試験では、恒温水槽(9t)に
表1に示した原料より得たF液5−を添加して、上記と
同様にサーチグラムを撮影した。添加量は一般家庭用浴
槽180tに100 mlの添加に相当する。対照試験
と本試験の同時間の温度差を温浴効果とした。
注4.徳島大学講師森田純二の指導により行なった。
表2に示すように、パネラ−10名で前腕部を測定部位
とした測定結果でも、精米歩合92〜50%までで得ら
れた来由糠を用い、これを糖化、発酵させたもののみに
おいて初めて、0.5〜1.5℃という非常に顕著な温
浴効果が見られた。他は全て0.1t:以下という誤差
の範囲の差しか認められなかった。これは1表1に示す
官能検査結果をはつきりと裏づけるばかりでなく、すで
に医薬部外品として認められている重曹、芒硝等を用い
た浴剤を入れた湯に全身を入浴させて、サーモグラフィ
ーで測定した温度差の公表データーと比べても。
温浴効果が非常に顕著であることが判明した。一般に、
前腕部は全身に比べて温浴部分も非常に小さく、しかも
、放熱面積も大であるので、温浴効果は出にくいとされ
ているが、この部分で著しい効果が認められたことは、
温浴効果としては非常に有効であることが判明した。な
お、経時変化においては、2分後から器差が出た人もお
り、10〜15分後から差がでてきた人もいた。
そこで、さらに表1の原料処理液の肌に対しての効果を
調べた。この官能評価を表3に示す。
表6 各種原料の肌に対する評価 パネラ−男8名 女2名 注18  原料1〜5の処理方法は、実施例に準じて行
ったF液を用いた。
注2.原料6の処理方法は、原料を加水して液化酵素を
60℃で1時間反応させ、沸騰により反応を停止させた
後、圧搾濾過して得たp液を供試した。
注31手に1回塗布後の官能評価をみた。
注4.数字はすべて効果があると感じた人の数表3に示
したとおり、50〜92%の来由糠を糖化5発酵したも
のにおいてのみ、肌に対して湿潤さ、潤いがあると答え
た。なお、50〜92係の来由糠を澱粉液化酵素処理し
たものについては、官能所見で全ての人が、しっとり、
すべすべするとしたが、しっとりさも、つるつるしたし
つとりさであり、湿潤さ、潤いをもたす点においては、
全くないと全ての人が答えた。50〜92係の来由糠の
澱粉液化酵素処理液が、しっとり、すべすべする効果を
有することは、先に発明した「米からの化粧品の製造法
」により明らかなことであるが、今回の湿潤さ、潤いと
は全く異なったものであることが判明した。
また、精米歩合100〜92係の赤糠について2名の人
があると答えたが、べとつきがあり、不快感があるとし
た。これは、赤糠の持っている油分のためであると思わ
れ、本発明製品とは効果も原因も全く異なったものと推
定される。
一方、人体の皮膚表回には、自然保湿因子と呼ばれる肌
の乾燥を防ぎ、湿潤さを保つ物質が存在しており、その
主成分は、種々のアミノ酸群であると言われているが、
これらに’にむ天然I材の出現が待たれている。
そこで、本発明においては、92〜50係の来由糠の澱
粉、液化酵素処理液と糖化、発酵液について、湿潤さ、
潤いの差をみるためにアミノ酸度を測定してみた。その
結果を表4に示す。
表  4 注1.糖fヒ、発酵処理液としては、実施例1に準じて
行なったF液を用いた。
注2.澱粉液比酵素処理液としては、原料を蒸煮し、加
水して液化酵素を反応させ、沸騰により反応を停止させ
た後、圧搾濾過して得たp液を供試した。
注39表4に示したアミノ酸度は、検体10wtを取り
、フェノールフタレイン指示液2〜3滴を加えてN/I
 O水酸化ナトリウム溶液で中和し、これに中性ホルマ
リン溶液5−全加え、ここに遊離した酸をN/lO水酸
化ナトリウム溶液で淡桃色になるまで滴定した一数であ
る。
以上の結果からも、澱粉液(ヒ酵素処理液はアミノ酸が
ないに等しく、糖化、発酵処理液にのみアミノ酸が非常
に多いことがわかる。また、清酒のアミノ酸度は1.5
〜2.0前後であることが一般に言われているが、精米
歩合70係の糖化1発酵処理液を測定したところ1.9
であった。このことからも、精米歩合50〜92係の来
由糠を塘比、発酵したもののアミノ酸が非常に多いこと
が証明される。
そこで、さらに各部分ごとの米糠を用い、実施例1に準
じて糖化および発酵を行ない、そのP液のアミノ酸度を
測定した。その結果は第1図に示すとおりである。第1
図に示したアミノ酸度は、検体10dt取り、フェノー
ルブタンイン指示薬2〜3滴を加えてN/10水酸化ナ
トリウム溶液で中和し、これに中性ホルマリン溶液5−
を加え、ここに遊離したeIlをN/I O水酸化ナト
リウム溶液で淡桃色になるまで滴定した一数である。
°したかつて、本角明によって始めて、自然保湿因子の
主成分であるアミノ酸が非常に多く、肌に湿潤さ、潤い
を与え、自然保湿素材として有効なものが得られること
が判明した。
さらに1本発明の方法により得られた製品のアミノ酸組
成の分析データーを表5に示す。
表  5 注1.供試品100f中のアミノ酸η数注2. 過ギ酸
酸化処理後、塩酸加水分解し測定し1以上のことからも
判るように、本発明の方法により得られる製品には、自
然保湿因子とされるアミノ酸が全てバランスよく、シか
も、大量に含まれることが明らかになった。
(発明の効果) 前記の官能結果から明らかなように、本発明製品を用い
ると、非常に顕著な温浴効果が得られる。
特に、前腕部を浴槽につけたのみで歴然と差が出るが、
これが天然物である米のみを原料として得られたことは
画期的である。しかも、自然保湿因子であるアミノ酸群
が多量に含まれ、肌に対して湿潤さ、潤いt与えること
、また、浴槽に入れただけのごく少量でもって、リンス
効果、フケ防止、化粧ののりを良くする効果も認められ
たことは、本発明製品が入浴剤のみでなく、化粧水、洗
顔料、洗髪料等、巾広く利用可能な全く新しい優れた天
然素材であることを示すものである。しかも1本発明製
品は、原料が来由檀であるから、飲用も可能であるとい
う安全性を持つものである。なお。
−〇 本発明製品に利用した残りからは、精米歩合の優
れた白米が得られ、これは、酒米として用いられるので
、資源の有効利用という観点からも優れたものであるこ
とが判る。
(実施例) 次に、本発明の実施例を挙げて説明する。
実施例1 玄米を精米機にかけ、赤糠部分を除去し、さらに精白を
上げて92〜50係の来由糠を分離採取した。この来由
糠15−に4tの水を散水し、よく攪拌した後、蒸熱器
により約1時開蓋した。この蒸した来由糖に、7kfの
麹米と33tの水および乳酸150−と酵母を添加した
。2日後、上記のように蒸した来由糠30kfと水45
1および麹米9輪全添加、3日後、さらに上記のように
蒸した来由糠60kfと水80tおよび澱粉分解酵素4
0fを添加した。品温t−10〜20℃に保って糖化お
よび発酵を行なった。18日日日搾り機により401w
の粕を分離し、本製品2401′t−得た。滴定アミノ
酸度は6.1であった。
実施例2 玄米を精米機にかけ、赤糠部分を除去し、さらに精白を
上げて92〜50憾の来由糠を分離採取した。この来由
糠20梅に熱湯341を加え、攪拌しながら澱粉分解酵
素70f’e添加し、60℃の温度を保って2時間放置
した。その後、蒸気で90℃まで品温を上げて、15℃
まで冷却した。
これに、麹米7神と乳酸30−および酵母を添加し1品
温を10〜20℃に保って糖化および発酵を行なった。
16日口重搾り機により10−の粕を分離し、本製品4
01を得た。滴定アミノ酸度は7.2であった。
実施例3 玄米を精米機にかげ、赤糠部分を除去し、さらに精白を
上げて92〜50幅の来由糠を分離採取した。この来由
糠20kgに6tの水を散水し、よく攪拌した後、蒸熱
器により約1時開蓋した。この蒸した来由糠に、10k
gの麹米と湯451’i添加し、55℃を保って1日放
置した。これを搾り機により、糖化液481と粕28k
gに分離した。
分離した糖化液481に、酵母と乳酸30−を添加し、
品温を10〜20℃に保って糖化、発酵を行なった。1
3日後、濾過を行ない、ろ液ヲ70℃まで加熱して本製
品471を得た。滴定アミノ酸度は4.8であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は各部分ごとの米糠の糖化、発酵P液のアミノ酸
度を示すグラフである。 タン 埠/ t¥q 竹′%−y古

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 玄米を精米機にかけ、赤糠部分を除去した後、さらに精
    白を上げて50%から92%の米白糠部分を分離採取し
    、この米白糠を蒸煮した後、麹あるいは澱粉分解酵素お
    よび酒母あるいは酵母により糖化、発酵を同時または別
    々に行なつた後、そのままあるいは粗ろ過または圧搾ろ
    過して液状物を得ることを特徴とする米からの化粧品お
    よび入浴剤の製造法。
JP62093257A 1987-04-17 1987-04-17 米からの化粧品および入浴剤の製造法 Expired - Lifetime JPH0755887B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62093257A JPH0755887B2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17 米からの化粧品および入浴剤の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62093257A JPH0755887B2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17 米からの化粧品および入浴剤の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63264511A true JPS63264511A (ja) 1988-11-01
JPH0755887B2 JPH0755887B2 (ja) 1995-06-14

Family

ID=14077441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62093257A Expired - Lifetime JPH0755887B2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17 米からの化粧品および入浴剤の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0755887B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04352716A (ja) * 1991-05-30 1992-12-07 Soken:Kk 入浴剤
JPH07187992A (ja) * 1993-12-27 1995-07-25 Soken Kk 入浴剤
JPH07242533A (ja) * 1994-03-08 1995-09-19 Soken Kk 米糠からの入浴剤
JPH07242531A (ja) * 1994-03-08 1995-09-19 Soken Kk 米糠からの化粧品
JPH08119870A (ja) * 1994-10-25 1996-05-14 Soken Kk 米からのターンオーバー正常化剤
JP2002128683A (ja) * 2000-10-24 2002-05-09 Umano Tekko Kk 皮膚塗布剤又は洗浄剤
US20110213033A1 (en) * 1998-03-11 2011-09-01 Kabushiki Kaisha Soken Skin conditioner

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006131560A (ja) * 2004-11-08 2006-05-25 Pola Chem Ind Inc 保湿化粧料

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4935596A (ja) * 1972-08-03 1974-04-02
JPS5251098A (en) * 1975-10-23 1977-04-23 Yokoyama Eng:Kk Method of making "sake"
JPS5279088A (en) * 1975-12-25 1977-07-02 Toukoma Gijiyutsu Kenkiyuushiy Process for preparing refined *sake*
JPS5526857A (en) * 1978-08-16 1980-02-26 Takinosuke Furuichi Method of brewing sake
JPS6168404A (ja) * 1984-09-13 1986-04-08 Tokuyama Toshie 米からの化粧品の製造法
JPS6187615A (ja) * 1984-10-08 1986-05-06 Tokuyama Toshie 米からの化粧品の製造法
JPS61187777A (ja) * 1985-02-16 1986-08-21 Oozeki Syuzo Kk 栄養液

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4935596A (ja) * 1972-08-03 1974-04-02
JPS5251098A (en) * 1975-10-23 1977-04-23 Yokoyama Eng:Kk Method of making "sake"
JPS5279088A (en) * 1975-12-25 1977-07-02 Toukoma Gijiyutsu Kenkiyuushiy Process for preparing refined *sake*
JPS5526857A (en) * 1978-08-16 1980-02-26 Takinosuke Furuichi Method of brewing sake
JPS6168404A (ja) * 1984-09-13 1986-04-08 Tokuyama Toshie 米からの化粧品の製造法
JPS6187615A (ja) * 1984-10-08 1986-05-06 Tokuyama Toshie 米からの化粧品の製造法
JPS61187777A (ja) * 1985-02-16 1986-08-21 Oozeki Syuzo Kk 栄養液

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04352716A (ja) * 1991-05-30 1992-12-07 Soken:Kk 入浴剤
JPH07187992A (ja) * 1993-12-27 1995-07-25 Soken Kk 入浴剤
JPH07242533A (ja) * 1994-03-08 1995-09-19 Soken Kk 米糠からの入浴剤
JPH07242531A (ja) * 1994-03-08 1995-09-19 Soken Kk 米糠からの化粧品
JPH08119870A (ja) * 1994-10-25 1996-05-14 Soken Kk 米からのターンオーバー正常化剤
US20110213033A1 (en) * 1998-03-11 2011-09-01 Kabushiki Kaisha Soken Skin conditioner
US9381146B2 (en) * 1998-03-11 2016-07-05 Kabushiki Kaisha Soken Skin conditioner
JP2002128683A (ja) * 2000-10-24 2002-05-09 Umano Tekko Kk 皮膚塗布剤又は洗浄剤

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0755887B2 (ja) 1995-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106047566A (zh) 一种糯米酒及其生产工艺
JPH07242531A (ja) 米糠からの化粧品
CN108434033A (zh) 一种莲花美白保湿抗衰老精华液及其制备方法
JPS63264511A (ja) 米からの化粧品および入浴剤の製造法
JPH07252129A (ja) 米からの表皮角質層健全化剤
CN104560492A (zh) 一种墨米酒及其生产方法
CN104774699A (zh) 保湿淡斑手工皂及其生产方法
CN106727224A (zh) 一种保湿防皲裂护手霜的制备方法
CN109908030A (zh) 一种无水面膜的制作工艺
CN103202792B (zh) 一种冬瓜蜂蜜蛋黄护肤水
CN101336710B (zh) 一种干燥樱树叶制品及其应用
JPH0521082B2 (ja)
CN111939108A (zh) 一种金桔精油纯露面膜及其制备方法
JP7012997B2 (ja) 頭皮又は頭髪用の外用剤
JPS61158912A (ja) 皮膚改善用組成物
CN106689595A (zh) 一种制备女贞子茶的方法及女贞子茶
JPH04352716A (ja) 入浴剤
KR102739880B1 (ko) 막걸리를 활용한 비누 또는 크림 조성물 및 이의 제조방법
CN103636765A (zh) 一种青梅罐头的加工方法
CN109294852A (zh) 一种茶叶花酒及其制备方法
CN108354877A (zh) 一种含有混合坚果成分的洗发液配方及其制备方法
JP3737527B2 (ja) 米糠からの入浴剤
CN106754061A (zh) 一种紫米薏仁甜白酒加工工艺
JPH07187992A (ja) 入浴剤
CN106590997A (zh) 一种山茶花净肌手工皂及其制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term