JPS63262318A - 往復路の中間部が分岐されたパイプコンベヤ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、２個所間を往復循環する無端ベルトをパイプ
状に丸め、この中に、粉粒体等を包み込んで連続搬送す
る往復路の中間部が分岐されたパイプコンベヤ装置に関
する。

〔従来の技術〕

従来、この種パイプコンベヤ装置は１例えば特開昭５５
−７４９０５号公報に開示されているように、重合部を
上となるようにパイプ状に丸められた無端ベルトが、往
路終点より折り返され、平ベルト状に展開した状態の復
路ベルトを、再び重合部を下となるようにパイプ状に丸
めて、支持枠内で上下対称形をなすようにされている。

また、往路では、パイプ状の無端ベルトの中に、粉粒体
を包み込んで搬送し、復路は、空のまま送り返すのが通
例である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述したような、パイプコンベヤ装置では、無端ベルト
の往路と復路が、支持枠の上下方向に配設されているた
め、筒部の直径が大きくなると。

補修や点検の際には１足場を組むか１歩廊を設ける等の
作業が必要となり、修理費が高くなるという問題点があ
った６ また、縦方向に長いパイプコンベヤ装置を、トンネルへ
通すには、トンネルの高さを大とする必要があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明による往復路の中間部が分岐されたパイプコンベ
ヤ装置は、互いに離間する１対のドラムに掛け回した無
端のベルトの前記両ドラム間の中間部をパイプ状に丸め
、その内部に被搬送物を包み込んで搬送するようにした
パイプコンベヤ装置において、 １）１１記両ドラム間における無端ベルトの搬送路の少
なくとも一部において、往路と復路とを互いに分岐して
、側方に位置をずらせて配設しである。

〔実　施　例〕

以下、本発明を、図示の一実施例に基づいて、詳細に説
明する。

（１）は、搬送媒体として使用される可撓性のパイプ状
の無端ベルトで、ゴムあるいは軟質の合成樹脂材料より
なり、自らの弾性により、その両側端部（ｌａ）　（ｌ
ｂ）同士を若干量だけ重合させて、長手方向の軸線回り
に、パイプ状に丸めることができるようになっている。

第１μ口こ示すように、無端ベルト（１）は、若干上位
にある駆動ドラム（２）と、下位にある従動ドラム（３
）の周りでは、平板状に展開されて１両ドラム（２）（
３）間に掛け回され無端状の搬送路（Ａ）が形成されて
いる。

（４）は、はぼ一定の間隔をもって、無端ベルト（１）
を支持し、かつ案内する支持枠で、長手方向の複数の連
結杆（５）で連結されている６支持枠（４）は、前記駆
動ドラム（２）及び従動ドラム（３）寄りの両端部では
、第３図に明示するように、上下２室に分かれ、その上
室（４ａ）には、無端ベルト（１）の上側走行部、すな
わち往路であるパイプ状の筒部（１ｂ）が、また下室（
４ｂ）には、下側走行部、すなわち復路であるパイプ状
の筒部（ｌｃ）が、通過するようになっている。

各筒部（ｌｂ）　（ｌｃ）の外周面は、各支持枠（４）
の上下画室（４ａ）　（４ｂ）に設けた所要数の保形ロ
ーラ（６）によって、同一円周上を保つように支持され
ている。

支持枠（４）の中間部は、第４図に示すように、左右に
拡が゛って、並列された搬送路となっている。

例えば、トンネル（Ｔ）内において、第５図に明示する
ように、上室（４ａ）及び下室（４ｂ）は、前記駆動ド
ラム（２）及び従動ドラム（３）の中央を結ぶ中心線（
Ｑ）に対して、分岐部（４ｃ）をもって対称的に左室（
４ｄ）及び右室（４ｅ）の左右に分離され、両者の間に
は、隙間（Ｓ）が形成されている。

第２図に示すように、従動ドラム（３）を下方より周回
した無端ベルト（１）は、その下面と両側面を、それぞ
れ支持ローラ（７）により支持されて。

次第に樋状に丸められ、その間に、従動ドラ１１に３）
の上方に設けたホッパー（８）により、被搬送物、例え
ば粉粒体（９）が投入される。

ついで、無端ベルト（１）は、支持枠（４）の王室（４
ａ）に進入し、保形ローラ（６）に案内されて、パイプ
状に丸められるとともに１両側端部（ｌａ）　（ｌａ）
同士が上方において重合して、前記粉粒体（９）を包み
込み、保形ローラ（６）により周囲を支持されながら、
パイプ状を保って走行する。

駆動ドラム（２）側には、ホッパー（１０）が設けられ
、往路で運ばれた粉粒体（９）は搬出される。

駆動ドラム（２）を周回した後、無端ベルｌ−（１）は
、両側端部（ｌａ）（ｌａ）同士が下方において重合し
た状態の筒部（ｌｃ）となり、空のまま、従動ドラム（
３）側に走行する。

〔変　形　例〕

第６図は、無端ベルト（１１）の中間部における往路（
Ｌｌａ）と復路（ｌｌｂ）を、保形ローラ（１２）で支
持する支持枠（１３）同士を、連結板（１４）をもって
横方向に接合するとともに、復路（ｌｌｂ）の無端ベル
ト（１１）における両側縁の重合部（ＩＬｃ）を、上方
に位置させた他の実施例で、往路（ｌｌａ）の第１被搬
送物（１５）の他に、復路（ｌｌｂ）においても、第２
被搬送物（１６）を移送できる。

なお、復路（ｌｌｂ）において重合部（Ｉｌｃ）を上方
にするには、無端ベルト（Ｕ）を１８０度反転するか、
あるいは、そのまま裏面を内面とするように無端ベル１
〜を丸めるようにする。

なお、−１〕述は、無端ベルト（１）の−側端外面と他
側端内面を°重合させて、パイプ状に丸めるパイプコン
ベヤの場合であるが、第７図に示すように、無端ベルト
（１７）の両側端の内面同士を拝み合せ状に重合させて
、パイプ状に丸めたパイプコンベヤあるいは、両側縁間
ヒを、中、に、当接もしくは近接させたパイプコンベヤ
にも、本考案を効果的に適用することができる。

〔発明の効果〕

上述したように、本発明のコンベヤ装置においては、往
復路の中間部を、側方に膨出するように分岐させである
ため、中間部におけるコンベヤ装置の高さは半分で済み
、その設置並びに補修点検の作業が容易となる。

特に、このコンベヤ装置を、トンネルを通して設置する
場合には、トンネルの左右の内壁に沿って、往路及び復
路をそれぞれ設は得るため、設置断面積の縮小が可能で
あり、また補修用通路の確保が容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明を適用したパイプコンベヤ装置の一実
施例を略示する概略側面図。 第２図は、第１図の■−■線における拡大横断面図、 第３図は、第１図のＩＩＩ　−ＩＩＩ線におけろ拡大縦
断面図、 第４図は、第１図の概略平面図、 第５図は、第４図の■−■における横断面図。 第６１！目±、第５図の実施例の変形例を示すパイプコ
ンベヤ装置の縦断面図。 第７図は１本考案を適用しうる無端ベルトの他の例を示
す縦断面図である。 （１）無端ベルト　　　　　　（２）１１＠ドラム（３
）従動ドラム　　　　　　（４）支持枠（５）連結杆　
　　　　　　　（６）保形ローラ（７）支持ローラ　　
　　　　（８）　（１０）ホッパー（９）粉粒体（被搬
送物）　　　　（ｌｉ）無端ベルト（１２）保形ローラ
　　　　　　（１３）支持枠（１４）連結板　　　　　
　　　（１５）第１被搬送物（１６）第２被搬送物

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）互いに離間する１対のドラムに掛け回した無端の
   ベルトの前記両ドラム間の中間部をパイプ状に丸め、そ
   の内部に被搬送物を包み込んで搬送するようにしたパイ
   プコンベヤ装置において、 前記両ドラム間における無端ベルトの搬送路の少なくと
   も一部において、往路と復路とを互いに分岐して、側方
   に位置をずらせて配設したことを特徴とする往復路の中
   間部が分岐されたパイプコンベヤ装置。
2. （２）往路及び復路の支持枠が、中間部において水平方
   向に連結されている特許請求の範囲第（１）項に記載の
   往復路の中間部が分岐されたパイプコンベヤ装置。