JPS63262055A - ブラシレスモ−タ - Google Patents

ブラシレスモ−タ

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JPS63262055A
JPS63262055A JP62096436A JP9643687A JPS63262055A JP S63262055 A JPS63262055 A JP S63262055A JP 62096436 A JP62096436 A JP 62096436A JP 9643687 A JP9643687 A JP 9643687A JP S63262055 A JPS63262055 A JP S63262055A
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JP
Japan
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permanent magnet
rotor
brushless motor
magnetic flux
motor according
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Pending
Application number
JP62096436A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Kawasaki
啓宇 川崎
Kiminari Shinoda
篠田 公成
Hiroshi Yokoyama
博 横山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はブラシレスモータに関するものでおり、特に
、永久磁石形回転子を有し、その回転子の位置をホール
素子等の磁−電変換素子を用いて検出し、電機子巻線に
印加する電圧及び電流の制御を行うブラシレスモータに
関するものである。
[従来の技術] 第10図は一般のブラシレスモータの伝達関数を示すブ
ロック図であり、これは通常のブラシレスモータの伝達
関数を示すものである。
図において、モータの発生トルク(丁〕は電顕子巻線に
流れる電流(ia)とトルク定数(KT )の積で与え
られる。、したがって、電機子巻線抵抗(Ra )が同
一であれば、トルク定数(KT )が大きい程効率の良
いモータとなる。また、トルク定数(KT )と逆起電
圧定数(KE )とが等しいため、モータ回転速度〔ω
r〕が一定の場合、電機子巻線に発生する逆起電圧(e
a )はトルク定数(KT )に比例する。したがって
、逆起電圧(ea )が大きいときに電機子巻線に電流
(ia)を流すとモータの効率は良くなる。例えば、Y
結線の三相仝波120度通電形のブラシレスモータでは
、回転子の回転に伴い、正負に交番する線間の逆起電圧
(ea )が最も大きくなる巻線対を磁−電変換素子で
おるホール素子を用いて検出し、このホール素子からの
信号によりパワートランジスタをオン・オフ制御して、
通電する電は子巻線を切換えて、モータの効率の良い運
転を自動的に行なっていた。この方法を二相半波及び中
相仝波のブラシレスモータに適用する方法が、例えば、
特公昭61−35797号公報等に開示されている。
第11図、第12図及び第13図はいずれも特開昭59
−61462号公報で開示されている二相半波ブラシレ
スモータで、第11図は従来のブラシレスモータの回路
図、第12図は同じくその構成を示す正面図、第13図
は第11図の回路の各部の動作波形を示す波形図である
図において、(1)は磁−電変換素子であるホール素子
、(2)及び(3)はホール素子(1)の出力電圧を増
幅する増幅回路、(4)及び(5)は増幅回路(2)及
び増幅回路(3)の出力電圧を所定の閾値で“L″レベ
ル“′ト1″レベルの2値化にづるための波形整形を行
なう比較回路、(6)及び(7)は出力回路であり、パ
ワートランジスタ(8)またはパワートランジスタ(9
)のスイチングを行なっている。(101)は制御回路
であり、上記のホール素子(1)、増幅回路(2)、増
幅回路(3)、比較回路(4)、比較回路(5)及び出
力回路(6)、出力回路(7)から構成されている。(
10)及び(11)は電機子巻線、(12)は入力電圧
(Vin)をホール素子(1)の電源電圧(VCC)ま
で降圧する抵抗、(13)は電機子巻線(10)及び電
機子巻線(11)が巻回しておる電機子コア、(14)
は回転子側に設置した永久磁石でおる。
従来のブラシレスモータは上記のように構成されており
、ホール素子(1)が永久磁石(14)からの漏れ磁束
による磁束密度(B)を電圧値に変換して、制御回路(
101)により電機子巻線に印加する電圧及び電流を制
御するものである。
次に、このブラシレスモータの動作について第13図を
用いて説明する。ホール素子(1)による信号は増幅回
路(2)及び増幅回路(3)によって第13図の(p)
及び(r)に示すように交互に出力されて増幅される。
そして、比較回路(4)及び比較回路(5)によって第
13図の(q)及び(S>に示すように所定の閾値で“
′L゛ルベルと“HI+レベルとに2値化される。この
時、比較回路(4)及び比較回路(5)の閾値によって
出力がどちらも“[゛ルーベルの状態が現れる。
更に、この比較回路(4)及び比較回路(5)の出力に
より、出力回路(6)及び出力回路(7〉からは第13
図の(↑)及び(U>に示す波形信号を出力し、パワー
トランジスタ(8)及びパワートランジスタ(9)の各
ベースに供給して、パワートランジスタ(8)及びパワ
ートランジスタ(9)を動作させている。そして、第1
3図の(V)に示す回転子の永久磁石(14)の回転に
伴う電機子巻線(10)及び電機子巻線(11)に発生
する逆起電圧の低い区間では、パワートランジスタ(8
)及びパワートランジスタ(9)を作動させないように
している。このようにパワートランジスタ(8)及びパ
ワートランジスタ(9)を動作させることにより、第1
3図の(W)に示すように、電流の大きい部分をカット
することができ、全体として電流を平均化することがで
きる。
したがって、電機子巻線(10)及び電世子巻線(11
)の内部抵抗損を減少でき、更に、トルクを一定化でき
モータの効率を良くしていた。
以上のように、ホール素子(1)は回転子の磁極でおる
永久磁石(14)によりホール電圧を出力し、電機子巻
線(10)及び電機子巻線(11)を交互に励磁する。
ここで、このホール素子(1)の設置位置について説明
する。
ホール素子(1)の出力電圧波形は第12図のX位置(
実線位置)とY位置(一点鎖線位置)、即ち、ホール素
子(1)を電機子コア(13)の半径方向へ移動させる
ことにより異なる。即ち、ホール素子(1〉がX位置よ
りもY位置の方に設置した場合には、ホール素子(1〉
に鎖交する磁束数が減少するため、ホール素子(1)の
出力電圧は低くなる。したがって、比較回路(4)及び
比較回路(5)の閾値を固定した場合、制御回路(10
1)から出力される駆動信号の“L tpレベルの区間
は長くなる。この現象を利用して、従来のこの種のブラ
シレスモータでは更に効率の良い運転を行なっていた。
即ち、ホール素子(1)の設置位置を変化させて、制御
回路(101)から出力される駆動信号のL 9ルベル
の区間幅を変化させ、パワートランジスタ(8)及びパ
ワートランジスタ(9)双方を共にオフ状態とし一電機
子巻線(10)及び電機子巻線(11)の双方に電流の
流れない区間(以下、この区間を、単に「休止区間」と
いう)の幅を調節していた。
[発明が解決しようとする問題点] 上記のような従来のブラシレスモータでは、休止区間を
長くする場合には、ホール素子(1)と回転子の永久磁
石(14)との隙間を大きくして、ホール素子(1)の
出力電圧の1辰幅を小さくする必要がおった。このため
、ホール素子(1)の出力電圧に乗るノイズに対して、
ホール素子(1)の設置位置の僅かな変動、或いは、閾
値の僅かな変動等により誤動作が生じるという問題点が
おった。
また、回転子の永久磁石(14)の着磁波形が矩形波の
場合、或いは、矩形波に近い場合には、この休止区間を
任意に調節することはできないという問題点があった。
更に、この永久磁石(14)の@磁がない位置(即ち、
N極とS極の境目)に対応する区間しか休止区間とする
ことができなかった。このため、リラクタンストルクを
利用してモータの始動を確実に行なう必要がめるが、例
えば、二相半波ブラシレスモータまたは単相仝波モータ
においては、休止区間を余り長くすることができず、モ
ータ効率を向上させることができないという問題点があ
った。
そこで、この発明はかかる問題点を解消するためになさ
れたものでおり、ノイズに対して強く、休止区間を任意
にしかも確実に設定でき、効率の良いブラシレスモータ
の提供を課題とする。
[問題点を解決するための手段] この発明にかかるブラシレスモータの永久磁石からの漏
れ磁束量を減少せしめる手段は、永久磁石形回転子の磁
界の強さの変化により回転子の磁極位置を検出する磁−
電変換素子で、検出する磁界を減少すべく、回転子側の
永久磁石のN極とS極との境界部に形成した前記永久磁
石からの漏れ磁束量を減少せしめるものである。
[作用] この発明のブラシレスモータにおいては、回転子側の永
久磁石のN極とS極との境界部に形成したこの永久磁石
からの漏れ磁束量を減少せしめる手段と、この永久磁石
からの漏れ磁束量を減少せしめる手段に対応ブる位置に
設置した磁−電変換素子とにより、磁−電変換素子に鎖
交する磁束を明確に区分けするものである。
[実施例] 第1図の(A)はこの発明の一実施例であるブラシレス
モータを示す回転軸に対して垂直な断面図であり(B)
は同じく回転軸に対して平行な断面図、第2図はこの発
明の一実施例であるブラシレスモータの回転子の永久磁
石部を示す展開図、第3図はこの発明の一実施例のブラ
シレスモータの回路図、第4図は第3図の回路の各部の
動作波形を示す波形図である。なお、図中、第11図及
び第12図と同−符号及び同二記号は、従来例の構成部
分と同一または相当部分を示すものである。
第1図及び第2図において、(20)はブラシレスモー
タの回転子であり、回転子ヨーク(21)及び永久磁石
(22)とから成り、回転軸(23)を中心に回転する
。(24)はステーター側の電数子コア、(25)はそ
の電機子巻線でおる。
(26)は回転軸(23)の軸受、(27)はその軸受
支持台、(28)はこのブラシレスモータのハウジング
であるモータケース、(29)はホール素子(1)等の
電子部品が接続されているプリント配線基板である。(
201>及び(202)は電数子コア(24)の主極及
び補極であり、この主極(201>には電機子巻線(2
5)が巻回されている。そして、この主%(201>及
び補11202>の形状は、回転子(20)が必ず再起
動ができる位置に静止できるようにリラクタンストルク
が回転子(2Q)に作用するようになっている。(20
3)は永久磁石(22)のN極とS極との境界部に形成
したカット部である。そして、このカット部(203)
に対応する位置にホール素子(1)が設置されている。
第3図において、(30)はホール素子(1)の出力電
圧(Vll)を差動増幅する増幅回路、(31)は増幅
回路(30)の出力電圧(e)を閾値(VT旧)と比較
して“HITレベルまたは“L Itレベルに2値化し
て出力(g)する電圧比較回路、(32)は電圧比較回
路(31)と同様に、増幅回路(30)の出力電圧(e
)を閾値(VTR2)と比較して“ト1″レベルまたは
“L meレベルに2値化して出力(f)する電圧比較
回路である。(33)及び(34)、(35)及び(3
6)は電圧比較回路(31)及び電圧比較回路(32)
の出力信@(g)及び(f)を各々増幅して、i〜ラン
ジスタ(37)及び(38)、トランジスタ(39)及
び(40)のベース入力信号(h)または(1〉、(j
)または(k)を出力するベースアンプでおる。(41
)、(42)、(43)、(44)は電機子巻線(25
)に発生する逆起電圧から各トランジスタ(37)、(
38)、(39)、(40)を保護するための転流ダイ
オードである。
この実施例のブラシレスモータは上記のように構成され
ており、ホール素子(1)が永久磁石(22)からの漏
れ磁束量を電圧値に変換して、第3図の回路により電機
子巻線に印加する電圧及び電流を各々制御している。以
下に、このブラシレスモータの動作について説明する。
このブラシレスモータでは永久磁石(22)のN極とS
極との境界部にカット部(203>を形成し、このカッ
ト部(203>に対応する位置にホール素子(1)が設
置されている。したがって、回転子(20)の回転によ
り、永久磁石(22)のカット部(203>がホール素
子(1〉と対向状態になった場合には、永久磁石(22
)からの漏れ磁束量は極めて減少するので、ホール素子
(1)に鎮交する磁束密度CB)は零か或いは略零に近
い状態となる。なお、この区間の幅はカッ1〜部(20
3)の幅とほぼ一致する。このため、カット部(203
>がホール素子(1)と対向状態におる間は、ホール素
子(1)の出力電圧(VH)はほとんど零である。また
、永久磁石(22)のカット部(203>とカット部(
203)以外の部分との境目付近にホール素子(1)が
位置する場合には、ホール素子(1)に鎖交する磁束密
度CB)も急激に変化するため、ホール素子(1)の出
ノ9電圧(VH)も急激に変化する。
ここで、第4図に示すこの実施例のブラシレスモータの
回路図の動作を、その波形を用いて更に詳述する。
第4図において、(a)は回転子(20)に作用するリ
ラクタンストルク波形、(b)は回転子(20)に発生
するトルク波形を示す。(C)はホール素子(1)に鎖
交する磁束密度(B)の変化、(d)はホール素子(1
)の出力電圧(Vll )の変化を示す。また、(1)
及び(m>は電機子巻線(25)に印加される電圧(V
a )及びこの電機子巻線(25)に流れる電流(ia
)を示す。
この実施例のブラシレスモータでは、回転子(20)の
回転に応じてホール素子(1)に鎖交する磁束密度(B
)は(C)の如く変化する。したがって、この磁束密度
(B)の変化に応じて、ホール素子(1)の出力電圧(
VH)も(d>のように変化する。°更に、この出力電
圧(VH)は増幅回路(30)により差動増幅され出力
電圧(e)となる。そして、増幅回路(30)の出力電
圧(e)は電圧比較回路(32)及び電圧比較回路(3
1)により各々閾値電圧(VTH2)及び(VTtll
 )と比較して“H″レベルたはL ITレベルに2値
化して信号(f)及び(g>となる。
電圧比較回路(32)の出力信号(f)はベースアンプ
(34)及びベースアンプ(36)で増幅されトランジ
スタ(3B)及びトランジスタ(39)をオン・オフ動
作させる。同様に、電圧比較回路(31)の出力信号(
q)はベースアンプ(33)及びベースアンプ(35)
で増幅されトランジスタ(37)及びトランジスタ(4
0)をオン・オフ動作させる。
この結果、電機子巻線(25)には(1)に示す電圧(
Va )が印加され、電機子巻線(25)には(m>に
示す電流(ia)が流れる。休止区間はこの電流(ia
)は流れず、回転子(20)の回転により電機子巻線(
25)に発生する逆起電圧(ea )がこの電機子巻線
(25)の端子間に現れる。
以上のように、この実施例のブラシレスモータでは回転
子(20)の永久磁石(22)に形成したカット部(2
03>により永久磁石からの漏れ磁束mを減少せしめる
ことができ、ホール素子(1)がかかる部位に対向した
場合、ホール素子(1)に鎖交する磁束密度CB)は零
か、或いは略零に近い状態(区間Z)となる。そして、
永久磁石(22)のカット部(203)とカット部(2
03>以外の部分との境目付近にホール素子(1)が位
置する場合には、ボール素子(1)に鎖交づ゛る磁束密
度(B)も急激に変化するため、ホール素子(1)の出
力電圧(VH)も急激に変化する。このため、増幅回路
(30)の出力電圧(e)も区間Zの前後付近では急′
11な立上りまたは立下りとなり、閾値(VTHl )
及び(VTHj)が多少変動した場合にも、区間Zはほ
とんど変動しない。また、永久磁石(22)とホール素
子(1)との設置間隔が多少ずれて、ホール素子(1)
の出力電圧(VH)の振幅が変動しても、電圧比較回路
(32)及び電圧比較回路(31)の出力信@(f)及
び(g)の立上りまたは立下り位置にはほとんど影響を
与えない。この区間Zは全ての電機子巻線(25)に電
流の流れない休止区間と一致する。したがって、この実
施例のブラシレスモータはノイズ等に対して強く、休止
区問を確実に設定することができる。そして、この区間
Zは永久磁石(22)のカット部(203>の幅及び位
置並びに閾値(VT旧〕及び(VTH2)で調整するこ
とができるので、休止区間を任意に設定することができ
る。
ところで、この休止区間である区間Zは第4図の(a)
に示すように無通電時の静止点(So )を避けた位置
で、かつ、リラクタンストルクが正トルクとなる位置に
設けておる。したがって、このブラシレスモータの電源
を遮断して、再び通電した場合であっても確実に回転子
(20)は回転を開始する。第4図の(b)はこの動作
の結果骨られる回転子(20)に発生するトルク波形を
示しており、休止区間である区間Z以外の部分では、リ
ラクタンストルクと電機子巻線(25)に流れる電流(
1a〕により発生するトルクとの合計トルクとなる。
なお、上記実施例ではホール素子(1)に鎖交する磁束
密度CB)が零か或いは零に近い区間Zを得るために、
永久磁石からの漏れ磁束量を減少せしめる手段として、
回転子側の永久磁石のN)※とS極との境界部を切欠き
カット部(203)としたもので、更に、このカット部
(203>を回転子の回転軸方向に形成し、ホール素子
(1)をこのカット部(203>の回転円周内部に設置
したものについて説明したが、必ずしもこの構成のブラ
シレスモータに限定されるものではない。以下に、他の
実施例のブラシレスモータについて図を用いて説明する
第5図はこの発明の第二実施例のブラシレスモータの回
転子の永久磁石部を示す展開図、第6図、第7図、第8
図及び第9図は各々この発明の第三、第四、第五及び第
六実施例であるブラシレスモータの回転子の永久磁石部
を示す斜視図でおる。
第5図において、(1)はホール素子、(14)は従来
と同一形状の永久ra′6であり、(50)は鋼板等の
強磁性体である磁気シールド部である。
この実施例では、永久磁石(14)のN極とS極との境
界部の、上記第一実施例のカット部(203)の形成位
置に相当する位置に、磁気シールド部(50)を設置し
たものである。そして、ホール素子(1)をこの磁気シ
ールド部(50)に対応する位置に設置することにより
、ホール素子(1)に鎖交する磁束密度CB)を永久磁
石(14)の回転に応じて変化させるものでおる。即ち
、回転子(20)の回転によりホール素子(1)が磁気
シールド部(50)に対向状態にある場合には、永久磁
石(14)からの漏れ磁束量は極めて減少し、ホール素
子(1)に鎖交する磁束密度CB)は零か、或いは略零
に近い状態となる。したがって、前記第一実施例のカッ
ト部(203>に代えて本実施例の磁気シールド部(5
0)を設置しても前記第一実施例のブラシレスモータと
同一の効果を得ることができる。
また、第6図は回転子(20)の回転子ヨーク(21)
の一部に切欠加工を施したものである。
そして、前記実施例のカット部(203)または第5図
の磁気シールド部(50)に相当する部分だけ回転子ヨ
ーク(21)片を残し、かかる部分に対応する位置にホ
ール素子(1)を設置したものである。したがって、ホ
ール素子(1)は回転子(20)の回転円周の外部に設
置されることになる。この実施例においても、前記各実
施例と同一の効果を得ることができる。このにうに、磁
気シールド部(50)の形成方法は、回転子ヨーク(2
1)自体を加工して形成しても、或いは、回転子ヨーク
(21)とは別体からなる鋼板等の強磁性体を第5図の
実施例の如く設置してもよい。
そして、上記の各実施例ではホール素子(1)を永久磁
石(14)または永久磁石(22)の回転円周方向、即
ち、ラジアル方向に設置し、かかる方向への漏れ磁束密
度CB)を検出するブラシレスモータについて説明した
しかし、必ずしも、これらの構成に限定されるものでは
ない。例えば、永久@石(14)または永久磁石(22
)の回転軸方向、即ち、アキシャル方向への漏れ磁束密
度(B′)を検出する構成としてもよい。この実施例と
して、第7図に永久磁石(22)にカッ1へ部(203
>を形成した場合の例を示し、第8図に永久磁石(14
〉に鋼板等の強磁性体からなる磁気シールド部(50)
を設置した場合の例を示す。更に、第9図には第8図に
設置した磁気シールド部(50)と同一の作用をする永
久磁石からの漏れ磁束量を減少せしめる手段の、安価で
かつ容易な形成例として、回転子ヨーク(21)の一部
を折曲加工して形成する場合の例を示す。
以上の如く、このブラシレスモータは回転子側の永久磁
石のN極とS極との境界部に形成した永久磁石からの漏
れ磁束量を減少せしめる手段を有し、かかる手段に対応
する位置に設置した磁−電変換素子とを有すればよく、
その形成方法及び設置位置は各々任意に選択することが
できる。
ところで、上記の各実施例では、回転子(20)が電懇
子の外側に位置するアウターロータ形のブラシレスモー
タについて説明をしたが、その他のブラシレスモータに
も利用できる。
例えば、回転子(20)が電機子の内側に位置するイン
ナーロータ形のブラシレスモータまたは回転子側の永久
磁石と電機子が平面状のギャップを隔てて対向する対向
ギャップ形のブラシレスモータにおいても、永久磁石の
N極とS極との境界部にカッ1〜部(203)或いは強
磁性体からなる磁気シールド部(50)を形成し、この
永久磁石からの漏れ磁束量を減少せしめる手段とし、こ
の手段に対応する位置に磁−電変換素子を設置すること
により、上記実施例と同様の効果を1qることができる
また、第3図には単相全波のブラシレスモータの回路図
を示したが、この伯に二相半波のブラシレスモータにも
適用することができる。例えば、従来例の第12図に示
した永久磁石(14)をカット部(203>を有する永
久磁石(22)に代えるか、または強磁性体からなる磁
気シールド部(50)を設置することにより適用できる
。なお、この場合の回路構成は第11図に示す回路をそ
のまま利用することができる。
[発明の効果] 以上説明したとおり、この発明のブラシレスモータは、
回転子側の永久磁石のN極とS極との境界部に形成した
この永久磁石からの漏れ磁束量を減少せしめる手段と、
この永久磁石からの漏れ磁束量を減少せしめる手段に対
応する位置に設置した磁−電変換素子とを具備すること
により、磁−電変換素子に鎖交する磁束が明確に区分け
することができるので、ノイズに対しても強く、休止区
間を任意にしかも確実に設定でき、効率の良いブラシレ
スモータとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図の(A>はこの発明の一実施例であるブラシレス
モータを示す回転軸に対して垂直な断面図であり(B)
は同じく回転軸に対して平行な断面図、第2図はこの発
明の一実施例であるブラシレスモータの回転子の永久磁
石部を示す展開図、第3図はこの発明の一実施例である
ブラシレスモータの回路図、第4図は第3図の回路の各
部の動作波形を示す波形図、第5図はこの発明の第二実
施例であるブラシレスモータの回転子の永久磁石部を示
す展開図、第6図はこの発明の第三実施例であるブラシ
レスモータの回転子の永久磁石部を示す斜視図、第7図
はこの発明の第四実施例であるブラシレスモータの回転
子の永久磁石部を示す斜視図、第8図はこの発明の第五
実施例でおるブラシレスモータの回転子の永久磁石部を
示す斜視図、第9図はこの発明の第六実施例であるブラ
シレスモータの回転子の永久磁石部を示す斜視図、第1
0図はブラシレスモータの伝達関数を示すブロック図、
第11図は従来のブラシレスモータの回路図、第12図
は従来のブラシレスモータの構成を示す正面図、第13
図は第11図の回路の各部の動作波形を示す波形図であ
る。 図において、 1:ホール素子、    20:回転子、21:回転子
ヨーク、  22:永久磁石、24:電機子コア、  
 25:電数子巻線、50:磁気シールド部、203:
カット部、である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は、同一または相当
部分を示す。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)永久磁石形回転子の磁界の強さの変化により回転
    子の磁極位置を検出する磁−電変換素子と、前記回転子
    の回転位置に応じて電機子巻線に流れる電流を切換える
    制御回路手段とを有し、前記電機子巻線の逆起電圧が零
    となる付近で前記電機子巻線に流れる電流を減少または
    遮断せしめるブラシレスモータにおいて、 上記磁−電変換素子で検出する磁界を減少すべく、回転
    子側の永久磁石のN極とS極との境界部に形成した前記
    永久磁石からの漏れ磁束量を減少せしめる手段を具備す
    ることを特徴とするブラシレスモータ。
  2. (2)前記回転子側の永久磁石のN極とS極との境界部
    に形成した前記永久磁石からの漏れ磁束量を減少せしめ
    る手段は、前記永久磁石を切欠いたカット部としたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のブラシレス
    モータ。
  3. (3)前記永久磁石を切欠いたカット部は、回転子の回
    転円周方向に形成したことを特徴とする特許請求の範囲
    第2項に記載のブラシレスモータ。
  4. (4)前記永久磁石を切欠いたカット部は、回転子の回
    転軸方向に形成したことを特徴とする特許請求の範囲第
    2項に記載のブラシレスモータ。
  5. (5)前記回転子側の永久磁石のN極とS極との境界部
    に形成した前記永久磁石からの漏れ磁束量を減少せしめ
    る手段は、前記永久磁石に設置した強磁性体からなる磁
    気シールド部としたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載のブラシレスモータ。
  6. (6)前記永久磁石に設置した強磁性体からなる磁気シ
    ールド部は、回転子の回転円周方向に設置したことを特
    徴とする特許請求の範囲第5項に記載のブラシレスモー
    タ。
  7. (7)前記永久磁石に設置した強磁性体からなる磁気シ
    ールド部は、回転子の回転軸方向に設置したことを特徴
    とする特許請求の範囲第5項に記載のブラシレスモータ
  8. (8)前記永久磁石に設置した強磁性体からなる磁気シ
    ールド部は、回転子ヨークを切欠加工または折曲加工し
    て形成したことを特徴とする特許請求の範囲第5項から
    第7項のいずれか一つに記載のブラシレスモータ。
  9. (9)前記永久磁石からの漏れ磁束量を減少せしめる手
    段に対応する位置に設置した磁−電変換素子は、回転子
    の回転円周方向に設置したことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項から第8項のいずれか1つに記載のブラシレ
    スモータ。
  10. (10)前記永久磁石からの漏れ磁束量を減少せしめる
    手段に対応する位置に設置した磁−電変換素子は、回転
    子の回転軸方向に設置したことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項から第8項のいずれか1つに記載のブラシレ
    スモータ。
JP62096436A 1987-04-20 1987-04-20 ブラシレスモ−タ Pending JPS63262055A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02184291A (ja) * 1989-01-09 1990-07-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無刷子直流モータ
WO2021185650A1 (de) * 2020-03-18 2021-09-23 Festool Gmbh Antriebsmotor für ein sauggerät oder eine werkzeugmaschine

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