JPS63258659A

JPS63258659A - オイルフイルタ

Info

Publication number: JPS63258659A
Application number: JP62094463A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Iwasaki; 弘岩崎; Takao Yamagishi; 山岸　孝雄
Original assignee: FUJI JIKOU KK; Fuji Kiko Co Ltd
Current assignee: FUJI JIKOU KK; JTEKT Column Systems Corp
Priority date: 1987-04-17
Filing date: 1987-04-17
Publication date: 1988-10-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、オイルフィルタに係り、特に内燃機関や、工
作機械等の摺動部品に供給される循環オイル中の鉄粉を
吸着するオイルフィルタに関する。

（従来の技術）内燃機関や工作機械等の摺動部分には潤滑性を良好にす
るために潤滑オイルを使用する。この潤滑オイルは、内
燃機関の使用に伴い、摺動部分の機械的摩耗により鉄粉
等が生成され、オイル中に拡散される。この鉄粉を有す
るオイルのため内燃機関等の摺動部分を故障させること
があった。この鉄粉の除去方法として従来、内燃機関等
の内壁に永久磁石を取り付け、鉄粉を吸着しているもの
があった。

（発明が解決しようとする問題点）この吸着除去方法は、小形で使用頻度の少ない機械には
を効であるが、大形で使用頻度の多い機械には役立たな
い。特に多量のオイルを使用するものにあっては、オイ
ルを循環して使用するためほとんど吸着除去機能を有さ
ない。これを改善するため磁石の大のものを使用してい
たが構造が大となる欠点があった。

このような従来のオイルフィルタの欠点を除去するため
に本発明は、循環するオイルを拡散させ、この拡散した
オイルを夫々磁石を有する磁極板に接触させ、このオイ
ル中に含まれる鉄粉を吸着除去し、内燃機関等の摺動部
分に損傷を与えないようにしたことを特徴とするオイル
フィルタを提供することを目的とするものである。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段）内燃機関等の機械的摺動部分に供給するオイルを循環さ
せ、この循環通路中に複数の磁石を有する磁極板をもう
けたものである。この磁極板には、循環オイルとの接触
を多くするために一個又は複数個の穴を明け、オイルを
拡散するようにする。

（作　用）オイルが複数の磁石を有する磁極板に拡散して接触する
からオイル中の鉄粉が良好に吸着除去できる。

（実施例）以下図面について本発明の実施例を詳細に説明する。

先ず第１の実施例を説明する。第１図は、本発明による
オイルフィルタの主要部を示す断面図である。図示しな
い内燃機関や工作機械の摺動部分から循環ポンプ等によ
って、鉄粉を含むオイルが矢印Ａに示す入口１０から流
入する。このオイルフィルタは円筒状のケース１１の内
部に適宜な支持物１２．１Ｂ、１４．１５によって軸方
向に順次適宜な間隔を置いて重なるように配設された磁
極板１６．１７，１８．１９を有する。前記オイルはこ
れら磁極板面に接触しながら出口２ｏに導かれ図示しな
い摺動部分に戻される。

前記磁極板１６．１７．１８．１９の詳細な構造は第２
図に示すようなものである。即ち、磁石としては第３図
に示すような円形の短い棒状体２１又は円筒体２２のよ
うなものであって図示例では、上下にＮ極又はＳ極を着
磁させたものである。この磁石としては、例えば希土類
磁石であって、サマリュームコバルト磁石、ネオジュー
ム磁石を用いる。この磁石は例えば合成樹脂からなる支
持板２３により支持する。支持の方法としては、この支
持板に第２図（ａ）に示すように放射状に配列した複数
個の穴２３ａを設け、これに図示のごとくＮ極、Ｓ極が
分散するように磁石２１を配列する。これら磁石を取り
付けた支持板２３の両面には薄い非磁性板２４．２５を
ねじ又は接着剤で取り付けて、磁石等が移動、脱落しな
いようにする。

このようにして構成した磁極板は、第１図のように配列
するが、循環オイルを拡散するため、第１と第３の磁極
板１６．１８の中心には薄板２４゜２５、支持板２３を
貫通する穴２６．２７を設ける。磁石として円筒体２２
を用いても略々同様の構成である。

以下図面についてその作用を説明する。

入口１０から流入するオイルは矢印で示すように第１の
磁極板１６の表面に沿って流れ、次いで穴２６を介して
第２の磁極板１７に当り、ここで拡散されて磁極板１７
の面上を左右に分散する。

以後節３及び第４の磁極板１８．１９の表面を通過する
のも同一原理で流れ、出口２０を介して、摺動部分に戻
される。

このオイルの流通過程により、機械的摺動部分等によっ
て発生した鉄粉は、磁極板１６．１７゜１８．１９に配
設された多数の磁石２１によって、吸着され、出口２０
を出るときには、はとんど除去できる。そのため機械的
摺動部分に戻されたオイルには鉄粉が含まれないからオ
イル中の鉄粉による摺動部分の摩耗や損傷を防止するこ
とができる。

第２の実施例を第４図、第５図により説明する。

即ち、支持板３０に複数の穴を分散させて明け、この穴
に図示例では、円筒体の磁石２２を取り付ける。この支
持板３０の両面には、ねじや接着剤で薄板３１．３２を
取り付けて、第１、第２、第３及び第４の磁極板３３，
３４．３５及び３６を形成する。

しかして、この磁極板には、前記オイルフィルタ内でオ
イルを平均的に分散させるためと、この分散された各オ
イルと、磁極板３３．３４等の磁石２２との接触距離を
近ずけると共に接触面積を多くするため、第５図に示し
たような各磁極板３３．３４．３５．３６に夫々異なっ
た配列の穴３７・・・、３８・・・、３９・・・、４０
・・・を設ける。

このように構成した磁極板３３．３４，３５゜３６をオ
イルフィルタ４１内に設けても、前記第１の実施例と同
様に循環オイル中に含まれる鉄粉を有効に除去できる。

この実施例において各穴３７゛・・・、３８・・・、３
９・・・、４０・・・を、円筒磁石２２の穴をそのまま
利用して設けると、磁石とオイルの接触が著しく近くな
り、より理想的なものとすることができる。

第６図は、支持板５０に多数の各磁石を取り付けた場合
の配列方法の一例を示したものである。

第６図（ａ）は、縦横を順次等間隔で配列したもの、第
６図（ｂ）は、各磁石を密に配列するために傾斜配列し
たものである。このような配列方法は磁石の量や、作業
性等から種々の方法を選択することができる。

〔発明の効果〕

多数の磁石を分散配設した磁極板を循環オイル中に配置
し、且つ、この磁極板によって循環オイルが拡散され、
磁極板との接触を多くしたので、オイル中に含まれる鉄
粉を良好に吸着、除去し、機械的摺動部分には、常に鉄
粉を含まれないオイルを循環する。そのため摺動部分の
摩耗や、損傷を防止する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るオイルフィルタの主要部を示す断
面図、第２図（ａ）は第１図のオイルフィルタに使用さ
れる磁極板１７の一部を除去した平面図、第２図（ｂ）
は第２図（ａ）を■−■線に沿って切断し、矢印方向に
見た主要部の断面図、第３図（ａ）、（ｂ）は、前記磁
極板に使用される磁石の斜視図、第４図（ａ）は他の磁
極板３３を示す一部を除去した平面図、第４図（ｂ）は
第４図（ａ）をＩＶ−ＩＶ線に沿って切断し、矢印方向
に見た主要部の断面図、第５図は第４図の磁極板を使用
した他のオイルフィルタの主要部を示す断面図、第６図
（ａ）、（ｂ）は磁極板の磁石の配列例を示す説明図で
ある。１０・・・オイルの入口、１６．１７，１８．１９・・
・磁極板、２０・・・オイルの出口、２１．２２・・・
棒状又は円筒状の磁石、２３．３０・・・支持板、２４
．２５・・・薄い非磁性板、３３，３４，３５゜３６・
・・磁極板、３７．３８．３９．４０・・・穴。出願人代理人　　佐　　藤　　−雄（ａ）（ｂｌ馬３　図（ｂ）５４　口

Claims

【特許請求の範囲】１、オイル循環通路中に、板面に複数の磁石が分散して
配設された磁極板を有するオイルフィルタ。２、板面に複数の磁石が分散して配設された磁極板を複
数重ねて設け、オイルを拡散させつつ循環させるように
したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のオイ
ルフィルタ。３、磁極板にオイル通過用の複数の穴を分散させて設け
、オイルを拡散させるようにしたことを特徴とする特許
請求の範囲第１項または第２項記載のオイルフィルタ。４、磁石として希土類磁石を用いたことを特徴とする特
許請求の範囲第１項ないし第３項のいずれかに記載のオ
イルフィルタ。