JPS63259469A - 化学分析スライド包装体の開装装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上利用分野］ 本発明は、乾式法による臨床化学検査に用いられる化学
分析スライドを収納する多連包装体から化学分析スライ
ドを収納する多連包装体から化学分析スライドを取り出
す化学析スライド包装体の開袋装置に関するものである
。

〔従来の技術〕

最近、乾式法による臨床化学検査が、分析作業の簡易性
、測定の迅速性等において優れているため多く用いられ
るようになってきた。この乾式法による臨床化学検査は
、血液等の液体試料中の分析しようとする特定成分と反
応する試薬を含有させた分析スライドに液体試料を点着
し、試薬と特定成分の反応により発生した色を比色分析
することによって特定成分を定量化している。

このような化学分析スライドは試薬の種類によっては保
存時に防湿性等が要求されることがあるので、アルミニ
ウム等のシート状部材で個別包装され、かつ整理よくす
るために個別包装を多連に形成し複数の化学分析スライ
ドを一体に包装していた。このような多連包装体は、例
えば第３図及び第４図に示すように、化学分析スライド
２が収納される複数の凹部３・・・３が形成された上部
シート４を帯状の下部シー）１に接着して各個別包装体
５・・・５が形成されている。そして、これら各個別包
装体５・・・５は、下部シート１及び上部シート４に形
成されたミシン目６．７で分離できるようになっている
。

ところで化学分析スライドを用いて臨床化学検査を行う
には、正確な分析測定及び測定操作の筒便化を図るため
に分析装置が用いられている。この分析装置は、カート
リッジに収納した化学分析スライドを間欠的に一枚づつ
送り出すスライド供給部と、このスライド供給部から送
られて来た化学分析スライドに液体試料を点着する点着
部と、点着された化学分析スライドを加湿して被分析分
の呈色反応を進行させるインキュベータと、化学分析ス
ライドの呈色反応を光化学的に検知する測光部とで構成
されている。

従来、前記カートリッジに化学分析スライド２を装填す
るには、まず、凹部３を指で押圧して化学分析スライド
２を下部シート１から破り出し、その後手作業又は専用
の装填装置で装填していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、従来のように手作業で化学分析スライド
を包装体から取り出すのでは、大量の検体を多項目にわ
たって分析する際、極めて面倒で作業能率の悪いものと
なっていた。

本発明は以上の問題点を解決し、極めて節単な作業で迅
速に化学分析スライドを包装体から取り出せる化学分析
スライド包装体の開袋装置を提供することを目的とする
。

、〔問題点を解決するための手段〕 本発明は上記目的を達成するためになされたもので、２
個のローラ間に包装体を通過させることにより化学分析
ス゛ライドを取り出せるようにしたものである。

すなわち、本発明の化学分析スライド包装体の開袋装置
は、押出しローラと、該押出しローラに直接又は包装体
を介して互いに接触して設けられた押えローラと、該押
出しローラと押えローラ間に化学分析スライドの多連包
装体を案内するトレイと、該押出しローラと押えローラ
を互いに反対方向に回転するように連動させる連動部材
とを具備していることを特徴として構成されている。

押出しローラは多連包装体の凹部を押圧して収納されて
いる化学分析スライドを押し出すためのものである。こ
の押出しローラは、化学分析スライドの寸法に応じて適
宜径を変更して用いられ、また、ゴム、プラスチック、
金属等種々の材料を用いることができる。

押えローラは、多連包装体を押出しローラとの間で挟持
するとともに送り出すためのものである。

この押えローラは押出しローラと略接触して設けられ、
この略接触は両ローラが完全接触した状態であっても、
僅かな間隙を介して設けられた状態であってもよい。ま
た、押えローラの寸法は化学分析スライドの取出し性を
良くするために押出しローラより小さいことが好ましい
。

トレイは押出しローラと押えローラ間に多連包装体を案
内するためのものであり、トレイの終端が押出しローラ
と押えローラ間に臨んで設けられる。例えば、斜めに形
成して滑落させることにより自動的に送り込んでも、略
水平に形成して手で送り込むようにしてもよい。またト
レイは、押出しローラと押えローラの中心を結ぶ線と押
出しローラの交点における押出しローラに接する平面よ
り押出し側に、かつ延長が液面に対して若干の角度をも
って交わるように位置させることが、化学分析スライド
の取出し性が良いので好ましい。

連動部材は押出しローラと押えローラを反対方向に回転
させるためのもので、一方の回転運動を他方に反対方向
の回転運動として伝える構成であればよい。例えば、歯
車、摩擦車等が用いられ、また、ローラ間の接触摩擦力
が充分であれば連動部材を別途設ける必要は辷く、ロー
ラ自体に兼用させてもよい。

〔作用〕

本発明の化学分析スライド包装体の開袋装置では、トレ
イが載置された多連包装体を案内して押出しローラと押
えローラ間に正確に送り込む。押出しローラと押えロー
ラは送り込まれて来た多連包装体を挟持しつつ巻込んで
搬送し、かつ押出しローラは多連包装体の凹部を押圧し
て内部に収納された化学分析スライドを下部シートから
破り出し、化学分析スライドを包装体から分離させる。

〔実施例〕

以下、本発明の化学分析スライド包装体の開袋装置の一
実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は化学分析スライド包装体の開袋装置の斜視図、
第２図は同上要部の断面図である。

第１図において、符号１１は基台で、この基台１１には
平面略コ字状をしたフレーム１２が固着されている。こ
のフレーム１２の略中央部分には化学分析スライドの多
連包装体１３を滑落させるトレイ１４が固着されている
。このトレイ１４は、フレーム１２内に向かって低くな
るように略４５度の角度で斜めに設けられ、その両側端
部にはガイド１５．１５が形成されている。トレイ１４
の下端部には、隣接して押出しローラ１６が設けられて
いる。この押出しローラ１６はフレーム１２に軸支され
た軸１７に固着され、この軸１７の端部に連結されたハ
ンドル１８の操作６とより回転するようになっている。

また押出しローラ１６の一端部には歯車１９が一体に設
けられている。

押出しローラ１６の真下には押出しローラより小さい径
の押えローラ２０が接触した状態で設けられている。こ
の押えローラ２０は、フレーム１２に軸支された軸２１
に固着されて回転自在となっており、また−側端には歯
車２２が一体に設けられ、この歯車２２が前記歯車１９
と噛合してハンドル１８の操作により押出しローラ１６
を介して押出しローラ１６と反対方向に回転するように
なっている。　押えローラ２０の側方から下方にかけて
円弧状に形成されたシュート２３が設けられている。こ
のシュート２３は多連包装体１３から押し出されて落下
した化学分析スライド２を受け、後述するカートリッジ
２５に送り込むものである。

このシュート２３は、その上端がトレイ１４の下端近傍
に位置し、下方に向かって円弧状に形成され、その両側
端部にはガイド２４．２５が形成されている。　シュー
ト２３の下端部の下方であって基台１１上には、カート
リッジ２５を載置固定するためのカートリッジ台２６が
形成されている。

以上のような開袋装置で多連包装体を開袋して化学分析
スライドを取り出すには、まず多連包装体１３を下部シ
ートｌを下側にしてトレイ１４に載置する。すると多連
包装体１３は滑落してその端部が押出しローラ１６と押
えローラ２０の略接触部に当接する。この状態でハンド
ル１８を回すと、押出しローラ１６が回転するとともに
押えローラ２０も歯車１９．２２を介して回転し多連包
装体１３を巻き込んで行く。巻き込まれていった多連包
装体１３はその凹部３が押出しローラ１６で押圧される
ので、化学分析スライド２は下部シート１方向に押され
、徐々に下部シートｌを破って露出した後落下する。落
下した化学分析スライド２は、シュート２３に受は止め
られシュート２３上を滑落した後カートリッジ２５内に
送られる。

以後同様にハンドル１８を回して化学分析スライド２を
順次取り出しカートリッジ２５に集積する。

〔発明の効果〕

本発明は、押出しローラと押えローラで而単に多連包装
体から化学分析スライドを取り出すことができ、作業能
率が大幅に向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による化学分析スライド包装体の開袋装
置の一実施例の斜視図、第２図は同上要部の断面図、第
３図は化学分析スライドの多連包装体の斜視図、第４図
は同上一部切欠いた側面図である。 １３・・・多連包装体　　１４・・・トレイ　　、１６
・・・押出しローラ　１９，２２・・・歯車２０・・・
押えローラ 特許出願人　富士写真フィルム株式会社代理人　　　弁
理士　田中政浩（ほか−名）第１図 第４悶

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 押出しローラと、該押出しローラに直接又は包装体を介
   して互いに接触して設けられた押えローラと、該押出し
   ローラと該押えローラ間に化学分析スライドの多連包装
   体を案内するトレイと、該押出しローラと押えローラを
   互いに反対方向に回転するように連動させる連動部材と
   を具備していることを特徴とする化学分析スライド包装
   体の開装装置