JPS632598A - プレス装置のための油圧式支持機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はプレス装置のだめの油圧式支持機構であって、
脱水されるべき帯状材が回転可能なロールと、支持部材
によってロールにプレスされるフレキシブルな円筒体と
の間のプレスぞヤツゾ内でロール周面の１部分に沿って
案内され、この際に支持機構が少なくとも１つの、所定
の圧力の圧力媒体を供給される圧力室を以って、回転不
能なホルダに対して支持されかつプレス方向で可動であ
り、更に該支持機構のプレス面上に、帯状材の運動方向
に対して直角に配置された複数の圧力ポケットが相並ん
で配置されており、この各圧力ポケットが通路によって
圧力室に接続されかつ圧力媒体を供給されている形式の
ものに関する。

従来の技術 上記形式の支持機構は例えば西ドイツ特許第３４０８１
１８号又はアメリカ合衆国特許第５７０３１４号明細書
で公知でるる。それらは特に、例えば製紙機のプレス区
分内で繊維帯状材である〆帯状材を脱水したり、又はプ
レス圧によって脱水可能な帯状材を脱水するために用い
られる。この際に支持機構がその圧力ポケットを以って
７レキシプルなジャケットと協働して、広がったプレス
、ｒヤップを形成し、このギャップは対抗ロールの周面
の１部分に沿って延びる。

これによって線状のプレスギャップを有するプレス装置
に比べて特に良好な脱水作用が生じる。

幅に亘って、即ち帯状材の運動方向に対して直角に均一
な脱水を達成可能とするために、支ｉｍｍ’を連続した
条片として形成し、該条片のプレス面上に複数の圧力ポ
ケットを配置し、また該条片がその裏面では、幅に亘っ
て延びる１つのスリット状の圧力室又は複数の、ピスト
ン・シリンダユニットによって形成される圧力室によっ
て、ホルダに対して支持されるようにすると有利である
。アメリカ合衆国特許第３７４８２２５号明ｍ書によれ
ば、圧力媒体の圧力を全幅に亘って又は全シリンダにお
いて同じに選択するか又は、支持機構の裏面をその幅に
亘って均一な力で負荷することによって、撓みが回避さ
れるとされている。

しかし実際の運転においては、全幅に亘って各圧力室内
に同じ圧力を有するそのような支持機構においても、そ
の脱水作用は帯状材の幅に亘って相異なることが判明し
ている。特に帯状材の各線又は支持部材の両側において
明らかに少ない脱水作用が生じ、その原因はまだ明らか
ではない。

発明の課題 従って本発明の課題は上記公知例の欠点を解除し、冒頭
に述べた形式のプレス装置を改良して、帯状材をその縁
部分も含めて全幅に亘って均一に脱水可能とすることで
ある。

課題を解決するための手段 上記の課題は本発明によれば、圧力ポケットへの圧力媒
体供給が、種々異なる縁部分を有する各圧力ポケットか
らの種々異なる圧力媒体流出に左右されることなく全て
の圧力ポケット内に少なくともほぼ同じ圧力媒体圧力を
形成するために制御されることによって解決された。

発明の利点 本発明の出発点となった認識は、帯状材の幅に亘って見
ての脱水作用の不均一さ発生の原因は、支持機構のプレ
ス面上の個々の圧力ポケットが種々異なる縁部分を有す
ることであるという点である。即ち各圧力ポケットの、
外へ向って案内されかつ他の圧力ポケットに隣接してい
ない自由な縁部を介して、圧力室から供給された圧力媒
体が再び圧力ポケットから流出してしまう。即ち、例え
ば外側に配置された両方の圧力ポケツＩｃおいてその圧
力ポケットの大きめの縁部分での流出抵抗と延いては圧
力媒体の流出量とが、唯１つの小さな縁部分を有する内
側の圧力ポケットにおけるよりも大きい。これによって
圧力室内にその幅に亘って均一な圧力媒体圧力が形成さ
れたり、又は各圧力ポケットに配属された各ピストン・
シリンダユニット内に同じ圧力が形成されている場合で
も、外側の圧力ポケット内の圧力媒体の圧力は中間の圧
力ポケット内のそれよりも小さくなり、従って側方では
脱水効果も小さくなってしまう。

しかし本発明による、単数又は複数の圧力室から圧力？
ケラトへの圧力媒体供給の制御によれば、全ての圧力ポ
ケット内に少なくともほぼ同じ圧力が形成され、それに
よって脱水作用も帯状材の幅に亘って均一に行なわれる
。

実施態様 本発明の有利な１実施態様によれば、両方の外側の圧力
ポケットに別個の圧力室が配属されており、この圧力室
に、中間の圧力ポケットに配属された圧力室よりも高め
の圧力の圧力媒体が供給可能である。

別の有利な実施態様によれば、圧力媒体を外側の圧カポ
ケツ、トまで案内する通路が、中間の圧力ポケットまで
延びる通路よりも大きな横断面を有し、それシζよって
各圧力室内の圧力媒体圧力が同じ場合でも外側の圧力ポ
ケットにより多めの圧力媒体が後供給され、それによっ
てその大きめの縁部分故に生じた圧力媒体損失が補償さ
れる。

更に別の有利な実施態様によれば外側の各圧力ポケット
に別個の各ぎストン・シリンダユニットが圧力室として
配属され、この際にピストン横断面が中間の圧力ポケッ
トに配属されたピストン・シリンダユニットにおけるよ
りも大きくなっている。この桧にピストンによって、中
間に位置する圧力ポケットのためよりも大きな圧力が外
側に位置する圧力ポケットのために形成され、そして外
側の圧力ポケットの広げられた縁部分を介して流出する
多量の圧力媒体に基く該圧力ポケット内での圧力低下を
補償する。

更にこのような改良は、外側の圧力ポケットが中間の圧
力ポケットよりも小さな幅を有し、それによってその各
縁部側合いが少なくともほとんど同じであることによっ
ても達成され得る。

実施例 第１図に示されたプレス装置は、内実管又は吸込みロー
ルとして形成可能なロール１と、フレキシブルな円筒体
５とから成り、この円筒体５は、ロール１の形状に適合
された支持面を有する支持機構２によって、プレスヤヤ
ノプ６内でロール周面の１部分Ａに亘って該ロール１に
プレスされている。例えば紙匹である壕維帯状材３は例
えばフェルト製ベルトである吸水性のベルト４と共に走
行方向りでゾレスゼヤツゾ６を通って案内され、このプ
レスヤヤッノの通過中に脱水され、その帯状材３かも出
た水はフェルトベルト４によって受容される。必要時に
は、例えば製砥機において一般的なように、例えばシー
プベルト等を付加的にプレス・ｒヤッゾ６を通過案内さ
せることが可能である。この際シてフレキシブルな円筒
体５は少なくとも、プレス長さＡ全体に亘って対抗ロー
ル１の形状に適合できる程度に変形可能でなければなら
ない。また円筒体５をエン−レスでフレキシブルなベル
トとして形成すると有利である。

フレキシブルな円筒体５の内部に配置されたプレス装置
は油圧式の支持機構１１を有し、この支持機構１１は後
方にピストン２０を有する支持シュー３０から成り、こ
のピストン２０は、回転不能なホルダ１３の円筒状又は
溝状の圧力室１２内で可動でありかつ同時にプレス方向
に対してるる程度傾斜可能であり、それによって支持シ
ュー３０が例えばロールの表面である対抗面へ圧着され
得る。

圧力室１２はホルダ１３内の圧力媒体導管１４に接続さ
れておりかつ、該導管１４を介して所定の圧力を以って
迩切な圧力媒体、例えばオイル又は水を供給される。支
持シュー３０はそのプレス面上に複数列の支持ポケット
１５．１６を有している。この際にそれぞれの列１５．
１６は、走行方向りに対して直角に相隣接して位置する
複数の圧力ポケットから成っている。各圧カポケノトは
通路１７，１Ｂを介してそれぞれ１つの圧力室１２と接
続されている。

第２図には別の実施例によるプレス装置が示されており
、この場合にフレキシブルな円筒体５は工／ドレスなベ
ルトとして形成されて複数の変向ロー２１０を介して案
内されている。対応ロール１はこの場に所謂撓み補償ロ
ールとして形成される（例えばアメリカ特許第３８０２
０４４号で公知）。このロール１は回転可能なロールジ
ャケット７を有しこのジャケットγは、位置固定的なホ
ルダ８に対して支持された１列の・・イドロスタテイッ
クな支持機構９を以ってプレス方向に押されている。こ
の例ｊにおいてのシリンダ１２とピストン２０との配置
は前述の例と逆に行なわれ、即ちシリンダ１２は支持機
構１１の裏面に形、成され、またホルダ１３の載着部分
がピストン２０として働く。他にもこの例では唯１列の
、横方向で相並んで位置する圧力ポケット１５が支持部
材１１の、通路１７によって圧力室１２と接続している
プレス面上に配設されている。

第６図には支持機構１１が第１図に示されたプレス装置
内に用いられている様子が上から見て示されている。こ
の際に支持機構１１のプレス面上には２列の、相並んで
位置する圧力ポケットが配置されている。支持機構１１
の裏面には圧力ポケット１５，１６のそれぞれの対のた
めに１つの共同のピストン２０が配設されており、この
ピストン２０を通ってそれぞれ１つの孔１７及び１８が
同圧カポケット１５．１６の各々まで案内されている。

圧力ポケット１５゜１６全体はこの例では同じ寸法を有
している。

各圧力ポケットの、該ポケットから外への圧力媒体の流
出が行なわれる縁部の割合いは、外側の圧力ポケット１
５１と中間の圧力ポケット１５゜とでは異なっている。

中間の圧力ポケット１５０では圧力媒体が幅すに亘って
のみ流出可能であるのに対し、外側の圧力ポケット　１
５１ではその高さｈに亘っても圧力媒体の流出が可能で
あり、従って縁部分ｂａｈが形成されている。

第４図にはこの支持機構が縦断面図で示されている。こ
の場合各圧力ポケット１５に１つのピストン／シリンダ
二二ツ）２０／１２が配属されておりかつ、それぞれの
配属されたシリンダによって圧力媒体が供給される。個
々のシリンダ又は圧力室１２には、ホルダ１３内に配設
された圧力媒体導管によって所定の圧力を以って圧力媒
体が供給される。この際に個々の圧力室１２に個別の各
導管１４によってそれぞれ別々に圧力媒体が供給されて
も、また１つの共同の供給導・ｇに複数の相隣接した圧
力室を接続してもよい。図示の例では外側の圧力室１２
１，１２２がそれぞれ別個の供給導管１４１．１４２に
接続されており、他方でその間に位置する各圧力室１５
０が１つの共同の供給導管１４°に接続されている。こ
の３本の供給導′ｇには制御可能な弁１９０、　１９１
．　１９２が配設されている。１つの制御装置２１によ
ってこの６弁１９０．　１９１．　１９”は、外側の圧
力室１２１．　１２２内に中間の圧力室１２０内よりも
高い圧力が形成されるように制御される。この結果とし
て外側の圧力ポケット１５１、　１５２内の圧力も適切
に高められ、それによって中間の圧力ポケット１５０と
比べてその大きめな縁部分を通ってのより強い圧力媒体
流出に基く圧力損失が補償される。制御装置２１はでき
るだけ全ての、即ち外側及び中間の各圧力ポケット内で
同じ圧力が形成されるように調整されなければならない
。この際に制御装置２１がその幅に亘って分配配置され
た、プレスギャップを通過後の帯状製品の所定の特性又
は圧力各 ポケット内の圧力のため０１ｊ定器によって制御され、
また閉じた制御回路内で該圧力と任意に後調節すると有
利である。

第５図には別の実施例による支持機構が示されており、
この場合には外側の圧力ポケット１５１及び１５２のみ
に別個の圧力室１２”、　　１２２が配属されている。

これに対して中間の各圧力ポケット１５０は１つの共同
の圧力室１２’から圧力媒体を供給され、この際に個々
のピストンの代りに、全ての中間の圧力ポケット１５０
に亘°りて延びる１つのピストン条片２０°が配置され
ている。

第６図に上から見て示された支持機構においては外側の
圧力ポケット１５１，１５２が、中間の圧力ポケット１
５０の幅ｂｍよりも少なめの幅ｂｓを有している。外側
の圧力ポケットの幅ｂｓ及び中間の圧力ポケットの幅ｂ
ｍの適切な選択形成によって、外側の各圧力ポケットの
縁部分（ｈ　＋　２ｂ８）の長さが少なくとも中間の圧
力ポケットの縁長さ２ｂｍとほぼ同じ長さとなっている
。この方法によっても外側の圧力ポケット内の圧力低下
は回避され得る。

また第７図に示された実施例では全ての圧力ポケット１
５が同じ大きさであるが、しかし外側の圧力ポケットが
、中間の圧力ポケットのためのピストン２０°よりも大
きな直径を有するピストン２０１，２０２に配属されて
いる。これによって外側のピストンの大きめな面に基い
て、支持機構の各端部には大きめのプレス力が生じ、こ
うして外側の圧力ポケット内の圧力低下に基づく小さめ
の力がピストンの適切な寸法設計によって補償され得る
。

第８図に示された別の実施例においては、外側の圧力ポ
ケット１５が通路１７１．　１７２によって所属の圧力
室１２と接続されており、この通路１７１．　１７２は
中間の圧力ポケット１５と所属の圧力室１２とを接続す
る通路１７°よりも大きな横断間を有する。外側の通路
１７１及び１７２が大きめの横断面を有していることに
よってこの場合、多めの量の圧力媒体が外側の圧力ポケ
ット内に後供給され、それによって縁部分を介して流出
した大きめの量の圧力媒体が補充されかつ補償され、外
側の圧力ポケット内の圧力は低下せず、中間の圧力ポケ
ット１５におけるのと同じレベルに留まる。

上記の各手段は、帯状材の幅に亘っての均一な脱水を行
なうために、十分な成果を以って個々に使用することが
可能である。しかしまた前記の各手段を組合せることも
しばしば有利に可能であり、当然ながらこの際には個々
の手段を相互に適合調節することが必要である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の複数の実施例を示すものであって、第１
図は第１実施例によるプレス装置の横断面図、第２図は
第２実施例によるプレス装置の横断面図、第３図は第１
実施例による支持機構を上から見た図、第４図は第１実
施例による支持機構の縦断面図、第５図は第２実施例に
よる支持機構の縦断面図、第６図は第３実施例による支
持機構を上から見た図、第７図は第４実施例による支持
機構を上から見た図、第８図は第５実施例の縦断面図で
ある。 １・・・ロール、２，９．１１・・・支持機構、３・・
・繊維帯状材、４・・・ベルト、５・・・′円筒体、６
・・・プレスギャップ、７・・・ロールジャケット、８
．１３・・・ホルダ、１０・・・変向ローラ、１２・・
シリンダ、（圧力室）、１２１．１２２．　１５０・・
・圧力室、１４・・・圧力媒体管、１４０．　１４１．
　１４２・・・供給導管、１５．１６・・・圧力ポケッ
ト、１７．１７’、１γ２゜１８・・・通路（孔）、１
９°、１９１，１９２・・・弁、２０、　２０１．　２
０２・・・ピストン、２００・・・ピストン条片、２１
・・・制御装置、３０・・・支持シュー１２°、＋２’
　、＋２２−−−一圧力！１５０、　＋５’　、　＋５
２−−−一圧力ポケット１７　、１７’　、　１７２．
１８−−−一通路１９°、　＋９’　、　＋９２−一一
一升２０．２０’　、２０２−一一一ピストン−ＣＩＪ
　ｒＱ　　ｑＱ　〜　１ ０　■　■

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、プレス装置のための油圧式支持機構であつて、脱水
   されるべき帯状材（３）が回転可能なロール（１）と、
   支持部材（２）によつてロール（１）にプレスされるフ
   レキシブルな円筒体（５）との間のプレスギヤツプ内で
   ロール周面の１部分（Ａ）に沿つて案内され、この際に
   支持機構（２）が少なくとも１つの、所定の圧力の圧力
   媒体を供給される圧力室 （１２）を以つて、回転不能なホルダ（１３）に対して
   支持されかつプレス方向（Ｐ）で可動であり、更に該支
   持機構（２）のプレス面上に、帯状材（３）の運動方向
   （Ｌ）に対して直角に配置された複数の圧力ポケット（
   １５、１６）が相並んで配置されており、この各圧力ポ
   ケット（１５、１６）が通路（１７、１８）によつて圧
   力室（１２）に接続されかつ圧力媒体を供給されている
   形式のものにおいて、圧力ポケット（１５、１６）への
   圧力媒体供給が、種々異なる縁部分を有する各圧力ポケ
   ット（１５、１６）からの種々異なる圧力媒体流出に左
   右されることなく全ての圧力ポケット（１５、１６）内
   に少なくともほぼ同じ圧力媒体圧力を形成するために制
   御されることを特徴とする、プレス装置のための油圧式
   支持機構。 ２、少なくとも両方の外側の圧力ポケット（１５＾１、
   １５＾２）に、他の圧力ポケット（１５＾０）から分離
   された圧力室（１２＾１、１２＾２）が配属されており
   、この圧力室（１２＾１、１２＾２）に、他の圧力ポケ
   ット（１５＾０）に配属された圧力室（１２＾０）より
   も高めの圧力の圧力媒体が供給可能である、特許請求の
   範囲第１項記載の支持機構。 ３、圧力媒体を供給すべき導管（１４＾１、１４＾２、
   ；１４＾０）を有しかつ、外側の圧力ポケット（１５＾
   １、１５＾２）及びその間に位置する圧力ポケット（１
   ５＾０）に配属された各圧力室（１２＾１、１２＾２、
   １２＾０）に制御可能な弁（１９＾１、１９＾２；１９
   ＾０）が配設されており、この各弁が１つの制御装置（
   ２１）によつて制御可能である、特許請求の範囲第２項
   記載の支持機構。 ４、制御装置（２１）が、帯状材（３）の特性をそのプ
   レスギャップ（６）の通過後に検出する測定フイラによ
   つて制御可能である、特許請求の範囲第３項記載の支持
   機構。 ５、制御装置（２１）が、圧力ポケット（１５＾１、１
   ５＾２、；１５＾０）内の圧力のための測定フイラによ
   つて制御可能である、特許請求の範囲第３項記載の支持
   機構。 ６、外側の圧力ポケット（１５＾１、１５＾２）が、そ
   の間に位置する圧力ポケット（１５＾０）の圧力面（ｂ
   ｍ）よりも小さな圧力面（ｂ＿ｓ×■）を有している、
   特許請求の範囲第１項から第５項までのいずれか１項記
   載の支持機構。 ７、外側の圧力ポケットが、その間に位置する圧力ポケ
   ット（２０＾０）に配属されたピストンよりも大きな横
   断面を有しかつ所属の圧力室上に位置するピストン（２
   ０＾１、２０＾２）の上に支持されている、特許請求の
   範囲第１項から第６項までのいずれか１項記載の支持機
   構。 ８、外側の圧力ポケット（１５）が、その間に位置する
   圧力ポケット（１７＾０）に配属された通路よりも大き
   な横断面を有する通路（１７＾１、１７＾２）を以つて
   、所属の圧力室（１２）に接続されている、特許請求の
   範囲第１項から第７項までのいずれか１項記載の支持機
   構。