JPS63263245A - エンジンのノツク制御装置 - Google Patents
エンジンのノツク制御装置Info
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- JPS63263245A JPS63263245A JP62096938A JP9693887A JPS63263245A JP S63263245 A JPS63263245 A JP S63263245A JP 62096938 A JP62096938 A JP 62096938A JP 9693887 A JP9693887 A JP 9693887A JP S63263245 A JPS63263245 A JP S63263245A
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Landscapes
- Supercharger (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)□
本発明はエンジンのノック制御装置の改良に関し、特に
エンジン冷機時での誤制御防止対策に関する。
エンジン冷機時での誤制御防止対策に関する。
(従来の技術)
従来より、エンジンのノック制御装置として、例えば特
開昭60−75730号公報に開示されるように、エン
ジンのノッキングを検出するノック検出手段と、該ノッ
ク検出手段の出力を受け、ノッキング発生時に、混合気
の点火時期等のエンジンの制御mをノッキングの抑制方
向(点火時期では遅角側)に補正することにより、ノッ
キングを有効に抑制して、エンジン耐久性を良好に確保
している。
開昭60−75730号公報に開示されるように、エン
ジンのノッキングを検出するノック検出手段と、該ノッ
ク検出手段の出力を受け、ノッキング発生時に、混合気
の点火時期等のエンジンの制御mをノッキングの抑制方
向(点火時期では遅角側)に補正することにより、ノッ
キングを有効に抑制して、エンジン耐久性を良好に確保
している。
而して、エンジン制御量、例えば混合気の点火時期では
、その補正に伴って混合気の燃焼状態が変化するため、
通常、補正の最大量を予め設定しておき、ノッキングの
発生時に点火時期の補正量が上記設定最大量を越える場
合には、これを設定最大量に制限して、混合気の燃焼状
態を最小限許容し得る限界状態に確保することが行われ
る。
、その補正に伴って混合気の燃焼状態が変化するため、
通常、補正の最大量を予め設定しておき、ノッキングの
発生時に点火時期の補正量が上記設定最大量を越える場
合には、これを設定最大量に制限して、混合気の燃焼状
態を最小限許容し得る限界状態に確保することが行われ
る。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、上記従来のものでは、エンジン冷機時に
おいて1.−エンジン制御量の補正量が唐突に設定最大
補正量にまで遠して、その分、混合気の燃焼性が低下し
、その結果、エンジン出力が不意に低下してしまう問題
があった。
おいて1.−エンジン制御量の補正量が唐突に設定最大
補正量にまで遠して、その分、混合気の燃焼性が低下し
、その結果、エンジン出力が不意に低下してしまう問題
があった。
そこで、本発明者等は、上記出力低下の原因を究明すべ
く鋭意研究したところ、エンジン冷機時には、ピストン
とシリンダ間の隙間が比較的大きいために、燃焼行程時
にはピストンのシリンダ壁面への当りが強く、この当り
に起因するノイズがノッキングとして誤って検出され、
その結果、エンジン冷機時には、唐突に補正量が最大値
に達して、エンジン出力の低下を招いていることを知悉
した。
く鋭意研究したところ、エンジン冷機時には、ピストン
とシリンダ間の隙間が比較的大きいために、燃焼行程時
にはピストンのシリンダ壁面への当りが強く、この当り
に起因するノイズがノッキングとして誤って検出され、
その結果、エンジン冷機時には、唐突に補正量が最大値
に達して、エンジン出力の低下を招いていることを知悉
した。
そこで、上記エンジン冷機時での出力低下を抑制すべく
、例えばエンジン冷機時には、ノッキング制御を強制的
に停止することが考えられるが、この考えでは、エンジ
ン冷は時で真にノッキングの発生した状況、特に排気タ
ーボ過給機等により吸気過給を行う高負荷運転時等では
、ピストンの破損や焼付きを防止できず、エンジン耐久
性を良好に確保できない欠点が生じる。
、例えばエンジン冷機時には、ノッキング制御を強制的
に停止することが考えられるが、この考えでは、エンジ
ン冷は時で真にノッキングの発生した状況、特に排気タ
ーボ過給機等により吸気過給を行う高負荷運転時等では
、ピストンの破損や焼付きを防止できず、エンジン耐久
性を良好に確保できない欠点が生じる。
本発明は斯かる点に鑑み、その目的とするところは、エ
ンジン冷は時には、ピストンの強い当りに伴うノイズが
発生した場合、これに起因するノッキングの誤検出は仕
方がないものとして、エンジン制御量の補正量の最大値
をエンジン暖は時よりも小さく制限することにより、ノ
イズに起因する誤検出の場合には、エンジン制御量の補
正量を小値にして、エンジン出力の不意の低下を有効に
抑制すると共に、真のノッキング発生時には、エンジン
制御量を可及的にその抑制方向に制御して、ノッキング
を有効に抑制し、エンジンの耐久性、信頼性の向上を図
ることにある。
ンジン冷は時には、ピストンの強い当りに伴うノイズが
発生した場合、これに起因するノッキングの誤検出は仕
方がないものとして、エンジン制御量の補正量の最大値
をエンジン暖は時よりも小さく制限することにより、ノ
イズに起因する誤検出の場合には、エンジン制御量の補
正量を小値にして、エンジン出力の不意の低下を有効に
抑制すると共に、真のノッキング発生時には、エンジン
制御量を可及的にその抑制方向に制御して、ノッキング
を有効に抑制し、エンジンの耐久性、信頼性の向上を図
ることにある。
(問題点を解決するだめの手段)
以上の目的を達成フるため、本発明では、第1図に示す
ようにごエンジン1のノッキングを検出するノック検出
手段35と、該ノック検出手段35の出力を受け、ノッ
キング発生時に、上記エンジン1の制御量をノッキング
の抑制方向に補正量る制御量補正手段50と、該制御量
補正手段50によるエンジン制御量の補正量が、予め設
定した最大補正量を越えるとき、エンジン制amの補正
量を該設定最大補正量に制限する最大補正量制限手段5
1とを備えたエンジンのノッ制御装置を前提とする。そ
して、上記エンジンの温度を検出するエンジン温度検出
手段40と、該エンジン温度検出手段40の出力を受け
、エンジン冷機時には上記最大補正量制限手段51の設
定最大補正量を小さく変更する最大補正量変更手段52
とを設ける構成としたものである。
ようにごエンジン1のノッキングを検出するノック検出
手段35と、該ノック検出手段35の出力を受け、ノッ
キング発生時に、上記エンジン1の制御量をノッキング
の抑制方向に補正量る制御量補正手段50と、該制御量
補正手段50によるエンジン制御量の補正量が、予め設
定した最大補正量を越えるとき、エンジン制amの補正
量を該設定最大補正量に制限する最大補正量制限手段5
1とを備えたエンジンのノッ制御装置を前提とする。そ
して、上記エンジンの温度を検出するエンジン温度検出
手段40と、該エンジン温度検出手段40の出力を受け
、エンジン冷機時には上記最大補正量制限手段51の設
定最大補正量を小さく変更する最大補正量変更手段52
とを設ける構成としたものである。
(作用)
以上の構成により、本発明では、ノッキングの発生時に
は、混合気の点火時期や空燃比等のエンジン制御量が制
御量補正手段50によりノッキング抑制方向に補正され
るので、ノッキングが有効に抑制されると共に、通常時
(エンジン暖機時)では、上記エンジン制御I量や補正
量が設定最大補正量を越える場合には、最大補正■制限
手段51でこの補正量が該設定最大補正量に制限される
ので、ノッキングが可及的良好に抑制されつつ、混合気
の燃焼状態が最低限許容され得る良好な燃焼状態に確保
される。
は、混合気の点火時期や空燃比等のエンジン制御量が制
御量補正手段50によりノッキング抑制方向に補正され
るので、ノッキングが有効に抑制されると共に、通常時
(エンジン暖機時)では、上記エンジン制御I量や補正
量が設定最大補正量を越える場合には、最大補正■制限
手段51でこの補正量が該設定最大補正量に制限される
ので、ノッキングが可及的良好に抑制されつつ、混合気
の燃焼状態が最低限許容され得る良好な燃焼状態に確保
される。
一方、エンジン冷機時では、ピストンのシリンダ壁面へ
の当りが強くてノイズが発生し、これに起因してノッキ
ングが誤検出され易い状況にあるが、このエンジン冷機
時には、上記設定最大補正量が最大補正量変更手段52
により小さく変更されて、エンジン制御量の補正量の最
大値がエン92111時よりも小さくなるので、ノイズ
の発生に起因するノッキングの誤検出時にも、混合気の
燃焼状態はさほど悪化せず、エンジン出力の不意に低下
が防止される。しかも、真のノッキング発生時にもエン
ジン制御量がノッキング抑制方向に補正されるので、ノ
ッキングを可及的に抑制できて、エンジンの耐久性、信
頼性が良好に確保されることになる。
の当りが強くてノイズが発生し、これに起因してノッキ
ングが誤検出され易い状況にあるが、このエンジン冷機
時には、上記設定最大補正量が最大補正量変更手段52
により小さく変更されて、エンジン制御量の補正量の最
大値がエン92111時よりも小さくなるので、ノイズ
の発生に起因するノッキングの誤検出時にも、混合気の
燃焼状態はさほど悪化せず、エンジン出力の不意に低下
が防止される。しかも、真のノッキング発生時にもエン
ジン制御量がノッキング抑制方向に補正されるので、ノ
ッキングを可及的に抑制できて、エンジンの耐久性、信
頼性が良好に確保されることになる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を第2図以下の図面に基いて説明
する。
する。
第2図は本発明に係るエンジンのノック制御装置の全体
概略構成を示し、使用燃料として高オクタン価燃料(ハ
イオクガソリン)及び低オクタン価燃第1(レギュラー
ガソリン)を用いるエンジンのノッキング制御に適用し
たものでおる。同図において、1はエンジン、2はエン
ジンのシリンダ3に摺動自在に嵌挿したピストン4によ
り形成される燃焼室、5は一端がエアクリーナ6を介し
て大気に連通し、他端が上記燃焼室2に開口して、吸気
を燃焼室2に供給する吸気通路、7は一端が上記燃焼室
2に開口し、他端が人気に開放されて、排気を排出する
排気通路である。上記吸気通路5の途中には、吸入空気
最を制御するスロットル弁10と、該スロットル弁10
下流側で燃料を燃焼室2に向けて噴射供給する燃料噴射
弁11とが配置されていると共に、排気通路7には、排
気ガス浄化用の触媒装置12が介設されている。また、
上記燃焼室2の頂部には、燃焼室2内の混合気に点火す
る点火プラグ13が配置されていると牡に、吸気通路5
の燃焼室2への開口部には吸気弁14が、排気通路7の
燃焼室2への開口部には排気弁15が各々配置されてい
る。ざらに、上記燃料噴射弁11には、燃料フィルタ1
7を介設した燃料供給通路18を通じて燃料タンク19
が連通接続されていて、該燃#lタンク19内には、高
オクタン価燃料(ハイオクガソリン)及び低オクタン価
燃料(レギュラーガソリン)が時を異にして任意に供給
される。
概略構成を示し、使用燃料として高オクタン価燃料(ハ
イオクガソリン)及び低オクタン価燃第1(レギュラー
ガソリン)を用いるエンジンのノッキング制御に適用し
たものでおる。同図において、1はエンジン、2はエン
ジンのシリンダ3に摺動自在に嵌挿したピストン4によ
り形成される燃焼室、5は一端がエアクリーナ6を介し
て大気に連通し、他端が上記燃焼室2に開口して、吸気
を燃焼室2に供給する吸気通路、7は一端が上記燃焼室
2に開口し、他端が人気に開放されて、排気を排出する
排気通路である。上記吸気通路5の途中には、吸入空気
最を制御するスロットル弁10と、該スロットル弁10
下流側で燃料を燃焼室2に向けて噴射供給する燃料噴射
弁11とが配置されていると共に、排気通路7には、排
気ガス浄化用の触媒装置12が介設されている。また、
上記燃焼室2の頂部には、燃焼室2内の混合気に点火す
る点火プラグ13が配置されていると牡に、吸気通路5
の燃焼室2への開口部には吸気弁14が、排気通路7の
燃焼室2への開口部には排気弁15が各々配置されてい
る。ざらに、上記燃料噴射弁11には、燃料フィルタ1
7を介設した燃料供給通路18を通じて燃料タンク19
が連通接続されていて、該燃#lタンク19内には、高
オクタン価燃料(ハイオクガソリン)及び低オクタン価
燃料(レギュラーガソリン)が時を異にして任意に供給
される。
また、上記スロットル弁10上流側の吸気通路5と、触
媒装置12上流側の排気通路7とには、排気ターボ過給
機20が跨って配置されている。
媒装置12上流側の排気通路7とには、排気ターボ過給
機20が跨って配置されている。
該排気ターボ過給捜20は、排気通路7に介設されたタ
ービン20aと、該タービン20aに連結軸20Cを介
して駆動連結され吸気通路5のスロットル弁10上流側
に介設されたコンプレッサ2obとを備えてなり、排気
ガス流により回転するタービン20aによってコンプレ
ッサ20bを回転駆動して、吸気の過給を行うものであ
る。
ービン20aと、該タービン20aに連結軸20Cを介
して駆動連結され吸気通路5のスロットル弁10上流側
に介設されたコンプレッサ2obとを備えてなり、排気
ガス流により回転するタービン20aによってコンプレ
ッサ20bを回転駆動して、吸気の過給を行うものであ
る。
上記排気ターボ過給機20近傍の排気通路7には、該排
気ターボ過給1m20をバイパ3するバイパス通路22
が設けられ、該バイパス通路22の上流側開口部には、
該開口部を開閉づるウェストゲート弁23が配置されて
いる。該ウェストゲート弁23には、その開閉用のダイ
ヤフラム装置25が接続され、該ダイヤフラム装置25
は、ダイヤフラム25aにより図中左右に区画された圧
力室25b及びバネ室25Cを備え、バネ室25cには
バネ25dが縮装されていると共に、圧力室25bには
デユーティ電磁弁26が連通接続されている。該デユー
ティ電磁弁26は、上記排気ターボ過給機20のコンプ
レッサ20b下流側の吸気通路5の圧力、つまり過給圧
が圧力通路27を介して導入されると共に、開放通路2
8を介してコンプレッサ20b上流側の吸気通路5に開
口されていて、デユーティ比が0%の場合には、上記開
放通路28を閉じて、過給圧自体を直接ダイヤフラム装
@25の圧力室25bに作用させることにより、過給圧
がバネ25dの付勢力以上の過給圧値PLに上昇した時
点で、バネ25dを縮小させつつダイヤフラム25aを
偏倚させて、ウェストゲート弁23を開く一方、デユー
ティ比が100%の場合には、圧力通路27を最大開口
面積で開放通路28に連通して圧力室25bに作用する
圧力値を下げ、その分、上記過給圧値PLよりも高い過
給圧値PI−1でもってウェストゲート弁23を聞くよ
うにしている。尚、29は排気ターダ過給機20で過給
された空気を冷却するインタクーラ、30は点火プラグ
13での点火時期を調整するイグナイタである。
気ターボ過給1m20をバイパ3するバイパス通路22
が設けられ、該バイパス通路22の上流側開口部には、
該開口部を開閉づるウェストゲート弁23が配置されて
いる。該ウェストゲート弁23には、その開閉用のダイ
ヤフラム装置25が接続され、該ダイヤフラム装置25
は、ダイヤフラム25aにより図中左右に区画された圧
力室25b及びバネ室25Cを備え、バネ室25cには
バネ25dが縮装されていると共に、圧力室25bには
デユーティ電磁弁26が連通接続されている。該デユー
ティ電磁弁26は、上記排気ターボ過給機20のコンプ
レッサ20b下流側の吸気通路5の圧力、つまり過給圧
が圧力通路27を介して導入されると共に、開放通路2
8を介してコンプレッサ20b上流側の吸気通路5に開
口されていて、デユーティ比が0%の場合には、上記開
放通路28を閉じて、過給圧自体を直接ダイヤフラム装
@25の圧力室25bに作用させることにより、過給圧
がバネ25dの付勢力以上の過給圧値PLに上昇した時
点で、バネ25dを縮小させつつダイヤフラム25aを
偏倚させて、ウェストゲート弁23を開く一方、デユー
ティ比が100%の場合には、圧力通路27を最大開口
面積で開放通路28に連通して圧力室25bに作用する
圧力値を下げ、その分、上記過給圧値PLよりも高い過
給圧値PI−1でもってウェストゲート弁23を聞くよ
うにしている。尚、29は排気ターダ過給機20で過給
された空気を冷却するインタクーラ、30は点火プラグ
13での点火時期を調整するイグナイタである。
而して、エンジン1のシリンダ3周りには、ノッキング
を検出するノック検出手段としてのノックセンサ35が
配置され、その検出信号はノックアダプター36を介し
てCPU等を内蔵するコントローラ37に入力されてい
る。
を検出するノック検出手段としてのノックセンサ35が
配置され、その検出信号はノックアダプター36を介し
てCPU等を内蔵するコントローラ37に入力されてい
る。
また、38はエアクリーナ6直下流に配置されて吸入空
気はを計測するエアフローセンザ、39は該エアフロー
センサ38上流側で吸入空気の温度を検出する吸気温度
センサ、40はエンジン冷却水温度によりエンジン温度
を検出するエンジン温度検出手段としての冷却水温度セ
ンサ、41はスロットル弁10の開度を検出する開度セ
ンサ、42はエンジン回転数センサとしてのディストリ
ビュータでって、該各センサ38〜42の検出は上記コ
ントローラ37に入力されている。そして、該コントロ
ーラ37により、燃料噴射弁弁11、デユーティff1
l弁26及びイグナイタ30が各々作動制御される。尚
、第2図中、43はエンジン1の始動時にON操作され
るスタータスイッチである。
気はを計測するエアフローセンザ、39は該エアフロー
センサ38上流側で吸入空気の温度を検出する吸気温度
センサ、40はエンジン冷却水温度によりエンジン温度
を検出するエンジン温度検出手段としての冷却水温度セ
ンサ、41はスロットル弁10の開度を検出する開度セ
ンサ、42はエンジン回転数センサとしてのディストリ
ビュータでって、該各センサ38〜42の検出は上記コ
ントローラ37に入力されている。そして、該コントロ
ーラ37により、燃料噴射弁弁11、デユーティff1
l弁26及びイグナイタ30が各々作動制御される。尚
、第2図中、43はエンジン1の始動時にON操作され
るスタータスイッチである。
次に、上記コントローラ37による燃料噴9Affi、
点火時期及び最大過給圧の各制御を第3図(イ)及び(
ロ)のフローチャート図に基いて説明する。
点火時期及び最大過給圧の各制御を第3図(イ)及び(
ロ)のフローチャート図に基いて説明する。
第3図(イ)からスタートして、ステップS1でイグニ
ッションスイッチのON操作に伴う電源投入後、使用燃
料が高オクタン価燃料であることを想定して、ステップ
S2でデユーティ電磁弁26への制御信号のデュ・−テ
ィ比信号値DRE Gを100χに設定して、排気ター
ボ過給1!20の最大過給圧を過給圧値P)−1に初期
設定すると共に、ステップS3で点火プラグ13の点火
時期のりタート伍θKを基準値(0’ c A)に初期
設定する。また、ステップS4で冷却水湿度セン4ノ4
0からのエンジン冷却水温度を検出すると共に、ステッ
プS5で吸気温度セン(J 39からの吸気′gn度を
検出することとする。
ッションスイッチのON操作に伴う電源投入後、使用燃
料が高オクタン価燃料であることを想定して、ステップ
S2でデユーティ電磁弁26への制御信号のデュ・−テ
ィ比信号値DRE Gを100χに設定して、排気ター
ボ過給1!20の最大過給圧を過給圧値P)−1に初期
設定すると共に、ステップS3で点火プラグ13の点火
時期のりタート伍θKを基準値(0’ c A)に初期
設定する。また、ステップS4で冷却水湿度セン4ノ4
0からのエンジン冷却水温度を検出すると共に、ステッ
プS5で吸気温度セン(J 39からの吸気′gn度を
検出することとする。
しかる後、ステップS6でスタータスイッチ43のON
操作の有無を判断し、ON操作時のYESの場合には、
ステップS7で始動開始時と判断してそのまま待機し、
OFF操作されたエンジン完爆後は、ステップS8でデ
ィストリビュータ42からのエンジン回転数Neを検出
すると共に、ステップS9でエアフローセンサ38から
の検出信号に基いてエンジン−回転当りの吸入空気mQ
を算出して、これら値に基いてステップ310で燃料噴
射弁11からの燃料噴9A量Tpを演算する。
操作の有無を判断し、ON操作時のYESの場合には、
ステップS7で始動開始時と判断してそのまま待機し、
OFF操作されたエンジン完爆後は、ステップS8でデ
ィストリビュータ42からのエンジン回転数Neを検出
すると共に、ステップS9でエアフローセンサ38から
の検出信号に基いてエンジン−回転当りの吸入空気mQ
を算出して、これら値に基いてステップ310で燃料噴
射弁11からの燃料噴9A量Tpを演算する。
そして、ステップ3oでエンジン回転数Neを極低回転
数値(例えば500rpm)と大小比較し、Ne <5
00rpmのYESの場合には、上記ステップS7で始
動中又はエンスト時と判断して、ステップS6に戻る。
数値(例えば500rpm)と大小比較し、Ne <5
00rpmのYESの場合には、上記ステップS7で始
動中又はエンスト時と判断して、ステップS6に戻る。
一方、始動完了後は、先ずノック制御及び最大過給圧制
御を行う領域か否かを判別すべく、ステップS12でエ
ンジン回転数Neを、またステップ313で燃料噴躬聞
(噴射パルス幅)Tpを各々比較し、No <150O
rpm及びTp <2m5ecの各場合には、その制御
領域にないので、ステップ314でデユーティ電磁弁2
6のデユーディ制御値DwGを“0゛′値に設定して、
第3図(ロ)のステップS’sで、イグニッションスイ
ッチのOFF操作されるエンジン停止時まで以上の動作
を繰返す。
御を行う領域か否かを判別すべく、ステップS12でエ
ンジン回転数Neを、またステップ313で燃料噴躬聞
(噴射パルス幅)Tpを各々比較し、No <150O
rpm及びTp <2m5ecの各場合には、その制御
領域にないので、ステップ314でデユーティ電磁弁2
6のデユーディ制御値DwGを“0゛′値に設定して、
第3図(ロ)のステップS’sで、イグニッションスイ
ッチのOFF操作されるエンジン停止時まで以上の動作
を繰返す。
゛ 一方、上記ステップ312及びS13でNo≧15
00rpm及びTp≧2m5ecのYESの場合には、
ステップSI6でノック制御及び最大過給圧制御領域に
あると判断φ、て7、ステップ517Jρデユーテイ電
磁弁26へのデユーティ比信号値DREcを初期設定値
(100%)とした後、ステップSea以降で点火時期
及び最大過給圧によりノッキング制御を行う。
00rpm及びTp≧2m5ecのYESの場合には、
ステップSI6でノック制御及び最大過給圧制御領域に
あると判断φ、て7、ステップ517Jρデユーテイ電
磁弁26へのデユーティ比信号値DREcを初期設定値
(100%)とした後、ステップSea以降で点火時期
及び最大過給圧によりノッキング制御を行う。
つまり、先ずステップS’sでノックセンザ35からの
信号波形を入力し、そのパルス数がノック強度に比例す
ることから、ノックパルス数を計数し、ノックパルス数
=Oの場合には点火時期を進角制御すべく、ステップS
+sでその継続時間Tを計測し、T≦60m5ecの場
合には、誤制御を防止する観点からステップSroで点
火時期のリタード量θK(1)を前回の値θK(i−1
)に設定して保持する一方、T>60m5ecの場合に
は、ステップS2+で前回の値θK(i−1)から微小
値(例えば0.234゜)だけ減算して、その分選角さ
せた後、ステップ322でこの今回のりタート但θK
(i)の値を把握し、θK(i)<0の場合には、基準
値以上の進角制御を防止すべく、特にステップS23で
θK (i)=Oに訂正してステップS25に進む。
信号波形を入力し、そのパルス数がノック強度に比例す
ることから、ノックパルス数を計数し、ノックパルス数
=Oの場合には点火時期を進角制御すべく、ステップS
+sでその継続時間Tを計測し、T≦60m5ecの場
合には、誤制御を防止する観点からステップSroで点
火時期のリタード量θK(1)を前回の値θK(i−1
)に設定して保持する一方、T>60m5ecの場合に
は、ステップS2+で前回の値θK(i−1)から微小
値(例えば0.234゜)だけ減算して、その分選角さ
せた後、ステップ322でこの今回のりタート但θK
(i)の値を把握し、θK(i)<0の場合には、基準
値以上の進角制御を防止すべく、特にステップS23で
θK (i)=Oに訂正してステップS25に進む。
また、上記ステップS+sでノックパルス数≠Oの場合
には、ノッキング発生時であるので、点火時期を遅角制
御することとし、ステップS 24で前回の点火時期の
リタード量θK(i−1)に対して、ノックパルス数の
増大に応じて増大する1回当りのリタードmθRETを
加算して、今回のリタード量θK (i)を大きくした
後に、ステップ325に進む。
には、ノッキング発生時であるので、点火時期を遅角制
御することとし、ステップS 24で前回の点火時期の
リタード量θK(i−1)に対して、ノックパルス数の
増大に応じて増大する1回当りのリタードmθRETを
加算して、今回のリタード量θK (i)を大きくした
後に、ステップ325に進む。
そして、ステップ525で点火時期のリタード借OKを
限界値(例えば6°cA)と比較し、θに≦6°C^の
場合には、点火時期制御でもってノッキングを十分に抑
制できると判断して、直ちにステップS37に進み、該
ステップ337でその時のデユーティ電磁弁26のデユ
ーティ比信号m D REG(当初は100%)に対し
て、第4図に示ず如き吸気温度の上昇に応じて漸次小値
になる特性の吸気温度補正係数CATを乗算して、デユ
ーティ電磁弁26のデユーティ制御値Dwcを算出して
、最大過給圧値をエンジン信頼性の確保上、高吸気温度
で低くなるよう補正した後ZステップS’sでエンジン
の運転中と判断する場合には、ステップS4に戻って以
上の動作を繰返す。
限界値(例えば6°cA)と比較し、θに≦6°C^の
場合には、点火時期制御でもってノッキングを十分に抑
制できると判断して、直ちにステップS37に進み、該
ステップ337でその時のデユーティ電磁弁26のデユ
ーティ比信号m D REG(当初は100%)に対し
て、第4図に示ず如き吸気温度の上昇に応じて漸次小値
になる特性の吸気温度補正係数CATを乗算して、デユ
ーティ電磁弁26のデユーティ制御値Dwcを算出して
、最大過給圧値をエンジン信頼性の確保上、高吸気温度
で低くなるよう補正した後ZステップS’sでエンジン
の運転中と判断する場合には、ステップS4に戻って以
上の動作を繰返す。
これに対し、上記ステップ325でθK>6°cAの場
合には、ノッキングの抑制には最大過給圧制御が必要と
判断して、ステップ326で点火時期のリタード量θK
を限界値(6°c八)に修正した後、第3図(ロ)のス
テップβ27でデユーティ電磁弁26のデユーティ比信
号値DRE G (当初は100%)から25%を減終
して、その分、最大過給圧値を下げることにより、ノッ
キングを有効に抑制することとする。
合には、ノッキングの抑制には最大過給圧制御が必要と
判断して、ステップ326で点火時期のリタード量θK
を限界値(6°c八)に修正した後、第3図(ロ)のス
テップβ27でデユーティ電磁弁26のデユーティ比信
号値DRE G (当初は100%)から25%を減終
して、その分、最大過給圧値を下げることにより、ノッ
キングを有効に抑制することとする。
その俊は、最大過給圧値を一段下げるので、エンジン冷
却水湿度に応じて何段まで下げ得るかを決定した後、点
火時期を所定時間後に基準値に戻1べく、先ずステップ
328で冷却水温度センサ40からの冷却水温度Twを
把握し、該冷却水湿度Twをエンジン暖機時に相当する
所定温度値(例えば85℃)と比較し、通常はTw≧8
5℃のエンジン暖機時であるので、ステップ329で上
記減算後のデユーティ比信号値DRE c、の値を把握
し、DRE(、≧0の場合には、減算後のデユーティ比
信号値DRE Gでもってデユーティ電磁弁26を実際
に作動制御して、最大過給圧を下げると共に、ステップ
330で所定時間(例えば100m5c)のタイマをセ
ットした後、ステップ331で順次該タイマ値をカウン
トダウンし、ステップS32でタイマ値=0になるのを
侍って、ステップS33で点火時期のリタード量θKを
基準値〔“θパ値)にリセットして、点火時期を元に戻
す。一方、上記最大過給圧値の下げ制御が複数回繰返さ
れて、最終的に上記ステップ329でDREQ<Oにな
ると、ノック制御の限界と判断して、ステップ334で
デユーティ比信号値DRE Gを“0″値に修正して、
排気ターボ過給機20の最大過給圧を過給圧値PLに保
持するとともに、その時の点火時期を保持する。
却水湿度に応じて何段まで下げ得るかを決定した後、点
火時期を所定時間後に基準値に戻1べく、先ずステップ
328で冷却水温度センサ40からの冷却水温度Twを
把握し、該冷却水湿度Twをエンジン暖機時に相当する
所定温度値(例えば85℃)と比較し、通常はTw≧8
5℃のエンジン暖機時であるので、ステップ329で上
記減算後のデユーティ比信号値DRE c、の値を把握
し、DRE(、≧0の場合には、減算後のデユーティ比
信号値DRE Gでもってデユーティ電磁弁26を実際
に作動制御して、最大過給圧を下げると共に、ステップ
330で所定時間(例えば100m5c)のタイマをセ
ットした後、ステップ331で順次該タイマ値をカウン
トダウンし、ステップS32でタイマ値=0になるのを
侍って、ステップS33で点火時期のリタード量θKを
基準値〔“θパ値)にリセットして、点火時期を元に戻
す。一方、上記最大過給圧値の下げ制御が複数回繰返さ
れて、最終的に上記ステップ329でDREQ<Oにな
ると、ノック制御の限界と判断して、ステップ334で
デユーティ比信号値DRE Gを“0″値に修正して、
排気ターボ過給機20の最大過給圧を過給圧値PLに保
持するとともに、その時の点火時期を保持する。
また、上記ステップ5213でTw<85℃のエンジン
冷は時に場合には、シリンダ3へのピストン4の強い当
りに起因するノイズの発生する状況で、ノッキングの誤
検出を招き易いと判断して、最大過給圧の低下を抑える
べく、ステップSy+で減算後のデユーティ比信号値D
REGが所定値(例えば50%)以上か否かを判別し、
DREG≧50%の場合には、許容範囲と判断して、減
算後のデユーティ比信号値DRpcでもってデユーティ
電磁弁26を実際に作動制御して、最大過給圧を下げる
と共に、上記ステップS3)に戻って点火時期のりター
ト聞θKを所定時間後に基準値(“Olf値)にリセッ
トする。一方、DREc、 <50%となる場合には、
過給圧の低下制御の限界を越えると判断して、ステップ
Sおで減算後のデユーティ比信号値DRE Gを50%
値に保持して、最大過給圧をそのまま維持する。
冷は時に場合には、シリンダ3へのピストン4の強い当
りに起因するノイズの発生する状況で、ノッキングの誤
検出を招き易いと判断して、最大過給圧の低下を抑える
べく、ステップSy+で減算後のデユーティ比信号値D
REGが所定値(例えば50%)以上か否かを判別し、
DREG≧50%の場合には、許容範囲と判断して、減
算後のデユーティ比信号値DRpcでもってデユーティ
電磁弁26を実際に作動制御して、最大過給圧を下げる
と共に、上記ステップS3)に戻って点火時期のりター
ト聞θKを所定時間後に基準値(“Olf値)にリセッ
トする。一方、DREc、 <50%となる場合には、
過給圧の低下制御の限界を越えると判断して、ステップ
Sおで減算後のデユーティ比信号値DRE Gを50%
値に保持して、最大過給圧をそのまま維持する。
そして、その後は、ステップS37でデユーティ電磁弁
26のデユーティ比信号値DRE Gに第4図に示す吸
気温度補正係数CATを乗算して、デユーティ制御値D
wcを算出した後、ステップS15でエンジン運転中と
判断する場合には、ステップS4に戻って以上の動作を
繰返す。
26のデユーティ比信号値DRE Gに第4図に示す吸
気温度補正係数CATを乗算して、デユーティ制御値D
wcを算出した後、ステップS15でエンジン運転中と
判断する場合には、ステップS4に戻って以上の動作を
繰返す。
よって、第3図の制御フローにおいて、ステップS18
、S24〜S27、S29〜S33により、ノックセン
サ35の出力を受け、ノッキングの発生時に、点火時期
のリタード旦θKが限界値(6°cA)に達する毎に、
デユーティ電磁弁26のデユーティ比信号値DRE c
、を100%から25%づつ小さくして、排気ターボ過
給機20の最大過給圧値(エンジン制御母)を過給圧値
PHから段階的にノッキング抑制方向(低下方向)に補
正するようにした制御量補正手段50を構成している。
、S24〜S27、S29〜S33により、ノックセン
サ35の出力を受け、ノッキングの発生時に、点火時期
のリタード旦θKが限界値(6°cA)に達する毎に、
デユーティ電磁弁26のデユーティ比信号値DRE c
、を100%から25%づつ小さくして、排気ターボ過
給機20の最大過給圧値(エンジン制御母)を過給圧値
PHから段階的にノッキング抑制方向(低下方向)に補
正するようにした制御量補正手段50を構成している。
また、同図(ロ)のステップ334により、上記制御量
補正手段50による排気ターボ過給11120の最大過
給圧値、換言すれば、これに対応するデユーティ電磁弁
26のデユーティ比信号値DRεGの低下幅(補正量)
が、予め設定した最大補正1(100%から0%までの
100%)を越えるとき、この補正量を設定最大補正口
の100%に、つまりデユーティ比信号値DRE (、
を0%に制限するようにした最大補正量制限手段51を
構成している。
補正手段50による排気ターボ過給11120の最大過
給圧値、換言すれば、これに対応するデユーティ電磁弁
26のデユーティ比信号値DRεGの低下幅(補正量)
が、予め設定した最大補正1(100%から0%までの
100%)を越えるとき、この補正量を設定最大補正口
の100%に、つまりデユーティ比信号値DRE (、
を0%に制限するようにした最大補正量制限手段51を
構成している。
ざらに、同図のステップS28.335、S郭により、
冷却水温度センサ40の出力を受け、エンジン温度が暖
殿時に相当する85℃未満のエンジン冷機時には、排気
ターボ過給機20の最大過給圧値(デユーティ電磁弁2
6のデユーティ比信号値DREc、)を50%に制限し
て、上記最大補正量制限手段51の設定最大補正量を1
00%から50%に小さくするようにした最大補正量変
更手段52を構成している。
冷却水温度センサ40の出力を受け、エンジン温度が暖
殿時に相当する85℃未満のエンジン冷機時には、排気
ターボ過給機20の最大過給圧値(デユーティ電磁弁2
6のデユーティ比信号値DREc、)を50%に制限し
て、上記最大補正量制限手段51の設定最大補正量を1
00%から50%に小さくするようにした最大補正量変
更手段52を構成している。
したがって、上記実施例においては、第5図に示すよう
に、エンジン冷却水温度が85℃以上のエンジン暖機時
では、ノックセンサ35のノックパルス数が増大すると
、点火時期のリタード量θKが増大して点火時期が遅角
制御され、ノッキングが抑制される。そして、ノッキン
グが消失すると点火時期は進角制御され、再びノッキン
グが発生すると、以上の点火時期の遅角制御が繰返し行
われて、そのリタード量θKが遂に限界値(6°cA)
に達すると、今度はデユーティ電磁弁26のデユーティ
比信号値DREC,が25%だけ小さく制御されて、そ
の分、排気ターボ過給は20による最大過給圧P)−1
が低下すると共に、点火時期が基準値(θに=0)に戻
されることが繰返し行われて、ノッキングが有効に抑制
される。そして、ノッキングの発生毎に以上の動作が繰
返し行われて、最終的にデユーティ比信号値DREGが
Dr;Ee<0となる場合にも、同図に破線で示で如く
最大補正量制限手段51によりDRE(、=Oに制限さ
れて、排気ターボ過給機20の最大過給圧は過給圧値P
Lに保持される。
に、エンジン冷却水温度が85℃以上のエンジン暖機時
では、ノックセンサ35のノックパルス数が増大すると
、点火時期のリタード量θKが増大して点火時期が遅角
制御され、ノッキングが抑制される。そして、ノッキン
グが消失すると点火時期は進角制御され、再びノッキン
グが発生すると、以上の点火時期の遅角制御が繰返し行
われて、そのリタード量θKが遂に限界値(6°cA)
に達すると、今度はデユーティ電磁弁26のデユーティ
比信号値DREC,が25%だけ小さく制御されて、そ
の分、排気ターボ過給は20による最大過給圧P)−1
が低下すると共に、点火時期が基準値(θに=0)に戻
されることが繰返し行われて、ノッキングが有効に抑制
される。そして、ノッキングの発生毎に以上の動作が繰
返し行われて、最終的にデユーティ比信号値DREGが
Dr;Ee<0となる場合にも、同図に破線で示で如く
最大補正量制限手段51によりDRE(、=Oに制限さ
れて、排気ターボ過給機20の最大過給圧は過給圧値P
Lに保持される。
一方、エンジン冷却水温度が85℃未満のエンジン冷機
時では、ピストン4とシリンダ3との隙間が比較的大ぎ
く、両者の強い当りに伴うノイズが発生し易くて、この
ノイズがノックセンサ35でノッキングと誤検出され易
い状況にあるから、デユーティ比信号値DREGは直ち
にDREG=0に制限されて、最大過給圧は過給圧値P
Lに唐突に低下する状況である。しかし、このエンジン
冷機時には、デユーティ比信号値DRE c、の低下幅
(補正量)が100%から50%に小さく変更されて、
同図に実線で示1如く、デユーティ比信号値DRECは
最大限50%に留まる。このことにより、最大過給圧は
100%に対応する過給圧値P)−1と、Ozに対応す
る過給圧値PLとの中間に位置する過給圧値(PH+P
L)/2になり、最小値の過給圧値PLには低下しない
ので、エンジン出力の唐突な低下が可及的に防止される
。しかも、真にノッキングが発生した場合にも、最大過
給圧値は過給圧値P1−(から過給圧値(PH十PL)
/2に低下しているので、ノッキングを可及的有効防止
することができ、エンジン耐久性、信頼性を有効に確保
できる。
時では、ピストン4とシリンダ3との隙間が比較的大ぎ
く、両者の強い当りに伴うノイズが発生し易くて、この
ノイズがノックセンサ35でノッキングと誤検出され易
い状況にあるから、デユーティ比信号値DREGは直ち
にDREG=0に制限されて、最大過給圧は過給圧値P
Lに唐突に低下する状況である。しかし、このエンジン
冷機時には、デユーティ比信号値DRE c、の低下幅
(補正量)が100%から50%に小さく変更されて、
同図に実線で示1如く、デユーティ比信号値DRECは
最大限50%に留まる。このことにより、最大過給圧は
100%に対応する過給圧値P)−1と、Ozに対応す
る過給圧値PLとの中間に位置する過給圧値(PH+P
L)/2になり、最小値の過給圧値PLには低下しない
ので、エンジン出力の唐突な低下が可及的に防止される
。しかも、真にノッキングが発生した場合にも、最大過
給圧値は過給圧値P1−(から過給圧値(PH十PL)
/2に低下しているので、ノッキングを可及的有効防止
することができ、エンジン耐久性、信頼性を有効に確保
できる。
尚、上記実施例では、点火時期の遅角制御で十分でない
場合に最大過給圧値を徐々に段階的に低オクタン価対応
値(過給圧値PL)に低下させたが、ノッキング制御を
過給圧制御のみで行ってもよいのは勿論のこと、ノッキ
ングを抑制覆るだめのエンジン制御量は、過給圧の他、
点火時期や混合気の空燃比でもよい。その場合、例えば
点火時期によるノッキング制御では、点火時期のリター
ド量θにの最大値(設定最大補正m)を、エンジン暖機
時の6’CAから、エンジン冷機時では260Aに変更
すればよい。
場合に最大過給圧値を徐々に段階的に低オクタン価対応
値(過給圧値PL)に低下させたが、ノッキング制御を
過給圧制御のみで行ってもよいのは勿論のこと、ノッキ
ングを抑制覆るだめのエンジン制御量は、過給圧の他、
点火時期や混合気の空燃比でもよい。その場合、例えば
点火時期によるノッキング制御では、点火時期のリター
ド量θにの最大値(設定最大補正m)を、エンジン暖機
時の6’CAから、エンジン冷機時では260Aに変更
すればよい。
(発明の効果)
以上説明したよ、うに、本発明のノック制1fII装置
によれば、ノッキング発生時にその抑制方向に補正する
エンジン制御量の補正量の、エンジン暖機時における設
定最大補正量を、エンジン冷機時には小さく変更したの
で、エンジン冷機時には、ノイズに伴うノッキングの誤
検出が生じても、これに伴うエンジン制御量の過補正を
防止して、エンモレ出ツノの不意な低下を有効に防止で
きると共に、真にノッキングが発生した場合にも、これ
を有効に抑制して、エンジンの耐久性、信頼性の向上を
図ることができる。
によれば、ノッキング発生時にその抑制方向に補正する
エンジン制御量の補正量の、エンジン暖機時における設
定最大補正量を、エンジン冷機時には小さく変更したの
で、エンジン冷機時には、ノイズに伴うノッキングの誤
検出が生じても、これに伴うエンジン制御量の過補正を
防止して、エンモレ出ツノの不意な低下を有効に防止で
きると共に、真にノッキングが発生した場合にも、これ
を有効に抑制して、エンジンの耐久性、信頼性の向上を
図ることができる。
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。
第2図ないし第5図は本発明の実施例を示し、第2図は
仝体概略構成図、第3図(イ)及び(ロ)はコントロー
ラの作動を示すフローヂャート図、第4図は吸気温度に
対する最大過給圧の補正係数の特性図、第5図は作動説
明図である。 1・・・エンジン、13・・・点火プラグ、20・・・
排気ターボ過給機、23・・・ウェストゲート弁、26
・・・デユーティ電磁弁、35・・・ノックセンサ、3
7・・・コントローラ、40・・・冷却水温度センサ、
50・・・制御量補正手段、51・・・最大補正量制限
手段、52・・・最大補正量変更手段。 第1図 ′Dz 第5図 峙問
仝体概略構成図、第3図(イ)及び(ロ)はコントロー
ラの作動を示すフローヂャート図、第4図は吸気温度に
対する最大過給圧の補正係数の特性図、第5図は作動説
明図である。 1・・・エンジン、13・・・点火プラグ、20・・・
排気ターボ過給機、23・・・ウェストゲート弁、26
・・・デユーティ電磁弁、35・・・ノックセンサ、3
7・・・コントローラ、40・・・冷却水温度センサ、
50・・・制御量補正手段、51・・・最大補正量制限
手段、52・・・最大補正量変更手段。 第1図 ′Dz 第5図 峙問
Claims (1)
- (1)エンジンのノッキングを検出するノック検出手段
と、該ノック検出手段の出力を受け、ノッキング発生時
に、上記エンジンの制御量をノッキングの抑制方向に補
正する制御量補正手段と、該制御量補正手段によるエン
ジン制御量の補正量が、予め設定した最大補正量を越え
るとき、エンジン制御量の補正量を該設定最大補正量に
制限する最大補正量制限手段とを備えるとともに、上記
エンジンの温度を検出するエンジン温度検出手段と、該
エンジン温度検出手段の出力を受け、エンジン冷機時に
は上記最大補正量制限手段の設定最大補正量を小さく変
更する最大補正量変更手段とを備えたことを特徴とする
エンジンのノック制御装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62096938A JPS63263245A (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-20 | エンジンのノツク制御装置 |
US07/183,712 US4856481A (en) | 1987-04-20 | 1988-04-19 | Engine knocking control unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62096938A JPS63263245A (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-20 | エンジンのノツク制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63263245A true JPS63263245A (ja) | 1988-10-31 |
JPH0568633B2 JPH0568633B2 (ja) | 1993-09-29 |
Family
ID=14178271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62096938A Granted JPS63263245A (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-20 | エンジンのノツク制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63263245A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01315666A (ja) * | 1988-06-16 | 1989-12-20 | Japan Electron Control Syst Co Ltd | 内燃機関の点火時期制御装置 |
JP2023080569A (ja) * | 2021-11-30 | 2023-06-09 | 三菱電機株式会社 | 内燃機関制御装置 |
-
1987
- 1987-04-20 JP JP62096938A patent/JPS63263245A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01315666A (ja) * | 1988-06-16 | 1989-12-20 | Japan Electron Control Syst Co Ltd | 内燃機関の点火時期制御装置 |
JP2023080569A (ja) * | 2021-11-30 | 2023-06-09 | 三菱電機株式会社 | 内燃機関制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0568633B2 (ja) | 1993-09-29 |
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