JPS63264262A - 一方向性凝固鋼塊の製造方法 - Google Patents
一方向性凝固鋼塊の製造方法Info
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- JPS63264262A JPS63264262A JP9814587A JP9814587A JPS63264262A JP S63264262 A JPS63264262 A JP S63264262A JP 9814587 A JP9814587 A JP 9814587A JP 9814587 A JP9814587 A JP 9814587A JP S63264262 A JPS63264262 A JP S63264262A
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Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は一方向性凝固鋼塊の製造方法に係り、特に濃厚
偏析および逆Ｖ偏折を防止できる製造方法に関する。
偏析および逆Ｖ偏折を防止できる製造方法に関する。
高級厚物鋼板においては、逆Ｖ偏祈が品質上の最大の問
題であり、これを回避するため、定盤から鋼塊頭部方向
へ指向性の凝固を行った一方向性凝固鋼塊が採用されて
いる。
題であり、これを回避するため、定盤から鋼塊頭部方向
へ指向性の凝固を行った一方向性凝固鋼塊が採用されて
いる。
しかし、従来の一方向性凝固鋼塊には次の如き２つの欠
点がある。
点がある。
（イ） 鋼塊頭部に濃厚偏析帯が存在し、これを鋼塊鋳
造後にスカーフ法もしくは切断法εこより除去している
が、そのため鋼塊を冷却し大量のガスを使用するので除
去処理費が増大すると共に、歩留が太き（低下する。
造後にスカーフ法もしくは切断法εこより除去している
が、そのため鋼塊を冷却し大量のガスを使用するので除
去処理費が増大すると共に、歩留が太き（低下する。
（ロ） 鋼塊側面に少量の逆Ｖ傷析が発生する。
これは頭部からの放熱が端部において２方向性を有する
ためで、この逆■傷析は（イ）と同様に除去する必要が
ある。
ためで、この逆■傷析は（イ）と同様に除去する必要が
ある。
従来、これらの問題点を解決するため、一方向性凝固鋼
塊の製造において、鋳型中の溶鋼の肩部を加熱すること
（特開昭６１−２８９９６０ ）、又は鋳型枠の外周部
を加熱すること（特開昭５７−８６４７）等が提案され
ている。
塊の製造において、鋳型中の溶鋼の肩部を加熱すること
（特開昭６１−２８９９６０ ）、又は鋳型枠の外周部
を加熱すること（特開昭５７−８６４７）等が提案され
ている。
しかしながら、前”者は溶鋼の肩部を加熱し温度低下を
抑制するため、加熱手段である黒鉛電極を溶鋼の肩部に
沿って移動せしめる等の凝固過程の管理手段が必要であ
り、全面を均一に管理することは困難であった。一方、
後者においても鋳型の上部からの放熱が配慮されていな
いなめ上部放熱が多く、上部からの凝固の進行を防止す
ることは困難であった。
抑制するため、加熱手段である黒鉛電極を溶鋼の肩部に
沿って移動せしめる等の凝固過程の管理手段が必要であ
り、全面を均一に管理することは困難であった。一方、
後者においても鋳型の上部からの放熱が配慮されていな
いなめ上部放熱が多く、上部からの凝固の進行を防止す
ることは困難であった。
本発明の目的は上記従来技術の問題点を解決し、頭部偏
析および側面逆Ｖ偏折を防止できる一方向性凝固鋼塊の
製造方法を提供するにある。
析および側面逆Ｖ偏折を防止できる一方向性凝固鋼塊の
製造方法を提供するにある。
本発明の要旨とするところは次の如くである。
すなわち、高さが長辺、短辺より低い鋳型に溶鋼を注入
して底部から頭部に向って凝固させる一方向性凝固鋼塊
の製造方法において、前記溶鋼を注入した後該溶鋼の表
面に溶融スラグを装入する段階と、前記溶融スラグに２
本の再溶解用電極を電極半径以上の距離を離間させて浸
漬し通電して該溶融スラグに流動を誘起させ溶鋼表面を
均一加熱しながら底部から凝固させる段階と、を有する
ことを特徴とする一方向性凝固鋼塊の製造方法である。
して底部から頭部に向って凝固させる一方向性凝固鋼塊
の製造方法において、前記溶鋼を注入した後該溶鋼の表
面に溶融スラグを装入する段階と、前記溶融スラグに２
本の再溶解用電極を電極半径以上の距離を離間させて浸
漬し通電して該溶融スラグに流動を誘起させ溶鋼表面を
均一加熱しながら底部から凝固させる段階と、を有する
ことを特徴とする一方向性凝固鋼塊の製造方法である。
本発明で使用する鋳型は、高さが長辺、短辺等の幅の長
さより低いものを使用するが、これらは高さを長辺、短
辺より低くすることにより、底面から頂部に達する冷却
が周辺からの冷却よりも容易にするためである。又、通
常、一方向性凝固においては鋳型の内壁に断熱材を張っ
ているが、本発明法においては電極加熱が行われるので
断熱材の内張りは必須の条件ではない。
さより低いものを使用するが、これらは高さを長辺、短
辺より低くすることにより、底面から頂部に達する冷却
が周辺からの冷却よりも容易にするためである。又、通
常、一方向性凝固においては鋳型の内壁に断熱材を張っ
ているが、本発明法においては電極加熱が行われるので
断熱材の内張りは必須の条件ではない。
本発明の詳細を第１図（Ａｌ、（Ｂ）に図示の実施例に
より説明する。まず、定盤２上に組立てられた鋳型４に
溶＃１６を注入する。次に溶鋼６の表面に溶融スラグ８
を装入する。溶融スラグ８は再溶解用電極１０を溶解す
るためその融点より１００〜１５０℃高くする必要があ
るので、電気抵抗が０２〜０５ΩのＣａＯ−Ａｌ２Ｏ，
−ＣａＦ２系を使用する。
より説明する。まず、定盤２上に組立てられた鋳型４に
溶＃１６を注入する。次に溶鋼６の表面に溶融スラグ８
を装入する。溶融スラグ８は再溶解用電極１０を溶解す
るためその融点より１００〜１５０℃高くする必要があ
るので、電気抵抗が０２〜０５ΩのＣａＯ−Ａｌ２Ｏ，
−ＣａＦ２系を使用する。
溶融スラグ８を装入後、図示の如く２本の再溶解用電極
１０を浸漬する。電極１０は電極間あるいは鋳型４との
アークを防止し、電極１０の周囲に適切なスラグ流動を
誘起するため、電極間距離ｌを電極半径以上とし、鋳型
４との距ｇ１ｍを５０ｍ＋ｍ以上とする必要がある。電
極半径とは断面が円形の時は半径、断面が矩形の時は対
角線距離の棒、断面が多角形の時は最大対辺距離の棒と
する。適切なスラグ流動を誘起し、電極１０を溶解する
には３００〜１２００ ＫＷの投入電力が望ましい。
１０を浸漬する。電極１０は電極間あるいは鋳型４との
アークを防止し、電極１０の周囲に適切なスラグ流動を
誘起するため、電極間距離ｌを電極半径以上とし、鋳型
４との距ｇ１ｍを５０ｍ＋ｍ以上とする必要がある。電
極半径とは断面が円形の時は半径、断面が矩形の時は対
角線距離の棒、断面が多角形の時は最大対辺距離の棒と
する。適切なスラグ流動を誘起し、電極１０を溶解する
には３００〜１２００ ＫＷの投入電力が望ましい。
また電極１０の材質としては純鉄が最も好ましいが、現
実的には通常の低炭素鋼でも濃厚偏析に対して十分な稀
釈効果が得られる。
実的には通常の低炭素鋼でも濃厚偏析に対して十分な稀
釈効果が得られる。
本発明においては、第１図（Ｂ）に示す如く電極１０の
周囲に１０〜２０ ａｍ ／ｓｅｅの溶融スラグ８の流
動を起こし、溶ｔｒ４６の上部を均一に加熱し一方向性
凝固を行うことによって側面の逆ｖ偏析を防止し、頭部
の溶鋼の濃化を稀釈し切捨部の少ない一方向性凝固鋼塊
を作ることができる。
周囲に１０〜２０ ａｍ ／ｓｅｅの溶融スラグ８の流
動を起こし、溶ｔｒ４６の上部を均一に加熱し一方向性
凝固を行うことによって側面の逆ｖ偏析を防止し、頭部
の溶鋼の濃化を稀釈し切捨部の少ない一方向性凝固鋼塊
を作ることができる。
高さ８００ｍｍ１短辺２２００ｎ＋；ａ、長辺３００（
１ｍｍの一方向性凝固鋼塊を本発明法により製造した。
１ｍｍの一方向性凝固鋼塊を本発明法により製造した。
すなわち、４０ｔの溶鋼を鋳型に注入し、１．２ｔのＣ
＊ ＯＡ ｅ ２０３ Ｃａ Ｆ ２系の溶融スラグ
を装入し、２本の径が４５０鴎の再溶解用電極を２５０
ｍ離間してスラグに浸漬し、３００〜５００ＫＷの電力
を１６時間通電して一方向性凝固鋼塊を製造した。
＊ ＯＡ ｅ ２０３ Ｃａ Ｆ ２系の溶融スラグ
を装入し、２本の径が４５０鴎の再溶解用電極を２５０
ｍ離間してスラグに浸漬し、３００〜５００ＫＷの電力
を１６時間通電して一方向性凝固鋼塊を製造した。
また、上記と同一鋳型に５０ｍ厚の断熱材を施工して従
来法により同一寸法の一方向性凝固鋼塊を製造し従来例
とし、本発明の実施例と比較した。
来法により同一寸法の一方向性凝固鋼塊を製造し従来例
とし、本発明の実施例と比較した。
これらの鋼塊の端部と中央部について炭素の濃度を分析
し、特定部分の濃度をＣ１平均値をＣＯとし、その比率
Ｃ／Ｃｏを底部からの距離を横軸として第２図に示した
。なお、濃度偏析の切捨部はＣ／Ｃｏ≧１．２を基準と
している。
し、特定部分の濃度をＣ１平均値をＣＯとし、その比率
Ｃ／Ｃｏを底部からの距離を横軸として第２図に示した
。なお、濃度偏析の切捨部はＣ／Ｃｏ≧１．２を基準と
している。
第２図において、従来例は鋼塊の端部および中央部に頭
部濃度偏析による約１１００ｎ＋の長さの切捨部と端部
の上から１５０ｍｍの距離の部分に逆Ｖ傷析による切捨
部が存在している。一方、本発明実施例は切捨部が存在
せず健全な鋼塊であることが明らかである。
部濃度偏析による約１１００ｎ＋の長さの切捨部と端部
の上から１５０ｍｍの距離の部分に逆Ｖ傷析による切捨
部が存在している。一方、本発明実施例は切捨部が存在
せず健全な鋼塊であることが明らかである。
本発明は上記実施例からも明らかな如く、溶鋼の上に溶
融スラグを装入し、２本の再溶解用電極をスラグに浸漬
し通電して、スラグに流動を誘起させ溶鋼表面を均一加
熱しながら一方向に凝固をさせることによって、頭部偏
析および側面逆ｖ偏析を防止し、切捨部のない健全な一
方向性凝固鋼塊を製造することができた。
融スラグを装入し、２本の再溶解用電極をスラグに浸漬
し通電して、スラグに流動を誘起させ溶鋼表面を均一加
熱しながら一方向に凝固をさせることによって、頭部偏
析および側面逆ｖ偏析を防止し、切捨部のない健全な一
方向性凝固鋼塊を製造することができた。
第１図は本発明実施例を示す鋳造装置で（Ａ）は正断面
図、（Ｂ）は平面図、第２図は本発明実施例および従来
例の鋼塊各部の炭素の濃厚偏析状態を示す線図である。 ２・定盤 ４・・・鋳型 ６・・・溶鋼 ８・・・溶融スラグ１０・・
再溶解用電極
図、（Ｂ）は平面図、第２図は本発明実施例および従来
例の鋼塊各部の炭素の濃厚偏析状態を示す線図である。 ２・定盤 ４・・・鋳型 ６・・・溶鋼 ８・・・溶融スラグ１０・・
再溶解用電極
Claims (1)
- （１）高さが長辺、短辺より低い鋳型に溶鋼を注入して
底部から頭部に向つて凝固させる一方向性凝固鋼塊の製
造方法において、前記溶鋼を注入した後該溶鋼の表面に
溶融スラグを装入する段階と、前記溶融スラグに２本の
再溶解用電極を電極半径以上の距離を離間させて浸漬し
通電して該溶融スラグに流動を誘起させ溶鋼表面を均一
加熱しながら底部から凝固させる段階と、を有すること
を特徴とする一方向性凝固鋼塊の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9814587A JPS63264262A (ja) | 1987-04-21 | 1987-04-21 | 一方向性凝固鋼塊の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9814587A JPS63264262A (ja) | 1987-04-21 | 1987-04-21 | 一方向性凝固鋼塊の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63264262A true JPS63264262A (ja) | 1988-11-01 |
Family
ID=14212029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9814587A Pending JPS63264262A (ja) | 1987-04-21 | 1987-04-21 | 一方向性凝固鋼塊の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63264262A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106040985A (zh) * | 2016-08-03 | 2016-10-26 | 成都三强轧辊股份有限公司 | 一种制造铸钢轧辊的电弧加热设备及方法 |
-
1987
- 1987-04-21 JP JP9814587A patent/JPS63264262A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106040985A (zh) * | 2016-08-03 | 2016-10-26 | 成都三强轧辊股份有限公司 | 一种制造铸钢轧辊的电弧加热设备及方法 |
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