JPS63264185A - 焼酎の廃液処理法 - Google Patents

焼酎の廃液処理法

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JPS63264185A
JPS63264185A JP62099413A JP9941387A JPS63264185A JP S63264185 A JPS63264185 A JP S63264185A JP 62099413 A JP62099413 A JP 62099413A JP 9941387 A JP9941387 A JP 9941387A JP S63264185 A JPS63264185 A JP S63264185A
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JP
Japan
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liquid
waste liquid
solid
shochu
liquid separation
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JP62099413A
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English (en)
Inventor
Kiichi Yamashita
喜市 山下
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  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用技術分野] 本発明は、焼酎の廃液処理方法、特に多聞の焼酎の廃液
を効率的に処理する方法に関するものである。
[従来の技術] 現在、多くの焼酎製造業者は蒸留廃液の処理に困ってお
り、大部分は海洋投棄されたり、大地に還元され環境汚
染の原因となっている。最近になって、このような焼酎
蒸留廃液を飼料化したり(特開昭48−79461号)
、肥料化する(特開昭60−41593号)試みがなさ
れている。
しかしながら、飼料化や肥料化の試みは焼酎蒸溜廃液を
固液分離して得られた固形物、または固形物を多量に含
むかす液を対象としており、条間の液体成分は依然中和
して放流されたり、一部がメタン醗酵に使われている現
状である。この多量の液体成分の放流、海洋投棄は、近
々法規制の動きもあるが、口が多すぎることもあって、
従来の処理技術では対処できず、その有効適切な処理は
焼酎製造業界最大の課題となっている。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、前記のごとき問題点を解決した多量の焼酎蒸
溜廃液を効率よく処理する焼酎の廃液処理方法を提供す
ることを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 前記目的を達成した本発明の焼酎の廃液処理方法は、焼
酎の廃液を固液分離して液体成分の水素イオン濃度(p
H)を約5〜6に調整し、次いで凝集剤を加えて溶解成
分を固化した後再度固液分゛離し、1qられた最終液体
をセメント及び砂利等と混合して、コンクリート成型物
を得ることを特徴としている。
本発明で出発原料として使用する焼酎の廃液は、コメ焼
酎、ムギ焼酎、イモ焼酎、ソバ焼酎、クリ焼酎等の減圧
または吹込蒸溜による廃液で、その成分は仕込み原料、
蒸溜方法によって多少異なるが、おおよそ下表の通りで
ある。
本発明では、このような廃液を固液分離し、固形分をと
り除く。固液分離には濾過、遠心分離等種々の方法を用
いることが可能ではあるが、冬瓜の廃液を処理するにサ
ンドフィルターによる濾過が望ましい。特に、必らかじ
めコモのような粗目のフィルターで大きな固形分を除い
たのち、濾材として赤土、砂、炭を各主成分として用い
、上から順次この順で三層を構成した濾過槽に廃液を流
し込んで、固形分を濾別するのが、最も効率的である。
砂層には必要に応じ安置の石灰を混入する。
赤土層、砂層、炭層などの厚さの比は約5=2:1であ
る。
新鮮な廃液であれば、直接上述の方法で濾過する。jq
られた濾液のpHは約3程度である。
一方、二週間以上経過した不良廃液の場合は、あらかじ
め苛性ソーダ等のアルカリで処理して、固液分離し易い
状態にして、前記同様の濾過槽で濾過すると効率的であ
る。得られた濾液のpt−tは8〜9である。
新鮮な廃液をそのまま濾過して得られた濾液は酸性度が
高すぎるので中和処理を行い、pI−1を5〜6程度に
調整する必要がある。このpH1J1整には、苛性ソー
ダ、苛性カリなどのアルカリを直接使用するのも勿論よ
いが、前記不良廃液を濾過して得られたpH8〜9の濾
液と適宜混入するのが無駄がなく望ましい。
pH調整ずみの濾液は、なお糖及び蛋白などの回合成分
を含んでいるので、これに凝集剤として明青を加え撹拌
して、可溶成分を析出、凝集させる。硫酸第1鉄を併用
すると更によい。明賃の使用品は濾液I Kgに対し2
0〜30g程度、硫酸第1鉄は2〜5g程度である。こ
の可溶成分凝集汚濁液を再度固液分離する。固液分離t
は前回同様サンドフィルターが望ましいが、赤土層は必
ずしも必要でなく、砂と安置の石灰からなる砂層と炭か
らなる層の二層構成が実用的で、砂層と炭層の厚さ比は
略7:1程度である。
本発明では、こうして得られた実質的に不純物のない最
終濾液に、セメントと必要に応じ砂利等適母流し込んで
、常法により例えばコンクリートブロックの如き成型物
を得る。本発明にJ:れば、通常のブロック塀等に使用
する1 80 K3/ ctA以−りの強度のブロック
を得ることができる。
なお、前記濾過によって得られた固形分のうち、コモな
どにより純粋な形で濾過されたものは飼料原料にするこ
とができ、赤土、砂、炭等の濾材に混在する形で濾別さ
れた固形分は、濾材とともに肥料原料として用いること
ができる。
[作用] 本発明によれば、焼酎廃液を固液分離し、液体成分を水
の代りに使ってセメントに吸収し、例えばコンクリート
ブロックの如き成形物中に封入してしまうので、いかに
多聞であっても容易に処理でき、中和による放流や海洋
投棄のごとく環境汚染のおそれもない。
[実施例] 米麹、甘藷を原料とし、蒸気吹込みにより蒸溜した下記
組成の焼酎廃液を用いた。
固形分    5.70(%) 直糖分    0.18 全糖分    1.50 粗蛋白    1.40 灰分     0.22 アルコール  0.20 水分    90.80 赤土、砂/石灰混合物、炭を上からこの順序で厚さ5:
2:1の割合に構成した波層を底部に設けた濾過槽の上
にコモを張り、上記組成の新鮮な廃液1 Kgを流し・
こみ濾過した。得られた濾液のpl−1は3だった。一
方、同一組成の廃液1 Kgを2週間放置した不良廃液
を、苛性ソーダで処理したのち、前記同様の濾層を備え
た別の濾過槽で濾過した。得られた濾液のpHは8であ
った。この新鮮廃液濾液と不良廃液濾液を混合してpH
を5〜6に調整した液体成分1 Kgを得、これに明1
125g、硫酸第1鉄3gを入れ撹拌して、濾液可溶成
分を折用凝集させた。次いで砂/石灰混合物と炭を厚さ
で7:1に構成した波層を有する濾過槽で固液を濾過し
た。1qられた最柊濾液を使って、セメント1に対し砂
3、砂利3を混合し、ブロックの型枠に入れて5日間放
置した。型枠をとり払って10日間日陰で干したのち強
度を測定した結果、189.4Kg/Cl71であった
[効果] 以上要するに、本発明によれば焼酎の廃液を固液分離し
て得た液体成分をコンクリートの成型に使用することに
より、多量の液体成分の効率的処理が可能となった。ま
たコンクリート(封じこめることにより、放流や海洋投
棄と異なり環境汚染の怖れはなくなった。本発明の濾過
方法を使用すると、多聞の廃液でも目詰まりを起さず濾
過できるばかりでなく、濾過された固形成分も飼料、肥
料の原料に供することができるので無駄がないなど、実
用上多大な利益が期待できる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)焼酎の廃液を固液分離して液体成分の水素イオン
    濃度を約5〜6に調整し、次いで凝集剤を加えて溶解成
    分を固化した後再度固液分離し、得られた最終液体をセ
    メント及び砂利等と混合して、コンクリート成型物を得
    ることを特徴とする焼酎の廃液処理方法。
  2. (2)水素イオン濃度の調整が、不良廃液をアルカリ処
    理して固液分離したアルカリ性液体成分により行なわれ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の焼
    酎の廃液処理方法。
  3. (3)固液分離が上から赤土、砂、炭を各主成分とする
    濾材で構成された三層により濾過で行なわれることを特
    徴とする特許請求の範囲第(1)または(2)項記載の
    焼酎の廃液処理方法。
  4. (4)凝集剤が明礬と硫酸第1鉄を含むことを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項記載の焼酎の廃液処理方法
  5. (5)再固液分離が上から砂、炭を各主成分とする濾材
    で構成された二層により濾過で行われることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項記載の焼酎の廃液処理方法
  6. (6)コンクリート成型物がコンクリートブロックであ
    る特許請求の範囲第(1)項記載の焼酎の廃液処理方法
JP62099413A 1987-04-21 1987-04-21 焼酎の廃液処理法 Pending JPS63264185A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007181457A (ja) * 2005-12-09 2007-07-19 Kagoshima Univ 水生生物用固形化材料及びその製造方法
JP2008229584A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Ube Ind Ltd 廃液の処理方法および処理装置

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JP2007181457A (ja) * 2005-12-09 2007-07-19 Kagoshima Univ 水生生物用固形化材料及びその製造方法
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