JPS63263490A - アナログ多針表示時計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアナログ多針表示時計の構造に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

時計の成熟化に伴い、アナログ表示式時計知於いても１
例えば多針のクロノグラフ、指針表示式オートカレンダ
ー等の、多針表示による多機能品の要求が高まって来て
いる。

しかしながらこれら多機能品は、生産数がそれ程多くな
いため、合理化生産が難しく、どうしてもコスト高にな
り、それが市場での問題となっていた。

一方、３針表示の通常のアナログ時計に於いては、デザ
インの多様性もあり、時計モジュールのコストはその大
規模な合理化生産に伴い、大巾なコストダウンが可能と
なって来ている。

コストダウンの方法として１産通常モジュールの複数を
使用して１ケの多針表示時計にする等の製品も出て来て
いる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、複数のモレー−ルを使用する場合、全て
の指針を多機能的に使い分けることは難しく、どうして
も、多時刻表示、世界時計等の時刻表示に限られてしま
い、又時計サイズ全体も大きくなり、満足のいく多機能
多針表示時計は難しかった。

本発明の目的は、従来より一般的な時計中心に時分表示
及び機能針を設ける事で機能の細部目盛部を読み易くし
、周辺に複数の機能針と小秒針表示を備えたアナログ多
針表示時計をコストの安い構成にて提供しようとするも
のである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は以下の様な構成は、大規模に量産されコストの
安い３針モジュールを時計中心から離れた位置に配して
秒針表示を行ない、該３針モジュールの二番屯から時計
中心の分カナ・筒車へ少なくとも１ケの中間車を配して
回転を伝達するとともに、時計中心には前記３針モジュ
ールとは別に設けた第２変換機で駆動される機能針を前
記分カナ、筒車と同心に設けることを特徴とするもので
ある。

〔実ＩＭ例〕

以下に本発明の実施例を図面により説明する。

第１図は本発明の１実施例に係るアナログ多針表示時計
の平面図、第２図は第１図の時計に使用されている時計
ムーブメントの平面図、第３図〜第４図は第２図の要部
断面図である。

第２図に斜線を付して示している１は大規模量産をして
いる小型の３針モジュール（以下は基本ムーブと呼ぶ）
であり、回路基板５ａ上にＩＣ５ｂ・水晶振動子５Ｃを
着装した複合回路５、コイル６ａ・ステータ６ｂ・ロー
ター６Ｃからなる変換機６、地板２、輪列受３等により
地文される、五番車４ａ、四番車４ｂ、五番車４　Ｃｓ
五番車４ｄ、日の裏車４ｈ等の輪列４、巻真７ａ、オシ
ドリ７ｂ、カンヌキ７　Ｃｓ裏押エフｄ、ツヅミ車７ｅ
、小鉄車７ｆ等の裏回り装置７及び電池８を備え、通常
のアナログ時計の構成となっている。

第２モジュール１１は、基本ムーブ１の巻真７ａの反対
側の外周部に中心部１１ａがあり、基本ムーブ１を平面
的て覆う配置となっており、基本ムーブ１と同様に、第
２コイル１６ａ１第２ステータ１６ｂ１第２０−ター１
６ｃからなる第２変換機１６、第２回路基板１５ａ上に
、第２変換機１６を駆動する信号を出力するドライバー
用ＩＣ１５ｂ、それらの駆動信号を制御するマイコンＩ
Ｃ１５ｄ、第２水晶振動子１５ｃを着装した第２複合回
路１５、第２地板１２、第２輪列受１３等により軸支さ
れる減速車１４ａ、機能車１４ｂ、分カナ１４Ｃ１筒車
１４ｄ、第２日ノ裏車１４ｅ等の輪列１４、スイッチレ
バー１１７８・スイッチレバー１［１７ｂの修正装置１
７、第２電池１８等を備え、特殊な配置となっているが
、アナログ時計とし機能できる構成となっている。

基本ムーブ１の四番車４ｂには秒針２４が固定されてお
り、五番車４ａを介して変換機６により駆動され、四番
車４ｂの回転は五番車４Ｃを斤し五番車４ｄへと伝えら
れる。

五番車４ｄは二番歯車４ｅと二番カナ４ｆとからなる周
知のスリップ構造となっており、二番カナ４ｆには下二
番車４ｇが固定されている。

第２モジュール１１の中心部１１ａに同心で配置される
機能車１４ｂ、−分カナｊ４ｃ・筒車１４ｄには、それ
ぞれ機能針２）、分針２２、時針２３が固定されており
、機能車１４ｂは減速車１４ａを介して第２変換機１６
により駆動される。

分カナ１４Ｃ１筒車１４ｄは第２変換機１６では駆動さ
れないで、下二番車４ｇと分カナ１４Ｃに噛合する第２
日）裏車１４ｅの第２日ノ裏歯車１４ｆを中間車として
変換機６により駆動される。

第２日ノ裏車１４ｅの第２日ノ裏カナ１４ｇは筒１１４
ｄと噛合する。その結果、基本ムーブ１により駆動され
る四番車４ｂ・分カナ１４Ｃ・筒車１４ｄは通常の秒ψ
分・時の表示を行なうこととなり、一方、機能車１４ｂ
は外部操作用ブツシュボタン２９及び６０でスイッチレ
バー１１７ａやスイッチレバー１１１７ｂを操作し、第
２変換機１６を制御することにより、機能針２）に種々
の表示を行なわせることを可能としている。

また、本実施例では、更に第２機能針２５を固定する第
２機能車１９ａと第２減速車１９ｂを介してこれを不動
する第３変換機１９、第３機能針２６を固定する第３機
能車２０ａと第３減速車２０ｂを介してこれを駆動する
第４変換機２０とが設けてあり、基本ムーブ１や第２電
池１８らとともに、第２モジュール１１の中心部１１ａ
付近にある第２変換機１６及び輪列１４を囲むが如くに
配置されている。

第２機能針２５、第３機能針２６も機能針２）と同様に
スイッチレバー１１７ａやスイッチレバーｌ１１７ｂ、
巻真７ａに固定した外部操作用リューズ２８の押し引き
動作により作動するスイッチレバー１７ｇなどとのスイ
ッチ動作ンこよりすでに多く報告されているような種々
の機能を表示することを可能とするものである。

次に第１図の例の実施例（この場合はクロノグラフであ
り、機能針２）はクロノグラフ秒針、第２機能針２５は
クロノグラフ分針、第３機能針２６はクロノグラフ時針
として使用）の操作について説明する。

まず、針合わせのためにリューズ２８を２段引きにする
と基本ムーブ１はカンヌキ７ｃが作動しツヅミ車７ｅが
小鉄車７ｆとかみ合い、同時にカンヌキ７Ｃのリセット
部７ｈが回路基板５ａのリセットパターンと導通してリ
セット状態となり、秒針２４は即停止する。

小鉄車７ｆと噛合する日ノ裏車４ｈは周知のスリップ構
造をもつ二番車４ｄと噛合しており、リューズ２８の回
転動作により時針２３と分針２２の修正が行なえる。こ
の時スイッチレバー置７ｇのスイッチング作用により、
各機能針２）．２５．２６はリセット状態となる。そこ
で、ブツシュボタン３０のブツシュ動作によるスイッチ
作用により機能針２）がＯ位置となるよう修正する。

同様に、ブツシュボタン２９のブツシュ動作で第２機能
針２５を、ブツシュボタン２９及び６０の同時押しによ
り第３機能針２６をそれぞれ０位置に修正する。　　　
　　− すなわち各クロノグラフ針を０リセツトすることにより
各クロノグラフ針のＯ位置を回路に認知させる。リュー
ズ２８を押し込めば、時針２３、分針２２及び秒針２４
は通常運針状態となり、ブツシュボタン３０でス゛ター
トストッフ操作ヲ、フッシーボタン２９でリセット（−
針）操作となるようにマ・イコンＩＣ１５ｄにより、機
能針２）、第２機能針２５及び第３機能針２６をコント
ロールするようになっている。

本実施例はクロノグラフについ不説明したが、オートカ
レンダー、世界時計等、マイコ７ＩＣ’１５ｄのソフト
変更及び文字板等の外、製部品の仕様変更で対応できる
ものには容易に対応できることは言うまでもない。　− また、本実施例では、第３変換機１９及び第４変換機２
０は、第２変換機１６とコイル・ステータ・ローターの
仕様が合わせてあり、数量効果によるコストダウンに寄
与させである。

また、既存の３針モジュールを使用することによる平面
サイズ上の欠点をなくすため、基本ムーブ１のコイル６
ａの機能車１４ｂと重ねて配置して、第２モジュール１
１の中心部１１ａと基本ムーブ１との距離を適正に選ぶ
ことができるようにしている。

〔発明の効果〕

以上説明した如く、本発明によれば、大規模生産を行っ
ている安価な３針の基本ムーブを変更少なく使用した低
コストのアナログ多針時計であるにもかかわらず、多機
能表示の特徴である機能針の１つを時計中心におくこと
ができ、これをクロノグラフの秒表示のような細部目盛
の必要な機能針に使用するとともに、通常時刻を示す時
・分針も同心で配置することにより非常に見易い多機能
時計が得られる。

さらに基本ムーブの巻真・裏回り部品も有効に活用でき
、機能時計のリセット状態をレバー１ケの追加で容易に
達成できる。又、通常時刻用と多機能用とにそれぞれ電
池が設けられるので、多機能の多用で電池を消耗しても
、通常時刻の電池寿命は予め算出された期間が確保され
るので、使用者にとって非常に便利になっている。同様
に、通常時刻用と機能時計部が結合された構令であるの
で、基本ムーブ部の量産効果は保有したままで、機能部
分の切りかえに対し、マイコンのソフト変更等により容
易に対応できるきわめて有効な発明となっている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例のアナログ多針表示時計の平
面図、第２図は第１図に使用のムーブメントの平面図、
第３図〜第４図は第２図の要部断面図である。 １・・・・・・３針モジエール（基本ムーブ）、　２・
・・・・・地板、　　３・・・・・・輪列受、　　４ｂ
・・・・・・四番車、４ｄ・・・・・・二番車、　　４
ｇ・・・・・・下二番車、　５・・・・・・複合回路、
　６・・・・・・変換機、　　７ａ・・・・・・巻真、
８・・・・・・電池％　　１１・・・・・・第２モジエ
ール、１１ａ・・・・・・中心部％　　１２・・・・・
・第２地板、１６・・・・・・第２輪列受、　　１４ｂ
・・・・・・機能車、１４Ｃ・・・・・・分カナ、　　
１４ｄ・・・・・・筒車、１４ｅ・・・・・・第２日ノ
裏車（中間車）、　１５・・・・・・第２複合回路、　
　１６・・・・・・第２変換機、１８・・・・・・第２
電池、　　１９・・・・・・第３変換機、１９ａ・・・
・・・第２機能車、　２０・・・・・・第４変換機、　
２０ａ・・・・・・第３機能車、　２）・・・・・・機
能針、　２２・・・・・・分針、　２６・・・・・・時
針。 ２４・・・・・・秒針、　２５・・・・・・第２機能針
、２６・・・・・・第３機能針。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）小型の３針モジュール、該３針モジュールの巻真
   位置の反対側の外周部に中心があり、該３針モジュール
   を平面的に覆うが如く第２モジュールを設け、前記３針
   モジュールは中心部で秒針表示のみを行ない、該３針モ
   ジュールの二番車から少なくとも１ヶの中間車を介して
   前記第２モジュールの前記中心に配設された分カナ、筒
   車に回転を伝達し、時・分針表示を行なうとともに、該
   第２モジュールの前記分カナ、筒車と同心に、該第２モ
   ジュールに設けた第２変換機により駆動される機能針を
   設けたことを特徴とするアナログ多針表示時計。
2. （２）３針モジュールの二番車から第２モジュールの分
   カナへ回転伝達するための配される中間車の１つが、前
   記第２モジュールの筒車と噛合するカナ部も有すること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載のアナログ多針
   表示時計。